2009年12月30日(火)

今日からやっとこさ会社がお休み。映画が千円均一になるレディースデーだから、地球が静止する日とウォーリーとストーンズの映画を、三本はしごで見に行くつもりだった。

けれども朝起きるとそんな計画は頭からすっぽり抜け落ちて、今日は一日大掃除に明け暮れていた。・・・と書くと最低レベルの家事は押さえている平均点以上の女みたいだが、ホントのところは本棚の間から発掘されたファンタスティック・フォーの岩X炎・18禁同人誌(萌えたーっ!)なぞを読みふけってる時間の方が、掃除時間のおよそ5倍ほど長かったんだけどね・・・・・・。

でもって映画デーのことを思い出したのは、日もとっぷり暮れた頃。今から3本は無理だけど1本は見られる、どうしよう・・・という思いが胸を去来したものの、外は寒そうだし人であふれた街の想像をするだけで生気を吸い取られそうだったので、今日もおうちにひきこもることに決定。
冷蔵庫の底から出てきたサツマイモを油もひかないフライパンで焼いただけという、アマゾン奥地在住の原住民によるタロイモ料理並みにひねりのない夕食を、のどに詰まらせつつモグモグと食しながら「アイ・ロボット」のDVDを鑑賞した。

さて、この映画の下敷きとなったアシモフ先生の原作である"I ,ROBOT"-「われはロボット」(最新版の「わたしはロボット」って訳よりこっちの方が断然いいな)は、「ロボット三原則」がはじめて紹介された、いわばSFファンにとっての旧約聖書。当然ながら私もはるか昔に読んではいるが、映画版を見るのはこれがはじめて。

「好みのタイプは『2001年宇宙の旅』のHALと『エイリアン』のビショップと『ステルス』のEDIですーっ!」と世界の中心で叫ぶ自信があるSF系人工知能好きとしては、どれほど人様に「つまんねーよ!」「ゼニ返せ!」とののしられる失敗作であっても、ロボットorアンドロイドものというだけで楽しく鑑賞できるので、「アイ・ロボット」についても不安はなかった。
ただ、どうして今まで見なかったかというと、主演のウィル・スミスがあんまし好きじゃないーって言うより何度見ても他の人と区別が付けられないタイプだからなんだよねー。

・・・・・・などと思いながら見始めたところ、いやー、私はウィルを誤解してたわ。確かに彼とエディ・マーフィーとジェロを顔で見分ける自信はないものの、肉体美で区別が付きそうだ。ホンマよく鍛えてる!いい筋肉っ!
近頃の映画は「スリーハンドレッド」とか「ベオウルフ」みたいに、太ったオッサンのだぶついた腹でもそしらぬフリしてCG処理で六つに割っちゃったりするもんで、ナイスバディを目にするたびに疑心暗鬼になるのだが、ウィルの上腕二頭筋は多分本物よねえ?

でもって話の進行も途中のダレなくテンポがよくて、二時間があっという間。まあ二度見るほどではないものの、松・竹・梅でいえば竹評価をあげたい程度には面白かった。

また、真の主役である「心を持ったロボット」サニーが最初のうちは微妙にキモくて、失敗じゃないの?このキャラデザ、と思わせるんだけど、それがだんだんと愛らしく見えてきて、クライマックスではたまらん萌えさせてくれるのが不思議。

人工知能好きさんや、たとえモノがロボットであろうと、髪の毛がないというだけで即座にスキンヘッド男へと脳内変換できる高等テクを持つハゲフェチさんには、レンタル料くらいの価値はあるからヒマなら見てみそ、とお勧めしておく。

2008年12月29日(月)

のっけから薄暗い話題で申し訳ないが・・・・・・ここしばらく毎晩夢に母が出てくるせいで、朝起きるたびに精神的に非常にキツいものがある。「今日も頑張ってお仕事しましょう!」と自分に言い聞かせる気力もない。なんだ?このユーウツは!!(byムーンライダーズ)

夢の中の母は、元気な頃の姿でしょーもないギャグを飛ばしてうへへ・・・と喜んでたり、すっかりボケて虚ろな目で中空をながめていたり、とパターンは様々だが、変わらない点はひとつ。
目が覚めると私の心の中では、あの時どうしてもっと優しくしなかったんだろうという後悔と、死にそうなほど介護が大変だった当時には、そんなの到底無理だったんだよ、過ぎたことはもういいじゃないという弁解がせめぎあって毎回激しい戦いを繰り広げ、それに収拾をつけるのに一苦労。

また、ここまで頻繁に夢に登場されると、母と私はテレパシーで交信してもおかしくないほど親密だったから、ひょっとすると母がなにかを伝えようとしているのかな?・・・・・・と、ふとオカルティックな思いつきに襲われないでもないが、それはきっと妄想に過ぎない。

ただ、介護生活から解放されて4ヶ月。すっかり気が抜けた心身に、いつまでも醒めない悪い夢を見ていたような4年間の影響が、じわじわと陰を落としているのは確かに感じられる。
母という心の支えを失って、気力の衰えどころか体調まで崩しがちな今、次は自分自身のことを心配しなきゃならない時期にさしかかっているということはよーく分かる。早い人なら恐怖の更年期障害が出てくる年だって聞くしなぁ・・・・・・。
でも、どうやって自分を励ませばいいの?はぁあ?そんな時には恋が一番?って、相手がそこらに落ちてるわけないじゃないのさ・・・・・・。

・・・・・・なんてため息付いてたら、キュンとくるのがそこらに落ちてました。そう、筋肉桃源郷・Gジムに。

その日のGジムはたまたま外人さん大漁デー(4人だが)、それももれなくスキンヘッド。どうして筋肉男は頭を剃りたがるのか知らないが、マニアにとっては夢心地。
そんな中、ハードなトレーニングー腰に馬鹿でかいおもりをぶら下げて懸垂をしていたーを重ねたお陰か、半年前に比べると心なしか横にも太くなったアスパラ(※)が、ウエイトを上げるたびに発する「あっふぅ〜ん」という変なヴォイスにほくそ笑みながら、私は黙々とダンベルを挙げていた。

その時、私の目の端に飛び込んできたのは、今までに目撃したGジムのどの外人よりも男前!(あくまでミキ視点)多分私と同年輩だろう、いい感じに枯れはじめた刑務所の主任看守を思わせるタフ&サド風味の相貌に、ブルース・ウイスルばりのスキンヘッド(むしろハゲ?)がよく似合っている。身長も170〜175センチと低めで、小兵を好む私にはぴったんこ。

思わずフラフラと近寄って、開口一発「け、けっ、結婚してますかっ?と尋ねそうになったが、そこはグッと抑えてランニングマシンの上から決死のチラ見。
腹をすかせたハゲワシのような目で一分おきにチラ見されると、さすがに邪悪なオーラを察知したのだろうか、ブルース(仮名)とやたらと視線が合ったので気分はさらに盛り上がった。

・・・・・・というあたりでそれ以上のアクションは起こしようもなくて、残念ながら次回に持ち越し。翌日もいそいそジムに行ってみたもののブルースはいなかったよ・・・・・・。

Gジムに通い初めて2年になるが、彼を見かけたことは一度もなかったということは、新入会員なのか、それとも普段は昼にしか来ない人なのだろうか?もし話しかけるならどう言うべき?ここはやっぱり「いい筋肉ですねぇ!」かな?・・・・・・などとあれこれプランを練ると楽しい気分になってきた。
とにかく何とかして名前だけでも聞き出したいものだ、そう、この底知れぬ憂鬱の淵から抜け出すためにも!

※アスパラ・・・・・・前からちょくちょく日記に書いている年若い殿方。ヘアスタイルも顔も海兵隊っぽくて、身長約190センチと文字だけ読むとカッコよさげ。
だが残念なことに、タテにヒョロ長くて体のバランスが悪いせいで、全体的には兵士というより温室育ちのホワイトアスパラ。
こんなヒトでも哀しいかな、坊主頭というだけでMyお気に入り。たぶん20代前半なので声を掛ける勇気はないが、ジムの前の道で出会った時には胸を踊らせながらこっそり後を付けたことも。

2008年12月25日(木)

ヒロインが背中から産み落とした古代の悪霊が、コンピューターの精霊と宇宙戦争を繰り広げる70年代ホラー映画「マニトウ」が見たくてたまらん。
しかし、ホラーが今ほど乱造されていなかった当時は、「ロードショー」や「スクリーン」誌上で(2誌とも貸本屋で借りてました)それなりに話題になった作品だから、どこのレンタルショップでもオーメンやキャリーや悪魔の毒々モンスターと同じ棚に並んでいるだろうと思いきや、どこを捜しても全くもって見つからない。
そう、これはレンタル屋の店長が怠けているせいではなくて、DVDそのものが出ていないからなのだ。

こうなったら中古ビデオでも何でもいいからとにかく見たい!送料込みで2千円までなら出してやるぜ!ま、あんなB級映画、送料込みで500円もあれば十分だろ、ひゃははは・・・・・・と鼻くそほじりながらヤフオクサーチを始めたはいいが、甘い予想はまたしても覆された。

そもそも出品自体が少なくて、ヤフーで見つかったのはたった二点のみ。それも一点はビデオではなくレーザーディスク。田舎のスナックじゃあるまいし、持ってるわけないじゃないのさ・・・・・・LDプレイヤーなんか。
まぁビデオの方がベータ版じゃないのは不幸中の幸いだが、問題はお値段。一本5千円(即決価格8千円)ってそんなバカな!ちなみにアマゾンのマーケットプレイスも見てみたが、こちらはさらにお高くて6千円だった。

一部の変人いや映画通に支持されている作品って、思いがけない値段を付けられているから怖ろしい。評価が分かれる微妙なブツなだけに、田舎のさびれたレンタルビデオ屋なんかでは、“よりどり100円”のワゴンに無造作に投げ込まれている気もするのだが、ロードサイドをしらみつぶしにサーチする元気は到底ない。

ホントは今夜にでも見たいくらいなので、このまま行くとうっかり5千円はたいてしまいそう。けれど少女の頃にちらっと見ただけの映画ゆえリスクは相当高い。そう、30年ぶりに見た「ベンジー」に超ガッカリしたように・・・・・・(※)

最後の頼みの綱はスカパーその他の有料チャンネルだが、ケチな私はどことも契約していない。心優しいスカパー契約者の方、もしマニトウが放映されたあかつきには、ひとつ録画をお願いできないでしょうか。
もしくは古本屋のビデオコーナーで「ミスターブー・インベーダー作戦」や「ザ・カンニング(IQ=ゼロ)」の間から幸運にも「マニトウ」を発掘された方、2千円までなら有り難く引き取らせていただきますので、素早くゲットして頂けると嬉しゅうございます。


※ベンジー・・・・・・管理人が犬に狂い始めた小学生の頃、ものすごく好きだったファミリー向け映画。
お話は単純明快。一切の無駄を削ぎ落としたミニマリズムがキラリと光る脚本ーっていうかのけぞるほどシンプルなストーリーはこんな感じ。

「犬は不潔」と言い切るパパ(医者)の目を盗んで、野良犬ベンジーと心温まる交流を深めていた兄妹が、ある日悪い奴らに誘拐されちゃった!それを物陰から見ていたベンジーは、メロス顔負けの走りでパパや警察の人たちを呼びに行き、兄妹は無事に保護、悪者は捕まってめでたしめでたし。
ラストでは「パパぁ〜ベンジーを飼っていい?」「もちろん!命の恩人を路頭に迷わせるわけにはいかないだろ?」「やったー!パパ大好き!」「さあみんな、家に帰ろう」・・・・・・と思わずオイオイ、と呟きそうな大団円。

主題歌の"I FEEL LOVE"は初めて覚えた英語の歌、今でもフルコーラス歌えたから自分でもびっくり。
この「ベンジー」のDVDはどこの店にも置いてなかったので、ネットTSUTAYAで発見した時には「さすがネットレンタルの雄!と感動したものだ。

だが前述した通り久方ぶりに見たベンジーは、受け口が気になるただの茶色い犬、あんまし可愛くない。あれほど愛らしく見えたベンジーの彼女・ティファニーも、放浪生活はさぞ辛かったんだろうなーと同情してしまうような、汚れぎみのマルチーズ。
そして愛し合う恋人(恋犬)たちがスローモーションで駆け回るシーンには、当時感動で胸を震わせたものだが、今見たらドッグランで犬が二匹走っとるなー、って感じ・・・・・・。

でもってクライマックス、ベンジーが命がけの走りを見せるシーンでは、フラッシュバックのように短いショットで心象風景(拉致られれた子供たち、悪漢に蹴られて倒れ伏したティファニー、彼女とのデート光景その他)が挟まれるのだが、少女の心を失ってしまった私は「犬はそんな色々考えて走っとらんわっ!」と大爆笑してしまった・・・・・・まったく哀しいものですね、大人になるって。

2008年12月24日(水)

カップルにとっては一年で一番楽しいクリスマス・イブ。だけど私は一日中めまいと頭痛と手足の痺れと戦いながら、ゾンビと化して書類とデート。
あまりにも体調が悪すぎて、何度も書類の山にブチ切れそうになったが、一年で一番忙しい週に仕事を人任せにするわけにはいかない。家賃収入で優雅に生活できる富裕層に生まれなかった己を恨みつつ、半泣きでなんとか処理を終え、診察時間ギリギリに滑り込んだのは、先日子宮ガン検診&血液検査を受けた婦人科だった。

ガン検診の方は異常なし、こちらは別に心配してなかったのだが、問題なのは血液検査。
だが、6月に受けた検査ではヘモグロビン値や鉄分値がかなり悪かったので、常にクラクラしている今はさらに数値が急降下しているのではと、内心びびっていたというのに・・・・・・結果は「問題なし」で肩すかし。これは真っ赤な毒々タブレット・マスチゲンのお陰なのだろうか、鉄分の値に到っては、平均値に比べて矢印がダブルで↑↑とアゲアゲでのけぞった。

ただ、鉄欠乏性貧血だと思いこんでいたこのめまいの原因が血液ではないとなると、これまた新たな問題なんだよねえ!
この1,2週間というもの、自転車に乗るのが怖くなるほどのクラクラっぷり。仕事も午前はなんともないんだが、午後になると疲れで5時まで座ってるだけで限界。土日は昼まで起きられず、頭痛、手足の冷え、痺れ、それから突然涙が止まらなくなる「涙目のルカ」現象にも悩まされている。(←JoJo好きでないと分かりませんね・・・・・・)

こんな症状を抱える人間が、次行くべきなのは内科?耳鼻科?それとも神経内科?
ただ、めまいというものは原因を特定しにくい病だと聞くので、見当違いの病名を付けられて、飲みたくもない薬を出されても困る。そうだなあ、もしこれ以上悪くなるようなら、まずは整体の先生のところに行ってみようかな。

とにかく血液がそこそこ健康だというだけでも安心した(コレステロール値が高いのは問題だが)。とはいえ、イブだからといっておひとりさまで飲みに出かけるまでのファイトはわかないので、病院のあとはまっすぐ帰宅。
長らく玄関にうっちゃりっぱなしだった国際小包をようやく開封して、中から現れたマッチョ雑誌X3年分をおごそかにチェックしながらご飯を食べた。3本128円の魚肉ソーセージも、シドニーのビーチで爽やかに微笑む海パン一丁の金髪ボーイを見ながら食べるとあーら不思議、美味いっ!マイスター山野井のロースハムの味がするっ!・・・・・・というのはさすがに言いすぎ。

・・・・・・とこのように、あれほど外飲みが好きだった私もリーマンブラザーズ破綻以降、時代の空気に影響されたせいだろうか、「巣ごもり生活」に抵抗がなくなってきた。いや、抵抗どころか今じゃおうちが一番!おうちでまったりするのが一番好きなの!と人間、変われば変わるものだ。
いさかか遅きに失した感じだが、この調子で少しでもマンションの頭金を積み上げるべく、竣工まで無駄な抵抗を続けたい。

2008年12月23日(火)

人間がお買い物している間、ショッピングモールの前でじっと待っているマヤっこ。きっと不安なのだろう。目がしょぼしょぼ。

今日は天皇誕生日でお休みなので、母にマヤを見せたらきっと喜ぶだろうと思い立ち、ムチムチ太った犬を国防色のケージに詰め込んで、ヘボピーと私とカレの3人プラス1匹という珍しいメンツで見舞いドライビング。

けれどもホームに着いて目にしたものは、昨晩から風邪をひいて40度の熱を出し、ガタガタ震えながらうわごとを口走っている母の姿だった・・・・・・。

こんな状態の人を布団から叩き起こして、犬に会わせるために屋外に連れ出すわけにはいかない。もちろんホームは動物禁止だからマヤを室内に連れてくるのも無理。

仕方がないからしばらく母の手を固く握って、ヘボと二人でネタを取っかえ引っかえ話しかけてみた。だけど、時折話題がツボにヒットした時に「えへへへ」と笑いはするものの、ほぼ反応は無しなので、これ以上頑張って忙しい年末に風邪をもらうわけにもいかないと、薄情な娘たちは後ろ髪を引かれつつもホームから引き上げたのだった。

あーあ、こんなことなら出発する直前に電話を一本入れて、母の状態を確認しておくべきだったなぁ!高い高速料金を払って「カレとマヤを母に会わせる」という本来の目的の代わりに、サービスエリアの土産用タマネギせんべいやタコチクワを試食しに行ったようなものだよ・・・・・・。ま、犬連れのプチドライブはそれはそれで楽しかったからよしとしておく。

風に乗って漂ってくる牛の匂に興奮したのだろう、「ハガガガガァ」と悪魔的なうめき声を上げながらゴロンゴロン。この後、全身がくっつき虫(草の種)まみれになって、ヘボピーと二人がかりで除去するのに気が狂いそうに・・・・・・。

それから母の件で励ましメール下さった方、どうも有り難うございました!とても嬉しかったです。一人で悲しい気持ちを抱えている時も、暖かいコメントを頂けると、ああ、サイトをやっていて良かったなぁと思います。

そうですね、母とはもう会話は成り立ちませんが、ふとした折りにやっぱり母親だな、娘のことが何よりも大事で心配なんだなと感じ、感謝で胸が一杯になります。一時は喪失感で精神的におかしくなりそうでしたが、これからは母が元気なら心配したであろう家の諸問題を、代わりに私が可能な限り解決して母を安心させてやりたいと、前向きな気持ちを取り戻しています。

2008年12月21日(日)

♪ク〜リスマスが今年もや〜ってきた〜♪
某有名焼き肉店のディスプレイもクリスマス仕様へと。ファンシーvv

しかしお祝いしているのは
プレデター&エイリアン。えっ?アンタら天敵じゃなかったの?
・・・・・・ふむふむ、血で血を洗う戦闘を繰り広げてきた宿敵同士も、イエスさまの誕生日だけは休戦するそうです。

それにしてもアキバのフィギュア屋でもあるまいし、客単価一万円以上取られる高級焼き肉店に宇宙怪物ディスプレイ・・・・・・。
自分の店は自分の好きにして何が悪い!というオヤジの頑固さと少年のハートが伝わってくる飾り付けだ。

さて、AVPはひとます\(^^\)、今日はヘボピーと一緒にドラゴンゲートのプロレスに行くべきか、テレビでM1を見るか(モンスターエンジンが好きだ)、それとも元ダンナのコンサートを選ぶべきか迷ったのだが、悩んだ末にチケットを買っちゃってたコンサートを選択。

ま、大人の世界には義理ってもんもあるしね・・・・・・レスラーとしてはありえないほど甘いマスクで、見る者をある意味ドン引かせる生BXBハルクや、Gジムでウッホウッホとバーベル上げてる選手たちが、人が変わったように華麗なジャーマンを決めたりする姿を見てみたかったのだが、ドラゲーの試合はしょっちゅうやってるから又の機会でいいや。

それにしても試合チケット、ヘボピーの報告によればリングサイドはとっくに売り切れとのこと。へぇー、ドラゴンゲートと改名する前(元の名前は「闘龍門」。英訳しただけ)には、ヤクルト800円以上買ったらチケットをおまけに付けてくれてたのに・・・・・・地元密着型だった新米団体も立派になったものだね。

でもって元ダンナの方はといえば、今月頭に東京へ行った時に会ってるもんでべつだん再会の感動はなかったものの、年は取っても相変わらず凄い声量&技巧、そして相変わらずDr.スランプの則巻千兵衛とタメ張る顔のでかさで、ああ、あの時一緒に上京していれば今頃は幸せになってたかも・・・・・・などとふと後ろ向き気分でウジウジモード。

いけない、こういうネガティブシンキングでは。母がいなくなってからというもの、ちょっとしたきっかけですぐにダークサイドに墜ちそうになるので、何かもっと楽しいことを考えなきゃ。そう、年末相場とかビッグスリー救済策とかバルチック指数とか原油価格のこととかを・・・・・・あ、いかん・・・・・・あと一押しでダークサイド。

そうそう、楽しめのことといえば、左の写真がショップチャンネルの罠にかかってオーダーしたというネックレス。実物を手にとってみれば、ピンクのビーズ部分は社長の福耳というよりむしろ闇市のスイトン(古)もどきだったが、黒いセーターに合わせるとペカペカ光ってなかなかにゴージャスなので、これはマダムぶりっこアイテムとして己のふところに収めることにした。

それでは悩み多き心を抱えて本日のところはもう寝ます。でも、明日の朝には悩みなんかキレイさっぱり忘れている、に金のひとし君。

2008年12月19日(金)

トヨタが創業以来初の赤字に転落し、日銀がしぶしぶ金利を下げたにもかかわらず、対ドル円は87円台でべったり膠着中。それどころか「来週頭には80円台前半」に金のひとしくんを置きたくなるような、いわば日本経済瓦解へのプレリュードが風に乗って聞こえてくる今日このごろ。

円高の影響をモロにかぶる自分の勤め先もいつ斃れるか分からないこの絶不況下、ちょっとでも支出を抑えるべく、お昼ごはんはヒガシマルのラーメンスープにひと玉25円の中華そばをぶち込んで煮たもの(もちろん具はなし)をすすったり、外食の代わりには家で残り物をつつきながらTSUTAYA半額デーで借りてきたDVD鑑賞と、出来うる限りの節約をしていたというのに・・・・・・

今日たまたま風呂に入ってよっこらしょとテレビをつけると、目に飛び込んできたのは素敵なベネチアンビーズのネックレス・2万5千円也。
ピンクとパープルとブロンズ色のビーズが、ありふれた丸形ではなく、もうけまくっている会社社長の福耳みたいにモッチリふくよかだったもんだから、
欲しぃっ!と叫んだ次の瞬間には全裸で風呂を飛び出して、16連射の高橋名人もびっくりのスピードでプッシュホンのダイヤルを押していた。

年賀状作製を前にして、「MacOS9.2に対応してないから」と情けない言い訳をしつつ、ぶっ壊れたままのプリンタすら買い替えようとしないくせに、よりによって日常生活に一番必要ない、そしてすでにお店やさんごっこができるほど持っているアクセサリーなんかを、またしても買ってしまうとは・・・・・・憎い・・・・・・弱い自分がとてつもなく憎いーっ!

まぁ注文してしまったものはしよーがないけど、いくらクリスマス前とはいえ、2万5千円もするアクセサリーを自分へのごほうび(大嫌いなんだけどさ、この言葉)にするのは許されない。かといってカレに「これ買っといたからクリスマスプレゼントにしてちょ」と言ってゼニを出させるほど面の皮は厚くない。そして色もデザインも気に入ったから返品するのもちょっと惜しい。

・・・・・・と自分が納得できる言い訳をひねり回しているうちに、頭の電球がピカッと点灯。そうだ、福耳ベネチアンネックレスはヘボピーへのクリスマスプレゼントにしよう!
そういえばヘボ、買ったばかりのアクセサリーをマヤにバラバラに噛みちぎられたと怒ってたからちょうどいいや。相手が妹なら使いたい時にはいつでも借りられるしね。

ショップチャンネルの受付嬢ならぬキンキン声の受付オヤジによれば、商品は2,3日で届くらしいので、後ほど写真をお見せしたい。でもってもし「えーっ!?こんなもんに2万5千円ーっ?!」とバカにする声が聞こえてくるようなら、その時には返品も検討するつもりよ。

<一言メールお返事よん>
Xさま・・・ミキさんの株式擬人化はたいへんなものを盗んでいきました。私の貯金です・・・というのは冗談ですが思わず投資したくなりました。またぜひお願いします!

嬉しいお言葉をありがとうございます!今後の投資の励みになります!(違)
まったく株というものどんな男よりも危険&冷酷です。付き合うには覚悟が必要ですが、もしもXさまがマゾならお勧めです。株式市場ガタガタの昨今、MOはもとよりお堅かったはずのこっちの男(トヨタ)もあっちの男(シャープ)もそっちの男(キャノン)も、一斉にオオカミと化してスリリングな日常を提供してくれることでしょう。

ちなみに私はMO様と三菱商事さんのみならず、精密小型モーターで世界シェアトップ・「情熱・熱意・執念」の日本電産殿にまで裏切られてもうグダグダ。優しくしてくれるのはスクエニくん(スクウェア・エニックス)とCCCタン(TSUTAYAの会社)くらいですが、いかんせん小粒でイマイチ・・・・・・とこっちの話をはじめるときりがありませんごめんなさい。
Xさまのリクを励みに、他の銘柄も擬人化してみたいものです。でもって近々なぜかリクの多いMOをトップ画像に・・・・・・もう何のサイトかぜんぜん分かりませんね(汗)

2008年12月14日(日)

貧血が我慢の限界を超えたので、ついに病院行きました。内科か婦人科か迷ったものの、ネットで調べると「子供は小児科に行くように、女性はまず婦人科に!」というきっぱりした一文が目に飛び込んできたので婦人科選択。

この貧血の原因は子宮筋腫による月経のたびの大量出血(冗談抜きで大量なので、毎回ノルマンディー上陸作戦で負傷した兵士の気分になる)だと分かってるから、べつに迷う必要はなかったのだが、いつ行ってもミイラになるほど待たされる人気医院だし、筋腫が巨大化してますから切除しましょう!だなんて言われるのが怖くて、現実から目をそらしたかったのだ。

けれどこのまま放っておくとフラフラしすぎて仕事にならない。目がくらんで自転車で転んでケガもした。
だからとうとう勇気を出して病院の自動ドアをくぐると、そこはほのかに甘い香りがたちこめる女の園・・・・・・って、オイオイ〜!すでに10人以上待ってるじゃないか。会社をちょっとだけ抜けさせてもらったのに、果たして昼休みが終わるまでに帰れるか不安になってきた。

結果から言うと一時間半待ち。図書館で借りてきた「ナチの亡霊」をかなり読めたぜ・・・・・・。でもって肝心の診断結果はといえば、2センチから4.5センチへとすくすく育っていたMy筋腫。それを知った時には、自分が映画マニトウの主役になった気がした。

マニトウ・・・・・・ある女性がいにしえの強力な悪霊・ミルカマカスを首すじに身ごもるというツカミに始まって、終盤では現代に蘇った悪霊とコンピューターの霊が宇宙戦争を繰り広げる超ド級のトンデモ映画。最近地元のTSUTAYAにも「お待たせしました!再入荷!」と鳴り物入りで入っていたから、その筋では人気があるとみえる。

子宮筋腫は日本人女性の何割かが持っているさして珍しい病ではないものの、私の場合は筋腫の位置に問題があり、そのせいで毎月疾病兵ばりに出血するとのこと。本当なら外科手術なんですけどね・・・・・・と先生は言ったが、「会社を休めないので手術は困ります!」と言い張って、ある新薬の臨床試験が始まるまで様子を見ましょうかということになった。
それまで体が保つだろうかとやや心配ではあるが、一週間も会社を空けるとデスクの存亡にかかわるので背に腹は替えられない。

それにしても婦人科検診とは何度やってもイヤなものだね。何がイヤってあの椅子がイヤ!人間の尊厳もなんもあったもんじゃない。アレを好きな女性はいないだろうが、大股開きのままで椅子がぐいーんと倒れた後、尻部分のボードがカクンと落ちて太股の力だけで下半身を支えなきゃならないあの仕様、なんとかならないものだろうか。医療機器も日進月歩なら、なにをおいてもあの椅子を何とかして欲しいのだが。

私はあの椅子に座るたびに、幼い頃に空き地で拾った大人の雑誌の「秘宝館紹介ページ」を思い出す。そこでは婦人科椅子にくくりつけられた女たちが、感情のない触手型マシーンによって悪魔の種子を人工授精される光景が繰り広げられており、小学校3,4年生だった私はえもいえぬショックを受けたものだ。それと同時にうねうねと妖しくうごめく銀色の触手への何とも言いしれないモヤモヤ感は、今に到る私の嗜好の基盤を形作った気もする・・・・・・。

・・・・・・と、このままでは病気話からエロスな方面に話が流れそうなのでこれ以上は止めておくが、小学生女子は普通やるものだろうか?空き地や廃屋でエロ本捜しなんか。私は友達と一緒にけっこう探索したけれど、普通は男の子の娯楽って気がするのだが。

兎にも角にも貧血の原因は解明されたので、少しだけ気が楽になった。
でもさすが医者でもらったクスリはきついもんだね。市販の鉄剤(毒毒しい赤い錠剤・マスチゲン)を飲んでる時には「便秘や下痢をひきおこすことがあります」と注意書きにあったものの、肉体にはぜんぜん変化なかったというのに、病院の鉄剤を飲んだとたんにお腹はピーピー。一時間おきにトイレに駆け込む羽目になってるのはちょいマズい。
一時間以上かかるウォートランをプレイする際には、貧血かお腹の急降下、どちらを取るべきか、それが問題だ。

2008年12月13日(土)

先日免許の更新に行ってきた。
自動車学校の教官のお情け?で免許は取らせてもらったものの、左右の距離が上手く測れなくて、これじゃいつか誰かを轢き殺しちゃう!ダメ!ぜったい!と自覚してから、あっさりクルマと縁を切ったのが○○年前のこと。
それからというもの免許証は単なる身分証明書に成り下がり、ただの一度も運転してないから違反のしようもない私の免許は当然山吹色。

ご存じの通りゴールド免許は、交通ルールを守る正しき人々に与えられるもの。ゆえに5年に一度の切り替えでいいよーんと嬉しい特典つき。だから前の更新は5年前、写真の私は今より5才若い。
だが、更新日の前に飲み過ぎたんだっけ、それとも更新会場の遠さにうんざりきていたせいだろうか、チンピラ風味のトラ柄シャツに身を包んだ私は、目の下にはクマ、顔色はドス黒く唇はグレーと、そこはかとないアングラ的異臭を漂わせている。

だからこの度5年ぶりに巡ってきた写真チェンジのチャンスには、公的機関で免許を呈示するたびにお尻をそわそわさせずに済むように、リッチな奥さまっぽい肖像写真をゲットするべえ!と固く心に誓っていた。

けれどもいざ更新日当日になってみると、根が正直な私、マダムに化けた偽りの写真をこの先5年も使うのもなぁ、という気持ちがムクムク頭をもたげてきた。ここはやっぱり自分らしく行くとするか。
というわけでワードローブから取り出したのは、デジタルカモフラージュやコーヒーステインといった米軍御用達戦闘ウエア。自慢じゃないが我が家には、ゴルチェやギャルソンや古代エジプトコスプレ衣装と並んで、5,6種類の迷彩が常時取りそろえられているのだ!

だが、デジタルカモに身を包んだ己を鏡に映してみれば、そこにはアブグレイブ刑務所でイラク人捕虜を虐待して連邦裁判所の呼び出し食らってそうな女が一人・・・・・・。
いかん、さすがにこれで免許を作ると「ウケ狙い」の一言では済まされない。もしも職務質問でも受けようものなら思想的に余計な勘ぐりを入れられて、おうちに帰る時間が遅くなりそうだ。

また、世の中には「どこまでのレベルのそり込みなら免許撮影を許されるのか?」とか、「眉をバカ殿みたいに書き足してもいいのか?」などの疑問を抱き、前髪をほとんどそり落として撮影に臨んだなんて強者もいると聞くが、さすがに女性としてはその手の勇気も出なかった。

だから結局のところ、へタレな私はいつもどおりの黒づくめ、レザーのチョーカーで軽くSM趣味を主張しつつも、パッと見はありきたりのファッションで更新会場へと。
売れないビジュアルバンドのように顔にかかった前髪を「もっと上げてくださいっ!」と叱られながら撮影を終えて、手にした写真はといえば、アイシャドウとアイラインとマスカラで入念にカモフラージュした甲斐あって、目はパッチリと色白で(当社比)前回の写真よりも多少は美しい仕上がりで満足満足。

でもって話はちょっと飛ぶが、昔に比べると免許更新の時に見せられる交通映画?はソフトになったもんだよね。
免許更新ではないのだが、個人情報?なにソレ?って感じだった私の少女時代には、夏休み恒例・夜の公園で上映される「交通事故映画」は今よりはるかにダイレクト。
車体に挟まれて「痛いよ〜!痛いよ〜!」と泣き叫ぶ被害者(モザイク無し)とか、レッカー移動される血まみれ車体とか、車の下の原型をとどめない肉体とかーさすがにこの時には「子供さんは目を閉じてください」とアナウンスがあったものの、指のすきまからしっかりチェックしてその後しばらくうなされたけど・・・・・・そんな直球がすぎる映像を、オカルト番組ばりの薄暗いナレーション付きでこれでもかと流してくれて、子供達に不要なトラウマを植え付けたものだ。

けれどもこの度更新の際に見せられた映画はといえば、福留さんがナレータをつとめる20分程度のソフトな作品。事故の恐ろしさはそれほど伝わってこなかった。
とはいえ、携帯電話に気を取られて子供をはねちゃった人の回想シーンの、「彼はそれからというもの、ただの一夜もぐっすり眠れたことがないそうです」という静かなナレーションには、事故がきっかけで崩壊した家庭なんかを想像してリアルにゾクッときたけどな。

話によればゴールドじゃない人の講習はもっと長いそうなのだが、見せられる映画はゴールドバージョンとはまた違ったものなのだろうか?ここは路上駐車で免停食らった方他からの報告を、ぜひとも聞かせていただきたい。

2008年12月13日(土)

二日酔いと貧血のダブルパンチでグダグダ。さっき(11時)ようやく起き出したばかり。
今日はとても天気がいいので母の見舞いに行きたいところだが、椅子から立ち上がるだけでもクラッとくるこの体調では、バス停からホームまでの1Hウォーキングはぜったい無理。やっぱり健康ってなにより大切ですね。

昨夜は夢に母が出てきたものだから、体調のみならず気分も冴えない。夢の中で母はすでにアルツハイマーを発病しているものの、まだ会話はできる状態だった。
ヘボピー「お母さん、『フィラディルフィア』って言ってみて」
母「ふぃらでるふぃあ」
私「じゃあこんどは『ウーパールーパー』って言って」
母「うーぱーるーぱー」
ヘボ&私「言えた言えた〜!」「まだまだ大丈夫だね!」

どうしてフィラデルフィア(それもクリームチーズの方)とウーパールーパーなのかは謎ながら、長い単語もちゃんと言える母を見て、お母さんはこんな病気になっちゃったけど出来る限り優しくしよう・・・・・・と私は泣きそうになっていた。
あ〜あ、せめてあと一年早くそう思えていればなぁ!一年前には介護があまりにもキツすぎて、私は怒ってばかりだったが、何もかも分からなくなる日が遅かれ早かれ来るならば、どうしてもっと冷静になれなかったんだろう、と悔いるばかり。

夢の中で母は、娘達が喜んでいるのが嬉しいのだろう、ニコニコ笑う歯抜けの顔が脳裏に焼き付いて、夢から覚めた今、何ともいえず空虚で寂しい気分にさいなまされている。親孝行したい時には親はなし、と昔の人は上手く言ったもんだ。

とにかく母の顔を一目見たい。今すぐにでも高速バスに飛び乗って会いに行きたい気分だが、一日中ホームの中で徘徊して、全くじっとしていてくれない母について歩く元気は、どう無理しても湧いてこない。明日は妹たちが会いに行くそうだから任せることにして、私は来週有給取って行くことにするか。

とここまで書いてまたしても気分悪くなってきたよ・・・・・・おかしい、これほどの体調の悪さは未体験ゾーン。これって「介護苦から解放された人が安堵感からガクッときて死に至る」というやつだろうか(考えすぎ)。
窓の外には爽やかに晴れ渡った青空が見えるのに、病気がちの深窓の令嬢みたいにベッドで横になるしかない自分が腹立たしい。
せめて窓の下を通る少年と淡い恋に落ちる、だなんてメルヘン展開になれば楽しいのだが、うちの窓の下にいるのは美少年じゃなくて組長の車を洗う怖いお兄さんたち・・・・・・ま、ウダウダ言っとらんと寝ます、まっ昼間だけど。

2008年12月10日(水)

冷蔵庫の中には、昨夜買ったケンタッキーの通称「コロコロ」(脂の少ない丸っこい部分)をひとつ大切に取っておいたのだが、今日は大人しく帰って7時のニュースを見ながらそいつを食べる代わりに、銀行からおろしたてのピン札を握りしめ、貧血でヨロヨロしながらも、おひとりさま焼き肉〜ウォートランというデリシャスコースを辿っていた。
なぜなら本日はリーマンのレゾンデートル・ボーナス支給日!!

10月に入ってからというもの、ビオフェルミン止瀉薬もってこいーっ!と叫びたくなるほど急降下した売り上げと、液体窒素とひえピタで冷やしとけーっ!と叫びたくなるほど対ドルで急上昇した円のせいで、出たとしてもせいぜいン万くらいかなぁ・・・・・と世紀末的に悲壮なボーナス予想を立てていた。

だが、私らしからぬネガティブシンキングに反して、ふたを開けてみると支給額は例年並みでホッ。
これで定期預金を担保に借り入れて、商船三井(MO)に貢いでいたゼニも多少は返せるぜ!という安堵のあまり、浮かれる心は確率変動モードに突入!このハレの日を平和(安くて美味い地元の名店)のタン塩で祝いたくなったのだ。

でもって喜ばしいのはボーナスだけじゃない。私を悩み苦しめていたサド男・MOの株価が、一体何を思ったのだろう?今日はぐいんぐいんと力強く上昇。年収オーバーの大損こいてたせいで、死人より死体っぽい色だった私の頬をバラ色に変えてくれたってのもある。

まったくこれだから離れられないんだよなぁ!気性の激しい男(銘柄)からは。今の気分を表現するなら、そうねえ・・・・・・「このお金だけはやめてぇ〜っ!」と泣いて追いすがる私にゲシッ!と容赦ない蹴りを入れ、家計費を持ち出したMOがフラッと帰ってきて、博打でボロ勝ちした土産だとか言って、ぽいっとエメラルドの指輪を投げ与えてくれた、そんな感じかしらね。

とは言え、うちにはもう一人の問題児・三菱商事も居候しており、こっちに負わされている損失はMOをはるかに凌ぐものだから、決して手放しでは喜べないのだが。
三菱商事(実はええとこのボンボン)は、不良少年・WTI(West Texas Intermediate・原油の先物価格)とカップリングで動くので、ここしばらくの株価はといえば、使い古しのゴムが伸びて戻りがユルいバンジー状態。

だからニュースで「ガソリン価格が安くなって助かります!」「これで安心してストーブを使えます!」「漁船の燃料費が・・・・・・(喜)」「ピーマン用ビニールハウスの重油代が・・・・・・(喜)」という善良な人々の喜びの声も、利己的な私の心にはいまいち素直に届かない。いや、大きな声では言えないが、「頼むからせめて1バレル100ドルに戻れよ!」と、アブダビの石油成金のように心で叫んでいるのがホントのところ。

・・・・・・と軽くぼやいてみるが、ボーナス&商船三井↑の相乗効果で気分は爽快である。土曜日に相手を邪眼で射殺す気で、電波オバハンとメンチ斬り合ってたのがウソのよう。
でもね、こう書いているうちに貧血でモニタがぐるぐる回りだして、自分が何書いてんのか分からなくなってきたので、まことにハンパではあるが今日の所は失礼する。あ、なんか頭までズキズキしてきた・・・・・・とけっこうマズい感じなので、明日は病院で検査する予定。

ゆめちゃん、Sヲさん、あけみさん、メール書くつもりでしたが急に具合悪くなりました。申しわけありませんがソッコーで寝ますのでレスは改めて。メンゴっ!!

2008年12月9日(火)

全身の勇気をふりしぼって、今までどうしても口にできなかったことを言ってみた。

「あ、あのぉ・・・・・・すみませんけどこの部分は避けてくださいっ!!!

シャウトした場所はケンタッキー店頭。指さしたものはメニュー写真の手羽元の部分。

いや、家に持ち帰った2ピースセットの袋を開け、内一本があの棒みたいな部分だと、思わず人生を悲観しそうになるほどに私はアレが気にくわないのだ。
とはいえ、一羽のトリを6つに解体するとどうしても「棒」が2本取れるのが自然の摂理。(都市伝説が本当なら4本か6本かもしれないが・・・)「棒はイヤ」だなんてワガママ、分別ある大人には許されないことだと己に言い聞かせ、この20年というもの、2ピースパックやコンボセットに「棒」を発見するたびにひっそりと顔をゆがめてきた。

だが、先日のオバハンのオーラに触発されて、私にもドス黒い勇気が湧き出したのだろうか。今日、冒頭の言葉をはじめて口にした。
するとどうだろう!カウンターの姉ちゃんは軽蔑に眉をひそめることもなく、あー早くバイト終えてとっとと帰りてー、という投げやりな感じで、私の好む丸っこい部分を2ヶ、無造作に袋に放りこんだもんだから拍子抜け。なーんだ、けっこういるのかもなぁ、こういうリクエストする人って。

・・・・・てな感じで、貧血でクラクラしつつも今日は気分上々。それもこれもすべてここを覗いてくださる方やコメント下さった皆さんのおかげです。
「大変な人にかち当たっちゃいましたね」「いやいや、電波は電波でも【毒電波】でしょ〜」などなど・・・・・・皆さんのおかげで、オバハンを憎む余りうっかりアナキンの後を追ってダークサイドに墜ちそうだった私の心は救われました。ありがとう本当にありがとう!

でもって唐突に話は変わるけどウォートラン系同志に緊・急・連・絡。

「たのみこむ」という企画案サイトに、ウォートランの続編を出してくで〜!という企画を上げてくださった方がいらっしゃいます。
ttp://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=77213

コメントを書き込むには簡単な登録が必要ですのでちょっぴりめんどいかもしれないのですが、ウォートラン者のあなたもぜひとも熱きご賛同を!いやいや、こんなことしたって無駄だろ・・・・・・とか思わずに。こういうご時世、人には夢が必要なのです。目指せ4人協力プレイ!

もちろん「ミキさんたら貧血なのにウォートラン筐体求めてかけずり回って・・・・・・いつか国道わきの段差で転んでダンプに轢かれそうで心配だわ」などと同情してくださる心優しき他ジャンル&パンピーの方も、お気が向けば清き一票をお願いします。コメントは「賛同します」みたいな感じで構いませんから・・・・・・どうぞよろしくお願いしマッスル。

2008年12月7日(日)

股間のお宝に汚職政治家の顔写真を貼り付けるという、ある意味究極のネガティブキャンペーン写真を最上部に放置したまま、この週末私が一体なにをやっていたかといえば・・・・・・梅田の飲み屋にて、自分よりもはるかに年上のオバハンとFace to Face、思いっくそメンチを切り合っていた。

一体どういう経緯でそんな事態に至ったのか?ちょっと長くなるがヒマなら聞いて頂きたい。丸一日過ぎた今でも思い出すだけで怒りのあまり手元のバカラの花瓶を壁に叩きつけそうになるので、無駄な破壊を避けるためにこのムカつきをちょっとだけ分担して頂ければ・・・・・・。


オタクワールドの友人には恵まれているものの、私には非ヲタの友人がゼロに近い。パンピーのカモフラージュをほどこして自分はオタクじゃねえ!と言い張る友は何人かいるが、一皮むけば手塚漫画のシーンをほのめかすだけで台詞がすらすら出てきたり、BLの新刊ラインナップは全て頭に入っていたりと、どこがパンピーなんだと突っ込まざるを得ない粒揃いの人材ばかり。

こんな素晴らしい人々に囲まれてなおより多くの友を求めるだなんて、ともだち100人できるかなの小学一年生じゃあるまいし、身の程知らずのぜいたくなんだともっと早くに気付くべきだった。
けれど母のボケをきっかけに、将来への不安にとり憑かれて発狂寸前だったもので、親の介護や葬式や墓や退職後の資産運用といった、独身熟女限定・ダーク&ヘヴィな話ができそうな、同年輩の人々と交流したくてたまらなかったのだ。

そんなお友達を求めるために利用したツールは・・・・・・某女性向けの、いわゆる「業界」用掲示板。どうやらこのあたりからしてすでに間違ってたみたい・・・・・・。いや、私としては、己が少数派であるという自覚を持ち合わせている人々ならば、他人の多様性にも寛大で心も広いだろうと考えたのである。

けれども会った人間が悪かった。フタを開けてみれば、上記のババアと会った一時間後にはすでに「病んでるね」と耳を疑うような台詞を吐き捨てられ、居酒屋のカウンターで怒りのランボーと化しそうな己を必死で抑えていた。

この女性、何度かメールをやりとりした段階では、責任ある仕事に就いた常識と寛大さに溢れた好人物だと思っていたし、愛犬家ってのもポイント高かったのだが、メールだけでは人格は分からないもんだと今、痛感している。
待ち合わせ場所などを決める際、「けしてカッコよくないですけれど、姿を見ただけで帰ったりしないでくださいね」などと書き添えられていたもので、恋人探しじゃあるまいし、これはよほど遠慮深い人なのか、それともコンプレックスが強いのかなぁ?と若干怪しいものも感じていたのだが。まったく、この時点で妖怪アンテナがビビビと作動して、相手の姿を見ただけできびすを返していれば、こんなに胃を悪くすることもなかったのにさ!

だが私より20センチほど背が低いとか顔がどうだかなんてぶっちゃけ興味ないことなので、きびすを返す代わりに挨拶を交わし、じゃどこかに飲みに行きましょうか、ということになった。

けれど彼女が遠慮していた?のは最初の45分のみ。
一時間を過ぎると私の嗜好や人生観を聞いてやおら
「病んでるね」と一句。いきなりアッパーカットをかまされて、豆でっぽうを食らったハトの気分に・・・・・・「病んでる」だなんて父さんにも言われたことないのにっ!私は変わり者だが病んじゃいないぞ!(多分)

あまりにもの無礼さに顔を引きつらせつつも、聞かなかったフリして話題をやんわりと行きつけの某バーへと変えたところ、バリバリのビアンとして、筋肉ガイズ派である私の立ち位置がお気に召さなかったのかどうかは知らないが、「お前みたいな人間を平気で受け入れてるなんて、○○(店名)はヌルい店だと聞いてだけど、そこまでヌルいと思わなかった」とご放言。お前・・・お前・・・お前・・・・・・(フェードアウト)
いやはや、私もそれなりに長いこと生きてきたが、初対面の人間にいきなり「ナチ」だの「お前」だのと呼び捨てられたのは初めてだもんで、世の中にこれほど馴れ馴れしくかつ傍若無人なヒトが存在するということに新鮮なおののきを感じて、開いた口がふさがらなかった。

その後も、カノジョがいるというので「一度お会いしたいです〜」とゴマをすればすったで、「自分よりも彼女の方に興味あるんだろ」とネチネチ。車で迎えに行くから犬と彼女のいる家に遊びに来いとおっしゃるので、「いや〜、私は人の家に行ったり自分の家に人を呼んだりするのはちょっと苦手なもんで、はははは・・・」と答えると、「私のカノジョの美味しい手料理が食べられないって言うのか?」とすごまれるわ、マヤには週末に会いに帰るのだと言えば「飼い主としてそんなペースでいいと思うのか?」と諭されるわ、・・・・・・ああああ!どうすりゃいいってんだ!すべて私が悪いですからもう勘弁してくださいっ!

そう心の中で叫びつつ、傍若無人オバハンから一刻も早く逃げ出したかった私は、彼女がトイレに立っている間にうっかり勘定を済ませてしまいーもちろんおごる気もおごられる気もさらさら無い。あとから割り勘にすりゃいーやと思っていただけなのだがーここでまた相手の安いプライドに着火してしまったようで、「お前、なに考えてんだ?!ナメてんのか?」と烈火の如く怒りだした。

でもって思いっくそメンチ切ってくるもんだから、普段はマザーテレサのように温厚な私もさすがにブチ切れ寸前。テメェみてえなクソ婆にナメられる筋合いはねえんだよ!という気持ちを込めて、相手を呪い殺す気概でメンチ返し。
すると私に憑依した魔太郎が 「コ・ノ・ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ」と呟いているのが見えたのだろうか。オバハンが先に目を逸らしたのでひとまず私の勝利。
でもって「表に出ろ」だなんて言われたもので(チンピラかよ・・・)ビールケースや消火器など、武器になりそうなものを目の隅でチェックしつつ表に出て、梅田の飲食街で口論。まったくいい年こいた女が二人でこっ恥ずかしい話だよねえ・・・・・・。

そのうちに相手が「誤解だ」などと言い出して謝ったもので、私もアホぬかせと思いつつも目の前の勘違い女から出来るだけ遠くにーできれば名古屋くらいまでは離れたい気分だったのでそれ以上は追求せず、「駅まで送る」と言う相手に好きなようにさせて、振り返りもせず改札を通り、怒りのあまり痛む胃を抑えて帰宅。
宅配ボックスに入っていた筋肉メンズ水着雑誌(オーストラリアの雑誌社が気を利かせて送ってくれた)や、「株式擬人化に萌えましたv」という同志からの心温まるメールに迎えられ、ようやく平常心を取り戻して眠りについたのだった。

でもって、次の日。殴り合いせんばかりの口論をしたんだから、まさかメールが来るとも思ってもみなかったし、こちらのアドレス帳からはオバハン絡みのすべてのメアドを削除していたのだが・・・・・・
朝起きると携帯に届いていたメール。爽やかな朝っぱらから罵倒されても気分が悪いので、読まずに削除しようかと激しく迷ったものの、もしも脅しならそれなりの対応しなきゃならないので、腹をくくってボタンをプッシュ。

するとそこには、な、な・・・・・・なんじゃこりゃー?!
♪マークつきで「おはようございます」。
「昨夜はありがとうございました。時間が経つのが早かったですね」って、そりゃアンタが喧嘩売ってきたから時間経つのも早いわな。でもって「こんどカノジョと三人で会いましょうね」って・・・・・・ナニそれ。

皆さん、こういうタイプを世の中では「電波系」と呼ぶのでしょうか・・・・・・。私はこの一件で人間不信になりそうです。無論彼女は特殊なケースだとは思うものの、危険な挑戦は当分の間慎みたいと強く強く思う次第です。

2008年12月3日(水)

文章書く時間と気力に欠けるので、取りあえず写真でもアップしときまちゅ。

東京から夜行バスで帰ってきて半分眠りながらメールチェックしたところ、いきなり添付されていたこの写真・・・・・・。魅惑の褐色ケツパレードに睡魔も一発で吹っ飛んだ。提供者:S崎氏、撮影場所:メキシコ市内。コンセプトはNotゲイパレード、But政治的デモンストレーションだそうだ。

日頃のうさばらしをしたいだけにも見えるこのデモ、どうやらある政治家(右写真で股間に貼られたメガネと思われる)の汚職に憤慨した人々によるものらしい。
赤いヒモパンのオヤジの尻たぶには、腐敗をうち砕く正義のパワーが秘められてい・・・ればいいのだが。

お祭り気分は最高潮。「写真、撮らせてくださ〜いv」と美人に頼まれて嬉しそうにピースするオヤジ。見よ!この豊満な肉付きを!そのスジの皆様にはさぞかしウホッなものがあろうかと。

金融不況でボーナス8割カット、家と車のローンはどっさり残っている。妻には働きが悪いと責められ、思春期の娘は口もきいてくれない。いっそワシもスーツを脱ぎ捨てて・・・・・・ふとそんな思いが胸中を去来しつつも、白昼堂々のヒモパン・パレードに沸き立つ人々を見ないフリして足早に通り過ぎるビジネスマン。お父さんはいつでも大変です。

S崎氏のメキシコ土産、コヨーテのお面。「ミキさんにそっくりだー!」とエキサイトしすぎて土産物屋のオヤジをびびらせたそうだ。そう言われると確かに・・・・・・・じっと見ているとだんだん兄弟に思えてきた。

始発の新幹線で東京駅に降り立ち、その足で立川よりもさらに奥にある街、昭島へと。東京都内だから楽勝と思いきや、ものすごく時間かかってヘトヘトに・・・・・・。
昭島駅では、もしウォートランをやってなければ一生訪れることも無かったのよねとキュンときたのも約2秒。その後はあまりにもの何もなさにひたすらびっくり。なんか想像の中にあるシリコンバレーの風景って感じ。

昭島からは調布〜聖地アキバを巡った後、S崎氏と六本木のエアガンバーでシグ・ザウエルP226を撃ってきました。ひゃっほう。

MP5も撃ってきました。ウォートランやってるみたいですが場所は昭島のゲーセンではなく六本木のバーです。そうこうするうちにやっぱ実銃が撃ちたいねえということになり、オバちゃん、今度グアムに行くことに決めました。

クローン人間の秘密製造工場。ウソです、高速バスで帰る途中に寄ったサービスエリアのトイレです。半円形のトイレ内には個室が50ほど並んでおり壮観!ビッグサイトもこういう風なら「コミケ一番の大手」問題もスッパリ解決なのに。