<♪絶対喜ばれるイランのおみやげ大特集♪>

ヒゲ王国イランでは、おもちゃパソコンの箱でもアフマディネジャド大統領と見まごうヒゲの紳士が微笑んでいる。

空港の土産物屋にて。こんな人形、日本ではもうあんまし見ないのに、イランの土産物屋はどこでも置いていた。人気あるのかな。

和服美人の隣でまどろむファラオ。副葬品の豪華さから推測するに、これはきっとラムセス二世王墓だろう。

バイヤーの感性を疑うものすごいランプ!
わざわざ旅先でこういうものを買う奴は、はしゃぎすぎて判断力を失った修学旅行の男子中学生くらいだと思う。

♪チントンシャーン♪ 先斗町花街が初の海外公演先に選んだのはイランだった。

うち、イランに来てかれこれ60年になりますけどなぁ、お迎えが来るまでにもいっかいだけ舞妓はんの踊り見たいなぁ思てました。おおきに、ほんまおおきに。

やっぱり鴨川をどりはええもんどすなぁ。

空港の土産物屋でセクスィーをまき散らしていた黒人少年。おいコラ!はよ仕入れ担当呼んで来いーっ!(怒)

だから「マラー・ベブース」って言われても困るんです!

(マラー・ベブース=「我に口づけを与えよ」。『エロイカより愛をこめて』の読者なら誰でも知ってるペルシャ語だよ!)

明日の国防を担う息子さんに一機いかがですか?

だがよく見ると憎っくき仮想敵国の国旗がバッチリと。イラン、いろいろ穴だらけである。

テヘランの文具店にて、子供のあこがれゴージャス色鉛筆。色のセレクトが外国っぽいよね。

これでお絵かきしたらNHKの海外ニュース「わたしのゆめ」コーナーで紹介される絵ができそうだ。バックのワニワニパニックホッチキスも間抜けでいい味だしている。

おもちゃ屋のショーウインドウはどこでもこんな感じのカオスっぷり。

売れ筋を前面に押し出しているようにも見えないし、なにを基準に仕入れているのかもよく分からない。あるのはただ混沌。
気ままな店主があるものひとまず並べてみただけの、無秩序の中の秩序がここにある。

管理人がひとまず「もけけ」(仮)と名付けた謎のぬいぐるみ。イランの教育テレビのマスコットとかアニメキャラとかかな?

別の店でももけけ発見。こっちは口がキュンとして可愛い……ってか、クオリティーにこんだけばらつきあったらアカンと思うのん。

首ふりウルトラマンもどきと、イラン屈指の観光地であるペルセポリスより、クセルクセルの門をあしらった目覚まし時計?文鎮?
そしてスヌーピーとダンシングフラワーが融合した謎のアイテム。スヌーピーが眠っているのも微妙なセンスだ。

パッと見にはほのぼのと「なかよしどうぶつの村」って感じだけど、じっと見てるとごていねいに緑色の物体を乗っけた店主のセンスがじわじわくる。

ひとつひとつは無難に可愛いのに、ディプレイ方法を誤ったがゆえに、エイリアンがクマを完全支配。
気の毒だがこいつはもうダメだ……。

脳を乗っ取られてエイリアンの奴隷と化した森のなかまたち。

すまん、みんな許してくれ!俺は緊急用脱出ポットでこの星を出るっ!!

<イランのおみやげ2につづく>