私が子供の頃には図鑑ですら目にすることがなかった「ハシビロコウ」が、今じゃ動物園の花形とは……。時代の流れをひしひしと感じる。

おいなりさんじゃないぜ、カピバラだぜ。

こんなん誰が着んねん?!とおののいたが、子供用サイズで胸をなでおろした。

胸をなでおろしたのもつかの間、こちらは正真正銘大人サイズ。いじめかよ。

友人と「これ、いくらもらったら着る?」と尋ね合ったところ、「うーん、5千円かな」「私も5千円やな」。高いのか低いのか分かりにくいプライドだ。

どうぶつ王国の三本柱はアルパカ・プリンセス、ハシビロコウ先輩、そしてこのカンガルー男爵、名は豆蔵。

飼育員さんによれば豆蔵の趣味は「まったりすること」。だというのに顔の傷は喧嘩してついたものらしい。気性が荒いかおとなしいか、どちらかはっきりして頂きたい。

過日のファイトで燃え尽きたのだろうか。魂が抜けたようなうつろな顔で人間のガキにさすられる豆蔵パイセン。大丈夫か?!

でべそは要らん!でべそは!(怒)

老若男女に大人気のハシビロコウ先輩。
バナナもどきのくちばしか、鳥類とは思えぬ面構えか、それとも後頭部の豪快な寝ぐせか。もーどっから突っ込んだらいいか分からない、強烈なキャラの立ちっぷりだ!

旅客機が墜落してジャングルをさまよっている時、こんな鳥にばったり遭ったらショックで絶命しそう。

用水路にはむっちりむうにいな鯉がびっちり!びったんびったん ぱくんぱくん。

鯉を見るたびにヤングだった頃、友人(♂)から聞いた「鯉オナニー」のことを思い出す。

魚に陰茎をくわえさせる是非よりも、水に落ちないように注意しつつ、絶妙な角度で陰茎を水に浸たすアクロバティックな姿勢の方が気になるのだが。腰、いわさへんか?

30年前に初めて見た時には「なんじゃこの生き物は?」と度肝を抜かれたカピバラさんも、今じゃ温泉につかる姿がヤフーのトップニュースで流れるんだもんねえ。

カピバラという名前は「草原の支配者」という意味のグアラニー語(南アメリカ・ツビ族の言語)に由来しており、呼び方は国によって違うらしい。
たとえばジョチ(ボリビア)、チグイロ(コロンビア)……。

……カビンチョ(ボリビア、ウルグアイ)ピローピロー・チグレイ(ベネズエラ)、ロンソコ(ペルー)、ポンチョ(パナマ)、プエルコ・アグア、カピーパマッーサ・モップ(アルゼンチン)

……これはチャイロイイヌ・マヤチャン(日本)

……そいでもって「草原の支配者」、カビンチョ!!

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