2019年1月28日(月)

<前回までのあらすじ>12月27日の日記をご覧ください。(=´ω`=)

ありえないお値打ち価格につられて怪しいネットショップでたらふくショッピングしちゃったミキさん。ところがそこは詐欺サイトのうわさも高い「タイドバイ」が看板をかけかえただけの店だと知って精神まで燃え尽きちゃいそう!
お願い!死なないでミキさん!あんたが今ここで倒れたら、ヘボピーやマヤちゃんとの約束はどうなっちゃうの?ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、ドレスウィに勝てるんだから! 
次回「ミキ死す」 デュエルスタンバイ!

∩(´・ω・`)つ―*'``*:.。. .。.:*・゜゚・*(・ω・)【復活】
……ということで、前回のレポート?から日にちがたちすぎたので(丸々一ヶ月!月刊ドレスウィか。)みなさんすっかり忘れておられるだろうが、怪しいネットショッピングのお話の続き。

とっとと結論から言えば、「うわさほどの詐欺サイトではなかったが、届くまでがスリリング、届いたお品はショッキング」であった。

注文したのは計5枚。早いものは一週間足らず、一番遅いものでも3週間ほどで到着したので、海外通販サイトとしてはまあ普通。ネットの「オーダーしてから届くまでがものすごく遅い」という感想を書いてる人は、あんまし海外通販を利用したことがないのかもしれない。
中学生の頃から郵便局で為替を作ってもらって、海外からスターウォーズのグッズとか犬の専門書を買っていた私にとっては、「海外通販は届くまでに2、3ヶ月を要する」というイメージがあるので、数週間で届くなんて優秀な部類なのだ。

それでも「詐欺サイト」の先入観をしこまれすぎたもので、商品が配達されるまでのストレスの大きさたるや!日々タイドバイ&ドレスゥイの情報を集める中で、胃が確実に悪くなったという意味では、有害サイト指定したいくらいだ。

それでもまあ、すべての取り引きが終わった今、ドレスウィというECショップに対する感想としては、「自国のペースでやって叩かれまくった中国企業が、日本の商習慣に合わせようといっしょうけんめいやってはいるものの、「安かろうよかろう早かろう」に慣れきったデフレカントリー日本では、どうやったってすべっちゃうYO」といったところだろうか。

百聞は一見にしかず。とにかくこれらの品々を見て頂きたい。

こちらがサイトの写真になりまーす(=´ω`=)

こちらが実物になりまーす(=´ω`=)

むっちゃめっちゃポリエステル!
これにお高いパールのネックレスを合わせて着てみようと思ったものの、小学生でも高級品とは勘違いしてくれないだろう。
 むしろダイソーの500円商品だと言ったら「へええ、ダイソー、洋服もはじめたんだぁー」で済みそうだ。

下着かよ!!
サイトの写真ではアイボリーに見える部分はババシャツのベージュ。

どこをどうすればあれがこれに変化するのか。

こちらはヘボピーが注文したやつだから「ギャグで着るわ〜(*´∀`*)と言っていたが、いまだに部屋の奥に吊されたままである。

そして、上に紹介したサイト写真の花柄のワンピースについては、さらなる試練が待ち受けていた。
次回!「ミキ死す」!デュエルスタンバイ!!!!

2019年1月23日(水)

外出先で扉が三つ並んでいるトイレのまん中の部屋を無意識に避けた時、突然よみがえった記憶があった。「真ん中のトイレには幽霊が出る」という小学生の頃のうわさである。
「真ん中のトイレにまつわる怪談」はどこの学校にも、そして昔も今もあるのだろうか?これから会社に行ったらみんなに聞いてみよう。

年をとっていろんなことができなくなりつつあるマヤちゃんだけど、
まだ片足を上げておしっこするだけの足の力が残ってる。ありがたいことだ。

ぼんやりとボケた顔をしている日と、若い頃みたいにしっかりした表情をしている日が入り交じる。
これは「いきいきドッグ」の日。目に力がある。

2019年1月19日(土)

ヘボピーが「スリーコインの店で半額になってたから」とかわいい帽子を買ってきてくれた。
でもざんねん!プードル用だったみたい。

おしっこシーツの波間でたゆたっている。
認知症の進行にともない水を異常に飲むせいで、多い時には15分おきに思いついたところでおしっこする。
だから私たち姉妹も「マヤを見送るまでは綺麗な家に住むのは諦めようね」と言い合っているのだ。

1月25日には16才の誕生日を迎えるマヤ。中型犬で16年。立派に長生きだ。
犬も人間と同じでどんどん赤ちゃんに戻ってくるみたいだ。
赤んぼわんちゃんのような顔で眠りこけるマヤを眺めていると、生きることの切なさと愛しさが胸の奥からわき上がってくる。

2019年1月16日(水)

マヤちゃんは(あと一週間で16才になるカニス・ファミリアリスとしては比較的)元気です。私も(50代のホモ・サピエンスとしてはまあなんとか)元気です。
それなのにここの手入れが全然できていないわけは、「やることいっぱいあるから」ではなくて、「日常的な作業にびっくりするほど時間がかかるようになったから」なのだ!(怒)

歩く、つかむ、持ち上げる、見る、選ぶ、メモを取る。バイオリンの発表会や18回目のお見合いといった特別な場でなくても、脳と身体が日々超ファインプレーの連携をこなしてくれるおかげで、私たちはスムーズな日常生活を送れている。
しかしあくまで私の場合ではあるが、50代の半ばを越えた頃からワイルドスピードMEGA・MAXなペースで老化が進み、あらゆる作業にこれまでの3〜5倍の時間がかかるようになっている。単純に動作がゆっくりになったのではなくて、何をするにも失敗するようになったのだ。

たとえば「カップラーメンにお湯を注いでラーメンを食べる」動作を思い浮かべて欲しい。普通なら4分もかからない作業だ。
それが私の場合はラーメンの紙ふたを開けようとして力の調節を間違えてビリッといってしまい、指先が震えてかやくの小袋を床にぶちまける。落としたかやくを拾おうとしてかがんだ勢いでメガネが床に飛び、メガネメガネ(のび太プレイ)で所要30秒。

メガネを装着して立ち上がろうとすると、開きっぱなしだった戸棚に頭をぶつけてまたメガネが飛ぶ。その間にお湯はチンチン沸いて蒸発、気付いた時には半分に。
沸かしなおしている間に電話が鳴って、応対しようとデスクに戻る途中で足がもつれて転びそうなり、プリンターの角に腰をぶつける。電話を取ってメモ帳を開こうとするが、指先がふるえて上手くいかないから、手近なコピーの裏にメモを取る。

なんやかんやで台所に戻った時にはまた湯が半分に。苛立ちを押さえようと髪の毛をかきあげると、親指が勢いよく鼻の穴に入って鼻がもげるかと思う痛みに、もうすべてがイヤになってくる。かたやデスクでは、メモを取ったコピー用紙がきちんとトレイに乗っておらず、ひらりとゴミ箱へ。午後からの捜索を待っている……。
……とまあ、極端に言えばこういう感じで時間ばかりがどんどん過ぎてゆく毎日なのだ。

そこで問いたい。「50代というのはこれほどまでに肉体的能力が劣化するものなのか?」これが私が今最も知りたいことである。しかし、ネットを流し見する限りでは、同年輩とおぼしき人々は40代とそう変わりない日常をつつがなく送っているようだ。

どうなの?みんな私と同じように、すべったり転んだりひっくり返したりメガネを飛ばしたり、鼻に親指を突っ込んだり(目の場合もあり)しているけれど、「年取ったネ!」と言われるのがイヤで言わないだけなの?それとも私の肉体的劣化が特別早いの?

私の老化がワイルドスピードアイスブレイクな理由のひとつには、「弱視」と「生まれついての空間認識能力の低さ」なのもあるかもしれないが、原因を突き止めて少しでもイキイキとした活動的な生活を送ろうという意欲ははっきり言ってもう、ない。
せめてもの自衛策として「やることを可能な限り減らす」「己にも人にも甘く」を採用して、ヘボピーに「おばあちゃんみたい!」と呆れられつつエコドライブシステムで生きている、そんな今日このごろなのである。

2019年1月8日(火)

仕事再起動2日目。いやー、リズムのある日常っていいもんですなあ!「せっかくの長期休暇にダラダラしかしなかった」という罪悪感を覚えるくらいなら休みなんていらないZE!……というのは秒で前言撤回するが、イヤでもしなきゃならなことがあるって素晴らしい。理想を言えば週休3日ならさらに良いのだが。

さて、この冬まだ一度も暖房を入れていない、寒中がまん比べ的マイパソコンルームで写真の整理をしていると、なんだかあったかくなる画像が出てきたのでご紹介。撮影は2015年5月だから、約3年半前のこと。マヤが若くてびっくりだ。犬にとっての3年半って長い時間なんだなあ、としみじみ。

 この巣では、ひなが育ってムクムク太り、巣立つ寸前になると毎年カラスに食われてしまう。
だから人間がネット情報の力を借り、カラスよけの黄色い糸を張ってやった。

長年空き店舗になっているここは簡単に糸を張れるような壁の状態ではない。
近所で脚立を借りてきて作業に取りかかったものの、ものすごく苦労した。
写真は努力の成果を撮影するヘボピーさん。

一緒に来たがったマヤっこは、もちろんなんのお手伝いもしない。
冗談で先に還るふりをすると、むちゃくちゃびっくり!身体がこわばってる。

望遠レンズでズームすると「ほんとにおいていかれるのかな?」と不安顔。
この後そばに近寄ったら喜ぶこと喜ぶこと!あんた、30秒しか離れてないやん!

2019年1月6日(日)

明けましておめでとうございます……って遅すぎだね!!!

いやー、あったかいお正月でしたね。この正月休みは奇跡のカレンダー並びのお陰で9連休。いつもなら迷い0.5秒で海外のどっかに行ってるところだが、1月25日で16才の誕生日を迎えるマヤが、中型犬の寿命的にそろそろヤバくなってきたので、後悔は少なめのMyLife(B’z)を送るために、「ヒマラヤを見たい」という欲望にふたをして、9連休は愛犬に捧げることにした。

初詣にも初売りにも日帰り旅行にも行く予定はない。結婚していないから親戚も来ないし、甥も姪も孫もいないからお年玉をやるチルドレンも皆無。休み中のどこかで合う予定だった友人は風邪で倒れた。
だから有り余る時間を殺すため、平常時ならまず読まないであろう凶器になるほどぶあつい南米文学書を数冊と、凶器になるほど眠気を誘うとうわさに高い、プルーストの「失われた時を求めて」と、それからギリシア古典とドストエフスキー、計10冊を図書館で借りてきた。

そしてTSUTAYAで上映時間が超長い映画のDVDを5枚、漫画も5冊。これで9連休に備えて準備は万端だ!朝から晩まで読書して、このサイト用のテキストもたんまり書き貯めて、人から頂いた本の感想文も完成させよう。そしたら正月休みの間に5%増しくらいで賢くなれるかしらん。

……という計画に燃えていたのは9日前。ふたを明けてみれば、本もDVDもただの一枚、一冊も消化できず、サイトのテキストも感想文も一文字たりとも書かなかった。

じゃあ9日もある休みに何をやってたかというと、毎朝8時すぎまでダラダラ寝て、食べて飲んでスマホをいじって、プルーストの代わりに「プルートゥ」(浦沢直樹の漫画)と「プリニウス」(ヤマサキマリの漫画)を一気読み。あとはマヤのおもらしの始末と散歩とご飯つくりと歯みがきに追われるうちに、9日なんてあれよあれよという間に過ぎ去ったのであった。

そういうわけで、変わったことはなにひとつなかった正月休み。でも、昨日と同じ今日が続くのって最高だよね。平和、シャンティー、ピースが一番!
どうか2019年もこのかりそめの平和が続きますように!(性格的に悲観的)そして皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019年もマヤと一緒にゆっくり歩いてゆきます。

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