セネトとは古代エジプトで最もポピュラーな盤上ゲームで、あらゆる時代のあらゆる階層で愛されたもの。暑いエジプトの夏には、日陰で座って出来る遊びに人気があったようです。

「セネト」とは「通り抜ける」という意味で、危険な升目を避けつつ邪悪な軍勢と闘い、オシリスの陣地に入れば勝ちというゲームだったそうで。

古王国時代から存在したこのゲームですが、新王国になると宗教的な性格が付与され、冥府を巡り、最後には再生を保証される死者のゲームとして、故人と共に埋葬されるケースも目立ってきました。その最も有名な例がツタンカーメンの王墓で発見された四台のセネト盤。黒檀と象牙でできており、駒はファイアンス製でした。

あ!それから今気付きましたが30マス描いたつもりが27マスしかない!正しくは30マス(20マスというものもあったけれども)ですのでお許しを。

セネトのルールは、研究によりあらましが解明されているものの、まだ謎の部分も残されているそうで、盤上のコマはごくテキトーに配置しました。

・・・でもきっとマハ劣勢と見た(笑)