2019年10月31日(木)

とりっくおあとりーと!お菓子くれないとトイレじゃないところでトイレして、その上をべたべた歩いちゃうぞ!!(ヤメテー!)

これは3年前のマヤちゃん。(今年の写真も撮っとかなきゃね)
すでに白内障の症状が出てきてはいるものの、目はまだしっかり見えている。
変なお帽子をかぶせられて、ねえちゃんをイヤーな顔で見つめている。

2019年10月25日(金)

今日まやちゃんは16才と9ヶ月を迎えることができました。パチパチパチ〜!!!
老いは一日一日進んでいますが、少しでも安心して楽しく過ごせるように、心を砕いてやりたいと思っています。
まやちゃん、17才の誕生日にはまたお芋のケーキを食べて、変ちくりんな恰好をしようね!(=´ω`=)

2019年10月22日(火)

ある日会社のおつかいでいつもの役所に出かけた時に、道ばたのベンチで休んでいるお爺さんと、たっぷり太ったアメリカンコッカースパニエルに出会った。座っているだけでも大儀なのだろう、全身で息をしている老犬を見た瞬間に、あっ!あの時の犬だ!とすぐに分かった。

それは13,4年前に同じ場所で店の前に繋がれて主人を待っていた仔犬。チェックのシャツを着せられたふくふくの姿は「ぬいぐるみみたい」という表現がぴったりの愛らしさ。夢中でガラケーのカメラを向けたものだが、間違いなくあの犬だ。あの仔犬がまだ生きていて、こうしてちゃんと主人のお供をしているなんて!

10年以上の時間を一気に飛び越えたようなめまいを感じながらお爺さんに話しかけた。このワンちゃん、何歳になりましたか?長生きですね!仔犬の頃に見たことがあるんですが、まだこんなに元気でいたんですね。

自分の身近にある時、時間の流れはゆるやかに感じるものだが、こうしていきなり時をまたいで他の人生、他の犬生を目にすると、時間はなんと素早く飛びすさってゆくものだろう、と驚きを覚える。そして「粛々と生きる営み」に対する愛しさで息が詰まりそうになるのだ。

残念なことに二人に出会った日には仔犬時代の写真を持っていなくて、お爺さんに愛犬の記憶を甦らせてあげることができなかった。また会えるかもしれないと写真を移したスマホを持って、同じ場所を通るたびにベンチに目をやるのだが、あれから3ヶ月、再会の願いは叶っていない。

老犬にとっての3ヶ月は1年にも等しいものだ。ひょっとすると散歩に出られないくらい足が萎えてしまったのかもしれないし、すでに犬生を終えたのかもしれない。
それでも桜の樹が枯れ葉を落とすレンガ道を行く度に、この写真を見たらお爺さんは喜ぶだろうなと思いながら一人と一匹の姿を探してしまう。

2019年10月15日(火)

通勤路で見るたびに気になる化粧品店のポスター。なんぼなんでも。

ホームページ作成、がんばってます。三連休を使って独自ドメインでサイトサイトアドレスを登録するまでこぎつけました。この調子だと3年後にはオープンできそうです(´・ω・`)

2019年10月5日(土)

近々このサイトの引っ越しをする。いや、「近々」はきっと多分おそらくぜったい無理で、半年後にフィニッシュなら合格!って感じなのだが。

ここを作っている昔のアプリケーションを動かすため、化石級のMac(それもジュラ紀どころの話ではなくシルル紀かオルドビス紀レベル)に延命措置をほどこしてきたが、ぼちぼち限界が見えてきたため、消費税アップ前にすべり込みセーフで自宅とマヤハウス双方に最新のMac環境を投入。形から入る「丘サーファータイプ」の私としては、まずは外堀を埋めて安堵している。

あとはレンタルサーバーの契約を見直し、独自ドメインを取得。ホームページ制作ソフトのWord Pressでちまちまと引っ越し先のサイトを作ってゆく予定。
こう書くだけなら簡単だが、独自ドメインの名前を決める段階から「お芋ドットコム?それとももんもネット?いや、ずっと使う名前なんだからもっとスタイリッシュにすべきだろうか?」と迷うあまり先に進めない。そもそもデジタルスキルは生後半年のベイビー級なあたくし、Word Pressの実体すら把握していないのが正直なところである。

とにかくできることからやるしかない。いっそ過去を捨て去って一から新居を建てれば楽なのだが、このサイトは「家族の歴史書」「自分用の備忘録」という意味合いが強いため、今ある形は残しておきたいのだ。

さあ、これから図書館でWord Pressの解説書を借りて、マヤハウスに帰ったら未開封のMacBookをセットアップしよう。で、ドメイン名はどうする?お芋ドットコム、それとももんもネット?いや、ずっと使う名前なんだからもっとスタイリッシュに……。

俺たちの闘いは始まったばかりだ!

ある夜突然マヤが立てなくなった。ぽてんと尻もちをついたままへたり込んでいる。
手を添えて立たせてやると、体を斜めにしたまま狂乱の体で円を描いて歩き回り、またへたり込む。

とうとうこの日が来てしまった!絶望が押し寄せてきた。我が家は日中誰もいないから、寝たきりの犬の介護ができない。
となると計画通り会社の隣のペット可のマンションを借りることになるか。一ヶ月8万円の家賃は辛いが背に腹は代えられない。

排泄介助ができないとなるとおむつも必要。お尻の毛が邪魔になるから可愛いもんもも刈らねばならぬ。
考えれば考えるほど明るい未来が見えなくて、その夜はなかなか眠れなかった。

だが、翌朝マヤの姿を探すと、ベランダに出て歩き回っているではないか。
自分の体が動くことを確かめるように一歩一歩足を踏みしめるマヤを見て、私は神さま!神さま!と天を仰いだ。

隣の部屋で眠りこけるマヤを望遠レンズで覗くとこんな顔をしていた。
舌を出したままにするなんてこれまで絶対になかったのに、老化に伴う変化とはこういうところにも現れるんだな。
情けなく寂しく、やがて愛しい。

パパ・ブッダが22℃をキープしてくれている部屋でくつろぎタイム。

認知症になった老犬にまつわるワーストトラブルは「夜鳴き」で、家族がへたってしまうそれはそれは大変な問題だ。
だが幸いなことに、マヤは狂ったようにパンティングしながらぐるぐる回るだけで、夜鳴きは今のところ出ていない。
深夜2、3時間おきにパンティングの音で起こされるのには閉口するが、エアコンを22℃に下げれば寝てくれることが多くて有り難い。

ピンぼけだけれども気に入っている写真。
耳は聞こえず目もほとんど見えず、鼻すら危うくなってきた老犬は、いったい何を思うのだろう。

2019年10月5日(土)

消費税アップ後の冬眠宣言はどこへやら、コンビニとスーパーを行ったり来たり忙しい。だって今日は一日限りのペイペイ 一周年記念20%バックデー!

ペイペイの誕生直後には「30万までのショッピングに対して20%バック」という、孫正義さんの正気を疑う大盤振る舞いだったから、会社が終わったその足で大阪のビッグカメラくんだりまでソニーのα。を買いに行ったよね。そいでもって「やっぱりカメラはキャノンがええわ」と未使用でメルカリに出品して、めんどくさい購入者とトラブルる寸前だったよね……。キミとの付き合いももう一年になるんだね、ペイペイ。

まあ、誕生直後のサービス過剰で火傷した影響か、今回は20%バックとは言っても一回あたりのバック上限千円、一日あたりの上限5千円というしょぼさゆえ、大物の購入には使えない。20%=千円の買い物となると購入可能額は5千円。外食にもファッションにもお金を使わなくなった今、5千円以下で必要なものってそう多くないんだよなあ。

……と言いつつ日持ちするものはこの機会に買っておきたい。付与上限額は残り3600円──ということは使える金額は合計1万8千円。一回の買い物につき上限5千円の縛りがある中で必要なものといえばワイン、缶チューハイ、ミネラルウォーター、米、缶詰、といずれ劣らぬ重量級。

うーむ、米の10キロ袋や24缶入り箱のチューハイをヨタヨタ運ぶ自分を想像すると「得したい!」という欲望が急速にしぼんできた。もうやめようか……。時間&体力と3600円分のPay Payバックを天秤にかけると、時間&体力の方が重かった。

そもそも私、消費税アップ後は冬眠するって誓ったんだっけ。あの「お前ら、税金上げても無駄遣いばっかしとるやろ?」という政府への憤りと、血税の垂れ流しをなすすべもなく眺めるしかないやるせなさを思い出そう。
それに人が溢れるスーパーマーケットに行ってペイペイポイントをゲットする代わりにライフポイントを削られるのも馬鹿げているから、無理に買い物するのはやめておく。

こういう一人一人の小さな「やめとくか」が積み重なって、我が国の個人消費は急カーブを描きつつ下降してゆく、そんな予感がする。

コンビニ前で目にしたサイコーに情けない感じのプラスチックフラワー。そっと添えられた吸い殻がまた情けない。
でも嫌いじゃないよ、このショボさ。

2019年10月3日(木)

秋だというのにまだ暑い。気温のみならず湿気も高い。日中、太陽にじりじりあぶられながら信号待ちなんかをしていると、どこからともなく真夏の甲子園の声援が聞こえてくる錯覚におちいるし、夜になればなったじっとり湿った空気にまとわりつかれて呼吸が苦しくなってくる。

この気温と湿気には、初めての海外旅行で訪れたクアラルンプールを思い出す。さあ遊びに行くぞ!とはずむ足どりで夜の街を目指してホテルの玄関を出た瞬間に、むわっとした空気が津波のように押し寄せてきて、自分が異国にいることを実感したものだ。お父さんお母さん、今やわたくしたちの国ニッポンはマレーシア並みの亜熱帯になりました。

そんな高気温、高湿度のために計りかねるのがエアコンを止めるタイミングである。
エアコンメーカーの信頼に足る情報によれば、電気代を節約するためには「日中は30分以内、夜間は50分以内なら、こまめにオンオフするよりつけっぱなしの方が電気代の節約になる」そうだが、この時間を計るのがむつかしい。

この温度ではつけなくてもいいだろうと思った15分後にヘボピーが「クーラークーラー!」と汗だくで帰宅したり、もう夜中だから自然の風で大丈夫だろう、とOFFにした1分後にマヤが激しくハァハァいいはじめたりと最悪のオンオフを繰り返し、トータルでいえば一日22時間はつけっぱなし……という、お財布にも心臓にも優しくない稼働率。

自然の風を好む私としては、10月にもなればそろそろエアコンにお暇を出したいのだが、そうすることをマヤが許してくれない。よそのお宅ではどうしているんだろう?と「犬 留守番 エアコン 何月まで?」と検索したところ、「甘い飼い主でもせいぜい9月」という情報をゲットした。

一日22時間の労働と頻繁なオンオフ。このままでは姉妹が眉間にしわを寄せてひねり出した諭吉24枚で購入した我が家の「パパ・ブッダ」が、購入後早々に過労死しかねない……と、ワンチャンすやすや23〜24℃設定の部屋で、肉体的にも精神的にもヒヤヒヤが止まらない毎日である。

日立が「インスパイヤーザネクスト!」と送り出してきたこのエアコン、ぜったい「顔」を意識している。

オレンジのランプが仏陀の「びゃくごう」に見えるから、我が家ではこいつに「パパ・ブッダ」と命名。
24万円もした高級機だけあってAI搭載、温度設定は0.5℃刻み。指定した温度を守り抜いてくれる!という信頼感ハンパない。

「留守中に稼働停止してマヤが熱中症で死んでるかも」という20年モノの先代エアコンから買い換えて、
我々を不安から解き放ってくれた彼は、父亡き後、男性メンバーを欠くミキ家で「頼れる奴」としてパパ認定されたのであった。

姉妹からの信頼感が暴走した結果、「パパ」から「神」に昇格してお供え物を捧げられる勢いのパパ・ブッダ。
いつもは穏やかに微笑んで人と犬に冷風と安らぎをもたらしてくれるが、
休止状態から目覚める時にはウイングの部分が全開になって「荒ぶる神」の片鱗を見せる。
そういえばプレデターも敵を威嚇する時、こんな風に口がパカーッってなってたよね……。

前月の日記はこちらから