12月31日(日) ゲイ雑誌・バディさんがプレゼントしてくれたトレーナー、一年もの長きに渡ってベッドルームの隅で絶賛放置プレイ中だったが、大掃除のついでにようやく袋から出して、今それを着用の上キーボード叩き中。 このトレーナー、色的にはゲレンデ一番乗りで見る処女雪の白……としごく無難なセレクトながら、胸に輝く文字GAY LIFE MAGAZINEが、着る者のハードルをやたらと高くしている。 その上、サイズは3Lと私が二人入るほどバカでかい。これじゃ細身系雑誌バディじゃなくて、ガチムチアニキG-menからのプレゼントだったかなぁと勘違いしそうだ。 こんなアクの強いトレーナー、たとえカミングアウト済みであっても差し上げる人材を微妙に選ぶゆえ、ずーっと放置したままだったのだが、この際片づけないわけにもいかない。 ……とは言いつつも、肝心の大掃除はベッドルームから一歩も出られず停滞中。 知人にはメールで新年の挨拶を済ませればいいんだし、サイト持ちはトップで挨拶すればそれで済むから、今年はミニマム枚数で行こうと思っていたのに、電脳世界をイマイチ信用できない印刷物重視の性格ゆえ、ハッと気付くと例年以上の数になっていた。 それに種類も会社向けと犬関係向け、エジプト関係向けが二種類と計四種類。 中学生の頃は年賀状に「一枚一日」(今の犬トップは年賀状用の絵。手間かけすぎ)の時間をかけていたが、あの情熱を忘れちゃいかんよなぁ……本当は手間のかかったものを一種類だけ作ればいいのに、今年は恥ずかしいほどの粗造乱造ぶりだ。 せめてこれから作るゲイ友向け年賀状くらいは丁寧に描かなきゃな。 |
12月30日(土) 昨夜はあれからきっちりとバッカスの甘言にノセられた管理人。すでに時計の針は9時半を指していたのだが、わざわざ電車に乗ってまで大阪へ出張してきたよ。 夜9時を過ぎると、仕事帰りに飲み終えた人たちは、大阪から西に向かって移動する。 大阪ではまず、いつものくるくる寿司屋に突撃!熱燗のアテに安いネタをつまんでバー行きに備えるのだ。 私はくるくる寿司が大好きである。高級寿司屋よりずっと好きだ。……というのは、べつだんグルメじゃない上に、普通の寿司屋では「こんな頼み方したら、年の割にモノを知らない奴だと思われないかな」なんて、いらんカッコつけちゃう情けないSAGAだからである。 それゆえお高い店に行くと、記憶にあるのは箸置きのデザインと店内に飾られた開店祝いの胡蝶蘭、板さんが見習いを叱りとばす台詞(寿司屋の見習いはなぜかよく叱られている)、そして隣の席の同伴キャバクラ嬢のピカピカ光る指輪のみで、肝心の寿司の味の記憶が飛んでいる……なんてことも多い。 けれどくるくる店ではそんな気遣いご無用! だが、地元にくるくる寿司店はなぜか三軒しか存在しない上、くるくるのくせして高くてマズいので、大阪に飲みに出たときには、必ずこの店で腹ごしらえをしてからバーに行く、というパターンが出来上がっている。 で、くるくるの後は、行きつけのレディスバーでグラス片手にまったりと読書しているうちに、あっという間に終電の時間になってしまった。でもカッコつけて読んでる本はといえば、ビジュアル系ゲイ雑誌「ファビュラス」(特集はモッコリ写真がいっぱいの「大好き!スイムウェア」)と野蛮人コナン。 コナン読むなら家で読め!と自分に言いたいところだが、私にも一年に数度くらいは人恋しくなることがあるのだ。 昨夜は遅い時間のお客さんがいなくなったので、レディースバー経営の難しさについて、オーナーからいろいろ話を聞いていたよ。いや、自分がバーを経営するつもりはないんだけどね、少なくとも当面は…… オーナーによると、「レディースバーは三重苦」。かなり流行っているこのバーですら、経営はかなり危なっかしいそうでびっくり。 三重苦の一つ目の理由はまず、「女性は小食&酒をあまり飲まない→低い客単価」。これは容易に予想できる。 まぁここまでは誰でも分かる範囲だが、三つ目はオーナーの話を聞いてふーむ、そう言われれば確かに、と思った。 「ゲイの子もオッケーのミックスデーを作ろうかとも思ってるんやけど……」とオーナーは言うが、ゲイとはいえ男性が入ってくることを嫌がるビアンも多いゆえ、それはどうしても思い切れないそうである。 うーん、やっぱ飲食業経営は色々とキビシイんだなぁ……とか言ってると、なんか新規出店するチェーン居酒屋の店長講習でレポ書いてる気分になってきた。 |
12月29日(金) 今日は冬コミ。私はカタログを買うことすら忘れていたものの、行かないなら行かないで、オタクとしてレベルダウンしたような寂しさがなきにしもあらず。 話変わるが、先日の日記でしょぼくれたこと書いたせいか、皆さんたくさんのお見舞いメールやアドバイスを送って下さって、心から感謝している。本当に有り難うございます。 だが、一年間かけてじっくりコトコト荒らした家が、そうそう簡単に片づくはずがない。 もう何ヶ月も掃除機をかけていないペルシャ絨毯の上には、年始に買ったキティーちゃん福袋とシェパードが入りそうなバカでかい犬小屋と商店街のスタンプカード、コンバットマガジンとコレステロール除去サプリメントと宝くじとゲイ雑誌が仲良く同居して、得体の知れない小宇宙を形成している。 まずは家の端っこから……とベッドルームの掃除をはじめてもう何時間が経過しただろう。でも、掃除を始めた時と見た目はぜんぜん変わってない。このままでは掃除機がけに至る前に気力が途絶えてガラクタの山で遭難、そのまま凍死ちゃいそうだ。 あ〜あ、もう掃除は明日に延期して、パーッとレズバーにでも遊びに行ってこようかなぁ、なーんてふとどきな考えが頭をよぎる。だが、まだ年賀状すら書いていない状況では、そんなことしちゃ明日から地獄を見るのは火を見るより明らかなんだよね。 しょーがないからまた掃除に戻ります。とにかくうちにはモノが多すぎるのがいかん! |
12月26日(火) どうやら、ネットの世界でトラブルに巻き込まれそうな予感いっぱいで、すご〜く気が重いのだ。 もちろんこのサイトやミクシィ、それどころか同人系の人たちは関係ないので、その点はどうぞご心配なく! たとえお会いしたことのない人たちであっても、このサイトを見てくださる方々が下さる一言メールはいつも、私を心の奥から励まし力づけてくれるので、ネットに救われている部分も多いのも確かである。 まったく頼むよ、この忙しい時期に……今年一年ツイてなかったが、〆はミステリーメールで決まりか?!とトホホな気分でいっぱいだが、当面は無視するしかなかろう。 メールから発生する邪悪な電磁波のせいか、胸までイヤ〜な感じで痛くなってきた。今年は乳ガン検診行ったっけ?と記憶の糸をたぐっていたら、さっき公共広告機構の乳ガンCMが流れていてドキッとしたよ。 先週の子宮ガン検診でもガン以外の問題が発覚したことだし(「ガンです」と言われた時の心の準備が出来てないので、ガン検診の結果はまだ聞いてない。)、どのパーツもぼちぼちガタが来るお年頃。もしもこの胸の痛みが続くようなら、速やかにガラス板に乳を挟まれる苦行ーマンモグラフィー検査ーに行かなきゃなんないなぁ。 それに加えてウミが溜まった奥歯の調子も怪しいと、マハードもシモン(師)も走る段になって問題続出。小学生の頃から遠足の前日に熱を出すタイプだったが、あれからン十年年経ってもこういうところは変わってない。 |
12月24日(土) しばらくマトモな更新ができるかどうか分かりませんので、場つなぎにカリムとシャダの子供話をもう一本アップしました。→カリシャダSS「マンドラゴラ」 こうなったら、現在進行中のジャンルを楽しむためにも、もう長いこと見ていないGX、ビデオを借りてキャラの把握くらいはすべきかと思っている。あ、O里さん、カイザーはだけ絵、遅れれてすみません!正月休みに完成させます。でも……まだカイザーでいいんでしょうか?(私信) 私は下まつげが長かったり(兵藤少尉)、目張りが入ったり(カリシャダ)、目の下が黒い(ハーネマン)と、目の回りにインパクトのあるヒトにグッとくるのだが、ジムも目元のラインがぶっとくて、どことなくデビルマンの不動明っぽい。 とは言ってもジムを目撃したのは同人サイト。同人絵には描き手のテイストが加味されるもの。 とにかく、冬コミにも旅行にも行かず、もちろんバーが閉まってるから飲みにも行かず、ガラパゴスゾウガメのように引きもこり予定の来るべき正月休み。その間サイトに小出しに出来るよう、SSや絵やエジプトネタを仕込んでおきたいもんだ。 でももしどなたか大阪神戸にいらっしゃる予定があれば、ぜひ遊びに誘ってやってください。今年の冬休みは比較的長いけれども、べつに親戚回りもしないもので、管理人の予定はガラ空きですよん。 |
12月23日(土) さびれた商店街を盛り上げるために、さまざまな団体(いきなり「男体」と変換された。ヤなパソ!)が思い思いのステージショーを披露する夢を見ていた。 もちろん私も参加者である。お尻にサンバダンサーみたいな羽根を付け、ドキドキしながら出番を待っている。 太鼓演奏、子供達のコーラス、婦人会のハンドベル、ピエロのコントに手品ショー……商店街のイベントらしく、私たちの前には無害な出し物がまったりと続きゆく。ええんか?そんなとこにやおら気の狂ったゴクラクチョウみたいな軍団が登場して?!年寄りがキモ冷やさんのかと不安はつのる。 そんな不安は的中した。私たちが商店街にさっそうと躍り出た瞬間、絶対零度で凍り付く善男善女。「見ちゃいけません!」と子供を叱る母親の声、蜘蛛の子を散らすようにそそくさと退散するギャラリー……しまった!やっぱハズしたか?! しかし、おおおお!!その数分後、半分の人はなまはげを見るような目ではあるものの、まだその場に踏みとどまっているじゃありませんか! 私たちは踊った。好奇の視線を、果たしてこれが町おこしになるのか?という疑念を振り払うように。 そんなカーニバルな雰囲気に酔ったように、一人、また一人と踊りの輪の中に加わる普通の人々。 ♪レッツ キッス ほっほよっせてぇ〜 レッツ キッス ほっほよっせてぇ〜♪ ……と、こんお気楽な夢を見たのは、今日は実家への帰宅を勘弁してもらっているという開放感ゆえなのだろうか。 今は夕方4時。これからジムに行ってから、年賀状を描かなきゃなんない。来年の干支はイノシシ。この茶色く太った生き物をどうマッチョ男に変換するべきか、ちょっと悩んでいたのだが、ここはまたしても褐色肌で決まりかな? |
12月20日(水) 私は今、恋愛問題で悩んでいる。 なぜって相手は二次元だから! http://www.konami.jp/am/wartran/ ドイツの変人教官が好きすぎて困る今日このごろ、妹ヘボピーに「ミッヒと結婚したい」とメールすると、「ギャハハ〜!中学生か!」と光速のレスポンスが返ってきた。確かに……これが中学生の子供がいてもおかしくない年齢層の地球人に対する、ノーマル星からの反応ってもんだろう。 しかし、私は人よりむしろモノとのお付き合いを好む、フェチもしくはピュグマリオニスト。 占い師によると今年は結婚運が12年に一度の盛り上がりっぷりとのことで、恥ずかしながら年はじめには、老後への不安からいい加減身を固める気マンマンだった。実際、好条件の見合い話もゾクゾクと入ってきていた。 けど、ここにきてガソリンをまかれた干し草小屋のごとく燃え上がった二次元愛のせいと、あと単純に「知らない人と会うのがめんどくさい」のもあって、今年も素敵な奥さんになりそこねちゃったよ…… ハーネマン様に会うためには、目下、道路規制によって周辺住民を気が狂うほどにイラつかせている音と光のページェント会場を越えざるを得ず、そのためには信じがたい迂回を強いられる。だからなかなかゲーセンに日参とまでは至らないのは、愛が足りないせいだと心苦しい。 それに、行ったら行ったでなかなか6面まで到達できないんだよなぁ! だが6面では、「ここまで来られるとはショックだねぇ」と、二足歩行タンクの上からものすごくエラソーに見下ろしてくださるので、毎日でも6面を拝見してイヤミな視線に身悶えしたいところだが、そこに至るまでに他の教官ズにしごかれるのは、肉体的、金銭的ダメージ大で、ついつい3面でおいとましちゃうのである。 まったく今の心境は「押し絵と旅する男」(※)かピュグマリオンだ。 また、ウォートラン・トルーパーズが家庭用ゲーム機に移植される可能性はゼロな上に、地元で設置が確認されていた二軒のゲーセンの内、一カ所からはついに撤去。残り一カ所も風前の灯火で、私の心もXデーに向けて風前の灯火のように揺らめいている。 年始めに「ウォートランにはまってる」と友人に話した時には、「ミキさん、家にマシンを買いそうな気がする」と言われて「さすがの私でもそれはないない!」と爆笑しつつも、実は搬入方法を検討しようとしていたのでドキッとしたものだ。 あれからもうすぐ一年。途中数ヶ月の空白を経て、今新たに再燃するハーネマン熱。“銃器への愛は狂気すら感じるほどだが、興味のないものには見向きもしない”という爽やか好青年っぷりには、フェチな自己を投影するがゆえ余計に愛が盛り上がる。 先日うっかり中古ゲーム機販売業者のサイトをクリックしたら、ぼちぼち入荷しているみたい、ウォートラン。 (※)押し絵と旅する男……江戸川乱歩の情感溢れる短編。たまたま覗いた望遠鏡に、ちらりと写った美しい人に心奪われた男。だが捜し求めた愛しい人は、押し絵に描かれた女性で…… |
12月18日(月) 頼む!Gジム!マシンルームでヘビメタかけるのは止めといたってくれ! いつもはチョロいポップスがかかってるのにさ、趣向を変えようとでもしたのだろうか……今日はBGMにヘビメタチャンネルが選ばれていてびびったぞ。 それにしてもヘビメタとプロレスとボディビルは、なぜあそこまでファン層が重なるのだろう。ジムでメタリカやアイアンメイデンのTシャツを、汗でぐしょぐしょにしながらバーベル挙げてる男を新発見する度に、やれやれ、またかよ……って気分になる。 かく言う私が着用するのは一枚を除いたすべてがミリタリ風味。 そんなミリタリシリーズの中にあって一枚だけ異色なのが、友人が誕生日プレゼントにくれたマンガのシャツである。 いや、そこに描かれているのは主人公バキじゃなくって、バキの父にして“史上最強の生物”・範馬勇次郎が、黒ビキニ一丁で怒髪天を衝くの図。それもなぜか体が青い。(笑) 他の女性はフリフリやらキラキラなウェアでトレーニングしてるってのにさ、“背中の筋肉が鬼の顔に見える、獅子より凶暴なオヤジの黒ビキニ姿”のTシャツでいいんだろうか? ……と、いつもながら話題が350ヤードの飛びっぷりだが、今は(いや、いつもそうだが)話をまとめる氣すらない。 あと少しすると病院は年末年始の連休に突入するから、それまでに治しておかなきゃ正月に泣くことになりそうだよね。けど、「しんどい治療になる」と堂々宣告されてるからなぁ、どうしても二の足踏んじゃうんだよなぁ…… ……ってことで、今夜はもう寝ることにする。週末のオールナイトお遊びで体力落ちてるせいもあるんだろうから、早めに寝て様子を見るよ。 |
12月16日(土) 父の病院の電話受付は8時45分から始まるので、せっかくの休日、昼まで寝たいところだが、出社時間に起きだして予約を取ったよ。 この整骨院はものすごい人気ゆえ、電話のリダイヤルを数十回押してやっと繋がるのだが、今日は5度目に繋がってすっげえラッキー! マッチョといえば、ザック・スピアーズ(ゲイポルノ俳優)もカリム(ゲイポルノじゃなく遊戯王の方)もイムホテップ様(ハムナプトラ)も素敵だが、私的に今一番ホットなマッチョはなんといっても蛮勇コナン。 ただ、コナンサイトやコミュニティーで、「ありゃないぜ!」と不評極まりない新訂版の表紙。 いや、これが世界で初めて紹介されたコナン本なら、読者も「ふーん」と素直に受け入れるかもしれない。 http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3624 だが、日本、いや世界のコナンファンは、海外ならばゴッドオブマッチョアート・フラゼッタや、ヴァルキューレに己の魂を売り渡したボリス、日本では武部
本一郎氏によるムキムキのコテコテ・上カルビみたいに脂したたるイラストレーション群に目を慣らされてしまっている。 ネットを見ていると「途中からでいいからイラストレーター変えてくれ!」という叫びも聞こえてくるが、東京創元社はそのあたりどうとらえてるのかな。私の個人的見解では、ひょっとしたら今までのコナンファンに加えて、アニメ絵に慣れた女性層、若者層の二兎を追ったの?と思うのだが、その結果ズッこけてちゃ意味ないよなぁ。 新訂版コナン全集、全集といっても6巻しかなくて、そのうち2巻はすでに出版済みとなると、今更の変更もむつかしいかもしれない。 |
12月12日(火) 本日はひとつ古代史ファンへのお知らせを。 世にエジプト関連書は多々あれど、こんな本は今まで無かった!こういう本を待ってたんだ!と、発売当時はファンを欣喜雀躍せしめた画期的なエジプト本「古代エジプトうんちく図鑑」については、ナイルの賜物であるこの地に興味をお持ちの方ならば、皆さますでにご存じのことと思います。 時は流れてあれから2年強……「うんちく図鑑」の著者・芝崎氏の新作がようやく発刊されました。 恥ずかしながら私、古代ギリシアと聞くとまっさきに頭に浮かぶのが「美青年たちによるフリチンオリンピック」なのですが、この本はそんな下世話な腐女子の心にも、歴史、神話、旅行記を通じて、ギリシアへの興味をモリモリ盛り立ててくれること間違いなしな一冊です。 著者である芝崎みゆき氏は、私の敬愛するギャグ師匠にして、世界に点在するBAKA物件を渉猟するハンター仲間。 ……自作品に冴えたギャグを練り込むにはどうすればいいか? この「古代ギリシアがんちく図鑑」は、そんな難題に取り組むBAKAなギャグ職人には強力なカンフル剤となり、そうでない方にも、「古代ギリシアってこんなに面白かったの?」と新たな興味を誘起せしめること請け合いの、今年一番のおススメ本です。いや、ほんと1700円プラス税というのが信じられないくらいの、濃厚な労作なんですぜ! 先週の金曜日には全国書店に配本済みとのことですので、世界ふしぎ発見とかウルルン滞在記がお好きな方は、とりあえず書店にレッツらGO! ただ、一ページ開くと、オール手書きによるギリシアが津波のように押し寄せてきて、反射的にページを閉じてしまうかもしれませんので、まずはその第一関門をしっかり乗り切ることが肝心です。(笑) 高校生の学習教材に、親の介護に疲れて鬱から抜けたいときに、おせちにもテレビにも飽きたときに…… なお、古代エジプトうんちく図鑑も、目からウロコの傑作ですので、未読の方はぜひご一読を……ということで、今日はブリリアントな新刊のお知らせでした。 |
12月11日(月) 本日ややオカルトゆえ、苦手な人はスルーしてね。 下の方で書きかけ日記を削除せずにそのままアップしちゃったり、○○年生きてきて一度も落としたことがなかった電車の切符を、ここ1,2ヶ月で4回も落としちゃったり、出勤途中で忘れ物をしたことに気が付いて、何度も家に取りに帰ったりと、最近ボケっぷりがひどく、自分までアルツハイマーでは?と不安になる。 とはいえ、一時よりは気力がかなり戻ってきたし、この一年半というもの神経を張りつめさせ、いよいよ本人に向かってブチ切れる寸前だった会社の問題(派遣女性の件)を、「もう我慢できん!」と上司に直訴したため、これから状況は多少なりとも好転するのかな、という期待もあるから、まぁよしとすべきなんだろう。 それに、昨日友人がくれたメールで気付いたのだ。 ただ、思いやりも度が過ぎるとあまりよろしくないようで……昨日書いた「子供の霊(らしきもの)を供養に行った」件について、カレや霊感鋭いお友達からやんわり注意されちゃったよ。 確かにそれは分かってるのだが……先日のアレははっきり口に出して約束したからなぁ、約束を破ると後味が悪いので、今回は特例ってことで! もちろん、あっちの世界との交流を望んでいるわけではないから、これからは身の危険を感じるほど酷い時以外はスルーするようにしなきゃね。 それにしても、私は日々先祖への感謝を忘れない程度で、それ以外では占いも信じないし、特別スピリチュアル世界を重視しているってわけじゃないと思うのだが、お知り合いになる方には「あ、私にも分かりますよ」って人が多いのが不思議。かつてそれをRさんやTさんに話すと、「当然でしょ」「やっぱ集まるもんだからねぇ」とごくフツーに流されたがやっぱそうなのか? 会社もまた、そういう話題がナチュラルに受け入れられるミステリアスな環境下にある。 若い女子社員:「サンプル室で誰かが髪の毛を引っぱるから、『○○さん(社内で突然死した人)、いたずらしないで下さい!』って怒ったんですよ」上司:「はははは……遊びに来たんやね」とか、若いくせして般若心経をフツーに唱えられるとか、「昨夜オヤジが出てきてなぁ。テレビがついたり消えたりあんましうるさいから、『オヤジとっとと帰れ!』って怒鳴ったんや」「ひどっ!お父さんかわいそう!(爆笑)」とか…… 我々貿易屋にとっては、異世界の住人も異文化のバイヤーも、日本人同士のように話が通じるワケじゃないって点で同じ、ってわけでもなかろうが、オカルトな会話がナチュラルに進んでゆくのが、個性派揃いというかポジティブにすぎるというか……さすが社員の四分の一が蠍座なだけある。(関係ねぇ) このように、何でもフツーに受け入れる働きやすい職場だが、ただ一つだけ気になるのが、べつにデンジャラーな職種ってわけじゃないのに、社員と社員の家族、さらに主な取引先まで含めると、突然死による訃報が妙に多いってこと。 それも長く病んでいたとか、年がいってるとかなら分かるんだが、「母がスーパーで倒れてそのまま……忌引きお願いします」「昨夜オヤジが突然……忌引きお願いします」と、みんなやたらとせわしない。 どうなんだろう、突然死って私が思ってるより多いものなのかな?皆さんの回りでも、若くして無くなった方、突然倒れてそのままになった方ってたくさんいらっしゃるだろうか。 別に会社の中に「なんかイヤだな」と感じる場所はない。前勤めていた会社みたいに、幽霊が出すぎて困るから社費で除霊を依頼したなんて、そこまでの問題も出ていない。 |
12月10日(日) 実家から帰宅する電車の中で、「ツンデレ・ハーネマン」を妄想してるうちに、うっかり電車を乗り過ごしちゃった。 さて、12月1日の日記で触れた妙な夢の件だが、あれから子供たちとの約束をちゃんと守ってきた。 供養に向かったのは、先祖供養に通っているお寺。毎月のお勤めと一緒に、どこの誰かも分からない子たちの供養も一気に済ませようという魂胆である。 だが、書く気マンマンでビシーッ!と筆を構えたお寺のオバちゃんの前に立った時、私は迷った。 そこで、私は困惑のうすら笑いを浮かべながら言った。 それを聞いたオバちゃん、深くうなずくとサラサラと筆を走らせた。そこには、“ミキチサトの夢に出て来し水子一同の霊”って……あるんかい!テンプレート!!(爆笑) 聞くところによれば、私と同じように夢見が悪いことを気にして、供養に来る人は大勢いるらしい。 とにかく私にできることはこれで終わった。あとはあの晩出てきた子がみな、無事に成仏への道を辿ることを心から祈りたい。 |
12月10日(日) 昨夜は京都のエジプト学校の帰りに、わざわざ大阪で途中下車して、回転寿司店(好きなのに地元にはほとんど無いのだ)でお銚子三本ほど空けてから、行きつけのレディースバーに行って来たよ。 ミキさんずいぶんとレディースバーにはまってるわね!と思われそうだが、いや、正直なとこすでに飽きてきてます。 そりゃまあ店のお客さんの中にはオタクも紛れ込んでいるんだろうが、少なくとも私が会った人たちについて言えば、「セクシャリティー的にはマイノリティーだけど、濃ゆさ的にはパンピー」って人ばかりゆえ、どうしても話があたりさわりのない世間話になるのが面白くない。 だいいち「好みのタイプは?」と問われてもなぁ……日本女性では思い当たらないから、「マシンガンが似合うムキムキマッチョの金髪娘」とか「エイリアンのリプリー」だなんて答えようものなら、その瞬間に話が終わってしまう。 そういうわけでレディースバーはぼちぼち卒業かな。(早っ!)近日中にお友達がSMバーに連れて行ってくれるということで、そっちに期待してみよう。ただ、他人の肉体的接触を見るのはあまり好まないので、そちらにもはまるまでには至らないと思う。 あーあ、どこかに面白い形態のバーはないものだろうか。以前、アートや映画の話が聞きたくて、画家がやってる美術バーに行ったこともあるが、あれはあれで客層がおハイソすぎて、肩凝りで死にそうだった。 そういえば以前ヘボピーと、「バーの経営しない?」という話がマジで出たときに、「オタクの集まるバーにしたいね!」「店名は『ガンダム』だね!」なーんて盛り上がったものだ。 なら「犬猫やインコが接客してくれる鳥獣バー」なんてどうだろう。 メイド喫茶、執事喫茶、こたつバーにノーパンしゃぶしゃぶ……いろんな業態の水商売が現れては消えてゆくのを目にする度に、サブカル系経営者の想像力の豊かさにほほーっと感心してしまう。 うーん、通いたくなるバー、通いたくなるバー……あ、ペルシャ絨毯バーとか古代エジプトバーなんてどうだろう? |
12月9日(土) 110円の電車賃をケチって、出先から家まで1時間以上歩いて帰ってみたら、リビングが妙にあったかい。
ミクシィのお友達が答えやすそうなバトンを放り投げてくれたので、この鋭い八重歯でガッチリくわえさせて頂いた。
【10個バトン】************************************ 1・好きな食べ物10個 シシケバブ(羊肉の串焼き) 「クエ鍋」だけはお銚子を傾けながら温泉旅館で食べてそうな料理だが、それ以外はローマの放蕩オヤジが好みそうな食べ物じゃの。 2・苦手な食べ物10個 食べられないほど苦手なものはないけど、強いて言えばケーキかな。 3・好きな芸能人10人(芸能人では10人も好きなヒトが思いあたらないので、有名人も含めて) マーカス・シェンケンバーグ (ちょっと前のスーパーモデル。理想の顔と体!) 4・萌ポイント10個 スキンヘッド、黒いタートルネックセーター 5・萎えポイント10個 10個も思いつかないけど、だらしなくて義理を重んじない、自分に優しく他人に厳しい人は、萌え・萎え以前の問題で苦手です。 あと、ぶりっ子女と、過度に女好きの男もイヤだな。 6・好きな曲10曲 ☆マタイ受難曲「神よ、哀れみたまえ」 (バッハ)葬式ではこれを流してもらうのだ。 7・好きな飲み物10個 クリュッグ(シャンパン)とシャブリのグランクリュ・レクロ(白ワイン) 8・今欲しいもの10個 人間に対する相貌認識能力。これが病的に欠けているため、苦労が耐えないのよねぇ…… ……けっこう悲壮感漂う回答だな。 9・マイブーム10個 野蛮人コナン(映画&小説) 10・次にバトンを回すヒト 特に指名しません。ネタに詰まったらどうぞ。 でも、10個って意外と思いつかないもんですぜ。 |
12月8日(金) 本日ボーナス日。テレビや新聞では連日、「景気回復」という文字が踊っているが、少なくとも私のボーナスには反映されていない。「もうかってまっか?」と絨毯屋の社長に聞こうとイタメシ屋のマスターに聞こうとも、返ってくる返事は皆同じ。「景気がいいってどこの話なんやろ。」 まったく地方企業にとっては、「いざなぎ景気越え」は、どこぞのパラレルワールドの話としか思えない。 今夜はこの札束をふところにショッピングへ……と言いたいところだが、すでにこれをあてにして、どこの未来警察?って感じのシャネルのグラサンと、ブチャラティのコスにしか見えないジッパーだらけの革ジャン(男性用。今日びの男は肩が細いぜ!)と、古代人に見せたら目の色が変わりそうなゴールドに輝く財布を購入したから、これ以上はもうビタ一文も使えない。なんたって年末のエジプト旅行をキャンセルした代わりに、来年はアフリカかキューバ旅行を企てているのだよ。 ……ってことで、これからお金を使わずに済む唯一の場所……ジムに行って、無駄遣いする元気もなくなるくらい自分をいじめてくるつもり。そしてジム後はサド軍曹にいびられに、はるばるゲーセンへと向かうのだ。 地元でウォートラン設置が確認されているゲーセンはただ二カ所だけなのだが、それら二台もいつ撤去されるか分からないという、あやうい運命が待っている。だからミッヒとお別れしなきゃならないXデーまでは、寒くても疲れてても眠くても、ウォートランある限り足繁くゲーセンへ通うことに心を決めたのである。 親の介護もゲームも同人活動も、こうやって「思い残すことがないように」と呟いてばかりだと、必然的に時間が足りなくなってくる。そして見合い相手と連絡を取り合う時間がもったいなくなり、またしても老後の安寧を逃しそうな、そんな予感で一杯の今日このごろ。 いっそ二次元の相手と結婚宣言できるほどはっちゃけられればいいのだが…… あ〜あ、二次元ギャルと楽しい結婚生活を送って、「俺は……みさき先輩に俺の愛を全部捧げる!もう三次元の女などいらんっ!」(「電波男」/三才ブックス)とキッパリ言い切れる、ヲタの中のヲタ・本田透氏の生きざまが羨ましいぜ。 |
12月7日(木) 以前から当サイトをご覧下さってる方はお気づきかも知れないが、管理人、ただ今ジャンル的に迷走中。ちょっといいなと思うものは次々に現れるものの、今ひとつ対象を絞り込みきれず悶絶している。 遊戯王ではこの三年というもの、同人活動やサイト運営に全身全霊で取り組んで、遊戯王絡みということで興味が派生したリアルエジプトにも突っ走ったけど、遊戯王燃えもエジプト燃えも一段落した今、さて、次の対象は……と周りを見回してみると、一心不乱に二次創作活動できるほどの対象が見つからないのだ。 コナンはいい。映画も原作もとても気に入っている。 なんたって、コナンがバリんバリんのノンケってのが痛いんだよなぁ! また、一時は次のジャンルは皇国か?と思ったのだが、こちらははまってわずか数ヶ月で、好きキャラ一人残らず戦死でありますっ!って事態がキツすぎる。 で、最近萌え再燃なのが、個性豊かな教官殿が特殊部隊訓練をほどこして下さるアーケードゲーム、ウォートラン・トルーパーズだが、こちらは同人史上、ただ一つのサークル、ただ一つのサイトすら、(多分)存在したことがないというレアリティーが大問題である。 萌えとは若芽が萌えたつように、自然発生的に動く心の状態だと思う。ゆえに、無理に対象を見つけて心を奮い立たせるのは萌えとは言い難い。 ……とは思ってみるものの、萌え(燃え)られる対象さえあれば、何があっても立ち直る力が湧いてくるものだから、家庭的に色々辛いこのドン詰まり状態から立ち直るため、一刻も早く早く新たなジャンルを!とあせってしまうのも確か。 新たな愛の対象に出逢うためには、色々な漫画やアニメのチェックをするべきなのだろうか。 |
12月5日(火) 父親が病院へ行く間、母に付き添わなきゃならないもんで、有休を取って実家でまたしてもヒマ潰しにビデオを見ていたよ。 前者は当時のフィルムを使用しながら各作戦の経緯を軽くなぞっていくドキュメンタリーだから、別に説明の必要はない。問題アリといえばアリなのが後者なのだ。 このセバスチャンとは、クララの執事でも、しまぶーのギャグ漫画「ぎりぎりセバスチャン」(マニアにしか通じない話!)の主人公でもなく、三島由紀夫もエル・グレコもヴェルサーチもみんな大好き、ローマ兵士の矢を全身に浴びてあの殉教者・「聖セバスチャン」を指す。 まぁ、どの画家もこぞって、全身を射抜かれ恍惚とも取れる表情を浮かべたセバスチャン図を描いたことだし、三島由紀夫の初射精のオカズも彼だったというからには、デレク・ジャーマン版セバスチャンも、だいたいのテイストの予想は付けたつもりでいた。冒頭から白塗り仮面のリンゼイ・ケンプ(著名なダンサー)が、股間にチ○コケースを付けた男達に囲まれてクネクネ踊り狂うあやういシーンでも、「まぁ芸術映画だしな……」と己を納得させていた。 だが、デレク・ジャーマン版セバスチャン、こむずかしい芸術作品かと思って見たら、予想を100万光年ほど飛び超えて監督の趣味丸出しな「雄尻映画」だったもんで、途中からは母を無言でテレビ前から移動させたよ。 とにかくどのシーンを取っても太陽にプリッと照りかがやく尻!尻!尻! 加えて生まれたままの姿シーンも多いゆえ、5分に一度ボカシが入る。全裸のセバスチャンもスローモーションで水浴びしちゃうサービスっぷり! まぁ、舞台は辺境の地、登場人物といえば、闘う相手もいない砂漠の中でヒマを持てあますやりたい盛りの兵士ばかりである。 ローマ皇帝の近衛隊長だったのが、キリストの愛に目覚めて僻地に飛ばされ、一日中「貴方の髪は太陽の黄金……」なーんてうわごとのようにキリストを賛美する夢見るアイドル・セバスチャン。 まぁそれは分かる。分かるが、主役を越えて濃ゆい脇役陣には、ますます「ええんかいな」感が盛り上がる。 「ほら、見てみろよあの貝」「ホントだ。輝いてる……真珠みたいに。」 この後、彼とセバスチャンが交互に貝に耳をあてて「海の響きが聞こえる」「いや、俺にはカモメの声に聞こえるな……」なーんて微笑み合う少女漫画シーンが繰り広げられる頃には、すっかり映画のペースに乗せられて、多少の雄尻には負けない耐久力が身につくのが嬉しい。 ぶっちゃけ映画自体は面白いとは言い難い。だが、どの青年も美尻か否かを判断基準にオーディションしたのでは?と思えるほどに、みなさん揃ってプリッ&モリッとスタイルがいいので、ギリシア的肉体美を鑑賞したい向きにはもってこいの作品である。 とにかく、こんな趣味全開の映画を撮ってなお、批評家を「ポルノっぽいけど芸術作品……だよね?」と勘違いさせちゃうデレク・ジャーマン監督の才覚と、批評を恐れぬフリーマンぶりに軽い感動を覚えることは請け合いだ。 |
12月3日(日) 実家から帰還。実家はネット環境にないので、暇つぶしに14時間ぶっとおしでビデオを見たら、さすがに目が疲れた…… ただ、戦争映画に混じって一本だけ毛色の違う映画も借りてきたのだが、それが「マサイ」。 (※)インディアンという言葉は差別的だから、こっちを使いましょうと教わったのは中学生の頃だったが、現在はどうなってるのかな。ネィティブアメリカンという呼び方もそれはそれで失礼な気がするんだが…… フランス製作だし、「総撮影時間2000時間」とか、監督のパスカル・プリッソンが12年もかけてマサイの村に入り込み、世界で初めて映画撮影の許可を得た、といろいろ重々しいだけに、ライオンをしとめた勇者や結婚式の様子や、西洋文明の浸食を受けつつある近年の生活を追ったドキュメンタリーだと思いこんでいた。 だが、いざ見てみると、マサイの信仰体系や自然と一体となった生活ぶりに胸を打たれるというよりも、ぶっちゃけこれは「マサイ萌え映画」と呼びたい。 なんつーかもう……腰布マニアとしては、口をポカンと開けたままうっとりするばかり。マサイ族があんなにカッチョいいなんて思ってもみなかった。 マシンとプロテインで作った筋肉ではなく、日常生活で培われた自然の美よ!背は高く手足が信じられないくらいに長く、お顔もワイルドかつ西欧文明的美観からしても男前な上、ヘアスタイルもドレッドのロンゲとファッショナブル。 こんな風に書いたら構想に12年もかけた監督に絞め殺されるかもしれないが、いや、ぜったい監督もカメラを覗きながら「美しい……」とか「うほっ!」と心の中で叫んだと思うぞ! なんせ、マサイの勇者達を写すアングルが、そこかしこでモードフォトグラフィー的なのだ。バオバブの木の回りで8人の若者が佇むシーンなんか、そのままル・ウォーモ・ヴォーグの表紙に使えそうで、さすがおフランス!いい仕事してますねぇ〜と唸っちゃったよ。 もう字幕を読めなくなって、一番好きだった洋画を借りてきても、10分で飽きてグースカ眠ってしまう病気の母が、最初から最後まで画面に食らいついて離れなかったと言うと、その破壊力がお分かり頂けるだろうか。そう……母は私もシャッポを脱ぐ(死語?)ほどのメンクイなのだ。 こちらの映画サイトには、http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4665 「人類で最も美しく完璧な肉体」とあるが、マサイ族の肉体は、このコピーがあながち誉めすぎだとも言えないほどのレベルに到達している。 自分、男体の美にはちょっとうるさいことを自認していたが、それは単なる思い上がりだったと痛感させられた。マサイを知らずして男体を語るべからず。 |
12月2日(土) コナンを見た次の日にはきまって焼き肉を食べたくなる。腰布男どもの大暴れに、現代人に残った野生が刺激されるのだろうか…… 先週から立て続けにものもらいと口内炎と風邪に悩まされていたところへ、ついには歯にまで異常が発現しちゃったよ。ものを噛むと奥歯にイヤ〜な鈍痛が走るので、レントゲンを撮ったところ、歯と骨の間にウミが溜まっているそうな。 ウミを掻き出す治療は大変なので、数日間は抗生物質を飲んで様子を見ることになったのだが、これだけ体のトラブルが続くということは、全体を調整してもらった方がいいんだろうと、行きつけの整骨院にも行って来た。 そしたら先生から驚愕の忠告……ってほどでもないが、ちょっとした注意を受けてびっくり仰天! へぇえ〜〜、ヨガなんて万人に効くもんだと盲信して、忙しい中時間を見つけて行っていたけど、反対にせっせと悪化させていたとは。 ……ということで、これから毎週水曜日はヒマになったから、この時間をヲタ活動にあてたいものだ。コナンを見るとカリムが描きたくなるから、久々にカリシャダエロをやりたいし、皇国の文章作品も作ってみたい。 ただ、背景についての基本知識は揃っていた古代エジプトに比べると、学生時代日本史はからきしダメだった私にとって、皇国のモデルとなった明治時代については、軍隊どころか民衆の生活のイメージすら頭に浮かばないってところが問題だ。 さらには、実家に置きっぱなしにしてきたMacのノートが動いてくれるかも心配である。 心配だからさっさと実家に帰ってMac(またダウン!)をチェックの上、近所のお寺で先日の約束を果たしてくる。 |
12月1日(金) 近頃流行の脳トレーニング法の一つに、「コーヒーを飲みながら魚の写真を見る」というのがあるそうな。 ふーん、自分、毎朝出社してデスクに座ると、まずは一杯のコーヒーで寝起きの体にカツを入れるのが習慣なので、あとは魚の写真を捜してくればいい。脳トレ用ゲーム機を買う必要もなくて安上がりだね……ということで、早速ネットで魚の写真を捜したよ。 脳に勘違いさせるのが目的だから、タイやヒラメよりもワイルドに生臭いやつがいいんだろうなぁ。 そこで白羽の矢が立ったのが「カツオのタタキ」だった。うーん、ネギとニンニクがたっぷりかかって美味しそうv だが、いざコーヒーをすすりつつパソコンの画面を眺めると、記憶に蘇るのは魚の生臭さよりもニンニクの臭いばっか!それに朝っぱらからニンニクてんこ盛りのナマ魚写真を凝視していると、私のガラス細工の胃がムカムカしてきてもうアカン。 よって「C&F(コーヒー&フィッシュ)作戦」はたった一日で頓挫した。ここはやっぱりニンテンドーDSか脳トレ用電卓でも買って、地道にボケ防止すべきかねぇ。 ちょびっとオカルト入ってますのでご注意を…… 先日の明け方、起きているのか眠っているのかよく分からない境目の状態で、奇妙な夢を見た。 私はどこか知らない街を歩いている。知らないとは言っても外国じゃない、日本であることは確かだし、そこにいる人々も日本人だ。 街はそんなに暗いのに、道路では沢山の子供達が遊んでいる。自転車に乗ったり鬼ごっこをしたり、キャッキャとはしゃいでいる。 その時数人の子供が私の姿を認めて走り寄ってきた。お姉ちゃんお姉ちゃんと親しげにまとわりつき、背中におぶさろうとしたり、手にぶら下がろうとしたり、足にしがみついたりしてふざけている。 子供に追いすがられながら私は叫んでいた。「みんな離してね!約束するから、ちゃんと供養してあげるから!」 私自身には幼い子供の知り合いに心当たりはないのだが、毎年なぜかこの時期になると子供が出てくる夢を見る。 とにかく明日かあさってにでもお寺に行って、お経の一つでも上げてもらうつもりだ。夢の話でも約束は約束だから、一応守ってやりたいからね。 |