2009年3月28日(土)

モデルルームみたいな素敵なおうちで暮らすよりも、勝手知ったる今の家に住み続けることを選んでから初めて迎えた休日。
間取りは使いにくいし天井の低さは気に入らないし、100万ドルの夜景の代わりに窓から見えるのは、アニキのステテコがはためくその筋の事務所の物干し場だけど、日当たりはそこそこいいしベランダはヤギを飼えるくらい広いし住人はいいかげんで気を遣わないし・・・とポリアンナのよかった探しをするうちに、だんだん今の家に愛情がわいてきた。

そんなわけで本日は久々に家の掃除。これからずっと住み続けるためには大事に使わなきゃね!
それにしても何なのこれ、100円ショップで買ったこのトイレクリーナー?ちょっと強力すぎるんじゃね?換気扇をブンブン回しても匂いが鼻に突き刺さって、10秒もトイレにこもると脳味噌が溶けそうでヤバいものを感じてきた。

その上、ビニール手袋をしてるのに心なしか手もネバネバ。理科の実験で酢酸をつけた指先をこすり合わせた時のイヤーな感触。うーむ、このまま使い続けて指紋がなくなるとアメリカ入国の際に別室に呼ばれそうだから、あとからスーパーにちゃんとしたやつを買いに走ろう。

100円ショップの商品って「これで十分!」と思えるものも多いけど、化学物質に関してはお肌や粘膜のことなんかぜんぜん考えてなさそうな、モロな原液感がなんか怖い。
このトイレクリーナーの容器の裏を見ると「飲み込んだ時にはすぐコップ1〜2杯の水を飲ませて医師に相談する」とあるけど、この強力っぷりでは医師に相談する前に死体になってるかも。

さて、話は飛ぶが、ようやく図書館で「すてきな奥さん」を借りられた。だが3ヶ月前に数冊予約したのに、回ってきたのは古い号がたった一冊。うーむ、“愛石の友”や“月刊錦鯉”をしのぐすごい人気だ!やはり雑誌にゼニは使わないのはステオクの基本らしい。

はじめて真面目に読んだ「すてきな奥さん」は、家族4人で生活費月4万円だなんてすてきなデータであふれている。
一人当たり月一万円でどうやって暮らせるんだろう?といぶかしく思ったら、食生活を見て疑問氷解。肉や刺身を食べなきゃ食費ってけっこう切りつめられるもんなんですね。

スウィーツを欲しがる子供たちには普段は手作りの白玉団子なんかを与えておいて、週一回の「豪華アイスデー」にはハーゲンダッツを買ってやる。肉料理は週に一回、疲れたお父さんをねぎらうため、週末には見た目が豪華なステーキを(でもポーク)、普段はフイッシュソーセージや肉に食感が似た食品ーキノコやこんにゃくで代用するそうだが、ダイエットにもよさそうで一挙両得だ。

でもって料理ページの「もやし、豆腐、ツナの3分レシピ」には「もやしのナムル・一人前12円」「あさりと豆腐の酒蒸し・一人前33円」etc・・・と、頼もしい数字が並んでいて、私も豆腐とツナともやしばっか食べてたら、マンションのキャンセルで損したゼニをあっという間に取り戻せそうな気分になってきた。

中には「手を洗う時には水を出しっぱなしにしない」とか、「待機電流を節約するためにタップ式のコンセントでオンオフを!」なんて、電気はブレーカーから落とし、前世は砂漠の民?と思うほど水を大切にする私に言わせれば、当たり前でしょって感じのネタも多かったが、ステオクたちの節約にかける意気込み、いや覚悟に触れ、刮目させられた思いである。

「度がすぎた節約や厳しい貯金で自分を追いつめてしまい、体調を崩してしまった経験から、本当に大切なことが見えてきました」って・・・・・・ここまでくると節約も一種の修行。私も家のキャンセルを機に腐れきった金銭感覚を正すべく、ステオク節約行脚に出ようと思う。

2009年3月26日(木)

「あなたが選ぶオタク川柳」ttp://life-cdn.oricon.co.jp/news/090325_001.html 、4位選出の「僕ですか? 昨日の朝から 並んでます」と11位選出の「忘年会 酒とガンオタ 混ぜるな危険」もいいけど、やっぱり大賞の「聞いてない 誰もそこまで 聞いてない」はダントツ一番!
上手いこと言うよなぁ〜!これを見た瞬間にいろんなヲタ友の顔が走馬燈のように脳裏を駆けめぐったよ・・・・・・。やっぱオタクって楽しいよな。自分もパンピーに「誰もそこまで聞いてない」と思われてそうでよかった。

さて、私はこのたびある重大な決意をした。

次のマンションはキャンセルしマッスル。(辛すぎて悪ふざけ)

自己都合のキャンセルとは、手付け金や内装の工事費その他もろもろ、今まで支払ったものすべて放棄することを意味する。安いマンションなら一軒買えるだけの大金をポイと捨てるのは余りにも痛くて、今こう書いただけで胃液が逆流してきたぜ・・・・・・。
だがこれは悩んで悩んで悩み抜いた末の結論なのだ。

そもそも次のマンションを契約したのはおととしの秋。タワーマンションは竣工までに2年ほどかかるので、2年あればゆっくり資金や引っ越しの準備ができていいやとお気楽に考えていた。
だが、まさか世界がこんな経済危機に襲われるとは!「このあたりには地震は来ないよ、はっはっはっ」と笑っていた阪神間の市民が、最初にグラッと来たときに「まさか!!」と叫んだのと同じ種類の「まさか!!」である。

ここしばらくアメリカの偉い人が「米国経済は最悪期を脱した」と発言したりで株価だけは奇妙な上げ方をしているとはいえ、悲観論者の私にはこの1、2年で世界の経済が劇的に持ち直すとはどうしても信じられない。

特に業界天気図は大雨につき、3割4割引きでも新築マンションが売れない不動産業界は、自動車や電機よりずっと回復が遅れそう。半年先には大雨どころか氷河期に戻ってあちこちの企業が凍死している可能性もある。
となると手持ちの現金をすべて突っ込んでタワーマンションに住むことは、大きなリスクをしょいこむことになりかねない。(売りたくても売れないから)

ただ、私を悩ませていたのは先に述べた通り、すでに支払った手付け金。税込み年収にして三年分はでかい。「キャンセルします。うへへへへっ」とあっさり捨てられる額じゃない。
だから損失を支払い済みの金額よりちょっとでも少なく押さえたくて、購入後入居せずすぐに売却するつもりで色々と算段していた。けれども算段するうちにますます希望がなくなってきて、不安のあまり枕元に睡眠薬をキープする羽目に・・・・・・。

そんな私を見るに見かねてカレが言った。「いっそキャンセルしたら?リスクが大きすぎるし、悩んでいるのを見るのが辛い」
先日日記に書いた友人も言った。「所有するものは少ない方が楽だよ。私たちには財産を残してやる子供もいないことだし」
そこへもってきて、今日偶然に飲み屋で出会ったのは、妹ヘボピーとそのお友達ー某大手不動産屋の営業マン。彼曰く「キャンセルした方が賢いかもしれませんね。市内のタワーマンションは実のところ余りまくってて、今年秋には○○千万円でも売れないかも」
このとどめの言葉で私の気持ちは7割方固まった。

その翌日。もやもやした気持ちを晴らしたくていつもの神社にお参りに行って、初詣の時にひいてなかったおみくじをひいてみた。
するとそこには「誉める相手より、間違いを指摘してくれる相手を大切にせよ。楽しそうな道ばかり選べば、後で息詰まること多い」

これをミキ風に解釈すると、私は100万ドルの夜景が一望できるタワーマンション30階で楽しくてリュクスな生活をしようとしたんだけど、「手付け金は捨ててキャンセルした方がいいよ」と聞きたくない言葉に耳を傾けた方が、あとあと息詰まらずに済むってことなのだろうか?なら「転居」の項目が「発展あり」はどっちなんだと言いたくなるが・・・・・・。

まあマンションの竣工は9月。引き渡しまでまだ時間がある。基本はキャンセルということで、ギリギリまで経済状況を見た上で最終判断を下そうと思う。
それまではおみくじに「願望・欲張らず望め」(テクを要する注文だな!)「家庭・顧みよ」と書かれていたように、しばらくゼニ勘定は忘れて家庭サービスにつとめます。

2009年3月24日(火)

スティッチの話題が続いて申し訳ないが(それを言うならFXと株の話題もな・・・)先週末は実家で「リロ&スティッチ・ザ・シリーズ」のDVDをぶっとおしで見ていた。

ザ・シリーズはテレビ用のヴァージョンで、ちょっとしたミスからハワイ中に飛び散ったジャンバ博士の試作品-DNAをいじり倒して作った生物を一体一体見つけだし、そいつらに新しい家を見つけてやるという、ポケモンからほのぼの部分だけを抽出してココナッツとアイスクリームをトッピングしたような雰囲気だ。

上映時間は一作あたり22分と短いのだが、それを12作立て続けに見るとかなり体力を消耗する。
3時間以上の長きにわたってお子さま向けアニメを見ているうちに、だんだん脳のしわもすり減ってきて、見終わった頃にはバックトゥやんちゃな5歳児。自分の回りにもジャンバ博士の試作品が落ちてないかなぁ・・・と本棚の裏や公園のドブの羽目板をひっくり返したくなった。

で・・・・・・奥さん。本題はプリークリーxジャンバの件なのですよ奥さん。
下の日記では(笑)モードで「X」と書いたにすぎなかったのに、ザ・シリーズを見るにつれて、ひょっとすると「X」は下衆の勘ぐりばかりだとも言えなくて、意図的にやってる?制作者サイド!?って気分になってきたんだよね。

そんな疑いが臨界点を超えたのが、エピソード第12話「フィバー」。
長男がいつまでたっても独身なことに業を煮やして、見合いを押しつけてきたプリークリー母。だがプリークリーには(女とは)結婚する気などこれっぽちも無い。そこで、取りあえず親をだまくらかすために、すでにリロの姉・ナニと結婚する予定があるとお芝居を打つのだが・・・・・・。

「ボクは結婚なんかする気はないんだよぉ〜」と情けない声を上げる息子を、「おだまりっ!だいいち何です?女物の服なんか着て!」と叱りつける母。そうか・・・やっぱりプリークリーは確信犯的女装キャラ。でも親にはまだカミングアウトしてなかったらしい。ラストでは親子和解して「男物も着るんですよ」なんて優しく諭されてたからよかったけど。

話が戻るが偽装結婚式。準備の途中で「もうこんなのイヤっ!」とお芝居を放りだしたナニの代わりに花嫁役を買って出たのは、まさかのまさか。
ムチムチでボヨヨンで声が渋くて男らしいジャンバ博士が真っ赤な口紅をぬりたくり、珍しくしゃきっとした燕尾服姿のプリークリーの隣で神父さんの言葉を聞いている。おいおい〜!
何とかしてくれこのFU-JYO-SHI展開!

突然頭痛に襲われてこめかみを押さえる私に次のシーンが追い打ちをかける。
「そいつは(試作品は)俺のもんだ!」野太い怒鳴り声と共にガントゥ登場。「待ってくれ!考え直してくれ!」と手に花束を握りしめ、息を切らして駆け込んできたのは、恋人がエイリアンと結婚すると勘違いしたナニのBF・サーファーのデビッド。
結婚式に乱入してきたそんな二人の男を目にして、神父はしれっとひとこと。「おやおや、
元カレがふたりも。ふおっふおっふおっ」(←プリークリーの元カレって意味合い。どこのゲイコメディだ!)

さらにWOWOWでエピソードチェックをしていたら、まだ見ていない第20話のあらすじにコーヒーを吹いた。

バレンタインデー。ケオニ(私のお気に入りのハンサム少年ね)が花束を持ってリロたちの家に向かっていると知ったリロは大パニック。バレンタインデーの夜に毎年開かれるダンスパーティ「ロノイケ・アウェアウェ・フェスティバル」に自分を誘いに来たと思ったのだ。だが、ケオニの目当てはリロではなく、プリークリーだった。

ちょっと奥さん、一体どうなっちゃってるの?ディズニーなのに!私にはプリークリーの立ち位置がさっぱり分からなくなってきた。
見てえ!20話を今すぐ見てえ!!だが残念ながら夜も更けて今はもう丑三つ時。いかなる理由でケオニの目当てがプリークリーなのか、確かめるのは明日にするぜい。

2009年3月21日(土)

スティッチ大好きっ!!(*^▽^*)・・・と自分が書くとやや怖いが、冗談抜きでスティッチが大好きだ。

ディズニーと手塚治虫で育ったせいで元々ディズニー作品は好むものの、リロ&スティッチ(とリトル・チキン)だけはキャラがなんかキモい・・・と見たことなくて、失礼なことに「ヤンキーと女子高生が好きなディズニー」だと決めつけていた。

だが、そんな自分に罰を与えねばならない。テレ東の沖縄ヴァージョンでオネエなエイリアン・プリークリーに興味を持って、ハワイ版第一作目を借りたところ・・・可愛い!楽しい!!褐色萌え!!!
悪いがもう二度とテレ東版なんか見たくなくなるほど面白くて、ビデオ屋にあるシリーズを片っ端から借りているところ。

テレ東版のスティッチは人語をしゃべりすぎだし、動作も人間的だからイマイチラブリーだとは思えなくて、毎週水曜日夜7時半になるとプリークリーばっかガン見していた。
だけどオリジナルシリーズのスティッチは、犬っぽい動作やちょっとした表情の愛らしさが日本版とケタ違い。ホームセンターでガキ向けの青いざぶとん(スティッチが犬みたいにおすわりポーズをしている)を見つけた時には、迷わずゲットして会社で使うほどはまっている。

スティッチが可愛いだけではなくて、オリジナル版には萌えもいっぱい!
ガチムチ(というかむしろプヨムチ)な悪の天才ジャンバ博士と、女装が趣味なプリークリーの仲の良さは「男同士なのに?!」とおませな少年少女を混乱させるレベルに到達している。

特に「リロイ&スティッチ」で宇宙を救った報償として、銀河連盟から最新鋭のラボや学者としての名声を差し出された二人が共に地球に残ることを選んで、「私はやっぱりこいつといたい・・・」「ボクもだよ・・・」なんて熱く見つめ合うシーンには、「ええんか?これは!ディズニーなのに!?」と思わず大声でテレビに突っ込んじゃったよ。ま、コネチカット州でも同性婚が合法化されたことですし近々ハワイも・・・・・・(以下略)

プリークリーxジャンバだけじゃなくて、他のキャラも立っている。
ヒロインであるプレスリーマニアのリロは、ハイパーウルトラMAX変わり者。自分が担任の先生でもきっと手を焼くだろな・・・とゾクッとくるような斬新な思考回路をしている。だがそこがいい。

ビデオパッケージしか見ていなかった時には「なんかイモくさくてディズニーらしくないな。ポカホンタスよりもっと可愛くない」と避けていたアダルトキャラデザインも、見慣れてくるとポリネシア系民族らしい鼻のでかさや健康的で豊かな体型、褐色の肌に萌えてくる。特にサーファーのアンちゃん達の肩や太もものしっかりした肉付きがもーたまらんv

こんな風に、ほぼどのキャラもラブリーで大好きだけど(さすが洋モノだけあって、モンスターの中にはキャベツ人形やスポンジボブより微妙なやつもいるが)ベストスリーを挙げるとしたら、銀河連邦の議長(理想の女性!カッコいい!谷育子の声もいい!)とスケボー少年のケオニ(お兄ちゃんらしい親切さに萌え!タレ目が可愛い)。
そして一番のお気に入りは、「お尻プリプリ」な「陸に上がったクジラ」で「海ボウズ」とナメられているガントゥ大尉だ!

図体ばかりでっかいずっこけガントゥは、軍人姿のみならずピンクのバスタオルを腰に巻いた湯上がり姿なども披露しており、スティッチ!のお笑い部門のみならずセクシー部門も担当している。
このナマズもどきのエイリアンとルーベン(ルーズで毒舌なでぶっちょモンスター)、そしてセカセカ忙しい仕切り屋のハムスターもどき・ハムスターヴィール博士の掛け合いがまたいいんだよねー。

ガキ向けアニメだとたかをくくってたら、台詞回しや展開が意外に洒落ていて、大人の鑑賞にも十分堪えうるリロ&スティッチ。「スティッチキャラだと、私はハムスターヴィール博士かな。うへへ(※)」なんて電車の中で考えたりと、かなりのはまりよう。

近々ネズミーランドにも行きたいと思っているけど、たとえ園内のショップでスティッチグッズを買いあさろうとも、「スティッチだいすき!」なバンピーとしか思われないのも心地よい。
ただ、いい年こいたオバハンがたった独りでディズニーランドに行って、
「スティッチだいすきっ!」と全身で着ぐるみに飛びつけるか否か・・・そこは己のプライドとの勝負にかかっている。

・・・「スティッチ占い」もやってみたら結果はこう↓だった。トホー・・・・・・。tp://u-maker.com/60911.html

ミキナチさんはハムスターヴィール博士 です!
●ハムスターヴィール博士さんのあなたは、いつも冷静でマイペース。クールな態度が周囲から誤解されることもありがち。普段はあまり目立ちませんが、補佐的な立場に立つと、とたんに大活躍。責任感が強く、途中で投げ出すことはありません。いわゆる縁の下の力持ちなのです。とても真面目なので、仲間からも一目置かれていますが、束縛嫌いな面もあります。

2009年3月20日(金)

私が玄関で靴を脱ぐや否やそれをくわえて運び去り、こんな風に守ってウーウー唸るのがワンワン流歓迎の儀だ。マメみたいな目が微妙に本気。下手に手を出すとガブッとやられそうで怖い。

FX(で1万円も損した自分)に対する怒りのせいだろうか、ジムではいつもなら重くてたまらんウエイトがメチャ軽かった!こ・・・これが怒りの力?ジョン・ランボーが「怒りのアフガン」でロシア兵をギネス級になぎ倒した憤怒のパワーというやつなのだろうか?!

さて、FXでは負けるわ売りで入ってるデパート株はあれよあれよという間に上がるわ(すなわち損してるということです)、ウォートランのコンボは繋がらないわものもらいはできるわで、ジムで腹筋を100回やったからといって容易には晴れない根深い憂鬱。

そんなところへ友人のお誘いがかかった。「気晴らしにセクマイバー巡りしようよ!」
セクマイバーとはセクシュアルマイノリティーバーのこと。店によってはストレートでも別にいいよってところもあるが、基本的にはLGBTや女装の人が行くところ。

地元ではその手の店に行ったことはなかったのだが、物知りな友人にカルガモのヒナのようについて行った結果、数件のはしご酒になって、へえー、意外にあるもんなんだねとちょっとびっくり。扉に「会員制」と書いてある雑居ビルのスナックには、紹介でもない限り行くことは無いからねー。

友人と私は同年輩のせいで、話題に上ることはといえば一に老親、二に老後、三四がなくて五に病気・・・とMAXババくさい。マックのシャカシャカチキンとコーヒーで6時間粘る女子高生の話題とは、100パーセントクロスすることはなさそうだ。
おまけに「近頃の若いモンは」なんてお決まりの台詞をつい口走ってしまうのにも、一抹の寂しさが感じられる。ちょっと前までは「近頃の若いモンは」と眉をひそめられる側だったのに・・・年食うってイヤねえ。

とはいえ酔いが回ってくると恋バナらしきものにも話題は広がって、私は20才も年下の彼女に貢ぎまくった挙げ句、爽やかに巣立ちを見送った友人の話を神妙なおももちで聞いていた。
ゴメンよRさん、こっちは恋バナのネタに欠けてさぁ・・・・・・。口を開けばフェチ丸出しだから、沈黙は金なりと口をつつしんでました。

・・・とウダウダ話しているうちに、いつの間にかFXのことも株のこともものもらいのことも忘れて、憂鬱な気分がすこし和らいでいた。
それに彼女は物欲が極端に少ない人で、常々「死ぬときには何も残したくない」と言っているんだけど、所有するものはミニマムに押さえようとするそんな姿勢は、投資だ絨毯だマンションだと物欲に振り回されまくって、自分の撒いた種から伸びたツルにがんじがらめにされている私とは正反対で、会うたびに反省させられるんだよねー。

その他にも「貴女は考え方が固すぎる」などと痛いところを突いてくれた友人のお陰で、自分や自分の置かれている現状を、ちょっと違った角度から眺めることができたみたい。
そうだよね、先のことばっか考えて「マンションいくらで売れるんだろ」とか「日経平均5千円になったらどうしよう」と鬱々としたって仕方がない。今はまずウォートランのコンボを繋げることを考えよう(駄目)

2009年3月20日(金)

昨夜はどうしても寝付けなくて、枕元にお守り代わりに置いてある睡眠薬につい手が伸びそうになったが(置いてあるだけでまだ封は切ってないよ)、薬を飲むくらいならいっそ起きていよう!とベッドから飛び出すや否やパソコンを立ち上げ、ログインしたのはFXサイト。あ〜あ、「FXは性に合わない」なんて言ってたのによぉ・・・・・・。
・・・というのはおとといあたりから対ドルの円高が急激に進行しており、この時間もきっとニューヨーク市場で為替は乱高下しているはずだから、眠くなるまでの数時間、そこそこ暇つぶしさせてもらえるかなと思ったのだ。

けどやっぱりFXはおそろしい。損をする可能性という意味では株とどっこいどっこいなんだろうけど、目の前で絶え間なく点滅するプライスボードを眺めていると、人はつい冷静さを失って予定より大きな金額を突っ込んじゃうのではなかろうか。

FXも株もリートも商品先物も、書店ではそういう雑誌は同じ「投資」の棚に並んでいるが、FXのこの焦燥感、株とはどこか違う。
なにかと似てると思ったら、そうだ、アレだ。パチンコ屋の感じだ。勝てば20万、負けても20万だなんてギャンブル性の高いマシンをやってる時の、たまらなく落ち着かない感じにそっくりなんだ。1銭単位の動きを見ながらマウスをクリックして注文を出すタイミングの計り方も、なんだかパチスロの目押しみたいだしね。

で、結果はどうだったかと言うと、12時前に対ドルで91円50銭あたりまで高くなった円は、朝4時には92円70銭まで安くなり、その後ずるずる下げる展開に。
途中で出ていた約10万円の利益は、「こんなことやってちゃ人間ダメになる・・・」とつぶやいてパソコンを閉じた時にはマイナス1万円になっていた。

マイナスで終えるのは後味がよくなかったけど、これ以上続けるとますます損失がふくらみそうだったので、この1万円は「FXはやめとけよ!」と分からせてもらった勉強代だと自分に言い聞かせた。
それにモニタを凝視しすぎて目も頭も疲れ切ったお陰で、朝11時までぐっすり眠れたことだし、まっいっか・・・・・・と言いつつも心はむしゃくしゃ。勝っても負けても何ともいえず空虚な気分になるのもパチンコと似てる。

でも結果から言えば、1万円マイナスで損切りしてよかったみたい。さっき見たら円は94円台まで戻っていて背筋がゾゾゾ。おそろしい・・・あのまま精算せずにパソコンを閉じて寝ていようものなら、朝起きてモニタを見た瞬間に卒倒するとこだった・・・・・・。

ほんと、FXはもう絶対にやらないよ。今まで数回やった時には各1時間程度だったから恐ろしさが分からなかったけど、今回初めて5時間近くモニタに張り付いて痛感した。あれは投資じゃない、単なるバクチだ。

株と同じように金銭的ゲインを求める行為なのに、FXはどうしてちっとも楽しくないのかな?と考えてみたら、二つほど理由が思いついた。
ひとつはさまざまなデータを元に銘柄を選択する「推理の楽しみ」がある株に比べて、FXにはそういうワクワク感をあまり感じないこと。「どちらの通貨に賭けるか」「いつ勝負を降りるか」のタイミングを計るだけでは心が荒む。

そしてそれ以上に、FXには「萌え」がない。
たとえば昨日、もともと赤字な上に高速道路料金千円化で、フェリー収入がもっと落ち込みそうな関西汽船を完全子会社化すると発表した商船三井(MO)。
正しい投資家としてはダメダメな考え方なんだけど、私は株を「萌えられるか否か」を重要視して売買しているので、このケースでも発表後にMO株価はずるっと下げたのだが、「MO様、ダメっ子なんか無視しときゃいいのに・・・お優しいことで」なんてヘラヘラしていられるが、FXの場合、円やドルやユーロを擬人化して「南アフリカランド攻のユーロ受。グヘヘ」だなんて妄想変換できるまでの達人の域には、残念ながらまだ達せてはいない。

・・・うおっ?どうでもいいことをダラダラ書いてるうちにいつの間にか出かける時間!?
FXで疲れた心を癒そうと見たはいいが、心にすきま風が吹くようなストーリーでますます疲れさせてくれたイラン映画のことなんかも書こうと思っていたけど、それはウォートラン&ジム&飲み会から帰ってからにします。

2009年3月16日(月)

半年後に迫った引っ越しに備えていらないものを少しづつ処分している。
さっきまで整理していたのは洗面所の棚。干支を一回り遡るほど昔の脱毛クリーム(未開封)や、今中学生の子が産まれた頃にカレが買ってきた置きヘアトニックなんかを洗面台に流して、ツンとくるアルコール臭を鼻に感じながら"Time flies"(光陰矢の如し)という言葉をしみじみと噛みしめていた。

あの頃はまだオヤジだったカレは今や爺さんに、おネエさんだった私はオバちゃんに、そして一千万円で買ったカレのリート(不動産投資信託)は、リーマンショックを経て200万円にまで目減りしたらしい・・・・・・。まったく・・・リートなんかこっそり買うから!(怒)
みなさんはお父さんが退職金で外貨建ての投資信託を買うだなんて言い出したら、よく考えようね、とひとまず止めてあげましょう。

さて、やおら愚痴になって申し訳ないのだが、本当に困っている人から見ればものすごく恵まれているはずなのに、すごくものすごく疲れている。
それも昨年末みたいに貧血で肉体的に疲れているのではなく、生きる目的そのものを見失って暗い森でさまよっているって感じ。はなはだしい気力の欠如に「自分どうなっちゃうの?」とあせりを感じる毎日。
昼は仕事で気が紛れるからまだいいとして、厳しいのは夜。イライラして不安のあまり眠れないんだけど、これってすでに神経内科の扉をノックすべきレベルなのだろうか?

今までどんなに辛い時でも闘争心だけは失わなかったことが秘かな自慢だったのに、今じゃまるきり死にかけ人形。自分が水を吸ったまま風呂場に放置されて黒カビが生えたスポンジにでもなった気分だ。

気力がどうしてここまで衰えたのかは分かっている。その引き金は日々進行していく母の病、突然の従兄弟の死、父の衰え、愛犬のヒステリー、妹たちの心配、そして新しい家に対するもろもろの不安・・・・・・。
秋になれば少なくとも家についてはなんらかの結論が出せるので、忙しさのあまり鬱なんて吹き飛んじゃうのかもしれないが、現時点ではどれもこれも宙ぶらりんのままなのが辛い。

こういう時には恋愛がいいかも・・・と身近で惚れられそうな人を見つけようとしてみた。だけど恋なんて突然あっちからやって来るものであって、無理に捜してもろくなことにはならないもんだよね。

そう鬱々としていると、同年輩で自分と似た嗜好と環境のゲイの友人に「僕も誰か特定の人と暮らすことを考えたこともあるけど、すこし寂しいくらいが丁度いいんだと思うよ」と言われて、そうかもね、孤独が自分で選んだ道なら耐えるしかないよね、とちょっとだけ気分が爽やかになった。

でもって気分転換に行きつけのサイトさんで「なんかすごく当たってるの!」と紹介されていた“カバラ秘数術”という占いをやってみたよ。tp://homepage2.nifty.com/ssry/u/top.html

これによれば、今の私の運勢は“努力と忍耐で乗り越える時”で、運勢のイメージは“真冬の嵐”。
「吹雪の中を歩いているような心境かもしれません。必死に努力してもうまくいかず、心身ともに疲れがちです。9年ごとに巡ってくる一番辛い時期なのです
とあって、9年に一度の真冬の嵐ならしょーがないかな、となんとなく納得したというか諦めがついたというか・・・・・・。ここは弾に当たらないよう頭を低くしてやりすごすしかないのね。

まあこのツイてない運勢も次の誕生日までの話だそうで、それ以降は「運気は上昇を始めます。不要なものやトラブルは消える傾向にあります」という言葉を信じたいもんだ。

ちなみに同じサイトで性格も占ったところ、「人の心に同化する特殊な能力を持っています」「まわりから様々な影響を受け複雑な性格をしています」「根は頑固なので一度言い出したら聞かないところもあります」

「感性の世界の住人で、ロマンを追い求めて生きています。ありふれた出来事には無関心で動じた姿は滅多に見せません。いつもマイペースで穏やかですが、内に秘めた感情の波は激しく傷つきやすい繊細なハートの持ち主です」なんて言われたよ。
頑固・・・感性・・・ロマン・・・
こんなめんどくさい人、あんまし友達になりたくない。

2009年3月13日(金)

有休を取って確定申告に行ってきたよ。普通ならサラリーマンは年末調整だけで済むのだが、両親がコツコツ病院に貢いでいる医療費が軽く10万円OVERなので控除を受けるため、そして株式の売却損益を来年以降に繰り越しするためには、めんどくさくても申告しとかないことには税金を取られすぎちゃうのだ。

税務署に収まりきれない人々を迎え撃つために、国税庁が駅前ビルのワンフロアを借り切って設けた確定申告会場は、16日の午後5時というタイムリミットの一日半前になって、ようやく諸経費の計算を終えて姿を現したノロマでドンガメな人々(含む自分)の熱気で、白浜アドベンチャーワールドの熱帯館並みにムンムンしている。
きっとみんな税務署員に痛いところを突っ込まれないかドキドキしているのだろう、どの顔を見ても微妙に引きつってるように見えるのも微笑ましい。

今年の私の申告は医療費&株の売却損のみとシンプルゆえ、ややこしいことも聞かれずキーボードを叩いてちゃっちゃっとフォームに数字を入力して、プリンタから吐き出された申告書に、厚さ10センチの封筒(病院の領収書入り)を添えて提出するだけ。

これが家を売った買っただともうちょっとややこしくなるのだろう。回りを見れば「そこまででかでかと書かんでも・・・」と思うほどでかでかと“不動産”の三文字が印刷されたでかい札を持たされた人も神妙な顔で座っている。うーむ、来年は自分があの札持って並ばなきゃならないかと思うと、想像するだけでめんどくさくて死にそうだ。

ま、手書きしなくてもよくなってから確定申告もずいぶん楽になったが、これもキー入力に慣れているから言えることかね。両隣でモタついてるひとさし指入力のオッサンオバちゃんを横目で見ながら、己の華麗なキーさばきに感じるほのかな優越感。
けど、ナメたらあかんという天の声なのだろう。入力は速かったものの、確定申告の必需品ー印鑑を忘れて会社に取りに走る羽目に・・・・・・。

休みの日には顔出したくないけど、申告会場からは家より会社の方が近いからしかたがない。昼休みで人が少ないところを見計らって、忍者のごとき素早さでデスクに向かったのだが、私を迎えたのは「ミキさんっ!vv」という上司の喜々とした声。デスクにたどり着くまでにあっけなく捕獲された。

なんでも某バイヤーが開いてきた書類に不備が見つかり、急遽差し替えが必要になって困ってたとこだったそうで・・・そこへ休みのはずの担当者がのこのこ現れてラッキー!って感じ。

ちぇっ、印鑑取りに来ただけなんだけどなあ・・・とぼやきつつも、人にやってもらうよりは自分で処理した方が安心に決まってる。そう考えるとかなりのラッキーだ。これも一種の天の采配?

そう思ったから「税務署に戻るからついでに・・・」と、税務署とはぜんぜん違う方向にある銀行まで遠回りして書類を届けに行った。
というのはその銀行の向かいにある神社。この10数年間その前を通りながらもただの一度も詣でたことがなくて、またそれについて何も感じたことがなかったというのに、昨日なぜだかモーレツに気になってきたので、神さまへのご挨拶も済ましておきましょうと思った次第。私は特に宗教は信じていないが、「何となく」のフィーリングには素直に従う主義なのだ。

その後は運の波に乗るべく宝くじ購入(駄目)、申告会場に戻って書類を提出して自宅に戻り、運の波に乗るべく株の注文を出してから(もっと駄目)、ようやく今日の用事は終わり。

夕方には確定申告終了祝いで友人とご飯を食べに行ったのだが、申告しなきゃ!というあせりはかなりのプレッシャーになっていたようだ。
「やっと終わったぁ〜!」という開放感から、食う食う飲む飲む!ラーメンと餃子と酢豚がメインメニューの大衆中華料理屋だってのに1万円近く散財して、仕上げは悪酔い&粘着質な説教クセ発動にて〆。

いやー、まったく慌ただしい一日だったが、気になることが片づいてよかった。ただ、バタバタしている時に株の売買しちゃダメだねえ・・・・・・。
今、時間が止まって永遠に月曜日が来ないように必死で念じているところだが、銘柄選択で下手こいて週明けはかなり損出しちゃいそうな怖ろしい予感のせいで、びしょ濡れのチワワのように震えが止まらない・・・・・・。

2009年3月10日(火)

「ほんのちょっと」のつもりだったのに、醜い男をトップに据えて一ヶ月近くが経とうとしている・・・・・・。いかん!これではいかん。でも微妙に絵を描くまとまった時間が取れないんだよねー。今週中には何とかせねば。

さて、お友達のを見ると楽しそうだったので、私もやったよ、「初恋の人からの手紙」
tp://letter.hanihoh.com/

初恋の人からナチさんへお手紙が届きました。

ナチ、元気?
もう彼氏にメガネをかけさせる衝動は治まりましたか?メガネをしてなきゃ男じゃないと言っていたナチをなつかしく思います。

おれのことが面倒くさかったのか、話し合いもせずナチが一方的に連絡を断ったあのころから、もうXX年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。

この手紙を書いたのは、特に用事や理由があるわけではないんだ。ただ昨日友達と会ってナチの話題が出たから、ひさびさに思ったままでも何か書いてみようと思って。びっくりさせたかな。

今あのころの付き合いをあらためて考えてみると、うちらってめちゃめちゃな恋愛でしたね。なんだかんだ言っても余裕があるのはいつもナチのほうで、おれはいつも不安がっていたような気がします。
そういえばナチはよく「私と別れたら大丈夫なのかなぁ。心配」って言ってましたよね。心配なわりにバッサリいって、すっきりしていたナチが忘れられません。

そういえばナチにとって、おれって初恋かな?なんだか普段からやけにツンツンしているわりに、恋愛になるとぎこちなくなっていたイメージがあります。もはやあんなウブさはないんだろうけど(笑)。

まだ付き合い始めたころ、ナチは気分が盛り上がって「いつか必ず結婚しようね」って言っていましたね。おれは適当にごまかしたけれど、嬉しそうなナチの顔を忘れません。後先考えずにそういうことが言えてしまうところもナチらしいですね。

今だから言えることだけど、おれはナチと付き合ったことを後悔していません。毒舌にあまり傷つかなくなったのも、女から説教されても聞き流せるようになったのも、ナチのおかげだと思っています。

いろいろ書いたけど、おれはナチが大好きでした。これからもナチらしさを大切に、それとそろそろ彼氏の財布からお金盗むのはやめて(笑)、これからもっと幸せになってください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. うちに黒魔術の本を忘れていったよね?そのまま持っているので返します。

ナチさんについての分析結果は以下の通り。

【短評】
タフで強気。甘ったれた男性が受け付けらないが、依存されやすくもある。男性を「面倒くさい」と感じやすい。
【あなたの恋愛事情を考察】
ナチさんは基本的に、何でも自分の力でなんとかしようとするタイプだと思われます。それによって獲得した能力は誇れるものですが、逆にその強さが男性を引き寄せません。いや、ナチさんにとってあまり恋愛感情が起きないような、ドキドキできない男性たちは引き寄せるようですが。

ナチさんは無意識に、甘える自分というのを封じ、人に頼らなくていい強い自分を目指していることと思われます。自分の中に「弱い自分」がいてはならない状態では、当然、他の人の中にも「弱さ」を感じるとイライラするのです。自分以外の男性が弱いとき、腹立たしく思うのです。

その結果、自分よりはるかに器が大きい男性(完成品)を求めさまよい続けるか、ナチさんのほうに振り向かないような男性と恋愛しやすくなります。例えば「特定の彼女はいらない」という男性だったり、彼女持ちの男性だったり。

ここから言える、ナチさんにありそうな問題点を列挙します。

◆素直に甘えられないので、男性と対立的になるか、男性がヘコむ。
◆弱い男性は生理的に受け付けない。彼氏が弱ると冷める。
◆消去法の結果、「悪い男」との恋愛率が高まる。


私は「彼氏の財布からお金を盗む」側ではなくて、「彼だと思っていた詐欺師にお金を盗まれる側」だったが、それ以外は一体どこで見てたんだろう?とびっくり。
そうだったのか・・・クロウリーの黒魔術の本、なくしたと思ったらあいつの家に忘れてたのかぁ(笑)

2009年3月8日(日)

やっぱりダメだぁーっ!Internet Explorer5 for Macは!(「まだ使ってる人いたの?」と驚かれそうですね)

蔵書に「実録・アメリカ超能力部隊」があるかどうか市立図書館のHPにアクセスしようとしたはいいが、トップページに到達するだけで5分かかっていては、ハイテク嫌いの変人猟師(アラスカ在住)のように新しいものを拒絶しがちな私でも、さすがにイライラして呼吸がおかしくなってきた。

どうしても見たけりゃOS9の裏?に仕込んであるOSXを立ち上げて、Safariから見れば済む話なのだが、再起動がめんどくさい上にSafariにはなんかなじめないんだよねー。
これはアレか?先日、「生きてるかな?」と不安になって赤飯(オヤジの好物)片手に偵察に行ったMac屋のオヤジも、風邪ひいて鼻たらしつつ「ネットするならウィンドウズですねえ」とあっさり認めてショックを与えてくれたことだし、いよいよ私にもゲイツの軍門に下る時がやってきたのか?

まあ、もしそうなってもWinはあくまでネット用、Mac様のアシスタント的存在。
Winマシン導入の際には、Macの隣にL字型に設置したデスクを置く予定だが、2台のマシンを並行して操る自分の姿を想像すると、スタートレックでエンタープライズ号の操縦席に向かう宇宙航行士みたいで、パソコン音痴のくせしてなにを大げさな・・・とちょっと恥ずかしいかも。

さて「実録・アメリカ超能力部隊」が図書館にあるか否かは、明日会社のウィンドウズで調べるとして、ちょっぴり哀しかった今日のできごとをご報告したい。

今日は夜8時頃に実家からこっちに帰ってきたのだが、駅から徒歩5分の街路樹のところに停めてある自転車を取りに行った私は、愛車の無惨な姿に息を呑んだ。

街路樹を支えている高さ1.2メーターほどの横木、その上に自転車が“モズのはやにえ”でひからびたカエルを思わせる姿で引っかけられているではないか!

・・・と驚愕しつつも、ジムでガチムチ兄貴に混じって鍛えているお陰で、私の腕はそこらのダイエットギャルの二倍は力強い。この程度のものを持ち上げるのはたやすいこと。無益ないたずらをする輩を心の中で八つ裂きにしながら、あっさり自転車を地面に下ろした。

だが、さあゲーセンに行くべえと鍵穴にキーを差し込もうとしたところ、入らないっ!キーが入らないわっ!
薄暗い中でおそるおそる触診すると、ヒデェ・・・鍵穴がつぶされちょる・・・・・・。

手間と時間を惜しまないなら、このまま前輪を持ち上げて後輪だけで家まで押して帰れば済むが、30分ほどかかりそうだし筋肉痛にもなりたくない。
なによりゲーセンは自宅とは反対方向で、今宵はどうしてもハーネマン教官に会いたいーとなると残された道はただ一つ。カギそのものをブッ壊すしかない。

そこで登場したのは、数ヶ月前に買ったまま迷彩リュックのポケットで静かに出番を待っていたアーミーナイフ!
自転車の鍵穴にイタズラされようとは予想だにしていなかったが、なんとなく一番役に立ちそうだとドライバー付きのヴァージョンを選んだのよねー。(“ワインオープナー付き”なんて浮かれたヴァージョンもあったが、フランス人じゃあるまいし、普通はワインのコルクが開かなくても生きていけるよね)

さて、そろそろお前の出番だぞ・・・(byハーネマン/ウォートラン3面)と私はアーミーナイフに話しかけた。マグライトもセットで持ってることだし、普通のリーマンらしからぬこの用意周到さ、なんか自分がものすごくカッコよく思えてきた!

だが、その得意な気分も、ドライバーによって外されたプラスねじがポロリと足元の雑草の上に落ちるまでの話。
これでカギを動かせると思いきや、アカンわ・・・どうやらまずはホイールを押さえている金属バーを動かさないかぎり着脱は無理みたい。

もうこうなったら人の力を借りるしかない。
「あのぉ、工具をお借りできますかぁ?」といつもより半オクターブほど高い声で駅前の交番に入ったら、3人ほどいたお巡りさんは「女性の力ではむつかしいだろう」と寄ってたかってトンカチでカギを叩き壊してくれたよ。ふふっ、女ってこういう時にはトクだわ〜んv

そんなこんなでサド教官との演習も無事にこなして帰宅。けれど考えてみると、明日は自転車屋にカギの取り替えと、曲げられたフレームの修理を頼まなきゃなんない。一体いくら取られるのか?無駄な出費にステオクとしては心が痛む。

自転車を盗もうとして果たせなかったのか、それとも何かにむしゃくしゃしてやったのだろうか?
重い自転車を持ち上げて、わざわざ街路樹の横木に引っかけるような奇矯な人間の動機は多分後者だと思うが、今の私は機嫌がいい。取りあえず心の中で犯人に呪いをかけるだけにしておこう。

2009年3月7日(土)

クレーン信者の神殿。梅田駅前の歩道橋の上で思わず手を合わせそうになった。

コンテナ用の港湾クレーンならば、ちょっと歩けば10基も20基も見られるけど、やっぱりビルを作るクレーンが一番カッコいいなあ!(幼稚園児かよ・・・)

ドバイの観光省のCMを見ていたら、そこはこの写真とは比べものにならないクレーンの森だった。不況の影響で多くが稼動を止めたままらしいが、私としては今のその、成長過程にある生物みたいな街を見に行きたくてたまらない。

1年ほど休んでいた株式投資を再開したのは昨年9月。その直後に世界はリーマンショックというマグニチュード38の激震に襲われて、証券会社の店頭ではまっ緑の株価ボードを目の前にしてまっ青な顔をした投資家たち(含む私)が、うつろな目をして小刻みに体を震わせていたのは、忘れもしない2008年9月16日のこと。
それからほぼ半年が経過した3月6日、ようやく投資資金が元に戻った・・・・・・。

妹ヘボピーに斧で頭を叩き割られそうだから今まで隠していたのだが、一時は十畳サイズの最高級シルク絨毯が2,3枚買えるほど損していたので、よりによってリーマンショック直前に、グッドタイミングで株を再開した先見の明ある自分を呪ったものだ。
だけどありがとう株の神さま、感謝します。金曜日にドドドと株価が下げてくれたお陰で、売り方の私はようやく救われたぜ・・・・・・。

こんなにヒヤヒヤするのはもうこりごり!と、まともな頭なら手元のゼニはそっくり元本保証の定期預金に預けるところだろうが、すでに「月曜日はなんにしようかな〜」と、次の銘柄選択にワクワクしている私は真性ドMなのだろうか?

・・・・・・とはいえ、いったん持ち直したかに見える市場は、GW過ぎたあたりから思いっきり膝カックンになって、その後は寝たきり不況に突入するよーんとのアナリストのご神託もないでもないので、これからは恐竜におびえる原始的ほ乳類のように、こそこそした投資スタンスを守りたい。

さて、ゼニの話ばかりではサイトが殺伐とするので、ルリさんのとこで教えてもらった「右脳・左脳のおもしろ診断」をご紹介しておく。
tp://luckybrains.zero-yen.com/shindan.htm (それにしても「おもしろ」という言葉には、なぜ微妙なトホホ感というかB級感というか、お尻がこそばゆくなる感じがあるのだろう?)

私の診断結果はといえば、インプットは左脳でアウトプットは右脳の、左ー右タイプ。
「論理的にとらえて感覚で伝えるので、本人は的確に理解できていることでも人には理解してもらいにくいかも。でもいったん理解したことが右脳によって表現する際に天才的な発明にいたることもあったりして!? 頭の中では分かっているのになかなか人に伝わらないというあなた、ひょっとしてこのタイプではないでしょうか」

「ひょっとして」と言われるまでもなく、思ったことが相手にうまく伝わらなくて、だんだん自分でも何を言ってんだか分からなくなったあげく、分かってもらう努力を放棄することはしょっちゅうだが、「天才的発明」に到ることはない自信はある。

「論理でとらえて感覚で表現する両刀使い、おちゃめタイプ」と言われてもなぁ・・・落ち着きがなくて盲導犬になれなかったラブラドール・レトリーバーみたいであんまし嬉しくない。左脳ー左脳の人が羨ましい。ミスター・スポックをはじめとするクール&クレバーな論理派は、幼い頃から私のあこがれだ。

それじゃ“資金回収おめでとうお祝い会inサイゼリヤ”を独りでやってから実家に帰ります。先週父とマヤに会ってないから、オラ、親孝行&犬孝行がしたくてたまんねえぞ!

以前ここに写真を上げた、母のホームに行く途中の庭にいるシェルティーだが、覚えておられるだろうか?

会った当初は反対車線から私の足跡がするのを察知して、100メーター手前から狂ったように吠え立てていたが、何度か顔を合わせるうちにだんだん無口になり、今では期待満点で目をキラキラさせて尻尾を振るようになった。ふふっ、菓子のかけらなんかで手なずけられて・・・犬ってたんじゅーん!(笑)

2009年3月4日(水)

夜中の3時にFXやってたら、どうも風邪ひいたみたいで背中がゾクゾクする・・・・・・。

「家事の合間にはじめたFXで、主婦の私でもン億円かせげました!ラッキー!」とか、「僕は会社をやめてFXで食べてます」なんてうらやましいことこの上なく、だがそこはかとなくデンジャラーな香りただよう話を耳にしたことがある方も多いと思う。

FXとははしょって言えば、ある通貨が別の通貨に対して高くなるか安くなるかを予想して、命の次に大事なお金を賭ける投資方法。株より少ない資金でお手軽に始められるからなのだろうか、少なくとも私が知る限りでは株よりFXの方が人気があるみたいで、会社の後輩もFXで大損こいてるせいで夜も眠れないとぼやいていた。

そんな中、私は今までFX未体験。だって仕事が為替に関係あるのに、私生活でまで円が高いとかユーロが安いとか、これ以上心が荒むようなことしたくなかったからさ。
だけどこのところの冴えない株式相場にうんざりするあまり、つい「ちょっとだけ・・・」と軽い気持ちでFX君と浮気しちゃったんだよねえ・・・・・・。

結果から言えばFXはやっぱダメだな、相性が悪い。私は元々ものすごいイラち(関西弁で「すぐイラッとする辛抱のない人」って意味です)だというのに、1秒おきに文字がチカチカ赤くなったり(上昇)緑になったり(下落)と忙しいプライスボードをじっと見つめていると、ますますイライラしてそのうちパソコンを六甲山の向こうまで遠投しそうな予感。

・・・・・・とは言っても、FX君とすぐに別れられるわけじゃない。証拠金として預けているゼニを回収するためには、もうちょっと円が高くなってくれなければ逃げるに逃げられないのだ。
それなのに、元外務大臣の酔っぱらい会見や、秘書が逮捕された小沢爺のせいその他いろいろで「えーっ?日本ってそんなに乱れてんの?」と外人に愛想を尽かされた円は、がんがん売られてぐんぐん安くなり、今夜は100円目前。
うーむ、「ちょっと浮気」のはずが、どうも新たな火種を抱え込んでしまったような、ものすごくイヤーな予感がしないでもない。

まったくよぉ、ちょっと前までは対ドルの円が90円割れで、経済誌では「円は60円台を目指す!」なんて大騒ぎ。街ではあっちでもこっちでも「円高還元セール」ののぼりがハタハタとはためいていたというのに・・・・・・一体なんなんだろう、このあれよあれよという間の潮流の変化は?いや、あれよあれよと驚くヒマもなかったわな。

まぁずっとこのまま一本調子で円安が続くとも思えないので(ものすごく希望的観測)、今はFXとの逢瀬なんて無かったことにするしかない。
ここを見てくださっている方々の中にも、為替の上下でヒヤヒヤするあまり、ぜんぜん嬉しくないダイエット効果が出てる方もいらっしゃると思うが、買ってしまったものは仕方がない。お気に入りの通貨が望んだ方向に動くよう、お互い神にでも祈ることにしましょうや。

2009年3月3日(火)

携帯のメモ帳を整理していると、自分自身メモったことすら忘れていた言葉がぞろぞろ出てきてびっくりすることがある。

「美人の双子は最強」ーこれは映画“ストリップ・アカデミー”でクネクネしていたゴージャス・ブロンドの双子に感動した時のメモだな。同じ顔の美形がダブルで並ぶと、なんとも言いしれないお得感があるものだ。でもこんなフレーズ、一体どこで使うつもりだったんだろう?

「パシュトゥンワリ」はアフガニスタンのパシュトゥン人が守っている「部族の掟」(※)のことで、「みずほ信託」といのはマンションの査定を何社かに頼んだ中で一番感じがよかった仲介業者。家を売るときにはここに頼もうかなって考えてる。

じゃあ「テクスインテ」は?・・・そうそう、不況のあおりを食らって不渡りXデーまでファイナルカウントダウンに入った企業に密着取材した番組、あれに登場した明日にでもぶっ潰れそうなペルシャ絨毯屋の名前だ。どんな絨毯をどういう価格帯で商ってたのか、調べてみようと思ったまま忘れちょったわ。

でもって「ゲームキング高橋名人」はといえば、ファミコン世代なら誰でも知ってる1秒16連射の高橋名人が、毛利名人とバトる1986年公開の映画。
匂い立つアホスメルに引き寄せられて、DVDを借りようとメモったのはいいが、残念ながらどこを捜しても見つからなかった。この映画にしろ「みうらじゅんのゆるキャラショー」にしろ「マニトウ」にしろ、私が見たいDVDはどうしていつもレンタルビデオ屋には置いていないのだろう?(哀)

こんな感じで普通はその文字を目にした瞬間に、己がそれらをメモった意図が記憶の奥からひっぱり出されるので、用の済んだものから順次削除してフォルダを空けていった。

けれどたった一つ、自分がどうしてこれをわざわざメモに残したのか、さっぱり思い出せない単語が残っている。
その単語とは「金玉」。ただこの二文字。

一体ゴールデンボールがどうしたのか、いくら脳味噌をひねり上げようと思い出せない。きっぱり言い切ったこの単語の下には、買うかどうしようか迷ったあげくワゴンに戻した中古ビデオ「奈良の鹿・秘められた野生」の名があるのがますます記憶を攪乱する。

諦めきれなくてさっきも思い出す努力をしてみたがやっぱり分からず、まるでジェイソン・ボーン(「ボーン・アイデンティティー」の記憶喪失殺人マシーン)になったような気分だ・・・・・・。
まぁこの謎については、もし風呂に入ってる最中にアルキメデスばりにピカッとひらめいた際には、“KIN−TA−MA!”と叫ぶや風呂から飛び出し、すぐさま皆様にお知らせしたい。

あ、そうそう「3月13日先行ロードショー」ってのも忘れないようメモっておかなきゃな。なにがロードショーだって?もちろんアレだぜ!ドラゴンボール実写版だぜ!

ドクターKから「ものすごい!」と聞いていたのである程度心の準備はできていたのだが、さっき見たCMによれば期待に違わぬものすごさ。
なにやら頬肉のムチムチしたオッサンが"KAME・HAME・HAAAAAAAAAAA!!!!"と叫んでいたが、まさかあれが悟空ではないだろうな・・・・・・?でもって緑色のナマモノもちらっと見えたが、ひょっとするとあれがピッ・・・コ・・・・・・・?(以下略)

もしそうなら監督が注文したピザに殺鼠剤が混入するのも時間の問題だと思うが、一体どこまで原作のイメージをぶっ壊してくれるのか、オラ、今からワクワクしてたまんねえぞ!


パシュトゥンワリ・・・たとえば“ミルマスティア”は客人を歓待する義務、“バダル”は単純に「復讐」と訳されることも多いけど、詳しく言えば「自分の一族がされたのと同等のことを相手にお返しする権利」。
そして“ナナワテ”は映画「エスケープ・フロム・アフガン」で、ロシア人捕虜に対してアフガンの闘士が赦しの心を見せるシーンで印象に残った言葉、「懇願されて相手を赦す義務」だそうだ。なんかいい言葉だなーと思って、次飼う犬の名前はナナワテにしようと決めたよ(笑)

2008年3月1日(日)

ヘボピーが「今週末は帰ってこなくてもいいよ」と言ってくれたので、久々に土日を通して自宅にいた。
でも原稿に確定申告、メールの返信・・・とやるべきことは山積しているのに、母のことがどうしても頭から離れなくて、何をする気もおこらないもので結局のところ何もできなかったよ・・・・・・。(メールの返信が遅れてる皆様、ご免なさい。もうすぐ送りますのでもうちょっとだけ許してください!)

こんな哀しい気分の時には、美青年の輝く笑顔に癒されるしかない!と足を向けたのは映画館。今日は1日、映画の日。どの映画でも一本千円で見られるというお得デーだしね。

映画館に到るまでの道のりには、しょっちゅう母と一緒にショッピングに行っていた頃の想い出が詰まっていて、「お母さん、こんな服着たいだろうなあ」とか「こういう絵はがき欲しがってたのに、どうしてあの時買ってやらなかったんだろう」・・・と普通に歩いてるだけでも心が闇に引きずり込まれそう。

だけどそんな危険がいっぱいのダンジョンをクリアすれば、そこで両手を広げて微笑んでいるのは、世知辛いリアルワールドとは遠く離れたおとぎの国に住まうマイプリンス、クリス・エヴァンス様!
そう、駄作「私がクマにキレたわけ」でのセレブ青年役以来、この「フェイクシティ」で久々の再会なのだ。

この度のプリンスのお城はといえば、猜疑と謀略と煙草の煙が渦巻くロス市警の鑑識課。
セルラーやファンタスティック・フォー時代にはピチピチでムチムチでジュルッvって感じだったクリスたんも(私がこう書くとさも変態中年みたいでやらしいですね)、あれから約4年が経過してちょっぴり大人の落ち着きが出てきたせいなのだろうか、見た瞬間にはすぐに彼だと分からなくて、「誰?この愛らしい子?それにしてもクリスはいつ出るのかしら」なんて思った私は微妙にファン失格。

でもって、彼の魅力の一つには、某海外ゲイ雑誌の「好きな男ベスト1」に堂々選出されたほどのハラショーなボディがあるのだが、鑑識課のデカ役ではその肉体はスーツとネクタイに禁欲的に拘束されているもので、「この映画ではきっとお風呂シーンはなしね・・・」と10%ほどテンションが落ちた私はものすごくファン失格。まったく、しずかちゃんじゃないんだからさぁ・・・・・・。

・・・とぼやきつつも、クリスたんのもう一つの魅力、地肌が見えるほどの坊主頭は健在だったので、スーツとネクタイは水に流そう。
そして犯人を追う過程でコンビを組む、主人公キアヌ・リーブスとの絡みがゴージャスだったこと(私はキアヌも好きです)、そいでもってキアヌに「プリンセス」とか「ボーイ」呼ばわりされた上に、トイレの壁に叩きつけられたりと、斜め45度下からのクリスファンとしてはたまらん萌えたので、映画がMAXしょーもなかったこともすべて水に流そう。

それにしてもこの映画、キアヌやクリスのファンでない限りかなりキツかったのではなかろうか。雑誌の映画評でもけちょんけちょん書かれてたしね。
人がやたらとバコバコ死ぬばかりで、キアヌがどうしてそんなに人をバコバコ撃ち殺すアル中のやさぐれ刑事になっちゃったのか、そのあたりの動機が薄弱すぎて見られたもんじゃなかったので「他の人はどう思ってんのかな、こんな映画に千円払っちまったなんて怒ってないかなー」などと、出演俳優のファンとしては上映中やたらと背後が気になったよ。ま、血まみれ銃殺死体の傷口表現がよかったとか、どうかそのあたりで辛抱してください。

なんでもクリスたん、次回作では超能力者役だと聞いてまたしてもそっち方面かよ・・・と不吉な予感がしないでもないが、今日の「フェイクシティ」でしみじみ思った。やっぱりクリスはマイプリンス、弟にしたいナンバーワン。
あの屈託のない少年のような笑顔(と彫刻のような肉体)が見られさえすれば、もうどんなダメな役柄でもどんなクズ映画だろうと何でもいいよ・・・って気分になってきた。

ただし一言だけいわせてもらうと、オバちゃん、長髪だけは許しませんよ!