2009年4月26日(日)

一体どこの国の家庭?って感じだが我が家のリビングだ。置くスペースが無いのが丸分かりな並べ方が苦しいですね。

ボークスのドール風に言うならば、昨日我が家に“お迎え”したエマーミ工房の絨毯は手前から二枚目。あんましこればっか誉めると他の絨毯が傷つくので心の中で思うだけにしてるんだけど、ちょっと格が違うというかなんつーか・・・アンティークがこれほどいいものだとは思ってもみなかったよ!見るたびに胸がときめきすぎて疲れるくらい。

これも絨毯屋に行く前におふざけ半分で「すばらしいものとかわってきてね」とお札に語りかけたお陰だろうか・・・・・・?なら次は「巨万の富〜」「お金もち〜」も試してみようかな。

このエマーミに加えて、最終セールに残ってたらいいのにな・・・とほのかな期待を抱きつつ目指したマハ工房(マハードじゃないよ)のアンティーク(写真下の黄色)は、私の場合だと「老後なんかどうにでもなれ!」とやけっぱちにならない限り購入できないお値段にもかかわらず、あっさり売れててスーパーがっかり。

それどころかお目当ての品のみならず、ほとんどが最終セール前に売れてしまったそうで店はすっからかん・・・・・・。おいおい・・・ペルシャ絨毯ってそんなに人気あったっけ?と心で泣いたけど、常連さんが南は鹿児島、北は青森から集結したと聞くから好事家とはおそろしい。中には大小いろいろ20枚一気買いしたご夫婦もいたらしく、マハもこのおうちに行ったそうだ。Shit!!!

で、以前書いた通り、私の行きつけのこの店は7月いっぱいで店をたたむので、今後ペルシャ絨毯を購入するところがなくなってしまう。いや、お店は他にも腐るほどあるんだけど、同じクオリティーでも値段がここの3倍〜するんだよね・・・・・・。だからイタチの最後ッぺとばかりにあと1枚購入を検討している。もう老後なんかどうにでもなーれっ!

候補に挙がってるのは下の三枚なのだが、ビッチとお嬢さんとキャリアウーマンって感じでそれぞれタイプが違うから、頭をかきむしるほど迷ってるぞ。

あー、生きるためにはぜんぜん必要ないもののことで迷う余裕があるなら、明日の一大決戦(なんの決戦かはうまくいったあかつきにご報告します)のため、気力&体力を残しておかなきゃなぁ・・・ってことで、明日のためにクパハネのリリカル夢でエナジー補給させてください!と神さまにお願いしながら床につくことにします。

赤系は一枚ももってないからと候補に入れたんだけど・・・・・・。

こういう柄は一枚も持ってないからと候補に入れたんだけど・・・・・・。

こういう柄ばっかり持ってるからと一度は候補から外したんだけど・・・・・・。

2009年4月24日(金)

下の日記で「わらにもすがる」と「わらをもつかむ」、どっちが“に”でどっちが“を”だったかな?と辞書を開くと、反対側のページの「われめ」という文字が目に飛び込んできて胸がドキッ☆ 
あわてて読んでみれば「割れたところ、ひび」としか書いてなくてガッカリした。そりゃそうだよね・・・「女性器の隠語」だなんて書いてるわけないけど、こんなことでガッカリするとは頭の中身が男子中学生。

さて、今朝も新しい下着に替えて気分は爽快。南アルプスのせせらぎに足をひたしているような爽やかな気持ちで、Dr.コパの金運巻き返し風水をご紹介。いや、外は暴風雨で干しっぱだった洗濯物、ぜんぶ洗い直しなんだけどさ・・・・・・。

☆ネイルケアと時計はかかさずに。お金をつかむのは、手!指先はマニキュアをぬりきれいに整えて。お金をつかむチャンスを逃さないよう、時計も必須。

時計は重いから仕事中ははずしてたんだけど、これを見て多少の重みには耐えることにした。
ちなみに私の時計は、夜の新宿のその筋の人たちや、PMC(民間軍事会社)のマッチョがオフの日にオークリーのグラサン&オニキスの指輪とコーディネイトしそうな、金無垢ギラギラ丸フェイス。
風水によれば時計は金、フェイスは丸形が金運を呼び寄せると聞いた時には「もともとそうだよ!」と喜んだものの、この4,5年というものお金の神さまに見放されっぱなし・・・なにごともほどほどに、ということだろうか。

☆お風呂あがりにはおいしい水を飲む

ダイエット法?って感じだが、入浴には悪い運気を抜く作用があり、よい運気を吸収できる風呂あがりには、きれいな水で体を浄化すべきだそうだ。
そうそう、ダイエットといえばコントレックスその他の超硬水を摂取して痩せる方法があるよね。あれ、軟水で育った日本人の体質にミネラルたっぷりの超硬水は合わなくて、下手すると肝臓をやられる危険があると聞いたので、パリジェンヌじゃない人は注意すべきかも。

☆財布の中身をきれいに整理。
財布はお札の寝床。レシートでギュウギュウになった財布ではお金も寄りつかない!余分なものを取り出し、お金の向きをそろえる。

「財布はお金の寝床」と聞くと、脳内ではお金が擬人化されて急に愛しくなった。擬人化といってもしょせん諭吉や一葉なんだろうが・・・・・・。
で、これも前からやっていた。それどころか私は財布の中には手の切れそうな新札しか入れない主義。いつでもどこでも結婚式のご祝儀や、新築祝いをピンピンの新札で包む準備は万端です。

しょっちゅう銀行で新札に両替するのはめんどいし、一枚出すところをうっかり二枚くっついてたりするから注意が必要だが、お店では「綺麗なお札で助かります」とありがたがられる事もあるし、財布は薄くなるし風水的にもラッキー、と一石三鳥。

その他「玄関にはスリッパ常備、出かける時には出しっぱにしない」「トイレにカレンダーや雑誌を置かない」「ぬれた傘を靴箱に立てかけない」「寝る間に翌日の予定をチェックする」などは風水というより家庭のマナーっぽいので実行は簡単だよね。

まぁ「ネックレスは星形モチーフが幸運のカギ」と言われても冬ソナファンじゃないのでポラリスペンダントは無理だし、「赤・白・金・銀をコーディネイトにとりこむ」と言われても、そんな京劇の女帝みたいなファッション・・・と二の足を踏んでしまうが、実行段階においては次のメソッドの方がよりハードルが高いかもしれない。

☆お金が貯まる魔法の口ぐせ
「君は一万円だよ」お金に金額分の価値を自覚させて金運アップ!
「ご苦労さま」「お疲れさま」お金も働くアイテムだから、ねぎらいの言葉に弱いんだ。
「いい買い物ができたよ」支払った額以上のいい買い物ができた時には、お金の努力を認め、また努力してくれるようにおだてて!
「すばらしいものとかわってきてね」お金は話しかければ使命を理解し、果たしてくれるもの。手元に入ったお金にお願いすれば、姿を変えて必ず戻ってきてくれるよ。
電話に出るときは「はい!○○でございます!」電話口では、いつもよりていねいな言葉を添えたり、ワントーン高い声で応対してみて!これで相手のもつ運気を分けてもらえるんだよ。
写真を撮るときは「お金もち〜」ほかにも「巨万の富〜」など、お金を連想させる言葉が吉!

このあたりは腹をくくってはっちゃけない限り私には無理・・・・・・。
「今日も一日幸せになるぞ!」は一日一回で済むし、部屋には私しかいないからまだいいけど、一日何度も触れるお金にコソコソ語りかける姿は怪しすぎて、友達の4,5人はなくしそうだよね。
特に「お金もち〜」と「巨万の富〜」、一緒にハイキングに行った人からどんな守銭奴なんだと思われそうで怖い。
電話に出るときは「はい!○○でございます!」は簡単だけど、電話口の向こうで手形不渡り直前の社長の悪運をもらっても困るしな。

・・・と言いつつも、これから暴風雨の中、ペルシャ絨毯屋の最終セールに行くので、さっきから札束に「すばらしいものとかわってきてね」と必死こいて語りかけているところだ。

2009年4月22日(水)

散歩中に道ばたで拾った何かをマヤが口一杯にほおばって、こっちに背中を向けて隠しつつモグモグやっている。毒団子?とあわてふためいて、お宝を取られまいとウーウー唸る犬の口をこじあけてみれば、よだれまみれのブツはげんこつ大の骨だった。
一瞬、殺人事件?とびびると同時に、警官に「ここに落ちてたんです!」と発見場所を指さす己の姿が浮かんで興奮したが、ぜったい牛か豚の骨だよね。

それにしてもマヤを預かっていたたった数日間で、きちゃない骨をめぐる人対犬のバトルが三度も繰り広げられたんだけど、牛骨がこれほどナチュラルに道ばたに落ちているものだとは・・・人生には新たな発見が満ちあふれているものだ。

ご家庭でとんこつラーメンのダシを骨から取ることはあんまりないだろうから、住宅地では滅多に見かけないゴミだろうけど、ここは繁華街ど真ん中。きっとどこぞのラーメン屋のゴミ袋からカラスどもが発掘したんだろう。
ああ〜、自分、都会に住んでるのねぇ・・・とひしひしと感じると同時に、素敵な匂いがするゴミ袋はカラスにほじられんように慎重に出してくれい!と言いたい。

話はぜんぜん変わるが、すてきな奥さんの特集・「お金の神さまに好かれる必勝テク」(みもふたもない素直なタイトル)のいちコーナー、「Dr.コパの金運巻き返し風水&お金が貯まる魔法の口ぐせ」を開いてみた。

そこには「金運を呼びこむカラダをつくろう」とか「こんな口ぐせは今すぐやめっ!お金に嫌われるNGフレーズ」など、読んでいると四六時中「返済どうしよう・・・」とお金のことばかり考えていた借金黄金時代のことを思い出して背筋がゾクッとしたが、わらにもすがりたいのは今も昔も同じ。四の五の言わんとコパ師おすすめの開運方をいくつか実践しているので、そのいくつかをご紹介しよう。

まず朝起きると・・・・・・。
☆寝ている間に悪い運気がたまるので、それを取り除く!窓を開けて空気と一緒に運気の入れ替えを。その時に「今日も一日幸せになるぞ!」朝起きたら、深呼吸をしながらこのフレーズを口にして!

こんな自己啓発本もどきの台詞をシャウトするのには身もだえするほど抵抗があったものの、背に腹はかえられない。プライドをかなぐり捨てて「今日も一日幸せになるぞ!」と言ってるうちにだんだん慣れてきて、今では爽やかに叫べるようになったぞ!

☆あら塩入りの水で夜にたまった厄を浄化。
これは簡単。口もすっきりするし一石二鳥。

☆寝ているあいだに厄がしみこんだ下着は、朝起きたら着替える。
お陰でしょっちゅう洗濯する羽目に。

お風呂では・・・・・・。
☆お風呂場は、体にたまった厄が放出される場所。入浴後、いちばんに触れるバスマットには、流れ出た厄がびっしり。使用後は干して、翌日に厄を持ち越さないように!

これも簡単なことだから実践しているものの、「流れ出た厄」とか「厄がびっしり」と言われると、厄というもののイメージがますます掴めなくなる。Dr.コパの目にはなんかドロッとしてきちゃないものが見えてたらどうしよう・・・・・・。

おっと!ここまで書いて時計を見たらもう出勤時刻?!これから洗濯物を干さなきゃならないのに(一日二回パンツを替えるせいで洗濯ばっかりしてるよ)まだ着替えてもねぇ!・・・ということでお金の神さまに好かれる必勝テクはまたのちほど・・・・・・。

2009年4月19日(日)

淡路島にて採取したやる気ゼロの看板。ドーンと目立つかなりでかいサイズだというのに、このペンキのかすれっぷり!風化ぶり!

看板のこのさびれ具合、第三次世界大戦後の廃墟かと思ってしまうが、下のお店はバリバリ営業中。ならこんなにペンキけちらんともっとしっかり描け!と言いたい。

Gジムで時折見かける海兵隊っぽい顔とヘアスタイルのアンちゃん、通称“アスパラ”にジムの前でバッタリ出くわした。

出くわしたとは言っても、アスパラからすれば「マシンルームでよく見る人だな」程度の認識かと思われる。だって彼と私は言葉を交わしたことすらない間柄。二人をつなぐものはといえば、マシンルームに黙して佇むレッグプレスだけなんだから・・・・・・。

だが、私の方はといえば、アスパラを見た瞬間にジャガーみたいに目がギラリ☆
ふふふっ、久々に見たアスパラ、前より筋肉がついて可愛くなってるじゃん!ジムに来はじめた頃には背ばっか高くて、アスパラみたくヒョロっとしてたからイマイチだなと思ってたんだけど、う〜む、首から肩にかけてのラインがカッコよくなってきて実によろしい。

それに、アメリカン青春ドラマでモテない君が着てそうな間抜けっぽいTシャツや、手から提げた小ぶりなバックもキュートでいい感じだわぁ〜んvvと思いつつチャリにまたがり、ハッと気付くと夢遊病のハイジのようにアスパラのあとをつけていた。
あぶないあぶない、うっかり家まで突き止めてイヤな顔されるとこだった。ミキナチ、趣味は軍隊ゲームとストーキング。不惑にしてますます惑いまくりです。

不惑といえば、さっきまで見ていた「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー」。
この映画、トム・ハンクス演じる酒と女が大好きなお気楽ゴクラクな下院議員が、ふとしたきっかけで当時ソ連に絶望的な抵抗戦を続けていたアフガニスタンを支援するアイデアに夢中になり、議会やモサドやCIAと丁々発止の駆け引きを繰り広げるというストーリー。今ウォートランと並んでいちばん興味あるのがアフガニスタンだから、って理由だけで見てみたのだ。

ここに登場する、政財界に絶大な影響力を持つ金持ち女性を演じていたのが、不惑を過ぎたジュリア・ロバーツ。
あのプリティー・ウーマンがもう、びっくりするほど老けていて、「政財界を牛耳る年増女」役が素で似合ってたもんだからのけぞった。

ぶっちゃけエンドロールが出るまでは、ジュリア・ロバーツだとはぜんぜん分からなくて、「きれいな人だね、オバちゃんだけど!」なんて思っていた自分に罰を与えねば。ジュリア様と自分は同年輩、オバちゃんがオバちゃんのことオバちゃんだなんて言うのは反則だよな、おなじ不惑仲間としては。

映画そのものは「何が言いたいのかさっぱり分からなかった」というネットの映画評に深くうなずける。
だってアフガンの対ソ連戦から9.11を経てイラク戦争に連なる、あちらこちらの国が絡んだ一連のゴタゴタについては、自分から興味を持たない限りあんまし耳に入らないのが普通だし、たった一時間半の上映時間でそういうゴタゴタがすっきり説明できるわけないもんね。

ま、私としては、リアルな映像も織り交ぜられていてそれなりに面白く見られたし、アメリカーパキスタンが武器供与する相手として挙げられた「北部同盟のアフメド・シャー・マスードが云々・・・」(※)って名前だけで胸がキュンvとしたから良かったけどね。

マスード・・・9.11の二日前に暗殺されたアフガンの英雄(パシュトゥン人からするとそうでもないみたいだけど)。北部同盟でムジャヒディンを率いてソ連軍を蹴散らしたタジク人。
詳しく書くと長くなるので別の機会に譲るが、戦闘に明け暮れる日々にありながらも、詩人を思わせる沈思的な横顔を見せるありし日の“峡谷の獅子”に、「大きな声じゃ言えないけどたまらん萌えるーっ!vv」というファンも多いようで、何を隠そう私もその一人です。

2009年4月19日(日)

680円も出して買ってやったザリガニ。でもあんましお気に召さなかったようで、私がブン回して挑発しないと遊んでくれないからガッカリ。

ようやくマヤっこが帰っていった・・・・・・。

この一週間というもの、合計すると一日6,7時間は寝ていたから睡眠時間としては十分なはずなのに、何度か「もうアカン!限界!」と叫びたくなるほどキツかったぜ。

これはやはり細切れの睡眠と、いつ敵(管理人&入居者)に目撃・捕捉→チクリ→掲示板でさらし者にされるかもしれないという、極度の緊張のせいなのだろう。

細切れの睡眠がどうした!自分は密林で野営するソルジャーなのだ!と妄想プレイも試みてはみたものの、肉体は正直。軍人ならとっくに事務職に退いてそうなお年ゆえ、たったの一週間で体調はガッタガタ。お陰さまでこれからはナム戦映画のジャングルシーンが、感情移入で100倍は楽しめそうだわぁ。

そうは言いつつも、乳母車に入れると暴れまくって頭を出していたマヤがだんだん慣れて大人しくなって(キャンキャン叫ぶのはやめないけどさ!)最後の数日間は“子連れ狼作戦”が使えたのは有り難かった。♪しとしとぴっちゃんしとぴっちゃんし〜と〜ぴっちゃん♪

それでも他の入居者に目撃された場面に備えて、「あ、犬?!ペット不可なのに!(じろじろ)・・・でも・・・なんか関わり合いになりたくないタイプのヒトだなぁ・・・知らんぷりしとこーっと」と思ってもらうため、このクソ暑い中、冬物の迷彩ウェアは手離せなかったけどね。

そんないでたちでマヤのひきひもを引き、乳母車を押しながら近所の路地を歩けば、後ろから来た車はクラクションひとつ鳴らさずにそーっと近づいてきて、私たちが道をそれるまで待っている。普通なら前方の邪魔なワンコと女なんぞ、クラクションの一二発で蹴散らすだろうに・・・・・・。

これはアレだな、折しも場所はその筋のアニキが集う某事務所のド真ん前。そんなリスキーな場所で、見慣れない種類の犬を連れて乳母車を押す迷彩・・・ややこしそうだと思われたな。
後ろから見るとロンゲの男と勘違いされてもおかしくないことだし、とっさに“地政学的リスク”という言葉が運転手の脳裏をよぎったに違いない。

そんなこんなで今日はノーワン(犬)デー。おしっこボムから守るため、丸めて部屋の隅に避難させていたペルシャ絨毯を敷き直し、置きみやげ(抜け毛)を除去して犬用ケージを片づけたりしていると、あっという間に夕方に。
部屋の隅に転がったザリガニを拾い上げれば、耳の奥にはチャッチャッチャッ・・・という犬の爪の音が響いてきてちょっと寂しい気分もするが、あと5日もすれば嫌でも実家で会わなきゃならないことだし、今しばらくは自由な時間をエンジョイしたいもんだ。

じゃこれから自転車の手入れでもしてくる。サビ止めのついでにペンキを塗ったり迷彩テープを巻いたりするのだよ。
チャリをデコるなんて小学生男子かよ?って感じだが、スーパーの駐輪場でいっつも自分の自転車を見失うから、ここは一目でMyチャリと分かるよう、インドのイカれたおっさんのバイタクばりにデコれればいいなぁ。

あんまし面白くないけど飼い主サービスで取りあえずくわえてみました。顔にやる気ナッシングと書いてある。

学名・カニス・ファミリアリス・オケツマンジュウル、和名・スベスベマンジュウイヌ。裏口から散歩に出る際にはこのお尻を廊下側に向けつつ脱出するのだが、余裕で巨大栗まんじゅうだと勘違いしてもらえそうな気がしてきた。

2009年4月15日(水)

以前ここで「初恋の人からの手紙」というのを紹介したが、カゲ師匠のとこで続編?の存在を知ったのでやってみたよ。なんか前回より内容がなにげにリアルでシャレんならん。
ttp://tegami.hanihoh.com/

初恋Ver.では「うちに忘れていった黒魔術の本」という部分に「オイオイ〜!見てたんか?」とドキッとしたけど、今回も「体毛を剃れ」にびっくりだ。そういえばそんなこと言った記憶が・・・・・・。体が傾いてるせいかブラの肩ひももよく落ちるしさ。


ナチさんの恋人からお手紙が届きました。

--------------------------------------------------------------------------------今日で付き合って1年。あっという間だったね。
ということで、今日ぐらいは真面目に手紙でも書こうかと思った次第です。おれにしては珍しい試みだけど。

さて、何から書こうかな。
あー、前から思ってたんだけどさ、ナチって服とかの肩ひも落ちすぎ。会ってるときにいちいち直すのうざいんだけど(笑)。
ってわざわざ記念日に書くようなことじゃないか。この話はナシ(笑)。

最近言い合いとか多いよね。この前も遊んでる最中に、なんかいきなり不機嫌になって帰ったし。
そのときに限らず、ナチってすぐ連絡を遮断するよね、面倒になると。メールも返ってこないし電話も出ないし。しかもそういうときに限って他の男と楽しそうに遊んでて、日記に書いたりするんだよな…。そういうところは少し配慮してほしいなと思うよ。

ナチってさ、おれと付き合ってるはずなのに、一人で生きてるよね。普段からナチが何を考えているのかよく分からないし、不機嫌なときも最近は多いけど、そのことも相談されたこととか頼られたことはない。
正直言えば、どこか冷めていて、どこか大人びていて、おれがいなくても大丈夫そうなところにおれは不安を感じているんだと思う。
あぁ、でも、おれがこんなことで不安になっているから頼ったり素を見せたりできないのか…。女々しいな、おれ…。

あー、おれってほんと悪い方向にばっかり話を進めるなぁ。
記念日だしもっと前向きなことを書くようにするよ。話を変えよう。

いろいろと書いたけど、これでも、おれはナチのことを好きだし感謝しているんだよ。
言ってることがよく分からなくて理解できないところはいまだにあるけど、いろいろ我慢しつつおれについてきてくれたのは、有難いと思ってる。おれのことを思ってくれているからこそだと思うし、ナチがいたから一年間が充実したものになったと思う。

ナチが言っていた「あれこれ考えず適当にいこうね」っていうセリフにおれは脱力したけど、それでも何気に嬉しかったから、これからもナチと一緒になんとなく歩んでいけたらと思う。ナチが今どう思ってくれているかは気になるところだけどね(笑)。

これからもたくさんの壁に当たると思うけど、一つ一つ乗り越えていこう。あ、それと、いくらナチの頼みでもおれは体毛を剃りたくないので、そこはよろしく…。
では、これからも末永くよろしく。ナチがいてくれてよかったよ。ありがとう。

P.S.ナチがエプロンするとかわいいけど、包丁持つとなぜか怖いね。

2009年4月14日(火)

妹ヘボピーの腰痛がひどくて散歩に連れて行けないということで、マヤっこが一週間ほどこちらにお泊まりすることになった。

だが我が家は禁ペット。吠えるわけじゃなしちょっと預かるくらい別にいーじゃんとは思うものの、そのあたりはどえらくシビア。以前、他の部屋の人が預かった犬を目撃された時には、掲示板に「当マンションはペット禁止です。預かるのもダメです」とでっかい張り紙されていたものだから、身に覚えのある私はすっかりブルってしまった。

そんな中、禁を犯して犬を連れてくるのは体重が減るほど神経を使う。
マヤは戸外でしかトイレをしない主義。室内のトイレシーツには頑としておしっこしてくれないので、貴重なペルシャ絨毯をおもらしから守るためには、一日三回、ケルベロスが見張る地獄の門(管理人室の横)を通過しなくてはならないのだ!

お役所の息がかかっているせいか、庶民派マンションのくせしてうちの管理体制は万全だ。頼んでもないのに管理室のオッサンとフロントのオバちゃんが5,6人でシフトを組んで、朝6時から夜11時まで、不審な人物の出入りをパキスタンーアフガニスタン国境のように絶賛監視中。

だから3回の散歩の内、2回は管理室が確実に空になる夜12時以降と朝5時に行く。それは時間的にかなりキツいのだが(特に5時。起きられねぇ!)一番気を遣うのは、会社の昼休みにわざわざ帰って来てこなす昼の散歩なのだ。

出入りはエレベーターではなく非常階段を使った上で、廊下横の外通路を通って裏口を抜けるのだが、横の公園の木々に溶け込めるように、米軍放出の迷彩ジャケットにてカムフラージュ。発見されて興奮した犬が、誤って主人に噛みついてきた事態に備えて(十分ありうるんです)、両手にはBB弾も犬の牙もはじくサバゲー用手袋を着用。

そんないでたちで体重15キロのデブ犬を抱きかかえるスタイルにも念が入っている。
運悪く廊下(おしゃれなガラス張りで外通路が丸見え!)を通った居住者に目撃されても、ぬいぐるみか巨大揚げパンでも持ってるように勘違いしてもらうため、廊下側に犬の頭じゃなくて丸くてふわふわの尻を向けて抱きかかえるという念の入れようだ。

そこまでやっても、今まで1,2回ほど管理人にバッタリ。その時にはとっさに「親が入院して・・・」と泣き落として見逃してもらったものの、寿命が確実に5年は縮まった。

これ以上寿命が縮まって年金の払い損になってもイヤなので、この度は犬をフタがしまるペット用乳母車に乗せて、子連れ狼のように白昼堂々、正面玄関突破する方法も試みた。

だが、玄関に到達するまでに犬がキュンキュン鳴きだした上に、カートのファスナーをこじあけてひょっこり頭を出したので、乳母車作戦は一度きりで幻のミッションと化してしまった。
こっちは心臓がちびるほどドキドキしてるのに、人の心犬知らず。周囲に響き渡る声でキュンキュン言い出した時には、マジでドタマかち割ってやりたくなったぜまったく・・・・・・。

そんなこんなでマヤのお泊まり残すところあと4日。もう使えない!言い訳に“親の入院”は。
幸いにも今回はまだ見つかってないので、何とかこのまま最終日まで走り抜けねば。この2日間ですでに2年ほど縮んだ寿命を、もうこれ以上短くしたくはないものだ。

2009年4月10日(金)

ルリさんのところで紹介されていた脳内メーカーをやってみたよ。ttp://maker.hanihoh.com/d/?hanihoh_3 

ルリさんと書いて今急に、二人のなれそめを思い出した。私がここで古代エジプトの割礼について取り上げた時に、現代イスラム圏の割礼の方法ーチ○コの皮をタテにむくかヨコにむくとかの、詳しい情報をくれたのがきっかけだったよなぁ・・・・・・。
ルリさんの日記を読むたびにマニア魂の大切さを思い出してあせりのようなものを感じちゃうんだけど、それはきっと近頃、自分が一体何をすればいいのか見失いがちだからなんだと思う

いつものことだが話がズレた。脳内メーカーに戻るが、HNでやってみたらこうなったよ。→ 
享年58才?年金払い損じゃん!とは思うが、メル友を居住地が離れているせいでオフではあんまり会えないヲタ友に読み替えると、当たらずとも遠からずって感じかな。元旦那もちゃんと参列してるしね。え?ファン?ファンは森の小鳥やウサギたちです。

でもってこれ、生年月日は同じでも名前を変えると結果は違うのね。本名でやってみたところ喜ばしい結果が・・・・・・。
享年58才というのはHNと同じで、自分がホントに年金もらえない気がしてきたが、参列者がいい感じなのだ。

最後列にはヤンキー三名、それ以外はすべて美少年
遺影を前に肩を震わせ涙にくれる美少年・・・まるでオスカー・ワイルドかバンコランの葬式だな。

でもって同じくルリさんに教えてもらった建築平面図ジェネレーター ttp://genzu.net/heimen/
名前は20名まで入力できるそうだけど、人数が多くなるとごちゃごちゃするばかりだそうなので、テリー、クーパー、ハーネマン、ポー、新兵の5人でやってみたところ、なかなか香ばしい結果に。画像がうまくリンクできなかったので一手間かけてみました(プリントアウト&スキャン)

世帯主はテリーで他は同居人になったのですが、世帯主の寝室4.5畳、お父さん、迫害されてます。
「新兵の玄関」には新兵10名分のパイプベッドがずらり。玄関だから冷暖房なし、コンクリート打ちっぱなし。冷えのせいで痔が痛くて眠れない夜には、図書室からドストエフスキーやフーコーを持ってきてポー伍長の部屋に行ってみましょう。いろいろ講義垂れてくれます。

部屋なんか寝られりゃいいんだというハーネマン6畳と、ちょっとでも広いところで快適に過ごしたいクーパー8畳、部屋を決める際に性格の差が現れたのでしょう。隣あってはいるものの、体面上別々なのは規律を守る上でいいことです!

総鏡張りのメインアリーナでは、自分をよりカッコよく見せるため、イケメンのハードトレーニングが夜な夜な繰り広げられています。ちょっと怖いけど見てみたいですね。
壁には銃器がずらっと並んでいるセクハラ練習室は・・・もう何も言いません、勝手にしてください。

2009年4月7日(火)

夕闇に沈むクレーン信者の神殿。美しさにウルウル。カルナック神殿の塔門を仰ぎ見た古代エジプト人もこんな感じで感動に胸を震わせたのだろうか。

3年間ほど愛用したナイキのスニーカー、ステオク精神で使い続けていたのだが、ついに限界が見えてきた。底がツルツルにすり減ってるせいで、一歩踏み出すたびにアンパンマンがついた幼児の靴みたいにキュッキュッって鳴くんだよね。

駅でもデパートでも銀行でも、ところかまわずキュッキュッキュッ。幼稚園児なら微笑ましい音でも、オバハンの足元から聞こえてくると回りの人はイラッ。

特に美術館では恥ずかしい。静まりかえった展示室ではイラクの地雷原を歩くように慎重に一歩を踏み出すものの、キュッキュッのテンポがアンダンテからアダージョになるだけの話。

そんなわけで、ついに新しいスニーカーを買うことにしたのだが・・・・・・。

どうして家から数百キロも離れた広島で衝動買いしちゃうのか?原爆ドームに動揺していたのか?それともお昼に何食べようかとうわのそらだったからだろうか。

いや、足に合ってさえいれば広島で買おうとドバイで買おうと無問題なのだが、痛いのよこのホーキンス。拷問されてるのかと錯覚するほどに!

けれども広島は遠いし使用後だしで、返品交換は不可なんだよねー。お店ではいた時はぜんぜん平気だったから「このままはいて行きます」と言った時、店の娘さんは「履いて行かれると返品できませんよ」と釘をさしてくれたのに・・・・・・。
それなのに脱ぐのがめんどくさかったから「大丈夫です」とキッパリ答えて支払いを済ませた私、100歩歩くとすでに顔にタテ線入っていた。

うーむ、自分は外反母趾じゃなかったはずなのだが、知らないうちに肉体が変貌していたらしい。おそるおそる足先をさわってみれば、なるほど。右足の親指の横がポコンと出っ張って、己の体ながら薄気味悪い。

この靴が千円ならまだあきらめもつこうが、よりによって定額給付金ポッキリ価格。痛いからといって捨てるわけにはいかない。妹たちの足は私よりも幅広だし、友人に履き物は上げられないし・・・・・・。
かくなる上は靴を足に合わせるのではなくて足を靴に合わすべく、外反母趾の治療を受けるしかないのかもしれない。

・・・と頑張ってここまで書いたけどもう限界。今日はSUM41のコンサート。10代の若人に混じって一曲目からスタンディングで、親の仇みたいに拳を天に突き上げたもんだからさすがに疲れてる。

でもやっぱパンクはいいね!PUNK'S NOT DEAD!以前はああいう曲はうるさくて苦手だったんだけど、年をとるにつれてしっとりした曲よりもパンクやヘビメタの方が好きになってきた。
これはアレか?やるせない哀しみ(手付け金放棄)や社会への怒り(ボーナス下落)、そして言いしれぬ苛立ち(外反母趾)をどこかにぶつけようというのか?ロンドンの怒れる若者のように・・・・・・。

そんなわけで疲れを残さないために顔洗って寝まちゅ。肩を脱臼しそうな勢いで拳を天に突き上げた後遺症(筋肉痛)が、果たして今日から何日後に出てくるか不安だ。

2009年4月5日(日)

ウォートラン銃の内部ってこうなってるんですねー。初めて見た。

「変なお願いしてごめんなさい!私ウォートランのマニアなんですけど、中身の写真撮っていいですか?」銃を修理していたアンちゃんに発した台詞だが、思い返すとかなり怪しい。

今日ゲーセンでオトメディウスを見てつくづく思った、吉崎観音氏の女性キャラってやっぱ可愛いよなぁ!残念ながら自分でプレイしたことのないオトメのキャラについてはよく知らないんだけど(気の強そうな双子がいいね)、ケロロならばモアちゃんが一番のお気に入り。

さて、今日は朝目覚めてもなんだか気分がもやもやしている。はぁあ〜・・・お母さんがいないから何をやっても楽しくないなぁ・・・と薄暗い気分でため息ばかりついていたが、ふと思い立って飛び起きた。そうだ、広島に行こう!

どうして広島なのかと聞かれればば、単なる思いつきとしか答えようがない。でも憂鬱な気分のまま無為に時間を過ごすより、牡蠣でも食べに行った方が気分転換になるかも。それに広島ラウンドワンにはウォートランもあるしね。

そう決めたのが8時58分。すぐさまPCを立ち上げて高速バスの時間を調べたら・・・うおっ?!バスの発車は20分後!こいつはなんぼなんでもちょっと無理かも・・・・・・。

しかしその20分後、私は車内の人になっていた。どうだこの吉野屋の牛丼なみの迅速さ!起床した数分後には玄関を出られる自分が無駄にカッコいい。準備の早さだけなら余裕で消防士になれそうだ。

広島に到着してからまず目指したのはラウンドワン。とりあえずウォートランを一回やってその後どうするか考えるか。
けれど広島はマシュマロさんとのコスプレイ以降久しぶりだったもので、自信たっぷりに目指した方角はラウンドワンとは反対方向・・・歩けども歩けどもゲーセンは見つからず、いつの間にか花見客でごったがえす公園に到達していた。

観光案内所でもらった地図によれば、ここは平和記念公園。広島に来る度に行かなきゃと気になっていたものの、これまで訪れる機会を逃していた場所。

うーん、たまたま道に迷っただけなんだけどなぁ、これは行っとけという何かのサインbyナイト・シャマランだと解釈して、お花見がてらぐるっと回ってみることにした。

原爆ドーム。ここから数百メートル離れた場所が爆心地。回りは人でごったがえしているのに、なぜかここだけ静謐な空気が漂っている。

20数年ぶりの原爆ドーム、そして初めて訪れる原爆死没者慰霊碑。「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と有名な碑文の刻まれた慰霊碑の前で黙祷を捧げると、亡くなった人々の無念が伝わってくるようで涙が止まらなかった。

元安橋から望む原爆ドーム。川沿いでは満開の桜の下で人々が楽しげに弁当を広げている。だが、遊覧船が行き交うこの元安川は数十年前の8月、水を求める被爆者で溢れていたと思うと心が痛む。

爆心地(島外科)。周辺は都心らしく雑居ビルや駐車場で雑然としている。病院のテラスからは真っ赤なベゴニアが顔を覗かせていた。

その後は、神妙な気分を引きずりつつラウンドワンへ。するとウォートランの筐体前ではオレンジ色の作業服を着た人が何やら調整中。オイオイ〜!頼むよ!4時間もバスに揺られて来たのに、壊れてるなんて言わないでくれよ?!(汗)

でも、結果から言えばグッドタイミングだったんだよねー。作業はすぐに終わるらしくて、外でお昼(広島くんだりまで来てカレー・・・お好み焼きくらい食え!)を食べてから戻ると、すぐにプレイできたよ。ラッキー!
もし道に迷ってなければ、「調整中」の札を見て地団駄踏むところだったけど、修理が終わるのを見計らったように到着するなんて!おまけに初めて愛銃の中身まで見られて得した気分だわ。

平和記念公園とラウンドワンだけでバスの出発時刻になったせいで、一番の目的である牡蠣食いには行けなかったけど、さすがセンサーを修理したてのホヤホヤだけあって、広島のウォートランはホームの筐体よりずっとマシだったから満足満足。

これで明日からの一週間をポジティブ&アグレッシブな気分で送れそう。
ほんじゃ高速が事故渋滞だったせいで、帰りのバスは5時間半かかってヘトヘトなのでもう寝ます。おやすみなさいフランシス。

2009年4月4日(土)

4月4日はオカマの日。某ゲイバーでオカマの日を祝うショーをするそうだから行こーぜ!と誘われていて、着飾ったママや女のコたちを見るのを楽しみにしていたんだけど、原因不明の腹下しで終日在宅。トホー・・・・・・。
仕方がないから半年ぶりに窓ガラスなんかを磨いて、オカマのピカピカしたラメ入りドレスの代わりにピカピカの窓ガラスを眺める羽目に。まぁこれから何十年もお世話になる家だから大事にしなきゃね!

ピカピカするものといえば金。(無理矢理つなげました)
ガラスを磨きながらクパハネ話の筋立てやエロネタ(前立腺マッサージ&エネマグラ)、そして世界同時不況について考えているうちに、やおら自国通貨への不信感がムクムクわきあがり、一旦そうなると居ても立ってもいられなくて、チャリを飛ばして金を買いに行った。
よりによって腹下してる時に金なんか買わんでも・・・と激しく自分に突っ込みたいが、この年になると漠然とした危機感に突き動かされるもの。思い立ったことは取りあえず片づけとかなきゃ、夜寝てる間に脳梗塞で死んじゃうかもしれないもんね。

そんなわけでパッドがちびってブレーキがききにくいチャリに飛び乗り、月に向かって飛翔しそうな勢いで銀行へ。
金額的には大したことないけど、普通預金に残っているゼニをありったけドロー!返す刀で田中貴金属工業の契約店ー地元では有名な老舗宝石店に飛び込むや、開口一番
「じ、じがねくださいっ」とシャウト!
(じがね=地金。「じきん」じゃないよ「じがね」と読むよ。)

とりあえず手持ちの金額内で買える一番大きなサイズにしよう、とおおざっぱに計算してはいたものの、手数料もかかることだし正確にはいくら必要か分からなかった。
けど、電卓のキーをプルプル震える指先で叩いていた流木のようなおじいちゃん(たぶん大旦那)に告げられた金額は、財布の底の10円玉までさらえたら、300グラムお買いあげできるほぼぴったんこな額でちょっと感動。うーむ、唐突に金を買いたくなったのはきっと宇宙からのメッセージで・・・・・・。(以下略)

ただ、残念なことに300グラムのバーはお取り寄せ。リーマンショック以降、地金を買い求める人が続々とやってくるせいで、店頭在庫が品薄だそうだ。そうだよね、やっぱみんな不安なんだよね。

そんなわけでオーダーシートに住所氏名を書き込みながら、予定外の高い買い物に動揺するあまり、意味もなくヘラヘラしてしまう私。「ちょっと臨時収入があって・・・うへへへ」。すると大旦那、ただ黙してうなずくのみ。
これはアレだな。この店、場外馬券売り場のすぐそばなんだ・・・ということは、この女、馬券で一発当てて換金してきたゼニを握りしめてきたなと思われてるね、ぜったい。

ま、さっき開いた経済誌でも、元クオンタムファンドでジョージ・ソロスとコンビ組んでたオッサンが「これからの時代は現物しかないぜ!」と予言してたことだし、リスク分散のために今後もマンションの頭金になるはずだった分は、少しずつ金かプラチナに替えておいて、自分が死んだあとにはアフガンの子供達のために学校を寄贈できるくらいの資産は残したいものだ。(最後は真面目なとこを見せてみました)

2009年4月3日(金)

左の上の奥歯がしくしくする。正確にいえば痛いのは歯じゃなくて歯肉。最近歯磨きをさぼりがちだったせいで、深さ5ミリに達した歯周ポケットの中で、菌が悪さをしているらしい。

去年この日記でも「歯が痛む」とぼやきまくっていたが、あれは反対側の奥歯。とっくの昔に抜いてしまった。だから左の奥歯まで失なうことが怖ろしい。困るよ・・・奥歯がなきゃ焼き肉屋で上ミノが噛めなくなるよ!
だからヒマさえあればブラッシングしてるんだけど、この深さになってしまった歯周ポケットを埋め戻すのはなかなかむつかしいみたいね。

昨年痛い痛いと大騒ぎしていた右の奥歯はといえば、あれからもしばらくは抜きたくない一心で、痛みとウミとグラグラする不快感に「古代人は虫歯になったらさぞ苦しかったろうな」などといにしえに想いをはせつつ堪えていた。

だが我慢にも限界というものが。やがて寝てもさめても、ウォートラン中も歯のことしか考えられなくなったので、これは抜くしかないのかな・・・でも最後に専門医の意見を!と往生際が悪いところを見せて歯周病学会のサイトにアクセス。
そこで探し当てた最新鋭のクリニックに行き、年収5千万ほどありそうな先生の前であーんと口を開くや否や、「これは抜くしかないですね」とあっさり宣告されてとうとう年貢を納めたのだ。

ただ、普通なら奥歯を抜けば血がドバドバ、夜も痛みに眠れなくて「ち、鎮痛剤もう一錠!」と悶絶するそうだけど、私の場合はダメな歯が完全に骨から浮遊した状態だったお陰で、ブチッといっても痛くもないし血の一滴すら出なかったよ。

これはどうやら、あらゆる歯槽膿漏の薬を試した挙げ句、某TV番組で紹介されていたミステリアスなペースト(特許製法でコウヤマキから抽出。うちの近所のうどん屋のオバちゃんが開発したそうだ。ローカル!)に到達して、そいつでヒマさえあればお手入れした賜物らしい。

そしてたゆみないマッサージでマッチョ化した歯ぐきは、とっくの昔にお亡くなりの歯を職人かたぎで支え続け、主人である私には、歯と骨がまだつながっているような幻想を抱かせていたのだ。
なーんだ、そんなことなら我慢せずにさっさと抜きゃよかったぜ。

・・・とはいえ、何十年も共に過ごした体の一部とお別れするのには一抹の寂しさがあるものだ。
コロンと銀の皿の上にころがされた奥歯は、銀の帽子をかぶった飴色のドングリみたい。心の中で「かわゆい〜ん!」と叫んだほどに愛らしい。
こんなに愛らしいものが口の中でいろんな食べ物をすり潰しながら、何十年も頑張ってくれたんだなあ。なのに私ときたら手入れをサボって抜いちゃう羽目に・・・あああ!申し訳なさすぎて自分に罰を与えたい!

普通ならひっこ抜かれた歯ってもっとキモいよね、血まみれで肉片なんかこびりついてたりしてさ・・・けど私の歯はどこか違う。ミイラ化して血がついてない点以外で一体どこが違うのかと思ったら、レントゲン写真を見せられて納得。

漫画チックな歯が描かれた歯医者の看板でご存じのとおり、普通の奥歯は根っこが二つに分かれている。
だが私の歯はすべて根っこが一つにくっついているせいで、丸っこくてドングリっぽいのだ。ルックスはいいけど食い込む力に欠けるので、抜けやすいのは問題だが。

この奥歯、あんまり愛らしいので「持って帰ります」という台詞が喉元まで上がってきた。だけどなぜかその一言がいえなかった私。高級っぽい歯医者だから気後れでもしてたんだろうか?
あれからドングリは金属リサイクル業者に送られて、銀の帽子をはがされたあとは医療廃棄物として処分されたのだろう。今でも舌の先で歯がなくなった歯肉に触れるたび、どうして「くれ」と言えなかったんだろう?と、クヨクヨしてしまう。

なにはともあれ、人間の歯は抜いてしまえばそれでおしまい、ネズミじゃないから伸びてこない。だから歯医者選びは慎重にね!
私の場合は最初の医者に「ブラッシングしか手はない」と言われたのを鵜呑みにして、結局抜く羽目になってしまった。
あの時もっと早く医者を替えていれば何とかなったケースだそうなので、皆さんもやたらと抜きたがるetc・・・医者の処置に不安を感じたら、とっとと替えてみる方が利口かもしれませんぜ。

2009年4月1日(水)

プリオンたっぷりの脊髄入り牛肉、メタミドホスをまぶした冷凍ギョーザ、マラカイトグリーンてんこ盛りのうなぎかばやき・・・・・・。波打ちぎわで問題発覚して輸入を阻止された食品は、日本ならば箱ごと担当官が持ち去って、あとはたぶん焼却処分となるのだろう。
だが最近会社に入ったアメリカ帰りの人によれば、あっちのやり方はひと味違うらしい。

9.11以降バイオテロにおびえるアメリカで重箱の隅をつつくような食品検査を行うのは、FDA(米国食品医薬品局)という組織。
FDAのアンちゃんが運悪く不適格の烙印を押された食品をどうするかといえば、やおら腰に下げた銃を抜き取るや、味噌やラーメンが詰まった段ボール箱に鉛のタマをバンバンぶち込んでハイ一丁上がり、ってことになるそうだ。さすが銃社会アメリカ。やることが爽やかなほどざっくばらんだな。

アメリカ絡みでもう一つ。エコバックを忘れた時のためや、レストランで食べ残しを「ワンちゃんに持って帰る」時のために、バッグの中に小さくたたんだスーパーのビニール袋をひそませている人は多いと思うが、会社の別の帰国子女が「スーパーのビニール袋はこうやってたたむんだよ」とアメリカ仕込みの方法を教えてくれた。

ビニール袋はまずタテに細長い帯状に折りまげて、角から三角にたたんでいく。そして端を折り込んでおしゃれに持ち歩けるコンパクトな「おにぎり」のできあがり。そう、古い世代の小学生が体育の時間に使うハチマキで作っていた「おにぎり」と同じ方法だ。(今の小学生はハチマキじゃなくて赤白帽かな?)

で、先日このおにぎりを、戦争映画“アルティメット・ソルジャーズ”(駄作!)で発見した。
それはイラクで戦死した青年の葬儀のシーン。苦悶と哀しみに顔を曇らせた人々、真っ青な空に吸い込まれてゆく死者を悼む銃声・・・・・・。
だが、式服にビシッと身を包んだ軍人が、棺の上にかけられた星条旗をたたんで作ったのはほかならぬ「おにぎり」。スーパーの袋ならぬ国旗で作られたおにぎりは、目を真っ赤に泣きはらした未亡人に手渡され、私は硝煙の香りただようミリタリ世界から、一気にステオクワールドへテレポーテーション。

どうなんだろう、日本人なら誰でも千羽鶴の折り方を知っているように、“おにぎり方式”はアメリカ人ならガキでも知ってることなんだろうか?いずれにせよ、おにぎりとなった自由と民主主義の象徴が一気にカジュアルに見えてきたのは確かだ。

どうでもいいことを書いてるうちに出社時間がやってきたよ。本日から新年度入り。神さまおねがい、今年は売り上げが回復して例年並みのボーナスが出ますように!日経平均が1万8千円になりますように!8月までに○京とオ○ッ○スがぶっ潰れてマンションの手付けが帰ってきますように!