2013年6月19日(水)
こいつといい「母さん助けて詐欺」といい、お上のセンスについては何も言うまい……。 それでも時間を無駄なく使ってるという充実感があるせいか、夜中に目覚めては後悔と不安に襲われて、そのまま眠れなくなるってことはなくなったよ。 正直なところ、ケアマネさんたちと話をするうちに、自宅介護するにあたって新たな不安に襲われていないと言えばウソになる。それでも連れて帰ることを決意して良かったなあ、という安堵を抱ける方がメリットは大きい。 突然死んでしまった父は、狭い病室でたった独り逝かせてしまった。父の最期を思うと、どれだけ「仕方がない」と自分に言い聞かせようと、今なお後悔に苛まされる。それもあって母には同じ最期は迎えさせたくない。 かといっていざという時には、フェラーリでも一時間以上かかるホームにすぐさま行くのは無理な話。一方自宅なら、ほぼ24時間そばに姉妹の誰かがついているわけだし、いざとなった時はマヤちゃんもいる。 母を独りで逝かせる可能性が低くなったこと、カンカン照りの田んぼ道を1時間も歩いて見舞いに行く必要がなくなること、そして家族が40年間住んだ家で、また一緒にご飯を食べられること、そういった安堵感は何にも代え難い。準備は大変だけれど、一時のうつ状態が嘘みたいに心は晴れやか。 まったく、先週の火曜日まではこんな展開になるとは、予想だにしなかったんだよ。 そうかもしれない。昨夜、久しぶりに夢に母が出てきたから。夢の中でももうかなり呆けが進行していてちゃんとした言葉は発せなかったけど、パチンコをしてすごく嬉しそうにニコニコ笑っていた。 帰宅日は来週の金曜日に決定した。ケアマネさん曰く「一度特養に入った人を引き取るのはこれまでに例のないケース」だそうで、もーバタバタなんだけど、たくさんの人の力を借りながら、姉妹力を合わせてがんばります。 |
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2013年6月16日(日) ‖ ヒ __
まあ前からやってる投資家なら、株なんてそんなもんだと割り切っているだろうが、気の毒なのは、マスコミに踊らされて今年の春あたりからアベノミクス投資をはじめた人たち。 それにしても海外ヘッジファンドがえげつないのは当たり前として、日本人の味方であるべき国内の証券会社もせいぜいだと思う。そりゃあ投資は自己責任、欲と道連れなわけだから、老後資金を溶かしたって自業自得なわけだけど、知識のあまりない老人に投資信託を売りつけるやり方はかなりえぐい。 たとえば私の友人H氏(ジョジョラー67才)。 そしてアドバイスを素直に聞き入れたH氏、車をぶっ飛ばして日興証券の窓口に駆け込み、20年間のかせから解き放たれたまではよかったのに……。 「どんなに勧められても買っちゃダメ!ぜったい!」とあれほど注意した投資信託を買わされてやんの。 きっと他の年寄りもこんな風に、「必ず上がる」と言われて、証券会社側のノルマありきのセールスされてるんだろうなあ。そりゃあリスクを強調したら売りにくいのは分かるけど、5月23日までは狂乱の上昇局面だったからこそ、反動で下落のリスクも大きいことをしっかり説明すべきだったんじゃないのか? ご想像の通りその日の午後、日経平均は1143円の急落。H氏によればそれ以降、買ったばかりの投資信託商品もダラダラと値を下げ続け、今売っても元本がどこまで減ってるのか聞くのが怖い状況だそうだ。 あーあ、私にしては珍しく「この上げっぷりはヤバい!」とナイスタイミングでビビッときて、急落のぎりぎり1時間前に逃がしてあげられた!と喜んでたのにさ、「代わりに投資信託」ではガックリだ。ガックリのあまり「あれほど言ったのにアホちゃうか!!!」と半泣きで怒り狂って、あやうく21年間の交友がジ・エンドになるところだった。 そんなこんなでみなさんには言いたい。たとえ株価が底打ちしたように見えて、これから先また右肩上がりの相場が復活するとしても、失ってもいいお金でなければ投資商品には手を出さないが吉。 だってダウがいつ暴落してもおかしくないし、中国経済にも変調が見られているのも気味悪い。ストレスで心臓を弱らせたくなければ、貯金は円定期とあとはせいぜいドルかユーロの外貨預金で持てばいいと思うよ……と言いながら私は週明けからも、ハゲタカ乱舞する市場で退場しない程度にがんばります。 ↓これも2ちゃん市況スレから。お わ り。 __ _,,-''" |
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2013年6月15日(土)
もしもFCに加盟したら店名は「オレンジりんご」にしなきゃならないのだろうか?「パパイヤすだち」とか「ごまキウイ」でもいいのなら、脱サラしてお持ち帰り用弁当を調理する日々に身を投じるのもいいかもしれない。 下の日記だって「フライングV下着はマンキニ。ミキおぼえた!」と思った矢先に、指は「アンパン」とキーを叩いていたんだ……。 会社から脱字チェックしてすぐに過ちに気付いたものの、自宅に戻る時間がなくて放置プレイせざるを得なかったこの4日間、ずっとアンパンのことが心に引っかかって、171cm・80kgの26歳が毎晩夢に出てくるほどだったよ。(ウソ) さて、「かあさんうちに帰ろう計画」は、怒濤のように進行中。 連れて帰るのは母が長年住んだ実家か、会社から近くてバリアフリーの我が家か?という点については、わりとすんなり実家に決定。だってペット不可のうちにした場合は、通勤的には便利な一方、マヤのためにもう一つマンションを借りざるを得ず、二つの家を行き来するのが大変だからね。 訪問診療してくれる病院については、軽く調べただけで実家の近所に数軒発見。そんな特殊な病院、そう易々と見つかるんかいな?と諦め半分だったのに、近年どんどん増えているらしい。 で、昨日は会社を早退して、ホームの責任者&医師を交えて退所の意志も伝え、返す刀で父が生きていた時に担当してくれていたケアマネージャーに連絡を付け、訪問介護士さんの手配と介護用ベッド、医療器具のリースを依頼。
介護中には遊びにも行けないし、休日も家に缶詰ではストレスがたまるにちがいない。おむつ交換も食事も着替えだって、意志疎通が100%不可能な上に指一本動かせない人が相手では大変だろう。 それでも四年前、徘徊があまりにも激しかった母をホームに入れてから今に至るまで、「あとちょっとは介護をがんばれたかもしれないのに、次に特養の空きがいつ出るか分からないのが怖くて人任せにしてしまった」と、と私たちは己を責めてきた。そんな後悔から少し解放されるのは救いでもある。 おかあさんが帰ってきたら枕元に花を飾って音楽をかけたりして、ベッドの回りに集まってみんなでご飯食べようね、と姉妹で話し合っているけど、帰宅の手配が整うのはどんなに早くても一週間先。 |
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2013年6月12日(水)
母の介護が新たな局面を迎える可能性が出てきたもんで、これから猛烈にバタバタしそうな予感。 昨日の昼までは、「たとえ容態が急激に悪化しても、病院に救急搬送はせずにホームで最期を迎えさせる」ことが家族の総意だった。 だが、昨日ヘボピーが見舞いに行った際に医師と話したところ、往診してくれる医師さえ見つけられれば、自宅に母を引き取って最期を見とることは、全く不可能な話ではないらしいのだ。 往診してくる医師が見つかるのか、妹と私の家、どちらに連れて帰るのか、日中の介護を末の妹だけに任せられるのか、私の家に連れて帰る場合は、ペット不可なのでマヤをどうするのか。 |
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2013年6月11日(火) おはようございます。整骨院に行ったおかげで今日はけっこう元気です。台風が近づいているせいか、風が怪しい感じですな。これから母の見舞いに行くヘボピー、がんばってくれ。 旅行コンテンツをちょっと更新ちまちた→☆ |
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2013年6月10日(月) ♪あたーらしーい あーさがきた きぼーのあさーだ♪ 窓の外から昔ラジオ体操の時によく聞いた曲が流れてくる。マンションの下にある長屋の爺さんがかけているらしい。 この曲を耳にする度に、いっしょうけんめいラジオ体操に通っては、参加カードにスタンプを押してもらった小学生時代──不安なんかなにもなかった幼い日々を思い出して、胸キュンになると同時に、中年になるまで生きたけど、いっちょこれからもがんばって生きるか!と気持が新たになるのだ。
若ければとっくに来てるはずが、2週間遅れとはさすがBBA。己の老化をひしひしと感じる瞬間だ。 まあ幸いにも母の容態は一時的に安定しているので、今週の平日見舞いはヘボピーに任せて私は楽させてもらうつもり。とにかく今日は整骨院に行って、この顎をどうにかしてもらうわ。
彼との出会いはどこぞの国際空港内にあるアンテナショップのひとつ。ピンクのサテン地にものすごい精緻な刺繍──とはいってもエプロンをしたネコちゃんや、お買い物をするワンちゃんウサちゃんがモチーフである──をほどこした布団に一目惚れした私が価格交渉していると、たまたまショップにいた社長が私の接客をしてくれるのだ。 ハンドクラフトに異常なまでの執着を示す私に何かを感じたのだろうか。商売の話もおいといて、執拗に私を口説く社長。 だが、その日はなにもなしでお別れして、既婚者かどうか調査している間に、彼は自殺してしまう! その姿を私は映画を見るように眺めている。 なお、社長のルックスはどんなかというと、笑い飯の西田(ヒゲの方)……。ええかげんにせえ自分。 |
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2013年6月4日(火) 昨日と一昨日は疲れ&仕事の都合で母には辛抱してもらったけど、今日は早退して見舞いに行ってきた。友人が車で送迎してくれたお陰でいつもより楽だったとはいえ、仕事後だとやっぱりバテるわい。 だって会社、ムカッとするほど忙しいんだよっ!「いつ有休を取ってもOK」と上司の許可を得ているといっても、それは自分の仕事はきっちり片づけるという前提あってのお話。エイリアンの襲撃を受けた地球防衛軍の職員並にあわてふためいて仕事をこなし、なんとかつじつま会わせているが、朝から退社まで気を抜けななくてやせ細りそう。 そいでもってな……今日はうつがモリモリ再発してるのだ。というのは、3日前に比べてさらに母の生命力が失われているのが見て取れたから。 おおおおお!この世で一番大事な人が10年かけてゆっくりと朽ちてゆき、もうすぐ終わりを迎えると分かっているのに何もできないこの苦悩!ぶっちゃけ心が折れそうだ。 まあいくらぼやいても事態は一ミリたりとも変わらないのなら、ぼやくエネルギーを別のところに振り向けるよ。そうだ!ゲイのM君がわざわざ送ってくれた『ビフォーアフター』の新日本プロレス合宿所編(ガチムチ・シャワーシーンあり)でも見て気張らししよーっと。
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2013年6月3日(月) おはようございます。今日もNIKKEIはお腹の急降下、ドル円はナイアガラ確実で、個人投資家死屍累々な日本からお送りします……とは言ってるものの、予想に反して案外持ちこたえるかもしれないのが投資のむつかしさ。きっちり予想できるなら、安月給でデスクにかじりついとらんと、今頃シンガポールで不動産経営でもやっとるわ。 ……なーんて鼻息荒い月曜日。目覚めてすぐに枕元の携帯に手を伸ばし、「ドル円100円割れてたら買いで入るYO!」とあせって為替レートのチェックをやってる私は、今のところ意外と元気です。 いや、隣島に通いすぎたせいで全身筋肉痛、整骨院の先生に「一体なにやったんですか?」と驚かれて、「いや、母の見舞いで歩きすぎて……」と答えたら「なるほど」と納得される程度には、肉体的には疲れてるみたい。 それでも「今日も明日もがんばるしかない!」と奮い立たせるだけの気力があるのは、人間の自己保存能力というか自然治癒力というか、ストレスから精神を守ろうと、アドレナリンが大量に分泌されているせいなんかねー。 まあやることないより分刻みでスケジュールびっしりの方が、精神的には楽。ぼんやりするのが何より苦手なタイプだから、この状況を楽しんでいるとまではいかないけど、
父を亡くした時みたいな後悔のないように動ければと思ってる。 社員に要介護者を抱える家庭が多いせいか、会社がとても協力的なのも助かるんだ。
インド旅行、ちょびっと更新→☆ |
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2013年6月1日(土) ![]() すびばせん。家の問題でバタバタしてます。この数日間、ほぼ毎日、往復5時間と5千円をかけて隣島まで通ってます。 今日は会社は休みですが、朝起きて整骨院にダッシュしました。体のゆがみを整えて、疲れとストレスを振り払うためです。でもって、これからまた隣島です。見渡す限りタマネギ&キャベツ畑が広がる島の風景が、自宅まわりの景色より馴染み深くなってきました。 ぶっちゃけしんどい。倒れてもいいと言われたら倒れます。それでも「精神は肉体を御するものである」とのモットーを胸に、悔いのないようにがんばるであります! さて、コンビニでチューハイ買って高速バスに乗り込むか……。 |