古代からさまざまな動物たちと深い関わりを持ってきたエジプト。 もちろん古代エジプトの頃には棲息していた野生動物ーカバやワニやライオンは、現代ではその多くが姿を消してしまいましたが、こと家畜については現代エジプトでも食用や農作業用、運搬用として今でもごくごく一般的に飼育されています。 今のエジプトで見ることのできる主な家畜は牛、羊、ヤギ、ロバ。特にロバはルクソールのような大きな街のど真ん中でも疲れた顔でフンを落としながら荷車をひいていたりします。 そのどれもが日本でも見られる動物ですので、べつたん珍しくないといえばないんですが、銀座のママ並みに気のきく友人Y氏は以前、わざわざ家畜写真を撮りにエジプトに来た著名な動物写真家・岩合氏の動物撮影旅行に同行したとのことで、プロの目で見るとエジプトの家畜ってけっこう魅力的なのかなぁと思ったりします。 また旅行中にはほとんど見なかったものの馬やラクダも飼育されており、特にラクダは運搬用だけではなく食用としても普通に売買されているようで、ラクダ市なども開かれているとのことです。 |
![]() カイロのペットショップの店頭でつまらなさそうにふくらんでいたハトカップル。 |
![]() 左はペット用だがこちらは食用。ハト料理は最も有名なエジプト料理の一つなのだ。 |
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![]() エジプトで最も人間の役に立っている動物、それはロバさん。一頭二万五千円くらいで買えるとはいえ、月給数千円の人には相当大きな出費なので、きっと大事にしてもらってる・・・と思う。 |
・・・と思ったら股間でそそり立つ凶器が!!! 「馬並み」という言葉は有名だが、ロバもけっこうなモノねぇvフフフ・・・ |
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![]() ヤギさんもそこらの道端でナチュラルにウロウロしてる。初エジプト旅行の頃は「野良ヤギ?」と喜んでいたものだが、なんのことはない単なる牧夫の手抜き。 |
![]() こいつら、どうも双子のようだ。兄者〜〜〜!! そこらへんに落ちているしょーもないワラくずでも必死で食べていた。きっと好きにさせてあげるからエサは自分で捜しなさいねvという「地鶏方式」で飼育されてるんだろうな。でもモノはヤギ。 |
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![]() ここルクソールでもヤギは必死になっていた。必死でカルナック大神殿のゴミ箱をあさっていた。 |
![]() 羊たちは沈黙して牧夫のオッサンに率いられてゆく。 |
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(写真左)ここにも「はたらくロバさん」が。 王家の谷までの坂の傾斜はきついうえに距離もある。直射日光を受けながら慣れないロバに乗るのはけっこうしんどいらしく、皆さま顔がすでに引きつっていた。でも人がギューギューな王墓の中はもっとキツイ。脱落者が出ないか心配だ。 まぁロバならまだいいが、この坂を自転車で上るバックパッカーも目にするのでどびっくり。よほどの体力自慢でない限り、自転車での西岸観光はやめたがええと思う。 |
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