めばえ コレクション#2 ドクターK 20代 女 カウンセラー

世の中にはいろんなものにエロを感じる人がいるでしょう。マダムの依頼によりエロの芽生えを書くことになった私ですが、つい先日偶然にもよく行く日記サイト様でこんな一文を目にしました。

その方もなににエロを感じたのかを書いていたのですが、その方のは忘れてしまったのですが、その方のご友人は仮面ライダーが手術台に縛られて改造されるシーン(もちろん最近のものでなく、一文字隼人です)
でエロスの芽生えを感じたそうです(笑) 大人が考えてもいないシーンで感じるエロス。私も自分の幼い頃を紐解かないわけにはいかないでしょう。なんだか思い出したくないとしても(笑)

さて私は日頃から流血や縛りに萌える(エロく感じる)と公言していますが、それが一体どこから派生したのか自己分析してみることにしました。

高校生? 確かに魁男塾に素晴らしいものを感じましたが私の感性は完成されているようです。

中学生? なにかドラマで縛られて痛めつけられ、水を割れた陶器から犬のように飲むシーンで萌えた記憶がありますが、すでに私の感性は同一です。

…小学生?
イヤな記憶が蘇ってきました。すでに変態と公言するかのようです。ここまでで濃い匂いがしているでしょう。エロを感じたのは20歳ぐらいとうそぶけば良かったか。しかしそんなこと誰も信じてくれないに決まってます。

それは小学生の頃でしょう。まず暗い水の底にあるような記憶、そこに浮かんでくるのはもうタイトルも覚えていない漫画の一ページです。
暗い林の中、幼い子供二人を連れた女性が宿を探しています。雨が降って嵐だったと思います。7才ぐらいの娘があかりを見つけて駆け出したとき、にわかに落雷が!!
その子供は真っ黒焦げになって死んでしまいます…

書いているだけでイヤになってきましたが、確か私はここを何十回も読んだ記憶があります。まああとのストーリーは悪魔と契約してその少女が復活するのですが、そこには興味がなくてその冒頭のシーンを何度も何度も… 私変態ですか。

たぶんそれがなにかの切っ掛けでしょう。次に記憶に残っているのは高階先生のマンドラゴラ。現在も某誌で連載(多分)コミックスも出版されている高階先生お気に入りのテーマなのですが、
マンドラゴラという独特の植物がありましてそれにはあらゆる願いを叶える力があるそうです。その力を得るためには契約者の「血」が必要で、「血」で契約すると、その人の望む人間の姿に変わって仕えてくれるというファンタジー仕立てのネタでございます。現在はマンドラゴラは少女の姿をし契約者は男性ですが、私が読んだ当時は契約者は少女でマンドラゴラは美声年でした。
美しい青年が主人公の血によって契約され、そして下僕のように一途に仕える。炎からの再生復活とか、もう皆まで語るなと言わんばかりです。ネタもこれまた…で、姉の恋人を殺して浴槽で育てたり。当時マンドラゴラを一生懸命読んだ記憶があります。ああ、これまた繰り返し…

そして最後に親切な友人が「いいの」とルンルンで貸してくれた闇のパープルアイ
もう説明する必要もない作品です。わかっていただけましたでしょうか、私のエロスが。

しかしこんなエロス話、マダムの手で消去されることを祈るばかりです。が、まだジャンヌダルクごっこをして火あぶりでエロスを感じたとかよりきっとましですよね。でもその方が高尚なような気がする… う、うう、合い言葉は変態、私が一番まともだと固く信じて送ります。きっともっと凄まじいネタがあるはず。

(左)参考図版

マンドラゴラ(マンドレイク)の「男」と「女」

「マンドレイクの名で知られる植物は動物の王国の国境に位置する。引き抜くと声を上げるからだ。この叫び声を聞いた者は気が狂う。(中略)『ユダヤ戦記』最終巻でフラウィウス・ヨセフスは、訓練した犬を使うことを勧めている。この植物を掘り出すと犬は死ぬが、葉は催眠剤、緩下剤、その他いろいろ不思議な効用がある。」

(ホルヘ・ルイス・ボルヘス「幻獣辞典」より)