2017年5月30日(火)

「もうダメ……歩けない!」どころか己の足が悪かったことなどほとんど思い出さないまま、徳島スピリチュアルツアーから無事帰還。私の足のトラブルってストレス由来なのかもしれない。

私のヨガの先生と、先生のお友達の茨城の教室の先生と、その生徒さんと私の4人のこの旅行、もともと私は行く予定はなかった……ってかそんな企画があることすら知らなかった。けれども参加予定だった方が急に来られなくなったために、この旅のコンセプトにぴったりだった私に声をかけて頂いた次第。

それも、もしゴールデンウィークに海外に行っていたらそれ以上有給が取れなかったから、たとえ誘われていてもお断りしてたんだ。でも、迷いに迷った末に海外旅行はやめたから、有給を使って行けたんだ。まあ「行くべきして行った」って感じかな。

目の守護神を祀る葛城神社からはじまって(ちょうどこの日は友人の白内障の手術の日。タイムリー!)森と滝と岩と神社と心ゆくまで触れあいまくった三日間。最後は森神社にお詣りして地元に戻った時には、心に溜まった澱がすっかり洗い流されて、古い皮を脱ぎ捨てたヘビにでもなったような気分だったわ。

いつもの旅では一眼レフを離さない私だけれど、写真を撮ろうとするとどうしてもファインダー越しに見た世界に捕らわれてしまう。だから今回はコンパクトカメラだけ持って行った。でも、そのコンパクトカメラすら前夜に満タン充電したはずが、初日で電池切れしてな……。
おまけに携帯の充電器を忘れたせいで、頼みの綱のガラケーカメラも使えなくて写真が少ないのが残念なような、カメラを通さない自分の眼と感覚で景色を見られたから、これはこれでよかったような。

私以外の三人は私よりもはるかに深く精神世界について知っている人たちだったから、ド素人の私は旅の間中質問しまくり、相談に乗ってもらいまくり。
その感覚は、ちょうど今公開中の映画「メッセージ」で描かれる、主人公と異星の知的生命体ヘプタポッドとの交流みたいだと思ったわ。ヘプタポッドの言語を学ぶことを通じて、「時間」の認識が変わった主人公のように、私はこの旅と三人との交流を通じて、世界を見つめるこれまでとはちょっと違った目が開いたみたいだ。

この三年近く悩み苦しみ続けてきたカナの死についても腑に落とすことができるような経験もしたので、そのあたりはまた改めて書かせて頂きたい。
ひとまず今日は帰還報告ってことで。これから会社に行って、めんどくさいバイヤーからのメールを開かなきゃ。相手がどんなこと言ってきているか怖くて胸がぎゅうっとなっている。ああまた足が痛くなってきた。

2017年5月25日(木)

今日はわくわく給料日。でもって明日からどきどき徳島旅行。これがただの観光旅行ではない。ヨガの先生をはじめとする精神世界寄りの人たちと一緒に徳島の山の中で瞑想して、自然とガンガン交流するのが目的の、突っ込みどころ満載の二泊三日の旅である。
友人Mは「帰ってきたミキどんがどんな風に変わってるか楽しみやわ!(笑)」と言い、ヘボピーは「ちゃーちゃが変わってしまったらどうしよう」と心配顔。

まあ山中で開眼して「見えたぁ─ーっ!」なんて叫んでそのまま出家する可能性はゼロに等しく、そういう点では心配無用である。それより「足がもってくれる」かどうかを心配して頂きたい。
そう、この数年来すでに聞き飽きておられるだろう「ひざから下のしびれ」に加えて、2週間前から「中足骨頭部痛」という聞き慣れない症状に悩まされているのだ!!!!!←(「もうお手上げ」って意味の!マーク)

中足骨頭部痛とは足の甲のアーチが崩れてぺたんこに広がる(開帳足)ことによって、指の付け根のあたりの足の裏の骨がダイレクトに歩行のショックを受け止めて、「もうダメ……歩けない!」と涙目になる症状である。
そして二週間前、マヤっこハウスへの帰路を急いでいた私は、突然襲った足裏の痛みに「もうダメ……歩けない!」とその場にしゃがみ込んだのだった。

いやそれまでは普通に歩けてたんだよ?靴だってヒールなんてはかない。足をいたわるために1万5千円出したアシックスのウォーキングシューズだよ?
それでも人間の肉体が若返ることはなく、長年バランスの悪い歩行によって痛めつけられた中足骨頭部が、ついに時限爆弾のスイッチを入れただけの話にすぎないらしい。

それからがけっこう大変だった。ソッコー整骨院に駆け込んだけれど、そう易々と痛みは収まらない。かといって会社を休むわけにもいかないから、糸の切れたあやつり人形のように足を引きずりながらカクカク進み、階段は両手で手すりを持って階段は伝い歩き。
そういう不自然な歩行をしているとゆがみが全身に波及して、頸痛と五十肩まで発動。もう、どないせーっちゅーの!?!!!!!

幸いにも「もうダメ……歩けない!」から二週間が経過した現在は、糸の切れたあやつり人形からペッパー程度に進化はしたが、己の足がまさに「薄氷を踏む」状態なのが分かるからものすごく怖い。歩くたびにビクビクする。

緊急で注文したフルオーダーの靴底(2万円)もイマイチだし、せめて足先だけでも……とドイツ式フットケアサロンで肥厚爪を削ってつま先のバランスを取ってもらっても(1万円)、足裏全体の違和感がおさまったわけでもない。時間とゼニと気力を奪われて、ぶっちゃけもーイヤッ!って感じである。

そんな中でのスピリチュアル・山あるき。♪あっるっこ〜 あっるっこ〜 わたっしは〜げんき〜♪と園児のごとき朗らさで森をゆきたいところだが、高望みは禁物だな。
山中で
「もうダメ……歩けない!」にならないことだけを徳島の山の神々に祈っておこう。

2017年5月24日(水)

今日はお空が曇って雨が降りそうな天気だね!おねえちゃんは神経痛がイタイイタイだよ。
「どうぶつ王国」を更新したからよかったら見てねって言ってるよ。

2017年5月23日(火)

備忘録としてちょっと書き留めておきたい。(この日記全体が備忘録みたいなものなんだけど)
3月24日に見た夢。私とヘボピーとマヤの三人でどこか知らない丘の上に並んで日の出を座っている。

やがて地平線から姿を見せたのは、燦々と輝くハート形の太陽。
「うわーっ!すごいもん出てきちゃったよ!」と畏れと恐怖と歓喜の入り交じった奇妙な幸福感に満たされながら黙ってそれを見つめる私に、ヘボピーが言った。
「魂が浄化された。これで先祖にも光が差す」。
スピリチュアル系じゃないヘボピーからそんな言葉が飛び出すなんて現実にはあり得ないから内心驚きながら、黙ったまま三人で並んで朝日を見つめていた。

こんな夢を見たのは前夜、マヤが立て続けに吐いて急激に生気を失っていて、ついに「その日」が来たのか?と動揺していたせいなのか、それとも少し前に親友から難しい病気になったと打ち明けられた影響だろうか。
いずれにせよ、あらゆる不安を溶かし霧散させてくれるようなハート型の太陽は、生きる力を与えてくれる力に満ちていて、きっとマヤも友人も大丈夫だろうと何となく安心したのだった。

花なんかべつだん好きじゃないのに、いっつもお花と写真を撮らされてうんざり顔。

2017年5月19日(金)

先々週の風の強い日、マンションの片隅の吹き溜まりに八重桜の花びらがピンク色の雪みたいに積もっていたから、袋にいっぱい集めておいて、みんなで桜吹雪あそびをしたよ。

花びらの小山に手を入れると、しっとり湿ってひんやりとして、他のどんなものとも比べられないような柔らかさ。
「触覚の快感」とはこういうものか!と感動した。

私たちが帰ったあとに公園にやってきた子供たちは、どうしてこんなところに花びらが散っているのか、不思議に思ったことだろう。

桜なんかに興味ないマヤちゃんは、ヘボピーねえちゃんの持ってるおやつが欲しくて欲しくてたまらない。そういえばこの絵、あれにそっくり!

おばちゃんにおやつをもらうヒマラヤマーモット。

2017年5月17日(水)

この上なく幸せで、それと同時にとてつもなく寂しい夢を見ていた。目覚めると同時に細かいところは忘れてしまったけれど、アルツハイマーを発病する前の元気な母と笑って暮らしていた。
いつもの夢と同様にこれは夢だと分かっているから、「目が覚めるまでにこの幸せを味わっておかなくては!」という妙なあせりと、「これは夢であって、母は長患いした末に他界した」現実を知る哀しみの間で心は揺れている。

私の名を呼ぶ懐かしい母の声を聞いて震えるほど嬉しかったのもつかの間、高速撮影した花が開いて枯れ果てるように、目の前で笑っていた健康な母はみるみるうちに呆けはじめて、あっという間に日常の些細な活動もできなくなってゆく。現実世界においては数ヶ月単位で経験した哀しみを、短期間で追体験するなんという辛さ!

それでも母と一緒にいられる得難い機会を逃すものかと、あわてて準備して母とヘボピーと三人でお風呂に入った。
自分では髪の毛の洗い方すら忘れてしまった母の頭を泡立てて、お湯をかけているとカナがのそのそやって来たから、「あんたも入り!」とせき立てて私と入れ替わりにカナを浴室に入らせてから、「排水溝に水が溜まってるから流しといてね」と言い添えた。ごくごくありきたりの日常だ。
そしてその頃、マヤはどこか知らないメガネ屋の、つるつるした床の上におしっこを漏らしていた……。

ぜんぜん脈絡のないどうでもいい夢。あっという間に忘れてしまいそうな内容だけれど、母とヘボピーとカナとマヤと、そして多分別室には父のいる当たり前の日常がどれほど幸福だったかを、夢を通して再認識してびっくりしている。

私はこれから先、ひょっとすると50年生きるかもしれない。その間に5人家族と犬たちが揃っていた頃と同じくらいの幸せを、もう一度味わう機会はやってくるのだろうか?と時々考える。
「多分無理」というのが正直な思いだけれど、未来のことは誰にも分からない。またものすごく幸せになれるかもしれないし、そうでないかもしれない。
けれども、人生で「こんなに幸せでいいんだろうか?」と思うような日々があっただけでもう十分だ。過去の記憶を糧にする人生は、必ずしも後ろ向きで哀れな生き方とは言えない、というのが現時点で私が到達した認識なのだ。

2017年5月15日(月)

「どうぶつ王国」を更新しました。いや、もっと他に書くことあるだろって感じなんだけどね。

古いのは綿がつぶれてぺたんこだったし、おねしょできちゃなくなってたから、新しいリネンのベッドを買ってあげたよ。

新しいベッドは綿がふかふか、厚さが二倍。きもちいい。

角がぴしっとしててあごをのせると丁度いいんだ。

ふかふかのベッドの上から人間をじっと観察している。

見ている……ものすごく見ている!

2017年5月9日(火)

 カピバラさんと……。

みき・まやちゃん

犬がおもちゃをくわえるタイミングは唐突なので、シャッターチャンスを逃し続けているあたくし。野生動物フォトグラファー、ほんま尊敬する。

一時は帰宅してすぐに撮影できるように玄関にカメラを置いていたくらい「ぬいぐるみくわえベストショット」を渇望する私と、カメラがあんまし好きじゃないマヤとのこれは闘いなのだ!で。今のところマヤが100戦100勝。

団子三兄弟ってありましたねえ。

ヘボピーねえちゃんに抱っこされてぐるぐる回されるのを楽しんでいる。
このきちゃない足の裏で、人間様のお布団をぐちゃぐちゃ踏みまくるんですよ?!

2017年5月3日(水)

こんにちは、ミキです。諸事情あって5年ぶりのゴールデンウィーク・イン・ニッポンです。月・火と休めば九連休になったところ、GWインニッポンだから昨日・一昨日は当たり前のように出勤。零細企業はつらいよ。

でもって今日は朝っぱらから凡ミス発覚。さっきまで遠隔操作──すなわち自宅のパソコンから会社のパソコンにアクセス権のある人に頼んで、バイヤー宛にメール転送また転送。ようやく連休明けまで放置プレイでも安心できるレベルにでこぎつけ、ほっとする間もなく家を出る時間が押しているのであわてまくっている、そういう場面です。

そんなギリギリガールな中にあっても、ここを放置プレイすると気にかかる几帳面な性格のため、「どうぶつ王国」の写真を少しアップしました。暇つぶしにどうじょ。

じゃあみんな、たのしいごーるでんうぃーくをすごしてね!(悪だくみしているわるい子の顔)