「ヘルシーライフ〜おまけのアレコレ♪」
休日のうららかな昼下がり。のん気にお茶請けの煎餅をかじりながら日向ぼ
っこする黄龍の器は、この家の主人に勧められるまま新たな茶を飲み干し
た。
「うっ?!」
まるで時代劇か何かのように、湯飲みをポロリと落とした龍麻はにこやかに
微笑んでいる如月を見上げた。
「ひ、翡翠??」
「特殊配合飛水家秘伝の薬だよ」
「痺れ薬? なんで……」
「それはまたおいおいと。さ、始めるか」
奥座敷の雨戸をすべて閉め、明るい陽射しをすべて遮断した暗い部屋で彼
は笑った。
にっこりと、艶やかに。
「おーい、骨董屋?」
約束の時間には多少遅れたものの、京一としては珍しくすっぽかさないで如
月骨董店の戸をくぐった。預けておいた愛刀の修繕が終わったからと、取りに
来るように言いつけられていたのだが返事がない。京一は首をかしげながら
奥座敷へと向かい、がらりと障子を開けた。
「……おい」
そこには龍麻がいる。ただし全裸で、目隠しされている上に鎖つきだ。両手
両足を後ろ手で繋げるようにして鎖を巻き、両足はあられもなく広げられてい
る。中心部分はひくひくと脈打ち、すでに白濁した液体で汚れていた。
「骨董屋、ナニしてやがる!!」
龍麻をこんな姿にしたであろう張本人は、平然とテレビを見ていた。彼も裸だ
が、こちらは薄手の着物を軽く肩に羽織っている。
「遅かったな、蓬莱寺。飲むかい?」
茶を出されてむっとした表情を作る。それからチラリと見たテレビに愕然と目
を見開いた。
龍麻の痴態が克明に映し出されている。相手は京一自身で、時おり画面に
映りこむ真神の白いスカートのおかげで、撮影者が美里と知れた。
「なんでてめェが持ってやがる!!」
「もらったのさ。僕が君への取り立てで悩んでいることを知って、気をきかせて
くれたんだ」
「は?」
「君、随分と麻雀のツケが溜まってるんだ。いつまで経っても返してくれないし、
仕方がないから違うもので返してもらうことにしたよ」
「それって……」
「そう、龍麻の身体。昔から博打の借金は女房娘がカタと決まっているからね」
そう言ってゆっくりと立ち上がると、如月は小刻みに身体を震わせる龍麻の
顎に指を当てた。
「龍麻、今日から君の主人は僕だから。いい子にするんだよ」
「ふざけんな如月!! 俺がひーちゃんを簡単に手放すかよっ!!」
背を向けた如月の肩をつかんだが、ひょい、と何かを投げつけられた。何を
投げつけられたか解らないまま、それでもかわすことには成功した。しかし体
が動かない。
畳に突き刺さった手裏剣は、きっちりと京一の影ごと本体もその場に縫いつ
けていた。
「君はそこで見学。その方が龍麻も燃えるみたいだし」
淡々と語る口調は物静かでいつもと変わらないが、よくよく注意して聞けば
声音に微量な怒りが混じっていることがわかる。
如月にとって龍麻は大切な主君である。それを横合いからかっさらわれて、
あまつさえ色々とコトを済まされては面白くない。
今日の如月の目は、完全にイってしまっていた。
「龍麻」
ぞくぞくと背筋を這いずる低い声で囁き、耳たぶを舐める。途端に龍麻の性
器は、先端から透明な滴をもらした。根元にはめられているリングがそれ以上
の吐精を拒み、我慢させられている龍麻の顔に苦悶の表情が浮かぶ。如月
はそこに緩く触れて、さらに刺激を与えた。どうしようもならない不自由さに、身
体を揺するたびに鎖がジャラジャラと耳障りな音をたてた。
鎖を引き寄せると、龍麻の身体はバランスを崩して前のめりに倒れた。ちょ
うど立ちつくす京一の足元に転がる格好となり、膝をついているため秘所が如
月の側へさらけ出されている。
京一は思わず息を飲んだ。喘ぐ龍麻の口元には精液がこびりついて、呼吸
するとそれがいやらしく舌先へ流れる。前髪についた精液も色っぽく、こんな
状況だというのに京一のそこは過敏に反応していた。
「龍麻、欲しい?」
意地悪く囁く如月に、龍麻はこくこと首を縦に振った。
「ちょうだい、翡翠……」
甘えた声でねだる龍麻に、京一は頬を膨らませた。
「おいこらひーちゃん!! お前、俺がいながらなにやってんだよ!!」
「だって……も、我慢できないんだよ……」
荒い息の合間に訴える龍麻が仰け反った。予告もなしで後孔へ、如月が指
を挿入したのだ。水音が部屋に響いて、龍麻は身をよじって喘いだ。
「こんなので気持ちいいなんて、蓬莱寺に相当仕込まれたんだね……」
やや残念そうに呟いて如月は右手で後孔を、左手で性器を弄んだ。同時に
与えられる快楽に、もはやまともに言葉も出ない龍麻はなりふりかまわずに腰
を振っていた。
「翡翠、翡翠!! 早く挿れて!!」
「なにを?」
「翡翠のっ」
「僕のと蓬莱寺のと、どっちがいいの?」
「え……あ……」
「どっち?」
ぐっ、と如月が指を根元まで押しこんだ。
「答えて。どっちのが欲しいの?」
「あ……あ……りょ……ほう」
「欲張りだな、龍麻は」
指を抜き、如月は龍麻に口づけた。腰を引き寄せて自身をそこへあてがう
と、一気に奥へとねじこんだ。そしてそのまま激しく腰を打ちつけ、龍麻を起こ
して京一の下腹部へ口を持っていかせた。
「蓬莱寺のだよ」
「京一……ちょうだい?」
如月が軽く手をひと振りすると、それで見えない戒めは解けたのか京一の身
体がつんのめって前へと移動した。布地の上からくわえる龍麻に、もどかしく
ズボンを脱ぎ捨てる。怒張していたそれを取りだして、龍麻の口へと突っこん
だ。
咽喉の奥まで届くのか、龍麻は苦しげに息を吐く。だが決してそれは離そう
とはせず、むしろ奥へ奥へと誘うように口唇を這わせる。まるで甘ったるい菓
子でも頬張っているようだ。
「ひーちゃん、こっち向きな」
龍麻の目隠しを剥ぎ、とろんと潤む瞳を見つめて口から抜いた。名残惜しげ
に舌を出すその先から、糸を引くように唾液と体液が混じりあい伝う。
ぱしゃりと、顔へかけた。滴るそれを舌で舐めとり、如月に突かれる快楽に
も声を上げた。
「外してぇっ!!」
龍麻の根元を結わえるリングは、今にもはちきれそうになっている。肉が喰
いこんで痛々しいそこに手を伸ばして、京一が外してやった。
途端にそこからはどくどくと、精液があふれだして京一の手を真っ白になる
ほどに汚した。
「あーあ」
京一は汚れた自分の手を龍麻の目の前へかざして、べったりと頬へなすり
つけた。
「ちゃんと舐めてキレイにしろよ?」
京一が言うまでもなく。龍麻は指の間まで丁寧に舌を這わせる。その間も絶
え間なく如月の攻めは続いていて、龍麻の身体は痙攣しだしていた。
「龍麻」
如月が甘く囁いて、ようやく龍麻の中へ放出した。
「僕のも頼むよ」
如月のそれを眼前に突き出されて、龍麻は今まで自分の体内に埋っていた
ものだとというのになんのためらいもなくそれをくわえた。横合いから出される
京一のも一緒にくわえて、口の中いっぱいに二人の性器を飲みこむ。龍麻の
口腔は京一の精液で満たされて、こすれ合うたびに水音がたつ。それを舐め
る龍麻の舌を鳴らす音も加わり、二人のそれはまたも固く屹立した。
「んじゃ、次は俺が」
体勢を変えさせると、京一は正面から抱き合うように龍麻と繋がった。抱えこ
んで膝の上に乗せて、繋がっている部分が如月にわかるようにわざとそこを
押し広げて見せた。
「ひーちゃん、俺のが気持ちいいだろ?」
京一の腹にあたる龍麻の性器は、またもやとめどなく吐き出しつづけてい
る。よほど我慢させられていたのか、龍麻の射精は止まることがない。
「ひーちゃん、俺のこと好きだよな?」
京一の囁きに龍麻はうっとりと首を縦に振る。
「独り占めはよくないよ」
くい、と如月が龍麻の背後から手を伸ばして顎を持ち上げさせた。龍麻の顔
をまたぐ格好で立った如月は、無理やりな姿勢でくわえさせる。
その不自由さも気持ちがよいのか、龍麻は舌を伸ばしてそれに喰いついて
ゆく。
「龍麻、僕のことも好きだろ?」
「うん」
その返事で、京一は口唇を尖らせた。
「ひーちゃん、そういうこと言うと……」
「んぁっ!!」
急に押し倒されて、高々と足を上げさせられた。腰を浮かされ容赦なく打ち
すえられる。呼吸すらもできないような激しさのところへ、如月が口腔を犯すの
だから苦しさが倍になる。
暴れる龍麻に京一が堪えきれず放った。同時に如月も口内へ射精して、三
人はぐったりとその場へもつれて倒れこんだ。
雨戸を開けて、喚起をすると心地よい風が流れこむ。濃密な体液の臭いに
閉口していた京一は大袈裟に深呼吸をして、晴れ晴れとした面持ちで倒れて
いる龍麻を振り返った。
「さ、ひーちゃん帰ろうぜ♪」
「蓬莱寺、龍麻は借金のカタだと言ったろ?」
「バカ抜かせ。もう充分借金分以上にヤっただろうが。チャラだチャラ!!」
「ま、いいけどね」
(どうせまたすぐ借金がかさむんだし)
そのひと言を飲みこんで、それから思い出したように手を打った。
「そうだ、蓬莱寺」
「なんだ?」
「僕以外にも借金してただろ。彼らも取り立てると言ってたよ」
「へ?」
「僕への負け分が一番少なかったんだから、ま、覚悟しておきたまえ」
さぁぁぁ、と顔色の青ざめる京一の傍らで、龍麻はこっそりと笑みをこぼし
た。
(次は壬生かな〜、村雨かな〜。あいつら凄そうだし、ちょっと期待しちゃうよ
な〜v)
そんな龍麻の様子などにまったく気付かず、京一は呆然と自分の借金額を
指折り数えて計算していた。
かづゅみん(殴)浅生さまへ謹んで捧げさせていただきたいと思います。
……って。こんなエロを送りつけてお茶を濁そうとしている(焦)
キレた如月を書きたいと思いつつ、何故かこんなことに……。エ、エロくなってますでしょうか?
エロの神様に旅だたれてしまい、イマイチ裏としては勢いがなくなってしまったのではないかと。
それだけが心残りでっっ!! いつかリベンジのチャンスがきたらもう一度!! また!!
うぅ。こんなんになっちゃってごめんなさい。なのに無理強いしてます←ダメじゃん!!
やや消化不良気味ですが、お受け取りいただければ嬉しいです♪
おまけもステキエロなのです・・・ッ(悦連打)!!
あああ私も取り立ててぇーーーーッ(地団駄)!!!!
如月ったら如月ったら!!
っつーか、ビデオ欲しいです(真顔)。
ぜひ私のオカズスペシャルコレクションに
加えさせて(待て)。
や、もうひーたんもホントに・・・くす。
更なる取り立てのアレコレにも思いを馳せつつ。
本当に有難うございました(愛)!!