2012年6月30日(土)

母の見舞いに行くつもりだったのに二日酔いでゾンビ化寸前。内臓が腐り始めてるんじゃないかと思うほどダルダル。

それでも母の顔を見たいからものすごく迷ってる。近所だったらよろめきながらでも行くところだけど、海を越えて島に上陸後、南下すること一時間、バスを降りてからテクテク歩くこと一時間と想像すると……あかん。行き倒れになりかねん。

今こうやってパソコンの前に座っているだけでもキツいので、街歩き写真フォルダから引っ張り出した死ぬほどどうでもいい写真を貼ってから、リンパマッサージに行ってくるわ。

有馬温泉の土産物屋で熟睡していた犬ころたち。
ビフカツでも食べる夢を見ているのか、みんなそろって幸せそうだ。

ウサギの毛で作った猫ちゃんいぱーい。
680円も出して誰が買うんだこんなもん(笑)と思いながらじっと見つめていると、680円出して靴箱の上に並べたくなった。

元町高架下にあるカオスな古物商のショーウィンドウ、パワーストーンの間で愛嬌をふりまいていた。

もう救いがたい感じにダサダサの造形だけど、こういうのが大好きな人(主にオバちゃん)ってけっこういるよね。
こいつらに似合う場所はレースのカーテンのかかった出窓のそばか、場末の純喫茶のレジの横。

大阪・通天閣ふもとのさびれ果てたおもちゃ屋にて。
ベンジーとは70年代に大ブームを巻き起こした犬映画の主役……とすると、その当時からの売れ残りだろうか?

「くん」を付けられることによってパクリ商品である悲しさがいや増しているが、当のベンジーくんは30年ほど前に達観したと見えて、ご隠居さんのように飄々としたおももちである。

♪涙の数だけ強くなれ〜るよ アスファルトに咲く 花の〜よ〜に♪ 
この歌あんまし好きじゃないのに、この花を見るや反射的に頭に浮かんで軽い敗北感。

左の写真の一株を見て「かわいいっ!けなげにがんばってるんだねっ!」と感動して回りに目をやると、同じ種類の花があちこちのコンクリのすき間にわさわさ生えまくってて感動やや減退。
可愛い顔して意外とタフねぇ。

メルヘンハットの耳の部分っておいしいよね!でも「さあ思うさま食べろ!」と言われるとありがたみが薄れるものだ。
カロリー的にも500Kcal 近くあってあなどれない。

大阪・通天閣そばの八百屋さん。
この小宇宙のバランスを崩してしまいそうで「おっちゃん、ハクサイ四分の一のやつちょうだい」とは言いづらい。

神戸・元町高架下の理容室でウッディと首がたわむれていた。
これが若者向けの店なら確信犯のあざとさが鼻について、写真なんか撮らないところだが……。

こういうくたびれ切った店のディスプレイとなると、素でやってるのかどうなのか判断に迷う。
ましてや店頭のヘアスタイル写真集にマッチやトシちゃんがいるとあっては!

彼のこと大好きだったのに、勇気を出して「いらなくなったらポスターもらえませんか」と言えなかった事、すごく後悔してるの。

神社に貼られていた。自分も国民の祝日には日の丸を掲げてもいいと思う程度には愛国者だが、このポスターはないと思うわー。

上の人もいいけどこっちも好きっ!ラークのモデル選択はいつもボクちんの秘孔を突いてくる。

これ、店の営業時間にしか写せない場所にあったもんで、撮影する前に言い訳がましくタバコを買って、自分は吸わないから父にあげたんだけどさ……。

折しも父は禁煙中。辛抱たまらず「一本だけ」と吸ってしまいヘビースモーカーに逆戻り。申し訳ない。

「火は出さへん 強い決意が なにわ流」
通天閣ふもとのピンボール屋に貼られていた浪速消防局のポスター。

「焼けたポスターの穴に水をかける」というアイデアまではかろうじて評価できるものの、コラージュを頑張りすぎた結果、たまらなくアホな仕上がりになってしまった。

豊岡市で採取した老人向け施設の看板。

生き生きしすぎてうさんくさい→

お墓参りに行きました

カエルが寝てました

遠慮せずに頭からガブッといっちゃってください

それではみなさん、さ〜よ〜お〜な〜ら〜

2012年6月28日(木)

人様の嗜好に口出ししたくはないが、こいつにだけはダメ出ししてもいいだろうか。


パソコンがぶっ壊れまちた。(´・ω:;.:...

奇しくも同じ日に会社の全システムも労働を放棄(原因はサーバーのルーターの故障だと翌日判明)しよーがないからオフラインでもできる仕事で丸一日をつぶし、うんざりしながら家に帰って自分のパソコンを立ち上げたら……。

ぴぎゃーっ!ウソだと言って!マイMacまでいきなりフリーズ・アーンド・デッド。

パニくって自転車のカゴにパソコンを突っ込み、いつものMac工房に駆け込んだはいいけれど、一泊して帰ってきたパソはほぼ赤子。

いや、オヤジさんが骨を折ってくれたお陰で、写真や絵やテキストのデータは無傷で取り出せたものの、こう言っちゃなんだがそっちはマメにバックアップ取ってるから、なくなっても別によかったのよね。

一方、一番飛んで欲しくなかったメールとネットとサイト、そしてATOK関連はみーんな生まれたばかりの姿へと。もう「ちんこ」と打っても「チ○コ」と伏せ字にはしてくれない……。(今ソッコー登録したけどな!)

このガッカリ感を例えるならば、何年もかけて調教した軍用犬が、一夜明けたら「おすわりっ!」と命じても、うれしそうに尻尾をパタパタ振るだけのあかんぼイヌになったみたいな感じかねー。はー、もう疲れた。

まあ起きてしまったクラッシュを嘆いても仕方がない。まずは設定しなおしたばかりのこいつがちゃんとネット上に反映されるか、祈る気持ちでアップロードしてみるよ。

大阪・なんばにてオバちゃんが下げていた袋。
色合いとかデザインとか、ヴィトンが出してたシリーズ「クレイジーカラー」っぽいなと思いきや……。

目をこらせばそこにはLV(ルイ・ヴィトン)の代わりにHT(阪神・タイガース)。
さすが大阪。日常のあらゆる場所にお好み焼きの揚げ玉のように、タイガースがナチュラルにまぎれ込んでいる。

2012年6月25日(月)

せっかくためた楽天ポイント4千円分を、酔っぱらって有効期限内に使わなかったせいで流してしまい、血が出るほど頭をかきむしったのは3月のこと。
その時のくやしさがきっかけとなり、「ならばいっそゼニを使わない方向で!」と節約生活を始めた私は、白黒はっきりつけたがる極端な性格だ。

それから数ヶ月が経過。
己に与えた罰ゲームが功を奏し、生まれ変わったボクを見て!と胸を張るほど慎ましく規律正しい、尼さんのごとき生活を送っている。

服飾品はこれまでの放蕩生活が築いたボタ山から引っぱり出せば済むとして、電気代がもったいないから10時就寝、5時起床。シャワーはジムで浴び、風呂は実家で家族とまとめて入るようになった結果、電気・ガス・水道代はトータルで4千円弱。

まあ、光熱費は日中家にいないせいで元々こんなもんだけど、一番も変わったのは食生活である。
うちでご飯作るとかめんどくさくてありえねーわと思っていたのに、今や外食(サイゼリア一択だ!)しようものなら、喪黒福造が
「ドーン!」と罰を与えに来そうでお尻がそわそわする。

だから今はほぼ毎日内食で、ゲイカップルが主役の漫画『きのう何食べた?』のシローさんを思い浮かべながら、家にある食材を使ってちまちま料理を作っている。
そう、私がしているのは「すてきな奥さんプレイ」ではない。「シローさんなりきり妄想プレイ」なのだ!

「お前タイプ的にはシローさん(クールな弁護士)じゃなくてケンジ(夢見る美容師)の方やろ」という突っ込みはわきに置いといて、「台所に立つ」ということになぜか抵抗があって好きじゃなかったお料理も、イケメンのゲイがやってると思うと楽しくなってきたのは己の腐女子性ゆえだろうか・・・・・・。

・・・・・・と喜ばしげに語っている節約生活は、必ずしもバラ色ってわけじゃない。
収入が多くてやる節約はゆとりがあるけど、私の年収は、震災とユーロ危機と円高のトリプルパンチで20代前半にもらってたレベル(300万円台)にまで落ち込み、節約を「プレイ」と称してられない、ケツに火がついたカチカチ山状態なんだもの。

きっと今年もボーナスは出ない。冬も出ない。期末も出ない。会社がなくなるまで出ないかもしれない。

それでも以前みたいな「老後のお金どうしよう」「会社が潰れたらどうしよう」という、夜眠れなくなるほどの不安感はほとんどない。
というのは、貧乏でも楽しそうに生きてるパキスタンの人々を見てからこちら、物欲が火星の湖のように干上がったからだ。

光熱費と通信費1万、食費1・5万、家賃4万(持ち家でも管理費と固定資産税でこんなにかかるんよ)、と計算すると月12万円あれば最低限の生活はできそうなので、会社が倒産してもスーパーのパートでなんとか食べていけるだろう。

そんなこんなで、小欲知足の清々しい生き方への道筋を見いだしつつある私。

もう何も欲しいものはない。今持っているものだけで十分だ・・・・・・あ、新しいペルシャ絨毯以外はねっ!(ぜんぜん駄目)


プラモ屋で見つけた鉄道ジオラマ用ミニチュアおうち。

欧米に比べると日本家屋がウサギ小屋だとは知ってはいるが、商品名の容赦なさハンパねえ。

2012年6月22日(金)

管理人の会社の壁紙はこの写真。会社に行くときはいつもこうやって見送ってくれるので、胸がきゅぅう──んとなります。

マヤが更なる進化を遂げた。より狡猾に、冒険的に・・・・・・。

4月11日の日記に書いたように、横開きの戸棚をすぅ──っと開けるあたりで進化も打ち止めかと安堵していたある日、引き出しに入れていたかつおぶしが台所中に散乱していた。

きちんと閉まっているとさすがに無理ながら、ちょっとしたすき間を見つけるや背伸びして裏側にお手手を差し込み、力をこめて引っ張り出すらしい。

部屋に入ってかつおぶしの残骸を発見、「あぁ──っ!」と叫んだら、さっきまでピコピコふっていた尻尾の動きがぴたりと止まり、目をそむけてすっ、と隠れたから、悪いことをしてる自覚はたっぷりとあるらしい。

それでも、バリバリに引き裂かれた証拠品を目の前に突きつけると「うううー」と逆ギレしやがったので、犯人をそれ以上追いつめるのは諦めた。だって噛まれたら痛いもん。


そして先日。絶対安全領域だと信じていた棚が制覇された!

こんな上の方なら安全だろうと、胸の高さの棚に置いていたせんべいが被害に遭った時には、まーた父がテーブルの上に出しっぱなしにしたんだな、年寄りは何度言っても忘れるねえ、とうんざりきていたのだが・・・・・・。

台所のテーブルに座って作業していると、背後から聞こえた「がさっ」という不審な音。
一呼吸置いてから
さっ!と振り返ると、棚の横に積まれた米袋やペットボトルの箱を階段代わりによじ登ろうとしていた犬が、“だるまさんがころんだ”の要領でピタッとフリーズ。
3秒後に「えへへ(=´ω`=)」と照れ隠しのように尻尾をふって走ってきたけど、もうだまされないぞ!


広がってきたのは被害区域だけはない。餌食になる食材も、よりバラエティー豊かに・・・・・・。
以前なら肉やバターを使っている、いかにも犬が好みそうなものだけ避難させておけばよかったのに、春雨を食い荒らしたあたりから「おいしくないけど食べられるもの」にまで対象が広がったみたいで、狙う獲物はノー・ボーダー。

先日なんかパニくった父から電話がかかり、何事かと思ったら「マヤがモチをのどにつめた!」
そう、これはさすがに食わんだろ、とお手手で開けられる戸棚に入れていたサトウの切り餅(個別包装)を狙ったのだ。

だが、食いついたはいいものの、くちゃくちゃ噛んでるうちに粘度を取り戻したモチがのどに詰まったらしい。
たまたま父の介護に来ていたヘルパーさんが、おはしでモチを引っ張り出してくれなければ、彼は今頃テレビの上に置かれた写真立ての中で、永遠におすわりたままの存在と化していたことだろう。


きのうも家族とヘルパーを結ぶ連絡ノートにこうあった。
「マヤちゃんがマヨネーズにかぶりついていました。しまう場所を見直した方がいいかもしれませんね!」

振り返ってみると、お手手ですぅ──と開けられる戸棚は、ヘルパーさんの手によって、ガムテープでガチガチに閉じられていた・・・・・・。もーイヤっ!!

人間にとっては何の匂いもしない新品のマヨネーズですら、人類の100万倍の嗅覚を持つ種族には食べ物だと分かるのか、それとも「戸棚にあるものはひとまず食べてみる」という方針に転換したせいだろうか。

いずれにせよ、マヨネーズまで狙われるとなると、防犯計画を抜本的に見直すことが急務である。
この土日は戸棚の全面整理だ。
もう、お前にモチは食わせない!

一度などヘボピーが家に帰ると、盗んだ食パンをくわえたマヤが部屋をタタタタ・・・と横切ってたもんで、腰抜けそうになったそうだ(再現フイルム)

再現フイルム用に食パンを渡したら、自分のものだ!と思いこんですでに威嚇体勢に入っている。
ここへ手を出すと確実に噛まれるデンジャラーな目つきだ。

2012年6月20日(水)

人の子供や犬猫の写真を見せられるのはうんざりするものだが、しばし辛抱をお願いしたい。
文章も加えるつもりだったんだけど、タイムアウトで出社フロムナウ。6時に起きてもぜんぜん時間足りないわー。

これをかぶっておさんぽにいくと、おねえちゃんやおばちゃんがわらってほめてくれます。でもぼくはあんましすきじゃないです。だってごむがきもちわるいから。

きゅうぅーんv自分ちの犬のことをこう言うのはなんだけど、ぬいぐるみみたいでかわゆすぎるぅ〜〜んvv
だがその実体は、家族をもれなく血祭りに上げた狂気のワンワン。

ナデナデすると元気が出るお・ち・り。ぷりんぷりん♪

気分が盛り上がってくるとハガハガいいながら顔をこすってみせる。「ぼくは楽しくて楽しくてたまらない!」というサインらしい。

3月に買ってもらった時には大切にしていたベッドも、慣れてしまった今ではぞんざいな扱いです。

ダレきってます。

ヘボピーの腹筋の上でおふざけ中。見られていることをむちゃくちゃ意識しています。

体重15キロあった頃。“ふくよか”を越えて単なる“肥満”。
13キロ台まで減量した今はもうちょっと健康的に丸いです。

人間様のお布団の上で夢のお国へフライング。
それにしても汚ねえ部屋だな!

ヘボピーねえちゃんに抱っこされてうっとり。
こっちの顔はジキルの顔、盗み食いが見つかった時には逆ギレしてハイドの顔。

フリーズ中。
夜中にトイレに起きた時、部屋の真ん中で犬がこのポーズのまま延々と固まっていると、すべての悩み事がもうどうでもよくなってくる・・・・・・。

日中のフリーズはギャラリーが欲しいものらしい。
視線をこちらに向けたまま、「はやく見てください!面白いポーズですよ!」と言いたげに歯をむきだしてニヤニヤしてる。

2012年6月16日(土)

5月28日の日記で書いた「フライパンにはまったフグ刺しの皿」の件。皿とフライパンの行く末を気にしてくださった方々に「あれ、どうなった?」と何度か聞かれたもんでご報告。

「ボクたち永遠に一緒だよ!」と言うかのようにピッタリきていたカップルのことは、もうこの状態のままで捨てるから勝手にしてくれ・・・・・・と諦めていた。

そこへふらっととやって来たのが、全巻揃えたばかりの『シェイプアップ乱』を読みに来たジョジョラーH氏。こいつが取れないんだと訴えたら、「なにか敷くもの貸して」と言うや、床に広げたタオルの上にフライパンをガン!と一発。皿ポロリ。

押したり引いたり包丁を差し込んだり、さんざ苦労してもダメだったのに、こんなに簡単に取れるとは!その瞬間、ジョジョラーが久々に輝いて見えた。


仮に「ジョジョラー」と呼んでいるH氏、『世紀末リーダー伝たけし』同人の友人には「栗本さん」とあだ名されるこの紳士について、今日はちょっとだけ触れさせて頂きたい。
というのは氏との交友が先月、とうとう20周年を迎えちゃったからだ。 ホントに光陰矢のごとしよね。

H氏との出会いは港町神戸のとあるバー。
薄暗い店内で初めて見た時の第一印象は、スター・トレックのドクターマッコイか、イタリア随一のいい男、フェリーニ映画によく出てる俳優マルチェロ・マストロヤンニ。
だが後日、明るい場所で見ると、どこから見ても山本五十六だった。(石原莞爾説もあり)


はじめて会話を交わした内容は、確か車のことだったと思う。同年輩のバブルオヤジ達がベンツやジャガーを選ぶ中、H氏はスカイラインGT−Rに乗っており「年寄りのくせして変わった人だな」と興味を持った。

いや、今振り返れば当時の彼の年齢は今の私よりも若かった。
そして自分の嗜好に照らし合わせると、40代後半ならGT−Rどころか、映画『マッドマックス』で主人公が運転するインターセプターに乗っててもぜんぜん抵抗ないところだが、そのあたり自分が今、20代女子からどう見られているか想像したら・・・・・・
うおぉおお!急に頭痛が!

話がそれた。
バーでの邂逅をきっかけとして始まった我々の交流。詳細に触れるとダークになるのでかっ飛ばすが、当時私は保証人になっていた親友に裏切られ、詐欺師にはカモられて人生どん底。

サラ金こそ使ってなかったものの、金銭のやりくり的にはトップ競輪選手並みの自転車操業。昼はOL、夜は飲み屋、土日はパチンコ屋で朝9時から夜12時まで、土日も欠かさず働きづめで、ぼちぼち限界を感じていた。
マジな話、手を差し伸べてくれたH氏がいなければ、マトモな世界に戻ることはできなかったどころか、下手したらこの世の人じゃなかったかもしれない。

・・・とまあ文字にするとシリアスな関係みたいだが、実際はそうでもない。よく考えるとすごい恩人なのに、ふだんはユルユルな付き合い。一番大事な友人だ。
趣味嗜好は違うのに、根っこのところが同じタイプ(変人)なせいか、ストレスを全く感じない相手というのは貴重な存在だろう。

20周年みたいなキリのいいところで大々的に感謝される以外は、私が勧めたナスダック市場の変な銘柄で大損させられたり、スカイラインの改造車(トミーカイラ)の色を私に選ばせたばかりに、一千万円も払って買った古代エジプトっぽい変なグリーンの車は、ガンメタ色よりも下取りが200万円も安かったりと、踏んだり蹴ったり。はっきり言って私はH氏にとって疫病神以外の何者でもない。それでも20年も交友が続くというのは、これも何かの縁だろう。

『コブラ』のレディと『マトリックス』のトリニティーと、『ゴクウ』に出てくる、兵士をピンヒールで蹴り殺す海兵隊カットのカサンドラが大好きなHさん。私もGジムで鍛えて少しでもレディに近づくよう頑張りますので、Hさんもはやく糖尿病をなおしてください。

あと、クリス・エヴァンスにライバル心を抱くのはやめてください。

右が『世紀末リーダー伝たけし!』の栗本さんだ(byしまぶー)H氏は40代はこんな感じだったけど、今はもっと山本五十六。

2012年6月13日(水)

今日は会社の健康診断。
昔とは違って朝一番の尿を家で取って持って行かなきゃならないもんで、ねぼけまなこでトイレに座ったら、自分で作る紙コップの山折りが甘かったせいで、朝っぱらからセルフ聖水プレイするとこだった。あぶないあぶない・・・・・・。


40代前半までは年齢のわりに元気はつらつ、アクション映画で真っ先に主人公に襲いかかるチンピラ並みに勇み足だった私も、寄る年波には勝てないもので、年々健康診断の結果が悪化。昨年はとうとう「要再検査」という、ポンコツ一歩手前のランクを拝領した。

あーあ、数年前だと血液コンディションは理想的、心臓はスポーツ心臓で「年の割に強健ですね」と医者に誉められるほどだったのになあ・・・・・・。

今じゃ奥歯が二本も抜け落ちた影響で、胃のコンディションが悪化。子宮筋腫が引き起こす大量出血のせいで、常に貧血。ダッシュしようものなら50メーター地点でバッタリ倒れて、そのまま天に召されそうだ。

とはいえ、腹の中で悪魔のベイビー(筋腫)がすくすく育っていた頃に比べると、成長を諦めてちょっと小さくなったこの半年くらいは貧血がマシだから、今年はBランクに戻れるかもしれない、とほのかな期待もなきにしもあらず。


会社の同僚と上司の半数は程度の差はあれ糖尿病。そうでなくても40才以上のグループはほとんど何らかの問題を抱えている。
好む好まざるにかかわらず、20年も一緒に過ごした「第2の家」の人たちが、健康診断の結果に通知簿をもらった小学生のように大騒ぎしているのを見るにつけ、Time flies" という言葉をしみじみと噛みしめる。

それと同時に、もう絶対に若返ることのない自分の身体、まだまだ長い余生を少しでもマシな気分で過ごすためには、ちゃんとメンテしとかなきゃ!と激しいあせりを感じるのであった。


※・・・・・・歯についてちょっとぼやかせてください。

私の一番奥の上の奥歯は両方ない。いきなり抜けた。そして歯を失ってから一気に身体にガタがきた。

噛みにくいから食べ物が美味しくないだけでなく、全身のバランスが狂って肩こり、ひざ痛、目のかすみに悩まされている。
小学生の頃からイヤっちゅーほど言われてきた「歯の大切さ」は、失って始めて実感するものかもしれない。

だからここで、まだ歯がちゃんとしている皆さまに強調したいのだ。

歯医者選びは慎重に!ダメな歯医者だと思ったら迷わず替える!
そして歯並びがすごく悪いなら、少しでも若いうちに歯列矯正しとけ!(矯正しなくてものすごく後悔しているのが私です)
矯正器具はカッコ悪いけど、我慢するのはせいぜい数年。それであとの何十年という人生は確実に変わります。

私の場合は両方の八重歯を小学生の頃に矯正しないままここまできて、バランスの悪い噛み方を何十年も続けた影響で、奥歯に無理がかかったらしい。

抜けた片方はある日突然グラグラしてきて、最初にかかったヘボ医者に「歯をささえている歯肉を鍛えるしかない。マッサージを!」と命じられた。

だがハードな歯磨きを続けたもののグラグラは収まらず、辛抱たまらずネットで歯周病学会のサイトにアクセス。専門医にかかったものの、すでに時遅し、「もう少し早く来てくれていれば・・・」と惜しまれながら、大事な奥歯は力つきて根っこからぽろっと抜けた。

抜けた原因はいまだに不明だが、雑菌が入って急激な炎症を起こしたのでは・・・とのこと。
ああ!医者を選んでいれば救えたかもしれないのに!

もう一本とバイバイしたのは3、4年前の正月のこと。
妹ヘボピーと馬鹿話をしながら炊きたてのご飯を噛んだ瞬間、
「ガリッ」となんともいえないイヤな感触があって、吐き出すとそこには折れた歯が・・・・・・。

これはかつて虫歯を詰めた医者がいい仕事してなかったせいで、歯と詰め物の間にすき間ができ、そこから少しづつ水分が染みこんで歯の根っこを腐らせ、劣化したエナメル質が砕けたらしい。

医者にこう言われたとき、手塚の『火の鳥 鳳凰編』で坊さんが雨だれで砂岩に穴をうがいて、何十年もかけて彫像を作るシーンを思い出したのはおいといて、医者選びってホント大事だよぉ!

この時、折れた歯の残りを抜くのがまた大変でな。折れたのは上半分だけで、残っている下部と根っこを、ペンチみたいなものでひっこ抜くんだけどさ・・・・・・。
麻酔をしてるから痛みはほとんどないとはいえ、頭に「ゴリッ バキッ ガキッ」と響いてくる音は、思い出すだけでブクブク泡ふいて倒れそうになる。

長々と書いたけど言いたいことはこれに尽きる。「歯は大切に!」
そう繰り返す本人は、定年退職したら発展途上国の子供たちに歯磨きの方法を教えるボランティアをしようかな、と思う今日このごろである。

2012年6月7日(木)

大阪・スパワールド前で天馬をなだめている男。ギリシア神話的な世界観のはずなのに、この後ろ姿にはなぜか「和」を感じてたまらない。

こういうオッサン、どっかにいそうだ。焼鳥屋の大将?ジャズバーのマスター?それともキャバクラ専属バンドのベース担当?どうでもいいけどきっと作務衣が似合うだろう。


昨日は会社がヒマすぎて(放射能汚染の影響で、まともに荷物が出せないからです。恨!東電!)午後から早退。旅行レポをサクっと更新するはずだった。

だが、退社後に向かったGジムで、好みのタイプ(SF映画で宇宙船のエンジニアしてそうな金髪)がいたせいで、トレーニングするふりしながら彼をチラ見しているうちに、ついつい長居しすぎて肉体的に疲弊。

帰ってひとまずパソコンに向かったはいいけれど、睡魔に襲われ首カックンで文章を打ってると、たったの10行に所要時間30分?!こりゃアカンわと素直に就寝→爆睡→9時間睡眠の後、今に至る。

夢の中では泥酔した妹ヘボピーのために、バイキングのオードブルを取ってきてやっていた。
それはまあいいとして、料理がのっかった皿をかかげてヨロヨロと降りるのは、地上20階にあるらせん階段。それも外付け。

ハイヒールの足元にどこまでも広がる青い海。うーん!風が気持ちいぃーっ!・・・とは言ってられない。下手すると鳥の唐揚げと一緒に吹き飛ばされかねないミッション・インポシブル!

・・・・・・だがミッションを遂行する前にシーンは変わり、妖怪とグルになって人間をおちょくっていた。
巨大な牙を持つサルとオオカミのハーフみたいで妖怪が、ちっこいキャバリアキングチャールズスパニエルに化けて私と一緒におさんぽ中に、善男善女が「あらまあ!かわいいワンちゃん!」と寄ってくるや変身を解き、みんなをびっくり仰天させるのだ。

4歳児にとっては適切でも、40とン才が見るには脳味噌のコンディションが気になる夢。ぼちぼちアルツハイマー検査を受けようかと思ってる私のことは、今後「幼ごころの君」(ネバーエンディングストーリーね)と呼んでください。


新橋駅前の地下街で見かけたかに料理屋。壁もなーんもないオープンな店の中で、カニと七輪を供して焼いて食べさせるようだ。

いや、換気がちゃんとできてれば問題ないのだが、私が通った時には通路中にもうもうと煙が立ちこめ、別の意味で地獄。他の店と軋轢がありそうって点でも地獄。もっと言うなら大切な己の店名に「地獄」とつけるセンスも・・・・・・。

前を通るだけで、この店をめぐる今後の展開を想像してドキドキした。今度東京に行ったらどうなってるか確認に向かいたい。

2012年6月4日(月)

今日の株式市場がおそろしい・・・・・・と言いつつ定期預金解約して買い向かう気マンマンだ!

出社前のバタバタ更新しました。あと一時間早く起きてれば・・・・・・。これから旅行関連の更新はこちらではなくトップページの「更新履歴」で案内しまちゅー。