<ヘボピーさんの信楽写真> 写真・ヘボピー キャプション・姉

駐屯地祭を撮影するためだけに、私よりいいカメラを持っている自衛隊マニアの妹ヘボピーだが、中学生の頃から犬を撮影するためにカメラに親しんでいた私とちがい、デジイチ(デジタル一眼レフ)に触れたのは、ほんの1,2年前のことである。

撮影をはじめて日が浅い頃に海外で撮った写真なんかは、ぶっちゃけ「何を撮ろうとしたのかよー分からん」状態であったが、さすがに自衛官ばっか何百枚も撮影しているうちにカメラに慣れてきたと見える。
このごろは海外で撮った写真を見ると、私なんかよりずっといかしたショットが多かったりするので、「いいネタを押さえる」という意味でももう一人のカメラマンの存在はたいそうありがたい。

だがある日、自分の写した写真を見ながらヘボピーがぼそっと言ったのだ。「いくら写真とっても、私はただ置いとくだけだもんなあ……。」

そんなわけでフリーブログ全盛のこのご時世に、年間1万円(税別)も払ってサーバーを借りてる姉としては、ちょっとでもMOTTAINAIを避けるため、そしてなにより妹の「撮り殺し」を減らすため、今後、折に触れてヘボピー撮影の写真を拙サイトにて紹介させていただく所存である

じゃ、まず手始めにヘボピーさんがタヌキの里、滋賀県の信楽町に旅した際のフォトグラフをば。

このあたりには昔、遊郭や赤線があったのだろうか……。エロい看板の下でポージングするマッスルマニアのヘボピーさん。
家の鏡の前でもしょっちゅうこうやって己の筋肉をチェックしている。キモい。そして暑苦しい。

ポップな水玉&ハートと背景の赤ちょうちんが己の存在を勝手きままに主張するあまり、浮き世小道は消化不良の二日酔い。

店名からしてコスプレピンサロで間違いないだろう。アラフィフの白衣の天使が接客してくれるかな。

サトちゃんコレクター垂涎の店。創業延享3年、いなよろ!(1746)。
藤木薬局の前についてる「桝屋」がちょっと気にかかる。薬屋の全身は餅屋だったとでも言うのだろうか。

コレクターの多いサトちゃんのバリューを、店主は本当に分かっているのかいないのか。一番下段のがらくた打線がサトちゃんのプレミア感をぶち壊し。

路地でひっそり営業しているかくれ家的な小料理屋?

……と思いきや、違った意味でかくれ家的。中からレジスタンスのメンバーが出てきても驚かない。

ベニスといえばヴィスコンティの「ベニスに死す」。だがこのうら寂れたロケーションでは、点の代わりに丸をつけた方がぴったりくる。ダーク・ボガート演じるお嘆美オヤジも、ここでは死んでも死にきれまい。

自然に、普通に、健康に。ジャパンヘルスサミットのカニトップ!と言われても、実体がさっぱり分からんカニトップ。

赤を使っているところや「栄養補助食品」というあたりからして、多分カニの甲羅から抽出したキチンキトサンうんぬん……というブツかもしれない。

「ご用命はかにやまで」もひっかかる。カニトップが先にあって店を「かにや」にしたのか、「かにや」の作った商品だからカニトップなのだろうか……?
どうでもいいけど、客が食べたあとのカニの甲羅でサプリ作っとったら怒るでぇ。

角を曲がると、はっ!!かにや?!

モロ民家の間に建つかにや。この看板を眺めていると、夕食にはカニどころか、スーパーで売ってるレベルの刺身を出されかねない気がしてきた……。

配色バランスを考えて、キレイに整理された模範的ディスプレイ。この色の洪水、インドの神さまグッズを売ってる店みたい。

今週の「かわいいで賞」はすなっく まういちゃんに決定です!

自分でデコールシールを貼って作ったみたいな「まういちゃん」の微妙なずれ方とか、「すなっく」がひらがななところとか、まういちゃんが黒のラブラドールなのが一目瞭然(それも赤い首輪!)なとことか、そもそも店名を「まういちゃん」にしちゃうセンスとか、どれも店主が天然でやってる感がいっぱいで、もーたまらんかわゆいワー(=´ω`=)

さて、信楽町といえばタヌキ、タヌキといえば信楽町。これからはタヌキで町おこしをもくろむ信楽町のたぬたぬ大行進をご覧下さい。

信楽駅を降りるとテツコ駅長。駅前にはジャンボなどキ○タマ。タヌキの焼き物だってキ○タマだって、大きけりゃいいってもんです。

どこにでもありそうなカントリーサイド・信楽だが……。

町を歩けばタヌキ、狸、またたぬき。人口よりもタヌキの置物の方が多そうだ。

あー、「タヌキ」と打ちすぎてすでにタヌキがゲシュタルト崩壊……。ここまで並べてどうすんねん。

私有地と道路をへだてるタヌキの結界。無理に超えようとするとびりっとくるぞ。

信楽(タヌキ)2につづく

信楽町のマスコット「ぽんぽこちゃん」
町役場のオッサンが適当につけたみたいなこの名前、アホすぎてだんだん良く思えてきた。