2010年5月31日(月)

昨日開催された「明石原人まつり」行きたかったなー。
明石象の化石と明石原人の腰骨の化石が発見された地元会場では、和太鼓演奏や乗馬体験、明石焼き実演販売といった、原人より明石商工会への配慮のあとが見られる出し物に加えて、一般参加大歓迎の「明石原人ファッションショー」も行われるらしい。

昨年のイベント記録を見ると、ユザワヤで買ってきたヒョウ柄の布地を、ユニクロのTシャツやバリュートップのGパンの上からとりあえず巻いてみましたーって感じの原人モードの善男善女が、照れながら次々に舞台に登場しては太古の人々のくらしに思いをはせている。うーむ、なんて中途半端なコスだ・・・・・・。

リオのカーニバルが終わった瞬間にはもう翌年のカーニバルに思いをはせるカリオカ(リオデジャネイロっ子)や、夏コミが終わると同時に冬コミでやるキャラに頭を痛めるオタク・レイヤーが見ようものならきっと、「せめて脱げよ!Tシャツくらい!」と怒り出すことだろう。
レイヤーではない私ですら、「みんなせめてこのくらいはやろーよ!」とギャートルズのかーちゃんのコスプレで会場に乱入したくなる手抜きっぷりだが、パンピーの感覚ではきっとあれが限界なのだろう・・・・・・。

そんな中、唯一「これはいい!」と思ったのは、ちっちゃな女の子のヒョウ柄ワンピ原人コス。いや、正確に言えば女の子が持ったヒモの先につながれた犬。

慣れない場所に引っぱってこられたおそろしさに目を泳がせつつも、小さな主人のために必死で我慢している犬は、茶色と黒が混じったきちゃないボサボサの毛、口の回りは黒、眉間にしわ、ハンパな垂れ耳・・・・・・と、昔ながらの雑種犬。

「前世もその前も雑種犬でした。多分来世も雑種犬でしょう!」とキッパリ宣言するようなたたずまいは、見る者にああ、縄文時代の犬はこういう感じだったんだろうなと想像させるような、太古のロマンにあふれた犬だ。

そんな犬が審査員のツボにはまったのかどうかは知らないが、「明石原人ファッションショー」の特別賞は女の子&愛犬だったようで何より。でも来年は私がギャートルズのかーちゃんのコスプレでその賞、いただきます。

2010年5月29日(土)

夢に神様──アッラーやイエスや天照大神じゃなくて、漫画界の神様、ゴッド手塚治虫が登場した。
それも「グリンゴ」や「ネオ・ファウスト」あたりの、執筆に疲れを感じている頃の先生ではなくて、お肌つやっつや、気力あふれる若かりし日の手塚先生。多分藤子不二雄A&Bにトキワ荘の一室を進呈した頃かと思われる。
うーむ、寝る前に「海底超特急マリンエクスプレス」を見たわけでも、「ひょうたん駒子」を読んだわけでもないのに、なんでだ!?

・・・・・・と脳の不思議さはひとまずわきに置いといて、夢のなかでなぜか先生と私は同窓生。「あー手塚クン、そりゃないわ」なんて完璧なタメ口をきいている。

そんな私にゴッドが頼みごとを持ってきた。なんでもどこかの美術館のイベントで、手塚動物キャラクターについて講義することになったのだが、ボクは講義しながら絵を描くような器用なことができそうにない(実際にはそんなことないと思うが)、だからミキ君、ボクが話している横で、説明のためのボードに絵を描いてくれる人を捜してくれないだろうか、とのこと。

えーっ?そんな話私にせんでも、アシスタントが喜んでやるだろうに・・・・・・と内心舌打ちしつつも、わざわざ話を持ってこられては引き受けるしかない。フル回転で記憶を働かせ、デッサン力のあるヲタ友で、かつ今現在、家に確実にいそうな人を捜した結果、Yzさんがヒット。
電話したら案の定、「もしもしぃ〜?」とねぼけ声が返ってきたので、手塚の召還!急発進せよ!とスクランブル信号を発信。そいでもって先生と私とYzさんの三人で新幹線に乗り、美術館のある京都を目指すのだった。

ここ2,3ヶ月というもの手塚作品には触れてないし、Yzさんにもゆうに2年は会ってない。それなのになんでこんな夢見るんだろう?
・・・・・・と夢の中でいぶかしく思いながら、尻には新幹線の軽い振動を感じつつ、隣に座っている手塚先生に目をやると、先生のシミひとつないほっぺたが
ぷりんっvとつややかなことを発見して、女として軽い嫉妬を覚えるのであった。

・・・・・・とまぁ、どうでもいい話はここまでとして。
FXのボロ負けでささくれ立った私の心を癒そうと(多分)お友だちが作ってくれたハーネマン。同好の皆さんにもお見せしたいとお願いしたら快諾してくださったのでここに公開させて頂く。
→☆
内、黒ウェアのミヒは、クーパーが嫌がるハーネマンをクソスカしたシーフードバーに引っ張ってゆく拙作、"A DAY IN THE LIFE"のイメージで作ってくださったとのこと。

ホントにありがとーSさん!このお礼はそうだなぁ・・・・・・イキそうになるのを「アリス」中の詩「ジャバーウォック」を思い出して必死でこらえるクーパーSSでね!

2010年5月29日(土)

お外はとっても天気がいいのに わたしはお外にでられない きいろい砂がからだについて びょうきになってしまうから
・・・・・・と金子みすず調に書くならこんな感じだろうか。太陽はさんさんと降り注いで絶好の洗濯日和だってのに、
SHIT!黄砂のせいで、どうしても外に洗濯物を干す気になれんわっ!

スーパーの棚にずらり居並ぶ部屋干し用の洗濯洗剤を見るたびに、あー、最近ベランダに洗濯物干しちゃダメなマンション増えてるからねえと、浴室に設置されたカワックに余計な電気代を払わなきゃならない家庭に同情していたものだが、部屋干しトップが売れるわけは、マンション管理組合の縛りというより、大陸からのろくでもない訪問者のせいなんだとようやく分かったよ・・・・・・。

天気がいい日には中国工業地帯の有毒物質をたっぷり含んだ黄砂を吸い込み、皮膚は紫外線に痛めつけられ、家にこもっていても内臓は保存料と重金属に浸食され、あと20年もしたら日本人の平均寿命、72才くらいになってんじゃないの?と思ったりして。


ぜんぜん話は変わるけど、昨日取り上げた「レギオン」で思い出した。B級映画といえば、マイアイドル、クリス・エヴァンスの最新作「プッシュ」もファンとしちゃあ認めたかないが、かなりのB級だった。

超能力者と彼らを利用しようとする国家権力の争い、というありがちな構図に、ちょっぴり「レオン」テイスト(いやむしろ「ノウイング」かな)のおしゃま予言者少女を絡ませた本作。
「ジャンパー」と「マトリックス2」と「HEROS」と「ブレードランナー」あたりからちょこっとづつイメージを拝借して、香港撮影で制作費をできるかぎり絞ったって感じ。クリスタン鑑賞という目的がなければ、開始10分後にして電源をオフにしていたことだろう。

それにしてもクリスタン。「ファンタスティック・フォー」公開当時は、バスタオルがずり落ちそうな風呂上がりシーンで、輝くばかりのピチピチした肉体を惜しげもなく披露して某業界を震撼せしめ、新宿二丁目での「どのコがお好き?」ボードアンケートで、そしてオーストラリアの雑誌「DNA」の「好きな男ベスト10」でも堂々の一位を獲得して、インタビューなんぞやられていたものだ。

それなのに最新作「プッシュ」では、肉体はピチピチマッチョというより細マッチョ化。「ファンタ4」や「セルラー」の悪ガキぶりは影を潜め、どこかくたびれた、いや失敬、やさぐれた男子になっていたものだから、若さというのは持続不可能なものなんだなぁー、としみじみ。

それでも私が一番「カワイー!さわりたいー!腕まくらしてほしー!」と思う俳優さんはクリスなんだよねー。
「プッシュ」では脱衣シーンはまだか?
まだか!!(半怒)と、歯ぐきから血が出るほど奥歯を噛みしめて見守る私の期待をあっさり裏切り、最後までケツのチラ見せすらしてくれなかったけれども、やっぱあのぽってりして異様に赤い唇、超セクスィーで大好きなんだv

来世があるなら彼みたいなルックスに生まれ変わって、男も女も翻弄しつつ、でも一番好きなのは弟・・・・・・みたいな問題ややアリな男を目指したいと強く思う。

「プッシュ」、映画としてはあまり誉められたものじゃなかったけど、「チクショーこのクソアマ!私のニック(クリスタンの役名)にさわるなーーーーっ!」などと、かつてのガールフレンド役に罵声をあびせかけることによって血流がよくなり、観賞後には肩こりが治っていたという点で、五つ星のうち三つ星くらいは上げておこう。


※・・・・・・管理人が大好きなクリス・エヴァンスにちょっと興味を持って、どんな人なのか見てみようかなーと思ってくれた優しい人におすすめしたいのは以下の三作。

「ファンタスティック・フォー」(2じゃなく1の方ね)マーベル原作の陽気でアホで正義感の強いジョニーはクリスのはまり役!脱ぎっぷりもサービス過多といえるほど。なにこの肉体?じゅるっ・・・・・・って感じv

それからファンタ4より若い時の「セルラー」。女にふられゼニもないダメっ子が、ぜんぜん知らないオバちゃんのために頑張る姿に萌え!ビーチで躍動する肉体美に燃え!映画としてもものすごく面白い。傑作かと。これぞ脚本の勝利!って感じ。

そいでもって「トレインスポッティング」「スラムドッグ・ミリオネア」で一世を風靡したダニー・ボイル監督の、おいおい〜ちょっと暗いよ〜!と悲鳴があがる地味作品、「サンシャイン2057」。ヒロユキ・サナダも出ています。クリスはクールな軍人役。我が身を犠牲にするシーンに泣きました。風呂シーンはないけどびしょ濡れは有りっス。

ついでながら拙サイトのロメオ・クーパー(ウォートラン)は、ファンタ4のジョニー/クリスの、元気いっぱいでちょっとトホホなとこのある悪ガキのイメージで書いてまちゅ。

2010年5月28日(金)


ミシェル・チルダースも


リチャード・デ・シャザルも


アレクサンダー・マックイーンも
みーんな天使が大好きv

手元のファッショナブル系メールヌード写真集(※)をほんの何冊か開いただけで、ゾロゾロ出てくる天使もとい天使コス。
ここでは紹介しきれないほどの有翼男子の群れは、趣味の殿堂において天使の翼が、いかに絶大な人気を誇っているかを見て取れようというもの。

かく言う私も小学3年生当時、デビルマンの宿敵飛鳥了が白い大きな翼をしょったサタンの姿で現れた時には、なんかよく分からないけどもやもやして、汗ばんだ手でスカートのすそをぎゅっと握りしめたものだ。まぁ飛鳥クンの場合は両性具有につきオッパイついてたのが、無性に残念だったけどさ・・・・・・。

さて、映画の世界の有翼族といえば、古くはジェーン・フォンダの消し去りたい過去・ハイパーシュールお色気SF「バーバレラ」に登場する盲目の天使族青年(監督、それ、多分やりすぎです・・・・・・)が有名だが、最近だと「コンスタンティン」のガブリエルが思い出されるくらいかな・・・・・・あ、そういえばHEROSかどっかそのあたりのSFでも見たような。

そう考えてみると、なんでもアリの映画の世界にはいそうでいない「天使」。ただそこにいるだけでキャラが立ちすぎて、狼男もバンパイアもカエルの王子様も、目もくらむような後光の前でかすんでしまうせいかもしれない。

そんな取り扱い注意・まぜるな危険の天使ーそれもノーマル天使どころか四大天使の一人・ミカエルを主役にすえた無謀な映画が公開された。その名も「レギオン」!・・・・・・いえいえ、金子監督の「ガメラ対レギオン」じゃなくて、「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」「シン・シティ」などの特殊効果を担当、長編はこれがデビュー作となるスコット・スチュワート作だそうです。

「レギオン」では、天命に背いて己が翼を引きちぎった(キーッ!萌!!)大天使ミカエル率いる人間と、人類を滅ぼすため神の手で差し向けられた天使の軍団との壮絶な戦いが描かれる・・・・・・らしい。ミカエルと他の大天使ーガブリエル・ウリエル・ラファエルとの絡みも期待できそうだ。

ところが、公開は本日28日だったはずだから、初日を押さえねば!と鼻息荒くムービーウォーカーをクリックしたものの、あれ?地元じゃやってない?
さらに検索すると、早々とB級の烙印を押されているのも気にかかる・・・・・・。これはアレか?大画面の鑑賞には耐えられなくて、即DVD化されるクラスの作品につき、上映館がものすごーく限られてる?

ま、もし地元で公開されなければ、大阪か京都に足を伸ばすまで。それほどまでに「天命に背いて己が翼を引きちぎった」ミカエルという設定は、私のツボをぎゅーぎゅー押してくる。

ひとつ気にかかるのはミカエルを演じるポール・ベタニー。ネットの写真を見る限りやさぐれ度が高そうで、ミキ視点においていまいち天使っぽくない点である。
やっぱ天使といえば、プラチナブロンドの髪を海兵隊カットかローマカットーウェーブのかかった短髪にして、目の色も肌の色も限りなく薄く、肉体はやや細マッチョであって欲しいよねっ!(求む同意)


※・・・・・・余談だが「メールヌード」が男性(MALE)裸体を指す英語であることは、知られてそうで意外に知られてないみたい。妹ヘボピーなんか、メールヌード=MAIL NUDE(郵便ヌード)と勘違いして、「なるほど、『遠い国から来た男』だからだな」と納得してたと聞いて吹いた。

※「神&天使vs人類」で思い出したのが、SF好きさんに超お勧めの短編。テッド・チャンの「地獄とは神の不在なり」
天使が突然地上に降臨するたびに、強大なパワーの巻き添えで地は燃え建物は崩壊し、人々は命を落とす。そんな世界で降臨によって死亡した妻の復讐を企てる男の話。ハヤカワ文庫「あなたの人生の物語」に入ってます。他の収録作もヒューゴー賞、ネビュラ章、ローカス賞受賞とそうそうたるもの。すでに有名な一冊だけどまだ読んでない方はぜひどうぞ。

2010年5月24日(月)

あー海外旅行してー!・・・・・・と呟くだけなら小学生にだってできるけど、実行するのは物心両面で大変なこと。それでも私は行くのだ、「詩とバラの国」というよりむしろ「ノーヘル天国」と呼びたいイランにまたしても。

ペルシャ絨毯の郷がどういうところなのか、初イランでその片鱗だけでも垣間見て、多少なりとも度胸がついた錯覚におちいっているので、こんどは航空券やホテルは自分で手配の上で、9月の連休あたりにもうちょっと腰の据わったテヘラン&イスファハン訪問を画策中。

え?お前ペルシャ語分かるのかですって?
いやいや、私は先週までの4年間というもの、工房の名前入り絨毯を自慢げに上下さかさまに貼ってた人間。ペルシャ文字のどっちが上でどっちが下かが、ようやく分かるようになったばかりのレベルだというのに、英語表記を著しく欠いて、外国人旅行者にぜんぜん優しくない街を独りで歩けるはずはない。ガイドとして前回お世話になったアリ氏(キャラ属性・ずっこけ)を指名するのだよ、ククク・・・・・・。

問題は今度はヘボピーがついてきてくれないことかなー。「秋は基地祭が多いから無理っ!」って、そ、そんなにキッパリ断らんでも・・・・・・。
まぁ自衛隊は妹にとって、私のペルシャ絨毯&ウォートランに相当する存在だから仕方ないとはいえ、ツレがいない旅はちょっとしんどいかもなぁ。

誰かいっしょに行ってくれないかなー・・・・・・と言ってはみるものの、行き先が「日本ではなんとなく胡散臭いと思われている」国(在イラン日本大使館からのメールより)では、お父さんお母さんに激しく反対されること必至。まずは同行者を見つける段階で、かなり苦労しそうな予感いっぱいだ。


そんなこんなで、まず必要なのは先立つもの。ツアー会社を通さないから、多少は安くつくとはいえ、航空券、ホテル代、ガイド料、そして絨毯代を叩き出すため、サラリーマンのお手当だけじゃ間に合いそうにないので、FXに頼ったところ、先週いきなし奈落の底へと落ち込んだ円&豪ドルでボロボロに。

プラス圏からあっという間にマイナス200万にタッチした時にはあやうく「えぇい!どうにでもなれ!」と投げそうになったが、その後2ちゃんねらーばりの熱意でキーボードと闘った結果、現時点でなんとかマイナス40万まで復旧。ホッと一息ついている。

為替市場は土日は休みだからその間は為替のことを考えずに済んだけど、あと6時間半で開くニュージーランド市場で、円が高くなるか安くなるか、どっちに動くか観察せねば。
様子によっては30秒で売り抜けるために、目覚まし時計のアラームは6時20分に指定。朝っぱらから心臓に悪いバトルに我が身を投じるのだ。

それにしてもこれまでに、ウマにもパチンコにも株にもはまってきたけど、FXの恐るべきバクチ性と比べれば、赤ん坊&百人切り達成のギャル男みたいなもの。FXってホントに怖いギャンブルだ。

土日を除く24時間できる上に、突っ込むゼニは天井知らず。今みたいに狂ったようにアップダウンの激しい相場下では、少ない保証金でも100万200万は一気に取れる代わりに、あっという間に全てを失うこともある。

なんでも近頃「一発逆転をもくろんで」FXに手を出す若者が増えているらしい。やってる人間が言うのもなんだけど、FXなんてろくなもんじゃない。あれは投資じゃなくて単なるバクチ。

取り返しのつく金額でギャンブルだと割り切ってやるのはいいのだが、もし資産運用と考えるなら、FXはやめておくに越したことないと思うなー。
私も今の手持ちが10円でもプラスになったらひとまず撤退して、株と外貨預金でちまちま運用することにする。せわしなく明滅するプライスボードに右往左往する毎日は、心身共にすり減る感じがしてもう沢山だよ。

さて、それではアラームを6時20分に合わせて寝ることにする。明日の6時31分にはドル円が90円60銭になって、私が懊悩から救われるよう祈って頂きたい・・・・・・(涙)

どこかの通販会社のコピー風に書くならば「イランでよきもの見つけました」。イスファハンのアクセ屋でゲットした銀とターコイズとカーネリアンのネックレス。

ヘボピーに「こんな派手なのどこですんの?」と言われて「そ、それもそうだな・・・・・・」と一時は店の前から立ち去ったものの、やっぱり欲しくて購入。

120ドルくらいかなーと思ったら、スーパーマリオそっくりの店主、目方を量って「230ドル」。ぜんぜん財布に優しくないお値段だったので、「あー、またやっちゃたかなー」と後悔しかけたものの、日本で着けてみたら自分で言うのもなんだけど、びっくりするほどしっくりきていた。・・・・・・このしっくりっぷりそして絨毯愛、ひょっとすると私の前世はペルシャの田舎地主かなんかだったのかもしれない。

2010年5月23日(日)

まずは特報。
「古代エジプトうんちく図鑑」で「歴史棚の本はお堅いもの」という固定観念に縛られたエジプトファンを、「こういう切り口もあったのか!」と驚愕せしめた、我がマヌケ&おふざけ同志、いや師匠である芝崎みゆきさんの新刊が、スーパー難産の末、ついに発行されました。

「古代マヤ・アステカ不可思議大全」「マヤ・アステカ遺跡へっぴり紀行」(草思社刊)。
前者は人文、後者は旅行書の棚に並べられそうですが、どちらも全ページに手書きのイラスト&テキストが詰め込まれており、著者の「マヌケ」に対するウルフマン並みの嗅覚の鋭さも相まって、ものすごー楽しい本に仕上がっていると思われますので、ぜひ一度手にとってみてくださいませ。

ともあれおめでとう、そして長きに渡っての苦闘、お疲れさまでした芝崎さん。まずはゆっくり休んでから、出版祝いはアキバか新宿二丁目、どっちがいいか決めといてくださいねっ!


イランから送ったポストカードが、ようやく友人の許へ届いたらしい。
投函は5月3日──ということは、所要日数20日?うーむ、人口密度より羊口密度の方が高そうなド田舎じゃなくて、花の都イスファハンど真ん中に突っ立ったポストに投函したというのに・・・・・・。

まぁ考えてみるとサンフランシスコ宛のエアメールでも、一週間ほどかかることを考えれば、イランからだとそんなもんなのかもしれないなぁ。エジプト・ルクソールから投函したポストカードなんか帰国の一ヶ月後に到着しとったからな・・・・・・郵便事情はイランの完全勝利。

でもって友人Sちゃんが、ポストカードのお礼を兼ねて送ってくれたハーネマン画像に、眠っていた萌え心が呼び覚まされ、今ふたたびウォートラン話をガンガン書きたい気分。
以前聞いた「どんなにマイナーなジャンルであろうと、二人いれば同人はできる」という友人Nさんの言葉が思い起こされる・・・・・・まぁウォートランの場合、もうちょっとはいるけど!同人の数(笑)

とにかく長いこと絵も妄想話も書いてないから、まずはリハビリ代わりに超ショートストーリーから・・・・・・で、ふと頭に浮かんだのが、「不思議の国のアリス」中のノンセンス詩「ジャバーウオック」。

アリスといえば英国、英国といえばロメオ君・・・・・・ってことで、クーパーに「小さい頃覚えたんだ」とジャバーウオック──「そはゆうとろどき ぬらやかなるトーヴ達・・・・・・」と暗唱してほしい。(私も幼い頃からアリスが好きで、いっしょうけんめい覚えました)
英国といえば「雌牛が月を飛び越えた」とマザーグースをやってもらってもいいんだけど、軍人さんにはちょっと可愛くなりすぎかなと、毒気のあるアリスの方で。

ハーネマンにはイランの大詩人・モウラヴィーの詩を暗唱してもらうのは無理かなぁ。「聴け 葦笛が如何に物語るかを 如何に別離をかこつかを」・・・・・・と美しい詩は、ペシミスティック・ロマンティストに向いてそうなんだけど、モラウヴィーの詩だと中東系自由人のポーの方が似合うかも。

あと、ハーネマンの「ま、そんなもんだ」って台詞で終わる話も書きたいんだよなー・・・・・・と色々妄想するのは人生の大きな楽しみだよね、オタクにとっては。

イスファハンには絨毯のみならず、私がものすごー好きそうな、日本ではほとんど見かけないこういうブツも腐るほどあって、どこから手を付けていいか分からずテンパリすぎて気が狂いそうに・・・・・・。

写真ではよく見えないが、手で細かい模様が描き入れらている。で、山ほどあるブツの中から「これとこれとこれ!」と指さしたら、「それ、みーんなマスターの作品なんですよ」っておいおい・・・・・・。たしかに見比べると師匠の作品は下っ端のものとは雲泥の差。

日々ペルシャ模様に親しんでいると、知らないうちに見る目が養われるものなんだなー、としみじみ。まぁ日本ではぜんぜん意味ない審美眼だけどな!

2010年5月22日(土)

宮崎の偶蹄目たちの頭上に疫病の黒い風が吹きすさぶ昨今。「処分」されたウシやブタはいったいどれほどの数に達するのだろう。ああ・・・・・・昨夜ニュースで見たブタの肌色のお尻──飼育者のおじさんに導かれるまま、おとなしく歩いてゆくブタの映像が頭から離れなくて辛いなぁ・・・・・・。

話変わるが、サングリア作りに凝っている。
スペイン料理屋のドリンクメニューには欠かせないサングリア、私のイメージ的には「酒とジュースの中間的存在、ヌルい飲み物」なのに、店で飲むと一杯6,700円は取られるもので、ツレが「サングリアください」とオーダーするたびに、喉元までせり上がってくる「えっ??他のにしときなよ!」という台詞を押さえるのに苦労する。

そんなサングリアだが先日、行きつけのバーで作り方を聞いたところ、「広口ビンに安ワインとフルーツと氷砂糖を放り込んで、一週間ほど寝かせるだけだよーん」と予想よりもイージーな製法を伝授されたので、果物屋で投げ売りされていた一山100円の甘夏と、200円の死にかけイチゴで試してみた。

すると想像よりもはるかに美味しくできており、もうすっかりサングリアのと・り・こ・・・・・・。
フルーツならだいたい何でもいけるそうなので、売れ残れば翌朝には「燃えるゴミ」となって、ゴミ回収車の体内に収まる運命にある死にかけフルーツを、せっせと購入、せっせとビンに投入。地球に優しい己に酔いつつ、サングリア作りにいそしんでいる。

使用ワインは多分シャブリのグランクリュ・レ・クロなんかよりも、どデカ紙パック入りとか300円台のPB商品の方が適していそうなので、みなさんもおうちで手軽に作ったサングリアで、軽いぜいたく感を味わってみては。

ただ、サングリアといえども酒の一種。口当たりがよくてジュースみたいなせいで、ついガブガブいってしまうが中身はワイン。あなどっていると翌朝にはトイレで胃が裏返るほどリバース、ミイラもどきの顔で出社・・・・・・って危険もはらんでいるので、自家製のリーズナブルさに安心しすぎないよう、適量を守ることをお勧めする。

テレビを見ていてふと振り返ると、犬が固まっていた・・・・・・。人間の注意を引いて腹をなでてもらうためかと思いきや、ヘボピーによれば夜中にふっと目がさめた時にも、こんな風にフリーズしていることがあるというので、一種の趣味らしい。

気づかれて体勢を変えないように忍び足で近づいて、そーっと顔をのぞきこむとニヤニヤしていた。そういえばトトロもこんな顔で笑ってたよね・・・・・・。

2010年5月21日(金)

先日地上波で放送された「300(スリーハンドレッド)」、皆さんご覧になっただろうか。
説明の必要もないと思うがこの作品、クセルクセス王率いるペルシア軍に、赤マントをひるがえし300人ぽっちで立ち向かったスパルタ男どもの死闘を描く、歴史系マッチョ愛好家垂涎の的である。

画面を彩るのはマッチョ!マッチョ!!マッチョ!!!ところにより一時オ・カ・マvなこの映画をもちろん私が嫌いなはずがなくて、一時はスパルタ王レオニダスが裏切り者に言い放った台詞、「永遠に生きろ」を口癖とするほど愛好していた。

そんな私の歴史マッチョ愛を知ってか知らずか、今回の地上波放映で初めて「300」を見た友人(♂)、「あんなレスラーみたいな筋肉じゃぜんぜんダメだ!本当に使える筋肉はうんぬん・・・・・・」なんて講釈垂れだしたので、カチンときた私。
あわや絶縁モードに突入か?と思ったが、さすがに4○才と6○才のケンカじゃねーとお互いに気づき、冷戦は回避されたのだった。

それにしてもロドリゴ・サントロ(※)が演じる、スキンヘッドのクセルクセス王。「なんかミキさんとキャラかぶってますねー」と言われることがしばしばなのだが。
そりゃもう惚れ惚れするほどゴージャスで異端で変態な王様なんだけどね・・・・・・「勤務先:歌舞伎町・黒鳥の湖」ならいざしらず、ありきたりの会社に勤めるありきたりのリーマンとしては、オカマ大王とキャラがかぶると言われても、喜ぶべきか否か判断に迷うところだ。

そういえば「300」、筋肉&汗くささレベルが突出しすぎてるせいで、日本ではウケが悪いだろうなーと思っていたら、コミケにおいては300同人、予想をはるかに越える数が見受けられてびっくりした。
うーむ、さすがオタクの聖地ジャポンだけあって、腐女子同志のふところはパンゲア大陸よりも広い。


※・・・・・・「クセルクセス王を演じているのは、ロドリゴ・サントロっていうブラジルのアイドルなんですよー」と写真貼付で知らせてくれたのはゲイのM君だが、さっきググったら、ジム・キャリーとユアン・マクレガーが恋人同士の映画、「フィリップ!君を愛してる」では、ジム・キャリーの死んだ恋人役がロドリゴだった・・・・・・。じゅるっvいい男ぉ〜ん!と思ってたら彼だったのね。

あと、「300、レオニダス、永遠に生きろ」でググったらこんな書き込みも発見。
「レオニダスを口説くクセルクセスのシーンだけでもいいから田亀源五郎先生にコミカライズしてほしい。髭要素を考えると間違いなくレオニダス受け」・・・・・・はげしく同感っス!

「この人ジョジョに出てきそう」(クセルクセス王のことね)・・・・・・今、気づいた。相手がオタクであろうとなかろうとも、自分が友達になれるかなれないかは、きっと相手がジョジョが好きか、それとも体質的に受け入れられないかで決まるだろうなということに・・・・・・。(無論私はジョジョ愛派です)
そいでもって「300」のペルシャ軍が史実から離れすぎてるせいで、イランからクレームがあったらしい。おおおイランよ・・・・・・。

引き出しの整理をしていたら「頭のみクセルクセス王」な写真が出てきた。頭だけでもパンキッシュがすぎるというのに、コートはマトリックス風味、首には武藤遊戯ばりのレザーのチョーカー・・・・・・友人に「ミキさんやりすぎです!」と言われるのも当然。

当時はこれにフォンテーヌのカツラをかぶってお仕事してたんだが、そこをスルーする会社も会社だよね。

2010年5月16日(日)

ご無沙汰しちょります。帰国したはずなのにぜんぜん更新がないもんで、イラン風邪で日赤病院に隔離でもされてんじゃないか?と心配してくださった方もおられるかもしれないが、そこそこ元気ですミキ。

しかしたった8日間とはいえ、禁酒国での強制的断酒とハードめの行程、そしてゼニの使いすぎによる老後への漠然とした不安のせいか、帰国後は酒もごはんもあんまり欲しくなくなってよぉ・・・・・・。
それに伴いスタミナもなくなったのだろうか、パソコンも立ち上げずに、毎日赤ちゃんみたいに寝てばっかなんだよねー。

肉も揚げものもあれほど好きだったのに、この一週間はほぼベジタリアン状態。何か食べに行くといえば、「わらわは血のしたたる肉を所望じゃ」なんてぬかしていた私を知る人には「なにかおかしい・・・・・・エイリアンが化けてんじゃねえの?」といぶかられそうな嗜好の変化だ。

いや、でもホント欲しくないんですよ、肉。アルコールが欲しくなくなるのは分かるけど、なんで肉までも?イマーム広場で修行僧の霊にでも憑依されたか?
そういえば手相業界において「霊的に守護されている相」とされるらしい右手の平の十字が、やおら左手にまで浮き出してきたんだよねえ・・・・・・。

ま、野菜生活の甲斐あって、ジムでどれだけ努力してもぜんぜん減らなかった体重が、出発前に比べて5キロダウン。
とは言え数字だけ見ると喜ぶべき事態ながらも、手持ちのブラジャーがぜんぶユルユルで「ぜい肉はまず胸から落ちて腹はラスト」という美容業界の格言を噛みしめる毎日だ。


さて、そんなイマイチ生彩に欠ける日常にあって、今日は実家に帰らずに「タイタの戦い」を見に行こうと思ってた矢先、トゥルルル、トゥルルルゥーー(ドッピオ?)と父からの電話が。なんでも母の見舞いに行きたいのだが、マヤに留守番させるのが可哀想だから帰ってきてくれとのこと。

やめてよー!犬なんか独りで留守番できるよ〜!これからサム・ワーシントン君のギリシア甲冑姿に萌え萌えするんだから!
・・・・・・と言いかけたものの、あたくし今回の旅で家族の大切さをしっかり噛みしめたので、ここは老いた親の希望優先ってことで素直に実家に帰り、サンテレビにて昼から4時まで延々垂れ流される「K市まつり」の生中継を見ていた。

我が町K市が毎年5月に行うまつりのメインディッシュは、種々雑多なグループによるパレードだ。
サンバチーム、バトンスクール、地方自治体、税関、警察、こども会に宗教団体・・・・・・と一見バラエティーに富んでいそうで、しかしリオのカーニバルやオーストラリアのマルディグラにおけるゲイパレードに比べると、はっちゃけっぷりと露出狂レベルにおいて、「ああ、日本人ねぇ」と思わせる中途半端なパレードは、ぶっちゃけ背筋がさぶくならないでもない。

しかし同時に、満面の笑みをたたえてトロトロ歩くみなさんの善男善女ぷりに心洗われた、と言えないでもないので、暇つぶしにテレビに貼り付いて鑑賞した成果を、ちょこっと紹介させて頂きたい。


「K市まつり」と聞くと、K市民がすぐに思い出すであろうものは、地の果てまで続くゆかた姿のオバちゃんの群れだ。

この婦人会、もしくは民謡愛好会によるパレードは、幼い頃から県庁や市役所のパレード(公務員のオッサンたちがトロトロ歩くだけ)と並んで、最も面白くない出し物なのだが、めまいがするほど参加者希望者が多いせいで、パレードの列もいきおい気が遠くなるほど長くなる。飽きた子供がむずがろうが、そんなこと知ったこっちゃない。

想像して欲しい。踊りもって三歩進んでは二歩下がる50代OVERのオバちゃんの列が、果てしなく続いている光景を。しかしその次には楽しいサンバチームが配置されていたりするから、人々はイヤでも我慢するしかないのだ。正に抱き合わせ商法。K市まつり企画部の勝利。

そんなうんざりするようなパレードなのに、数のパワーとはえらいものだ。
私なんかは「K市まつり」と聞くとまっさきに、震災でしばらく中止されていた後、久々に開催された年のおばちゃんパレードを思い出す。

それは「鎮魂の気持ちをこめて」頭上に灯籠をのっけたオバちゃんの列が、暮れなずむメインストリートに、ぼーっとしたオレンジ色の光の河となって、どこまでも・・・・・・はるか遠くまで・・・・・・続いていた光景だ。
その年のパレード、がんばったK市が本場リオデジャネイロからプロのサンバチームを招聘していたというのに、褐色半裸のネーチャンの映像をさしおいて、まず頭に浮かぶのは灯籠のっけたオバちゃんだなんて!

そんなオバちゃんパレード(爆裂灯籠モード)の写真もここに並べたかったのだが、どのフォルダをさぐっても見つけられなかったので、代わりにオバちゃんパレード(ノーマルモード)の写真をのっけておく。

まつりでは「ゆるキャラフェア」も行われていたらしい。こいつは「ハッスル黄門くん」・・・・・・大丈夫か栃木県?!!!

姫路市からは「城丸姫」と「姫路お城の女王」。「お城の女王」・・・・・・解釈によってはSMチック。

ゆるキャラいっぱい。しかし数打ちゃ当たるってわけでもなかろう。造形的にはかなりの失敗作と見た。

可愛さのかけらもない。一体どこのマスコットだよ・・・・・・「加東伝の助」って?(ググったら「加東市」でした。それどこ?)

やっぱゆるキャラといえばはばタンだよね!テレビカメラを捕捉したはばタン。

その一秒後にはこのポーズ。さすがわたくしたちの街の観光大使!いよっ!赤と青のクツのはきちがえが洒落てるねえ!

はばタン、高貴なフェニックスのはずなのに、手塚治虫の火の鳥とは違ってぜんぜんカッコつけてないところに好感持てるよね。

許しません、黒い武器。通しません、白い粉!悪の侵入を水際でくい止める税関職員の人たちも、ピロッポー、ポポップーと真面目な顔でパレード。

ハレのこの日のために、ユザワヤで材料を仕入れたママが、こつこつ手作りした衣装をまとったガキんちょ行列。

南京玉すだれ愛好会のパレード。全国大会とかもあるらしいが、正直なとこ私には、玉すだれ界に身を投じる人の気持ちがどうしても分からない。

若者の結束を高めるとして、近年注目されている「よさこい」も無論あります。

昔はしょーもなかった市役所や県庁のパレードもちょっとは改善されたようだ。アラビア風の衣装を着てヘソ出しでがんばる、県庁の女性職員たち。

まぁこれは論外として。(県知事&副県知事)

他にもこんな歴史衣装のお姉さんやら・・・・・・。

市民の血税を使って建てられた、悪名高い市庁舎を背景に踊るサンバのお姉さんやら・・・・・・。

若さはじけるサンバのお姉さんも、この先に控える熟女の群の年の功にはかなわない。

まぁ対抗馬がいないわけではないですが。
(かっぽれチーム)

でもやっぱりサンバのお姉さんたちよりも・・・・・・。

数は力なり!紅白における和田アキ子にして北島三郎!K市まつりの真打ちは、やっぱりオバちゃん軍団で決まり!

こういう軍団が三歩進んで二歩下がり・・・・・・と牛歩戦術でメインストリートを埋めつくす。子供がむずがろうともお父さんがうんざりしようとも、K市まつりの花形はなんたってあたしたち!

無敗のオバちゃん軍団を打ち負かすのは彼しかいない!K市が放ったリーサルウエポン・サンバチームの男ダンサー。

ヘイ!マッチョもうイッチョ!逆光に輝く肉体美に、女性(とゲイ)の目はキラキラ、よだれジュルッv

オバちゃん団体と宗教団体の間に、こういうものもサンドされるからうっかりトイレにも立てないんです。USアーミー音楽隊。ぐへへへv

お・ま・けv「K市まつり思い出のアルバム」より1980年代のパレード。全員小柳ルミ子(一人美輪明宏)に見える。

2010年5月8日(土)

イランにおける京都的存在・古都イスファハンの絨毯屋にて戦利品と。特に左のブルーには一目惚れ!こいつと出会えただけではるばるイランまで来た甲斐があった、と言えるほど美しいv

イランより無事に帰国ちまちた。帰ってきたら円が90円割れてたから我が目を疑ったよ。いよいよギリシャもデフォルトなのか?

あちらでは天候に恵まれトラブル少なめ、モスクは美しくイラン男女は日本人にやたらと親切で、とてもいい旅ができました。

バラ柄のマグカップ(笑)はどこを捜しても見つからなかったけど、絨毯はこれや!と飛びついてると結果的には4枚に。いやー、胴巻きに隠し持ったゼニで十分だろうと思ってたんだけど、強力な呪文で封印していたクレジットカードを、ペルシャの空の下に解き放つ羽目に。

とにかく今日はひとまず寝ます。落ち着いたらぼちぼち更新するのでどうぞよろしく。疲労のせいで口の中がタコのいぼいぼみたいな口内炎。何を食べてもしみるせいで、食欲がおこらずちょっぴり痩せられたかも。

こいつがマスターカードの結界を破った張本人だ。はるばるイランまで来たんだから、イスファハンだけじゃなくてテヘランの絨毯屋も見て見るニャ、と思ったのが運のつき。おおお・・・・・・見なけりゃよかった・・・・・・。

2010年5月1日(土)

あと10分で出発だ。朝4時半に起きたのに、またしても時間ギリギリだよ・・・・・・なんとかならないのか?このペース配分の下手っぷり。

イランではできるだけ髪の毛を洗わずに済むように、ダッシュで風呂に入ったのだが、乾かす時間がないから濡れた頭のまま飛び出さなきゃならない。カメラのメモリに残っていたエジプト写真の整理に思いのほか手間取ったのが計算違いだったなあ。コピーは何枚も取ってあるんだけど、ものすごい手間をかけて撮影した何百枚という写真、いざ消すとなると勇気がいるよね。

おぉおお!そうこうするうちに旅立ちの時が。
シーサーおばちゃんの店でゲットした燃えないゴミもといシンプルイズベストなコートに身を包み、腹には絨毯購入資金の100ドル札X100枚すなわち95万円を巻いて、クセルクセス王率いるペルシア軍の本陣向けていざ出陣!頭をおおうスカーフは、さすがに日本からはして行きたくないので、テヘラン上空でバッチリ装着するためにバックの底に忍ばせてある。

それではミキはペルシャ絨毯の郷、イランへ行ってまいります。ケガしないよう、病気しないよう、そしてなにより強盗に逢って全財産取られないよう、どうぞみなさま祈っててください。