2009年8月31日(月)

現在31日00時30分。ほぼ全てのチャンネルが選挙速報で大フィーバーの昨日〜今日、民主党の獲得議席が270に到達し、過半数はもとより絶対安定多数ラインをも越えたと報道していた。このまま行けば日経で読んだ予想記事どおり、300議席OVERになるのだろうか。
為替に左右される職種につき、この結果を受けて明日のドル円がどっちに振るのか心配でもあるものの、ここまできたらいっそH2ロケット成層圏突破の勢いで議席を増やし、手はじめに天下り役人をターミネートして欲しいものだ。

それにつけても「絶対安定多数」って言葉、なんか無駄にカッコいいよね。絶対音感、絶対兵器、絶対君主、絶対安静、絶対可憐チルドレン、絶対麗奴もとい零度・・・「絶対」の持つゆるぎない安定感の前では、思考停止して全てをゆだねることを求められている気分になってくる・・・・・・。

話は変わるがミキ家ベランダ在住のクモ。ふと見ると「先代の死骸」と思っていたものが二つに増えていた。どうやらアレは死骸ではなくて、脱皮したあとの抜け殻のようだ。

そう分かってまじまじ観察すると、心なしかサイズが大きくなっているような。虫をおびき寄せるために鉢植えの花を買い、ウジやサナギと触れあうリスクをおかして、クモの巣の下に生ゴミの袋をセットした努力がむくわれて、栄養を摂取できたクモに脱皮するだけの体力がついたのなら嬉しいけれどな。

それと同時に自分のおひざもとで二度も脱皮してくれたからには、もっと長く生かして越冬もさせたい気分になってきた。
だがそうなると室内の水槽にでも移動させて、安定的にエサを供給してやる必要がある。生ゴミに勝手にわいたハエはまだ我慢できるけど、アグレッシブにウジを飼育するなんてイヤ、絶対!

そんなささやかな悩みを飲み屋のカウンターでおもむろに持ち出したところ、「外に持っていけばいいじゃないスか」と友人C嬢即答。うーむ、そう言われれば確かにそうだ。今までなぜそんな簡単なことを思いつかなかったのだろう。ひょっとすると自分は自分で思ってるよりかなりバカなのかもしれない・・・・・・。

そんなわけでおとといはクモとのお別れ会。
2時間前までキュウリの酢漬けが入っていたネスカフェエクセラの空きビンに追い込もうとしても、のろのろとしか動かなくてぜんぜん入ってくれないので「あれ?思ったより弱ってる?」と不安になりつつも何とか採取。

どこで放すべきかものすごく迷って、はじめはさも虫がブンブン集まりそうな会社そばの花壇にしようかと思ったものの、市の中心部に植えられた花は定期的に入れ替えされている。巣が壊されては元も子もないので、あまり手入れされてなさそうな、それでいて虫はいそうな公園の植え込みをセレクト。

ビンをひっくりかえして葉っぱに乗せると、戸惑ったかのように、もしくは別れを惜しむかのようにしばらくじっとしていたが(実際には確実に何も考えてない)、やがて長い足をすいすい動かして葉っぱの裏に消えていった。

クモのことを書いた日記を読んでTさんが、「外国ではゴッサマーといって、小さなクモの子たちが糸を出し風に乗って旅立つ日?そういう気候が確かあります。いつか管理人さまのベランダのクモも、風に乗って旅立つのかもしれませんね」とメールを下さったが、別れは思ったよりも早くやってきた。
ゴッサマーに見送れなかったのはちょっぴり残念だが、できるだけ長く生き延びて晴れた秋の日に空中浮遊して欲しいな。


<メルフォお返事よーん>

Tさま・・・トップの気遣い溢れる二人、和まされます。犬のお尻に抱きつきたくなります・・・・・・。

ありがとうございますー!私的にはハーネマンの10代はかなり気苦労が多かったと睨んでいるのですが、そんな彼の横には優しい犬猫がいて、ヒト以上に細やかな情愛を示してくれたのではと妄想しています。

それからクモとはお別れしました。ビンに入れようとしても動きがトロかったので、本当にハエ作戦が成功していたのか不安になりました。Tさまには「かなりの絶食に耐える」とは伺っていたものの、ベランダよりも公園の植え込みの方がまだ捕食に適しているはず。「やだー!キモーイ!」とギャルをおののかせるほど巨大に成長して、いつかまた我が家のベランダへ帰ってきて欲しいものです。

クモ型生活のお父様の話も身につまされました・・・うちもそういう問題アリアリですよ(一番下の妹が)。まったく世の中には色々あるものですね。「幸福な家庭はどれも似たようなものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれ不幸である」というトルストイの言葉を思い出しました。

マンドラゴラも植えてみたいですー!「一旦枯れて冬に復活する多年草」って不死鳥のような生命力が魅力的v

2009年8月30日(日)

マヤっこ毛刈りビフォー

アフター。若くなった。

スベスベマンジュウな尻をこっちに向けて寝ている。「マヤ!」と呼ぶと尻尾をちょっとだけ振ってくれるよ。

「今日はべつに実家に帰ってこなくてもいいよーん」とヘボピーに冷たくあしらわれたので、丸一日引きこもり生活。
あーワルキューレごっごしてぇ!誰か一緒にやってくれないかなぁ・・・などと考えてもムダすぎなことを考えつつ、ペルシャ絨毯をヤケから守るため、カーテンを固く閉め切り明るい日の光を拒絶した部屋から一歩も出ずに、ウジ虫のようにごそごそしていた。

え?「ワルキューレごっこ」ではお前は誰の役をやりたいんだって?そりゃあヘフテン中尉に決まって・・・と言いたいところだが、やりたいのはなぜか国防軍最高司令部の通信部門トップ、メガネの豊満系・フェルギーベル将軍。
ヒトラー暗殺計画に噛んだはいいものの、最後まで決意がグラグラして心は暴風雨状態。大本営で落ち着きなく目を泳がせながらタバコをスパスパふかすのだ。見ようによっては一番情けない役回りだけど、どうしてだか彼には一番親近感を覚えるんだよねー。

・・・と独り妄想プレイをしつつ、半日かけてパソコンの掃除ーメールフォルダの整理がようやく終わった。
私は人とやりとりしたメールのほとんどに日付を振り、きっちり分類・保存している。掃除洗濯は嫌いだけど、データの整理保存については意外と几帳面なのだ。

一通一通メールをチェックして、宛先ごとに分けたフォルダに分けていると、手紙の整理に神経質だったというビクトリア朝の数学教師・ルイス・キャロル(不思議の国のアリスの作者。鉄板ロリコン)の気分になってくる。
キャロルもこうして愛する少女達からもらった手紙にひとつひとつナンバーを振って、「この時のリデルちゃんのワンピ、可愛かったなぁ」とか「クレアちゃん、ちょっとお姉さんになったね、ふふふ」などと記憶をトレースしながら大切にしまったのだろう。

自分も古いメールを整理しつつ読み直していると、さまざまな人たちとの邂逅が胸によみがえって懐かしくなる。
また、多くのメールの中で母の病状について触れており(皆さんすいませんでした・・・読み直すとどれもこれも愚痴全開ですわ)、去年の5月にはすでに、それ以上の介護生活を続けるのが無理だったんだなと痛感した。

母が遠く離れたホームで寝たきりになってしまった今、あともうしばらく自宅介護していたら、アルツハイマーの進行は遅れたんじゃなかろうか?私たちはもっと我慢するべきじゃなかったのか?と家族みんなが悶々としているのだが、去年のメールを読み直すとそれはどう考えても無理だったと分かって、ほんのちょっぴりではあるが気が楽になった。
今だからこそあれこれ反省して憂鬱になりがちだけど、去年の5月〜10月には父も私もヘボピーもマヤでさえも、精神的にすでに限界だったんだ。

それでもやっぱり母のことを考えると暗くなる。頭では「あれ以外に道はなかった」と分かっていても、この世で一番大切な人がどんどん衰えてくるのを目の当たりにすると、どうしてもうじうじしちゃうものだよね・・・・・・。

・・・と言ってるそばからダウナー系。いかんいかん!ここは気分転換のため、買ったばかりのプレステ2(NEW3も出るというのに今頃・・・)をセットして「風色サーフ」をブチ込んでプレイを始めよう。

WiiもプレステもXボックスも、サターンもファミコンも無論マジコンも持ってない人間がプレステ2を選んだのは、「超兄貴」以来20年ぶりに買ったソフト(よりによって恋愛シュミレーション)をやるためだとは、大丈夫か自分?って感じだが、友人がこのゲームのムック原稿で死にかけ人形と化していると聞き、何となく興味を持ったのだ。

だけどぶっちゃけ残念ながら、公式サイトを見る限りでは告白したい男性キャラはゼロなので、手始めにレストランの女将を口説いてみるか。

近頃あちこちのオバちゃん向けショップで見かけるデザイン。ネックレスとベストは描いてあるので不要です。いっそただの黒の方がおしゃれでは・・・とツッコミそうになるが、これも消費不況に咲いたあだ花かもしれないので黙っておく。

2009年8月29日(土)

南千住・山谷のドヤ街で見つけたそこはかとなく悲しくなる電柱の落書き。一種のニックネームだと思われるが、一体何があってこんなところに殴り書きしたのだろう?少なくとも書いたヒトが幸せいっぱいの気分だったんじゃないのは確かだ。

さっきテレビをつけたら初めて見る少女向けアニメをやっていた。ラスト5分を残すのみだったのでキャラ設定は明確には分からないものの、どうやら主人公は顔も性格も成績もいい、しかしかなりハイレベルのドジっ娘につき、同性から嫉妬が詰め込まれた熱追尾ミサイルを食らうこともないという、神に愛されし無敵の少女。魔法のパワーがあるのかどうかは謎ながら、話の流れ的におそらく普通の女のコかと。

へえぇ、最近は魔女っ娘ものじゃなくてこういう普通の生活を描いた作品もアリなんだー、と興味津々で見ていると、成人の欲望をそのままティーン世代にドラッグ&ドロップしたような生々しい題名が判明してムチウチになるほどのけぞった。

その題名とは「極上!めちゃモテ委員長」、関連グッズ販売はコンマイさん(笑)。
今の子供はこんな若い頃からすでに「モテ」を意識しているとは、ハタチ過ぎて初めてカレシができた人間にとっては軽くショックだ。

「モテ子になるためのおさらい」では「大ぶりのアクセをコーディネイトするとゴージャスに見える」etc、アラフォーがマネしようものなら、鶴橋のホルモン屋のオバちゃん(年商1億)とイタリアマダムの岐路に立たされそうなアドバイスが紹介されていたりと、少女たちがいかに自分を愛らしく見せるかを血眼で競い合う姿を思い浮かべて微妙な気分。

ま、「極上モテ子になるためのモテ☆テク」のコーナーでは、「なんでも自分でデコったら可愛いよ!」と画面に映し出されたのが三角定規と分度器で、このあたりはまだまだ子供だねーとオバちゃん何となくホッとしたのだが・・・・・・。

今日のお話は、恋心を上手く伝えられない主人公が、大好きな少年とはじめての1対1デートに出かけるシーンでシメ。
せいいっぱいのオサレをしてルンルンで(死語?)待ち合わせ場所に向かったはいいが、ドジな主人公はきっちり階段に足をつっかけて転倒寸前。顔面強打する寸前に王子さまの腕につかまって「あ・・・ごめんなさい・・・」(赤面)。つかまれた少年も頬を赤らめつつ「そのままつかまってろよ・・・委員長はあぶなっかしいからな!」(ぶっきらぼう)

そんな若さいっぱいのお約束シーンに、くぅうおぉーーっ!青春やなーっ!と悶絶すると同時に、「さっ、映画に遅れるぞ」と歩き出した少年が向かった先が『意志の勝利』(※)上映中のミニシアターだったらおもろいのに!グヘヘ」と想像して独りで吹いていた自分は相当ヒマ人かもしれない。

・・・と書いてるうちに「極上!めちゃモテ委員長」がものすごく気になってきた!これからしばらく土曜の朝はこれを見て、モテ子になるためのおさらいにいそしみたい。

「映画史上最大の問題作」とインパクト満点なコピーで紹介されることもあるレ二・リーフェンシュタール監督作品。国民社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)ニュルンベルク党大会の記録映画。

先日見てきたばかりなんだけど、特殊な作品だからそれほど混んでないんじゃね?とギリギリに行ったら大間違いのこんこんちき!ヒトラーにかぶりつきの最前列が2つ残っていたのみだったのでヤバかった。そして作品もいろんな意味でヤバかった・・・・・・。誤解を恐れずに言わせて頂くならば、10万人のSSと突撃隊が広大な広場を埋め尽くし点呼するシークエンスには、そりゃ当時のヒトも燃え(萌え)て当然だわな・・・と素直に圧倒されたな。

同じく山谷にて。何かを売っている店だと思われるものの、固くシャッターを閉ざしており詳細は不明。瀕死のミミズが悶絶しているような字で「ショップのご案内 12時半〜5時15分 ー夕食休みー 6時15分〜11時」とあるけどなんかハンパな営業時間。「夕食休み」を取る店も珍しい。「只今食事中」の札が掛けられているのは元・郵便受けだろうか?

一体なんの店なのか気になるので、今度行ったら12時半〜5時15分の間に調査に向かおう。

2009年8月28日(金)

ワンフェスで発見したサンダ対ガイラ。特撮モノの怪獣というよりむしろ鶴橋のホルモン屋のオバちゃん。店の売り上げをちょろまかして住之江競艇に行った旦那におしおき中。

夏バテ気味の管理人を励まさんと、Sgt.Mich Hanemannの代理でSさんがプレゼントを贈ってくれたよ。封を開けばそこには「ウジ虫野郎、逝ってこい!」みたいなサージャントからの心温まるメモが添えられた、屋内サバゲー施設の体験カード。へぇーっ、最近はモノの代わりに「体験」を贈るのが流行ってると聞いたことあるけど、こんな特殊な施設まで登録してるんだね。

感心しつつリーフレットを見ると・・・ギョヘーッ?!独りで参加する場合にこのカードで選択できるのは「サバイバルゲーム体験ソロ5時間コース」。サバゲー初体験のその日からいきなり5時間逝ってこいってことっスか?そいつはかなりキツいっス!

リーフレットには「コンピューターによって2つのチームに分けられ、生き残りをかけて撃ち合います。ただ撃ち合うだけではなく、相手を翻弄する判断力、作戦を実行する度胸、最後まで戦い抜く体力など、様々な能力が要求されます」なんて書いてあるけど、そんなもん定年を間近にひかえた市役所の戸籍係(趣味は将棋と割り箸の袋コレクション)にいきなりデルタフォースの隊員になれと言ってるようなもの。

同じチームの人の足を引っ張ることを恐れるあまり4時間55分ビクビクしながらブッシュに潜んで、終了5分前に「キェェエーッ!」と奇声を発しながら狂った猿のように突進→あっさり射殺される己の姿が目に浮かぶ。
だいいち5時間もトイレがもつか心配だ。あるの?屋内サバゲーにトイレ休憩って。山の中ならいざ知らず、屋内ではレディーがプレイ中にパンツおろしちゃアカンでしょ。

・・・と色々脳内シュミレーションしてみたものの、たとえどれほど前向きになろうとも、ぜんぜん知らない人たちの足を引っ張るイメージしか湧いてこない。
かくなる上はSさんに関西出張をお願いして、講習1時間プラス実践2時間とヌルめの「体験ペアコース」に付き合ってもらうしかなさそうだ。

おもちゃかぼちゃとくつろぎのひととき。ケツの下にはその強靱さゆえに「アイアンカーペット」と呼ばれるビジャーの絨毯。先日のパーティーの際、絨毯屋の社長の自宅用を無理言って譲ってもらったんだぜ。

おもちゃかぼちゃは今頃からハロウィンにかけて店頭に並ぶものだが、目にするたびに今は亡き愛犬イリのことを思い出してつい買ってしまう。

それは友人Kさんがうちに遊びに来たときのこと。何を考えたのかイリがやおらKさんのワキの下に鼻を押しあててクンクン匂い、それからテレビの上に置いてあったおもちゃかぼちゃもクンクン。一瞬何か考えてから狂ったみたいにはしゃぎだしたのだ。
あの時のイリの妙な顔、昨日のことのように思い出されてひどく懐かしい。一体何を考えてあんなことしたのか、犬の心は今もって全く謎なのだが。

2009年8月24日(月)

Rさんが「ミキさんへの土産はこれしかないっ!」と買ってきてくれたのは、着ぐるみ着用のスティッチ&スクランプ。二つはしっかり結合している。
正面から見るとわりかしまとも。ギリギリ可愛いとも言えるんだけどねえ・・・・・・。

一体どこから突っ込めと言うのだろう。こんなシュールなものが公式デズニーグッズとして日の目を見たことに驚きを覚える。キャラとして十分濃いスティッチを寝起きのラクダで包むことによってカオスが生じている。

背後から見ると普通にキン○マ。携帯からぶら下げておいて、上司に叱られた時やFXで大損こいた時にはこれをニギニギして心癒されよう。

「ね?キン○マでしょ?」「ホント、キン○マやねー」「店でこれがずらっとぶら下がってた時には『キン○マだぁー!』と思いましたよ」
飲み屋のカウンターでキン○マキン○マ連呼するのもレディーらしからぬ振る舞いだが、あまりにものシュールさに羞恥心も忘却の彼方。

ホンマ、このキン○マをデザインした・・・いやむしろこの企画を通した責任者の顔を拝んでみたい。

「ワルキューレ」のパンフレット。メラカッチョいい!!

トム版「ワルキューレ」、先週東京で見たばかりなんだけど、地元の映画館にもかかったのでまたしても見に行った。

ゴールデン・ボーイ、X−MEN、スーパーマンリターンズ、そしてこのワルキューレ・・・シンガー監督作品はどれを取っても「うひょーっ!カッコいいーっ!」と絶叫したくなるシーンが山ほどあって大好きなのだが、それはきっとシンガーさんと私の萌えのツボが同じだから。

スーパーマン・リターンズを見た時には、シンガーさんてば単にブランドン・ラウスを美しく撮りたかっただけじゃね?と思ったけど、ワルキューレでも監督は思いっきり萌えながらお仕事してたと思う。

登場するのは男!男!男!そして軍服!また軍服!もひとつ軍服!そんな映画を撮って楽しくないはずがない。シンガーさん、さぞかし幸せだったろうなぁ・・・・・・。

私がシンガーさんに躍らされたシーンは多々あるが、いくつか挙げるとまずは映画の冒頭あたりで飛行機を出迎える将校たちの足元が映る場面。ピカピカに磨き上げられたブーツを、カメラがねっとり舐めるショットはブーツフェチには失神モノ。シンガーさんも絶対ブーツ好きだと思う。

警備大隊の隊長レーマー少佐が、屋内プールで泳ぐ姿を上方から捉えるシーンもワンダホー。鮮やかな水の青と白い波、プールの底に描かれた鉤十字の白x黒のコントラスト、そこへレーマーの肉体美が加わってなんとも豪華なハーモニーを奏でているのだ。
レーマー役のトーマス・クレッチマンはオリンピック出場の水泳選手だったというから、さすがシンガーさんお目が高いわぁとニヤニヤ。

でもってダントツで好きなのは、ワルキューレ作戦の発動後、ベルリンの警備大隊がSS総本部に突入するシーンだな。
夕闇が近づいて少しブルーグレーがかった光の中、鈎十字の旗が林立する間を兵士たちが駆け抜けるのを上方から撮ってるんだけど、ここでも鈎十字の3色と背景のグレーの対比の美しさに息を呑んだ。

腐女子的には少佐とヘフテンが、ヒトラー暗殺に使用する爆弾をセットするシーンに注目したい。
「着替えをしたいから」と大本営の一室に二人で入室。あせりまくって爆弾をセットするんだけど、途中で「総統がご到着でっせ」と他の将校が入ってきそうになったものだからもう大変!
ガッ!と扉を足で押さえて全身でヘフたんを隠したりと、ものすごい慌てっぷりなのが怪しすぎる。お前らそんな狭い中でごそごそ何やっとんねん・・・と内心腹を抱えて大笑い。

そうだ、ヘフテン君といえば、銃殺シーンのテレビ版との違い。
テレビ版ヘフテンが銃殺に処せられる少佐の前にスローモーションで駆け寄るのに対して、トム版では大股で歩み寄って無言のままただ見つめるのみ・・・・・・。これは一番初めに見た時には、表現を押さえすぎてなんかシンガー監督らしくないなあ、なんて書いた記憶があるが、あれは完全に私の思い違いだったよ。
あのストイックかつ切ない愛情表現こそ、シンガーさんが望んだものに違いない。そして見れば見るほどトム版のヘフテン君の抑制されたエロティシズムは、少佐が好きで好きでしょーがない子犬みたいなテレビ版ヘフテン君とはまた違った良さがあるのだよ。

そういう感じで3回目を見てようやく全面的にお勧めできる自信がついた。渋い男と軍服と、赤x白x黒のSM的カラーリングに萌える向きは迷わず見とけ!それもできれば映画館で。清い心で見ても邪に見ても、一粒で二度美味しい映画です。

2009年8月22日(土)

くぉぉおーっ!なんかやたらとバタバタするっ!
現在土曜朝10時。実家に帰るまでのあと5時間はサイトを更新したり洗濯したり、多少は心のゆとりをもって自宅の用事を片づけられると算段してたのに、さっき唐突に「これから西方面に行く用事があるから、実家に帰るのなら車に荷物積んで送ってあげる。ランチもおごるよ?」との友人からの電話。

えぇーっ?そんな急に申されましても・・・という言葉が喉元まで出かかったものの、せっかく声を掛けてくれたことだし、ベトベト暑い中を一升瓶その他、身長が縮むほど重い荷物を坂の上の実家まで運ぶ労力は想像しただけでうんざりくる。
それを車で運んでくれるなら乗るしかねえ!と掃除洗濯はあっさり放棄。「じゃあ一時間後に迎えに来てよ」と答えていた。この調子だからいつまでたっても家が片づかないんだよな・・・・・・。

明日は明日で開催日すら知らなかった大阪インテのイベントに、なかなか会えない友人が来るからいっしょに晩ご飯でもどう?と突然のお誘いがあったので、脳味噌フル回転で時間調整中。Rたんとは積もる話もあることだし、何とかして会いたいのお。
結果的には会えなかったものの、おとといも唐突に秋田の友人から「明日そっちに行くんだけどどう?」と連絡があったりと、突然モテモテウェーブに巻き込まれて右往左往。

そんなわけでぼちぼちお車が到着いたしますので、日焼け止めをこってり塗って出かけます。
あ、さっきベランダに出てみたら、くだんのクモはまだ生きてて一安心。巣にコバエの死骸はなかったから、生ゴミ作戦は成功しているのか否かは気になるのだが・・・・・・。それともクモって体液を吸った虫の死骸は巣の下に落とすのだろうか?教えて!虫に詳しいひと!

そして巣を構成する一番短い糸の部分は、計ってみると中心から30センチ、長い部分は1メーターどころか2メーター近くあった。すごい努力だがはなはだしくバランスに欠ける巣だ。
長辺のはしっこを無理して物置にくっつけてあるものだから、観葉植物にやる水をくむのに、体を乗り出して無理な姿勢で蛇口をひねらなきゃならないのはものすごく迷惑だ。
ブチっといってもいいようなものだが、クモの努力を踏みにじるのも気が進まない。当面は「なんで自分ちのベランダでクモにここまで遠慮を・・・」と思いつつも、「朝顔につるべ取られてもらい水」でいこうかね。

2009年8月20日(木)

さっき観葉植物に水をやろうとベランダに出たら、鉢植えのちょうど上あたりにクモが巣を張っていた。
巣の中心から計って短い部分は20センチほどなのに、長い部分の端っこは1メーター以上離れた物置に無理してくっつけてある。これってすごい苦労したんじゃないの?
昨日見た時には糸はここまで伸びてなかったのに、どうやって物置まで到達してこういう具合に張れたのかな、といぶかしく思うと同時に、もっと広範囲に巣を広げないとエサが取れない!というクモのあせりがひしひしと感じられる。

よく見れば、今ある巣の下の方にはもう一つの巣の名残があって、そこには足を縮ませて死んでいる先代の姿。
うちのベランダはだだっ広いところに観葉植物を2鉢ぽつんと置いてあるだけだし、花をつけない観葉植物には虫も寄ってこないだろう。クモのエサ場としては最悪の場所に違いない。

観葉植物に水をやるとクモはあわてて巣の隅に移動してじっとしている。目を近づけてよく見ると、巣にはたった一匹の虫の死骸もくっついてないし、長さ一センチほどの縞模様が入った綺麗な胴体は、心なしか空腹で痩せているように思えてきた。

眺めているとだんだんクモが気の毒になってきた。うちのような殺風景なコンクリートのベランダに巣を張ってしまったクモに、安定的にエサを供給するにはどうすればいいだろう?・・・やっぱ花か?甘い香りを放つ花の鉢を並べて、小さな虫をおびき寄せるしかないだろうか。

今日会社が終わったら虫好きのしそうな鉢植えをいくつか買ってこよう。そう思いながらひとまず生ゴミの入った袋をクモの巣の下に配置した。これにおびきよせられてハエがきてくれればいいんだけどなあ・・・・・・。

いつもなら生ゴミにコバエがわくと「イヤー!!」とばかりにあわてて捨てるのだが(でもついウジやサナギをまじまじ見てしまう)、今日のところは一刻も早くハエに繁殖してもらって、クモには腹一杯になって欲しいものだ。

なんかきちゃないもの。ムーピー?(手塚の「火の鳥・未来編」に登場する異星の生命体)と思いきや、ヒトコブラクダのこぶでした。中東ではラクダを隅から隅まで利用するそうだけど、こぶも料理に使うのかな?ならさぞ脂っぽいだろうなあ・・・ウッ・・・想像するだけで胸やけが。

国立科学博物館にはこんなものまで展示されているんだけど、こぶを取られたラクダは天国で「大事なこぶを!(怒)」とプンプンだろう。

2009年8月19日(水)

子供の紙粘土細工にしらすぼしを突っ込んだだけに見えるが、これらはプロフェッショナルの手によって慎重に乾かされ、東京・国立科学博物館に陳列されているジャノメナマコとその体内に宿を借りているシモフリカクレウオ。ストレートにキモいです。

一週間のご無沙汰ですね。昼間はまだまだクソ暑いものの、朝晩の空気の温度に秋の足音を感じる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

管理人はといえば、木曜日から上京して地獄のコミケ一般参加も何とかこなし、日曜日の新幹線で帰ってきてはいたものの、2週間ほど前から体調メタメタだったもので完璧ダウンしてました。

特に具合が悪かったのは先週の前半!ストレスと疲労のせいで口の中は口内炎だらけ。あーんと口を開くとそこかしこに白い穴がブツブツ開いて、気持ち悪さでは上の写真と50歩100歩。「ストレートにキモい」なんて言ったら「お前の口ん中はどないやねん!」とナマコ&魚の怒りを買いそう。

体もねじれまくってるせいでガンガンの偏頭痛にも襲われて仕事もできなくて、このままじゃコミケは無理!と昨日は歯医者、今日は整骨院・・・と病院間をメロスのように走ってました。

その頃に比べると今はかなりよくなったので、ぼちぼち更新再開いたします。東京ではたまたまトリノ博物館のエジプト展とトム版ワルキューレと、おまけに40数年の封印を解かれたリーフェンシュタールのナチスプロパガンダ映画「意志の勝利」が上映中と、エジプト&ドイツが予期しなない形で迎えてくれたので、そのあたりのことも書ければと思っておりまちゅ。

エアコンがガンガンにきいた部屋でご機嫌なマヤっこ。スティッチっぽい。

2009年8月12日(水)

我が家の玄関前には今、私の身長と同じくらいの高さまで宅急便の箱が積み上げられている。
箱の中身は何かといえば、アポロンやナルキッソスのごとき美しさの殿方が、パンツ一丁やらすっぽんぽんやらで微笑む魅惑のブック&フォトグラフ。九州に住む同好のゲイの友人(できたばっかの30才年下の恋人とラブラブ中v)が、「コレクションを整理するんだけど要るならあげるよ?」と声をかけてくれたのだ。

だけど「いるいるーっ!」とどん欲に飛びついたはいいものの、まさか100キロ超えるボリュームだとは!5箱分のマッチョ男写真をしこしこ整理するうちに、男嫌いになれるかもしれない・・・・・・。

兎にも角にも、とっとと家の中に入れなきゃ隣の人に文句言われそうでドキドキ・・・と言いつつも、一個あたり20キロは余裕でありそうなブツを自力で移動させる自信は皆無。コミケ一般参加前の大事な体をいたわるべく、あと一週間ほどはこのまま置かせて頂くことにした。
だ、大丈夫だよね?火なんかつけられないよね?「K市のマンション丸焼け。火元はOLの部屋の玄関先に放置した男性ヌード写真集」だなんて書かれるのはさすがに勘弁して欲しい。

そうそう、さっきまでメシ食いつつまたしても「オペレーション・ワルキューレ」を見てたんだけど(笑)、見れば見るほどハーディー・クリューガーJr.演ずるヘフテン君はええ男じゃの。じゅるっ。
目の間だがちょっと離れてるせいで、初見ではちっとも男前だとは思わなかったんだけど、改めて見るときゅっと切れ上がった、そのくせいつ見ても半開きな口元が、どこか幼さ&アホっぽさをかもしだしておりワンちゃん的に愛くるしい。
大佐を見つめるまなざしの熱さも、見直してみれば腐女子の勘違いどころか、俳優さん自身がかなり意識して演じてる雰囲気だったわねえ。

しかし、こんなことで喜んでるのは心が汚れた自分だけか?他の人たちはどんな感想なのかなとふと不安になって、「ワルキューレ、映画、ヘフテン、ゲイ」と、みもふたもない単語をグーグルに投下したところ、出るわ出るわ・・・・・・。

「ヘフテンの最期はゲイのシンガー監督ならではの脚色かと腐女子目線で見てたけど、事実と知ってびっくり!」「もし私がドイツの腐女子だったら、大佐と中尉でやおい本作るね!」
「そういう映画好きな方ならラストシーンなんかよだれダラダラもの」「そこかしこに禁断の香りがしませんでした?」「銃殺される順番が後の中尉が大佐と一緒にに死のうとしたというように取れることができて、ゲイ的欲望の存在を強く喚起する」
etc, etc・・・よかったぁー、ツボったのは自分独りじゃなくって!

・・・なんて思ってたら、ラッキーなことに明日から泊まる東京の宿から一駅先で、トム版ワルキューレが上映中じゃございませんか。
加えて“全てのクリエイターが、映像の教科書と認める禁断の映画”ーナチ党のプロパガンダ映画「意志の勝利」も、67年の封印を解かれ公開中と知って、タイミングのよさに小躍りしている。

こうなったらこの上京の目的は夏コミというよりもウォートラン&映画だな。でもってゴーギャンを見てチベット料理でも食べて、友人への土産に東京の大丸でしか売ってないバウムクーヘンを買ってあげるのだ。

それではこれから数日間留守にします。
あちらでは新宿タイトーステーションに常駐してますので、ウォートランやってる年増を見かけたら声でもかけてやってください。また、メアドをご存じのお友達。何かあればできるだけ頼まれますので、どうぞ遠慮なく連絡下さいね。

2009年8月11日(火)

私の記憶は正しかった。やはりヴェルナー・フォン・ヘフテンはダッシュしていた・・・・・・。

盆休み突入までに処理しなきゃならない会社の書類は、建設中のドバイのビルのように積み上がり、5カ所も白く膿んで痛くてたまらん口内炎と、くしゃみをした時にグキッとなったガラスの首も治療の途上。
明後日から遊びに行く東京で焼き肉になるほど暑い中をさすらわずに済むように、レストランその他の地図をプリントアウト。留守中にカビやハエがパーティーを開かないように家の掃除もしなくては・・・とすぐにやるべきことは山ほどあり、残された時間はあとわずか。

だというのにレンタルしてきた「オペレーション・ワルキューレ」を、ゲームセンターあらしもびっくりの一時停止&再生プレイでチェックしている自分は、時間の使い方が下手なタイプだと思う。

ヒトラー暗殺計画をテーマにした「ワルキューレ」といえば、DVDが発売されたばかりのトム・クルーズ主演、ブライアン・シンガー監督の作品を思い出す方がほとんどだろう。
けれども「オペレーション・ワルキューレ」はそちらとは別物。ドイツのテレビ局製作の、トム版に比べればかかったゼニはムーン&スッポンなドラマである。

実はこの作品、かなり前に一度見ていた。
TSUTAYAの棚に並んでいたパッケージの、主人公のナチ将校服+アイパッチという最強&最凶コラボに
ズキュン☆ときてすぐさま借りた時には、正直言ってかなりガッカリ。いまいち緊張感に欠けるわ無理あるシーンは多いわで、私の中ではつい最近まで忘却の彼方に捨て去られた作品だった。ただ一つ、そこだけ襟裳岬の灯台に照らされているようなとあるシーンを除いては。

それはワルキューレ作戦でヒトラーを爆死させるべく会議場に爆弾を仕掛ける主人公・シュタウフェンベルク大佐と、副官・ヘフテン中尉の計画失敗〜即決裁判〜銃殺シーン。

トム版ワルキューレによれば、処刑場で銃口を向けられたシュタウフェンベルクの前に大股で歩み寄ったヘフテンが、万感の思いを込めた目で上官を見つめた一瞬の後、あっさり射殺されるのだが・・・・・・。あれれ?「オペレーション・ワルキューレ」では、ヘフテンが大佐に思いっくそ駆け寄って銃弾を浴びてなかったっけ?あれは私の邪眼が見せた幻かしら?

脳味噌の腐敗度が心配になってきて早速Wikiで調べると、よかった・・・「銃殺の順番がシュタウフェンベルクに回ってきたとき、それをかばうように銃弾の雨に向かって身を投げ出しての最期だったと言われるとあった。
早速己の記憶を追跡すべく、昼休みにチャリを飛ばしてTSUTAYAの「オペレーション・ワルキューレ」を捜したところ、おいおい!在庫はあるはずなのに店頭にねえじゃん!万引き?

それからちょっぴり難儀した。マイナーなテレビ作品ゆえかどこのレンタルビデオ店にも置いておらず、市内市外のTSUTAYAに電話すること10件以上。楽天レンタルとネットTSUTAYAで調べても、在庫はあるもののトム版のついでに見てみよっかなという人が多いせいだろうか、どこもレベル「借りにくい」になっててガッカリ。

こうなるとヘフテンの最期がどう表現されていたか、意地でも見たくなるのがオタクのSAGA。ネットの海に投網したら、「ぽすれん」に在庫があったからあわてふためいて入会。すぐに届いたものをこれまたあわてふためいて再生したところ・・・・・・(一行目にもどる)
それどころか腐女子の記憶なんぞ軽く凌駕して、ヘフたんてばヘッドライトに照らされる中、愛する大佐に向かって
スローモーション走っとったわ。

その姿、カラオケの背景映像のごとし。♪四六時中も好きーと言ってぇー♪とサザンの歌詞がかぶってもいけそうな感じ。
それがまた、そこまでは暗殺計画の大それっぷりの割には話が淡々と流れていたもんだから、やおらメロドラマ化したシーンが余計に目立つんだよねー。男の色気にはこだわるシンガー監督のヘフテンが、ただストイックに大佐を見つめるのみーっ!だったのとはえらい違いで興味深い。

腐女子フィルター経由では、「オペレーション・ワルキューレ」の中尉は、他のシーンでもわんこみたいに大佐にくっついて、忠実な視線を投げかけている・・・ように見えるのも興味深い。

刑場に連行しようと大佐の腕を掴んだ兵士に(俺の大事な)大佐に(お前のその汚らしい手で)触れるなっ!」(カッコ内は私の妄想です)と色めき立つシーンにも大喜びなんだけど、それと同時に、随所随所にこういうシーンを散りばめちゃって、ちょっぴりやりすぎじぇね?製作会社の人!と心配にすらなる。
それとも単に私が知らないだけで、ヘフテン→シュタウフェンベルクは秘かなオフィシャル見解だったりして。

この邪悪な動機をきっかけとして、ナチス周辺にがぜん興味がわいてきた。「科学技術は軍事によって発達しエロによって拡散する」と聞いたことがあるが、知識の光を希求する心も似たようなもの。知性の樹は腐った婦人の知識欲を糧として、満開の花を咲かせるのだ。
・・・とかワケ分からんことを言ってる暇があったらトム版ワルキューレを借りてきて、シンガー先生による大佐大好きヘフテン君ー銀行員あがりのブロンド兄ちゃんの表現を、テレビ画面を舐めるようにチェックしまくろう。

2009年8月7日(金)

南千住のせんべい屋の看板。どこをどうすればたかが「べ」をこんなにむずかしく書けるのだろう。

さてさて皆様、ロシアの夏の風物詩。今年も首相が魅せてくれました。 ttp://dailynews.yahoo.co.jp/ns/world/russia/

上記アドレスにアクセスすると「バタフライするプーチン」や「裸で乗馬するプーチン」などこわもて好きさんの心をとろかす画像がいっぱいだよ!

と言いつつも己のパソコンからだと、リンク先の写真を見ようとバタフライするオッサンの大胸筋をクリックした瞬間になぜかフリーズ。首相の勇姿を未だ拝めないのは残念だ。リベラル派のMac君は国家権力の権化のことが嫌いなのだろうか・・・まぁこいつ、“マック→Mac”と己のブランド名を英字変換する際も迷わずフリーズするからな・・・・・・。

とにかくこれ以上マックの気まぐれに付き合って再起動を繰り返するヒマもないので、魅惑のグラビアは明日会社でダウンロードの上、しばらく会社用パソコンの壁紙に設定しよう。

話かわるが白髪。ウエンツ鬼太郎をめざして伸ばしていた白髪がどんどん坂本龍一になってきたというのは前に書いた通りだが、先日久々に会った友人に「あんたは何もしなくても濃ゆいんだから、これ以上余計なことする必要はなしーっ!」と一喝されたので、確かにそれは言えるなぁ、他人に引かれるのも一長一短だし・・・と考え直して、夏コミまでにはありがちな茶色に染めることにした。

せっかくトレハロースのお父さんの横に立ってそうなレベルまで伸ばしたものを諦めるのは寂しいが、白髪って黒い髪の毛よりも硬くてくせが強いせいで、マメにカットに通っていてもパッと見た目がぼさぼさで、どことなくビンボくさいのも問題なのよね。
ほら、テレビで見る白髪の大学教授や弁護士の頭って、たいていハトの巣みたくふくらんでるでしょ?あの人たちもきっとそれなりに手入れはしているんだろうけど、お洒落に無頓着っぽく見えるよね。

そんなわけで夏コミには普通の女の人っぽいスタイルで向かいます。白い頭に対するヲタ友の反応を見られないのはちょっと残念なんだけどさ。

せんべい屋の近所には同様の書体のいなり寿司屋も。相撲の番付表と同じくこういうフォントがあるんだろうがなんて言うのかな。テロリストの捕虜になった記者が口に筆をくわえて書いた文字→捕虜フォントとか。

2009年8月6日(木)

湿気と暑さのせいで、バリ島に連れてこられたヨーゼフ並みにバテバテなため、ここを更新しようと思っていても家に帰るとすぐに寝てしまう毎日。母のことが気になって梅雨が明けても気分は微妙に憂鬱なままだしさ・・・・・・。ダメだなぁ自分。

こんな時には日本の暑さなんてヘみたいに思える夏のエジプトで、思考停止状態になると気持ちいいかもしれない。不況による観光客減少にあせりを感じたエジプト観光局がプロモーションでもやってるんだろうか、近頃テレビをつけるとたまたま関連番組をやってることが多いこともあって、久々に埃の及ぶ国(埃及=エジプト)に行きたい気分でいっぱいなのだ。

そんな勢いに任せて友人を「ガイドとおベンツ様と運転手付きでエジプト行かねえ?」と誘惑したのだが、「初海外旅行がいきなりエジプトは・・・」とのクールな返答にあっさり玉砕。ドイッチェランドなら同行してくれた気もするが、気温40℃OVERのエジプトにいきなりフライハイは確かにきついわな・・・・・・。

ダハシュールの大ピラミッド前にある小さなピラミッド頂上からの大パノラマ・・・って砂しかねえ!(怒)だけどこの荒涼っぷりが砂フェチにはタマランチ。

私がいま一番行きたいのはルクソールの王墓とダハシュールのピラミッド。ダハシュールでは左の光景をもう一度見たい。

そしてルクソールの王墓。カリシャダ萌えでエジプトにはまっていた当時は王のものより貴族の墓に興味があったから、王墓やピラミッド内部は駆け足で回っていた。
けれど思い起こせば王墓ってオカルト的に、そんじょそこらの遺跡は太刀打ちできないどえらい場所だったような気がするので、その得体のしれない凄さを今一度己の目で確認したいのだ。

ファラオ=神の墓とは、古く強力な魔術が貴族墓なんかとは段違いの慎重さをもって投下された場所。魔法とはほとんど関わりがなくなった現代人の目から見ても、みなぎるパワーの片鱗くらいは感じ取れて、今思い出すと背筋がゾクゾク。

まぁゾクゾクするとはいえ、「お墓に入って怖くない?」と聞かれても、エジプトの墓はたった独りでずっと中にいてもぜんぜん怖くないよと答えるだろう。というのは、墓を作った人々が来世の存在に対してこれっぽちの疑いも持っていなかった古代エジプトの墓は、「あっちではもっと楽しくやりたいなあ。うふふ」という前向き思考がモリモリ感じ取れるからだ。

でも、たまには独りで置いて行かれると怖くて泣いちゃいそうな墓もあった。それが王家の谷のセトナクト王の墓とアマルナのアクナートン王の墓。
前者はそれが一体何を意味していたものなのか、21世紀の今ではほぼ解析不可能な図像がてんこ盛りで、それらがまた「頭が黒い袋状のひと」とか「行列を作ってる首の無い人たち」(でも“犠牲”という意味ではなさそうなのだ)とやたら不気味なんだよね。

後者は二度ほど行って管理人のオッサンたちと激しいバトルを繰り広げながら記録も撮ったものの、中にいると背筋が寒くなってきて、かなり貴重な資料だというのに写真もビデオも見直さないままにうっちゃっている。
アクナートンほどに歴史上有名な王の墓、かつ墓そのものも今なおごく普通に公開されているというのに、いろんなエジプト関連書を繰っても、なぜか写真資料がほとんど出てないのもちょっと不思議なんだよねー。色々問題を抱えた王だったそうだから、そのあたり何かブレーキがかかる理由でもあるんだろうか・・・・・・。

・・・などと打っていると、ファラオの呪いのせいかキーボードのキーが一つ反応しなくなったので(笑)、とっとと切り上げて会社行ってくる。あーあ、会社帰りにキーボード買わなきゃなあ。5千円の出費は痛い。

セトナクトの墓。壁画のコンディションは超良好だが、ツアーではまず回らないマイナースポット。精液もらしちゃってる男子の絵など魅惑の図像がいっぱい!

2009年8月1日(土)

今日は早起きして母の見舞いに行く日だったのに、雷の音で目が覚めて外を見ればものすごい雨!
歌舞伎町の乱闘現場に飛び散った血のりも、入居以来ろくに掃除したことのない我が家のベランダにこびりついた煤煙も、綺麗さっぱり洗い流してくれそうな壮絶な勢いだ。

こんな雨の中、バス停から何ひとつさえぎるもののない農道をてくてくと50分も歩こうものなら、ホームに着いた時には靴もパンツもずぶ濡れ必至。ホームの人々にオイオイ〜このアホ瀬戸内海を泳いで来たのか?!とびっくりされるのも何なので、見舞いは明日に延期することに。

片道2時間かけて見舞いに行かなくてもいいとなると気が抜けて、さっきまでゴージャスな朝食(昨夜の残りものの寿司)を楽しみながら、レザーに身を固めた兄貴が海兵隊っぽい五分狩りアンちゃん(可愛いめ)におしおきするDVDを見てたんだけどさぁ・・・やっぱアカンわ。朝っぱらからマッチョDVDは・・・・・・。雨上がりで湿気が高いところにもってきて、ボディーから湯気立ってそうな汗だくの男どもを見てるとますますムシムシしてもうたまらん!

ごめんねお母さん、見舞いにも行かずにこんなもん見てる娘を許してください・・・と母のいる南の方を見て頭を垂れると「ぜんぜんオッケー!うへへ」という母の声が聞こえた気がした。そういえばお母さんもとっても好きだったよね・・・海の向こうのマッチョなイケメンのことv

海の向こうのマッチョついでに7/30の日記で書いたもう一つのビリーをご紹介。ヒアユゥーアァァー!ディスイズビリーヘリントン・バースデーヴァージョーンーーー!!!

・・・ノンケは当然のことながら、ゲイの友人のバースデー用にしても微妙に友人関係を破壊しそうなプレゼントだ!

マックスファクトリーさんは一体どういう意味あいでこのブツに「バースデーバージョン」とネーミングしたのかものすごく気になる。ひょっとするとこの人形を誰か大切な人へのプレゼントにしてねvってことじゃなくて、「ハッピーバースデーハーネマン軍曹!プレゼントは俺!今日一日アンタの奴隷になるぜ!」(殴)って感じのビリーヒムセルフによる発言なのかもしれない。

うーむ、こう書いてるとだんだん暗示にかかってきて、ジムVer.とバースデーVer.、両方欲しくなってきた。なんたって二体買っても6千円だし、「ジム」には紙製シャワールーム、「バースデー」には紙製ロッカーがついてるしなぁ・・・・・・。これってひょっとして、とことんアクの強いものをもってきておいて、嘲笑がいつしか愛に変わるのを根気よく待つ制作者の作戦?

ああ・・・ビリーの顔さえこんなん→じゃなければソッコー買いに走るのだが・・・・・・。今度作るならせめて頭髪は着脱可能にしておいて欲しいなぁ。