8月31日(木)

Newsweek(もちろん日本版)のちょっと前の号に、ゲイリブの活動家トム・グレゴリーが、「ブロークバックマウンテン」で主役のカウボーイカップルを演じた二人(ヒース・レジャー&ジェイク・ギレンホール)が劇中で着ていたチェックのシャツを、約10万ドルで落札したとあった。10万ドルといえばだいたい1200万。安いBMWが二台買えるお値段だな。

もちろん彼にこの二枚のシャツを着るつもりはない。
トム曰く、
「この二枚は必ず一緒にしておくよ。落札したことは後悔していない。人生で最高に嬉しい買い物だ。」・・・って、ホンマか?!トム!!(笑)あと何年かしたら「うぉおぉおお!オレはなんてアホな買い物を!」なーんてモーレツに後悔してそうな気がするぞ。

さて、8月最後の日記はゲイ映画ネタでしめくくるとして、先ほどある皇国サイトさんが配布なさっているファンへの質問表を見つけたので、早速答えさせていただいた。まだまだ読み込みが浅いんですが、皇国についての管理人の嗜好はだいたいこういうカンジですよん。→

8月30日(水)

ここ数日間ものすご〜〜〜く体がだるい。何をやる気も起こらない。
寝ている間は夢ばかり見ており、昼間うつらうつらしてはまた夢を見る。マシントレーニングをしていても、会社の書類を作っていても、ちょっと気を抜くとふっ・・・と夢のお国に迷い込み、そのまま黒い森で白骨と化しそうなこともしばしばである。

リーマンとしてこれではいけない。でも親の病のせいで心底疲れ切ってるんだよねぇ・・・と誰かに訴えたくて、昨夜ここで「希望を持つことに疲れてきた・・・」なーんて憂鬱日記を書いていたのだが。
朝起きて読み直すと、フラれた腹いせに殴った壁で指5本骨折した上、道ばたの犬のフンですべって転んだボードレール並みのメランコリックっぷりだったので、恥ずかしくなって削除した。あんなもんうっかり書くもんじゃないな。運悪く読んじゃった皆様お許しを。

この肉体疲労の原因は多分いたってシンプル。単に扇風機を回しっぱなしにして寝ているためだと思われる。
暑くて眠れない日にはエアコンよりは扇風機の方がまだ体にいいと思っていたのだが、回りの人々にアンケートを取った結果、エアコンと扇風機のどちらが体力を奪うか?について、回答はほぼ二分されることが判明したのだ。

だから今夜からはエアコンも扇風機もつけずに我慢するつもりである。今はまだ11時だがすでに体半分は夢のお国の入国審査所に入っているので、今日のところは素直に眠ることにするよ。
メールのお返事、遅くなってごめんなさい。どうかもうちっと待ってやってください。フンドシ姿の妹尾&兵藤もまだ描いてなくてすいません。週末にはなんとかしたいのですが。

足下に山と積み上げられたG-menのバックナンバーを開けば、必ずどこかのページにフンドシ男が生息しているもんで資料は豊富なはず。だが、新ジャンルでそこまでハジケるのには躊躇してしまうのが新参者の辛さなのだ。
これが遊戯王ならば、毛一筋の迷いもなくサラサラと筆を走らせているところなんだけどね・・・フンドシが男性下着のデフォルトである世界(=皇国)にあってはかえって描きにくい。

そして閲覧者的には一体どのレベルまでの食い込みが許容できるのか?柄物&色つきは許されるのか?フンドシ単体よりもハッピーセット(=フンドシ+ハッピ)の方がいいのか?
・・・と、尽きない疑問に頭を抱えたままフリーズするイロモノサイトの管理人であった。

8月29日(火)

先日インド旅行から戻ってきたばかりのCさんから数カ月ぶりのメールが届いたのだが、久々の便りにはなにをさておき「シラミ・ナウ」が・・・(笑)

以前(8月3日の日記)「リサとガスパール」の絵本の、ファンシーキャラには似つかわしくないシビアなシラミ話にショックを受け、「現代フランスではシラミが日常茶飯事なんか?!」と書いたところ、Rさんから「何言うてますのん、日本でもシラミは日常茶飯事です!」と光より速いメールが入ったのは記憶に新しい。

そっかぁ、日本シラミって進駐軍のDDT作戦で滅亡したワケじゃなかったのね・・・と己の無知に赤面したものだが、本日Cさんから寄せられたメールによれば、彼女のお友達(妙齢の女性)の場合、シラミが頭髪ではなくシモの毛をねぐらに選んだ結果、デリケートな部分を幼児のようにつるっつるに剃られる羽目になったそうである・・・おお、おいたわしや・・・あれって剃ると生えかけがチクチクするんだよね・・・
なんでも被害に遭われたお友達曰く「プールが危険」とのことである。このように日本のシラミもまだまだ健在なようなので、皆さんも公共プールに行く時にはシラミに慕われないよう、くれぐれもご注意ください。

・・・とここまで書いてきたが、またしてもパソのキーボードがオカルト現象(笑)を起こしているもので、もうこれ以上は無理無理っ!
さっきまで正常だったのにさ、打鍵したはずの文字が、(を打つとアステリスク、チルダを押すと@が出てチルダ行方不明・・・というように、無茶苦茶に表示されるようになってしまったのだ。

以前出したエジプト本で、夜中にカイロ博物館の不気味系収蔵物のページを作っていた際、突然画面に「あああああああああああああああ」と延々「あ」が打ち出され、パソが全く使えなくなってしまったことがあった。
あの時は「古代呪術の影響?人型のシミがついた謎の布きれなんかネタにしてるから!」とかなりびびったものだが、今日のコレはびびる以前にムカついてくる。
チルダどこ行ったぁ〜〜!!?

運良く、先日友人が「もう要らないから一応送っとく」と送付してくれた小型キーボードがあるから、当分の間そっちを使わせてもらおうかね。
ぶっちゃけあの小包が届いた時には「ありがとう、でもきっと使わないと思う」と呟いたものだが、その三日後にソッコー出番とはなぁ・・・機械ものの当たりがとことん悪い己にいいかげん嫌気がさしてきた。
これはやっぱりみんな指摘される通り、額から放射してるんだろうか、マシンを狂わせる邪悪な電波を。

8月26日(土)

久しぶりに夢にイリが出てきた。つやつや光って元気そうで、楽しげに他の犬たちと遊んでいたが、「イリ、イリ!」と大声で呼ぶとこっちへ駆けてきて、とび色の懐かしい瞳で私を見上げパサパサ尻尾を振ると、また友達の方に戻っていく。
寝ている私をはたから見ると、何度も大声でイリイリと叫んでさぞ苦しそうだったことだろう。案の定目覚めると体が恐ろしくだるい。ひょっとすると半分あっちの世界に片足突っ込みかけてたのかもしれないなぁ。

寝言で話すのは、起きてしゃべる時の何倍ものエナジーを必要とするものだと思うがいかがだろうか。私は以前、ライバルとの「天ぷら十番勝負」に臨む夢を見て、夢でスラスラしゃべらなきゃならない苦痛のあまり、心臓発作を起こしそうだった。

その勝負、天ぷら初体験の外国人を前に、道場六三郎みたいなファッションで天ぷらを揚げながら、それがいかに素晴らしい料理かということを英語で伝えるかが大きな得点ポイントであった。
けど、油はピチピチはねて熱い上に、寝言で英語をしゃべらなきゃならない苦しさときたら!
「ディスイズエビ天!」と叫んだきり、そのまま目覚めずうっかり彼岸の住人になるところだった。

で、今日は大阪のレズバーでスペシャル皇国会を催す予定だったのだが、軽い熱中症をおこしたみたいなので急遽中止。
なぜならば、あんな夢見るからにはイリがお参りに来やがれと言ってるのかね・・・とダルダルな体にムチを入れて、動物霊園に行って、いや行こうとしたからである。

頭の上で目玉焼きができそうな厳しい日光の下、霊園の管理人さんへの水ようかんとイリへのお供え(干し牛ハツ)、そして花束をぶらさげて、何一つ日光からさえぎってくれるものの無い道をトコトコ数十分。私は骨折でもしない限りタクシーには乗らないセコい主義。霊園は駅と駅とのちょうど中間地点、近々新駅ができる予定だから、距離的にはけっこうあると思う。

これが冬ソナでチュンサンとユジンが歩いたメタセコイヤの並木道ならまだ楽しかろうが、霊園への道程は国道とゴム工場とブックオフしかないような殺風景な土地。
一番暑い時間帯にそんな場所を歩いていると、喉だけではなく心までカラッカラ。厳しい日光にムカつくあまり「太陽がまぶしかったから」人を殺めたムルソー(「異邦人」)の気分がちょっと分かった・・・

ひからびそうになりながらやっと着いた霊園だったが、おおおお!ガラス戸には「20日から26日までお休みします」との非情な貼り紙・・・一瞬、ガラスをぶち破って割れた部分からお供えと花とガラス修理代を差し込もうか、なーんて暴力的な考えが頭をよぎったが、夏の傷は治りが遅い。短気を起こして流血沙汰になっては自分が困るだけなので思いとどまり、暑さで首を垂れた花束をぶらさげて、いま来た道をトボトボと戻ったのである。

まったく「イリが来いと言っている」なんて、とんでもない夢の読み間違えだったよ。でも、ぼちぼち霊園の管理費の支払い時期なので、明日か来週また行って来なきゃ。

昼間の時点で「皇国会やりたい!」と熱烈メールしてきたヘボピーも、現時点でメールも電話もしてこないところからすると、親の病院の付き添いに疲れて今頃家でぐったりらしい。
土曜の夜に家にいるなんて久々だがイマイチ飲む元気に欠けるので、今日は家にこもって大人しく皇国絵でも描いとくよ。はぁ〜・・・「骨折り損のくたびれ儲け」な一日だった。

8月23日(水)

介護逃れでうちに泊まりに来ていたヘボピーが、朝起きていきなり「すごいいい夢見た〜っ!」とため息を付いた。
なんでも夢の中でガッツ溢れる自衛官に変身したヘボ、上官が「皇国」の新城だったらしい。
オイオイ〜・・・(笑)一ヶ月前からは想像もできない腐女子っぷりだね!夏場はサカナもヒトも腐るのが早いなぁ。

ただ、よくよく話を聞くとべつだんロマンチックな夢ってわけじゃなかったようだ。
きっとトイレに行きたかったのだろう。夢の中でおもらししそうになったヘボがトイレに駆け込みしゃがむや否や、なぜか尿が噴水のように
垂直に吹き上がり、頭上から降りそそぐ己の排泄物でびしょ濡れになるーというものらしい。なによそれ、ぜんぜん自衛隊関係ないじゃないのさ・・・

「これって何か心理学的に深い意味がありそうやな」とうなずき合ったものの、己の尿にまみれる夢が何を意味するのか、心理学門外漢の我々には知る由もない。だいいち分析する方もそんなスカトロな夢聞きたくもないっつーの。

そう言う私もきっちり夢を見ていた。貧乏サーカス団と犬たちの夢。
経営不振のサーカス団が解散することになり、私は犬使いのオッサン(シルクハットにカイゼルヒゲ、太りすぎて燕尾服はキツキツ、というありがちな外観)に「経営を立て直すまでしばらくこいつらを預かって欲しい」と尻尾のはえた芸達者どもを押しつけられるのだ。

大きなシェパードにムクムクしたマルチーズ。可愛いリボンを付けたプードルや何のミックスかよく分からない中型犬・・・上目づかいで私を見上げる10匹の犬たちを目の前にして、私は悲痛な声を上げた。
「そんな!無理ですよ!一頭(マヤ)だけでも大変なのに、こんなにいっぱい預かれませんっ!」
「そこを何とか!でないとこいつらには保健所以外に行くところがないんだよ」
それじゃあしょーがないよね。オヤジに押し切られた私は渋々うなずいた。
「出来るだけ早く迎えにきてくださいよね」「そりゃもちろんだとも!」

だが、サーカスも犬も住む場所も、全てを失って小さなボストンバッグ一つで歩み去るオヤジの背中が小さくなった時、私の回りにいた犬たちがいっせいに立ち上がり、元の主人を追いかけ始めたではないか。
おお、人類と苦楽を共にしてきた真摯なる友よ!私は感動にうめいた。自分よりあんなデブオヤジを選ばれてちょっと悔しい気もするが、主に向かって一心不乱にダッシュする犬たちのなんと愛おしいこと。

・・・と思ったのも束の間、はるか向こうで愛犬に囲まれたオヤジ、なにやら一匹一匹に一生懸命話しかけている。ーと次の瞬間、「ひぇ〜〜〜っ!!」大小の毛玉が、今度はこっち目指して一目散に駆け寄ってくるではないか!

どうやらオヤジに「自分ではお前らを食べさせていくことができないから、しばらくあのお姐さんの世話になるんだよ。なぁに、ちょっとの辛抱だし、あのヒトはきっとお前らによくしてくれるから」と言い含められたらしい。

「どうすりゃいいんだ!マンションなのに!!」
私は毛むくじゃらの生き物にもみくちゃにされる幸福感に酔いしれながらも、明日から再開する5時起床・1時就寝生活を思い、喉元に苦いものがこみ上げてくるのであった。

8月21日(月)

オトコは現実に限る!と二次元派の姉を鼻先でせせら笑っていた非・腐女子だったはずのヘボピーが、びっくらこくほどの勢いで「皇国」の新城大尉(苦労人の主人公)X西田少尉(腹黒ジャニ系)にはまっている。
もちろんそれ自体は「ようこそ腐れワールドへ!」とまこと喜ばしい限りなのだが、うんと近場に萌えを共有できる人間がいるってのも、これがまた良し悪しなんだよなぁ。

・・・というのは、親の介護に疲れた時やジムに行くのが邪魔くさい日、むち打ちの首がシクシク痛んでうざったい日・・・頭上にかかった憂鬱の霧をパーッと晴らすために、なにかといえば近所の飲み屋で「皇国の守護者萌え会」・通称「皇国会」(ヤバい会みたい!)が催されるからである。

まぁ皇国会なんておおげさな名称ではあるものの、交わされるのは常に「西田に『新城命』みたいな入れ墨を入れさせたいなぁ」とか、「民族学博物館にあるこの着物の柄、兵藤に似合いそうで萌え〜!」だのといったフルスロットル与太話なのは言うまでもない。ただ問題は、我々が家庭で飲むのを嫌う「飲み屋派」であるということなのだ。

皇国会のせいで昨今の我が家のアルコホリックエンゲル係数は、シャレにならない急カーブを描いて上昇中。その伸びたるや、壁に貼られたグラフ用紙だけでは足りなくて、さらにわら半紙を継ぎ足さなきゃならない勢いである。
このままでは飲み屋の払いを安月給でカバーしきれず、新春恒例の「ペルシャ絨毯商談会」のために取ってあるゼニにまで手を付けざるを得ない。だがやっぱそれだけは避けなきゃならん、マニアとして。

しょーがないから自分の羽をむしってはた織りをするツルのように、手持ちのブランドバッグや洋服や美術書、果てはレアものゲイ雑誌までをコメ兵やヤフオクで売っぱらう日々なのだ。

まぁ消費者に対して許し難い裏切りをした(※)ヴィトンのバッグなんかにゃ未練はないが(でも20万以上したほぼ未使用のマルチカラーが、コメ兵にて引き取り価格7万よ・・・ヴィトンのアホ!)、先日オークションに出したギュスターブ・モローの全作品集については、もう、頭をかきむしるほど後悔しまくっている。

モロー作品集は他にも数冊持ってるし、400頁以上あるボリュームは本棚でものすごい場所取りだからまっいっか。あいたこの場所にブルース・ウェーバーの写真集(これがまた巨大!)を入れようかね・・・とモロー本にはおヒマを出したのだが、いかんせんスタート価格が安すぎた。

出品するとき私はいったい何を考えていたのだろう?確実に酔っぱらっていたのだと思う。
本の値段にはうるさいはずなのに、なんで市場で300ドル〜の絶版本を9千円なんて値で出しちゃうんだよ・・・せめて1万5千円で売ったなら、皇国会をもう一回開催できたのに!

せめてもの救いは、落札者さんが当然ながらモローファンで、「届いた本を開いて至福の時を過ごしています」と喜んでくれたことなのだが・・・要らないと思ったものでも人の手に渡ると惜しくなってくるのが人間のSAGA。
「もうお前にゃ飽きたよ、うんざりだ」と別れた女(駆け出しモデル)が新しいパトロンのもとで見事に開花、無敵のヴィーナスと化したかつての愛人を遠くからただ眺めるしかない・・・よく分からん例えだが、今の私はそんな気分である。

おーっと、ぼちぼちあのエロ本がオークション終了になりそうだ。
こうして身の回りの物をひとつ、またひとつと手放していくのは寂しい反面、さっぱりする気がしないでもない。やがて最後には本当に好きな物だけ残ったら、それはそれでいいかなとも思ったりしている。

※・・・かつて「村上隆ヴァージョン」として発売された白&黒のマルチカラーライン。
私はオタクのはしくれとして(だって村上隆だし)、また限定品というのにもそそられて、あんなハデハデなもんを買ったのだが、その後すぐにヴィトンは「人気があるから」という理由でマルチカラーを定番にしちゃったのだ。
なんでもヴィトンは他のライン(ジーンズのやつとか)でもこういうことを平気でやってると聞いて、アンチヴィトンになった私。あの、自転車のカゴに放りこんでもぜんぜん平気な頑丈さが好きだったんだけどね・・・アデュー、ルイ。もうあなたには付いていけない・・・

8月19日(土)

本日は朝から晩までめいっぱい予定が詰まっていたので、朝一発目(10時)からGジムに駆け込んで、マシンルームでよいしょよいしょとトレーニング。マゾ的日課が一段落して汗をふきふきふと回りに目をやると、一瞬、古代ローマの剣闘士訓練所にさまよい込んだ錯覚に陥った。

なぜならば私の回りにはたった一人の女もいない。マシンルームの隅から隅まで、見渡す限り男、男、男!それも筋肉がモリモリすぎて、腕がワキから浮いているようなガチムチ野郎が約20匹・・・いや20人。

「フンガー!」「ふしゅうぅううぅうーっ!」「フゴッ!」
筋肉男どもが思い思いのかけ声と共にありえない重さのウェイトを持ち上げる時、彼らから蒸発した汗と吐息で館内の空気は飽和状態寸前。あと一押しでちっちゃな雲が出来て、天から汗の雨が降ってきそうなメルヘンな勢い・・・ええいっ!暑苦しいわっ!(怒)

ねぇ皆さん・・・スポーツクラブって普通、カラフルなウェアに身を包んだ女性メンバーが、ダイエットのために汗を流したり談笑したりするイメージがありますよねぇ?
また、そんな華やかさにハチのように引きつけられる男性の中には、躍動する女性の肢体を鑑賞したいがためにジムに通うふとどきな輩も多いと聞くのだが・・・

そんな不届き者はソッコーGジムの男の海のド真ん中に転送してやりたい。
まぁ一ヶ月ほどチ○コは萎えたままかもしれないが、二ヶ月目に突入する頃には、「負けたくない」という奇妙な競争意識が芽生え、君も立派なGジムマニア。やがて自ら進んで肉体改造に精を出す羽目になるのである。

さて、ジム後はガラスの首のメンテナンスのために病院へ行き、夕方からはM伯爵とレズビアンバー初体験のために、大阪に出張してきたよん。
店のオーナーか客の誰かと電撃的な恋に落ちた場合のために一応ワキ毛は剃って行ったのだが、残念ながらバズーカでエイリアンを撃退してくれそうな海兵隊の女兵士タイプはいなかった・・・

また、たまたまその店がそういうカラーだったのだろうか、それともレズバーとはどこでもああいうカンジなのだろうか。もっとねっちょり淫靡な場を想像していたのだが、「客が女ばかり」って以外はあっけらかんとごく普通のバーで、その普通さにかえってびっくり。加えてタチ(多分)のヒトたちの男っぷりにもどびっくり!

自分もせいぜい男らしいと自画自賛していたが、それは大きな誤りだった。思い上がっていた私は、お店で見かけた人たちの前に泣いて土下座したい気分である。
皆さん、なんつーか「男っぽい」どころか「男」ど真ん中。もちろん化粧っけは限りなくゼロに近い。

今夜お見かけした10名ほどのお客さんだけでは判断できないだろうが、ひょっとするとタチ=宝塚歌劇風ってのは、ノンケが勝手に抱いているビアンのイメージなのかもしれないなぁ、とか思いつつ、脇パイパイや乳毛やワキガ話で盛り上がるフェティッシュな我々を、グラスを拭きつつ暖かいまなざしで見つめるマスター(もち女)であった。

まぁホントにどこにでもありそうなバーなんだけどね。もうすでに行きたくなっている私は、ロケットランチャーをぶちかますようなマッチョ女戦士との出会いへの、淡い期待が捨てられないのだろうか。

かといって一人っきりじゃびびるので、ヘボピーに「一緒に行ってみる?」と聞くと「行く行く!」と大乗り気。
ヘボ:「じゃあ手ぇつないで入ってみよか、イヤやけど」ミキ:「それも面白いな、イヤやけど」となぜか二人ともノリノリなので、来週にでもまた出張するかもしれない、レズビアンバー。

8月18日(金)

同じエレベーターに乗り合わせた男から、電撃的プロポーズを受けるをみていた。(夢よ夢!お間違えなきよう)

きっかけは二人が乗り合わせたエレベーター。それが突然、ワイアーを切断されたかのような急降下を初めたことによる。(近頃話題のS社事件の影響がモロ・・・単純じゃの。)

いかん!このままでは数秒後には地面に叩きつけられ、ノシイカのようにぺっしゃんこになること必至である。だからといってターミネーターのような怪力でエレベーターの箱をつり下げるのも、生身の我々にはどだい無理な話。

だが、うぉおおーっ!もうアカン!ここで死ぬのか!そう覚悟した瞬間、エレベーターはガクンッ!と停止した。ホッ・・・
高層ビルの最上階から、数十階分のトリップを楽しんだ我々は、びびるあまり失禁寸前になりながらも安堵の微笑みを交わした。「驚きましたね、まったく」「ええ、死ぬかと思いましたわ」一瞬絡み合う二人の視線。(笑)

こんなどこの馬の骨とも知れんヤツと人生の幕引きしなきゃならんのか?!と愕然としつつも、ほんの一瞬ではあるが共に死を覚悟した我々の間には、数分のうちにまるでレニングラード包囲に耐え抜いたソビエト兵士のような共闘意識が芽生えていたらしい。
「どうですか、ちょっとお茶でも」「ええ、喜んで・・・(ぽっ)」

そしてホテルのテラスにあるサ店で、私は電撃的にプロポーズされるのだ。オイオイ・・・すごい乙女夢だなぁ!
あまりにも急すぎてさすがに夢の中でさえびっくりしたものの、内心ガッツポーズをした己を百叩きの刑に処したい気分。非婚主義を気取ってはいるが、私の深層心理なんて実際のところそんなもんなのだろうか・・・

とにかく、内心はまんざらでもなかったものの、私はもったいぶって返事を留保する。「あまりにも急なので驚いてしまって・・・一日だけお返事を待って頂けますか」

すっ・・・と椅子から立ち上がり、しゃなりしゃなりとサ店の角を直角に曲がるや否や鬼神の形相で探偵社に駆け込み、男の身上調査を依頼した私。
その結果判明したのは・・・スーツ姿の彼の本職はなんとプロレスラー。それも変なマスクをかぶって闘う
謎のマスクマンらしい。それがどうしてスーツなんか着ていたかというと、本職では食べていけないのでどこぞの通販会社で電話注文を受けるバイトをしているためだそうだ。

えぇーっ?それじゃ私も仕事を辞めるわけにはいかないよね。それどころか下手すると安月給の私の方が収入多いかもなぁ。そんな男と結婚して果たして上手くやっていけるのだろうか?
頭の中ではかつて出会ったヒモ体質のヒトたちの顔が走馬燈のようにぐるぐる、ぐるぐる・・・

で、迷ったあげく断ってしまったプロポーズ。計算高くてヤなやつだと自分でも思うが、人間愛だけでは生きては行けないのもまた、骨身にしみて知っている。断った時の彼のがっかりした顔を見て、ものすごく悪いことした気分にはなったんだけどね・・・
夢の中でくらい「モナコ王子に求婚される」くらいのゴージャス体験すればいいようなものだが、プロポーズしてくれたのはバイトしなきゃ食っていけない貧乏レスラーとは、想像力の限界点がバレバレだな。

ついでながら、彼の顔は皇国の妹尾少尉(エラが張ったデスマス口調の真面目人間)にそっくりであったことも付け加えておきたい・・・と思い起こせば、どうせ夢なんだからプロポーズくらい受けときゃよかったかもなぁ。
けど、プライドをいたく傷つけられたせのちん、きっともう二度と夢には出てきてくれないことだろう。

8月16日(水)

やっとマヤっこが帰ってくれた。
ああ〜、長い10日間だったなぁ!これで朝の五時から犬の足指にムシさされの軟膏をぬり、かすんだ眼で朝日を見ながら散歩に付き合う日々ともお別れだ。

だが、きゃっほーい!今日は8時半まで寝るでーっ!・・・と嬉しがったのも束の間のこと。
意外に神経質な私はいつものクセできっちり5時に目覚めてしまい、犬のいびきが聞こえないのがなんだか寂しくて、そのまま出勤まで起きていたのだ。

やっぱり犬がそばにいないと物足りない。愛犬家にとって犬がいない生活なんて、クリープを入れないコーヒー(ネタが古すぎ)のよう・・・マヤっこ!カムバーック!!・・・と心の中で叫んでいたら、ちょうどその時ヘボピーからメールが来た。
「マヤ、指のまた痒そうやわ。赤く腫れてるわ」
その瞬間、 昔付き合っていたサイテー男に、切っても切ってもブーメランのように戻ってこられた苦い記憶が蘇る。
オイオイ〜!別れたばかりでもう再会かよ!

しょーがないから行って来るさ。一時間に一本のバスを乗り継ぎ、20キロの荷物(犬入り)を下げて病院へ。腕が太くなったとは昨日書いたばかりだが、どうやら真の原因は、あのマシンではなく太った犬運びだな、こりゃ。

←不満そうな花モゲラ・マヤ。指のマタが腫れた病気のワンちゃんとは思えない図太い目つきである。

さて、先日の日記で取り上げた、「リサとガスパールの素敵なシラミ話」を見たれいらさんからメールを頂いた。

私はてっきり日本のシラミはレア的存在だと思っていたのだが、れいらさんの提供情報「シラミ・ナウ」によると・・・
髪の毛に付く毛ジラミは現代日本でもまだまだ猛威をふるっています。毎年と言わず一年中、どこかで必ず(?)流行していますよ。その証拠に、薬屋さんにもちゃんと毛ジラミ薬が置かれています。ミキさんの近場の薬屋さんにもあると思いますよ。

へぇ〜っ!現代フランスのみならず、現代日本でもシラミってそんなに身近な存在なんだな。じゃあ私の頭が時々猛烈にかゆくなるのも実はSHIRAMIがうごめいてるせいだったりして・・・リサ、シラミ犬だなんて笑ってすまん。

れいらさん、情報どうもありがとうございました!シラミとか割礼とかフンドシとか・・・人生の勝ち組に入るためには全く役立たないネタには、常に心地よいツッコミを入れて下さる皆様が私は大好きですv

8月15日(火)

いかん!!手持ちのTシャツがキツいっ!!
これってもともとタイトなデザインだったっけ?と他のやつも着てみたが、片っぱしからピッチピチである。どうやら真面目な肉体鍛錬の結果、肩と腕のあたりに思ってもみなかった筋肉がついてきたらしい。

「でも、マッチョになりたくてトレーニングしてるんでしょ?」と言われそうだが、微妙に違うーっ!
そもそもジムに通い初めた動機は「ブヨブヨの体を引き締め美しく痩せたい」であって、けして中山きんに君を目指したわけじゃない。
確かに今、ブヨブヨではなくなったものの食事制限はぜんぜんしていないので、筋肉の上に脂肪が乗るという恐ろしい状態になりつつあるらしい。これがいわゆるG-men的「ガチムチ」ってやつか?!これ以上男になると若干ヤバいのだが・・・

黒いタンクトップで鏡の前に立ってみると、妙にボリュームが付いた肩幅と極限まで刈り込んだヘアスタイルが相まって、思わずまっつあおになるようなエセ武闘派と化している。おおおお・・・!いったいどこで道を間違ったのだろう。きっとあの上腕二頭筋用マシンがアカンのや・・・

「見てよこの腕、アウトやろ?」
皇国萌え会(第6回目)の酒席でヘボピーに力こぶを作って見せると、やおらカーディガンを脱ぎ、「私もやで」と見せてくれた上腕二頭筋。カット(筋肉の線ね)は私のそれをはるかに凌いでいた。

そういえばヘボは高校生の頃、風呂屋のオヤジが趣味でやってるバス道沿いのボディビルジムに通って、黙々とバーベルを上げる姿をバスの中から目撃されたりしていたのだが・・・あれから○○年も経っているのにまだあの筋肉が落ちていないとはなぁ。筋肉ってとってもしつこいのね。

だからヘボピーは今でもノースリーブが着られないらしい。・・・ということは、私もこのままでは○○年後にムキムキのおばあちゃんになるのだろうか?
そう考えると、それはそれでちょっとカッコいいような気もしてきたので、体力のある今のうちに、もうちょっと筋肉付けとこうかね。

8月12日(土)

ママチャリに乗り猛スピードで疾走していると、バキッ!という衝突音と共に、顔にコガネムシがぶつかってきた。

コガネムシといえどあなどるべからず。強風にあおられ弾丸のように飛んできた甲虫が、トップスピードで走る自転車の運転者の柔らかい眼球を直撃するとなると・・・これはけっこうな破壊力。
この日はたまたまメガネっ娘だったのでレンズに傷がついただけで助かったのだが、もしコンタクトなら確実に救急病院行きになっていたことだろう。メガネが胸ポケットのペンダント(ママンの写真入り)のように弾丸から私を守ってくれた。ありがとうメガネ。お礼に洗えるメガネふき・トレシーで綺麗にしてやろう。

眼球に当たったコガネムシで失明、風呂場の石鹸に足を取られて転倒・脳挫傷、ソーメンの薬味(奴ネギ)が気管にはり付いて呼吸停止・・・平和な日常にもさまざまなデンジャーが潜んでいるもの。そしてそんな小さな危険の穴に、期せずして導かれきっちり落っこちてしまう私は、しょーもないところだけヒキの強いタイプだ。

ヒキは強いが宝くじが当たるほどの強運ではないのだが、目をめがけてコガネムシがぶつかってくるなんて、これは「当たり」がいいかも・・・と宝くじを30枚買ってみた。(骨の髄までバクチ体質)
当たったらまずはペット可のだだっぴろいマンション購入だな。そして堂々と犬連れでエレベーターに乗ってやるのだ。


夏コミ参加のみなさまお疲れさまでした!当日はそれほどまでには暑くなかったようでよかったです。狩猟の成果はあがりましたか?でかいエゾシカが獲れていればいいのですが。

私とヘボピーは結局のところ参加は見送ったが行かなくて助かった。ーというのは、金曜日は防衛庁の見学後に、土曜はゲイパレードの会場へ行ってから・・・と両日とも午後からビッグサイトへ行く計画をしていたからである。

けれど、なんでも皇国本は金曜も土曜も午前中でほぼ売り切れだったそうではないか。行かなくてよかった・・・午後から行って発狂するところだった。
皇国、意外な盛り上がりだなぁととびっくりだ。なんといっても戦争モノ。人が枯れ木のようにバタバタと死んでゆく作品なので、同人ウェーブとは無縁だと思っていたが意外である。まぁ知ってる人が増えるのは嬉しいけどね。


どうやら皇国界がこのような状況らしいですので、当サイトとしてはウェーブに乗ってサーチ登録してしまおうと、当分は皇国作品ばかり上げることになろうかと思います。
ぼちぼち遊戯王も描きたくなってるんですが、乙女に卒倒されるようなこんなイロモノサイト、どさくさ紛れでないと恥ずかしくて登録できませんので、今の間にとあせっておる次第です。古代系の方、しばらく遊戯王はお休みですがどうぞご容赦下さい。

<一言メールお返事よん>

Nさま・・・そうです、8/3の日記の男は私ですよん。陸自の人かと勘違いしてくださるとは光栄極まりないでありますっ!(笑)
先日の散髪(ヘアカットというよりむしろ散髪)でより頭髪は短くなり、髪の毛の間から頭皮が透けて見えるほどの刈り込みっぷりです。確かに「限界まで切ってくれ」というオーダーはしたけど美容師さん、ちょっと冒険しすぎってものじゃあ・・・
スキンヘッド以外でこれほど刈り込んだのは初めてで、鏡に映る自分を見て、「これでいいのだろうか」とちょっとあせりました。一緒に飲みに行った人には「リーマンのオッサンと飲んでるようだ」と言われるのが嬉しいような悲しいような。

で、うほほーっ!Nさまも皇国ハマリですか!?それも下まつげ萌えだなんて!同士っ!(喜)ええ、皇国方面もがんばります。和のテイストになじみがないもので、はじめからいきなり逃げ(コスプレ)てますが、そのうちに段々慣れてくるかと思いますので、どうぞダメ犬に対する優しいまなざしで見守ってやってくださいませ。次は妹尾&兵藤のフンドシ姿を描きたいです。

8月11日(金)

ブレードランナーの舞台のような近未来ヴァージョンの新宿、落とした財布をゴミ拾いで生計を立てている不法滞在の中国人が届けてくれる夢を見ていた。
お礼にご飯でも、と誘った屋台(もっといいものおごったれよ)で「あたし昼はヘビメタのバンドやってて、もうすぐライブなんだ」と語る娘の話をふんふんと聞いているうちに、ハッと目覚めると
いかん!!もう6時50分!!

どうやらうっかり目覚ましをかけ忘れたらしい。7時を過ぎるとマンションの住人の出入りも激しくなる。どうしよう・・・一瞬昼まで犬を待たせようかとも思ったが、12時間もトイレを我慢させるのは動物虐待。
だから見られたら見られた時の事よ!と腹をくくって飛び出した。起床から出動まで、その間に要した時間約3分・・・まったく心臓に悪いスクランブル発進だ。

あとちょっとで出勤だが、昨日休んだから机の上には書類がピサの斜塔のように積み上げられているに違いない。そして昼休みにはまた暑いなかトイレに帰ってこなくてはならないのだ。
こんなバタバタする生活もうイヤッ!と思わずキレそうになったが、GIジェーン(※)が受けた訓練を思い出していつものように心を落ち着かせた。

ヘボピーも母の奇行にキレそうになった時には、「脱北者の辛さはこんなもんじゃない!」とか「レンジャーの訓練はもっとキツい!」と思って自分を慰めるそうだ。
自分よりももっと辛い環境にある人(主に訓練中の兵士と戦時下の民間人)を思い浮かべるのが我々のストレス解消法なのだが、同じ環境に晒されている数え切れないほどの介護家族は、このストレスの波をどうやって乗り切っているのだろうか。

認知症サイトは星の数ほどあるので一度覗いてみようかなと思うこともあるが、自分たちの先に確実にある未来を知るのが怖くて、それらを見るのはまだもう少し先になりそうである。

※・・・デミ・ムーアが丸刈りで頑張る映画。女性兵士が屈強な男性にさえ困難な米国特殊部隊・SEALsの入隊試験を突破し、立派に部隊の一員としての任務を果たすストイックな姿には心躍る。
だが、恋人とイチャコラするシーンにはかなりムカついた。どんどんムキムキしてくるジェーンに、「SEALsに入る必要なんて無い。君はデスクワークしてればいいんだ。」なーんて言う。「こんな男とっとと捨てればいいのに!」とテレビの前で歯噛みした私は、すでにジェーンに惚れているのだろうか・・・

8月10日(木)

今日は有休を取ったので、メールのお返事をしてあとはサイトの更新でも・・・と夢見がちに計画していたのだが、一日ぽっちの休みなんぞあっという間に終わってしまった。

起床こそ朝9時半とのんびりめだったものの、メールを二通書いてから美容院と首の病院とジムに行って帰宅したのが夜10時。ご飯を食べてマヤっこの散歩に行って現在すでに12時・・・またなにも出来なかった!本当はこれから絵の一枚でも描きたいところだが、仕事に差し支えてもいけないので今日も寝るよ・・・

明日はジムが盆休みなので退社後の予定は取りあえず入っていないのだが、カットしたばかりの頭がどうにも気に入らないので、明日の朝ワックスで固めてもまとまらないようなら再カットに行かねば。

兵藤カット(海兵隊カットとも言う)が伸びてきて、たんぼで揺れるネギ坊主のシルエットになっていたものだから美容院に行ったのだが、「トップは立たせてサイドとバックは限界まで短く!」と注文付けたのがマズかった。(限界=リーマンに許されるギリギリの短さ。よってスキンヘッドはNGである)
ヘアスタイルに限界ギリギリを求めるだなんて、ひげ剃り後の顔に蒸しタオルをかけてくれる街の床屋さんならいざしらず、お洒落タウンの女性向け美容院ではまず発されない注文だよなぁ、フツー・・・

それがまた、いつも通りの兵藤カットにしとけばよかったのにさ、ちょっと変化を付けてみようと色気を出したのがつまづきのもと。
美容師の腕は確かなのでテクニック的な問題はないのだが、面長の私が頭髪を立てるとタテの線ばかりが強調されて、どうにもこうにもバランスが悪い。

カットが終わって鏡に映った己の姿を見た瞬間、昔なにかの童話で見た「火の妖精」(金糸で刺繍した赤いスパッツ着用)を思い出した。そっと触ってみると、災害救助犬の募金活動しているアンちゃんの横で、つまらなさそうに寝ているラブラドール・レトリーバーの手触りがした。
おまけにさっき近所の交番の前を通ると、ノートパソコンの前でうたたねしている獅子舞そっくりなおまわりさん(50代)の頭が私と全く同じではないか!

服装もヘアスタイルも機動性第一だとは思ってはいるが、さすがに初老の警官と同じ頭ではアカンような気がする。邪魔くさいけどやっぱりもう一度行かなきゃならないかなぁ、美容院。
こんな時にはいつも、アンゴルモアの大王が来たりて全人類をハゲにしちゃえばいいのに!と思ったりもする。

8月9日(木)

眠い・・・限界突破。マヤっこを預かってから一週間が経過したが、夜12時就寝・朝5時起床という生活には無理がありすぎる。裏口からの出入りに異常な緊張を強いられるのみならず、昼休みにバタバタ帰ってきて犬をトイレに連れて行くのにも疲れてしまった。

パソの前で頭をぐらぐらさせながら睡魔と闘っても仕方ないので、今夜はもう寝る・・・明日は有給取ってるから、溜めまくったメールのお返事をして、サーチ登録のために頑張って皇国絵を描きたいものだ。


いよいよ間際に迫った夏コミだが、結局のところヘボピーとの一般参加は取りやめた。
・・・というのは先日デパートで、一週間限定の特設ショーケースに飾られたアクセサリーと出会ってしまったからである。

それはイスラエルのデザイナー、ドリ・チャングリの作品。私がアクセサリーに求めるすべてがここに!
ただ、素材は金や銀じゃなくただのシルク&安い石&プラスチックなので、せいぜいひとつ2,3万かと踏んで値札を裏返した瞬間、私の目ン玉は飛び出しそうになった。

たかがブレスレットが一点5万〜10万越え、一番高いネックレスだと40万とかしてるんですよ奥さん!ちなみに写真のネックレスは左が9万、右が6・5万。
写真で見るとシバの女王がつけてそうな超ゴージャスな雰囲気が漂うが、しょせん布ベース。実物は想像よりもしょぼい。私のような一般庶民が付けてもギリギリ違和感がない程度の高級感である。
まぁ一点一点職人さんが手作りしているのでお高いのは分かるのだが・・・図案さえもらえれば私でも作れそうよ。(意外なことに私は手芸が得意)

とはいえ、予想を超えた価格帯には一瞬びびったものの、古代の香りのする色とデザインもさることながら、国内では通常、銀座の松屋しか扱っていないというレアさが、「一割引になる地元デパートに来ているうちに買わねば!」というあせりを招き、ハッと我に返るとブレスレット&ネックレスが6つも入った紙袋を下げていた・・・

そんなわけで、コミケどころかエジプトに行けるほど散財してしまった。想定外の出費にはさすがにあせりを感じて東京行きは取りやめ。これからしばらく限界まで食費を削り、欲望に弱い自分に罰を与えたい。

8月6日(日)

昨日はあれから予告通りマヤっこを連れて獣医のもとを訪れた。

個人経営で設備も古い動物病院にかかっていたせいで、今は亡きイリを苦しませてしまったという苦い経験が私にはある。ガンの発見が遅れたことはもちろん、痛み止めのモルヒネを投与できなかったのも後悔の種。なんでもモルヒネは認可制で、どこの獣医でも処方できるものではないらしいのだ。

だからマヤは緊急時の体勢が整っていて設備は最新鋭、かつ獣医も沢山いる病院にかかっているのだが、問題は待ち時間がやたらと長いことと、距離的に遠すぎることなんだよね・・・

実家からだと一時間に一本のバスを二本乗り継ぎ。一本目のバスを降りたら乗り換えに50分待ちなんて不親切きわまりないタイムテーブルゆえ、待つのが大変だ。むろんペット連れなので、マックで時間をつぶすってわけにもいかない。
一方、うちからだと地下鉄で8駅先、そこからさらに急な坂道を40分・・・思わず部活で先輩にシゴかれている錯覚に陥る。

その上マヤは楽々運べるチワワじゃない。ピザとポテチの食べ過ぎの米国肥満児童みたいな、ゆたかな体のワンちゃんなのだ。犬入り20キロのケージを片手で運ぶのは、ムキムキの男でもきっとキツいと思う。

・・・とは言いつつも、かゆくてたまらない指のマタを放置するのは可哀想。肉球の間を開いてみるとまっかになって痛そうだ。運良く今日はマッチョ姉妹の片割れ・ヘボピーがうちに来ている。そこで母も伴って炎天下に繰り出した。

いや〜、土曜日の関西は本当に暑かったですなぁ!冗談抜きで頭の上で目玉焼きができるかと思った。じりじりと太陽に焼かれたマヤの丸いお尻も、あっという間に熱くなってできたてホヤホヤの温泉饅頭になってたよ。

普通なら駅からは犬にも歩いてもらうのだが、さすがにこの季節、焼けたコンクリの上を歩かせるわけにはいかない。かといって重いケージを下げて腕がルフィのように伸びても困るので、駅からはヘボと交代でマヤを抱っこ、という方法を選択した。

当時の気温・36度、犬の平熱・38度〜39度。寒い日のケダモノは癒しになるが、暑い日のケダモノは暑苦しいだけ。
それに加えて、汗で濡れた肌にべっとりくっつくフワフワした毛の気持ち悪さときたら・・・さしもの愛犬家もギブアップ寸前!時折
「ウッシャーっ!」とか「ドリャーッ!」と気合いを入れなきゃ心が折れそうだ。

一方、当のマヤっこはビルマの王子様のように日傘までさしかけられているくせして、「こんな暑いとこに連れて来やがって!」とでも言いたげに恨みがましくハァハァしている・・・憎!お前の指のマタさえ腫れなけりゃ、オレたちゃこんなとこにおらんっつーの!と、出来の悪い上官を持ったベトナム戦争下の米兵のように叫びたくなる。

診断の結果、指のマタの腫れはどうやら、草むらに入って悪いムシに刺されたのが原因では?ということであった。
全身に広がってハゲてしまうような皮膚病でないことにホッとすると同時に、
「ムシさされかよ!」と思いっきり心の中で叫んだ我々であった。

病院までの往復に消費したカロリー・推定780Kcal。疲れと暑さでグッタリきた私が、この日のジムをさぼったのは言うまでもない。

8月5日(土)

朝の5時からミイラも飛び起きるようなけたたましい目覚ましのベルに叩き起こされ、足をもつれさせながらマヤの散歩に行ってきた。

父とヘボピーを手伝うために実家から犬を預かるのはいいのだが、うちのマンション、ペット禁止ってのが問題である。
なんせ3人もいる管理人がシフトを組んで、朝6時から夜11時まで正面玄関をベルリンの壁並みに絶賛監視中だもんなぁ。目に付かないようにするのが大変だ。
その上、朝8時〜夜8時にはフロントの女性までいるとあっては・・・15キロの犬をかついで裏口からこそこそ出入りするたびに、イラン大使館に潜入する特殊工作員になった気分を味わえる。

まったく、マヤが室内でトイレをしてくれれば問題ないのだが。幼犬教育をほどこすための一番大事な時期に母がアルツハイマーを発症したので、人間に手を取られてうやむやなしつけしかされなかったマヤ。
イングリッシュコッカーのレッド(茶色)は神経質ゆえ、ただでさえ飼育がむつかしいと言われるのに、それを放任主義で育てるとどんなに手のかかるワンちゃんができあがるか推して知るべし。

ふわふわしてもつれやすい被毛の管理も大変だ。雨の日に散歩に行こうものなら、足の毛がモップの役割をはたしてしっかり雨水を吸い上げ、道路をきれいにお掃除してくれる。当然ながら散歩から帰った犬はドロドロ・・・シャンプーしたてだと泣けてくる。

コッカーの体は小さいのに、飼育に要する手間は大型犬であるサルーキとたいして変わらないのは計算外だった。
サルーキ以外の犬種を飼うのは初めてだったから、犬マニアとしてはイリ亡きあとにどんな犬種を選ぶべきか、さまざまな角度から検討はしたのではあるが・・・

チャイニーズクレステッド(毛と足先以外は無毛というユニークな犬)もミニダックス(クリーム)もビション・フリーゼ(マルチーズに似たタンポポの綿毛のような犬)も「なんかピンと来ない」と家族の反対を受け、じゃあコッカーにしようか・・・と事前に選んでおいた白黒の美少女を迎えに、ブリーダーのもとを訪ねた日。
だがボケはじめの母の目が白黒っ娘の代わりに、ケージの隅でふくれっつらをしていた、やや育ちすぎな茶色い子犬に吸い寄せられて・・・
結果的にどえらく手のかかる上に気が荒いワンちゃんが家族に加わる羽目になったのである。まぁそうは言いつつも、家族からやたらと愛されてるんだけどね、マヤ。

さて、現在朝6時。これから犬を風呂に入れて、1,2時間仮眠してから電車に乗って病院へ連れて行かなきゃならない。後足の指のマタがかゆいようで、ずっとガジガジ噛んでいるから見てみると、肉球の間が真っ赤になっていたのだ。

これが人間ならとっとと薬塗っとけ!で済むが、犬の場合そういうわけにはいかない。ケージ込み20キロの犬を抱えて電車で7駅、さらに駅から坂道を徒歩30分なんて、このクソ暑い日に想像するだけで気が遠くなる・・・

けれどもこれも生き物の一生を預かった愛犬家の宿命。犬飼いとは手間と忍耐と時に諦めを要求される、かなりマゾヒスティックな趣味なのだ。

ミキ家のW杯はまだ終わっていない。日本選手に暴力をふるって退場となったイングランド代表・マヤ選手。

8月3日(木)

青いネコバス?!・・・ノン!ノン!お台場の日本科学未来館に展示されている高性能電気自動車・KAZである。

リムジンの代わりにこれでオスカー授賞式会場に乗り付ける俳優がいればマジで尊敬するぞ!とりあえずはプリウス愛用と聞くブラピにお勧めしときたい。縦列駐車に超人的テクニックを要求されるのが問題だが。

さて、話がえらく飛ぶが、みなさまはリサ&ガスパールをご存じだろうか。名前は知らなくとも、どこぞのパンメーカーがCMに起用していたから、きっとみんなの記憶のどこかにいるキャラクターかと思う。

リサとガスパール(リサガス)とは、クレヨンで描いたぬいぐるみを思わせる愛くるしい白犬と黒犬。
ファンシーショップではグッズも色々取り揃えられているところをみると、仕事や家庭のあれこれに疲れ果てて、もうイヤーッ!と叫びそうな女性を中心に、けっこうな人気を誇る癒し系キャラかと思われる。

そのリサガスだが、私はたまたま絵本を立ち読みしたヘボピーから、ショッキングな報告を受けて驚いた。
「いきなしリサにシラミわいとったで!」ってオイオイ・・・ファンシーキャラに似つかわしくない香ばしい展開だなぁ!

数日後、真相を確かめるべく某書店の絵本棚に赴いた私は、ヘボの報告が正しかった事を確認した。
リサったらやっぱり飼ってました、毛ジラミ。・・・リサガスシリーズの最新刊(多分)・「リサとあたらしいスカーフ」。

ある日突然、リサのクラスの鴨居?にぶらさがっていたシラミ人形。(ツカミからコレよ・・・)どうやらそれは“シラミ警戒警報”みたいなもんらしい。
「いや〜ね!」「やだなぁ!」「怖いわあっ!」と眉をひそめる少年少女。もちろんその中にはクラスのおしゃまな人気者・リサの姿もある。
「でも、シラミなんてフケツな子にしかわかないのよねっ!」

ところがどっこい!!ハッと気付くといつの間に繁殖したのだろうか。適度な湿度と栄養を得たシラミは、リサの頭を運動場にもぞもぞと蠢いていたではありませんか!

まさか自分にシラミ渦が降りかかるとは思っても見なかったリサはもうまっつあお!慌てて対策を講ずるものの、「リサがシラミわーかした!」という噂は光より速く学校中に知れ渡り・・・

その結果、哀れなリサは、クラスメートのお誕生会の招待状をもらえないなんて仕打ちを受けて泣きじゃくる。
その様子を見た先生(女性)は激怒した。「シラミがわいたくらいで仲間はずれにするなんてありえない!」
そして悲嘆にくれる少女をなぐさめて先生、「先生だって昔シラミをわかしたことがあるのよ」「え?先生もなの?(ぱあぁーっ!)

・・・オイオイ・・・日本でも最近シラミが子供の頭にくっついていることもあるとは聞くが、基本的には終戦直後に頭から無造作に降りかけられたDDTで、ほぼ撲滅されたんじゃないのか?
だがシラミ、パリじゃファンシーなキャラの頭に住むくらい日常茶飯事なのかもしれない。さすが己のスタイルを貫き通すフランス。キャラは愛らしいが展開が思いのほかシリアスなのもさすがフランス。

いずれにせよ、「シラミをわかしたくらいで差別はいけない」「差別なんかする悪い子にはバチがあたりますよん」(リサをハブにしたお誕生会の主催者は水ぼうそうにかかり、ごちそうを準備したパーティーには誰一人来なかったのだ!ひでぇ!)という教訓よりも、「フランスではまだまだシラミ健在」という背景が心に焼き付いた絵本であった。今度街でリサぬいぐるみを見かけたら白い被毛をモフモフかき分けて、もうシラミはいないか確かめてやろう。

・・・とシラミのことなんぞ延々と書いている場合じゃねえ!今、こっちでマヤっこと母を預かってるので私は大変なのだ。犬と老人が待ってるからもう行かなきゃ(隣の部屋に)・・・東京・和光の陸自広報センターにて。兵藤カットなのはけして直近の萌えのせいではなく元来のマイスタイルだ。

この施設では、ヘリコプターや戦車のみならず、隊員がかついでいる標準装備とかに触れることができる。このリュックには食料とかスコップとかが福袋のようにふんだんに入っており、重さは20キロもあるそうだ。

20キロといえば、マヤっこ(15キロ)が5キロ入りの米袋を抱えたのと同じなので「んなもん、軽い軽い!」と思っていたが、うっかり背負って尻もちつきそうに・・・歩兵はこれをかついで行軍するんだから尊敬モノじゃのぉ。

8月2日(水)

お城(防衛庁陸上幕僚監部)からの招待状をもらいそこね、シンデレラが一縷の望みをかけた「富士総火演・ゴルフ場裏口大作戦」だったが、ネズミは御者に、カボチャは馬車には化けてはくれなかった・・・
というのは今、そのゴルフ場支配人と自衛隊の某偉いさんの間には、冷戦下の米ソ関係ほどにさっぶい風が、ビュービューと音を立てて吹き抜けているからである。

二人を引き裂いたのは、他ならぬ火砲の音。
実弾をぶっ放す音がうるさくてプレーに集中できないと客からの苦情があり、自衛隊幹部に苦情を申し立てた支配人。
ところが「演習やめるって?ププッ!そんなの無理無理!」とストレートに却下されたかどうかまでは知らないが、とにかくそれがきっかけで二人の間に小さなヒビが入り、今ではすっかり仲がこじれてしまったそうなのだ。

いわゆるひとつの「大人の事情」で、総火演鑑賞は不可能となったが、心の隅では失敗に終わってホッとした気がしないでもない。
なんせ真夏の富士山麓、頭の上で目玉焼きが焼けそうな太陽の下、ミリヲタ男どもの波間を漂いつつ演習を見学するのには、かなりの体力が要求されるに違いないからなぁ。
寝不足などで挑もうなら、あっという間に医務テント?に運ばれて、寝ているうちに演習終わっとった・・・なんて羽目になりそうだ。

それはそれで医務班のアンちゃんにかまってもらえて楽しいかもしれないが、医務担当がカッチョええ若者とは限らない。コオロギ似のオッサンという可能性も大いにあるから、暑さに弱い私にとっては計画がお流れになって良かったのかも。

ただ、じゃあ代わりに夏コミに・・・と思ってカタログをチェックしたものの、何度数えても皇国サークルは10も無いってのが大問題なのだ。
その内いくつかのサークルさんは通販もやってらっしゃるだろうから、通販で済ませても構わない。となると、交通費+ホテル代で5万も払って、はるばるビッグサイトに釜ゆでになりに行くのもなぁ・・・と、灼熱のコミケを乗り切る体力に欠ける我々年寄りは逡巡しまくっている。

コミケ以外に防衛庁の見学と、土曜日のレインボーパレード(ゲイパレード)もコースに組み込もうかという話も出ているものの、シャダ並みに優柔不断な私と、私のあとをカルガモのヒナのように付いてくる習性を持つヘボピーのこと。行くのか行かないのか、いまだ結論は出ていない。

いい加減にしないと飛行機がなくなるからとっととしなくては!
だからこの週末、末の妹も交えて開かれる「姉妹皇国萌え会」で決めるするつもりである・・・って、今日もヘボとやったばかりなんだけどね、萌え飲み会・・・居酒屋でコミックス片手に萌えるばかりで、肝心の旅行計画には全く進展がなかったからほんまアカンわ、自分ら。

8月1日(火)

「皇国同盟」に参加させて頂くにあたって、絵の一枚も無いではアカンやろと急遽トップを差し替えた。

スキンヘッド至上主義の当サイトとしては、初描き皇国キャラは当然ながら金森たんになる予定だったのだが・・・
ハッと気付くと、ペンを持つ右手は遊星からの物体Xに乗っ取られたかのように、サラサラと尖兵・兵藤を描いていた。それもノリにまかせた現代風。職業・板前、趣味・パチスロ。(笑)

それにしても自分、こういう細身ガイはタイプじゃなかったはずなのになぁ・・・ええ年こいて己の見た夢にこれほどまでに振り回されるとは想定外。身も心もマッチョなはずの自分の中に思わぬヲトメ部分を発掘して、照れくさいような嬉しいような。
でもまぁこれはこれで楽しいから、当面は萌えウェーブに身を任せて煩悩の海をたゆたうよ。ファンシー気分が盛り上がるあまり、うっかり手製の弁当(タコさんウインナー入り)を下げてオカマ走りしないようには気を付けとくが。

今後一生懸命コンテンツを増やして、可及的速やかに皇国サーチに登録するのが当面の目標である。
ただ、うちのフォトショ、救いがたく古代エジプト仕様だからなぁ・・・褐色肌ならばファラオ向け、王妃向け、書記向け、コギャル向け、ピラミッド建築のオヤジ向け・・・と色とりどりなのだが、東洋人を描こうとすると、肌色からして作らなきゃならないないもんで、皇国サーチへの道のりは虹のふもと並みに遠そうだ。

このような次第で、しばらくは「和のフンドシのカリム」の次に「ターザン姿のバルクホルン」が登場したりと、カオスな状態が続くやもしれませんが、ワケの分からんものが出現しても、出来の悪い犬をはぐくむ優しいまなざしでご観察頂けると嬉しゅうございます。

<兵藤好きさんへの私信>
私の兵藤萌えのきっかけは、金森への慈愛のまなざしはもちろんながら、コミックス中で妙に浮いてる台詞、「この大群ならどこ狙ったって当たる
かしら」(二巻42ページ)です!
「バリバリの硬派に見えて実はオカマ?極限状態でうっかり地が出ちゃったの?」と妄想が成層圏に到達するほど萌えました。もちろん制作側のチェック漏れかとは思うのですが、伊藤先生、確信犯だったら爆笑モノですなぁ。