シャダ萌えエジプト旅行リターンズ<エジプトのケモノたち2>

サッカラにあるメレルカのマスタバ墳の前にいたやつ。
頼んでもいないのにごろんごろん転がって大サービスのご開帳〜。いったいなんなんだこの愛想のよさは?!

うへへ・・・ええチチしとるやんけ。そこまでされるとナデナデせずにはおられないのが愛犬家のSAGA。
姉ちゃんいくつや?へぇえ〜子供のためにこんなとこで働とるんか。若いのに偉いなぁ・・・

私が去ってもまだ腹をみせたままフリーズしていたので駈け戻って再起動。(=ナデナデ)
元気な子を産めよ犬。来年また会おうぜ!と別れを告げる私。振り返ると犬の上には、金色の砂が音もなく降り積もっていった・・・

さて、当サイトでケモノとくればやはり犬
ただ、エジプトなどのイスラム諸国では、汚れた生き物として畜犬の飼育はあまり盛んではないようです。また動物の口に触れるのは不浄だとして、犬を屋内で飼育することもまず考えられないとのこと。うちのマヤっこ(甘えたデブのコッカースパニエル・写真右)がエジプトに行ったらソッコー脱落だな。

今まで数回エジプトに行きましたが、純粋種といえば警察犬として飼われているシェパードの他には、ペットショップやフリーマーケットでダルメシアンやポインターやマルチーズを少し発見したのみ。ペットショップでは写真も撮ったんですが、とりあえず畜犬先進国の感覚からすると、劣悪な環境でかなり可哀想なので写真は割愛。

英国あたりの動物愛護団体の人が見たらブクブク泡吹いて倒れそうな飼育状態(エサとかつなぎ方とか)なんですが、ぶっちゃけ人間の生活水準ですら欧米に比べるとひどい状態の人が山ほどいるんだからなぁ・・・犬に贅沢させられる場合じゃないってのはよく分かる。まぁ私もそれは分かってるんだけどね、店の犬ぜんぶ連れて帰りたくなったのが正直な感想・・・

そんな環境下でも、愛犬家はエジプト人なりにいっしょうけんめい犬を可愛がっているってことは見えてくるんですが、あそこではどこにでもウロウロしているフツーの放し飼いの犬&野良犬が一番幸せなのかなぁ、と思ってしまいます。

遠くにジョセル王のピラミッドがかすむサッカラにて、観光バスを包囲するおもらい犬たち。犬ギライの人にとってはキャーイヤ〜やめて〜!な一瞬。

あお向けになって腹をなでさせていたりしても、バスが到着する音を聞いたとたんに、バッ!と立ち上がって駆け寄る機動性にはいつもながら感心する。

エジプトの犬はかなり高レベルのブサイクが多いのだが、メレルカのマスタバ墳(サッカラ)にいた彼はまぁ男前の部類。目がとび色できれいだった。じっと見つめるとツーンとそっぽを向かれたよ。

サッカラのホモ墓の近くをなわばりにしていた若犬。エジプトでは狂犬病が撲滅されていないので、噛みつきそうな犬には注意しましょう。
彼は紳士的だったものの、体内に狂犬病菌を保有してるのでは・・・とちょっと腰が引ける私。

・・・だのにパンをやると桃太郎の犬のようにどこまでもどこまでもついてきた。エジプトのアエイシ(ひらたいパン)はミルクもバターも使っていないので、機内食のパンはよっぽど美味かったんだろうなあ。

冴えない洋品店の店頭で番をしていたアヌビス耳の犬。警戒心バリバリでガバッと起きあがり耳をぴくぴくさせていた。ツタンカーメン王墓のアヌビスたんもこういう風に仕事したんだろうか・・・まぁ二回盗掘されてるけどな(笑)
反面、左のシロはだらけすぎ。ちゃんと仕事せーよ。

カルナック大神殿の前でふざけまくる犬。
茶色い方が超ハイテンションで私とおっかけっこ。オホホホ〜つかまえてごらんなさい〜!待てえぇ〜このオテンバ天使めえv
ふと我に返ってなんでエジプトくんだりまで来て野良犬とおっかけっこせにゃならんのだと思ったものの、けっこう嬉しいのが愛犬家の哀しさ。

カルナックの前で異業種交流会・・・って寝とるがな!

左の犬は5月にエジプトに行った時も寝ていたが、こいつもまた、いつカルナックに行ってもグースカ爆睡中。お気に入りの場所はアメンホテプ二世祝祭殿前。

「エジプトのケモノたち3」につづく