5月30日(水)

<ミクシィと共有ですのでご注意を>

東京より無事帰投いたしました。
ドイツ料理店には一度しか行けなかったのですが、メイド喫茶とゲーセンには20回ほど行きました(笑)。

わずか3日の滞在中、一体何度「萌えー!」と叫んだ(叫ばされた)ことだろう……
ゲーセンで、メイドカフェで、ドイツ料理屋で、確実に5年分は萌力を消費してきた。
いや、偶然予約を入れられた期待の執事カフェだけは、萌えるどころか妙に気を遣って疲れただけだったけどね……

何よりも、アキバがこれほどまでに楽しい場所だったとは!
前行った時には人の多さに酔ってしまって、フィギュア屋を何軒か回っただけで尻尾を巻いて逃げ帰ったのだが、今回はゲーセン探索が主目的だったせいもあって、萌え萌えでアキバの面白さ新・発・見。

朝10時からゲーセンに出勤して、お昼を食べてゲーセンに戻って、メイドに行ってゲーセンに戻って、夕食を食べてまたゲーセンに……(以下略)と、心のおもむくままに夢のような腐れ生活を満喫。
ああ!オタクに生まれてよかった!!

アキバって周りはお仲間だらけだからなんぼ萌え話をしてても恥ずかしくないし、飲食費の単価は低いし、変なキャッチとかもないし、ブランドづくめのスカした男女もいないし……何て気楽ないい街なんでしょう!思わずTOKYO TIMES TOWER(アキバの中心に立つ高層マンション)の分譲部屋が残ってないか調べそうになったよ。

で、この度は元からの友人に加え、初めてお会いできた人たちとも楽しい時間を過ごさせてもらって、色々と得るところの大きい上京だった。ホンマ感謝してます、S崎さん、T島さん、K少将。

そして一番のカルチャーショックだったのは、“ゲーマー”というトライブの凄さ。

ぶっちゃけ私はアーケードゲームをする年齢層ではなく、むしろ子供のお受験で悩む年齢層に属しているためか、今までゲーマーの知り合いは皆無だった。
だがこの度、アキバでお知り合いとなったハイスコアラーの美技を目にして、びっくらこくとと同時に「こりゃ年寄りには無理じゃて……」と達した諦観の境地。

特にポップンミュージック!可愛い顔してあんなに恐ろしいゲームだったとは!

子供もやってるんだから、それほどむずかしいものだとは思ってもみなかったのに。ポッパーT島さんの手がボタンの上を華麗に舞うのをナマで見て、目ん玉が飛び出るほどびっくりしたなぁ。

彼女のプレイ前→プレイ中の変身ぶりたるや、駐車場に停めたはずのヴィッツが、戻ってみるとフェラーリのディーノになっとった!って感じ。愛らしいお嬢さんがポップンの筺体に向き合うや否や、やおら戦場のピアニストに変身しちゃうんだもんなぁ……ぶるぶる。

加えてTさん、私のためにわざわざポップンのハーネマン勝ち画像を出してくれたのだが、彼がナイフに口づけるショット、これがまた想像を絶するキュートさでさぁ……
私はヨン様にウインクされたオバちゃんみたいに、ハンカチを握りしめたままゲーセンで卒倒、救急車で虎の門病院にかつぎ込まれるかと思った。

余りにも楽しすぎて、ハチミツの味を覚えたクマのように、6月と7月も再訪することに決めた東京。
ハーネマンで久々の同人原稿もやることになりそうだし、夏コミ一般参加も決めてなんか色々楽しくなってきた。しばらく眠っていた萌え力だが、ここへきて一気に噴出したって感じ。

加えて、この二年間というもの私を悩ませ続けた会社の問題がようやく解決したので、心も肩も軽い。お陰で当面はアグレッシヴに生きられそうだ。

で、アグレッシヴの手始めにミクシィの方で立ち上げちゃいました。 長年の憧れだったけど、ガンゲーで萌えるなんて反則かとためらっていたウォートラン萌えコミュ。

これまではミッヒたんに死ぬほど燃えてるのは、世界広しといえども多分自分くらいだったのだが、ポップンの隠しキャラに使われてからというもの、本気(マジ)に萌える年若い女子が増えてきたので(自分以外で携帯の待ち受けをウォートランにしてるおなごがいるなんて感動だ!)、ようやく胸を張ってお送りできます(笑)。

5月25日(金)

留守にする前にせめて日記を更新しようと思っていたのだが、いろいろ準備をしているうちに25日になっちゃったよ……
今日の6時半の新幹線で東京に遊びに行くので、いい加減寝なきゃ5時には起きられない。

この度取った新幹線のチケット、通常の価格よりもかなり安いのはいいのだが、指定の列車に乗り遅れると振り替えがきかないというトラップがあるので、何があっても遅刻はできないんだよね。

では月曜日くらいまで留守にします。東京のゲーセンにはウォートランがまだまだ現存しているということで、分布調査がモーレツに楽しみよv名高いゲーマーさんの神業プレイも拝めるかしらん。

それにしてもヘボピー、「明日は東京?ゲーセン行くんでしょ?」と聞く方も聞く方だが、いい年こいて「オフコース!」と答える方も答える方だな……

また、ゲーセンだけじゃなく、メイドカフェと執事喫茶と新宿二丁目のバーを訪問して、おまけに食事は一日二食ドイツ料理店に限定と、萌えには限りなく優しく、胃には限りなく厳しい行動を己に課すつもりなので、何か良いネタ拾えれば、またこちらで紹介させて頂きます。

5月21日(月)

ユズさんのところからバトンをもらってきたよ。ユズさん、エジプト頑張ってください!ウエットティッシュと目薬も忘れずに。

「本屋バトン」

1.本屋さんに行ってどんな本を見ますか?
雑誌コーナーと時々歴史&ミリタリー。

2.雑誌は買ってますか?
海外ファッション誌をいくつか購読。国内誌で定期購読しているのはG-menのみ。
買った雑誌は捨てられない性分なので、本を増やさないために大抵は立ち読みで済ませて、面白そうな号は図書館で借りてくるのだ。

3.最近読んだ本は?
☆「大地の咆哮」。元上海総領事が見た現代中国の抱える諸問題。搾取されまくる農民の怨嗟の声が地の底から響いてくるようで、気持ちが限りなくダークになったよ……
☆レザー好きとして"THE LEATHER BOOK"。
普通のファッション本に比べて、お兄さんお姉さんがやたらとマッチョで半裸なのはさすが〜!写真ページにはフレディ・マーキュリーや「愛の嵐」のナチ将校の姿もあったりして、この趣味の業の深さを感じた……
また、ウエディングドレスなんぞ一生着ねーよと思っていたが、レザーのマリエはカッチョよすぎて胸がドクンッ!
☆「地球の歩き方」のポーランド&ドイツ。
前者はGWにアウシュヴィッツ跡に行こうかと思っていたので。けど、あんな超いわくつきの場所にのこのこ出掛けるのは、いろんな意味でヤバいよね?!……と無期限延期。後者はシンプルにウォートラン関係。今の私ならイモを食べるドイツ人を見ただけでモーレツに萌えられそうだ(笑)。

4.どんな漫画が好きですか?
ほろっとさせてくれるSF漫画。ロボットかアンドロイドか動物が主人公で、人間との愛や絆が描かれているとよりウルルン度は高くなる。この道の大御所は、言うまでもなく手塚治虫大先生。

5.買って失敗した・・・
「ヘンタイよいこ新聞」(現在絶版)。糸井重里編集長のもと、ビックリハウスに寄せられた読者投稿をまとめた本。10代の私は腹を抱えて笑い転げていたものだが……
当時の笑いよ今一度と、古本屋から高いお値段で入手したのだが、今読み返すとあんまし面白くなかったのは何故だろう。

6.本(漫画・雑誌含む)にかけるお金は月何円
和書はほとんど図書館で済ませるが、洋書代が結構かさむからだいたい月3〜4万。

7.雑誌や週刊誌はたまってくるとどうしてますか?
特に保管すべきページがないものは、売れそうならたとえ落札価格50円だろうとヤフオクへ。売れなさそうなものや必要なページがあるものは、そこだけ切り抜いてあとはリサイクル回収へ。
また、一般向けの雑誌なら、例えば妹がビッグコミック一冊買うとそれが、実家→私→会社→友達→その友達→そのまた友達……と、中華料理屋の油で汚れた雑誌並みにたくさんの人に読まれているよ。

8.おすすめの本があればおしえてください
エジプトに興味がある人なら、ミカ・ワルタリの「エジプト人」は絶対おすすめ!ストーリーの面白さ、ゴージャスで個性豊かなキャラクター、かなり史実に忠実な背景。時折見られる主人公の嘆き節にも、人生の哀切を感じて胸が苦しくなること請け合い。

9.これはよくないよっていう本はありますか?
本の趣味は人それぞれだからなんとも言えないのだが、文字が大きくて行間が広く、おまけにページの上下があいている本は、ものすごい損した感があるから勘弁して欲しい。あと、個人的には女性向けの生き方指南の本は、体が痒くなるほど苦手。

10.本屋さんはどのくらいの頻度でいきますか?
一日二回。新聞広告で面白そうだった雑誌記事だけ立ち読みするという、本屋にとっては有り難くない客。(でも大型書店でしかやらないよ)

11.買ったけど読んでない本ありますか?
プルーストの「失われた時を求めて」全巻……ってウソです。読む時間がないくせして、入手可能なエジプト書籍を片っ端から買っていた時期があったので、エジプト関連書にはページすら開いていないものが多い。少なくとも4,50冊は未読のままよ……

12.このバトンを五人に・・・
ネタに詰まった時にはどうぞ。

5月20日(日)

今日の日記はミクシィとほぼ共通ですのでご注意を。あっちでもこんなことばっか書いてるなんて、ミキさんドン引きされてるんじゃ……と心配されそうだが、心配はご無用、たぶん目一杯されている(笑)。

今日の夕刻、自衛隊駐屯地祭から帰ってきたヘボピーが開口一番、「今日のは特に良かったよ〜!」

なんでも大天使のごとく飛来したコブラが空中を旋回するのみならず、地上へと舞い降りるという大サービスを見せてくれたそうじゃないか!
おおおお!(泣)疲れてるとか言っとらんと、一緒に行けば良かったなぁ。私も見たかったわ、コブラ様&ウワサの「自衛隊体操」。

で、私は何故かように疲れているのか。
年のせいじゃない、老親の介護のせいでもない、もちろん株価の低迷のせいでもない(ちょい強がり)。
全てゲーセン通いと妄想のしすぎのせいなので、同情の余地はゼロである。

夜の10時も回っていたもんで、3面あたりで退散するつもりだったいつものゲーセン。
集中力が続かず大抵6面で諦めるウォートランだが、どうした風の吹き回しだろう、昨夜はオールステージクリアできそうな勢いだったので、老骨にむち打って最後までやり通しちゃったのだ。

救いがたくゲーム音痴な私にとって、全面クリアは至難の業。
ハーネマン様に翻弄されて無垢な乙女のようにとまどうばかりの3面と、イケメンってだけで、闘う前からすでに心が折れている7面のクーパー戦では、いつもきっちりタイムアウト……

だが、昨夜はどうしたことか各ステージもすいすい(とまではいかないけど)クリア。
ウォートランと出会って一年半目になるが、おおっ!これが初めて目にするテリー第二形態!?

高級ゲーマーの方々には「えーっ?今頃見たの?!どんくさいやっちゃ!」と腹を抱えて笑われそうだが、これでも私には奇跡的サクセス。世の中の普通のヒトにはムーンサルトができないように、反射神経を欠く女の銃口は、激しく動き回る標的には付いて行けないものなのである。

夢にまで見たオールステージクリアの最終シーンは、残念ながら卒倒するほど萌えるものは無し。私としては、ときメモほどの萌え萌えエンディングとまでは行かなくとも、全教官が一同に会するくらいのサービスが欲しかったんだけどね……

……とはいえ、最後の最後に全新兵ズが整列して、私に向かってビシーッと敬礼してくれるシーンでは、たまたま場末のゲーセンで出会ってから今に至る長い道のりと、性悪女に入れ込むオヤジのように、「クラブ・ウォートラン」に湯水のごとく貢いだゼニを思ってちょっとジーン……

……ってことで、今日も無闇やたらと燃えてます。
そうそう、ここ数年行ってなかったけど、この夏はポップン本発掘のために一般参加する夏コミ。その時に全てを賭けようと、週末の東京行きは資金節約のために延期するつもりだった。

だが、ミクシィの方でお知り合いになったウォートラン友(ええ、レアな嗜好の方がいらっしゃったんですよ!)からの、「最終回ポスター発見!」とのご報告を受けて、実地検分のため飛ぶことにしたぜ。
貴重なレポをありがとうK島さん、そして東京のお友達、私が遊びに行くからって関東脱出しないでねv

ポスターが現存するゲーセンはどうやらチェーン店みたいなので、譲渡交渉はちょっとむつかしいかもしれないが、ポスターの絵柄によっては、夜叉の形相にて決死の覚悟で臨むつもりだ……って熱すぎにもほどというものが(笑)。

その際は、リーマンの戦闘服=ビジネススーツ着用の上、押しの一手で行くべきか、それとも先日購入のシャンソン歌手風ファッションにて、恐怖を感じたゲーセン店長の思考能力を奪うべきか、いずれにせよ私の気分は、すでにノルマンディー上陸前夜の兵士のそれである。

とにかく、頼むから私が行くまでポスターはがさないでね!はがしたら怒っちゃうわよ、ゲーセンB!!

5月19日(土)

アスカさんに乗りたい。
……とこう書くと、エヴァファンのハァハァ日記かと勘違いされそうだが、私が乗りたいのは推定身長144センチのアスカさんではなく、全長・241メーター、航海速力・最高23ノット、白い船体が眩しいアスカ2号さんの方である。

以前日記に書いた通り、ゲーセン帰りにクルーズ船・飛鳥IIと慌ただしい逢瀬を果たしたのが今年3月のこと。
あの時には、「ふーん、クイーンエリザベスをサンピエトロ大聖堂とすると、こっちは六本木ヒルズやな、イマイチ品格に欠ける」などとほざいていたのだが、飛鳥さんが心とろかす美女であることには変わりない。
あれからというものハゲ教官のご機嫌伺いに某ゲーセンに行くたびに、シャンデリアのように輝いていた船体を、イチャイチャカップルで溢れかえる夜の港に求めてしまうのだ。

そして先日、ついに辛抱たまらんようになって、旅行会社にクルーズのパンフレットを貰いに行った。

海外の船会社に所属するクイーンエリザベスとは違って、飛鳥さんは航空セクションの不振が絶好調の海運業の足を引っぱる、日本郵船の所有船。私が港で出会った時も、翌日からの「ひなまつりクルーズ」なる、いかにも呑気っぽいツアーに出航する前であった。
うーん、このカジュアルさなら、スーツケースにダイアのネックレスとロングドレスが入っていなきゃ乗船を拒否されそうな、女王陛下の名を冠した船よりも、遙かに敷居が低そうだよね!

「このツアー、大人気でもうかなり埋まってきてるんですよ!」と旅行会社のお姉さんが差し出したパンフレットには「飛鳥IIで行く紅葉の九州」
九州なら近くて参加しやすいよね!ここに上げるレポ用の写真も撮らなきゃな、でもパーティールームは撮影していいんだろうか……などと、気の早い私の気分はすでに、成層圏脱出の勢いにて舞い上がる。

だが、私は日本の船をナメきっていたようだ。クイーンエリザベス号でオセアニアを回る10日のツアーは7,80万もしたけれど、あれは腐っても海外。
うちの玄関から3時間あれば行ける九州くらい、ハナたれ坊主の「はじめてのおつかい」のノリで行けると思ってたんだけどね……

「飛鳥IIで行く紅葉の九州」、2泊3日の船旅のお値段たるや、8段階あるクラスのうち、アッパー半分は下・18万2千円から、ロイヤルスイートは、は、は、80万円て!!!
おおお……「南極で皇帝ペンギンと記念撮影」ツアーにでも行けそうなゼニを出して、九州の温泉旅館に行くリッチマンが存在するんだなぁ。今更ながら格差社会を肌で感じたぜ。

……と、見た人にアンケートを取ると、日本のジニ係数が限りなく1に近づきそうなツアーパンフであるが、私はこの期に及んでちょこっとだけ迷っている。

というのは、8段階のうちのボトムのクラスを2名一部屋で使うと、一人あたり9万6千円であこがれの飛鳥さんに乗れるんだよねぇ。2泊3日なら有給一日で済むから、休めなくて海外には行きにくいリーマンでも問題ない。ヘボピーを誘おうかなという考えも、ふと頭をよぎる。

とはいえさすがのヘボピーも、硫黄島慰霊ツアーなら猛り立って行くだろうが、10万も出して姉の酔狂には付き合わんだろ、さすがに。
仮にヘボの分も出すと20万弱……パソコンを買い替えようかと迷いつつ、いまだなし得ぬ私にはキツい金額である。

だいいち、上は80万もするツアーで10万の部屋に入るってのもなぁ……折角のクルーズなのに、映画「ポセイドン」の調理場で食物を漁っていた密航ギャルの気分になりそうで、今ひとつリュクス感に欠けるよな。18平米の船室なんて、さんふらわあ号や明石海峡を結ぶたこフェリーで十分だよ……

と、アスカさんには乗りたい。でも私は国内旅行に数十万も投下できるようなリッチマンじゃない、でも部屋の狭ささえ問題にしなければ……とぐるぐる悩んでばかりの今日このごろ。

どうですか、どなたか船萌えの方、紅葉の九州にロマンチックトリップしませんか?
もちろん旅行代金はワリカンにて、部屋は飛鳥ヒエラルキーの最下層・ツアーKクラスの「ステート」。夜は子守歌代わりの私の萌え語りがもれなく付いてきます(笑)。

5月18日(金)

12年ぶりにスカートをはいた。その心境たるやいかに?(笑)。

……いや、別に結婚が決まって慌てているわけでも、遠い親戚から巨額の遺産が入って浮かれているわけでもない。たまたまテレビをつけたらショップチャンネルで黒の三点セット(タンクトップ、プルオーバー、ロングスカート)が紹介されており、腹の贅肉を隠してくれそうなデザインが気に入って衝動買いしただけの話である。

そして今日は届いたものを早速着用。己の姿を鏡に映してみると、そこには「ガラスの仮面」の月影先生もどきが……
あぁぁああーーっ!これは我ながらかなりキモい!

私の年ではミニスカは犯罪的だけど、ふくらはぎが隠れるロング丈なら大丈夫だよね、と考えたのが甘かった。
長年のパンツ姿に目が慣れているせいか、たとえ丈が長かろうとも、すそがヒラヒラしてるってだけで、スカート姿の自分にとてつもない違和感を覚える。

トホ〜……これじゃ村おこしイベントに呼ばれたシャンソン歌手……和太鼓演奏と南京たますだれの間で、「枯れ葉」や「ミラボー橋」なんかを絶唱して、山あいの村の空気を凍り付かせるのだ。

まぁ、考えてみると12年もの間、ただの一度もはかなかったスカートに、リハビリ無しでいきなりトライするのは無理ってものかも。まずは自宅内から徐々に外へと行動範囲を広げて行き、最後に会社でスカート再デビューを果たすのを目標にしておこうかな。

それにしても、スカートというファッションがこれほどまでに恥ずかしく、同時にちょっぴり嬉しいものだったとは。
忘年会の罰ゲームでカツラとブラジャーをつけさせられ、「やめろよ〜!」と笑いながらも、心の中では未知の感覚がシェイクされてドギマギしているおとーさん……スカートをはいた私の気分はそんな感じよ。


二次創作物サイトのお約束として、当サイトも当然ロボット避けはしているのだが、それでもページによっては検索に引っかかるものらしい。

教官がポップンミュージックに召還された流れから、誰かがサイトやブログで扱ってくれてないかなと、“ウォートラン”や“ハーネマン”で検索掛けるのが日課と化した今日この頃。
だが、一ページ目のトップから、滾りすぎにもほどが……と頭を抱えそうになる己の萌え日記や、描いた本人が気に入らなくて、とっくの昔に削除したはずの教官図とかがヒットしたりするのは、「シューティングゲームでキャラ萌えしとる」という後ろめたさもあって、そのまま貝になってしまいたいくらい恥ずかしい。

とはいえ、検索に引っかかってくれて有り難いこともあるのだよ。ポップン召還で興味を持ってくださった方がハーネマンで検索掛けて、当家に辿り着いてくださるケースが時折見られるのだ。そんなの、一年前には夢でもありえない話だったので、またくポップンさまさまとしか言いようがない。

……と、もしも検索を辿って来てくださった奇特な方がおられましたら、どうぞ一言おかけくださいね!
一人の妄想より二人の妄想。「同人系」というカテゴリーがいまだ(そして多分これからも)存在しないウォートランゆえ、管理人はその手の話題に飢えてます。同好の方に出会えるとものすごく幸せですので、どうぞよろしくお願いしますv

<一言メールお返事よん>

Xさま……ポップンでウォートランのことを知り、検索サイトから飛んできたのですが、ABOUTに書かれていたクーパー×ハーネマンに過剰反応してしまいました…!

初めまして!滾りすぎの恥ずかしサイトへようこそ!
おお!ポップンでウォートランのことをお知りになったのですね、検索からお越し下さったということは、ヤフーそれともグーグルの方でしょうか。
ポップンにはつくづく感謝しています。今度ゲーセンでマシンの上に、そっとお礼の雪見だいふくを乗せて来ようかと思うくらいです。

僻地サイトを見つけてくださっただけでも嬉しいのに、クーパーxハーネマンにまで反応頂けるだなんて!(喜)
かつて私の妄想ではクーパー(英のイケメン)とハーネマン(独のキモメン)は相性サイアク、ということになってたんですが、Xさまがクーハネ(……)をやれと言うならやる!喜んでやりますとも!……っていうかまずは人様のを見せて欲しい!

ちなみに、私が今までで一番キュンと来たのは、第二次世界大戦の話題がこじれたクーパーとハーネマンが殴り合いのケンカになるんですが、途中で見かねたテリーに止められて、ハーネマンが口の端から流れる血をグイッと腕でぬぐいながら「ケッ」とか言ってる妄想です(笑)。
……と、語り始めるとつい熱くなってしまうのですが、このクドさに引かれず、またお越し頂けると幸いですv

ちなみに、すでにゲーセンでご覧になったかも知れませんが、7面のクーパーの台詞は「タンクの扱いを教えてやるよ」です。
……いろんなバリエーションが考えられるデリシャスな台詞ですね!(笑)

5月17日(木)

最近なかなかスムーズに文章が書けなくて、日記の間がちょっと開いているが、毎日元気やっておりますのでご安心ください。

いえ、日記は毎日書いてみるのだが……読み直すと余りにも暗すぎたり同じ事をクドクド書いてたりで、これは人様に見せられないとぜんぶ削除してしまうことの繰り返しなのである。

どうしてこんなに疲れているんだろう?ここしばらく、二日に一回の割合で見るアルツハイマーの母の夢のせいなのかな。夢の中で私はいつも人混みで行方不明になった母を捜して駆け回っていて、目覚めるとドッと疲れているのだ。
それとも、急に暑くなった気候に体が付いて行けないからだろうか……いやそれとも、ゲーセンで銃を構えすぎたせいで体の軸がズレていて……(笑)

ゲーセンといえば、私は常に単独プレイだが、先日は珍しく、「一緒にやっていい?」(英語)と途中参加してきた観光客と銃口を交えてきたよ。こうしてみると、やっぱウォートランって複数プレイ向けにデザインされたゲームだなぁ、仲間がいる方が断然楽しいんだと思い知った。

ありがとう、6ステージまで付き合ってくれたメガネ・太・リュックの三拍子揃った香港のキミ。GoodJob!すんごく楽しかったよ。
はるばる日本くんだりまで来て、足が自然にゲーセンに向くということは、きっと彼も押しも押されもせぬオタクなのだろう。本国での彼のゲーマー的活躍を心より祈っている。

……と言ってるうちにぼちぼち出社の時間。これから顔を洗って着替えなきゃ。
今日のところは取りあえず「元気してます」報告のみということで、続きは帰宅後にでも書くつもりです。

5月14日(月)

年の頃は11,2才だろうか、夢の中である少年と心温まる交流を深めてきた……といきなり頭の中に花が咲いてそうな書き出しだな。

私と彼が出会った場所は、他でもないゲーセンであった(笑)。
わき目もふらずプレイに没頭する私が、ふと視線を感じて振り返ると、そこにはサラサラの黒髪、緑の瞳の外国人少年が所在なげに立たずんでいる。
な、なんちゅー美少年!
10年後には怪物的男前になることを神に確約されたような整いっぷりに、さしものブサイク専な私も手を止めた。

すると人なつっこい性格なのだろうか、それとも寂しいのだろうか。彼は私が聞いてもいないことをどんどん話し始める。
カナディアンスクールの生徒であること、両親が不在がちで、いつもこうしてゲーセンで暇をつぶしているということ、名前はジョン・ジョーンズだということ。
果ては「生年月日も知りたい?」だなんて、美少年の波状攻撃にお姐さんはもーたじたじだわよ。

それからというもの、私たちはゲーセンで会うたびに、軽食を食べたりゲームをしたり、ベンチに座って宿題をしたり、自販機の下に誰かが転がして行った硬貨がないかと、地見屋みたいに棒きれで自販機の下をさぐってみたり(笑)……と徐々に親交を深めていった。

だがある日のこと。悲しい目をした彼の言うことには、「ボク、お父さんとお母さんと一緒にアメリカに帰ることになったんだ」……それが私が見た最後の彼の姿であった。

だが、彼が引っ越したその数日後のこと。私の元に少年の叔母だという女性が小さな包みを持って現れたのだ。
「大好きなお姉さんにプレゼントしたい、とジョンが作ったものです」。

包みを開けると、そこにはオカマバーのママもひっくりかえりそうなゴージャス極まりないネックレスが!!

ゴールドのビーズを繋ぎ、それを幾重にも重ねて古代エジプトの襟飾りのように細工したそれは、小学生が作ったとは到底思えないような職人クオリティー。
だが、いかんせんただのリーマンである私には、クドさ
。ジョンは一体これを私にどうしろというのか。夏コミでクレオパトラのコスプレでもやれというのだろうか?

そういぶかると同時に、私はふと予感したのだ。
「まだ小さいのにこんなに手芸が好きな上にきらびやかな趣味って、この子……大きくなるとひょっとして……」

その後、時は矢のように飛んでゆき、20年の歳月が流れた。
その間になぜか男性へと性転換して(
……)、波打つ銀髪をした初老の脚本家となっていた私は、さる映画の企画を立ち上げる際、俳優になっていた元・少年と再会したのだ。

「……ジョン、久しぶりだね」「お姉さん、すっかり変わって……でも実はボクも週末はドラァグクイーンとしてステージに上がってますから」……予感的中である(笑)
そうして私たちはすっかり変わってしまった容貌の中にあって、ただ一つ変わらないお互いの双眸の色を確かめ、再会の喜びに浸るのであった。

自分の脳味噌をいたわりたくなる夢ではあるが、なんともいえない静かな幸福感にも満たされていたなぁ。
ちなみに、ジョン・ジョーンズなんて俳優がいるのかな?とネットで調べてみると、レッド・ツェッペリンのドラマーがジョン・ジョーンズだった。
でも、少なくとも彼、週末のバイトでドラァグクイーンはやってないと思う(笑)。

5月13日(日)

今月末には久々に東京に遊びに行こうかと計画中。
その際には、今までは駆け足でしか回ったことのない秋葉原をじっくり探索、@ほぉ〜むカフェで猫耳メイドさんと萌え萌えジャンケンを楽しんだり、どこぞのゲーセンで上級プレイヤーの背後に憑依霊のように貼り付いて、ポップンの神業プレイを鑑賞したりしたいものだ。

この秋葉原ではニッチなアイデアを駆使した喫茶店が乱立しているらしいが、皇国サイトのあるお友達のアイデアに爆笑した。そのアイデアとは「任侠喫茶」……に、任侠て(笑)

そこでは、ドアを開けると若い衆が「お帰りなせえ、姉御!」と迎えてくれるそうだが、着流しの角刈りアンちゃんに囲まれて飲むお茶は、ちょっと渋すぎるような気がするぞ。

私が行きたいのはといえばやっぱり「古代エジプト喫茶」かな。
ドアを開けるとそこはハリウッド映画的なエジプトの宮廷が広がっており、褐色肌の腰布マッチョにかしづかれた客のクレオパトラたちは、ダチョウの羽であおがれながら、フルーツを「あーん」とかさせてもらうのだ。

ところで、メイド喫茶でのお客への呼びかけは、「ご主人様」と「お嬢様」なのは誰でも知っているが、私のような年齢の、お嬢様というよりむしろロッテンマイヤーさん的年頃の女性客は、一体どう呼ばれるのだろう?
やっぱり「奥様」?しかし結婚もしてないのに「奥様」もやや間抜けではある。

とはいえ、店のドアを開いた瞬間に、「いらっしゃいませ女王様!」でもなぁ……SMバーじゃないんだからさ(笑)。
秋葉原で働くメイドさんたちが、客の年齢やタイプを一瞬にしてどう推測するのか、そのあたりかなり楽しみではある。


ミクシィとこのサイト経由で、優しい方が下さったポップン画像。あまりにも嬉しいので貼らせてください。

今日ゲーセンで初めてまじまじとポップンを見た私は叫びそうになった。こりゃアカンわ!
ボタンがいくつもあって、説明書きだけでも理解不可能。ただ、自分にとっては絶望的にむつかしい、ということのみは理解できた。キャラデザインはトゥーン風味にシンプル&キュート、私が一番好きなタイプの絵だから是非ともやってみたいのだが……

こんなゲーム音痴が裏キャラを召還するだなんて、100万回生きても無理っぽいので、こういう風にA級ゲーマーさんから画像を見せて頂くのは、本当にもう、言葉では言い尽くせないほどに有り難い。

べるきり様、Y様、それからニコニコの件でSさま、どうも有り難うございました!!私をもう三次元ワールドに後戻りできないほど滾らせてくださった皆様には、心からの恨……いや感謝を捧げます。

二足歩行戦車のヴィルトファングで新兵を追い回すOP。
彼の根性サイアク感がふんだんに出ており、これを眺めていると、たとえブルース・リー&範馬刃牙並みの鍛錬を求められようとも、自力でポップンの教官召還したくなってくる。

バックのうずまきグルグルでは、ぜんぜんカンケーないがマン・レイの実験映画を思い出した。ダダイズムとバウハウスなハーネマン。ワケわからん妄想だが無性に萌えた……(べるきり様提供)

教官勝ち画像。ポップンに呼ばれてもキレやすい性格は変わらないようだ。
Lose画像ではちょっぴり胸が痛むゾンビっぷりなのだが、勝ち画像はキモ男はキモ男でも、銃を持ってるだけまだ軍人らしくて救われる。(べるきり様提供)

ハーネマン+イケメン・クーパーとミステリアスオヤジ・ポー。勝ち画像では、ラストで他の教官も勢揃い、とWTファン感涙モノなのだ。

こんなに愛らしい教官が見られるとは
……生きててよかった!!
これなら「ミッヒたん」とたん付けにしてもクレームは少ないだろう、多分。(Y様提供)

5月12日(土)

さっきCMで知ったのだが、クマテツ(バレリーナの熊川哲也のことね)の最新ステージは、萌えに優しい古典バレエ「海賊」だそうである。

バレエについて私はなんの知識も持ち合わせていないのだが、CMによればこの「海賊」、もろ肌脱ぎのクマテツが、八方四方に飛んだり跳ねたりとなかなかの眼福ものなので、ちょっと見てみたいなという気分になっている。

「海賊」といえば、母の脳味噌がまだピンシャンしていた昔のこと。
時は夜中12時、夜のしじまを破ってけたたましく鳴り響く電話のベル。びっくらこいて受話器を取ると、
「チサト!大変よ!」という息せき切った母の声が……

えぇーっ?!いよいよ父が倒れたか?と、わずか0.5秒の間に入院・介護・葬儀そして墓と、私の脳内ではあらゆる不吉な単語が、全自動洗濯機の「しっかり洗い」のようにグルグル回ったのだが、なんのこたぁない、その次に出た母の言葉はといえば……

「今、テレビで『海賊』ってバレエをやってるんだけど、すごくいいから見てみて!なんかモッコリがすごいのよ!本物かしら?」って、知るかそんなもん(怒)。

かつてはこういう時期もあっただなんて、今から比べると夢みたいだが、これも何かの縁といえば縁。肉体美を誇る男どもが舞台狭しと飛び回るバレエなら、母も結構喜ぶかもしれないから、連れて行こうかな、クマテツの「海賊」。

……と、ここまで書いてパソコンの足下にちょっと横になったと思ったら、あっという間に睡魔に囚われて30分経過。クッションをよだれで濡らしていた。
睡眠は足りてるはずなのにさ、やっぱ萌えってエナジーを消耗するものなのかしらん……

いや、ゲーム音痴の私でも名前くらいは聞いたことがあるアーケードゲーム・ポップンミュージック。その隠し曲に、コナミつながりでウォートラン&教官が召還されたのは、先日ここに記した通り。
そういう流れから、ミクシィの方でハーネマン様の名を目にすることが多くなり、苦節一年半、独り萌え大会状態だったのが、がぜん楽しい状況になってきてもー大変!なのである。

また、あちらでも読み直すと首をくくりそうになる、萌えに正直な恥ずかし日記を書き散らかしている甲斐あって、親切な方が、ポップンでの教官登場画面の各バリエーション写真を見せてくださったりと(ばるきりさまありがとうございます!)、私は今、ミクシィ開始から初めて、このツールの価値をモーレツに感じている。正に「未知との遭遇」のコピー、“WE ARE NOT ALONE”って感じなのだ。

うーむ、人間も群で生きる種族であるからには、他人が話題にすると己もエキサイトするものなんだろうか。
WT&教官のことを人様が取り上げてくれる嬉しさから、私の脳内でも第三次ウォートラン戦勃発。市内に残存する唯一のマシンに貢ぎまくる毎日である。

年増な私の周りには、ゲーマーというトライブが皆無なため(大人の女性は普通、アーケードのシューティングゲームに血道を上げないようだ)、私は常に単独プレイヤー。
だから複数プレイでポイントを稼げるウォートランでは、いくら頑張ってもなかなか偉くなれないのが難儀なのだが、ここまでゼニの力で何とか中尉にまでは昇進した。

とはいえ、ぶっちゃけ今やスコアは大きな問題じゃない。(いや正直なとこ、せめて少佐くらいにはなりたいんだけどね……)今の私の大目的は、出来る限りの資金投下、あのマシンをゲーセン経営者にとって設置価値のある機種と見なしてもらって、一日も長く延命させしめることである。

そんなわけで、昨夜も三次元の殿方との約束を「ゴメン!残業で遅くなる」と大ウソこいて一時間半も引き延ばし、定時に退社後は光の速さでゲーセン直行。ひ、ヒデェ……!

そして三次元より二次元男とはいうものの、ちょっぴり痛む良心にせかされて、あせりまくって6面までプレイ。必死こいて目的地に到達した新兵どもを、"Good job, I'm shocked ……なんたらとイヤミ満開で見おろすハーネマン様のイジワル声に、おぼこ娘のように胸をときめかせてきたよ。

……とまぁかのように、燃えに燃えまくって、まったく地に足がついていない現状である。
この数ヶ月、真の萌えを求めて逍遙してきたが、それは自分の足下に転がっていた。そういえば古代エジプトの賢者、プタハホテプも言っているではないか。エメラルドのように意義深い言葉は、石臼のそばでおしゃべりする下女のところに転がっていたりするものだと……ってこれはちょっと違うか。

これから気持ちが落ち着くまでしばらくは、皆様には馴染みの薄い……というより、何を言ってるやらちんぷんかんぷんなゲームのことで勝手に盛り上がってそうで、まこと申し訳ない限りだが、しばらくは管理人のうわごとだと軽く聞き流して頂ければ幸いである。

5月10日(木)

私は何か心に残る言葉があるとすぐにメモ帳に書き留めるのだが、最近メモされていた言葉。

かつて核戦争の一歩手前までに至った62年キューバ危機の時のこと。他紙はこのニュース一色だったのに対して、東京スポーツの一面には「銀髪鬼場外に悶絶」(銀髪鬼=プロレスラーのフレッド・ブラッシー)という派手な見出しがでかでかと踊っていたそうなのだが、これを評した松村友視氏。

「ジャンルとは“一大事のちがい”によって成立している。それぞれのジャンルが独自の一大事をストイックに守れば、価値の統一や均一化は防止できるはずだ」

「友情と金とは水と油ですよ」「ヒトは一個のイモで何でもする」ースピルバーグの「太陽の帝国」。現実家の脇役と、親からはぐれて辛酸を舐める主人公の金持ち少年の台詞。

この作品、駄作とこきおろされがちだし、クサすぎや!と叫びたくなるシーンも多々あれど、それでも私はこの映画がかなり好きだ。
以前日記に書いた「理屈を越えた飛行機への愛」にたまらんほどグッとくるという点もさることながら、両親とようやく再会できた主人公が、会いたくてたまらなかったはずの母に抱かれて子供らしく泣きじゃくる代わりに、涙一つ流さずに、今まで自分が目にした来たものー枯れ木のようにやせ細って死んで行った捕虜収容所の人々、目の前で射殺された特攻隊員の少年、海の向こうで空を明るく染めた原爆の光ーそんな様々なものに思いをいたすように、静かに目を閉じるラストシーンは心に焼き付いている。

ファッションショーでトリを飾るのは、皆様ご存じの通り、女性の憧れ・純白のマリエ。
ではメンズコレクションの華は何かといえば、ゲイ雑誌「ファビュラス」によると、「スイムウェアはメンズにおけるマリエなんじゃないかしら」

オネェ要素大のデザイナー達が、真剣な目をして小さな布っきれと格闘する姿を想像すると、すごくラブリーで笑みが漏れてくるんだよね。


下の日記と比べてえらいテンション低めなのは、単に体調がすぐれないからである。今日も胃が痛くて仕事どころじゃなくなったので、会社を早退してさっきまで寝ていたよ。

たとえ体調が悪くても、食欲だけは衰えを知らないはずなのだが、ここしばらく珍しいことに食欲まで無い。ひょ、ひょっとしてこれって恋わずらい?(笑)
それとも水代わりに飲んでいるショウガ紅茶のせいなのだろうか。ダイエット効果もあるということだったから、そういう意味では効果バッチリと言えるのかもしれないけど……

そういえば「ハチミツはナマモノですから乳児には与えないでください」と注意書きにもあるよね。ならハチミツって、胃弱の人間にはあまり向かない食材なのかもしれないな。

……とかぼやきつつ、ぼちぼち某エジプト同好会の会員証作成に取りかかります。
本を作るほどには大変じゃないはずなのに、イベント参加しなくなってからこういう作業からは遠のいてるもんで、久々に回ってくると一大プロジェクトみたいに感じてしまう。
いや、普通の会員証ならさして手間はかからないんだけどね、会員名をヒエログリフ変換するのがどうもめんどくさくて、今の今まで先延ばしにしてきちゃったのである。

ウィンドウズならヒエログリフフォントが手に入るのだが、Macではダメそうなので(自分が見つけられないだけなのかも)、ガーディナーのヒエログリフリストから一字一字スキャンして文字を保存→コピペで並べて名前製作、とまるで江戸の職人のような遠回りな作業をこなさなくてはならない。

締め切りは土曜日昼。実質今日と明日の二夜で終えなきゃならないもんで微妙にあせっている。ひょっとすると胃痛の原因は、単に締め切りのプレッシャーかもしれないな。

5月8日(火)

私の萌え……というより燃えに新局面。食欲まで減退するほどの熱愛発覚だ。

その殿方の名はミッヒ・ハーネマン……って、す、すんません、新味に欠けて。でも教官のことを思うと今更ながら胸が苦しくなって、朝食のカツ丼も喉を通らない。

一年以上前から思い出したように押し寄せては、管理人を翻弄するウォートランウェーブ。でも今度のウェーブは今までの大洗海岸級の波とはちょいと違う。
ノリノリな司会者のトーク付き、オアフ・ノースショアのビッグウェーブって感じなのだ!

どうして今頃焼けぼっくいに火がついたかといえば、きっかけはミクシィのコミュ。
ご存じの通り、ウォートランはすでにゲーセンからは絶滅寸前、近所から撤去されたあかつきには、香港か台湾までプレイしに行かなきゃならない?と私を恐怖に震えさせる旧式ゲームである。
それゆえか徹夜でグーグル検索しても、出てくるのはホメオパシー療法のハーネマン医師ばかり、同人サイトなどあるわきゃない。

そんな中、昨日も諦めの境地で、ミクシィの定期ハーネマン点検をしたところ……
えーっ?ウソー!
そいつはありえない!私は悪いタヌキにだまされてるんだ!!

でもほっぺたをつねっても目は覚めなかったし、泥まんじゅうも食べてなかった。
そいつは同人人気も高いと聞くかの音ゲー、ポップンミュージック。

いや、シューティングゲームのキャラであるハーネマン様とポップンだなんて、南極から北極ほど遠い存在に思えるが、それでもセガと三菱重工ほどは離れていなかったようだ。
どうやらコナミ繋がりでポップンの隠しキャラとして教官が登場するらしく、な、なんとその流れでコミュまで出来ちゃったりしているじゃありませんか!

おお神よ!私はもう独りではないのですね!!「火の鳥」未来編で、人類滅亡後たった独り残され、他の人間を捜し求めるマサトの気持ちが今ものすごく理解できた!

それにしても旬なゲームの力って凄いよねぇ。
今まではハーネマンでなんぼ検索しようと、ミジンコにすらかすりもしなかったのにさ、ポップンの隠しキャラに使われたとたんに、ミクシィの日記検索でもガンガン上がってきたり、あまつさえキモカワイイという声まで聞こえてきたりして、私の目には急に世界がバラ色に映ってきた。

ただそこには問題がないでもない。
それは私がウォートランと超兄貴しかプレイしたことがないというゲーム音痴な上に、リズム感ゼロで盆踊りにすら付いていけないということ。
そんな人間が音ゲープレイヤーですら「ムズいっ!」と叫ぶような隠しキャラを召還するなんて、ドラえもんのヘルプなしに目でピーナツを食べるよりむつかしいよなぁ。

頼みの綱はニコニコ動画。どうやらモノ好……いや天使様のような方がカレの登場シーンをケータイで撮影、ニコニコにアップして下さっているらしい。
ただ昨夜取得したてほやほやのIDゆえ、私のログインが可能になるまでは相当な時間がかかりそうだが、ここはひたすら待つよ、ミイラになるまで。

かようなわけで、幸福なような辛いようなやさぐれたようなドキドキするような、自分の中に少女とムード歌謡歌手が同居しているような、やたらと複雑な気分で落ち着かない。

早く教官を見たい!というこの滾る心を落ち着かせるため、明日はひとつコナミの株を買ってみて、頭から冷水を浴びようかなと思ってる。

5月6日(日)

<一言メールお返事よん>
皆様から頂くメルフォからのコメントには、いつも力づけられております。
あれやこれやででたまーに落ち込むこともあるのですが、トボトボと帰宅してパソコンの前に座り、そこに一言メールが届いていたりすると、心の底から慰められるのです。

年のせいか環境の変化のせいか、昔に比べて鬱陶しい発言が目立つようになったなぁ、と反省の多い管理人ですが、それでも来てくださる方がいらっしゃることに心から感謝しています。また、ハイな時もローな時も、皆様からの一言はこの上なく貴重です。

「ぶしつけな事を書いてしまって……」などとお気を使って下さる方も多いのですが、それはお気遣い無用。メールでコメントを頂いて、ムッとすることなどあるはずがないではありませんか!
ですので、どういうネタでもお気軽に一言下さいませね。ええ、もちろん一言と言わず千言でも……当家のメルフォは字数制限ございません(笑)。


☆マハードとハチミツ☆ 二つ並べるとSSが浮かんできた。ちびマハかエロのどっちかだな(笑)。

☆マハードトップ☆

Rさま・・・マハード、とっても格好良いです!!アンクと眼もお素敵です。

SZさま・・・マハードってこんなに色男さんだったのか!ということを再認識できる、とてもかっこいい一枚絵ですね!
(…しつれいな↑)
背景の象形文字も細やかできれいです!何と書いてあるのかな…(^^*
ついいろいろ思いをめぐらせてしまうまなざしですね。

Xさま・・・カリムやシャダは屈託のない明るいイメージですが、マハードはいろいろ背負っていたり魔術師だったり、そんな憂いも影も腹に秘めて人畜無害そうにふるまうイメージがあります。
そんな神秘性が伺えるトップのマハードに、心を見透かされそうでどきどきします(笑)

Tさま・・・マハをありがとう!久し振りに会えた感じですよっ。感激です。

ジャンルを絞りきれない今、トップをマハに替えるとコメントいっぱい!(喜)こういう時にはやっぱ当家は遊戯王サイトだなぁと感じたりして。

ヒエログリフの授業を受けていると、時々「ヘリ・ヘベト」という言葉に出会います。
ヘリ(○○の下にある者)ヘベト(儀典書)とは、直訳すると「儀典書を持つ者=儀式神官」=魔術師、呪文を扱う者。テーベやメンフィスなどの大神殿で働く超エリートだけではなく、地方の村々で魔術を司る神官をも指したそうです。

さらにここに「ヘリ・テプ」が付いて「ヘリ・ヘベト・ヘリ・テプ」となると、儀式神官長、儀式コーディネーター。
魔術師の長であったマハードは、リアルエジプト的にはこれにあたるかな、なんて妄想してしまいます。

セミヌードが公式ユニフォームの当サイトですが、カリムよりスリムでシャダよりマッチョなマハードの古代エジプトモードは、実は一番描きやすいんですよ。シャダは女みたくなっちゃうし、カリムは主食がプロテイン?!と言いたくなるほどG-menにしがちですからね。

顔も6神官の中では一番素直な美形だと思っています。でも内面的にはXさまやSZさまご指摘の通り、色々と複雑なんですよね、きっと。
穏健だけれども、どこか人を拒絶する雰囲気のある得体の知れない人、というのが私のマハードのイメージ。

以前作った古代編本に、王家の谷でカリムとマハが言葉を交わすシーンを書いたのですが、その時カリムに慰めの言葉をかけ、優しい微笑みを浮かべるマハの、「それはとても暖かいと同時に、どこか背後の荒涼たる渓谷を渺々と吹き抜ける風を思わせる微笑みだった」という一文に、私のマハード観が詰まっています。(ちょっと大げさ)

それからSZさま、背景のヒエラティクは何となく死者の書の一部っぽいです。
とは言え、勉強不足の私にはヒエラティックどころかヒエログリフもままなりませんので、機会があればエジプト語の先生(愉快な方で秘かなマイブーム・笑)に聞いておきますね。

☆ハチミツの用法☆

食べるのに腰が引ける、1.2キロ800円の激安中国産ハチミツ。
「体に塗ってベタベタを楽しむ」「嫌いなヤツのデスクの引き出しに流し込む」以外の用法について一言頂きました。

SNさま・・・ええと…おそらく他の方からもご連絡があったのでしょうが…純粋蜂蜜は、低温下におかれると白く結晶化してしまいます。
冬場にその辺に放っておくと、たいてい白いざらざらの状態になってしまってます。
湯せんにかけると元のてろりとした状態に戻りますので、その状態で使った方が美味しいと思いますよ。
私は紅茶に入れる他は、煮物に使ったりバタートーストにかけたりして蜂蜜を楽しんでます。

SZさま・・・私は蜂蜜が好きなのでレモネードやヨーグルトに入れたりパンに塗ったりしているうちにすぐ使い切ってしまうのですが、もし固まってしまったら気長に湯煎をして溶かしてやらねばならぬので、少々面倒です。
蜂蜜と肉料理とは相性のいい素材(砂糖が広くもたらされるまでの中世ヨーロッパでは、肉料理の味付に蜂蜜が使われていましたよね)なので、お肉の好きなミキさんでしたらタレに(砂糖代わりに)使ったりするとよいのかも…??

やっぱり湯煎するしかないようですね。しかしSZさまのコメントの「気長に」という部分で、気長という単語を心の辞書からは欠く私の腰は、完璧に引けました。

SNさま、煮物への使用は思いつきませんでした。でもきっと洋食限定ですよね?ヒジキとか切り干し大根にもいけるかなぁ。SZさま、肉のタレかぁ!ハチミツで甘みを付けた肉と聞いた瞬間、ローマの宴会が浮かびました。私も呼ばれたいトルマルキオの饗宴。

それにしても皆さんハチミツを良く使ってるんですね。私なんかショウガ紅茶を飲み始めるまでは、ハチミツにはほとんど縁はなくて、だからあのビンを3年ほど放置プレイの上、結晶化させてしまったのです。

Aさま・・・パックなどに使ってみてはいかがでしょうか?友人に教わったのですがそのままか、すこしお湯でといて塗るだけだそうです。
ただ、あうかどうかはお肌のタイプによるのでおすすめしてよいものか迷うのですが…。食べ物を顔に塗るのってなんだか倒錯的なかんじがしますし…。

出たー!「体に塗る!」。やっぱAさまも「倒錯的」だと思われますか(笑)。……とはいえ、体だとシンプルにスケベで、顔だと「美容のため」感が強いですよね。何故でしょう、顔とオッパイは皮一枚でつながってるのに。

で、やっぱ顔に塗ってもいいものなのですね。私の肌はコスメのタイプを全く選ばないタフスキンですから、その点はきっと大丈夫です。
ただ、「お湯にとく」のは全くもって思いつきませんでした。「薄める」ということを思いつかないこの思考回路、何とかしなきゃいつか死ぬ。

Aさま・・・スランドゥイルは実は指輪物語本編には名前しか出てこないのです!映画にいたっては名前すらでてきません。
彼は指輪物語以前のお話にあたるホビットの冒険に森エルフの王様として出てきます。光り物とお酒と宴会が大好きなかわいいひとなのです。

光り物と酒と宴会が好きなエルフのオッサンて!なんだかものすごい親近感を覚えます(笑)。
映画には名前すら出てこないというのは残念ですが、それは是非読んでみなくては!「ホビットの冒険」ですね、了解しました。県立図書館にしかない古代エジプトの「アマルナ書簡集」と違って、長く愛されてきた文学は、どの図書館にもあるのが嬉しいですな。

それにしてもお話を伺うにつれ、ますます深まるイバラ感。むしろAさまがやってくださいよ、スランドゥイルxエルロンド。

Xさま・・・電気羊の小説のラスト、わたしも学生時代読んで涙したのですが、それは「あるマニアにとってすごい価値のある、もしくはすごく辛いことでも一般の人にとってはたいしたことじゃないんだ」ということに、なんか安心したというか。

頂いたメールの他の部分、特にアニミズムのあたりのご指摘もとても嬉しかったです。
電気羊は他種の動物と共にいることに安らぎを感じる人間にとっては、色んなシーンで泣けるお話でした。右を見ても左を見ても、心を通わせ易いはずの同族は溢れているのに、どうして人は他種の生き物を求めるのでしょうね……
また、人型アンドロイドに憧れる人間にとっても、あの物語は萌えの北極星でした。

「あるマニアにとっては……」というのは、まったく同感です。愛や執着や悲しみの波間で溺れそうになることも多々ありますが、ある瞬間にすっと視線をずらして自分を客観視すると、色んな事に耐えられたりするものですよね。

誕生石のお話に触発されて自分のも探してみました。石言葉は「全てを賭ける恋」と出ました、ううーんドラマティック!
お守りにひとつ買っておこうか、とウロウロサーフィンしてかごに入れてから、ちょっとまて、石の価値も見方も知らないのにいきなり衝動買いはどうよ、とまた数日頭を冷やすことにしました。

「全てを賭ける恋」、おお!それはまたなんとカッチョいい!まるで韓流ドラマだ!(笑)

月別の誕生石は確かにオフィシャルな後ろ盾があるかもしれないんですが、一ヶ月でくくられるってのはちょっとおおざっぱですよね。兵庫県の県花はノジギク、県鳥はコウノトリと言われるくらい遠い感じ。
その点、誕生日石は
「あなただけに……」って艶男(ルビはNIKITA風にアディオス)に差し出されてるよなプレシャス感があって、ついネットショップを徘徊してしまうそのお気持ち分かります。

かく言う私のヘミモルファイト、私もあれから頭を冷やしました。値段もさることながら、スカイブルーなんてちょっと自分のキャラじゃないかなって。
やっぱり宝石はキャッツアイかヒスイがいいなぁ。どっかの紳士が鉱山まるごと贈ってくれないかな(笑)。

5月6日(日)

三千年の眠りより目覚めしファラオの秘宝のごとく輝く新携帯、そこに潜む大きな問題に私はようやく気が付いた。
鏡面仕上げの濃色なだけあって、指紋が目立つことはなはだしいのだ!

拭いても拭いてもあっという間に指の跡でベトベトになる青のボディ。実は私の正体はナメクジで……なんて言ったら、素で信じられかねないダーティーっぷりある。(そういえば山岸涼子の「妖精王」に、ジャックを自分の子供と信じちゃうナメクジ叔母さんが出てくるよね……。最後に魔法の刀剣を手渡すシーンにはウルルンだった)

「携帯のボディカラーってあんまし冒険がないよね!」と、世間様のセンスの無さに鼻を鳴らしていたのだが、何が何が、センスが無いのはきっちり自分の方だった。
どんなにボディカラーが美しくとも、指のアブラで汚れたケータイは、持ち主までアラブの石油王並みにアブラギッシュだと思われそうで、人にはあんまし見せたくないものだ。白やピンクといった淡色が売れるのがよーく分かった。

加えて、基本的な使用方法すらいまだに把握できていない私は、相当な機械オンチなのだろうか?
アラームは設定しているものの音が出ない。時刻が来ても死にかけのスズメバみたいに、ぶーんぶーんと身悶えするのみ……。マナーモードにはしていないのに、どうしてなのか
ぜんぜん意味が分からないよ!

カメラ機能だってせっかく高品質なやつを選んだのにさ、先日張り切って初写ししようとすると、画面が薄茶色一色ってどういうこと?
設定方法になにか問題があるのかとあちこちボタンを押したのだが、何のこたぁない、指でレンズ部分にフタをしていただけだったよ……。

また今日は今日で、やわらか戦車のぬいぐるみを虐めて、まことに意地悪そうないい顔したマヤっこを撮ろうとすると、ゼロ円ケータイと変わらぬ回転まんじゅう画質。

あーあ、やっぱり携帯に付いたカメラなんてろくなもんじゃないなぁ、と苦々しく思いながら自宅に帰ってボディの指紋をぬぐっていると……すまんケータイ……レンズ部分が手のアブラで曇り切っているではないか。これじゃ何を撮ってもソフトフォーカス加工になるわなぁ。

購入後3日目にしてすでに、私にとってはハイスペックすぎるこいつを使いこなすことは諦めた、というより疲れてきた。
だいいちアドレス帳の容量500件って、一生かかってもそんなに友達作れんっつーの!(怒)まぁ以前の機種に比べると、メモ帳の容量が大きいこと、辞書が3冊入っている点は有り難いんだけどね。

今、玄関の下駄箱の上には、交換済みのゼロ円ケータイが、ブラックのボディを綺麗にお身ぬぐいされ鎮座している。そう、3台もあるのにすべてが狂っている目覚まし時計の代わりに(ベッドルームに強力な磁場でもあるのか?)、毎朝私を起こすためである。

この調子では後継者のアラーム機能の謎が解けるまで、しばらくは青と黒とに二人三脚してもらわなきゃならなさそうだ。

5月5日(土)

5月5日の男のコの日。
だからってわけじゃないが、数ヶ月前から作るの作らないので悶々としていたミクシィの古代エジプトコミュ、GWの開放感に酔っぱらった勢いで、ついに立ち上げちゃったよ!

たった数十行の紹介文を書くだけで四苦八苦、所要時間は約3時間。学術系じゃなくて萌え萌えコミュだから、お固い話や「ここが史実と違う!」なんてアラ探ししたい人は来ちゃダメよんということを、いかにやんわり表現するかがむつかしい。
そのくせ、出来上がった文はポイントがぼやけた上にありきたりすぎて、己の文才の無さに泣けてくるが、アップしてしまったからにはもう後には引けないのだ。

内容的には単独コミュが存在しない(王家や天河、クリスチャン・ジャックのコミュはすでにある)マイナー系エジプト作品全般を扱う予定ながらも、コミュニティー名は「ミカ・ワルタリの『エジプト人』」と、古代エジプトファンにすらあまり読まれていない小説名を冠しているのがくせ者である。

なぜなら私はこの小説についてモーレツに語りたいのだが、単独では余りに人が集まらなさそう。かといってせめてコミュ名にくらいしなくては、「これの話をしたいんや!」と強調できないかなと思い、苦肉の策を採ったのだ。

ミカ・ワルタリの「エジプト人」は、なんたって絶版、なんたって1945年公刊。
飯島先生の翻訳は溜息が出るほど素晴らしく、50才overのエジプト好きからは「大好き!」「あの何ともいえない情感が……」というお声を耳にするものの、若い方にはどうも古めかしく写るのか、なかなかとっつきにくいと見える。

こんなマイナー物件をメインに持ってきて、果たして同好の方が見つかるのか?
そもそもレスがなかなか付けられなくて、このサイトの掲示板すら外してしまった私に、コミュニティーの管理なんかが出来るのか?
……と不安は氾濫期のナイルの水のように尽きないが、立ち上げちゃったからには進むしかない。手探りながら楽しく運営して行ければ男子の本懐だ。

ここをご覧の方でミクシィもやっておられる皆様には、お気が向けば覗いて頂ければ、その上参加までして頂ければ嬉しい限りである。 ここの掲示板を外した分、あっちで存分にツッコミ(でも時には受けで)を楽しめれば……と願っている。

それにしてもコミュ立ち上げがこんなに恥ずかしいものとは思わなかった。内容は腐女子でもフェチでもない、ごく真面目なコミュなのにさ、この「人目に晒されている」という羞恥プレイ感には思わず悶絶。
いや、このサイトは元々ヘンタイ宣言してるので、うっかり口を滑らそうとも、別に気にすることはないのだが、ミクシィはオタクのみに向けられた世界じゃない、というところにどうしても腰が引けてしまう。

古代エジプトのコミュは多々あれど、「フィクション」でくくったコミュが存在しなかったのも気にかかるなぁ。ひょっとすると、古代エジプト界的には触れてはならないジャンルだったのか?まさか……そんなバナナ……。

自分が虎ならぬスフィンクスの尾を踏んだのではないかという心配で、今夜はピラミッド型のUFOでアンドロメダまで連れ去られる夢を見そうな……そんな予感で一杯だ。

5月4日(金)

使用開始四年半目にして、ようやく携帯の機種変更をしたよ。
今まで使っていたやつは、さすがゼロ円なだけあって究極まで簡素化され......というよりむしろ究極のチープ仕様。けれども、マヤっこを写せば回転まんじゅうに、豪華客船を写せばパチンコ屋の店頭写真と化す、というおおざっぱなカメラ性能を除けば、取説を読むのが大の苦手な私には、こういう簡単ケータイはもってこいだった。

それをどうして変更したかというと、先日これをまたしてもコンクリートの上に落としてしまったのだ。おおおお……これで通算7回目のフリーフォール。ポケットモンキー並みに脆弱な私の握力。

これ、二年前に落とした時点で、ジョイント部分が片側ブロークンでグラついている。
いくらゼロ円とはいえ一種の精密機械、7回も落として無事なはずないよね。ひょっとするとこの3分後には画面が真っ暗になって、泡くって駆けこんだ携帯屋のヒトに、「データ取り出し?それは無理ですね」と鼻先で冷たくあしらわれたら......と想像すると猛烈にあせってきた。

そんなわけでチャリを飛ばしてパンフレットをもらってくると、20近い機種の中からカメラ性能に重点を置いて選別、3機種に絞り込んだ。
カシオから一機種、日立から二機種。うーむ、どれも似たり寄ったりで、どこがどう違うのかよく分からん。

最終的に選択の決め手になったのは色だった。
でもね、新生銀行のカードくらいにカラフルにすればいいのにさ、白、黒、ピンク、百歩譲ってガンメタとかオレンジと、携帯のボディカラーってあんまし冒険がないよね。

そんな中にあって、店頭でひときわ異彩を放っていたのが日立のW43H
その色たるや、ツタンカーメンの黄金マスクに象嵌された練りガラスの青ーいわゆるエジプシャン・ブルー、ラピスラズリの深い青......って、
ちょっと異彩放ちすぎです

いや、機能だけなら最新機種のカシオの方がいいかなと思ったんだけどね、こんなエグい......いやゴージャスでセレブなカラー、 ヒタチさんしか出してない。さすがinspire the next……というよりむしろinspire the past

そこで私は勢い込んで答えたのだ。 「機種はどれになさいます?」と問われて、吉野屋で「並のツユダク!」と注文する勢いで、「W43H!」と。

だが、携帯屋の女性が申し訳なさそうに言うところによると、「お客様、W43Hでご用意できる色はブルーだけなのですが」............って、またしても!

その瞬間、「ミキさんの好みは日本人というよりも年輩のイラン人の好み」という絨毯屋の言葉が、そしてシーズン初めに「これっきゃない!」と飛び付いた洋服が、最終処分セールの最終日に70%オフで、それも複数売れ残っているイヤ〜な記憶が甦る。

とは言いつつも、一番欲しかった色だけ売れ残ってたのはラッキーといえばラッキー。一時間後には、エジプシャンブルーに輝く端末を胸に抱えて帰宅した。
そして早速開いた厚さ一センチの取説だが、機能がてんこ盛りすぎて、もうぜんぜんワケ分からん!

最近ではPCではなくケータイからオークション等にアクセスする若者が増えているそうだが、そういう人たちはケータイの機能をフルに使いこなしてるんだろうなぁ。
それに対して、いまだにアラームの設定にすら成功していない自分……こういう時には己の老いをひしひしとを感じて、ちょっと鬱になる。