大人はわかってくれない (前編)


ハピ神の水瓶からあふれて蕩々と流れるナイルのほとり、少年は膝を抱えて座っている。

背後にはアメン・ラーに捧げられた「南のオペト」(ルクソール神殿)、すぐ目の前には悠々たる大河、そしてさらにその向こうにはくすんだ色をして憂鬱顔のネクロポリスの山並み。

もうすぐラーの船が天空の真ん中あたりにさしかかる頃だ。
さぁ、ぼちぼち切り上げよう、と相棒を呼ぶ漁師の声がどこか遠くから聞こえてくる。

頭上に白く輝く太陽は昨日までの姿となにひとつと変わらない。
だのに今日は降り注ぐ日の光が地上に届く途中で千本の矢に化したかのような鋭さで、彼の頭をじりじりと焼け焦がす。

はぁぁああああー・・・・
少年は大きなため息をついた。

頭がひりひりする。

彼は金糸で縁取られた水色のサッシュをウエストからすらりとほどき、頭にぐるぐる巻いて顎の下で器用に蝶結びをした。
千年前から変わらぬデザインで腰回りを被う白い亜麻のスカートは、ほっそりした少年の肢体に軽やかに巻き付いて涼しげだ。
だのに頭はときたら!
サッシュでしっかりと暑苦しく被われて、まるで嫉妬深い主人を恐れて人前で顔を隠す美人の奥方みたいなありさまだ。

サッシュに隠されたシャダの頭には、昨夜までそこを飾っていたゆるく波打つ綺麗な巻き毛はもうない。
あるのはただそれを生やしていた寒々とした土台のみ。

いや、頭の毛だけではなく・・・
彼の体にはもう一本の毛すら残っていない。
綺麗さっぱり剃られてしまったのだ。

一体誰に?
・・・鋭い光を持った目をいつもぎょろつかせている政府高官、シモンという名の中年男に。




よろめきながら立ちあがったシャダは水鏡を覗き込む。
水の中からこちらを見返しているのは、布をかぶったへんてこな少年。
彼はおそるおそる水色の布を脱ぐと、つるつるに剃り上げられた自分の頭を水面に写してみた。

ヒエログリフの“セネジュ”(羽をむしられた鳥)みたいだ・・・(※1)とシャダは思う。

ああ、姉さまたちはボクの髪の毛をさわるのが大好きだったのに。

「この子の髪の毛は本当に綺麗だわね、子猫みたいに柔らかくて気持ちいいわ」
「ロータスを頭に飾ってみたらどうかしら」
「まぁあ、なんて可愛らしいこと!ロータスが妬いてしまいそう!」
「可愛いシャダや!お前が女の子で私たちが男なら良かったのに」
そう笑いさざめきながら、シャダの髪の毛を撫でたり編んだりしていた漆黒でこわい髪を持つ大柄な四人の姉たち。

姉さまたちやお母様がボクのこの頭を見たらなんておっしゃるだろうか?
お母様なんかショックでひっくり返ってしまうかもしれない。
あと少ししたらアビドス詣(※2)のついでに、みなそろってこっちに遊びに来ると手紙が来てたのに・・・
・・・・・・その時までに元通りになるんだろうか?



その時、シャダの脳裏に蘇るシモンの言葉。

そうだった、髪を伸ばしちゃダメだって言われた。

「よいかシャダ、お前はこれからは神官のようにしてこの姿のままでいるのだよ。
しばらくしてまた伸びてきたらまた私のところへ来なさい・・・・・分かったね?」
目の前の小男は柔和に微笑みながらそう言っていた。

「・・・でもボクは神官ではなく法官候補なんです!」
心の中で叫んだシャダだったが、口元は微笑んでいるのに目は猛禽のそれであるシモンがなんだかひどく恐ろしくて、そのままぐっと言葉を詰まらせてしまう。

決して命令口調ではない、ゆっくり優しく話しかけるシモンの低い声。
でもそこには有無を言わせず人を従わせる調子が含まれていて、シャダは阿呆のように口を半開きにしたままコクコクとうなずくばかりだった。

そう、昨夜もそうだった。
命ぜられるままに着衣を落とした。


皮膚に感じられるシモンのごわごわしたてのひらの感触。
そして背筋がぞくっとするほど冷たい軌跡を描く銀の剃刀・・・
頭から喉元、腕から胸、そして尻へとすべり降りてくる銀の剃刀の微かな音を聞いているうちに、なぜだか体がどんどん熱くなって・・・
剃刀を股間に押し当てられた瞬間に射精してしまった。

もうすぐ14歳、子供ではないからそれが何かくらいは知っていたけれど、手でさわってもいないのにどうしてそうなったのか分からずシャダの頭は真っ白になった。
・・・それからの事は良く覚えていない。
ただ記憶に残っているのは、アラバスタのランプに照らされて時折きらめく銀の剃刀、そして自分をじっと見つめるシモンの瞳の得体の知れぬ色。


ああ・・・ボクはもうおしまいだ。頭がおかしくなっちゃたんだ。

人に知られてはならぬ姿をシモンに見られてしまったようで、シャダはひたすら恥じた。

それにこの頭!もうお母様にもお姉さま達にも顔向けできない・・・
確かに神官や洗濯屋は頭を綺麗に剃っているけれども、髪が薄くなってきたと言っては、細かく刻んだレタスを禿げた部分にあてがう(※3)父親の憂鬱顔を見ていたシャダにとっては、剃髪など考えもよらないことだったから。



死のう・・・
突然彼は思いたった。

そう思いだすと死のみが目前の問題を解決してくれる唯一の逃げ道であるような気がしてくる。(※4)

もうこうなったらいま死のうすぐ死のう。
このままナイルに飛び込んで全てにおさらばしてしまおう!

シャダはパピルスのサンダルを脱ぎ、水際に揃えて置くと意を決して白いつま先を水に浸す。


じりじりと太陽に焼かれている頭や肩や背中の熱さと対照的な川の水の冷たさ。
その心地よさに自分が今から何をしようとしているのかつい忘れてしまいそうになるシャダ。

・・・もう死ぬのは明日にして今日は一泳ぎして帰ろうかな・・・
少年の決意はぐらぐらする。

・・・いや、ダメだダメだ! 一度決めたことをやり遂げるのが男だとお父様もおっしゃってた・・・
彼はきゅっと唇を噛んでもう一歩を踏み出した。

するとその時、彼は自分をじっと見つめる視線を感じぎょっとして顔を上げる。
ええっ?!いつの間に?
彼の前方、パピルスの茂った中州に横たわっている黒い固まりは、見たこともないような大きなワニ。
ワニは待ちあぐねたようにイライラした様子で腹を小刻みに震わせ、鼻の穴を膨らませてため息とでも取れるような大きな呼吸をひとつした。

ボクを食べる気でいるんだ・・・

お前みたいなやせっぽち、食ってもおやつにしかならないが、どうしてもというなら食ってやろうなぁ。
巨大なは虫類の黄色い瞳はそう言っているように見える。

その時シャダの脳裏に蘇るのは幼い頃みた恐ろしい光景。

家族で水鳥漁に出かけたとき、見張りの男がワニに噛まれたんだ。
「見ちゃいけません!」ってお母さまは慌ててボクの目を覆ったけれども、あの時の血の赤は忘れようたって忘れられない。
魚みたいにはね回ってた男の脇腹は変な具合になくなってて、あたりが信じられないくらい血だらけでその内風みたいなひゅーひゅーいう音も聞こえなくなっちゃって・・・

死ぬってああいうことなのかな。

シャダはぶるっと身を震わせると、キッとワニを睨んで足元の小石を投げつけて大声で叫んだ。
「まんまとお前なんかの昼ご飯になってたまるか!死ぬんならお前がいない時だ!」

小石は綺麗な放物線を描いてゴツ、という鈍い音と共にワニのでこぼこした背中に命中したが、鎧でおおわれた生き物は、邪魔くさそうに目をしばたたかせただけで微動だにしないのだった。






さて、一方こちらはペル・アンク(生命の家)付きの学生宿舎。
おかっぱの少年は友人の部屋で主の帰りを待っている。

昨日シモン様と一緒に書物の家から出て行ってからというもの、シャダはまだ部屋に戻っていないはずだ。
あいつがほったらかして行ったナクトの葬祭用パピルスの写本、代わりに上げてやったから渡してびっくりさせてやろうと思ったのだけれども・・・

彼とてやらねばならない事は山ほどあるから、いつ帰るか分からない友人をいつまでも待っているわけにはいかない。
待ちあぐねたカリムは、巻物を青と白の幾何学模様で美しく彩られたタマリスク材の小さなテーブルの上に置くと、部屋を出ようと椅子から立ちあがった。

するとその時、ギ、ギーッと乾いた音を立てて開いた扉の、その細く開けた隙間からひょこっとのぞいたのは、見慣れた茶褐色の猫っ毛ではなくて・・・

「シャ・・・シャダ?!」

年齢のわりに余りものに動じないカリムだったが、目の前の友人の姿にさしもの彼も声を上ずらせた。

「やぁ・・・カリム」
今や一本の髪の毛もないやせっぽちの少年は、おぼつかない足取りで部屋にはいると蚊の鳴くような声で言った。
「ボクを待っててくれたの?」
無理に笑みを浮かべた口元がひくひくしている。

一体その頭は・・・と喉まで出かかった言葉を必死で押さえて、カリムは努めて何気ない風に答えた。
「おまえ昨日、『死者の書』を放ったらかしのままだったろう?僕が写本しておいたからここに置いとくぞ」

そう言い終わるか終わらないかのうちに、みるみるうちに目の前の友人の両眼からは涙がぼろぼろとこぼれてきてカリムは慌てた。
「うっ・・・うっく・・・カリムぅ〜・・・」
緊張の糸が切れたのだろうか、 シャダは自分よりも頭一つ分長身な友人の胸に顔をうずめると、堰を切ったようにように泣きじゃくり始めた。

<それにしても綺麗さっぱり剃ったもんだな>
一体何がどうなったのかさっぱり分からない色黒な少年は、妙なところに感心しながら胸の中でしゃくりあげる友人の、変わり果てた小さな頭をただ黙って見つめるばかりだった。



それから小一時間はたっただろうか、カリムはオーク材のベッドの上にシャダと並んで黙って座っている。

さっきから友人の身の上に何が起こったのかやんわりと聞き出そうとはしてはみた。
どうもシャダをこういう姿にしたのは他ならぬシモン様らしい、ということだけは分かったのだが・・・
それ以上の核心に触れそうになると、相手はまたしくしく泣き出すのでてんでお話にならない。

よくもまぁ、これだけ泣けるものだなぁ!
ほんの幼い頃からほとんど泣くことのなかったカリムは、これだけ泣いてもまだ涙の枯れぬシャダのありさまをついつい感心して眺めてしまう。
なにがそんなに悲しいのか分からない、ただ何かよほどショックなことがあった、ということくらいはさすがの鈍感なカリムにも分かった。

叱られる、とか失敗する、なんてことがあっても、シャダはいつでもけろっとしてすぐにケラケラと笑っていたんだ。
自分はいつもシャダのその懲りないようすに腹を立ててたんだけれども。

だけど今目の前にいるシャダはシャダじゃないみたいだ。
涙で体が溶けだしたみたいで、元々細っこい体がさらに小さく見える。
泣き腫れた目をしてなおはらはら涙を落とす頼りない友人の姿を見ていると、なんだか自分にまで悲しみが伝染しそうだ・・・


どうすればこいつの気が晴れるんだろう・・・とあれこれ思いめぐらすカリム。

・・・あ、そうだ!あれなら効くかもしれない!
突然頭に素敵なアイデアが浮かび、カリムは思わずぴょんと立ちあがった。

「ちょっと待ってろよ、すぐ戻る」
泣き腫らした目をまん丸くしている友人を残して、おかっぱ頭はバタバタと部屋から飛び出して行った。



・・・しばらくして彼はぜいぜいと肩で息をしながら帰ってきた。
暑い日中に全力疾走したせいか全身滝のような汗、綺麗に切りそろえられた黒髪はぼさぼさに乱れて顔にはりついている。
そしてその手にあるのは小さなパピルス製のかご。

「・・・はぁ、はぁ・・・い、家に帰ってた」
生まれも育ちもテーベのカリムは、シャダとは違って自宅からの通いの学生。だから神殿からちょっと走ればすぐ屋敷に戻れる。
「はぁ、はぁ・・・シャダ、お前・・・これ・・・欲しがってただろ・・・やるよ」
肩で息をしながらカリムはパピルスのかごをシャダに差し出した。

真っ赤に泣きはらした瞳で不審そうにかごを覗き込んだシャダだったが、次の瞬間にはみるみる広がる満面の笑み。
「え?ホントにボクにくれるの?・・・ホントにホントにいいの?」
坊主頭の少年はキラキラと輝きを取り戻した瞳で、なんとか息を整えようと四苦八苦している汗だくの友人を見上げた。


凝った編み方をされた緑のパピルスのかごに入っているのは・・・一羽の可愛い小鳥。
カリムがひなの時から餌付けをして、色々芸を仕込んだタゲリ(※5)だ。
何でも辛抱強くやり遂げるカリムの性格はこういう時に本領を発揮する。

飽きっぽくて自分で動物の訓練などとんでもない!というシャダは、いつもカリムの小さなペットをうらやましがっていた。そしてあれやこれやと割の良い交換条件を持ちかけてくるのだ。
だが、この小鳥に関してだけはカリムは頑として譲らなかった。
シャダが父から贈られたという、黒檀と象牙でできた素敵なセネト盤を交換条件に持ち出されたときにはさすがに心が揺らいだものだったが。

剣術の練習用の剣やガゼルを追う猟犬の彫り込まれたすばらしく美しい弓矢、色とりどりの綺麗な絵の描かれたジョセル王の物語パピルス・・・そういったよりもずっと大切な可愛い小鳥。

でも・・・
まぁこのさい仕方がないか、と思う。
シャダならきっと可愛がってくれるだろう。
それに・・・ほら、さっきまでどんなに慰めても泣きやまなかった友達が嘘みたいにニコニコ顔だ。
自分の目論見が的中して、カリムも満足だ。

「まぁずいぶんと子供っぽいことだなあ!」
坊主頭よりふたつだけ年上のおかっぱは、小鳥に大喜びの友人を前にして大人びた顔でそう呟いた。



「かごから出してみても怖がらないかな?」
しばらく一心にかごを覗き込んでいたシャダがやがておそるおそる振り向いた。
「うん、大丈夫だ。人には慣れてるから出してごらんよ」
そう促されてシャダはそっとかごのふたを開け、小鳥を外に出してやる。

狭いかごの中から急に広い部屋に連れ出されたタゲリは、驚き顔でぱちぱちと数回まばたきをすると、やれやれというように片羽をぐーんと広げ、嬉しそうにチッチッと鳴きながら黒い模様の入った尾を上下させてみせる。
小さな生き物の愛らしい仕草に思わずほーっとため息を付いて見つめる少年二人。

「ねぇカリム、こいつは名前を呼んだら飛んできて肩に止まるんだよね」
「うん、そういう風にしつけたからな」
「ならボクも一度やってみて良いかな」
「うん、部屋のあっちに行って呼んでみろよ」

さっきまで泣いていたことなどすっかり忘たように、シャダはパタパタと部屋の隅に駆けてゆくと真剣な顔でチチチ・・・と舌を鳴らして小鳥の名前を呼んだ。
「セベア、こい、セベア!」(セベア=星の意)

自分の名を呼ばれた小鳥はかごの上に止まって首をかしげ、小さな頭でちょっとなにか考えている様子だったが、すぐに翼を広げてシャダの方へと一目散に飛んできた。思わず歓声を上げるシャダ。

ーところが。
小鳥が止まり木の代わりに選んだのは運悪く、声の主の綺麗に剃り上げられたばかりの頭・・・

いつものようにちょん、と人間の頭に乗るつもりが、つかまるべき髪の毛が見あたらず、小鳥はずずずっ・・・と足を滑らせてそのまま落ちそうになる。

「あ痛ててっ!!」
剃髪したての敏感な肌を小鳥の鋭い爪にひっかかれて、シャダは思わず悲鳴を上げた。

昨日まであった髪の毛がなくなっただけでも十分おかしな顔になっている友人と、そのつるつると丸い頭の上に落ち着こうと涙ぐましい努力をする小鳥・・・
そんな光景を目の当たりにして思わずブッと吹きだし、ついには我慢できずに腹を抱えて大笑いしてしまったカリムを一体誰が責められようか。

次の瞬間にはシャダの何ともいえない複雑な表情が目に入り、カリムはしまった!と思ったがもう後の祭り。

小鳥はしばらく何とか体勢を立て直そうと羽をバタバタさせていたが、やがて腹立たしげにチチチチ・・・と鳴くと、再び羽を広げて馴染みの場所ー自分の巣を思い出させるようなカリムの柔らかい頭頂へと舞い戻った。

「うあーーーーん!」
親にぶたれた幼い子のように大声で泣き出すシャダ。
「ボクはもう小鳥も飼えない体になっちゃたんだぁ!うわーん!」

拙僧、アメン大神殿に20年来勤めております、という朗唱神官の読経の声に負けないほどの声量でシャダの泣き声は空気を震わせる。

「・・・・・・泣くなよ」
「うわーーーーん!!」
「・・・・・・泣いても毛は生えてこないぞ」
「うわーーーーーーーん!!」
「・・・おまえ、いっそ朗唱神官を目指せよ。頭もそのままでいいからちょうどいいじゃないか。そんな声が出るんならぜったい向いてるぞ」
「お経唱える生活なんかイヤだ〜!うわーーーん!!」

やれやれだな・・・
頭に小鳥を乗せたままなすすべもなく突っ立っているカリム目にその時、細く開いたままの扉の隙間からこちらを覗いている人影が目に入った。


お世辞にも手入れが行き届いているとはいえないぼさぼさした頭は神殿の壁に描かれたアヌビス神よりも黒く、ガゼル狩りに使う猟犬みたいに筋張った体がひょろっと細長い。
元は色白なのだろうが日焼けで真っ黒になった顔の中心で、まばたきもせず興味しんしん、といった様子でじっとこちらを見つめているとび色の瞳は・・・

「マハード!?」
カリムにマハードと呼ばれた少年は、しまった!という表情をして思わず目を逸らした。

<後編へつづく>


※1・・・「羽をむしられた家禽」のヒエログリフは、文章の最後につけられて、決定詞として「首を絞める」「恐怖におののく」を意味する。
※2・・・いわば古代エジプトのお伊勢さん。セトによってばらばらにされたオシリスの頭が埋められた場所という。
※3・・・古代エジプトのハゲ治療法の一種。他にもさまざまな方法が残っているところを見ると、薄毛の悩みは千年の時を越えるものらしい。
※4・・・実際にはこれはあり得ない。ーというのは古代エジプト人は自殺や異境での死、死体の行方不明などは、来世への道が閉ざされるとして非常に恐れたようであるから。
※5・・・チドリの一種、古代エジプトでは「レキト」と呼ばれ、これは“一般の人々”を指す言葉でもあった。


あとになるほどアホ話に・・・でも後編はアク爺にスカウトされて、ド田舎から上京したばかりのいなかっぺ大将マハードも乱入してさらにお馬鹿さん度アップです。

じつは「書物の家」とこの話の間に「シモシャダ剃毛プレイ」が入るんですが、ちょっと書いてみたところシモンがいきなり「脱げ」とか命じちゃったりして単なるヘンタイジジィと化したもので、真面目な遊戯王ファンのひんしゅくを買うのが怖くてとりあえず保留中(笑)・・・ってもう遅いか。