2010年1月29日(土) まずはヲトラン系の皆さまにご報告。 先日書いた通り、手術は2週間ほどの入院という点が、零細企業勤めのリーマンにとってはりっぱなリストラ要因。そんな長い有給取得は退職するまで不可能なので、あっさり選択肢からは排除するとして(M君が教えてくれた保険がきかない方法は検討中よv)、新たに提示されたのが「偽閉経治療」。 これは読んで字のごとし、薬品の力で生理を止め、半年間ほど閉経状態に至らしめることによって、本当の閉経の時期よりもゴールを手前に持ってくるという、なにやら力づくな方法だ。 けどこの方法、人工的に閉経状態にすることによって、更年期障害がひどくなるらしいってのが問題なのだよね。 いやもう、すでに「これが更年期障害か?」って思うほど手足が氷みたいに冷たいうえに肩はゴリゴリだというのに、これ以上体調が悪化するなんて想像もしたくない。 そういうわけで、当面はなんとかだましだまし日常生活を送るつもりだけど、とにかく血が足りないせいかすぐ横になりたくなる、とまるで「借りぐらしのアリエッティ」の病弱ボーイ状態。あ、ちょっとキーボード叩いただけで息が、息がぁ・・・・・・ぜいぜい。 |
2010年1月28日(金)
真っ昼間から赤い顔でフラフラ歩いている酔っぱらいおっちゃんや、イリーガルに客を引くお姉さんたちが所在なげに立っているさびれた地下街に位置し、経営が立ちゆくのか心配になるほど客はまばらだ。 この店の左側に写っている壁にウォートランポスターの2〜4は貼られていた。5年前の時点ですでに、80年代から時が止まったかのような雰囲気をキープしていたせいか、先日行った時もぜんぜん変わってなくて、なんだかタイムスリップした気分に・・・・・・。なんせ「電撃イライラ棒」なんかが堂々と存在を主張してるんだから! スケジュール帳を開くと本日の欄にこう書かれている。"ハーネマン5th ANNIVERSERY"。 思い起こせばあれは2006年のこと。 当時はすでに遊戯王のシャダ〜BOY MEETS GIRL(大塚シゲヲ氏のゲイコミック)のボウイ、という流れでスキンヘッド萌えがたぎっており、関西ではよく見かけるプライスダウンの黄色い自動販売機のキャラ(ハゲで帽子をかぶった小坊主が木槌を振り下ろすさまが描かれている)にすらポッvとするありさまだった。 そのように「ハ ゲ」の二文字を投入するだけで発火する下地は整っていたところへ、ハーネマンみたいないそうでいないスキンヘッド──その後も今もなお(個性派の)おなごの心をわしづかみにし続ける、白い悪魔を投入して燃え上がらないはずがない。 ヘボピーの報告を受けてすぐ、母とヘボピーと私の三人でのこのこ訪れたゲーセン。妹の予想はどんぴしゃり、姉の目は突如として頭上から舞い降りた大天使ミカエル、もといミッヒに釘づけに。そのあたりの一目惚れっぷり、それ以降の暴走機関車っぷりは、当時の日記をご覧頂ければ・・・・・・。 いやー、読み直してみると、当時の滾りっぷりが懐かしく思い出される。1月28日に出会ってから、毎日100円玉の棒金をたずさえて、会社が終わるやいなやそそくさとゲーセン通いしたのよね・・・・・・。 その上、出会った後わずか一週間後の2月4日には、あっさり筐体が撤去されていたとは、ヒキが強いというかタイミングが悪いというか。まぁそのお陰でポスターぜんぶもらえたんだから、運がいいといえばよかったのかもしれないけど。 考えてみればもしヘボピーがもしこの道を通るのが一週間遅ければ、私がハーネマンと出会うこともなく、また彼を通して知り合ったあまたの人々にも出会うことはなかったわけで。そう考えると縁とタイミングって不思議なもの。 そもそもビフォアウォートランの私のイメージでは、ゲーセン=不良のたまり場、ゲーセンにいる人=不良。 加えてウォートランがなければ私、母の病気が辛すぎて生きていられなかったかも。 そんなわけでハーネマンと出会って5周年。いろいろありすぎてひどく長いようでありながら、昨日のことにも思える5年間。 ウォートランポスター、ハーネマンの回とクーパーの回、以前ひそやかにネットに上げたことがあるので、見ていないかもしれない人たちのためにアドレス貼っときます。(でかいわよ) パート2 http://blue.sakura.ne.jp/~sissy/wartran2.jpg |
2010年1月22日(土) 筋腫がどうだの手術がどうだのってうじうじトークしたところ、皆さまを心配させてしまったみたいですびばせん、そして気にかけてくれてありがとう。 いやー、心配してくださる人がいるって心がほんわかしていいものですな! ともあれ、開始4日目にして「ふりだしにもどる」で顔まっつあおだった出血は、7日目にしてこれまた唐突に「あがり」的な極端な止まり方を見せたので、ひとまず救急車で搬送される心配はなくなった。 話かわるが、皆さんには限定モデルのフィギュアやら、セールで迷ったワンピといったものを、「あの時買っとけばよかった!」とあとから激しく後悔した経験はないだろうか。 私にはある。そりゃーもう数え切れないほどある。 そもそも買い物する時にはツレをおののかせるほど高速で決断する「衝動買いの女王」のくせして、妙なところでケチな私は、スカッと決断すべき時にうじうじ迷って買いそびれがち。 とはいえ、たとえゲットしそびれた商品でも、モノが国内にあれば努力すればなんとか手に入る。 前者はおしゃれな若人が集うガラス張りの店内にディプレイされていたピタピタのTシャツ。 ハンガーにかかったそいつを店の外から捕捉した私とヘボは大ウケ。「これは買わねば!」とガラスのドアを押しかけたのだが、いっせいに振り返ったイランのおしゃれ男女の視線に、なんだかとがめられてるみたいに感じて手が止まる。 そうよねえ、みんなが「オサレ〜!」と思って高いお金出して着ているものを、「マヌケ〜!」と爆笑してギャグで買うって、なんぼ「らき☆すた」の本場からやってきたとしても、ちょっとばかし失礼かもね・・・・・・。 で、エジプトの「買っときゃよかった」物件はというと、アスワンのひなびた市場で発見。
そして何よりも目を奪うのは、デルタ地帯に暴力的な唐突さで取り付けられた、歯をむき出して笑う口・・・・・・。ちょっと君、デザイナー呼びなさい。 イスラム国家でかようにアバンギャルドなセクシー下着に遭遇するとは夢にも思っていなかった私。ぽかんと口を開けてながめていたら、天然パーマのお店のアンちゃん、さも嬉しそうにパンティーをつかむと、彼がこの27年(推測)の間に見せたであろうベストスマイルを浮かべながら、デルタのあたりをぽちっとな。 こっ、これはいいBAKA!日本で待つ母に見せて喜ばせてやらねば!(母は私に輪をかけたシモネタ好きです) まぁまけろと言えばもっと安くなったのだろうが、多分ショップ的に一押しのレアアイテムを買いたたくのも異国人として悪いような気がして、かといってシュール下着に1700円も出す気にはなれず、あとにしたアスワンの下着ショップ。 けれど今ではクチビルと聞くと、ほこりっぽいアスワンの商店街で♪ハッピバースデートゥユー♪と歌っていた陽気なパンツがよみがえる。キンキンした人工的な声も、どれだけ振り払おうとも脳味噌にこびりついている。 いやー、ホントに手に入れられるものなら迷ったら手に入れるべきですなあ! こう書いているうちにもTシャツとパンティーは記憶の中で成長を続け、もはやRPGのレアアイテムばりの存在感。 |
2010年1月19日(水)
お客さんが来るとリスを見せるのがマヤの決め事。それはいいんだけど、息詰まる攻防戦を繰り広げる私vs介護認定担当官の間に割って入って、「ハガガガガァ」とかいいながらリスぶん回すのはやめてほしい。 ご無沙汰しております<(_ _)> いやはや、1月に入ってこの日記、ぜんぜん更新してませんねー。のぞいて下さる方々には申し訳ない限り・・・・・・。見捨てられないようちゃんと管理しなきゃとは思ってはいるものの、なんつーかもう、あたくし肉体的に絶不調・・・・・・。 ここを見てくださっている殿方には「ひーっ!やめてーっ!」と叫ばれそうな話題なのだが、子宮筋腫がひきおこす大量出血の影響で、唇の色がなくなるくらい貧血がひどいのだ。 それでもまだ月に一度のペースなら、毒薬とみまごう真っ赤っかなマスチゲンやファイチ、さらには医者の処方してくれるフェロミアを飲みつつなんとかしのげるのかもしれないけど、生理不順で月に二度とか大量出血すると、さすがに血気さかんな私でもへろへろになって当然。 体内ではこびとさんがいっしょうけんめい血を作ってるのに、うっかり者がタンクの蛇口をしめ忘れて、作るはしからザーザー流れて消えてしまうありさまを思い浮かべると、顔の斜線もますます増えるというものだ。 それが今月は特にひどくてさ・・・・・・。前になってから2週間しかたってないのにまたしてもやってきて、土日は布団から出られないありさま。 聞くところによれば、出血が多すぎると血液が空気に触れて液体状になるヒマがないから、半固形の状態で排出されるそうなんだけど、あ、エイリアンを産んだらこんな感じ?って感覚を、一日に何度も味わわされるとさすがに心が折れそうに。 婦人科で定期検診は受けており、手術かそれともこのまま我慢して閉経まで乗り切るか、二つに一つだと言われている。 しかし今回ばかりは、こりゃアカンとまっつあおになるレベル出血量。「出血が止まらなくなって死亡する人もいるんだから、子宮筋腫とあなどっちゃ駄目!ぜったい!」という担当医の台詞が頭に浮かぶ。 そこで血が足りなさすぎてガンガンする頭を抱えながら「子宮筋腫、入院、手術」で検索すると、あぁー、やっぱり「入院10日〜2週間」なんだね。加えて自分よりももっとひどい病状に苦しむ人たちの体験ブログを読んで、ますますクラクラ・・・・・・。 どうしてアタシ女に生まれちゃったんだろう・・・・・・と言ってもサバにお手を教えようとするより無駄なこと。 とにかく若い娘さんたちには口がすっぱくなるほど言っておきたい! |
2010年1月14日(金) 現在午前5時。年が明けてからというもの、サイトの放置プレイがすぎるので、たまには早起きして更新しようと思ったものの、ぶるっ・・・・・・さぶい、さぶいよ、底冷えするよ・・・・・・。 エアコンはがんがん、ケツの下には電気ざぶとん、ひざには毛布、肩にはストールと完全防備でのぞんだ上に、室温は17度もあってアラスカの木こりに叱られそうな快適環境のはずなのに、身体はちっともぬくもらない。 一方、エアコンから吹きつける温風は、顔ばかりに当たってお肌かっさかさ。キーッ!やめてよー!中年のお肌に乾燥は大敵なのに!・・・・・・とエアコンを止めたら再び忍び寄る冷気に耐えきれず、すぐまたつける、その繰り返し。朝っぱらから切ったりつけたりせわしないことこの上なし。 あ、そうこうするうちに鳥のさえずりが聞こえてきた。あ、でもまた静まりかえった・・・・・・寝ぼけてフライングしたのかな。 早起き鳥の声を聞くと、いつも母のことを思い出す。 さて、神社からもらってきた新しいお札も貼って気分一新。今夜から週明けあたりまでまたまた実家暮らしなんで、最低限やることやっとかなきゃ落ち着かなかったのよね。 ただ、掃除する時間がなくて、どの部屋も空き巣に入られた?と勘違いするほどごちゃごちゃなのは気にかかるけど、仕方がない。ペルシャ絨毯の上にキラ星のごとくちりばめられた、ブリーフ男子本とミリタリ本と服とバックの整理は、帰ってきてからにするか。 初詣は新年5日、参拝客もまばらになった頃、まずはいつもの神社に参拝したんだけど、新年5日目に突入してなお、ちらほら見かける嵐ファンとおぼしき娘さんたち。 キャッキャはしゃぎながらパステルカラーのお守りなんかを吟味する若人を、ふっ・・・・・・かわいいものだ、と微笑ましく眺めたりするのだが、それにしてもなぜこの神社にはこうまで嵐ファンが多いのか。 奉納された絵馬を取っても、その三分の一くらいを嵐関係が占めている。 だが、私は最近ようやく気が付いたのだ。 それはずばり神社の名前。 ま、こういう事態は、二宮神社の管理運営を微力ながら支えんと、せこせこ瓦や提灯を奉納している氏子としてはよろこばしいかぎり。 だってこの神社、街の中心地からややはずれた場所にあるマイナー物件ゆえ、K市で一番有名な、藤原紀香が結婚式をあげた(そして即別れた)神社に比べると、参拝客の数の差は比べものにならないほど少ない。 うっ・・・・・・まあおみくじはフォーチュンテリングじゃなくて、反省材料にすべきものとは常々思ってるし、「大吉」が出た年が交通事故に遭うわ、株で大損こくわでサイアクだったから、半凶くらいじゃびくともしないよ!と強がりつつも、やっぱり新年から「凶」の文字はドキッとするよね。 紙面に書かれたテキストは、「何事も進めがたく苦労多いが 怠けず精力的に取り組め 自然に実力で良い方向に向く 不可能より可能性を数え 静かに心育てよ」 それにつけても待ち人は来ず、恋愛は進展なし。病気がちで仕事は難多し、そんなぜんぜんめつめつ団な文面の中で一番光っていたのが、「相場・ゆれうごく」。 そりゃたしかに今年は「ゆれうごき」そうだよねー!いまだもって固く経済的二番底の到来を信じる私のスタンス的には、ユーロのどこかの国がデフォルトして株価はつるべ落とし、円は70円台、ボーナスカット・・・・・・と新年から描くおそるべき未来予想図。おおお、縁起でもねえ! 不吉なおみくじをあわてて結びつけつつ、ならば売りか?株もドルもユーロも売りで入れということか?なーんて黒い計画に思いをはせる私は、あ、神さまに「静かに心育てよ」と忠告されたはなからぜんぜん駄目じゃん!・・・・・・と、2011年初反省をするのだった。 |
2010年1月8日(土) くおおーっ!寒い!ギリギリ!二日酔い! 昨夜の酒が残ってるせいでキーを叩く手がぶるぶる震えてる。このまま飛行機に乗ったら吐くかも・・・・・・と心配しつつ、これから東京に旅立ちます。連休明けには更新再開いたしますので、どうぞよろしくお願いしまーす。(旅行中はツイッター@horemheb_18でつぶやいてます) |
2010年1月2日(日) みなさまあけましておめでとうございます。旧年中はかような僻地に足をお運び下さいましたこと、心よりお礼申し上げます。 ・・・・・・というごあいさつは、実家からこちらの家に帰ってくる4日か5日に「遅ればせながらおめでとうございます。てへっv」って感じでするつもりだったのに、新年早々またしてもや・ら・れ・た〜! 去年の正月には炊きたてほかほかのご飯を食べていると、「ゴリッ」と不吉な音がして奥歯がぽっきり折れたこと、覚えている方もいらっしゃるかもしれない。 それはエアコンのある部屋にしょっぼい折り畳みテーブルを持ち込んで、せっせとficを執筆していたさなか。いや、さしもの実家にも台所テーブルくらいは存在するけど、暖房機器がないため、台所でパソコン開いてると凍死しそうなのだ。 エアコンから吹き付ける温風でお肌をカサカサにしながら、「ぜんぜん書けない!」と苦しみ悶えた末にようやく着手したクパハネは、適度にエロも練り込んで、いいぞぉー!だんだんのってきたぜぇー!ここで「まあそんなにガツガツすんなよ」、とハーネマンが・・・・・・なーんてちょっと調子が出た矢先。 突如としてバキッと外れたテーブルの足。重力に従って落下するi−Book。 その結果、パソコンは死んだサバよりはるかに死亡。 さらに駅に着くと運転士の急病のため電車が遅れており、まさに泣き面に蜂。 まあ去年も歯が折れたことだし、この手の運の悪さが私にとっての正月の恒例イベントなのだわ、といつもの大人の女の落ち着きを取り戻し、立ち食いとんこつラーメンなぞをすすって帰ってきたわけ。 ほんじゃ友人から力づくで譲ってもらったゲイツマシンを抱えて、またまた実家に戻ります。自分の家にいる方がもちろん仕事ははかどるんだけど、ヘボピーに外泊していいよ、と言った手前、私がマヤの散歩に行かなきゃならんのだよね。 それではみなさままたのちほど。せっかく書いたストーリー、思い出せるかなあ・・・・・・。 |