古代の壁画に住む動物たちについては、のちほど古代エジプト犬考察「犬はともだち」、そして「壁画の国のケモノたち」の項で取りあげるとして、ここでは5月に訪れたギザ動物園に住まうケモノたちについてちょこっと取りあげてみたいと思います。 ・・・とはいえ、5月初頭のカイロはすでに、瀬戸内海の温暖な気候ですくすく育った軟派関西人にとってはかなりキツいホットウエザー。 ↑井戸の中に住むマリクもきっとあこがれたであろうギザ動物園のエントランス看板。 この看板にあるように、貧しい人でも家族サービスをとの政府の配慮なのかどうなのか、入場料はたったの25ピアストル(約5円)。 |
![]() ヒエログリフで「A」の音価をあてられるかの有名なエジプトハゲワシはこんな鳥です。 |
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![]() ここでは多少のお金を払えばシカに菜っぱをあげられるというサービスもやっている。 |
![]() きっとギザ動物園はエジプト少年少女の数少ないお楽しみスポットなのだろう。左のような小さな子から高校生っぽい奴らまで異常なまでのハイパー盛り上がりぶり。 |
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![]() こんなにホロホロチョウ&七面鳥ばっかわんさか詰め込んでもしょーがないと思うのだが・・・エジプト人にとってもこんなトリべつだん珍しくないようで、さすがにこのオリの回りで弁当広げている家族はいなかった。こんだけスペースあったらプール作ってアシカでも飼っとけ。 |
![]() 実はここまでタクシー飛ばしたのは「カイロ動物園には犬猫がいる」という情報をゲットしたからなのだが・・・実際に目にすると愛犬家としてはけっこうへこんだ。まぁ彼等は仔犬の頃からここにいるから慣れてるのだろうが・・・かつて○○動物園でサルーキが飼われており、英国サルーキクラブの会長がわざわざ日本まで確かめに来た時の大騒ぎを思い出したよ。 |
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![]() なにかいいものくれるのかな。オリの向こうから穴があくほど私を見つめる仔犬。 |
![]() これが日本なら間違いなくア○フルの「くぅ〜ちゃん」状態(=衝動買い)だったろう。クソっ!検疫の壁さえなければ! |
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![]() 仔犬のまなざしに後ろ髪を引かれる私の背中を、風に揺れながら優しく見送ってくれたエターナルヒーローズ。 |
![]() 「バカっ!眠るなあっ! 寝るとひからびるぞっ!」 カイロ博物館の名もなき小像。 |