12月31日(月)

一番から三番までの歌詞が、それぞれ陸・海・空に割り当てられている「男の群」。
一番陸自・「泥にまみれた男たち」、二番海自・「潮に灼けてる男たち」、三番空自・「空を駆けてく男たち」・・・・・・って、一番と三番の間にちょっと差がありすぎないか?カッコよさ的に!

やらなきゃならないことが山積みの30,31日だったというのに、二年ぶりにひいた風邪と二日酔いのコンボ攻撃で頭ガンガン、鼻水ダラダラ。とっても起きてられるもんじゃないから、地底のハダカネズミのようにベッドの中でうごめいていた。おおお・・・・・・貴重な年末の二日間だったのに!

怪しげな健康法の本を読んでショウガ紅茶を飲み始めてからというもの、風邪には縁がなかったのだが、さすがに焼き芋抱えたまま着替えもせずに寒い部屋で寝るような酒クセの悪い女には、ショウガに含まれるジンゲロールも効力を発揮する気が失せたと見える。

いや、土曜日は「よっしゃー!遊ぶで!」とばかりに大阪に出張し、張り切って向かった先が人気シェフのフレンチとかムーディーなジャズバーではなく、回転寿司屋とレディースバー(いわばレズバー)ってのがちょっと悲しいんだけどさ。そこで会ったビアンのカップルが同じ中学校の出身で、つい話がはずんで深酒しちゃったのだ。

彼女たちはもう6年も一緒に住んでいるそうなのだが、それでも双方の親の理解は全く得られなくて、一方の人など、42才になった今でも、「ジャガー横田は45才で出産したんだから、あんたも早く結婚して子供を産め」とうんざりするほど責められるそうだ。

なんつーのかなぁ、今でも「女性は結婚して子供を産むのが当然で、そうでないのははみだし者」と考えるのが世間一般の親というものなんだろうか。

私は親に「結婚しろ」とか、あまつさえ「出産しろ」なんて生まれてからただの一度も言われた記憶がなくて、放任主義にもほどというものが・・・・・・とは思いつつも、その点においては感謝している。
私は今のところはシングルだし、ヒトとはそれほど一緒にいたいとは思わないのでずっとシングルかもしれないが、もしも将来パートナーができて、それが男性だろうと女性だろうと、「お前がいいと思うようにするのが一番いい」と、親は反対しないに違いない。

一方、もう長い間同棲しているのに、同性同士だからというだけで、互いの存在すら親に無視される彼女たちのようなカップルもいるんだよね。一番近い肉親がいつまでたっても考えを変えてくれないのは、かなり辛いに違いない。
異性同士だろうと同性同士だろうと、好きだったらそれでいいと思うんだがなぁ。いい加減現実を受け入れてやれよ、親。

そんなこととか、オーナーに女性向けの商売のむつかしさ(女性はいつまでたっても低所得ってのもその理由の一つだ)を聞いたりしたせいで、常日頃抱えている男尊女卑な自分の会社への不満も相まって、かなり荒れた飲み方になってみたいだ。

レディースバーを出たあとは、記憶がほとんど無いままたこ焼き屋でビールをガバガバ飲んで、記憶がほとんど無いまま電車に乗ってなんとか最寄り駅で降りたはいいが、どうやら駅前の焼きイモ屋にも寄ったようで、夜中に頭痛で起きるとでっかいイモ(半分食べかけ)を抱えて寝ていたよ・・・・・・

そんなこんなで、大掃除なんてとんでもねぇ!熱っぽい身体を引きずりながら、なんとか玄関回りだけは綺麗にして、年賀状原稿を仕上げた時点でライフポイント残り1。キツい・・・・・・

とは言いつつも、年賀はがきの枚数が足りなくて、時間的に二駅先の本局でしか売ってないもんだから、よろめきながらチャリを飛ばしたのが運の尽き。
郵便局の目と鼻の先がゲーセンなもんで、ついたしなんでしまったウォートラン。それもフルステージ・所用時間は一時間強。もうアカン・・・・・・自分。

さすがにこれを書いている31日夜7時ともなると、二日酔いの呪縛からは解き放たれてはいるものの、風邪に加えて、一週間ほど前から右の奥歯が歯根から浮き上がってきてね。口を閉じると口内で噛み合う歯が奥のこの二本だけなものでものすごく気持ち悪い。
ものがほとんど噛めなくて、おかゆとか麺類を、ドジョウを食べるアヒルみたいに丸飲みする毎日。ついでながらにものもらいと生理痛にもなっちゃってさあ・・・・・・子宮筋腫だからそうなるとキツいのよ、内蔵が穴の空いたザルみたいなもんだからさ。

でも、大晦日から正月にかけて私がいなけりゃ、さすがに親が寂しがる。心なしか頭がクラクラするけど、ここは一発気合いを入れ直して、両親とマヤっこの顔を見に電車に乗って帰ってくるっス!

12月29日(土)

♪男がいる 嗚呼男がいる〜 泥にまみれた男たちがいる〜♪ 

パソコンがブッ壊れました。

明け方4時までは普通に動いてたというのに、朝起きて、さて、今日から思いっくそ働いてもらうぜ!と勢いこんで電源をポチッと入れても、画面は真っ白のままウンともスンとも言ってくれない。

いや、正確には足下からミュミュ・・・ミュミュ・・・と、餓死寸前の子ネズミの鳴き声のような不吉な音が聞こえてくる。ヤベェ!またしてもHDがイカれたか?(私は異常なまでにHDのアタリが悪いです)

ようやく会社も休みに入って、これで思う存分パソ作業ができる、と思っていた矢先のクラッシュって・・・・・・神さまもやることちょっとエグすぎないかしら。
私は遠足の日に熱を出すタイプなのだが、パソコンもオーナーに似てくるのだろうか。悪しき意味でのヒキの強さには、毎度毎度感心してしまう。

ただ、途中でいろいろ邪魔が入ってどんなにバタバタさせられようと、最悪の状態だけは避けられて、最後には何となくつじつまが合ってめでたしめでたし、に終わっているのは、これも一種のヒキの強さかもしれないなぁ。

もう年末だから厳しいかなと思いつつも、祈るような気持ちで行きつけのマックラボに電話したところ、社長がエンジン全開でバリバリ仕事中。
なんでも、正月休みの間にパソコンの改造などを頼んでくるデザイン事務所が多いせいで、元旦以外はずっとラボに詰めてるらしい。オヤジ偉いっ!Macマニアの鑑っ!愛がなければ到底出来ないことです_(_^_)_

だからチャリンコの前かごにG4をETのように詰め込んで、疾風のごとくラボに走って調べてもらったところ、アンラッキー中のラッキーなことに、四枚入れてるHDの内、弱りかけのネズミみたいな不吉な音を立ててたHDは、OS10を割り当てているやつで、それが邪魔してOS9が立ち上がらなかったのだと判明。

ホッ・・・・・・OS10にはいつまでたっても愛着がわかなくて、たまーにネットに使う程度だから、お前がブッ壊れようと痛みは少ないんだよね。(冷酷)

ってことで、修理してもらう間、四ヶ月ぶりにイリの霊園に行ってお参りを済ませ、それからウォートランをフルステージプレイしたところで、「修理終わりました」との電話が。さすが早いっ!普通に電気屋に出す修理だとこうはいかないよね。ラボが近所で本当に助かった。

再びパソをチャリのかごに詰め込んで、(タクシー使えよって話だが、私はこういう場面ではセコいの)フラフラ運転しながら帰宅した時点で夕方5時。
真面目な人ならそこからガリガリ年賀状作成を始めるところだろうが、不真面目な私は一連のドタバタでなんだかすっかり気が削がれてしまったので、年賀状は明日でいいやと、大阪のレディースバーに酔っぱらいに出かけたのである。あ〜飲み過ぎて頭痛ぇ・・・・・・

12月28日(金)

会社で男の同僚とプロレスの話をしていた。なんでもアントニオ猪木、最近ある試合に乱入して華麗な首ジメで小川をあっさり失神に至らしめたらしい。

「猪木っていろんな意味で凄いよね!(笑)」「やっぱカリスマだけあるよ」「それにしてもレスラーってつくづくタフだよなー」
老いてなおファイト溢れる猪木、骨折してもすぐリングに復帰する若手、白目をむいてブクブク泡吹く小川など、鋼鉄の肉体を誇るマイティーガイズを口々に賞賛する私たち。

「やっぱ男はタフでなんぼ。プロレスラーはやっぱり男子のあこがれの職業だよね!」と私は溜息をついた。同僚も「うんうん」と深くうなずいている。
「あと、ハードロッカーにもあこがれるもんだよね!」と私が言うと、これにも「うんうん」と共感が示される。
だというのに、「あと、特殊部隊もね!!」と言うと、
「それはアンタだけや!!」と、スナップをきかせたえぐり込むようなツッコミが入っちまったぜ・・・・・・

おかしいなあ、自分がもし男に生まれていれば、死ぬほど鍛錬して自衛隊第一空挺団→フランス外人部隊第二空挺連隊→民間警備会社(危険地域で要人の警護にあたったりするやつね)を目指すのだが、どうやらレスラーとロッカーにはあこがれても、一般的にはソルジャーの人気はイマイチらしい。

そういえば先日ヘボピー(妹)と「私たちは自分たちの進むべき道についてもっと早く気付くべきだったよねー」って話をしみじみしていたんだ。
だが、いくら過去を振り返って道を誤ったことを悔やもうとも、この年ではさすがに異次元に人生ワープするわけにもいかないので、せめて近日中に姉妹が連れもって失った青春を見つけにあの場所へ・・・・・・そう、陸上自衛隊への体験入隊を検討中。

いえね、私たちみたいな年寄りは門前払いの上塩まかれるだろうと思いこんでいたのだが、なんでも某オバちゃんの団体でも受け入れてくれたらしいんだよね。
大阪のオバちゃん団体にとって、陸上自衛隊の体験入隊が一体どんな役に立つのか?そしてオバちゃんたちも迷彩着てほふく前進させられたのか?などと想像すると、ますます真相を究明したくなってくる。

でもって体験入隊のシメには、直立不動で♪男がいる 嗚呼男がいる〜 泥にまみれた男たちがいるぅ〜♪と、自衛隊ソング・「男の群」を汗にまみれて熱唱したいものだ。


先週末の三日間はベッタリ母の介護だったせいで、冗談抜きで発狂寸前になった話(単なる愚痴)も書く気マンマンだったのだが、「男の群」の歌詞読んでるうちに自分の家に戻ってきてまで延々悩んでる自分がバカに思えてきたので、介護ネタは私がもっと鬱になった時にでも聞いてください。

ただね、もう本当に色々酷くてさぁ、そのストレスたるや発作的に電車に飛び込みそうになったほどで、ヤバいといえば相当ヤバいのだが。
ぶっちゃけるとウォートラン萌えという心の支えがなければ、とっくに身投げしてただろうなーと思う精神状態で。ありがとうシマダさん、貴方がたまたま生み出したキャラのお陰で私は今でも生きてます、って言いたくなる。
今までの人生、平均的リーマンよりは辛いできごとが多かったと思うが、今のキツさは段違い。こんな日常にあっても「ベオウルフの股間のCG処理が・・・・・・」ってなことばっか言ってる自分を、この度ばかりは誉めてやりたい。

とにかく今日は仕事納め。明日からは9日間のお休みだ。
コミケには不参加だけれども、実家には除夜の鐘が鳴り出す頃まで帰らないつもりなので、今日から三日間は久々に自由なのが嬉しくてたまらない。
♪男がいる ああ男がいる〜 潮に灼けてる男たちがいるぅ〜♪←浮かれてます。
思い切り遊び回ってサイトもいじって、たまりまくってるメールの返信もして、色々楽しくやるつもり。
ただ、その前にまずは大掃除と年賀状から手を付けなきゃね。 

12月22日(土)

ルイス・ブニュエルの映画に「それを暁と呼ぶ」って題名があるの。
やたらとカッコいいから自分のパロSSの題名にも使いたいんだけど、なんか話が浮かばないのよねえ。

それは\(^^\)
下で「ない知恵」って書いたんだけど、ミッヒってお利口なのかBAKAなのかって、ハネ友ちゃんとの話題に上がったことがあるの。
アタシも彼女も「あんまし賢そうじゃないわねぇ」、ってことで意見の一致を見たんだけど、でもでも彼、腐っても精鋭。
特殊部隊の教官職に招かれるくらいだから、アホではやってらんないわよね?

でもどうしてだか分かんないけど、アホっ子ってイメージがあるの。

IQは高いけど頭のネジが一本足りないっていうのかしら、世間と折り合えない、空気読めないって意味でちょっと抜けてるんだわ。

特殊部隊には外国語も必須ってことで、アタシ、ミッヒちゃんは5カ国語くらい操りそうだと思うの。
それも英語でしょー、ドイツ語でしょー、それからアラビア語とパシュトゥーン語とペルシャ語とダリ語・・・
・・・って、中東以外ではぜんぜん意味ないわね。
シャバではただの「変な人」ね。

軍人さんって退役してからシャバに馴染めなくて、また舞い戻ってくる人も多いみたいなんだけど、ミッヒは絶対そのタイプね。
軍事の海から上がると肺呼吸ができなくて死んじゃう子ね。

・・・・・・あっ!いけないっ!
家でボケたママが待ってるからもう行かなきゃ。
クリスマスはカレとのデートどころか、要介護度3のママの世話よ。イヤんなっちゃう。
しょーがないからせいぜいロメオの下半身妄想でもしてくるわ。キャッv

じゃーねぇ〜〜v
最後に一言・・・・・・
どんだけぇ〜〜〜vvv


・・・・・・すんません(笑)こっちの日記も書くつもりだったのだが、時間切れなので拙サイトの最奥部にあるウォートラン腐女子板からコピペしてきた。
狂ったように「早く帰れ」とばかりに携帯が鳴ってるんだけどさ、さっき起きたとこなんだから急かさないで欲しいよねえ、まったく。

これから三日間、実家で恐怖の連続介護なので、多分更新はできません。年賀状も作ってないからパソコンのない実家には帰りたくないんだけど・・・・・・父も妹も所用で留守にするもんで、介護者が私しかいないからしょーがないな。

では行って来ます。神経戦に負けないよう心を強く保つようにします・・・・・・ってちょっと自信ないが。

12月20日(木)

先日ネットで「ペットにも伝統の品・・・『世界一美しい』首輪」ってニュースを目にした。なんでも西陣織の正絹金襴で作る、完全オーダーメイドの品らしいのだが・・・・・・
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/60089/

うーん、そんなの20年前にすでに知り合いがやってたな。サルーキ愛好家のその人はお坊さんなんだけど、僧侶の袈裟を作っている京都の職人さんに、「袈裟に使う西陣織で犬の首輪作れ!」なんてオーダーを出していたものだ。ぷぷっ、坊主のくせしてバチ当たりめー!(笑)

さて、年の瀬も近づいてきたせいで、なんだか妙にバタバタしてる。自分の年賀状はもちろんのこと、もう目がほとんど見えなくなった父のため、父用の年賀状も作らなきゃいけないってのに、まだ何も手を付けてない。
干支がネズミなせいか、イマイチやる気に欠けるんだよねー。まぁサルよりは百倍マシだけど、やっぱ描いてて楽しいのは犬とか龍でしょ。

で、なすべきことが山積しているところへもってきて、来年早々に今のマンションを市場に出してみようと思ってるので、よりよい査定をゲットすべく、バングラデシュのスラムばりに汚い我が家を、必死こいて掃除せねばならない。独り暮らしでなんでここまで汚くできるんだよ、まったく・・・・・・

いえね、次の家の完成は2009年9月なので、そちらへの引っ越しが済んでから今の家を売るつもりだったのだが、日本経済の雲行きがかなり怪しくなってきたものでな・・・・・・
これから先、二年間の仮住まいでたとえ多額の家賃や敷金を払う必要が生じようとも、取りあえず今の家をキャッシュに代えて、次の家の完成まで賃貸に住む方がリスクもプレッシャーも少ないかもな、と考え始めたのだ。

ただ、かなり広い今の家と同程度の物件を借りようとすると、家賃がキビシイことになる。だから取りあえず寝られればいいや、ってレベルの古くて狭めの部屋を捜すことになるのだが、問題は異様なほどの我が家のモノの多さ。

本や洋服や家具。どれもふところを痛めて我が家に迎えたモノばかりなのだが、この際、可能な限りモノとおさらばみるのもいいかもしれないな。

手始めにはリビングにどっかと設置された大理石のテーブル。
一目惚れで買った素敵なお品なのだが、次の家は29階ゆえ地震の時に振幅が大きい。そしてそんな部屋の超ヘヴィな大理石テーブルは、大きく揺れた時に吹っ飛んで、人をぺちゃんこにしかねない。

だからひとまずこれを手放したいのだが、古物商は一体いくらで引き取ってくれるだろう。中古家具なんてきっとゴミみたいな値段なんだろうなぁ・・・・・・
誰か要りませんか?イタリア製の大理石テーブル。重さ100キロOVER、上代40万円。作家の山田詠美さんのリビングにも、同じテーブルが鎮座してたというのがちょっぴり微妙な逸品です(笑)

12月18日(火)

千円均一のレディースデーだったから、一ヶ月ぶりに映画を見てきたよ。
「アイ・アム・レジェンド」か「ベオウルフ」か、どっちにすべきか迷ったのだが、前者はまだまだ上映してそうなので、集客的にヤバそうな「ベオウルフ」を選択。

上映期間もさることながら、「アイ・アム・レジェンド」についてはTVコマーシャル等で皆さんご覧になったかもしれないが、主人公の愛犬(シェパード)が死んじゃうという話をヘボピー(妹)から聞いててさあ・・・・・・
なんでも死にゆく犬を抱きしめた主人公が子守歌を唄ってやるそうなのだが、イリが亡くなる時に私もただひたすら子守歌を唄ったことを思い出し、ヘボピーの話を聞いただけでウルウルきたもんで、こちらは思い切り泣く心構えが出来てから見ることにした。

で、「ベオウルフ」。
見るからにB級いやC級のかほりプンプンなこの映画だが、ミニスカート&ブーツを身にまとった、風呂に半年ほど入ってなさそうなざんばら髪のムキムキ男が、太股をチラチラさせながら画面狭しと暴れまくる映画は、可能な限り見に行くのがマイポリシー。

まぁこれ、俳優陣にアンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコヴィッチとそうそうたるメンバーを迎え、監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で感動した人々を、「ロジャー・ラビット」で思いっきりずっこけさせてくれた前科を持つロバート・ゼメキス、と大物揃いと来れば、B級とはいえ「チアリーダー忍者」とは比べようもないクオリティーなことは予想できたのではあるが。

うーん、アンジェリーナ・ジョリーもアンソニー・ホプキンスも、この映画に出たことを頭をかきむしるほど悔やんでるんじゃなかろうか。
とは言え、神話系腰布マッチョ映画の愛好家である私、CGを多用したアクションはハラハラの連続で、トータル的にはものすごく楽しませてもらった。いや、ぶっちゃけ前半までは「まとまるのか?このままで!」と別の意味でハラハラさせられたんだけどね。

ストーリーを端的に説明するならば、「若気の至りでウソこいちゃったせいで、ジジィになるまで悔恨の念に苦しめられるヒーローの話」。
そしてそこから得られる教訓は、「殿方は美女に弱いものなのです」。この一言に尽きる。

一番の見所は主人公の肉体美。レスラー系ボディがお好きな方にはたまらないことに、ベオウルフが脱いで脱いで脱ぎまくる!
モンスターをおびき寄せて退治するシーンでは、「怪物の前では鎧も兜も無意味なのです」とか言っちゃって、王妃様の目の前でやおら脱衣。いや、せめてパンツははいとこうよベオ・・・・・・
そして蛮族との闘いでも「ウォォオォーーーッ!」と咆哮しながら、己の衣装を
ビリビリーッ! ぜんぜん意味ねぇーっ!!(笑)

それがまた、ただ脱ぐだけならいいんだけどさ、フルチンのままで跳んだりはねたり。けっこう仮面じゃあるまいし、お願いですからマッパで空中殺法はやめてください・・・・・・
股間のCGがどうなってるのかスクリーンをピンポイントでガン見するあまり、木を見て森を見ずで、うっかり肝心のストーリーを見失うところだった。

とにかく、ベオウルフのボディはあまりにも綺麗でびっくり。
「コナン・ザ・グレート」でのシュワちゃんにもゾクゾクしたものだが、ベオの筋肉も、ミスターオリンピア(世界一有名なボディビルコンテスト)の覇者であるシュワちゃんと比べても遜色ない。

けれどもこの俳優さん、ぜったい元・ボディビルのチャンピオンに違いない!と確信をもってパンフレットを開いたところ、ええーっ?!あれらのほぼ全てがCGの賜だなんて!そりゃいくらでも理想的なボディを作れるよなぁ。

まぁ、ややこしいこと言わずにアホになって見ればかなり楽しめる「ベオウルフ」。マッチョオヤジがお好きな方には強力プッシュしておきますので、今やCGはここまでリアルなムキムキを表現できるようになったということ、流れ落ちるよだれをぬぐいつつ、思う存分ご堪能下さいませ。

12月15日(土)

クリックしたい・・・・・・
さっき届いたばかりのエロメール
「おすすめ下半身クールビズ」をクリックしたい!!!

まぁそれはひとまず\(^^\) (/^^)/
先生に「お酒だって肝休日を取るでしょう?今日くらいはゲームをお休みしなさいっ!明日はやっていいから」と叱られた整骨院の帰り、最近街のあちこちで見かけるロングドレス専門店でドレスを二枚買っちゃったよ。

こういう店でスパンコールをちりばめたようなドレスを一体誰が買うのかな、結婚式やクリスマスみたいなイベントがそうそうあるわけじゃなかろうに・・・・・・と以前は不思議に思っていたのだが、雑誌のキャバクラ紹介ページを見てナゾが解けた。

今、キャバクラ嬢の間では、こういった店で手に入る、値段は安いけれども華やかで可愛い、叶姉妹的ロングドレスが主流みたいなのだ。
ふーむ、私がクラブでバイトしていた頃の水商売衣装といえば、ビシッ!とガンダム並の肩パットが入った、玉虫色や原色パープルや満開のバラ模様の、いわゆる「おミズスーツ」だったんだけどね・・・・・・おミズ衣装は世につれ世はおミズ衣装につれ。

世間では今、正調クラブやスナックではなくキャバクラ全盛期だそうで、キャバ嬢をファッションリーダーに奉る雑誌まで出現しているらしい。
そんな旬の業界なだけあって、今日私がドレスを買った店も12時の開店直後だというのに、10坪もないような小さな店にはすでに、「これカワイイー!」「○○ちゃんとぶつかるんちゃう?」「胸、おっきく見えるかなぁ」などとしゃべくりながら品定めをする4人の娘さん+ホスト風味の男がひしめきあっててさぁ・・・・・・店内の空気がもわーんとピンク色。

「すごく売れてるみたいですね」と言うと、女店主曰く「そうなんですよー、売れて売れて・・・・・・出勤時間前はもっとすごくて、もうキャバ嬢で溢れてますよー」だってさ。
ふーん、じゃ一度夕方に来てみようかなぁ、と思った私は、キャバ嬢を見るとなぜだかウキウキしてくるオヤジソウルの持ち主である。

で、どうして今は普通のリーマンやってる私がロングドレスに用があったのか?
・・・・・・カレとのクリスマスイベント?いえいえ・・・・・・じゃあ結婚式?もっとありません。

今日買った黒とヒョウ柄(またしてもアニマル!)二枚のドレスの内どちらか一枚を着用の上、広島のゲーセンでついに「コスプレ・ウォートラン」を決行するのだ!!

もちろん、独りぼっちでコスプレイするほどの度胸はさしもの私にも無い。
ウォートラン友であり、ポッパーにしてメイドにしてレイヤーのマリヤ中尉が、自ら進んでコスプレ演習を申し出てくれたのだよ。

広島には年明けに遠征の上、ラウ○ドワンのトイレで着替えてプレイに臨むつもり。だってマリリンモンローもどきのドレスで広島の商店街をのし歩くのはちょっと・・・・・・ね。

レザーのロンググローブとドーベルマンの首輪みたいなビョウうちチョーカー、とSM風味の小物はもともとバラエティー豊かに揃っているから、あとは10センチヒールのパンプスを買わなきゃなんないなー。
ただ問題は、そんなカッコでまともにウォートランがプレイできるのか、ということである。

大丈夫なのか?クーパーのクリティカルを取って、喜びのあまりバンザイした瞬間にヌーブラが落ちないか?難関の砂漠ステージでガンガン飛んでくる弾をよけようとして、ポロリもあるよ、にならないか?
もちろん、正しい射撃姿勢を保つとワキ見えまくりゆえ、脱毛も忘れるわけにはいかない。

いずれにせよ、ただでさえウォートランは二人以上のプレイだと燃えるのに、そこにコスプレだとどんなに楽しかろう。今から決行日が楽しみだよ。

でもって先ほどとうとう誘惑に負けて「下半身クールビズ」をクリックしてしまった。すると・・・・・・

人妻好きの方も、そうでない方も不倫を楽しむコミュニティのお知らせです。
一度は体験してみたい。エロイ人妻との秘密関係。燃えますよ。正直普通の恋愛よりも刺激的でスリリング!
人のものを抱くという背徳感。一度体感したら病み付きです。

だってさ。ちぇっ、題名コピーは冴えてるのに、中身はありきたりでガッカリだ。これのどこがどうクールビズなのか。だいいち季節的にウォームビズだろ?今は。

ただ、「人のものを抱くという背徳感」にはちょっとグッときた。このフレーズ、ぜひともクパハネSSに使ってみたい(笑)

12月11日(火)

半年ほど前にメアドを変更してからしばらくは数が激減したエロメールだが、近頃またまた増加の一途を辿っている。
実家に帰って2,3日留守にしようものなら、取得に数分かかるくらいの量が来ててさぁ・・・・・・どれがジャンクでどれが削除しちゃならない重要メールなのか、選別にアホほど神経を使う。チクショ!俺はのんびりエロメールに付き合うほどヒマじゃねえんだよこのクソ野郎がっ!(最近軍人モノばかり書いてるのでガラが悪くなりました)

それも、1,2年前ならばエロメールだとは分かっていても、思わずクリックしたくなるような冴えたタイトルが散見されたのだが、最近はただダイレクトに下品且ついやらしいだけのタイトルと、「メールくれました?」とか「質問です」のような、友人からのメールと紛らわしい引っかけタイトルの乱発で、エロには慈愛あふれる視線を投げかける私も、「もうちょっとひねれよ!」といいかげんムカついてきた。

そんな中、先日届いたエロメールのタイトルは久々のヒットだったよ。
それは「ブルンコヴェネスク様式」からの「ルーマニアの色白巫女」。

うぉおおっ?!なんと男心(女だが)をそそるタイトルなんだー!
ルーマニアと色白と巫女とブルンコヴェネスク。思いもよらない単語を組み合わせた結果、そこに強大なエロ磁場の発生を観測したのは私だけだろうか。

「ブルンコヴェネスク様式 ルーマニアの色白巫女」と呪文を呟くと、手のひらに吸い付くようなもち肌のブロンド女性(Jカップ)が、胸をはだけたドレープたっぷりの薄衣に身を包み、ほほえみを浮かべて邪神を奉る神殿の小部屋へと手招きしているような・・・・・・そんなコナン・ザ・バーバリアン的な妄想世界がぱぁああぁっ、と脳内に広がりゆく。

このアドレスをクリックするといかなる世界に誘われるのか、一週間後に「利用料35700円(消費税込み)お支払い下さい」なーんて凶悪な通知を受け取ってまっつあおになる危険を冒しても、思わず「ポチッとな」したくなる魅力に溢れた、これはエロメールというよりむしろダダイズムだ!・・・・・・ってちょっと誉めすぎ。(ダダイストの誰だったかは、適当な単語を書いた紙片をかき回して、その中からえいやっと選んだ紙にある単語を組み合わせて作品を作ったそうで)

でもってさっき「ブルンコヴェネスク様式」でググったところ、「2007年11月頃から発信され始めたスパムメールの送信者名」と一発でヒット。本来、ブルンコヴェネスク様式とは建築様式のことらしいが、検索結果の一番とっぱしはエロメールに対する説明の方だったのはさすがだ。

久々に私を魅了した「ブルンコヴェネスク様式 ルーマニアの色白巫女」。
とは言え、ミキエロメール受信史におけるナンバーワンは、やっぱし「貸したブルマー返してください」であるのには揺るぎはない。


<なんつーかもう遅すぎてひんしゅくモノだけど・・・・・・一言メールお返事です>

<Kさま>前にミキさんが気にしていたドイツ警察のGSG9のDVDがリリースされるようです。
情報ありがとうございますー!Kさんが「暗くてトロくてあんまし面白くない」と仰ってたヤツですね(笑)。
買ってしまうと後悔に頭をかきむしりそうですので、どこぞのレンタルビデオ店が気まぐれで入れてくれるのに期待します。
それにしても人気ありますよねー、GSGー9。ミリタリショップでもTシャツ売ってたので思わず買いそうになりましたが、軍隊じゃなくて警察だってあたりで思いとどまりました。二年後の不動産購入を控えた近頃の私は、ジェイムス君もびっくりするほどの吝嗇家です。(かなりウソ)

<Tさま>
リンク切れの件、お知らせ下さって有り難うございました〜!メールを頂くまでぜんぜん気付いてなかったんですが、あれから早速直しました。
家の方は相変わらずで、正直なところ平日に元気を取り戻しても、土日に狂った母を目の当たりにすると再びおかしくなる・・・・・・という繰り返しなのですが、会社の方が落ち着いてきたので何とか乗り越えられそうです。
また、ウォートラン萌えが最高に盛り上がっているお陰で、徐々にへこむ時間が短くなってきたのも嬉しいです。萌えパワーとは本当に偉大なもの。Tさんも白マハを書けるまでに回復されたとのこと、よかったですね!
いつも私のことを色々心配してくださって心から感謝しています。少しづつながらモノが見えるようになってきた気がしますので、今後もあせらず怒らずぼちぼち進もうと思っています。

<Xさま>トップのハーネマンさん、冷たい機械が映える相貌…vですがなんとなく部屋では犬や植物を大事に愛でている雰囲気も。
うおっ!Xさんもそう思われたとは嬉しすぎます!
クールビューティー・ハーネマンは銃器フェチの32才であるという以外はほとんど何の公式設定もないのですが、私は彼のことを、人間以外の者たちが発する声に耳をそばだてる人だと感じているのです。だからきっと人間以外の生き物にも愛を注ぐのではないかと。
でもってドイツ人だから愛犬家かなと想像していましたが、部屋に植物があるってのもアリですねー。その場合はなんの鉢かなぁ、やっぱサボテン?(笑)

<Yさま>クパハネ素敵ですね!私は残念ながら筋肉が描けないので男らしく軍人が描けないのですが…。
ありがとうございますーv私には筋肉は描けても可愛い絵は描けないので、それはそれで悩みなんですが、そう言って頂けると、寝る間も惜しんでクパハネ布教に邁進してきた甲斐があるというものですよ。
筐体もガンガン減っているこの時期になってWTカプにはまった自分、タイミング遅すぎなんですが、増えろクパハネ者ーっ!と心の中で叫びつつ頑張りますので、どうぞまた覗いてやってくださいね。

<tさま>スキンヘッドに黒いたわわなもふもふが結構気持ちよさそうでミッヒたん。
スキンヘッドのこわもて男にウサギ耳という対極にあるものの組み合わせ、意外にそそるもんですよねー。
白ウサギでも可愛いかったかもしれないんですが、やっぱりここはシックにブラックで。「はぁ〜、気持ちいいわぁ〜」とターナーあたりにもふもふされて、ハネたん、死ぬほど嫌がるといいと思います(笑)。

<Zさま>当時の愛犬オタクメンバーとも交流はゼロですが、みなさんたくましいオタクになっておられるのでしょうか?!私は犬とは無縁な世界旅行オタクになってしまいました。
もちろんです!(笑)愛犬ジャーナルの読者のみなさんは、誰にも止められることなくすくすくとたくましいオタクに成長して、相変わらずアニメだの漫画だのペットだのに萌え萌えなさっているようですよ。
それにしても世界旅行オタクとは羨ましい限りです。私もせめて一ヶ月程度の旅に行ってみたいのですが、退職するまでは無理なのがリーマンの悲しさ。しかし近々モロッコにでも一週間程度行こうかと思っています。本当はイラクかアフガニスタンが一番行きたい国なんですけど、拉致られて世論に叩きのめされるのもナニなので自重しています(笑)。

12月4日(火)

浮いたり沈んだりを繰り返しながら、ギリギリ今まで通りの日常生活を送れているここ一週間。正直言うと文章を組み立てるのも辛いのだが、ここを書かなくなってしまうと、本当に心が折れてしまいそうなので少しだけ近況報告を。

とっくの昔にバレているとは思うが、私は人目をぜんぜん気にしないようでいて、その実ものすごい見栄っぱりのナルシスト。
「人に優しく自分には厳しく」がモットーだったはずなのに、振り返ってみると、人からよく思われたい、評価されたい、嫌われたくない、大事にされたい・・・・・・という欲で一杯だ。そんなに他者に多くを求めるだなんて、これってちっとも「人に優しく」じゃないよなぁ。

それに気付いたのは二週間ほど前だろうか。
だから今後のモットーは、「人に甘く、自分に甘く」に変更して、人にも自分にも多くを求めずに、あるがままを受け入れよう、とプチ悟りを開いたはずだったのに・・・・・・

実家に戻って三日目にはすでに、ありのままの母を受け入れるどころか腹を立てて怒鳴り散らしたせいで、すっかり自己嫌悪の無限ループ。悟るどころか精神状態は元の木阿弥に。

母の頭の中身は今どうなっていて、今どんな風景を見てるんだろう?と不思議に感じるほど、今や私たちと母の世界には隔たりがある。

先日、たまたまアルツハイマーの特集番組を見た会社の人に、「ミキさん、あれって本当に大変な病気だって分かったわあ」と声を掛けられたんだが、まったく常人には思いもよらないことをしてくれるんだよね、これが。

番組では家の階段を途中までは上がれるものの、最後の一段が認識できなくてその場で固まってしいまい、介護者が助けに行くまでお地蔵さん状態、という患者さんの映像が流れていたそうだが、それを聞いた瞬間に、「あるある〜!」と全身全霊でベルをチンチンさせそうになった。

本当に、ガンや怪我とは違って、痛みや腫れや出血を伴わない、ただ認識力のみが崩壊していくアルツハイマーという病は、思いもよらない場面で介護者に突発的なストレスをかけてくるものだ。

この週末も、いつもの通り母を連れて外出したのだが、一週間前と比べてさらに認知力が低下していて驚いた。ぶっちゃけ今の母よりも、マヤ(5才を前にしてかなりお利口になってきた)の方が5倍ほど話が通じそう。

例えば、電車の中では空いている席に座るだなんて二歳の幼児にでも分かるだろう。
でも母は、「ここに座ってね」と誘導してさえも、「この席は空いている」という認識ができなくて、人の荷物の上に座って潰しちゃったりするのだよ。

また、先週末に台所のノートパソでウォートランH小説(・・・・・・)を書いてたら、和室のふすまをバンバン叩いて泣き叫ぶ声が聞こえてきてさ・・・・・・
どうやら、自分でふすまを開けて和室に入ったはいいものの、閉めたふすまの開け方が分からなくて、閉じこめられたと思ってパニックを起こしていたらしい。
オイオイ、頼むよ〜!(泣)せめてA4で4、5枚のエロ話くらい静かに書かせてくれ。

と、ここまで書いてぼちぼち気力がガス欠寸前。薄暗いテーマのままで終わるのは心残りだし、メルフォへのお返事も書くつもりだったのだが、文章がまとまらないので今日はこれにて〆。兎にも角にもゼニをかせがなきゃ生きて行けないので、明日の爽やかな労働のためにもう寝ます。

年末は自分探しにイランかシリアかエルサレムにでも行って来ようかな・・・・・・

12月1日(土)

下に書いた通り23日からの三連休は、我が心のふるさと(あながち言いすぎでもない)アキバのゲーセン・ビートグルーパーズの閉店を見送るため、またまた上京していた。こうなったら新幹線代がもったいないとかホテル代が高いとか言っとれん。代わりにエステを二回分キャンセルすることにしたので、金銭的には迷いはなかった。

ただ金銭面以外に一つの大きな問題が。
それは「ミキさんって鬼女なんだー」と思われかねない所行ゆえ、あんまし人には言いたかないのだが、実を言うとこの三連休には家族旅行の予定を入れており、すでに電車の切符まで取ってたんだよね・・・・・・

けれどもそこへ舞い込んできたビート閉店の緊急ニュース。
さしもの私も「ゲーセンに行くために家族旅行をキャンセルするのはよくないこと」くらいの常識は持ち合わせてはいるものの、ここでビートの幕引きに立ち会わないでは、禍根を残すこと確実でもある。

だから父と妹にはコメツキバッタのように謝った上で、旅行は何とか延期に持ち込み、返す刀でチケットをキャンセル、東京のホテルと新幹線を予約した。
それにしても、四人分の特急券と乗車券をキャンセルするだけで手数料五千円ってヒドイ・・・・・・JRさん儲けすぎだ。

でもって、ゲーセンでの詳細はウォートラン日記の方に記すつもりだが、先週に続き、今回の上京でも嬉しすぎるプレゼントを頂いてしまった。

それは島田画伯による連載ポスターの最終回。
最終回だけはどうしても見つからない上に、どんな絵柄なのかすら分からなかったもので、もう猛烈に見たくて見たくて、考えあぐねてミクシィに「ポスター捜してます」と書いたところ、ポッパーKさんが「アキバのビートというゲーセンに貼ってますぜ」と知らせてくださったのが、今年の五月のこと・・・・・・それは私がウォートランにズブズブにはまる、そもそものきっかけでもあった。

ポスターを見たい一心で初めてビートを訪れた時には、何とか譲ってもらえないでしょうかと体当たり交渉したものの、「筐体が稼働している間は無理」というつれない返事でさぁ・・・・・・取りあえず名刺だけ置いて来たんだよね。

それから半年が経過、閉店のニュースが入ってすぐに、電話でポスターの行き先を問い合わせたんだけど、予定は未定とのことで入手については8割方諦めつつ上京したのだが・・・・・・

我ながらハーネマン並に執念深いなぁとは思いつつ、ダメもとで到着後すぐに店の男の子に聞いたところ、な、なんと、彼がマネージャーに話を通してくれたようで、そんなに好きな人なら持って行ってもらってもいいよとオッケーが出たと言うじゃありませんか!

確かにビートのウォートランには貢いで貢いで貢ぎまくったとはいうものの、そしてN700系に乗ってはるばるゲームしに行くなんて、ハイパーアホな所行だとはいうものの、一ヶ月に一度くらいしか行かない地方からの客に対して、そんな心遣いをしてくれるとは思ってもみなかった。

最近心がすさみがちだったんだけど、先週と今週で人の優しさや暖かさをしみじみ感じたよ・・・・・・
せめて名前くらい聞いておけばよかったなぁ。とにかく本当にありがとう。こんなところで書いても多分彼の目には触れないと思うけど、心から感謝してる、ロンゲの君。ポスターは綺麗に額装してリビングに飾らせてもらうよ。

このように、今回の上京も実に実り多いものだった。
加えて、ウォートランに疲れ果てると、近所のトルコ料理屋台、スターケバブ(トルコ料理にはちょっとうるさい私だが、この店は最高に安くて美味しい!と太鼓判を押しておく)で肉ばっか食べてたもんで、カロリー的にも実りが多過ぎて二キロほどデブってしまった。
ビート亡き今、次の別荘が見つかるまでは当分ホームで腕を磨きつつ、痩身も心がけなきゃならなさそうだ。


ウォートランというゲーム、朝から晩までプレイするともう、ホントに、ほんとーにしんどくて、マジで身体を壊すハードさゆえ、息抜きでもないが午前中は日本科学未来館の「地下展」と、東京現代美術館の"SPACE FOR YOUR FUTUER"展を見に行ってきた。

後者については後日ちょこっと書くつもりだが、取りあえず「地下展」でウルルンしたものの写真を上げておく。

プルトニウム原子時計
タイムカプセルの中で5千年間動き続ける。

指針一目盛りの3ミリで100年を表し、西暦6970年を目指して今も静かに時を刻んでいる。

スバルバル島 種子保存プロジェクト
夏は6℃、冬はー20〜30℃にまで低下する、ノルウェーのスバルバル島。この島の永久凍土に覆われた堅牢な岩盤の下で、約300万品種、米だけでも約10万品種という作物の種子を保存するプロジェクトだそうだ。

これは電力さえ途絶えるような最悪の事態でも零下を保てる、いわば植物の「ノアの箱船」である、という説明文に、SF映画「サイレント・ランニング」を思い出した。人類が絶滅した後もなお、永久凍土の下で眠り続ける種を思うと猛烈グッとくる。

私はド文系なので詳しいことはよく分からないのだが、高レベル放射性廃棄物はガラスで固体化した上、鉄で巻いて左のような状態にする。そしてこれを地中深く埋め、永い年月を経て、放射能が自然界に存在するレベルにまで半減するのを待つものであるらしい。

この固形化された放射性廃棄物はあくまで自国主義によって処分される性格のものであるが、現在、アメリカとフィンランド以外の国では、どこに埋めるのか具体的には全く決まっていない状況だそうだ。

ちなみに2007年3月の時点で、国内には1550本が処理を待っており、加えて毎年1100本〜1500本が増加、2020年には四万本という数に達するとのこと。それらを地中深く埋めるためには、三キロ四方の土地と三兆円の費用が必要で、それは私たちが使う電気代にも算入されている。

いつ見てもカッチョええーっ!と心で叫ぶ科学未来館のトイレ。ゼニかかってます。

水を流す場所が斜めに設置されており、グリーンのガラスに水滴がついた状態はとても美しい。
お父さん、うちのトイレもこういうのだったらいいのにね・・・・・・(無理)

スペースが空いたので珍妙なネーミングの物件を。

ファラオがお住まいのマンション
名前はゴージャスだが建物はけっこう庶民的。

飲み過ぎリーマンの効果音を思わせるビル
「コマンゲボイデ」・・・・・・
ロシアにある秘密結社の合い言葉みたいだ。