おおお!これぞペルシャの美!
イスファハンの土産物屋には、精巧な模様を手描きした美しい飾り皿が並んでいる。ぜんぶ欲しくなったが、エミレーツ航空は手荷物30キロまでしか乗っけてくれないから諦めた。

優雅なハンドクラフトの隣には、コンセプト違いすぎなお人形さん。イマームモスクを見に来たおとっつぁんが、娘のお土産に買って帰るのかな。

下の段には有馬温泉でも見かけたウサギさんネコちゃんまで!この並びでは、上段の飾り皿まで安物に見えてくる……。

さらには日本ではてっちり屋の店頭でしか観測できないフグさんも、いっちょまえの装飾品カテゴリで並べられていた。

だが、イラン人の間ではフグ飾りは人気のようで、イマーム広場の出店でも、貝殻のペン立てにちょこんとのっけられていた。

フグをのっけた犯人はこのオヤジさんです。

イスファハン・イマーム広場に面する土産物屋にて。
ホースパワーvsスチームパワー。

ワンワンパワーvsマンパワー

そして母の愛パワー。よく見るとタイガー柄が投げやりである。

キャベツ人形よりもリアリティーを追求してみました。みんな姿勢わるすぎです。

「イランの真珠」「イスファハンは世界の半分」と称えられた美しい街の中心部、イマーム広場の中の最高の場所に陣取った土産物屋で売られていた。なんやもう、いろいろと雑である。

こちらも雑すぎて食育に悪影響を及ぼしそうだ。そもそもネコの腹部分の出っ張りは何に使うというのか?

すんません、もういいです……。

雑な茶わんばかり見たあとでは、こんな娘さんたちですらボークスのフィギュアに見えてくる。

マスレー村の屋台で見つけたアニメっ娘。左右でキャラが断裂している。

アニメっ娘おもちゃセットの隣には、アケメネス朝ペルシャフィギュアセット。ものすごく教育によさそうだが子供はきっと喜ばない。

500%ニセモノのポパイ。ヘーイ!なんってこったーい!!

濃ゆすぎる土産物たちの間でつつましく佇んでいたバッグ。

安っぽいとか雑だとか、どうせアップリケするならもっと大きくせんかとか、そもそもなんでこういうネコを配置するのかとかはどうでもいい。イランの侘び寂びをここに見た。

<イランのおみやげ3につづく>