2012年3月31日(土)
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2012年3月30日(金) 泥沼に首までつかった精神状態から抜け出せなくて、もうダメかもと全てを諦めたくなった時、突如としてどこかからか投げられたロープに救われた経験はないだろうか。 これまで私にロープを投げてくれたものはたくさんあるが、真っ先に思い出すのは、25,6才の頃に出会った『高丘親王航海記』(渋澤龍彦)。 最高に出来たダンナとつまんない理由で別れた後、クズな男にとっつかまって逃げられず、後悔にまみれて毎夜ビルの上から地表を眺めていたあの頃・・・・・・私をこの世にかろうじて引き留めていたものは、ハル、キナ、ナチの三頭のサルーキのみ。 喉頭がんを患っていた作者の遺作となったこの幻想小説では、奇妙な従者たちを伴って天竺を目指した高丘親王が、怪奇と幻想の世界を巡った末に道半ばにして病に倒れ、最期は我が身を虎に差し出して、魂は鳥と化し空に駆け上がる。 奇譚の終章はこうしめくくられる。 この一文を目にした時に、なぜかしらないが、ああ、そうか!と目が大きく開かれた気持ちになったのだ。 この手の救われた感は本人以外には分かりにくいだろうけど、たとえるならば映画『ベルリン天使の詩』のワンシーン。 そして今、私はまたしてもロープを投げられた。 この作品はピュリツァー賞と全米批評家協会賞W受賞のベストセラーとのことで、出版界的にはけしてマイナーではないと思うものの、本屋の店頭で新刊チェックするわけでも、読書家でもない自分にとっては、まず知り合うことのないタイプの作品である。 それを手に取ったきっかけは、病院の待合室でたまたま開いた週刊誌の書評。 モテないSF&ファンタジーオタク青年が主人公ってことで、親近感を抱いたから。 ストーリーとしては、独裁者に牛耳られた国で繰り広げられる、ある家族の愛と確執の物語とでも言うのかな。 でも時に人は、風にそよぐ木の葉に意味を見い出すこともあるものだ。 ・・・・・・とここまで書いてぼちぼち出勤なのねー。支離滅裂な文章でお恥ずかしいけど、これから会社なので一旦ここで上げて行くよ。帰ったらちゃんと整理しなくちゃね。 |
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2012年3月28日(水)
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2012年3月27日(火) このところの手足の冷えも仕事のポカも、ゼロなやる気も投資のミスも、みんなひとからげで更年期障害のせいにして、ダークサイドに引き込まれそうな自分を励ましている管理人。 思い起こせば母や叔母たちも、このくらいの年にはダンナや子供に不条理としか言いようのない怒り方をしたり、怒りが高じて本気で離婚を考えたり、かと思うと口を閉ざしてごはんも作らず、ぼんやり台所に座ったりしてたものだ。 どんなに明るくて前向きでタフな人でも、ホルモンの支配からは逃れられないものだということを、私は今、自分の肉体をもって痛感している。 タフさではそこそこ自信があったのに、やぱり自分も女・・・・・・と言うよりむしろ、生殖能力を失いつつあるメスの哺乳類なのだなあ、としみじみ思いながら、捨てるダンナのいない独身者は、ダンナの代わりに無性に家を捨てたくなって、「あなたのお家、今いくら?」で、自宅マンションの相場を調べたりして。 相変わらずそんな状態なもんで、気力・体調共に地を這う管理人に代わり、本日の更新はまだ更年期障害の大波を食らっていない、自衛隊マニアの妹ヘボピーさんにタッチします。 アイ・アム・ジャパニーズ! by
ヘボピー
友人に、リオのカーニバルみたいなド派手な顔をした美人がいるんだけど、彼女は見知らぬオヤジに「フィフィちゃん!」と、フィリピンパブのホステスさんに間違われ、ある友人は「ブータンであなたにそっくりな人を見かけたわよ。ウフフ。」と囁かれたりしたとか。 そういう私も、飲食店でたまたま同席した人に あれは数年前。 「もしかして・・・私?」 振り向くと、満面の笑みを浮かべた中国人観光客のおばちゃんが立っていた。 しかし最近、ついにこれを上回る究極の事件が勃発! 新開地で、マージャン屋と中華料理屋が立ち並ぶ店の前に立っていた時のこと。 「中国悪い国、中国人大嫌い、中国に帰れ!」 とぬかしやがったのだ! 「なっ・・・!」 一瞬ボーゼンとした後、我にかえった私は迎撃ミサイルを発射! 「私は日本人です!!」 ぬるいっ、ぬるすぎる!!言葉の破壊力が10式戦車の120ミリ撤甲弾と、89式小銃の5.56ミリ弾くらい違う!
しかし、おっさんは一瞬ひるんだものの謝りもしない。 「私のどこが中国人に見えるんですか?」 するとオヤジ、 「顔〜」 「うるさいっ!」 精一杯反撃をしたものの、手持ちの武器がなくなり、悔し紛れに道端の犬のウンコをひっ掴んで投げつけるようなもの。
このオヤジ、新開地によくいる酔っ払いや、頭のヘンな人ではなく、白髪で髭を生やし眼鏡をかけ、知的にすら見える風貌だっただけに、口から吐き出された暴言には心底驚いた。
オヤジは中国人に一体どんな恨みがあるのだろう? |
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2012年3月24日(土)
昨日から降り続いた雨がようやくあがって、部屋には明るい日光が差してきたけど、うすら寂しい夢を見たせいか、なーんか気分が晴れないのよねえ。 夢の中で、アリゾナっぽい砂漠にツアー旅行に行っている。 だが、カメラのファインダーをのぞいた時、奇妙な現象が起こったのだ。 一体何が起こったのかさっぱり分からなくて、あわふためく私を見たみんなが、ああ、そうなのかと得心したように微笑を浮かべて言った。「みんな一緒に来とるべなあ!」 そうだった。彼らは東北からの参加者で、あの震災で大切な人をたくさん失ったのだ。それを思い出して静かに動いている虹色の人たちをもう一度眺めた時の、息が苦しくなるような寂しく哀しい気持ち! その後場面は切り替わり、母が私を抱きしめてしくしく泣いている。 今お母さんが本当に話しかけてきてるのかな、と思いながら夢を見ていた。そうだよね、お母さんは娘たちが何より大事で、本当に可愛がってくれたものね。 病気で最愛の人を失いつつある自分の悲しみと、津波に愛する人々を奪われた東北の悲しみ。世の中にはいろんな悲しみがあふれているけど、人はそれに耐えて生きていくしかないものだなあ・・・・・・と夢の中でしんみりした。 そんな寂しい夢から目覚めたきっかけは、喉をからして叫んだ自分の声。 「たすけてぇ──!チカン──!!www」 自ら進んで脱いどいて何がチカンだよって感じだが、悲しみに満ちた夢よりも、ある意味こっちの方がヤバい気がする、夢判断的に。 薄暗い日記を一番上に置いたまま実家に帰るのはちょいと気になるので、風水的によさげなものを貼っておく。 ジムの壁に飾られたボディビルチャンプのローマ兵士コス。Gジムにある写真ってこんなんばっかりなんだぜ! |
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2012年3月20日(火)
今日はわりかし元気なあたくし。台所の掃除をして、まだ飲めたはずの酒をシンクにドバドバ捨てる程度には元気。 いや、実家でふくふくわんわんを抱っこして寝ると安眠できるのだが、このところ自宅に独りでいると夜中の三時に必ず目覚めてさあ・・・・・・。 まあ己の気分のアップダウンは、日経平均とニューヨークダウに連動しているのでは?とうすうす気付いてないでもないが、それを言うと同情してもらえなくなるので、全面的に更年期障害のせいにしている今日このごろ。
そいでもって気力があるうちにと、久々に氏神様にお参りしたよ。 そんな感じでお参りしたN神社。名前つながりでジャニーズファンのプチ聖地になっているここでは、絵馬に記された願いを眺めるのも楽しみのひとつ。 「良席&ミラクル」あたりは己の欲望がダダ漏れすぎて、参拝の基礎を押さえてから出直せ!と叱咤したくなるが、「嵐のコンサートに行けますように。みんなが幸せになりますように」なんかは、あくまでメインは「コンサートに行きたい」であって、「みんなの幸せ」は付け足しだろうと思いつつも、神様の手前、他者にも配慮したつつましさが好ましい。 「今年もアイドルグループ嵐にいっぱい会えますように」とあるのはきっと、「嵐」だけでは神様が本物のハリケーンの方と間違えそうだから、念のため「アイドルグループ」なんて分かり切った単語を書き加えたのかな、と少女心理を推理してみたりして。
映画『マトリックス』でキアヌが武道を習得するシーンで、床の間に掛け軸が飾られていたりと一部ではメジャーな合気道の最高神を、手塚治虫風味のマッチョなイケメンで脳内二次元化しているのはひみつです。 |
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2012年3月20日(火) 私は今、自分をブチ殺したい気分である。 更年期障害がピークに達したせいではない。まだ飲める酒をドバドバ捨てちゃったのだ!ウギャギャギャ───っ!!!
これで休み明けにギリでケアマネージャーを呼べる・・・・・・。 で、こちらでもひよこ鑑定士ばりの機械的な選別を繰り返し、廃棄処分行きはゴミ袋に約半分。 でもさ、勤め先が食品絡みである関係上、メーカーからサンプルがこれでもかと送られてくるんだけど、そういうのをもらって帰っても、思ったほど使わないんだよな・・・・・・。
台所の隅で放置プレイされていた日本酒いろいろ。すべて酒造メーカーにもらったものだが、グラスカップとか紙カップの安酒ばかりだったせいで、軽んじる心がなかったと言えば嘘になる。 醸造アルコール臭そうだねぇ、と思いつつラベルに記載された文字を見れば、軒並み2011年。 そして三日間に渡り、カレーだのチリソースだの、レンジでチンするから揚げ粉だのをバンバン捨てすぎた私は、あろうことかその数字を、消費期限もしくは賞味期限と勘違いしちゃったのだ! 2011年5月、ということは期限を過ぎてほぼ一年前。そのまま飲むのは無理としても、料理酒として使えないものか。 ドポドポドポ・・・・・・。 はぁ──っ。捨てた捨てたぁー! 開栓前なら、製造年月日から約一年間おいしくご賞味いただけます ・・・・・・うかつな自分に罰を与えるため、日本酒はしばらく断とうと思います。 |
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2012年3月16日(金)
「それはどんな形ですか?」「丸いです」「色は?」「みどりです」「(マリモで決まりだな・・・)それは植物ですか?」「いいえ、ほ乳類です(きっぱり)」「えっ?」「パールと黒いリボンもついています」「・・・・・・」。 クイズ番組だとこういう不毛なやりとりが交わされそうなこの物体。マリモだろうとは思いつつも、そんな突拍子もないものを、こんなでかいサイズ(直径25センチ)で作るだろうか?と、マリモ説にひとかけらの疑念を抱いたままに時は過ぎ・・・・・・。 先日ついに、証明書の発行手数料を支払う際、人当たりのいい微笑みを浮かべつつ、何気なく聞いてみた。 「あっ、これってマリモです・・・かね?」 するとあっさり「マリモです」。そうか、マリモか。 それでも制作者の意図はもちろんのこと、こんな奇怪なものに誰がゼニを払い、そしてそれがなぜ商工会議所のカウンターに置かれているのか?という謎は今なお残ったままである。 隣にいるのはやなせたかし先生デザインによる人権擁護週間キャラ、なんとかずきんちゃんだし、ひょっとすると環境保護週間絡みで商工会議所に贈呈されたものかもしれない。 次回、証明書を取りに行ったときには、変人扱いされることを恐れずに尋ねようと思う。 |
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2012年3月14日(水) 春の訪れを肌で感じる時、それは顔を洗おうと水道をひねったら、真冬だとバケツ一杯分は冷たい水のままだった給湯器のお湯が、すぐに暖まるようになった時。 そしてトイレに入り座った便座が、心臓発作を起こすほど冷たくなくなった時。いや、うちの便座はヒーター付きなんだけどさ、この冬は電気代節約のため、一度も電源を入れずに冷たいままで乗り切ったんだんだわ。< 年が明けてからというもの、ポジティブシンキングなキツネに憑かれたように前向きだった管理人。あれはやっぱり一時的なものだったと見えて、スタートダッシュの反動が今になってじわじわと。 昔からよく「木の芽立ちには奇行が増える」と言うように、今の時期、精神的な爆弾を抱えた人たちにとっては、一年で最も厳しいシーズンだと耳にする。 このところ、隣のデスクの同僚の独り言&独り笑いの回数は格段に増え、うつや統合失調症の妹や友人たちに電話しても、電話に出ない、出たとしても蚊の鳴くような声・・・・・・。みんな大丈夫か?(大丈夫なはずねーだろ!) そんなこんなにも春の訪れを感じている私はといえば、病院で正式にうつ病認定されたわけではないけれど、もー全てがどうでもいいや、という憂鬱レベル。 まあいろんなところにトラブルが出てくる更年期どまん中なんだから、やる気がなくても当たり前。ああ今日も何もできなかったと自分を責めずに、気が済むまでダラダラしようと思ってはいるのだが。 こう開き直ってはみても、夜中の3時にパッチリ目が覚めて「あ、父も母もマヤも5年以内にはいなくなるんだ、どうしよう」と不安に襲われそのまま不眠モード突入、というのは著しく体力を削ぐもので、早急に対応を考えなきゃならないんだよねー。 2次元でも3次元でも、何か夢中になれるものを見つけられれば、人が変わったようにバリバリ動き出すのが常だけど、「これやぁあ──っ!」と飛びつく対象は無理に見つけるものじゃなくて、突然天から降ってくるものだからなあ。ああ心の支えが欲しい。 そんな中にあって、唯一心を奮い立たせるのはペルシャ絨毯。 各種もやもやを抱えつつ、このままの代わりばえない生活を送っていると、退職した時に「私は一体なにをしてきたんだろう?」と愕然とするのが目に見えている。 ならばいっそ個人投資家という生き方を選んでみては?と夢想しつつ、本日も放射能汚染の影響で開店休業状態の会社に行って、東電幹部に甲斐なく呪いをかけてきます。 |
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2012年3月8日(木)
どうでもいいけどちょっと太りすぎだ! さあ事件だ!と警察犬が出動しても、ショウガ臭に鼻をやられて犯人を見失いそうなこの季節、市民が一体なにをやってるかといえばズバリ「いかなごのくぎ煮作り」である。 いかなごとは、この時期に地元で捕れるスズキ目イカナゴ科の魚。ちりめんじゃこをワイルドなシルバーグレーにしたものを想像していただきたい。 そいつを一キロあたり千円程度で買ってきて、しょうゆとショウガと砂糖でぐつぐつ煮込んで水気を飛ばし、仕上げに水飴やハチミツで照りを出せば、ご飯が何杯でも食べられる、いかなごのくぎ煮のいっちょあがり!うまい!もう一杯! 製法自体はむつかしいものではない。魚の水気が飛ぶまでは、板門店の軍事境界線を守る北朝鮮軍兵士のように監視を怠らず、かつ完成後にはジョイ(キュキュットも可)とタッグを組んで、ギトギトのベトベトと化した鍋と格闘する手間さえ惜しまなければ、佃煮屋で売ってるブツに近いものがご家庭で作成可能。 そいでもって比較的安価な元手でできあがったくぎ煮は、あら、これ美味しいわぁ!えっ?おうちで作ったの?まあすごい!と他県の奥さんに賞賛してもらえるので、ここいらの(主に)女性は、いかなごゲットのため開店と同時に魚屋やスーパーに突進するのである。 まあ、しょうゆと砂糖で甘辛く煮付けた食品を好まない私にとって、くぎ煮は進んで食べたいものではないが、人にあげると下手な神戸スイーツよりも喜ばれることは、母が元気な頃に巨大な鍋で大量に作ってたのを見てよーく知っている。 このところ実家でヒマしてるので、今年こそ人生初のくぎ煮製作にチャレンジしようかと、コープの店頭で灰色のちんまい魚がパンパンに詰められたパックを、じっと見つめて迷ったのだが・・・・・・。 春の訪れと共に解禁されるイカナゴ漁、街をあめ色に染め上げそうなショウガ臭。 毎年「いかなご祭り」を開催するだけでは飽きたらず、駅前に設置されたスピーカーからは、T区でしか聞いたことない珍妙ないかなごソングが、スパイに自白を強要する拷問レベルの執拗さで流れてくるのだ! ♪いーかな いーかな いーかな ゴー!ゴー! そうこうするうちにやがて・・・・・・。 |
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2012年3月7日(日)
眺めていると胸がきゅうう──んときて、微笑みを浮かべつつ、「マアたんはかしこいワンワンやねぇ(=´ω`=)」なーんて言いながら優しく腹をさすってやるのだ。 それと同時に世界のあちこちで、犬やネコや兎や小鳥を相手に人々が、似たようなことやってるシーンを想像すると、思わず「アホやな・・・」という言葉がもれるのであった。 『るんは風の中』という手塚治虫の作品をご存じだろうか。思春期特有の薄暗いもやもやを抱えた主人公アキラが、高架下の壁に貼られていたポスターの少女“るん”に恋するマイナーな短編である。 毎日るんの前を通り、他愛のない会話を交わすたびに想いはつのり(るんは紙の中から話しかけてくれる!)、ついにはポスターをひっぺがして自分の部屋に貼ったのみならず、デートと称して公園に連れ出し、いっしょにボートにまで乗せちゃうアキラ。ちょっとやりすぎだ。 だが、彼のこと「厨二病」で片づけないで頂きたい。だって私にはポスターに恋したアキラの気持ちがギュンギュンくるほど分かるから。
初めて見た時には「ターミネーター?JTさんすべってますよ!(笑)」と悪口を言ってたのに、毎日前を通りかかるたびに、嘲笑はやがて愛へと・・・・・・。リアル、アンリアルを問わず、管理人には一番多い恋愛パターンだ。 海外ファッション誌やメールヌード写真集を通じて、「見るだけ」なら異国のハンサムにはこれまで何百、いや何千人も出会ってきた。それでも、この10年間で、彼ほど胸を打たれたハンサムはいない。「ぜんぜん意味がわからないよ!」(杏@遊戯王)と言われそうだが、好みってそんなもん。 町中でこのポスターが目に入ろうものなら、連れの存在を忘れてにじり寄り、バーで恋バナになれば、おもむろに携帯を取り出して、データフォルダに入れた彼の写真を見せられる。奇人っぷりは今にはじまったことではないが、見せられる側はいい迷惑だよな・・・・・・。 それでも広告媒体のさだめで、去年の後半あたりからラーク・ハイブリッドのポスターは徐々に減り、今年に入ってからという あ〜あ、やっぱどこかのタバコ屋で分けてもらえばよかったなあ。アキラはるんのポスターを持ち帰るだけでは飽きたらず、ボートにまで乗せたってのに、私ときたら「ポスターわけてください!」の一言すら言えないなんて・・・・・・。 心にすきま風が吹くそんなある日、突然吹き抜けた春一番。新しい恋が見つかったのよぉおお! それはこの人→って、またラーク?! おおお!同じ銘柄で立て続けに好みストライクのタイプを提示されるとは・・・・・・。もしモデルを選んだ広告担当が前回も今回も同じ人なら、彼(彼女?)を「心の兄弟」と呼び、酒でも酌み交わしたいとこだ。 そういうわけで、このポスターのあるタバコ屋の前を通るために、出勤の際にはわざわざ遠回りする管理人、「おはよう、今日はいいお天気ね」などと話かける毎日である。いや、あくまで心の中でだけどね!
出現当時は「ゲイか?ゲイなのか?!」「誰に向かっての『どーよ』なの?!」「一体どういう層を対象にしたポスターなんだ?」「『味』ってタバコの味?それともカラダの・・・」と一部の好き者を騒然させたものだ。 そういやウインストンのボックスに入っていた小冊子を欲するあまり、Sさんなんか一度はやめたタバコを吸い始めたそうだから罪な男よな。 |
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2012年3月4日(日)
布団に入って本を読んでいる時に、ふと顔を上げると目の前にこういう無防備な肉球があると、あらゆる悩み事がもうどうでもよくなってくる・・・・・・。 (写真解説・画面右側に写っている黒いツブツブが左足の肉球で、左側がぴーんとのばした右足の甲。 真ん中のモコモコしたあたりには短い尻尾がついており、見られていると気付くや否や、精一杯の速度でピコピコ動きます) 仕事に必要な書類を請求するため、封筒に宛先を記入していた。だけどなぁ・・・・・・日本貿易関係手続簡素化協会!この長さで「簡素化」はないんとちゃうか?!(怒) 今その本は実家にあるからタイトルは分からないんだけどさ、なんでも現役皮膚科の女医さんが著したものらしい。 というのはそこには「お化粧したまま寝ちゃっても、べつにたいしたことじゃないんだよーん」とあったんだわさ。 一年365日のうち330日は酒を飲んでる我々にとって、ぐでんぐでんに酔っぱらって帰ってから化粧を落とすのは、死にたくなるほどめんどくさい行為である。 そんな“意志力”という点において心もとなさすぎるバッカスの巫女にとって、この本に書かれた言葉は、「今日から奴隷制度は撤廃!」と宣言された奴隷のような、この上のない開放感を与えてくれるものであった。 これまで我々は、あらゆる美容関連の媒体を通じて「化粧は肌にとってすごい負担をかけるものだから、寝る前には這いずってでも洗面所に行って落とさないと、肌がボロボロになるからダメ!ぜったい!」という恐怖心を植え付けられてきた。 そうとは分かっていても化粧を落とす気力がない時にはそのまま寝ちゃって、翌朝、己の皮膚の深層で、とんでもない劣化が起こっているかのような恐怖によろめいたものだ。 だがこの本の著者によれば、ヒトの皮膚ってそんなにか弱いものじゃないらしい。 おかげさまでゴーゴンの邪眼で石化していた我々は、「寝る前にお化粧は落とさなきゃダメ!ぜったい!」という魔法がとけて、すぅぅ─ーっと元の姿に戻ったかんじ。飲んだくれてグースカ爆睡しても、後悔にさいなまされずに済むようになったのよ。 ・・・と・・・うおっ?! |
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2012年3月2日(金)
ワードローブを開けば目前にぱああっと広がるアドベンチャーワールド。「ミキさん!そんなカッコしてると撃たれるでぇ!」というお約束の突っ込みを受け流しながら、サバンナに吹く風を頬に感じていた。 けれどこの年になるとアニマル柄はちょっぴり意味がちがってくる。本人はおしゃれマダムのつもりで着ていても、はたから見れば単なる「関西のオバちゃん」。いっそ頭もパンチパーマにした方がすがすがしい。 ・・・ってわけで自粛してきたアニマル柄だが、四日市のギャル向け下着屋で見つけたこいつが心わしづかみ!ヒョウ柄はどこでも売ってるけれど、トラ柄、それもオレンジってあんまし見ないんだよねー。 欲しいっ!近所に買い物に行く時くらいなら着られるよね、と財布を開きそうになったものの、これを着た自分を思い描いてみると、『闇金ウシジマ君』に出てくる、いろんな意味で哀しいおばちゃんしか浮かばなかったので、そっと財布のファスナーを閉じたのだった。 それにしてもこれ、今見るとディズニー版プーさんに出てくるティグレのコスプレっぽい。二重の意味でヤバいとこやったわ。 週に3,4日間は非ネット環境の実家に帰ってると、できることには限りが出てくる。そこに残業とジムと整骨院を突っ込んだ上に、疲れやすくて11時には寝ちゃうから、頭をかきむしりたくなるくらい時間がなくてよぉ・・・・・・。 それに加えてパソコンのハードディスクがイヤな回転音を立てるようになって、いつクラッシュするか分からない。そのせいもあって常に何かに追われてるドキドキ気分の今日このごろ。 このままではまたしても精神的に厳しくなりかねない。ぼちぼち仕切直しが必要だ・・・・・・ってことで、ゴールデンウィークにパキスタン行くことになりまちた。 |