2010年2月28日(日) 実家にセミ引きこもりにて過ごすこと丸二日。このままでは足が退化してナメクジ型になりそうだ……。 コッカースパニエルという犬種はものすごく甘えたれだとは聞いていたけど、これほどまでに甘えんぼさんだとは。とにかくどこか体の一部が人間とくっついていると嬉しいみたいなのだ。たとえそれが尻に乗せられた足であろうとも……。 さて、「美女時計」のヤナギの下のドジョウを狙ったのかどうなのか、世に「美男時計」なるものがあるのをご存じだろうか。 「美男時計」は「11:12」「11:13」「11:14」……と一分刻みの数字が書かれたボードを掲げた、多分世間的には美男のカテゴリーに分類されるのであろうアンちゃんたちが、入れ替わり立ち替わりパソコンのモニタ上に登場するという、イケメンだったら国籍問わず胸キュンvだった美形好きな母ならさぞ喜んだろうな、と思わず目を潤ませてしまうピースフルな、同時にいささかウザい時計である。 残念ながら私は母とは違い、同胞美形には男も女も爽やかなまでに興味ナッシング。 だから社内メールで「女子社員のみなさん、美男時計をご存じですか?」とアドレスが回ってきた時も、どんな時計だろうと胸躍らせつつアクセスして、3分後には肩を落とした。 世間でどういう顔がハンサムと呼ばれるのか、程度の情報ならうすぼんやりながら持ってるものの、東洋人ハンサムと非ハンサムの境界線に対する認識は相当に甘い。そもそも若い頃に長州力(レスラー)のプチおっかけやってた人間がメンクイなはずねーだろ……。 そう思いつつ妹ヘボピーに「美男時計って知ってる?」と聞いてみたところ、「知らない」と言うので説明すると、「ふーん、私もハンサムにはぜんぜん興味ないからなー」とのお答え。まったく姉妹揃ってこれだから……。 「けど……」とちょっと考えてヘボピーが言った。「自衛官時計だったらぜったい使うね!」 「そういうお姉ちゃんはどういう時計がええの?」と聞かれて、迷うことなく「外人時計!」と即答する自分がお恥ずかしい。みんなカルバンクラインかD&Gか、ゲイグラビアのモデル的なマッチョ美形なんだよねー。ぐふふふっv うーん、想像するだけでほんわか幸せな気分になってきた。一分おきにボードを掲げた水着男子が続々と……。 ……と想像したはいいものの、1時間=60分x24時間=1440人の美形データを集める労力を思うと、買ってくれるのは一部のマニアに限らそうだね。 <追記>その後ヘボピーから「自衛官時計マジであった!」という報告を受けたので詳細は追って・・・・・・。 |
2010年2月27日(土) もしもギャルど真ん中!ってタイプの娘とカラオケに行くことがあったらどうしよう。でもって爪も頭もケータイも盛りまくりな子だから、当然Jポップを歌うかと思いきや、一曲目がいきなり「んばばラブソング」(パブワくんの主題歌ね)だったらどうしよう! いやー、最近週末は実家で過ごすことが多いせいで、いきなり3キロ太っちまった。平日には嫌々ながらジムで筋トレしてるというのに、週末ですべてが台無しだ。 冷蔵庫は空っぽ、底冷えするから酒で体を温めるしかない我が家を、ロシアのイルクーツクとするならば、フードもドリンクもお好きにどうぞ、暖房をつけなくてもあったかくて、キュートなコッカースパニエルが愛想をふりまいてくれる実家は、いわばモナコかマイアミか。 非ネット環境下にある実家では、酒をちびちびやりながら、家のすぐそばにあるコロッケ屋で買ってきた揚げ物(これがまた美味くてくせものなのだ)をアテにDVDを見る以外には、布団にねっころがって読書、そしてそのまま昼寝へGoするばかり。その生活態度たるや、まるきりトド。 いや、4時間も5時間も寝るのはすでに昼寝とは呼べないよね。目覚めるたびに「ああああ!またしても人生の無駄遣いしてしまった!」と自分に往復ビンタを食らわしたくなるのだが、お布団にもぐって私にピタッとくっついてくるマヤっこのお尻が、昔ながらの湯たんぽの役割を果たし、嫌が応にも安寧へと誘われてしまうのだ。そりゃ肥えもするわなぁ。 そんなんこんなで本日も家でだらだら読書、アンド昼寝。古代ローマの風呂設計士が現代日本の風呂にタイムスリップする漫画、「テルマエ・ロマエ」すごく面白い!おすすめです。 今夜はいったん自宅に帰って着替えてから、顔をこってり厚塗りして久々に行きつけのバーに行こうと決めてたのに、いざ夕方になると電車に乗ったりメイクしたりがめんどくさくなってきてな……。 こういう時の心理って、たしかに最近体調がすぐれなくて出不精になってるせいもあるけど、「不況」というイメージに絡め取られてる側面もあるような。 そういえば、テレビで押切もえちゃんが「テレビとかでぇ、みんなが不況だ不況だって言ってるのを聞いたらぁ、わたしもお金使わないようにしなきゃダメだなぁって思っちゃうんですよね〜」と言っており、今の不況の原因はまさにそれなんだろうと思ったんだ。お金を使うのはどことなくカッコよくないって感じ? もえちゃんほどにはリッチじゃないまでも、私にだってちょっとしたものなら迷わず買えるくらいのお金はあるし、バーでシャブリをあけたとしても、悶絶するほど財布が傷むことはない。 けれども迷ったあげく「やっぱり買わずにおこう」とか、たとえ何か買ったとしても、「やめときゃよかった……」と後悔、いや、後悔どころかゼニを使ったことに対する罪悪感と自己嫌悪すら抱いてしまうのは、「不況でみんな節約してるんだから、自分だけお金使うのは頭悪い人みたい」と思っちゃうからなんだよね。 その結果デフレはますます進行して、自分みたいなただのリーマンすらもが、日本を内需型社会へと誘導したい偉い人たちをイラつかせるのに一役かっている、と想像すると、ヒャハハ〜!もっとイラつかせたれ!という気持ちにもなるというもの。 ま、消費落ち込みの原因は、日本人は大抵のものをすでに所持している、というのが一番の理由なんだろうけど。最低限のものは持ってるんだから、これ以上はべつに要らないじゃん、って。 だから私としては、日本やアメリカといった経済大国に住む人々が、大量消費しない生き方に目を向けるきっかけになったリーマンショック以降の不況は、悪いことばかりじゃなかったのでは、と思いもする。 たしかに私だってロシアのカップルが「もったいない」と寿司バーでのデート回数を減らしたり、ドイツの主婦が「高いから」と新茶を買い控えると困るのであって、消費減退とデフレは巡り巡って自分の首を絞めるものだということも分かってはいるのだが。 ……なーんてたまには真面目っぽいことを考えつつ、これから「バブルでGo!タイムマシンはドラム型」でも見ることにするか。 |
2010年2月26日(金) レトルト食品の袋を開ける時、途中から袋の左右に段差が生じて反対側まできれいに切れず、手にカレーやミートソースがベチャッとついてイラッとくることはないだろうか。 私は会社の昼食用に、ディスカウントストアで78円で売っているレトルト食品を愛用している。それは「ご飯込みでお昼が100円で済んだ!」と節約の快感を与えてくれる反面、レンジ前でセットアップに臨むたびに、この開封ストレスに悩まされることをも意味していた。 だが先日食べたカレーには、袋の切り口のすぐ下にこんな文章。 ……おおお、何という過保護っぷり!こういうのってきっと日本ならではなんだろうなあ。 するとあらら、さすがメーカーが言うだけある。きれいに切れてストレス霧散。みなさんもこれからボンカレーを開ける際には、袋を開けて、途中まで開け、次に反対側から開ける、という方法を採用することをおすすめします。 話変わるが、中華街で見つけたスリッパを、買おうか買うまいかすごく迷っている。 素材はといえば、手を近づけると静電気でバチッ!と火花が散りそうな100%アクリル。色はうっかり漂白剤に漬け込みすぎたような怪しいスーパーホワイト。 けれどこの、中国・深センのスリッパ工場で働く娘さんの、「あー、かったりー!早く帰ってテレビ見たいなぁ……」とつぶやく姿が千里眼で見えるぞんざい商品が、ぞんざいラヴな私の心をわしづかみ。一平方センチあたり200円(末端価格)のペルシャ絨毯を敷きつめた部屋にぞんざいマルチーズを配したなら、さぞかしアンバランスな魅力を放つにちがいない。 なら300円ぽっちさっさと出せよって話だが、300円あればダイソーのスリッパが3足買えると思うとなかなか一歩を踏み出せない。それにほら、すぐ薄汚くなりそうだしバラバラに分解しそうだし、何より足に変な静電気の負荷がかかって体調崩しそうだ。 そんなこんなで中華街に来るたびに、横目で見ながら通り過ぎるマルチーズスリッパ。 でも……もしこいつが半額だったら……。 ……ってことで、国内はおろかイスラム圏ですら値切りが苦手な管理人だが、度胸ためしに「これ、もうちょっとまかりませんかねぇ?」と言うだけ言ってみようかな……って、「3足買ってくれるなら!」なんて意気込まれたらそれはそれで困るのだが。 |
2010年2月25日(木) 「K・K・いれぶん」なるアイドルグループにちょっぴり興味がある。 もし「戦国武将と同時代を生きる姫君」というアングルならば、衣装は「ドロロン閻魔くん」の雪子姫みたいなミニミニ着物にちがいない。アゲハ嬢風味のメイクこってり・目ヂカラしっかりの派手めなお嬢さんたちが♪ハァーンv啼かぬなら 啼かしてみせるわ ホトトギス〜♪などと歌う姿が目に浮かぶ。 だが最近の歴女の台頭を思えば、この「彼」はオタクにとっての「萌えの対象」、いわゆる「干物」の可能性も捨てきれず。 そんな隣の晩ご飯のメニュー内容と同レベルでどうでもいいことを考えているうちに、最後の日記を書いてから丸一週間も更新をサボっていたことに気が付いた。 メールをくださる方々が、時候の挨拶よろしく「体調が芳しくないそうですがいかがですか?」と書いてくれるのを見るたびに、有り難いやら申し訳ないやらなのだが、どうにも体がしゃんとしなくて、これが老いというやつなのねぇ、と無常観にひたるのが最近の日課。 思いおこせば1月に奥歯を抜いたことが、秋口から貧血で弱りつつあった体にとどめを刺したみたい。 雑誌を開けば「フロリダでマナティーウオッチング」のページに目を奪われ、「ああ、癒されに行きたい……三食添乗員付きのツアーで」と夢想する始末。 そういえば奥歯が突然折れたのは年明け早々で、その直前に見た初夢は、己の行く末を暗示するものだったかも、と今になって思ったりして。 どういう初夢だったかというと、道を歩いてると近所のオッサンと愛犬のチワワが、発狂したイノシシに襲われているのを発見!ツカミからして唐突すぎ。 それを見た私はコンビニ強盗を取り押さえる野球部員のように「考えるより先に体が動いて」、スコップを振りかざし敢然と突進!狂ったように牙を突き上げるイノシシを満身の力をこめてブン殴り、荒ぶるケモノはピギャーっと悲鳴をあげつつ退却。 そいでもって私は血まみれのオッサンと共に、ピクピク痙攣している瀕死のチワワを抱きかかえて獣医を捜し回る、というワイルドかつ悲惨なもの。 夢とはいえスコップを通じて伝わった野性の肉体の強靱さは、今でも腕が覚えている。 目覚めた時には「今年の干支ってイノシシだっけ?」とビクついたものの、すぐに寅年だと気付いて胸をなでおろしたのだが……。(だって干支のめでたい動物をブン殴って退散させるなんて縁起悪すぎっしょ?) しかしその翌日に炊きたてほかほかのコシヒカリを食べていると、ガリッ……という背筋が寒くなる感触があり、吐き出せばごはんに混じって真ん中からポッキリ無惨に折れた奥歯が……と、ここに至る経緯を思えば、イノシシ殴打事件はなにかを暗示していたのかも、と思ったりするのだ。 そこで本棚から取り出したのは、「動物シンボル事典」と、片手で持つと二の腕がプルプルする「世界シンボル大事典」。家にナチュラルにこんな本があるのには買った本人がびっくりだが、どうやらずーっと昔シンボリズムにはまった時の忘れ形見らしい。 さてさて、もし「イノシシ」の欄に「生命力」とか「気力」の象徴だとか、あまつさえ十二星座で蠍座のサソリに解剖図における「生殖器」が割り当てられているのと同様に、「イノシシはカバラ哲学においては歯の象徴でもある」なーんてドンピシャなことが書かれてたら、「イノシシを殴る=歯を失う」で、モロに予知夢だよね、とワクワクしつつページをくったはいいが、どういうことが書かれていたかといえば……。 古代人にとって、猪は原始的な力を示し、隠れていた藪や泥だらけの巣から飛び出て突進し、船首が海をえぐるがごとく、大地を掘るのである。英雄達が怪物めいた猪を狩りたて追いつめるという古典的なモチーフには、このイメージがひそんでいるのは確かである。(ジャン・ポール・クレベール) 猪の象徴性は極めて古い起源をもち、インド・ヨーロッパ世界の大部分に広がり、いくつかの面においては他の世界にまではみ出している。この神話は極北に生まれた。そこでは宗教的な権威を表現しているが、これは古代ケルトのドルイド僧やインドの僧侶バラモンが森に隠棲したことと関連するだろう。猪に対立するのは、世俗の権威の象徴としての熊である。(ピエール・グリゾン) うーむ、なんだか分かるような分からないような感じだが、ここは深い森の象徴であるイノシシを撃破=野生の力を失う=食事をしたり辛いときに噛みしめたりするためのパーツを失う=気力&体力減退……と無理矢理こじつけて、初夢は少なからず行く末を暗示していたのね、なんて納得することにしよう。 そんなこんなでヒトとしてGdGdで、ここの更新ペースも当面GdGdかとは思いますが、少なくとも入院とかはしてませんよー、という意味あいでもできるだけいじくるつもりですので、管理人の生存確認のためにも時々チェックして頂ければ幸いにございます。m(_ _)m |
2010年2月18日(木) 国境線を守る兵士の頭上に敵機から舞い落ちるプロパガンダビラのように、核戦争後の世界に降り積もる死の灰のように、来る日も来る日も飽きもせず、我が愛Macのメールフォルダに届けられるエロメールの数々。 E−ROME金獅子賞受賞作「貸したブルマー返してください」に刮目した3年前を頂点として、ウイルスにおびえながらも人差し指が勝手に動いてマウスをクリックしてしまうような、イカれたもといイカしたタイトルは減少の一途をたどり、近頃は「タダであなたの淫乱な願望を叶える!」「彼氏持ち・旦那持ちが一番ヤレる!」「世の中Hな女の子であふれてます」etc、侘びも寂びもあったもんじゃない駄作の山にうんざりしつつ、「すべてを選択」→「削除」にいそしむ日々である。 そんな中、ついクリックしたくなるコピー発見。「失恋でたこつぼ心筋症」。 だが、クリックしたとたん、猫砂をかけて隠したくなるほどありきたりな文面が現れてがっかりした。 まぁこれ以外にもちょっぴりそそられるタイトルはないでもなくて、そういう佳作はマメに「エロメフォルダ」に入れてある。そんな几帳面さを発揮する時ふと心によぎるのは、愛しい少女たちからもらった手紙に番号をふって分類、ニヤニヤしながら保存する、ロリコン教師ルイス・キャロル(不思議の国のアリスの作者)の姿。 「エロメフォルダ」に振り分けられるのは、たとえば「余命一年」のはかなさと「(肉体関係を求める)社長さん」の生臭さみが、渾然一体となって微妙な味をかもしだす「余命1年の社長さんより」。 足を高く組み底意地の悪い笑みを浮かべる女社長(43)と、足元にひれふして涙と汗と鼻水と、その他もろもろの体液で顔をぐしゃぐしゃにした下僕くん(21)の姿が、新井英樹の絵で目に浮かぶ「この小切手に貴方の苦しんだだけの金額を書いていいわ」。 エロメじゃないけど「ふね、うま、じてんしゃ、おーとばい、これなーんだ?」は、お堅くあって欲しい金融機関への信頼が、ガラガラと音を立てて崩れ去るジャパンネットバンクのお気楽コピーで、出動を命じられたNY市の消防士のように背筋がシャキッと伸びるのは「股間にテロ攻撃です!」。 この手の引っかけコピーって、一体どんな人が書いてるんだろうと想像してみると、サイト作成にサクラの女の子役、バイトの面接に夜食の買い出しと、一人で10役ほどこなすエロネット会社の社長さんが、煙草の煙にいぶされたマンションの一室にて、疲れて真っ赤になった目にサンテFXネオをさしながら、珠玉のコピーをひねり出す姿が目にうかんだ。 お隣の晩ご飯メニューと同レベルでどうでもいい、そんなエロメール製作現場に思いをはせつつ、FXのやりすぎで真っ赤になった目にロート養潤水をさすのだった。 |
2010年2月14日(日)
朝起きてテレビをつけると画面に映った「しゅごキャラ!!!どっきどき」。トリプルびっくりマークに「どっきどき」とは。超ノリノリなタイトルにのけぞりつつも、少女達がどういうものに胸躍らせているのか興味がわいて、つい最後まで鑑賞。 いやー、今どきの女の子って、女子力をすこやかに育んでくれそうなアニメがよりどりみどりで羨ましい。しゅごキャラ変身グッズなんかも、お母さんにミシンを使わせなくてもお店に行けば簡単に手に入るしさ。 対して私が小さい頃に見ていたものというと、オープニングからしておどろおどろしい「ウルトラQ」とか、恐怖のパンチは原作に遠く及ばないものの、子供心にそれなりのダメージを残す陰鬱レベルには到達していた「カムイ」とか、手塚治虫の「バンパイア」とか。これでは女子力を育くむどころか、すくすく育て、江戸川乱歩ファン!って感じだよね。 フリフリの戦闘モードに変身した主人公が、「なんだって一度挑戦してみればいいじゃん!失敗したってまたやりなおせばいいんだよ!」と悩める友人をはげましていた、ポジティブきわまる「しゅごキャラ!!!どっきどき」に比べて、主人公がケダモノに変身するという業を背負った「バンパイヤ」ときたら・・・・・・。 社会から疎まれ恐れられた主人公たちが、バンパイア狩りで一網打尽に捕獲され、肉体には忌むべき存在であることを示すタトゥーを家畜のように彫られた上、薄汚い檻に押し込まれて苦痛にうめき、恨みに満ちたまなざしが見上げる月は、哀しみにくれて雲の間に顔を隠す・・・・・・と、タイムマシンに乗って過去にさかのぼり「お母さん、子供にこんな暗いの見せちゃダメだよおっ!」と母に苦言を呈したくなるダークっぷり。 幼少時に何に触れるかは、後の人格形成に大きな影響をおよぼすもの。今「しゅごキャラ」や「めちゃモテ委員長」とかを見ている少女たちは、長じてどういう嗜好を持つ女性になるのだろうか。彼女らの15年後の姿はちょっと興味深いかも。 いやいや、うちの会社では金曜日や月曜日に振り替えます!だって形だけでも渡しとかないとたたりがありそうだし・・・・・・って向きもおられるだろうが、我が社では誰が言い出すともなくナチュラル・スルー。年収激減の今となっては、男も女も義理なんぞにゼニを費やしている心のゆとりはないのだ。 ま、渡す相手がいればチョコ選びも楽しかろうが、今年はデパ地下に広がる野生の王国=チョコ特設会場にも繰り出さず、それどころかスーパーで父のためのガーナチョコすら購入せず。 そんなわけで、引きこもりのまま寂しく過ぎ去る予定だったバレンタインデーだったけど、ウォートラン友から届いた突然のプレゼントークパハネSS→☆で一気にアップした祝賀感。さかまちさん、思いがけないプレゼントどうもありがとう!ハートはしかと受け取った!(違) うーむ、クーパーがプレゼントを渡してくれたからには、私も何かバレンタインらしいことをせにゃ!とおおあわてでトップ変更。素直に服着せときゃいいものの、むかずには済ませられない性分ゆえ、ロメオ君が変態っぽくなってすいません・・・・・・。 次はダッシュでバレンタインSSを、オデッサ→ターナーで(笑)。日付が代わるまで 写真が上手く撮れなかったので、素晴らしさが伝わりにくいが・・・・・・。リッチメン向け雑誌で見つけたものすごい真珠。これだ!これこそ私が求めてたやつなのよーっ!とはやる気持ちを押さえつつお値段を見れば、うぉお?にせんまんえん!? シーザーをギャフンと言わせるために、クレオパトラが大きな真珠を酢に溶かしてぐびぐび飲み干した、という逸話の重みそしてもったいなさをひしひしと感じる。 |
2010年2月12日(金) シワ、シミ、タルミにおびえるオバちゃんたちの駆け込み寺・再春館製薬の化粧品「ドモホルンリンクル」も、主題歌の替え歌♪もし〜も 日本が弱ければ〜 ロシアが〜 たちまち 攻めてくる〜♪の方がオリジナルよりもはるかに有名な特撮戦隊番組「サンバルカン」も、頼まれてもないのに頭の2文字のみでホイホイ変換するくせして、「ミリタリー」は「み・り・た・り・ー」とせっせと全文字入力するまで知らんぷりする憎いやつ。我が携帯の名はW43H。 そんな愛機に「ちぇ」とまで入力したところ、またしてもスパッと要らん変換してくれた。 数十年たった今もなおガイガーカウンターが悲鳴を上げる、かの地の原子炉メルトダウン&放射能ダダもれ事件。 周辺の村ではいまだに双頭の子牛が生まれたり、ガン死の確率けた違いと、放射能の爪痕は深いと聞く。 いや、今の若い子はチェルノブイリと言っても「なにそれ?『ぶい』って感じがなんかかわいーv」なんて返されるかもしれないが、私の世代にとっては9.11……とまではいかなくとも、相当でっかい事件だったのだ……とまで言うとお年がバレバレだけど別にいいや。 チェルノブイリと聞けば、まぶたには今でも騒然とするバイト先のありさまが浮かぶと同時に、私にお下劣なドイツ語を教えてくれたC君のことを思い出す。 「えええぇーーーっ!?チェルノブイリが?!」 思い返せば事件勃発からかなり長い間、ヨーロッパ在住の人たちが雨に濡れないよう死ぬほど神経質になったり、雨水がついた牧草を牛が食べるという理由から、牛乳をボイコットする姿なんかがしきりにニュースで流れてたっけ。 私にとっては前述の通り、チェルノブイリと聞いてまっさきに思い出すのは、日本語ペラペラのドイツ人C君。すっごくキュートでちょっと気になる存在だった。 しかしなあ……気になるなら気になるで、もうちょっとやり方っちゅーもんがあっただろうに……。 私がバイトをやめてしばらくの後、風の便りに「Cの奴、イリーガルな薬の所持で警察にパクられたらしい」と聞いたけど、今頃どこで何をしているのやら。 話が飛びまくったがW43Hのお節介変換のお陰で、忘却の彼方にあったそんなあれこれを思い出して、ちょっぴりしんみりした管理人でした……って、「ちぇ」入力でチェンマイ、チェチェン、チェース・マンハッタン、チェンバレン、チェキラッチョって、やっぱお前の変換の基準、ぜんぜん分かんねえよ!(怒) |
2010年2月11日(木) 今日は祝日、建国記念日。 テレビもCDも消した部屋で聞こえてくるのは雨音のみ……。建国記念日だというのに、国道にはなぜか一台の街宣車すらくり出していないのは、降り続くこの雨のせいだろうか。んなもん気合いが足りんわっ!と心の中で罵倒しつつもこの静寂、PRICELESS。 女子に好まれる甘っちょろいお酒ークリームとアイリッシュウイスキーとカカオがリッチなハーモニーを奏でるベイリーズ(だがあなどるべからす。アルコール度数は17%!)をクリスタルのグラスに注ぎ、ペルシャ絨毯を敷き詰めた部屋で「Lの世界」御用達のアップル印のノートパソコンなぞを叩いていると、自分がやおらゴージャスないい女になったような、ものすごい勘違いワールドに陥りそう。 ……とはいっても、アテは節分の時にまきそこねた豆。モニタ上に浮かびあがる文字は「頭蓋骨の下にナイフを差し込んで脳味噌をえぐる」とか「そんなにケツがいいのかよ」とか「ファックがお得意か」なんだけどさー。うひゃひゃひゃひゃ。 赤んぼじみたテーマソングに尻のむずがゆさを覚えて以来、DVDすらまだ借りてなかったのだが、そうは言えども世界のジブリ。これまで全作見てるからには(あ、「山田くん」だけ未見だわ)こいつも押さえておかなきゃね、とテレビのスイッチをON。 それと同時に登場したのは、ガキんちょが「あ!『チャーリーとチョコレート工場』だぁ!」と指さしそうなしましまスーツに身を固めた、ロングヘアーのハーネマン。まっかっかのデブ魚を、白く麗しい指先でつまみ上げ、アンニュイなおももちで説教を垂れている。 だが、目をこすって見直せば、やっぱり別人。目の下のクマと鼻の高さはどう見ても非モンゴロイドながらも、名前は「フジモト」さん。 うーむ、純和風ですなあ!(涙) ハーネマン愛同志に「ポニョ見てる?ハネそっくりのキャラが出てるよっ!」と指を痙攣させつつメールした後は、「カツラだ、あれはカツラなんだ!」と呪文を唱えて網膜から「髪の毛」レイヤーを削除しつつ、フジモト氏→ハーネマン変換プレイを堪能。 フジモト氏だけではなく、映像も良かったな。さすがジブリ、好き嫌いはあるだろうけど、クオリティー的には安心して見ていられる。 暴風雨の中、魚に模した波が荒れ狂うシーンも好きだけど、水没した街の高い木の梢の間を、古代魚がゆったりと泳ぐシーンは、カンブリア・オルドビス・シルル・デボン期と聞くだけで胸がキュンキュンする人間にはたまらない。きっとあのシーンには、宮崎御大の「萌え」もたっぷり注入されているのではと私は思う。 そんなこんなで「家族愛?ケッ!」と道ばたにツバを吐きそうになるひねくれ者でも、ストーリーがシンプルでメッセージ色が薄いお陰か、素直に楽しめた「ポニョ」。DVDを借りてきて、フジモト氏の繊細な指の動きをもう一回鑑賞しよう。 それにしても携帯で「じぶり」と入力するや否や、「ジブリの、ジブリは、ジブリに、ジブリが、ジブリを、ジブリで、ジブリなど……」とずらずら出てくる過剰な親切って!世間、いったいどんだけジブリに優しいんだ?とちょっとびっくり。 まぁこの携帯、少尉も中佐も伍長も屠殺も変換してくれないくせに、「ども」と入れただけで「ドモホルンリンクル」が、「さん」でソッコー「サンバルカン」と出てくるあたり、理解に苦しむこだわりがあるので、ジブリに優しいのは世間というよりこの機種の特性なのかもしれないけどさ。 |
2010年2月7日(日) ![]() 海の向こうからシルバーの封筒に包まれて届いたばかりの"OUT"を開くと同時に、野獣のような咆哮が口をついて飛び出した。 ケダモノ臭くて当然。こいつは"SPARTACUSーBLOOD AND SAND"の広告だ。おお!「グラディエイター」「300」に続き中心気圧940ヘクトパスカルの巨大ハリケーンが今、古代萌えゲイ&腐女子に襲いかかるのか!? 「スパルタカス」といえばスタンリー・キューブリック監督、カーク・ダグラス主演の映画(1960年製作)が有名よね。 となるとこの映画も凛々しき主人公スパルタカス(一番右)が、アグロン(左から2人目。ローマに捕らわれたゲルマン戦士。タ・イ・プv)やヴァーロ(左から4人目。ギャンブルの負けを支払うために剣闘士に。スパルタカスの「親友」。グヘヘ)らと共にドクトゥール(右から二人目。元エリート剣闘士、今教官)やブタのように肥え太った貴族どもに立ち向かう、強く逞しくそして暑苦しい作品なんだろうなぁ・・・・・・。 "BROTHERS OF THE SWORD, TITANS OF THE ARENA"、なーんて美味しいコピーに胸ざわつかせつつ、心はすでに時空を越えて、来年夏のビッグサイト・映画&洋ドラスペースへと・・・・・・。カップリング的にはアグロンxスパルタカスでいっちょ夜露死苦! しかしちょっと待てよ?この広告、配給会社が書いてない。STARZってのがそれっぽいけど、「STARZをオーダーしたら25ドルのキャッシュバック!」とあるあたりちょっぴりあやしげ。 どうだろう、こういうタイプのテレビシリーズって、日本ではDVD化されそうだろうか?洋ドラファンの皆様、どう思われます? とは言いつつも、嬉しいことにここ ttp://www.themovienetwork.ca/series/spartacus/で第一話が見られるそうなので、動画がサクサク見られる羨ましいネット環境の方は視聴の上、化石的OSのせいでようつべさえマトモに見られない哀れな管理人に、ぜひとも感想をお知らせ下され。 |
2月6日(土) 一週間以上のごぶさたですね。体のねじれに起因する腹の痛みと風邪と貧血のコンボ攻撃で、管理人、半生半死の死にかけ人形。 下腹部の激痛でベッドまで行く気力がなくて、床に倒れたままストーブで尻を焼きそうになったり、距離感が計れないせいで、顔を洗おうとして鼻に勢いよく指を突っ込み鼻血ブーだったりともうヨロヨロ。自分は日本女性の平均以上には丈夫な方だと思ってたけど、気温40度OVERの砂漠でイヤミの「シェー!」をする元気はすでになし。 どんなにタフな兵士であっても、40才も半ばになるとテロリストてんこ盛りのビルに奇襲をかけるのがキツくて、故郷でのんびりウシの世話でもしようかなぁとふと思うもの。私もこれが老化というやつ、しよーがないよね、と素直に己の衰えを受け入れるべきなのだろうか。 いや、思い起こせば「あ、風邪ひきかけかな?」と背筋がゾクゾクしている時に、銭湯に行ったのが間違いだったかも。それも草木も眠る丑三つ時から・・・・・・。 午前11時から翌朝8時までの一日21時間、やる気満々で営業中のY湯は、昼は近隣のじいちゃんばあちゃん、夜中はひと仕事終えて、太股に付着したオッサンの手の脂を洗い流したいお姉さんたちのご愛顧を受けている。 そんなY湯の露天風呂に「あー極楽極楽!」とのんびりつかっていると、4,5才の女の子が私めがけて一目散に近づいてきて、何か言いたげにもじもじしている。 少女が指さす先を見ると、「ケロリン」と広告印刷が入った洗面器の船に乗せられて、一心に救助を待つバービーちゃん。そして彼女が流れ着いているのは、「冷水風呂」(水深1.5m)の一番はしっこ・・・・・・。 それでも「ありがとうございまちた!」と元気よく礼を言われるとやたらと嬉しい。 その後・・・・・・。風邪をひいたかなと思っても、熱い風呂に入ってすぐ寝ればいいと父が言っていた。私も銭湯から帰ってすぐさまベッドに入ればよかったのに!久々に洋書でも買おうかなと思ったのが運の尽き。 一ドル90円を切った円パワーをバックに、「レッド」(コンセプトは赤!真っ赤な布に包まれた裸のアンちゃん大集合)とか、「ダーティーボーイズ」(コンセプトは泥!泥まみれアンちゃんのカレンダー。同好のヒトは多いと見えてプレミアつき)とか、「ハウスホールド・アイドルズ」(「ハウスホールド・アニマルズ=家畜」の連想でソッコー題名買い!)、などなど、ワクワクするような肉体美写真集を心のおもむくままにカートへインするうちに、せっかくぬくもった体も冷え切って、翌日にはくしゃみ連発、顔に斜線を入れたままお仕事する羽目に。 今でもイヤな咳が止まらないせいで横隔膜がけいれん気味だけど、これから「アバター」を見に行かねば。 せっかくのサム・ワーシントン君を青いネコにしちゃうのがもったいないせいで、DVDになってからでも別にいーや、と思っていた「アバター」だが、、「エイリアン2のバスクェスみたいなカッコいい女兵士が出てくるよ!」という友人の報告を受けては見に行くしかない。 男の首を素手でねじ切りそうなマッチョウーマン愛好家として、男の眉間をピンヒールで蹴って即死させそうなマッチョウーマン愛好家である老紳士を誘ってソルジャーチェックにおもむく次第。風邪ひきさんとしては、咳は効果音にまぎれ込ませるよう、せいぜい努力してきます。 |