33巻で意気揚々なセト様と疑心暗鬼なシャダたんが魔物狩りにでかけた際、マッチョに担がれお乗りになっていたのはこういう輿を和希チックにゴージャスにしたカンジ。 これは第四王朝のクフ王の母・ヘテプヘレス様のお乗りになっていた輿を復元したものです。 偉大なるファラオのご母堂ってどんなだったんでしょうか?さぞ大事にされたであろうことは想像に難くありません。 それにしても魔物狩に出掛ける時のセト様の肩幅ったら! こんな細い担ぎ棒なんか一発バキっといくに違いありません! |
世界中から訪れる観光客の9割がカイロ博物館を訪れる目的、それがこのツタンカーメンの金ピカマスク。 これは見る機会の少ないサイドからのアングルですが、ファラオのマスクというのはこんなに後頭部が張り出しているものなのですよ。 きっとこの後頭部はつツンツンした髪の毛をまとめて収めるためのスペースなのです。 いつもは優勝セール初日の阪神デパートのようにこみ合っているツタンカーメンの部屋も、閉館5分前にはこんなにスカスカ。 こらぁ!もう閉めるんやからはよ帰れよ観光客ども!>お前もな。 |
これは四方位を守る女神の一人、セルケト様、 頭にお乗せになっているのはウンコじゃなくサソリです。 イシス、ネフティス、セルケト、ネイトの四女神が守護しているこの黄金の箱はツタンカーメンのカノポスの収められた厨子です。 ・・・たしかに至宝、だけど職人がイシス様とセルケト様の立ち位置を間違えるといううっかりミスをしでかしているツッコミどころ溢るる至宝です。 |
これはイシス様の背後に書かれた「正面」を表すヒエログリフですが、職人が合い印を消すのを忘れたのではと言われています。 最後のツメが甘い!と数千年後まで突っ込まれるのはとてもイヤですね。みなさんも仕事のツメはきちんと! |
♪今は〜もう6時半〜だれも〜いないカイロ博物館〜♪(越路吹雪・「今はもう秋」の節で) いつもはごったがえしているカイロ博物館も閉館直前にはこんなに静か。 それにしてもブツが古すぎ&ハクありすぎなので、一人でいるとけっこう怖かったです。物霊とかごったがえしてるカンジでちょっとぞっとしました。 |
「オールユーニードイズラヴ」と唱えた古代エジプトのジョン・レノン(違)アクナートン王はイカレポンチの理想主義者という側面もありましたが、彼のお陰で現れたアマルナ美術は古代エジプトに咲いた美しい異端の花です。 これなど他の時代では考えられない人間の自然な姿を表現している素晴らしい彫像です。 |
美しい〜! しかしこれは3300年前の作品。イームズの椅子より魅力あふれるツタンカーメン王墓の副葬品。 |
「さて、ここでクエスチョンです。復活再生を象徴する意味で墓にも入れられたという、毎日使われていた生活用品はなんでしょう?」 これが少し前の「世界不思議発見」の問題にされていた時には人生の勝者になった気分で勝ち誇って答えました。「まくらだよまくら〜!」・・・野々村誠も同じ答えでちょっとイヤでした。 ツタンカーメンの葬祭用枕。うちのサイトの入り口にも座っている「昨日と今日のライオン」がここにもいます。 古代エジプトの枕はぜんぶこんなカンジですが、これじゃ腰の下に入れると痛くて使い物になりませんね。 |