2018年8月31日(金)

目、肩、足、胃、歯……身体のあちこちが同年輩の人々に比べても遜色ありすぎなこの私。生後間もなく私を抱いた祖母を「あれぇーっ!この子、首が曲がってる!」と驚愕せしめ、そのまま整形外科に通院する羽目になったという、ある意味「ゆがみのエリート」なわけだから、50数年間も使った身体にトラブルが出ない方がおかしいとは思っている。

でも秘かに自慢だったのだ。「腰だけは悪くない」ということが……。

しかし先日ぎっくり腰をやってから、常に腰が痛くて日常生活に支障をきたしつつある。何をするにも腰が「ぐきっとなる寸前」で恐ろしい。恐ろしくてかばうからますます悪くなる。

ぶっちゃけこうして椅子に座ってキーボードを叩いているだけもヤバい。会社に行くだけでもヤバい。寝ても起きてもヤバいので、こちらも当面開店休業状態になる可能性大である。
腰は身体の要だと痛感し、日頃の運動量が足りなかったのかと反省してももう遅い。腰への衝撃を恐れるあまり、狂言師のようにすり足で日々を送る今日このごろである。

ネットで「ヒマラヤマーモット」を漁っていると、おおおっ!私の大好きな写真の別ショットが!
腰の痛みも吹き飛ぶほど嬉しいっ!!

首をつまんでいるの?た、たまらん!
私もネパールのおばちゃんになって、LINEのプロフィール画像を「自分&マーモット」にしたい。

私がクンジュラブ峠のマーモットに望遠レンズを向け、必死こいてゴマ粒みたいな写真を撮っているというのに、
こいつらときたらこんなに接近ハイタッチ。憎!!

うわぁーっ!かわゆい〜ん!……ん?そ、そうか?
アップにすると意外とキツそう。

わりかし凶暴そうだ。 噛まれると無事では済まないだろう。
マーモットマーモット言ってはいるが、ほんとはそこまで可愛くないかも……と思えてきた。

2018年8月28日(火)

「あっ!あれはなんだ!?鳥か?飛行機か?スーパーマンだ!!!」。
「鳥」や「スーパーマン」の部分を他の単語に入れ替えたギャグは、同年輩になら「はいはい(#^ω^)」と元ネタが分かってもらえるこの台詞も、今の若い子は「はあ?」って感じなんだろうなあ……と遠い眼になる出勤前のひととき。みなさまいかがお過ごしですか?
私はでかいネズミの写真を整理している。パキスタンー中国国境にあるクンジュラブ峠。そこで目にしたヒマラヤマーモットだ。

「運がよければオリックスやヒマラヤマーモットに出会えますよ!」とガイドのアリさんから聞いた私は、持ち前のネガティブシンキングで「『運が良ければ』なら、ナンガパルパットがよく見えたっていうだけで、もう運を使い果たしちゃったからなあ」とはなっから諦めていた。

だがこのパキスタン旅行、1から100までラッキーに恵まれて(このラッキーぶりについても改めて書きたい。書くこと溜まりすぎだが。)今の体調不良は人生のラッキーを前倒しで使ってしまったせいではなかろうか、とまで思うくらいにツイてた旅。もちろんクンジュラブ・ネイチャーも我々の味方であった。

つづら折りの峠をドライバー・モフシンさんのスーパードライビングテクニックでグイグイと昇ってゆく小型バス。その道中、「あっ!いましたよ!」という声で窓に飛びつき、矯正視力0.5の目で凝視すると……。
んー?どこ?どこ?わからん!見えん!(泣きそう)……あっ!!いたいた!なにやら茶色いかたまりが!

もちろん自前の視力では「なにかがちょろちょろ動いてる、かな?」と雰囲気だけしか捕捉できないから、ここはキャノンの光学技術の力を借りて、カメラに撮った映像を見てみると、おおお!リアル・ヒマラヤマーモット!
ツバメとスズメに次ぐお気に入りの生き物が野生の暮らしをしているところを目撃できて、初めてオットセイを見たときくらい感動した。

……というわけで、カメラレンズの望遠レベルが不足しており画像は不鮮明ながら、パキスタンの野生マーモット写真をすこしご覧いただきたい。

なにがなにやら。

だが、写真を拡大すると……。
あっ!あれは何だ?岩か?イモか?ヒマラヤマーモットだ!!

二匹目も発見。茶色いものはなわばりを示すフンだろうか。
よく分からないから、こんど図書館でマーモットのことを調べてみよう。

「あっ!あっちのは立ってるよ!」「立った立った!」「立った立った!マーモットが立った!」
クララが立ったレベルで歓声をあげるあたくしたち。

私をヒマラヤマーモットの虜にしたきっかけはこの一枚だった。
チベットでマーモットを餌付けするオバちゃんとマーモット。LINEのプロフィール画像に使うくらい気に入っている。

なお、プロフィール画像を変更した時にLINEで繋がっている同僚(♂)いわく、「あれ、ミキさんじゃありませんよね?」
決まっとるやんけ!そんなもん言わんでも分かれ!!(怒)

2018年8月21日(火)

すわ脳梗塞?!と飛び起きた腕のしびれ〜脳外科〜朝起きると同時にズキズキが止まらない足のしびれ〜血管外科、という変遷を経た後、華麗にスライドした「ぎっくり腰」。
夜中にトイレに立とうとすると「立ちあがれない!」という恐怖の夜から10日が経過。腰の痛みはほぼなくなったが、次は「近眼」と「老眼」がコンボ攻撃をしかけてきて、日常生活がもうマジでシャレにならないことになっている。

私よりも若いがすでに50代に突入済みの友人が言った。「寝返ったら死が大口開けて待ちかまえてる、ってそんな感じ」「1ヶ月で7つ歳取ってく感じ」と。
上手い!毎日少しずつ不便な方に変化する己の肉体と向き合う50代のとまどいは、正にこの表現に集約されている。

そんな中、田口ランディさんのツイートで「脳を休ませるメガネ」のことを知った。ツイートにはこうある。

「この眼で50年生きてきたのに老眼になってメガネをかけても読書の意欲がわかない。疲れる」と訴えましたところ『あなたの脳が隠れていた内向斜視のズレを修正することに疲れたんです』と言われ、初めて『脳を休ませるメガネ』という発想を知りました。アメリカやドイツでは常識だそうです」

「脳を休ませるメガネ」、そんなものがあるんだ!とびっくりした。
私は弱視までいかないけれど、役所に「この視力では障害者手帳はもらえませんかねえ」と交渉してみてみた程度の近眼(左マイナス15,右マイナス11)、そして片目が軽い斜視である。病院やメガネ屋で一度だけ検眼して作ったメガネが脳の負担になっていないはずがない。

欲しい!ものすごくこの先生に見てもらって「脳を休ませるメガネ」を作りたい!でもどうせ東京なんでしょ?と諦めず、大阪あたりでも同様の処方をしてくれる先生がいないか、本気で調べてみるつもりだ。

でもその前に足の手術の相談しなきゃならんのだよねえ……。50代とは「人生のボーナスステージ」だとしみじみ思うようになった。早い人はそろそろ亡くなり始める年頃なわけだから、フィーバーがかかっている間にいかに「生きることの満足感」が増加するように工夫するか。そういう気持ちで生きている。

2018年8月14日(火)

結論から言おう。
あこがれの中央市民病院・血管外科。病院の門をくぐって出るまでに6時間を要した問診・検査・待ち時間の結果、右足の痛みにうめく私にもたらされた福音は、甲子園球場の夏空よりもキッパリとした
「異常なし」
私の血管、きれいなんですって!血、むっちゃサラサラ流れてるんですって!(=´ω`=)……って、
ええかげんにせえ!!

いや、「ええかげんにせえ!」とは医者ではなく自分に言ったのだ。そりゃまあ造影剤まで投与して得た映像に異常がなかったら、医者としてはそれ以上いかんともしがたいのはよーく分かる。(ものわかりのいいクランケ)

「数値」「エビデンス」を通してはじめてパワーを発揮する西洋医学によれば、「数値には出ない部分がいっぱいおかしい」私の私の身体はどうやら健康そのものらしい。
こうなったら「薬を煎じるのがめんどくさい」とか「自費負担部分が高くてしんどい」とか言ってないで、腹をくくって漢方医の扉を叩くしかないのかもしれない……。

……とまあ、結論としては「ええかげんにせえ!」だった今回の検査ではあるが、紫禁城並みに敷居の高い中央市民病院をエンジョイ(と言うと本気の病の人々のひんしゅくを買いそうだが)できた喜びは怒り・ガッカリを凌駕する。

医療ビジネス大量誘致をもくろむK市が、背水の陣でおっ建てた市民病院マジしゅごい……。
入り口からしてそこらの総合病院とは面構えが異なり、USJばりににワクワクしたことは大きな声では言わないけれど、ワクワクが熱い間にこちらにレポを書きたいと思う。
実はあたくし、先週末からの「初・ぎっくり腰」で、何が何やらって感じで大混乱なのだ。

そろそろ人生から戦線離脱する人も出てくる50代というお年頃。いつ死んでもおかしくないという覚悟を決めつつ、検査結果には出ない痛みと戦うAROUND FIFTYの、これがやるせない日常なのである。

左はイスタンブールのバザールで目にしたシャツ。ジバンシーとくっつけるには全然そぐわないロットワイラープリント。
闇金ウシジマ君に出てくる狂ったマッチョでもこんなん着いひんわ!と思っていたら、なっ、なんと!
(右)本家ジバンシーがこんな下品きわまりない服を作っていたのだ!

どうしてロットワイラー?どうして牙をむく?これがどうして16万円?
どちて?どちて?どちて? 「一休さん」の「どちて坊や」になりそうだ。

こちらもジバンシー。キモくて脱力する。

身にまとうすべての男を「女性のカクテルに睡眠薬を仕込む男」に見せかねないジバンシー・マジック。
昔はジバンシーといえばオードリー・ヘプバーンが着たあこがれブランドだったものだが、いつからどちてこうなった。

2018年8月9日(木)

サイトトップに置いていた写真をこちらにまとめました→→☆☆☆

パソコン部屋に入ってエアコンのリモコンを手に取ると、暑い日なら「31」や「32」を示している小窓の数字が、今日は「30」。よしよし、季節は一歩一歩秋に向かっているようだ。まだまだ油断大敵だけど。

さて、さきほどまでスマホをテーブルの上に放置して、全アプリのアップデートをさせていた。家にWi-Fiを設置してから更新が早い早い!あまりにもサクサクゆくものだから面白くなって、なんでもかんでも闇雲にダウンロードしたくなる。

こうしてWi-Fi の利便性を享受していると思い出すのが、ガラケーを捨ててスマホの前に膝を折った去年の秋のこと。
中華スマホZTEと楽天モバイルという低スペックコンビだったせいで、たかがLINEアプリのダウンロードに計14時間(ダウンロード失敗時間も含める)と3ギガを要したんだっけ……。

その後、撮る人すべてが「ビクトリア朝の貴婦人」や「週刊大衆の盗撮写真」ばりに不鮮明に写るZTEの超・超・超低スペックカメラに耐えかねてアクオスに買い換えたものの、ダウンロード速度は大して変わらなかったから、遅さの主因は楽天モバイルにあると見た。

LINEスタンプ一つですら15分かけてもダウンロードできず、途中で停止。「通信環境のよいところでお試しください」って、楽天モバイル!アンタの提供している「通信環境」って一体なんなんだ?!モールス信号?それとも伝書鳩?

そんなこんなで楽天モバイルに対する期待を捨て去った今では、ダウンロードやアプリの更新は家に帰ってからやるようにしたところ、LINEスタンプなんかたったの3秒ぽっちで落とせやんの。3秒対15分。どんなに遅いんだよ楽天!

……と文句たらたらではあるものの、3大キャリアにはガンとして替えようとしない理由は、楽天モバイルの圧倒的安さ、これこに尽きる。
これが「2,3倍」程度の料金の開きならば3大キャリアも検討するが、楽天モバイルは月々千円、auは8千円。その差8倍、圧倒的である。これならばスタンプごときに「ダウンロード中止」を食らおうとも、忍の一字で使い続けるというものだ。

その反動か超サクサクぶりが快適すぎて、ついついスタンプやアプリをダウンロードしすぎてしまう自宅のWi-Fi 環境。こうしてあちこちに頭をぶつけながらスマホ学習中の。私はデジタル原始人である。

2018年8月7日(火)

今日はカナ──妹香苗の命日。関西を直撃した台風が去った次の日、部屋で倒れているカナを発見してから4年が経った。早いものだ。

命日が8月7日と書いたが、公的書類に記された死亡日は「8月7日」である。なぜ命日と死亡日に2日の開きがあるのか?

死後、時間が経過してから発見されたため、「死亡日」は検死の結果導き出されたおおよその日で、あくまで「死亡日(仮)」である。そして「命日」は私がこれと決めた日で、こちらも同様に証拠がないから「命日(仮」)とすべきだが、私の直感はこちらの方が正しいとつぶやいている。だから、カナは7日に旅立ったことになっている。

はじめは「9日」だったものがなぜ「7日」になったのか。話せばすこし長くなるので別の機会に譲ることにする。今日はただ、本当にいい子だったカナのあれもこれもぜんぶ思い出す日にしたい。

2018年8月6日(月)

酷暑の影響もあるのだろうが、身体のあちこちにトラブルが出ており困り果てている。起きている時間の三分の二くらいは頭の中が「痛い」「鬱陶しい」「なんじゃこのしびれ?!」で占められているって、建設的じゃないにもほどがある。

ここまで各部に異常が出てくると、真の問題は内臓にあるのでは?(ガンとかガンとかガンとか……。)なんて恐ろしい考えすら芽吹くというもの。おとといも寝ちがいで首が曲がらなくなって整骨院に飛んでいったら、首は治ったもののこんどは左腕がしびれるようになっており、なんとも薄気味悪い。

なんにせよ金曜日にはあこがれの市民病院で足の血管を診てもらえる。もしも血管に異常がなくても他の科に振ってもらえるという、この絶対的安心感!これが総合病院のいいところなんだな。年寄りが丸一日かけて総合病院に行きたがる気持ちがようやく分かった。「テメーら近所のクリニックに行ってろ!」なんて思って悪かった。

朝から晩までこんなに身体のあちこちがしびれるって普通じゃない。頼むから金曜日にはこれまでの病院みたいに「何の異常ありません」で済ませられないことを願うばかりである。

マヤちゃんと……。

マヤちゃん。……あっ!ちがう!パルキーだ!

2018年8月2日(木)

はっと気付くともう8月。足の痛みにボルタレンを飲むべきか、飲まざるべきか迷う毎日ですが、心のほうはパキスタン帰国からこちら、継続的に元気です。

もっと最近行った国のコンテンツを更新しろよって感じですが、3年ほど前に訪れたトルコのスィーツ写真をアップしました。→→☆☆☆

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