アスワンのホテルのテラスより。
ルームサービスで頼んだ酒を飲みつつ母なるナイルを眺め、テラスに出したテーブルでペンを走らせた。

「フフフ・・・イヤと言ってもここは正直だぞ」(byシャダ)本場にて美しく花開くシャダマハ妄想。

ナイルパワーのためかシャダがいつもの5割り増しで週刊ポスト風攻めオヤジと化し、結果原稿はボツに・・・

今度はカリシャダで試してみることにしよう。

同じくアスワンのホテルより。
たまたま開催された「ナイル川納涼花火大会」。
自分の地元の「ミナト大花火大会」をゾウとするならば、こちらはコクゾウムシ程度の規模だったのだが、これを見て胸躍らせているアスワン少年少女の汚れない瞳を思い浮かべ余計な言葉は胸にしまった。

それにしてもエジプトくんだりまで来て地元と同じ光景を見せられるとは・・・自分がどこにいるのか見失いかけた一瞬。

ナイルでファルーカに乗って川遊びをした。
ファルーカとはここにも写っている小さな帆船である。

船は古代エジプトに於いて中心的な輸送手段であった。
五百トンのオベリスクでさえ船で運んでしまう古代エジプト人。今さらながら「アンタらよーやるわなぁ」というカンジである。

ルクソールのホテルから臨むナイルの夕暮れ。眺めていると日はあっという間に落ちていった。

太陽が沈む西の空の下は死者の国であり、ゆえに王族や貴族はナイル西岸に葬られた。

カイロの高級ホテル14階の窓から臨む朝もやのナイル。

はっきし言って大阪の淀川に見えた。
何でも脳内で大阪変換するのは関西人の悪いクセだ。

やはりナイルはもっと田舎で見る方が味わい深い。

同じ窓より夜のナイル。
今度はちょっと大阪の道頓堀に見えた。
グリコの看板がないのが残念だ。

眠いのを我慢して、ナイルを見ながら日本へ手紙を書いた。

「たかはしせんせい、えじぷとよりしつれいいたします」
宛先は東京都千代田区一ツ橋・週刊少年ジャンプ編集部。