10月31日(火)

「変態天国への招待状」・・・晩秋の落ち葉のように掃いても掃いても受信トレイに降り積もるエロメールの山の中に、そんな心温まるメールが届いていた。

通常ならばエロメはまとめて削除するところだが、どんなパラダイスなのか気になってクリックしてみた。
するとなんのこたぁない、コスプレ、SM、スカトロ、幼児プレイ等々・・・大久保の風俗店でも扱ってそうな、ヘテロセクシュアル向けありがちメニューじゃないのさ・・・ちっ!クリックして損した。

・・・と書くと私はものすごい変態ファンかと思われそうだが、SMもスカトロも身体改造も、一般的にヘンタイ分類される性的嗜好において、ナマの肉体をぶつけあって行われるジャンルは、たとえそれがありがちであろうとマニアックであろうと、ほぼすべて私の萌えの守備範囲外である。
むろん、相互の同意があれば別になにやってたって個人の自由だとは思うが、自分は進んではヒトの肌や粘液や排泄物とは触れ合いたくないし、虐められてる美青年を鑑賞しても「痛そうだな」と思うだけでべつだん楽しくないだろう。

SM系で特に理解に苦しむのは、なんて呼ぶんだっけ、鼻の穴にフックをかけてブタ鼻を楽しむあのプレイ。人様の趣味に口を挟むのも失礼とは思いつつも、「バカだ・・・」としか思えないのが正直なところ。

まぁ、ブタになろうと、ウシになろうと(背中の皮にフックを突き刺して、流血しながら牛の枝肉みたいに天井から吊される趣味)、オニになろうと(頭蓋骨と皮膚の間に金属を埋め込んで角なんか作っちゃう趣味)、本人が好きでやってる限りおおいに結構だが、本人の同意無しに己の欲望を満たそうとすることだけは許せないというのは、誰しもが同じ意見だろう。

この犯罪的性嗜好の軽レベルには露出狂、ワーストクラスはチャイルドポルノやスナッフビデオが挙げられると思う。もちろん動物を虐待するのも許せない。
日本人と中国人はアジアの少女売春市場の上得意様だと聞くが、あれって外国だから見逃されている点に大きな問題があろう。「エイズの可能性が低いから子供の方がいい」なんて言ってる奴、家庭も会社生活も崩壊して、その後まっとうに生きられなくなるような罰と恥を与えてやればいいのに・・・と思う。

スナッフビデオも存在自体が邪悪だ。現物を見たことはないが、もちろん都市伝説上の存在では無かろう。人間の欲望とはどんな醜いことでも遮二無二実現させてしまうものだろうしね。

そういえば、昔勤めていた会社にある日この手のビデオカタログが送られてきたことがある。んなもん会社に送ってくんな!と言いたいところだが、営業内容的にいわゆる「ギョーカイ」だったから、アングラ系業者のリストにアップされていたのかもしれない。
で、我々は迷いに迷った挙げ句、本当にこの世にそんなブツが存在するのか確かめたくて、同僚とお金を出し合って注文した。

結末はといえばその手のビデオにありがちなものーお金を送ったきり音沙汰なしーであったが、これは私の精神にとっていい結末だったに違いない。
だって、今あのカタログの商品説明を思い出しただけでイヤーな気分になってくるくらいだから、もしも実物を入手していようものなら、心の奥に黒い固まりがこびりついたまま今でも取れていないだろう。

今じゃそういう画像は、電脳世界の底に潜れば比較的容易に見られるのかもしれないが、そういうブツが存在すると想像しただけで、人間やってるのがちょっとイヤになるな。

なぜこうして急に変態世界のことを思い出したかというと、先日のあの事件・・・某一部上場企業のリーマンがセーラームーンコスで痴漢を働いたというニュースが引き金になったようだ。

それにしてもアレはちょっとねぇ・・・わざわざ女装したうえで痴漢行為を働く気持ちが理解不可能だ。
いや、別に女装でのチンタッチを推奨するわけでもないのだが、そんな意味不明の行動に至るなんて、犯人はよほど煮詰まってたのか、それとも世間のすべてに復讐したかったのか・・・
いずれにせよわざわざ女装したのなら、他人じゃなく自分の体を自宅で試せば丸く収まってたのに、と思う。

・・・えー、何を書いているのか自分でも分からなくなってきた上に、話がややダークになった。
昨夜実家でまたまた事件勃発したせいで、暗くなった己の気持ちを反映しているようだ。疲れてますね、すみません。ちょっと休んで仕切なおします。

10月29日(日)

萌えたよ・・・萌えつきたよ・・・真っ白な灰によ・・・

本日ヘボピーと、ニッポンに戒厳令でも発令されない限り、公道ではまず見られないこういう特殊なクルマが走り回るお祭り・・・陸上自衛隊駐屯地祭に行って来たよ。

ガンメタや深緑色したビューティホーすぎる装備品たちと、どんなブサイクでもカッコマンに見えちゃうマジカルユニフォーム・迷彩服を身にまとった男ども(たまに女)に囲まれて、朝の10時から午後3時まで息継ぎもできずアップアップ、すっかり平常心を失った一日であった。

だが、阪神大震災以来身近で触れ合うことがなかった迷彩ワールドに、遮二無二萌えるばかりだった己に対して反省する面も多い。

はぁぁ〜・・・あの時そばでヒマソーにしてたヘリコの操縦士に突撃インタビューすればよかったなぁとか、銃器の説明をしてたプリキューな子にもっと色々ヨイショすればよかったとか、うじうじクヨクヨ後悔してる。

これが古代エジプトワールドならば 「自分が一体何を知りたいのか」程度は分かっているが、ネタがミリタリになると私はしょせんははまったばかりのド初心者。質問とは基礎知識がないと発せないものだと痛感した一日であった。よってただいま独り反省会を絶賛開催中。

→さすが「ジープも救急車も消防車もなんでも揃う」自衛隊。救急車も自前の深緑色。空砲の音に心臓麻痺を起こしたご老人とか、萌えの余り失神したオタクはこの車で搬送されるのだ。

・・・とはいえ、高射砲が空砲をぶっぱなしたり、レンジャーがゲリラ鎮圧のパフォーマンスを見せてくれたり、ニキビだらけの若い隊員が屋台でイカ焼いてたりと、駐屯地祭が目いっぱい楽しませてくれる催しであるのには変わりがない。

中でもエキサイトの極に達したのが、回転翼機・UH−1Jが突然飛来し我々の目前に舞い降りた瞬間であった。
吹き荒れる砂塵の中に降り立つ鋼鉄の天使・・・

うおぉーーーっ!たまらん!萌える!萌えるぞ!萌えすぎる!(BGMはワルキューレの騎行で願います。)

小さな駐屯地祭でさえこんなに楽しいなら、今年は抽選に漏れて、お城(幕僚本部)から招待状をもらい損ねた富士の総火演は、失神者続出の楽しさに違いない。
来年こそは必ずや・・・と、申し込みハガキに名義を借りるメンツを指折り数える秋の夜長である。

高射砲が空砲を打つ前に、招待客のご老人が心臓発作を起こさないよう、ラウンドボーイ(違)が回ってくれる。

看板には「空砲射撃を実施します・耳をおふさぎ下さい」とある。ふふん、えらく親切な話で・・・とせせら笑っていたら、空砲とはいえ皮膚を引きつらせる空気の振動に尻もちつきそうに・・・

わたしたち、普通の男のコに戻りまーす!
キャンディーズの解散コンサート。

・・・というのはウソで、陸自のエリート、レンジャー部隊による垂直降下の実演。

すくすく育てニッポンの子。占拠されて公園の遊具と化した高射砲。このようにして若い心にミリヲタの新芽が芽吹くのだろう。

兵庫国体のマスコット、ハバタンも陸自コスでかけつけてくれたぞ!閉会が近づいたからもう帰りたいのに、続々と湧いてくる子供にガッチリ捕捉されていた。

資料館には日露戦争のあたりのコスチュームなども展示されている。

こんなところで皇国萌え。全員銃剣装着っ!兵藤アニキの台詞が浮かぶ・・・ああ来月のウルトラジャンプが怖いなぁ。

戦車の前でもコピー機の前でも、常にビシーッと背筋を正す!それが自称ソルジャー系オタク女の矜持なのだ!・・・なんちて。

10月27日(金)

昨夜はヘボピーと飲み過ぎてキツい・・・「今日はぜったい一軒だけにしとこうね!」と固く誓い合ったくせして、またしてもハシゴ酒だもんなぁ。酒の前ではとたんに意志薄弱になる己が憎い。

胃が痛くて6時に目覚めたのだが、そのまま起きているうちに出勤の時間が迫ってきた。あぁああぁ!会社行きたくないよぉ〜〜!
・・・と駄々こねてもしゃーないことくらい分かっちゃいるけど、時折赤ちゃんみたいに手足をバタつかせて出社拒否したくなる。
世界十数億のリーマンも、きっと同じ気分になったことがあるに違いない。ゼニをかせいであなたたちを養ってるお父さんお母さんってホントに大変なものなのよ、子供たち・・・(独身だが)


ミクシィでも日記をつけるようになったせいで、パソコンに向かい合うと常時日記ばかり打っているような気がする。そんなに自分語りしてどうすんねん・・・と時折思うが、まぁ一種のストレス発散だということで。

ミクシィ、やり始める前は「絶対はまらねーよ、あんなもん!」と思っていてたのに、恥ずかしながら今じゃどっぷり・・・とまではいかないものの、微妙なカンジではまっている。

ただ、「足あと」ってのと「最終ログイン」はミクシィの好きじゃないところ。
「足あと」とは、誰がいつ自分のサイト(とは呼ばないか。なんて言うのかな、「家」?)を見に来たのか一発で分かるシステム、「最終ログイン」とは説明するまでもなく、管理人(これもそうは言わないか)がいつ己のホームを覗いたのか「最終ログイン・30分以内」みたいに懇切丁寧に表示されるシステムである。

ここのサイトにもアクセス解析は付けている。だがまだ一度も開いたことがないくらい、私は自分のサイトに誰がどこから何を見てきたかってことに興味がない・・・と言うよりむしろ知りたくないのである。
なぜなら妙なところだけ小心者ゆえ、どんな人が来ているのか知ってしまうとものすごーく気になるから。

だからミクシィでも「足あと」は滅多にクリックしない。そこを気にし始めるとミクシィの思うつぼ(いや、そういう「人と繋がる」楽しみのためのシステムなんだろうが・・・)なので、気にならないことはないのだが、グッと我慢している。

「最終ログイン」も大きなお世話だ。もしいつ見ても「最終ログイン・30分以内」なんて表示されていたらどうだろう。「こいつ暇やなぁ!」と思われそうでカッコ悪いことこの上ない。
だが、足あととちがってこちらは非表示にできないので、ぶっちゃけ迷惑ねと思いつつも、ミクシィに抗うことは出来ないのである。

そうこう言いつつもついログインしてしまうのがミクシィの魔力。どうやら私もはめられたらしい。
また、しょーもない日常をテキトーに書き散らせるのがミクシィ日記のいいところ。(まぁここでもやってることは同じか)
バンピーの知り合い避けのためにハンドルネームは別にしてあるので、同人用のペンネームで捜してもヒットしませんが、もしもご興味おありになれば、「腰布」コミュを検索してね。アイコンですぐに分かります。


自分が参加しているアマチュアエジプト愛好会の会員証を制作中。会員さんが描画ソフトを使えないお年を召した方ばかりなので、私に話が回ってきたのだ。

とても光栄な依頼だし、会長さんには、先日の屋形先生を囲んだ古いメンバーによる打ち上げに、私みたいな新参者を呼んでくださったりと色々親切にして頂いているので、ここはぜひご恩に報いなきゃならないと張り切って受けさせて頂いたのだが・・・

四千年前にすでに古代エジプト職人が洗練されたデザインを完成させてくれているので、古代エジプト物品のデザインは誰にでも比較的簡単にできるものだと思う。
いや、問題はデザインの難しさにあるのではない。私の嗜好に根本的な問題があるのである。

「どこを開いても背景が黒いっ!」このサイトをご覧頂ければお分かりの通り、私の好みは基本的に濃ゆい。ファッション的にも濃ゆいせいか、街を歩いているとソッコーで知り合いに見つけられる。

ブティックで「これしかない!今買わなきゃ売り切れる!」とシーズン始めに飛びついて定価で購入した洋服が、その数ヶ月のセール、それも全ブランドが催し物会場にまとめられた最終処分セールの、それも最終日にまだ残っていて、7割引の赤札を下げられている・・・なんてことはざらにある。

モノがペルシャ絨毯になってもこの傾向は変わらない。絨毯屋のオヤジに言わせると、私が惚れる絨毯はきまって、ぜんぜん日本人好みではなく、イラン人好み(それも年寄りの・・・)ど真ん中だそうだ。

日本人にダントツに人気があるのはマスミという工房で、ここではわざわざ日本人の好みに合わせた色の絨毯がデザインされているそうだが、私はマスミのどこがいいのかぜんぜん分からない。
なぜなら淡いブルー、グリーンなど、マスミの作品はどれを取っても色が薄いからである。

だが、「好みがイラン老人と同じ」、これが今回の会員証デザインで大きなネックになっている。
ラピスラズリの青、ターコイズの緑、カーネリアンの赤、黒曜石の黒・・・私はインパクトのある「エジプシャンカラー」が好きなのに、エジプト倶楽部の会員さんは、みなさん白、クリーム、水色といった日本のやわらぎ色がお好きなのだ。

だからひとまず起こした第一草案はすべて却下!淡い色でいくつか案を出し直すこととあいなった。
ちぇっ!濃い色の方がエジプトらしいと思うんだけどなぁ!

いっそバックをパピルスにしようかと思っている。パピルスにそのまま印刷するのはむつかしいので、パピルスの繊維をスキャンして、それ処理するのはどうだろう。

ただ、手元にいい状態のパピルスがないので、一度専門家のもとを訪れるつもりだ。
それがまた灯台もと暗しで、パピルスの研究、販売、ワークショップなど、色々なさってる方が同じ市内にお住まいだと聞いてびっくり。
自分もせいぜい変人だと思っていたが、世の中には上には上がいるもんだなぁ(失礼)・・・と軽い感動を覚えたのであった。

10月25日(水)

四年前に開催された村上隆の、やたらカッチョいい展覧会名、「召還するかドアを開けるか回復するか全滅するかは、くるりの曲“LV30”からの引用だと聞いて、TSUTAYAでいそいそとアルバムを借りてきた。

そのアルバム名は"TEAM ROCK"。うーむ・・・くるりソングってCMやドラマの主題歌に採用されてそうだが、意識して聞いたことがないのでどういうカンジの曲をやってる人々なのか記憶にない。でも、題名に「ロックなチーム」って付けるくらいなら、ロック魂炸裂なのかな?うん、きっとそうよね。

副題の“若者的最高峰”って部分に「若者じゃないんだがな」と一抹の不安を覚えつつも、まずはプレイヤーの再生ボタンを押してみたよ。・・・ぽちっ、とな。

・・・10分後・・・すまん、年寄りにはこのアルバムのよさは、全編を通じてほぼ理解不可能・・・

レンタルCD屋の棚には同アルバムだけで6,7枚、くるりコーナーには20枚ほどのCDが並んでいるあたりからすると、若者には相当人気があるバンドに違いない。
でもあの淡々としたアレンジと歌唱法と電子音部分が、私の好みにはイマイチ合わない。だって私の好きなJポップは、イエモンとか戸川純とか中島みゆき姐とか・・・吐血するほどソウルフル&ドラマチックな曲なのだから。

くるりは一枚聞いただけで腹いっぱい。ではお次は趣向を変えて、オルケスタ・デ・ラルスのサルサでも。・・・ぽちっ、とな。
・・・
おお!これだよこれ!今の私に必要なものは!

♪たとえ自分のガールフレンドに逃げられても ルベン・ブレイズが教えてくれた 人生には驚くことが一杯だって 驚くことが一杯なのが それが人生ってもんだ♪ 

とことん明るくハッピーな音楽なのに、なぜか目頭が熱くなる。
そういえば、今TVで流れているプラズマテレビ「BRAVIA」のCMでも、色とりどりの衣装で踊るサンバねーちゃんの生命力溢れる美しさに、思わず滂沱の涙を流してしまった。やっぱ弱ってのんかなぁ、自分・・・

でもサルサやサンバにはややこしいこと抜きで心癒される。これからしばらくはTSUTAYAのラテン棚を漁ってみることにしようかな。
・・・あ、そういう言ってるうちにCDが終わった。あと借りてきたのは、シャンソンの女神・エディット・ピアフの二枚組アルバムだけ。

・・・ぽちっ、とな。
・・・
うっ!!この悲しげなアコーディオン伴奏、戦争映画やクラシック名画で聞き覚えのある歌声!
じっと聞いていると、時は第二次世界大戦下、瓦礫に腰掛けてラジオから流れるピアフの歌声に耳を傾け、束の間の休息をとる兵士になった気分だ。

そういえばピアフ様といえば山あり谷ありの人生で有名なお方。愛と希望と人生のはかなさ美しさを、魂を絞り上げて歌う激動の女・エディット・ピアフの歌声が引き金となって、このままじゃ再び鬱の海に沈みかねない。

だから明日からはしばらく心浮き立たせるラテンに絞って聞くつもりである。来年のリオのカーニバルに行っちゃおうかな!なんてトンデモな思いつきを胸の奥であたためながら。

10月24日(火)

本日暗黒日記ですのでご注意を・・・

ヘボピー社員旅行のため、金曜日末からぶっ通しで親の介護にいそしんでいたが、心身共にグタグタよ。
まったくヘボはあんな家に同居なんてよくやってられるよ!(やるしか無いんだが・・・)皇国萌え会で「私、よくやってると思わへん?」と問われていつも心からうんうんと頷くのだが、この度はヘボの忍耐をますます尊敬した。

アルツハイマーの患者は叱ると悪化するので、怒っちゃダメよんとセンセイに言われてはいるが、ぶっちゃけそんなの部外者の意見でしかない。仏さまじゃない当事者には「怒るな」なんてぜったい無理!この三日間というもの私は怒りっぱなしだった。

干したばかりの洗濯物を目を離したスキに取り込まれ、濡れたまま犬の毛だらけの床でぐちゃぐちゃにたたんでたり、一緒にお風呂に入って(すでに一人じゃ入れない)、目の前にあるバスタオルくらい分かるだろうと思って先にあがらせたら、床にあった雑巾で体を拭いてたり、買ったばかりの夕食の食材が、振り返るとなくなってて、探し回ると押入の隅に押し込まれてた・・・なんてことを連発されると、気の休まる間がない。

同じ事を10回ほど繰り返さないと言うことを聞いてくれない反面、して欲しくないことだけピンスポットでしてくれるという、2歳児よりも聞き分けのない・・・いやある意味テレパスのように私のして欲しくないことを見透かす母にブチ切れて、この3日間に近所から訴えられそうなデシベルで一体何度怒鳴ったことか。
みんなイライラしてるので父とまで言い争いになって、「ミキ家崩壊の序曲」、そんな険悪ムードたっぷり。

世の中には色々恐ろしい病気があるが、死ぬこともできず(介護生活20年なんて話も聞く。ぶるっ・・・)まず人間性から崩壊して、最後には運動能力も奪われて家族の認識もできず寝たきりのまま○○年、というアルツハイマーって、病気のワースト3に入るんじゃなかろうか。

アルツの引き金は脳内に溜まった原因物質ベータアミロイドだそうで、それを排出させるのがDHAだと聞いたもので、私は毎日いっしょうけんめいDHAのサプリメントを飲んでいる。
けれど最近の研究では、遺伝する傾向もあると分かってきたらしい。だからちょっと気が早すぎるようだが、もし己にアルツハイマーの兆候が出てきたら、自分で人生の幕引きをしなきゃならないと考える今日この頃である・・・

そうこうするうちにただいま午前9時半。

どうして会社に行かずこんなことやってるかというと、ストレスのあまり出社拒否で・・・ってのは大ウソだが、これから父の身障者手帳申請のため、役所に行かなきゃならないのだ。
ええ、書き間違いじゃなくてマジで身障者手帳。白内障の手術をした父だが、術後の経過が思わしくなく、ついに身障者レベルに到達したのである。おおお・・・

要介護者と身障者。ある意味娘たちの納めた税金をフル活用しているとも言えようが、介護生活はやっぱり大変。ちょっと気を抜くと不幸のビッグウェーブに飲み込まれ、鬱の海で土左衛門になりそうだ。

そんな私にとっての救命胴着がヲタ活動。たまにここで愚痴ることもあろうが、ミキさんまたガス抜きしてるや、ってどうぞ見なかったフリして流して欲しい。

10月20日(金)

私の一番のコンプレックスは歯並びが悪いことである。前歯のかみ合わせは正常なのだが、八重歯が、それも左右の犬歯が両方に突き出して口を開けるとワンちゃん状態。いくら犬好きだといっても、これはちょっとカッコ悪い。

だから笑うときにはとても気を遣う。特に欧米人と話をする時には「歯並びが悪い=家庭環境が悪い」と思われそうで、見栄っぱりの私は必要以上のコンプレックスを感じてしまうのだ。

そういえば、作品名はよく覚えてないがー「望郷」だったかヒッチコック映画だったかな、ある名画でもヒロインの台詞に「わたしがまだ歯に矯正器具をつけていた頃に・・・」なーんて表現があった。そのくらい欧米人は歯並びに気を遣い、子供に歯列矯正をほどこすのは親の当然の義務だそうである。

まぁ先日ヘボピーに、「皇太子妃の雅子さまも八重歯があるから、育ちは関係ないねんで!昔は『八重歯が可愛い』なんて思われてたし」と言われてちょっとは心慰められたのだが・・・

かく言う私の親も、一応は義務を果たそうとしたものの途中で挫折してしまったようだ。
・・・というのは、幼い頃に矯正の見積もりを取る段階までは行ったのだが、ちょうど引っ越しが重なってかかりつけの歯科医が変わってしまい、矯正計画はお流れになってしまったのである。

まぁホントのところは、先を見通す能力に昔から欠ける(子供だしな)私が、「○○ちゃんの矯正器具がカッコ悪いからぜったいヤだ」と矯正をかたくなに拒否したのが一番の理由らしい。
でも、親も子供のゴネなんぞ耳を傾ける方が間違いだよなぁ・・・八重歯の子供はたとえ喉から血が吹き出すほどに泣き叫ぼうとも、あとあと逆恨みされないためにも歯医者に引きずって行けと言いたい。

このように激しい八重歯コンプレックスのある私は、いい年になって本気で矯正を考え始めた。
かなりお年を召してから矯正したお手本といえば、まずは林真理子さんを思い出すのがいろんな意味でちょっとキツいが、あと数十年口元を気にして生きていくよりは少しでも若いうちに・・・という気がしてたまらない。

金銭的にはまたまた老後資金を取り崩すとして、一番の問題は矯正方法。
最近の矯正器具は目立たないとはいうものの、完全に透明ってわけでもなかろう。しばらくお嫁に行く予定はないとはいえ、この年になって何が悲しゅうて2年も3年もの間、ガリ勉の小学生みたいに歯にブリッジせにゃならんのか・・・

裏から針金で止める方法もある。だが、あれは針金が歯肉を圧迫して痛いらしい。
ごっそり歯を抜いて骨にボルトを入れ、根本的に歯列をアレンジする方法は期間が短くて済むそうだが、そんな大手術、未開の惑星入植者のアンドロイド化手術みたいでブルってしまう。
体というものは一度大きくメスを入れると、多かれ少なかれ後遺症が残ると聞く。オリジナルの状態の体を傷つけると、年くってからしっぺ返しを食らうと信じて大好きなタトゥーすら入れられない人間ゆえ、この方法はむつかしい。

そんなある日、大好きな男絵作家である大塚重雄さんについてネット検索していると、同姓同名の方がご近所で歯科医を開業していることに気が付いた・・・っていうか、「大塚重雄」で検索すると、結果の9割りがこの歯医者さんなのだが。

なんでもこの方、最先端の技術を採用する矯正専門の歯科医らしい。
しかしその技術の名称が
「デーモンシステム」(血の色にしてみました)・・・って、すこやかな八重歯をはぐくむシステムとしか思えないすごいネーミングだな!

しかし先生の写真を見ると優しげなヒトだったので、ちょっと興味あるぞこのシステム。
最初に総経費が算出できるってのも明快でグー。気が向いたら一度病院までチャリンコを飛ばしてみたい。

10月19日(木)

備忘録にメモってある「メゾン・ド・ココ」とは一体何なのだろう?年のせいで日々記憶力が低下しているためか、昨夜取ったばかりのメモなのにココの正体がどうしても思い出せない。その隣に書かれた「チンアナゴ」については即座にブリリアントな記憶が蘇るのだが。

ところで、倖田 來未似の女の子に突然「好きです!v」と告白され、冷や汗かく夢を見ていたよ。オイオイ・・・

ゴメンね來未ちゃん。私の好みは宇宙船の操縦に長けて片手で銃を振り回す、エイリアンより強いマッスル坊主なお姉たまであって(なもんおらんて)、貴女みたいな女性的な人、実はあんまりタイプじゃないの・・・

・・・とは言いつつもにモーレツに迫られると、つい憎からず思ってしまうのがシャダ並みに優柔不断な私のSAGA。「それは困る!」と口は拒否しているのに、馴れ馴れしく腕を組まれると、思わず知らずニヤけてしまうのはオヤジ的人間の証明。

一方、私が來未ちゃんもどきとイチャコラしている頃、ヘボピーはといえば夢の中でマヤっこと闘っていた。
ルルルルルル・・・ギャワンギャワワワワ〜〜ん!
キバをむいて飛びかかってきた愛犬から顔をかばおうとしたヘボ、己の手を振りかざすその勢いと恐怖でガバッ!と目覚めたそうである・・・

セクシーねーちゃんと狂ったデブのコッカースパニエル。
この差は現在の不公平な生活環境を象徴している。すまんなヘボ、今週末は3日連続で実家に帰るから今はひとまず許して欲しい。

10月18日(水)

ここの更新がないと入院でもしたんじゃないかと心配される方もいらっしゃろうかと思うので、簡単に近況報告・・・うっ、「きんきょう」と入力するとまず「禁教」変換はないだろ!私のパソ。「禁教」なんて言葉、21世紀一般リーマンの日記の、一体どんな文脈で使えと言うのだ。

入院したどころか、ここ数日間毎日元気にヤフオクしている。五月雨式じゃなく、一気に出して一気に発送するので、連絡と発送の日が集中して2,3日はバタバタするので、なかなかこっちをいじれない。

ドジでのろまなカメの歩みながら、少しづつ家のものが少なくなってきて心地よい。
「これは売れる!」と確信していたものが回転寿司の表面が乾いたバッテラ状態(落とされずにずっと回ってる)になったり、「こんな派手柄、誰が買うねん?」と思っていたゴルチェのネクタイが一万円になったりと、予想は常に裏切られる。

最近ではどうやら私の出品にウオッチ入れてくれてる人もいるようなのだが、ある時はお魚型のファンシーな財布、ある時はゲイ雑誌、またある時は古代エジプトの海外専門書と、一体この人はどんな趣味の持ち主なんだ?そもそも男なのか女なのかもよー分からん!と思われているかもしれない。

そして先日「5千円スタートかなぁ」なーんてほざいていた村上隆のポスター、よく調べると昨今の村上ブームで10万以上のお値段がついているらしい。でも素人にはよく分からないので、まずは価格を見極めるため画商に査定を依頼した・・・ってこれからは死んだお祖父ちゃんの言いつけで、ものの適正価格を大事にすることにしたのだ。(笑)

さて、ぼちぼち出社時刻なので顔を洗って出かけよう。今日もマトリックスのネオになったつもりで働かなきゃな。でなきゃこの時期の仕事量について行けない。

10月14日(土)

お外はあんなに天気がいいのに、カーテンを閉め切った薄暗い部屋で独りキーボードを叩いている。なぜって日光はペルシャ絨毯の敵だから!

でも、ようやく太陽が動いて日が他の部屋(それほど神経使わないブツを敷いてある)から差し込んでくれるようになってので、おそるおそるカーテンを開けてみた。

今日はえらく風が強いようだなぁ。隣の組事務所の屋上では、オヤジや若いモンの洗濯物が、風にあおられてモナコの空まで飛んでいきそうだ。ー母さん、僕のあのパンツどうしたでせうね 。ええ、夏、碓氷峠から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあのパンツですよ・・・って、ネタ古すぎ。(角川映画・人間の証明)

さて、ペルシャ絨毯に囲まれた表面上はゴージャスな部屋で、火の車の家計を抱える私がいそしんでいるのは他ならぬヤフオク。

ヴィトンにシャネルそしてエルメス。ファッション狂いだった青い日々に買い集めたブランド物は、ほとんどコメ兵に売り飛ばしてしまった。独身女が辿り着く趣味の最終形態は「インテリア」だという言葉が耳に痛い。

そうして今、残っているのはもう使わない洋服類とアクセサリー、それからあらゆるガラクタであるが、手間さえ厭わなければ、こういうものはヤフオクで処分するのが一番だね。

物欲の囚われ人である己のアホさを晒すようだが、とにかく私は物持ちである。本、雑誌、ポスター、食器、色んなものが押入でウンウン唸っている。
また、しょーもないヒキだけは強いのと、編集者のツボを突いたコメントのせいか、かつてしこしこ巻末の綴じ込みハガキを出していた頃の、懸賞やアンケートでもらえるグッズ類はかなりの量。

惜しむらくは、創刊した頃からのモーニング&アフタヌーンや他少年雑誌でゲットした4,50枚のテレカを、ヤフオクを知る前にぜんぶ近所の金券屋に一枚500円で売っぱらってしまったこと。
そして、今まで重ねた通算12回の引っ越しのたびに、邪魔になるからと少しずつゴミと一緒に捨ててしまったブツの中にこそ、今こそヤフオクに出したいレア物(軽井沢で撮影されたジョン・レノンの盗撮写真とか、初代スターウォーズコレクションとか)が混じっていたということである。

ぼちぼちヤフオク出品に戻る。
市場で5万円のギュスターブ・モローの豪華作品集をたった9千円で手放してほぞを噛んでから、少しは利口になったかと思いきや、どうしても高い値段を付けられない小心者。人の足もと見ちゃダメだと死んだお祖母ちゃんに教えられたせいか、私の付けるお値段は、どうも低すぎることが多いようだ。

こうやって「浅田次郎本・50円」なーんて商売を重ねて、一体いつになれば先日の絨毯出費(150万)で開けた穴をカバーできるのか、想像するだけで気が遠くなる。
でも、私が突然死した時にヘボピーが困らないためにも、この機会に持ち物を減らすのはきっといいこと。

さて、この村上隆のポスターはいくらのスタートにしよう。これがオリジナルならヤフオクとはいわず、サザビーズで100万ドル(約一億二千万円)の値が付くんだけどなぁ・・・せいぜい五千円スタートかね。
それにしてもカイカイ&キキのあの絵(NIRVANA)が100万ドルとは・・・自分がオイルダラーでもよう出さんわ。

10月12日(木)

街で思わず「メンフィス様!」(王家の紋章)と叫びそうになった。
男のクセして信じがたいほどサラサラヘアー!長さも悠々肩胛骨の下端まで届いている。

後ろ姿だけなら私の千倍は女らしい。もしもTSUBAKI HOMMEが発売されるなら、彼をCMに起用して、エヴァフォントで「日本の男性は美しい」とやって欲しいね。

ただ、アイテムとして今流行のメガネも装着しているこの眼鏡男子が、もしVOGUEに登場するようなカッコマンなら、小さくなる後ろ姿に「ええもん見せてもろた。ありがたや・・・」と手のひとつも合わせていただろう。
けれど悲しいかな、彼は見まごうこと無きオタクマン。「やっぱり実写で超ロンゲはキツい」と再確認するにとどまった。

そうは言っても機動性を重んじる私にとって、カッコマンでもオタクマンでも、男性のヘアスタイルはやっぱ軍隊式の短髪イズベストである。もちろん一番好きなのはスキンヘッドなのは言うまでもないが、あれはロンゲよりずっと手間がかかるし刺激にも弱いと、その脆弱さを身を以て体験したからなぁ・・・

かく言う私の頭も常に短髪。なぜならば、ケンカの時に髪の毛を捕まれると不利だから。(笑)
なお、先日ヘボピー&母と待ち合わせした時に、母は若い男と私を間違えて、「チサト・・・」とふらふら近寄って行ったそうだ。トホホ・・・


ミクシィについて疑問がある・・・って自サイトに書くのも変な話だが、同人やってるヒトの方がこういう問題については詳しいと思ったのだ。

ミクシィって、芸能人とか漫画作品とか版権の切れていない映画のワンシーンとか、みなさん好き放題に貼りまくりだが、あれは一体どうなってるんだろうか?
普通のサイトでは、たとえそれが腐女子向け18禁であろうと健全同人であろうと、二次創作物を置かない単なる感想オンリーのファンサイトであろうとも、たった一コマ引用したいが為に、しこしこ原作を模写してくっつけなきゃならない。自分の持ってないエジプト資料を引用したくても、本の中からちょっと拝借・・・というわけにはいかないのは、皆さんご存じの通り。

だが、ミクシィ上においては、有名フォトグラファーの写真などバンバン使いたい放題である。
ここには著作権侵害という言葉は存在しないのだろうか?ミクシィでは、ワンフェスの「一日版権」みたいに、なにか特別な版権フリーワールドが広がっているのだろうか?

ブログでも疑問に思っていた点なのだが、ミクシィではより資料引用が激しいようなので、ますます謎が高まっている。これについて理由をご存じの方いらっしゃれば、どうぞご教示くださいませ。
でも単に「見逃してもらってるだけだよ〜ん」ってのが正しい答えだったらちょっと怒るで!

10月11日(水)

TV番組の題名は知らないが、若いパワーに溢れた筋肉マンたちと、その行く手に立ちはだかる「サスケ」とかいうマシーンの闘いを描く筋肉残酷物語を見ていると、あっという間に時間が経ってしまった。

それにしても参加者の誰を取っても、ほれぼれするほどいい筋肉してたなぁ!
男は科学者!な白衣の頭でっかち大好き人間であるが、こういう番組を見るとやっぱり男は体育会系!と考えを改めてしまう。私を危機から救うため、暴走トラックを素手で止めるくらいのことはして欲しいね。(無理)


日曜日のエジプト懇親会で、屋形先生にテケヌウ質問をし損なったショックがきいてきたせいか、翌日月曜日の日記を読み直すと、書いた本人が地獄に引きずり込まれそうな鬱日記。さすがにこれはイカンだろと慌てて消去した。
ほんの一瞬上げていたあの日記を、運悪く読んじゃった約10名の方はお許しを・・・あれを書いたのは私じゃなくて、私に憑いていた悪いキツネのしわざです。(笑)

説明しよう。左の写真は高級官僚ラモーゼさんの墓壁画に描かれた葬送図であるが(壁の上の方の絵なもんで、角度が悪くてすいません。)、テケヌウとは上段中央でそりに乗せられ、しずしずと運ばれている黒い物体のことである。

テケヌウは王族以外の人々の葬儀で何らかの役割を果たしていた、謎に満ちた存在。

ミイラに残さず、カノポス壺(肺とか肝臓といった決められた内蔵を入れる四つの壺)にも入れてもらえないパーツ(眼球とかね)をひとまとめにした、いわゆる「モツ袋」であるとか、もっと象徴的な死と復活のイメージだとか諸説があるそうなのだが、とにかく私にとっては、この清掃局に怒られそうな黒いゴミ袋とイミウト(これについてはまた今度)そして長肢ハウンドドッグが、古代エジプトで最もロマンを感じる三大ネタなのだ。

なんだか最近このサイト、日記くらいしかいじってないのだが、少し前から村上龍にはまっており、本を手に取るとついつい読んじゃうのでなかなかパソをさわれない。
面白いよ、村上龍。私は集中力がないので本を一気に読んでしまうことはまずないんだが、村上バトルものは読み始めると止まらない。「半島を出よ」は別格として、「五分後の世界」にもかなりグッときた。
好き嫌いが思いっきりはっきり分かれる作家だろうが、私とヘボはすっかりファンになってしまった。でも村上龍の恋愛小説は読んだことないけど、きっとキライ。(笑)

とにかく折角見に来てくださる方がいて下さるんだから、日記だけじゃなく他のコンテンツもいじりたい。犬ページの再開を!というリクエストをけっこう頂くので、そっちの方も考えねば。手塚治虫信者としては、手塚コーナーを設けて萌え語りをするのもいいなと思うのだが如何だろうか。
エジプトの方は多少息切れしてきたのでしばらくお休みするつもりだが、その前に旅行先としてやや珍しめのスポットーバカ壁画の宝庫・ベニ・ハッサンと、バクシーシの嵐・アマルナを上げておきたいな。

あと、ウルジャンの次号が発売される11月中旬までに、可能な限り皇国コンテンツを更新できれば・・・
・・・というのはウルジャン、今月は皇国の守護者が休載なのである意味心安らかなのだが、来月号ではひょっとするとファンの間で大嵐が吹き荒れるかもしれないからである。

どう転ぶかは予想も付かないのだが、ひょっとすると原作でたった数行でしか表現されなかったかった兵藤&妹尾の最期が、漫画版ではファンサービスでページを割いて描かれるかもしれない・・・となると、その可能性のためにちょっとは準備をしておきたいのだよ。

そんなこんなで必死なのかまだ余裕があるのか自分でもよく分からない毎日ですが、ここを覗いて下さる皆様には本当に感謝しております。ありがとうございます。
今後は悪いキツネにハメられて、泥沼を這うような鬱日記を書いたりしないよう、高校球児のごとき強く明るい心で更新に励むことを誓います。

10月10日(火)

車窓から海を眺めるどこか田舎で、電車に揺られる夢を見ていた。

ゆるやかな振動を子守歌代わりにうとうとしていた私はその時、突然降ってきた声に目を覚ました。
「エクスキューズ・ミー、イズ・ディス・シマ?」
目を上げると、そこに微笑んでいるのはセーラー服の金髪少女・・・って、
パツキンにセーラー服は似合わねぇ〜っ!(笑)

何の事じゃいと窓の外を見れば、ちょうど今しがた着いたばかりの駅の外には大きな島が見える。はいはい、そういう事ですね!
そこで愛私は高須クリニックCMのヒロミ・ゴーのようにキッパリと答えてやった。
「イエース!ディスイズ島!」

「サンキュー」と会釈する少女。見知らぬ土地での人とのふれ合いに心が温まる。
だが、いったん電車を降りたはずの少女、発車間際に血相変えて乗り込んでくるではないか!それもなぜかすごく怒ったように叫んでいる。
「ディスイズノットシマ!」

よくよく話を聞けば、彼女の目的地は「志摩駅」・・・そう、シマはシマでもシマ違いだったのだ。
いやー、すまんすまん。お詫びに志摩までおつき合いしましょう、と私はセーラー服の金髪少女と並んでゴトゴト電車に揺られながら、終着駅である志摩を目指すのであった。


ティーン時代からの腐れ縁(失礼!)であるるしゃるさんに紹介されて、ミクシィというやつを始めてみたよ。
ミクシィってなんじゃらほいと思っていたが、どうやら誰が書いたか分からない2ちゃんとかとは違って、発信者を特定できるブログみたいなもんらしい。ーいや、今でもまだシステムのことよく分かってないんだけどね・・・

普通はミクシィに参加すると、自分のお部屋?で日記を付け、みんながそれにツッコミを入れてくれるものらしいのだが、レスを付ける余裕が無い私はミクシィ日記は諦めて、「コミュニティ」というやつに参加してみた。

この「コミュニティ」には、びっくりするほどの種類があって結構面白いのだよ。
真っ先に飛びついたのは「女性限定スキンヘッドコミュ」「ノンセクシュアルコミュ」だが、、「腰布」コミュにも驚いた。
そう、「腰布」とは文字通り腰布マニアが集う場所。マイナー嗜好だと思い込んでいたが、「腰布」で検索かけると3秒でヒットした。好きな人って意外にいるもんだねぇ。

その他、デビルマンに登場するマイナーキャラ・カイムのコミュや、ハウルやブチャラティ(やカリム)に萌え萌えする人々のための「おかっぱ男キャラに萌え!」、筋肉愛の参加者が「はじめまして。 好きな筋肉は三角筋です。」とか「趣味はきょく上筋をほぐすことです。」 と暑苦しく筋肉について語り合う「筋肉、そして未来へ」など、色彩豊かなコミュニティーには、世界はまだまだ広いもんだねと感動を覚えつつ、ソッコー参加させて頂いた。

だが、デビルマンや手塚漫画については作品やキャラでやたらと細分化されてるわりに、より一般的な趣味に思える古代エジプトコミュは、思ったほどバラエティーに富んでいないのも意外だったりする。あると思ったんだけどな・・・ホルエムヘブコミュ。
また、遊戯王がゲーム系メインなのは、腐女子にはすでにサーチもリンクもあるから、今更そんなところでまで繋がる必要もないからだろうか。

で、ここを読んでるヲタ友の皆さんも、もし面白そうだなと思ったら遠慮なくメールしてね。折り返しお城への招待状を送りますので、人間の趣味の多様さをじっくり味わってください。

10月8日(日)

<逆まつげの治療法>まずはまつげを抜く。そしてハエのフン、赤土、尿を練ったものを抜いた箇所に塗る。
<インポの治療法>6種類の木のオガクズを飲む。
<偏頭痛の治療法>ナマズの頭で患者の頭をこする。
<妊娠可能かそうでないかの判断法>タマネギを女性のデリケートな部分に差し込んだまま一晩放置する。翌朝、口がタマネギ臭ければ妊娠可能、そうでなければ妊娠はしない。
<便秘の治療法>コロシントウリ、松の実、ガチョウの脂肪、ハチミツ、甘いビールを混ぜたものを4日間服用する。
・・・etc,etc・・・

エジプト講演会&懇親会から無事帰宅。はぁああぁ〜〜〜・・・死ぬかと思った。

講演会の方は参加者がわんさかいるものだから、ただ上のようなSSに使えそうなネタを一生懸命メモっていればよかった。
だが、懇親会の方はそうはいかない。参加者の半数が学者さん、残りの半数がアマチュアーーとはいえ、これが「西陣織の会社を経営しつつ、あらゆるエジプト関連書を蒐集している古書店免許も持つコレクター」など、超が100個は付きそうなマニアックピープルなのである。

そんな場所に私みたいなド素人が混じるなんて、カナヅチの人間を大しけの日本海に突き落とすようなもの・・・
まっ正面のエジプト学大御所・屋形先生を初めとして、四方八方を学者さんに囲まれて、ミーハーエジプトファンはアカデミックの海で溺死寸前。早稲田と京大と黄桜酒造が力を合わせて開発した、話題の古代エジプトビール・「ホワイトナイル」の味すらよく分からんかったよ。

こんなチャンス滅多に無いというのに、まるで記憶喪失になったように発するべき言葉が出てこない。テケヌウのこととか質問はたくさんあったはずなのに、ミカ・ワルタリ作品(エジプト人)の話など、べつにここじゃなくてもいい話題ばかり振った記憶がある。
エジ燃え最高潮の頃なら、前日から質問すべき壁画資料などを準備しておいたんだろうが、今回は気を抜きすぎた。リベンジの機会に恵まれることを切に願う。

・・・とはいえ、すべての話が興味深く、色々と勉強させて頂いた。日本エジプト学の黎明期の話などは、好きな人にはたまらないネタなんだろうなぁ。
また、昨夜放映された「世界ふしぎ発見」(ツタンカーメンの母の墓発見?!の巻)の話題も飛び出したりして、学問の世界のむつかしさを垣間見た門外漢は、ただ子ウサギのようにブルブルするばかりであった。

ぶっちゃけ死ぬほど気疲れしたけど、有意義な一日だったな。ただ、今日の講演中にメモを取りそびれた「肛門を冷やすための処方箋」と「古代エジプトの浣腸方法」についてどうしても質問できなかったのが残念だ。私、いや我々にとってお尻は一番大事なポイントなのに!!

でもやっぱり、初対面の学者さんに対してやおら口を開いたと思ったら、飛び出す言葉が「肛門」「浣腸」・・・なんて、誰でも踏みとどまるよね、フツー。

このように、己のツラの皮はせいぜいぶ厚いと思っていたが、意外にナイーブな自分を発見した京都の夜であった。

←どれだけ炭水化物を摂取させれば気が済むんだ?京都のお好み焼き屋にて採取。ざぶとんのようなお好み焼きの上に、大盛り焼きそばとたこ焼き12個と目玉焼きが3枚乗っている。食欲を極限まで失せさせるディスプレイだ。

10月8日(日)

ものすごくあせっている。ぼちぼち家を出る準備をしなきゃならないというのに、まだ名刺を作ってないのだ!

今日は「古代エジプトにおける薬学」というテーマを、国内唯一専門に研究していらっしゃる方をお招きして、京都で講演会が行われる。
そして講演終了後の懇親会では色々な方にお目にかかることになるので、名刺を出す機会が多くなるのだ。けど、ああいう場所で会社の名刺は出したくないので、名前と住所だけの古代エジプト風デザイン名刺を作るつもりだったのだが・・・

のろまな私はペルシャ絨毯の夢でうなされながらも、ついついつい寝過ぎて時はすでに10時前。11時には家を出なきゃならんので、タイムリミットはあと1時間。名刺印刷用テンプレートすらダウンロードしてないのに、間に合うのか?!オリジナル名刺。

今日の講演にはエジプト好きなら必ずご存じであろう、あの屋形禎亮先生もいらっしゃる。そして先生は私が古代エジプト研究の世界で一番尊敬している方なのだ。
あこがれのナマ屋形先生にお目にかかれると想像するだけで、緊張のあまりすでに胃がしくしく痛んできた・・・とにかくこれから準備しなきゃ。なにか愉快なネタがあれば、またこちらにてレポートします。

10月7日(土)

うぉぉおおおぉおーーーっ!!!(ゴロゴロゴロゴロ・・・←転げ回ってます)

こおてもたぁああぁーーーっっ!!

先週末から買うべきか買わざるべきかとハムレットばりに悩んだ(もっと他に悩むことあるだろ・・・)ジャムシディ家のお嬢様だが、皆様の予想を裏切ることなく、きっちり一週間後の本日、我が家にお迎えしてしもうた。そんな私のモットーは「迷うよりやっとけ」

「お迎えする」だなんて、ボークスのドールばりの扱いだが、たかが敷物とあなどるなかれ。このクラスの絨毯になると、きっとボークスのお嬢様方に負けないほどの怨念・・・いや魂が宿っている。

なぜならば、この絨毯の目の細かさは一平方センチあたり11x11ノット。ということは、たった一平方センチ織るために、工房の職人さんが目をしょぼしょぼさせながら、計121回も糸を結ばなきゃならないのだ。
そしてこの絨毯のサイズは203x127センチーということはー約312万ノット!!・・・想像しただけで吐きそう・・・正にイランの娘さん(汗っかきの太ったオッサンかもしれないが)の涙と汗の結晶である。

ましてやシルクものを買うヤツなんてジャパニーズとオイルダラーくらいだと聞くと、自分が可憐なイランの娘さんの横っつらを、札束ではたく人でなしになった気がちょっとする。まぁ、熟練の絨毯職人は、イランではかなりの高給取りだそうではあるが。

さて、店を出てから肩に食い込む荷物によろめきつつ向かったのは、絨毯屋のあるファッションビル一階。そこでは買い物客に三角くじを引かせてくれるのだ。
ではちょっくら失礼して・・・皇国の守護者図書カードも当ててツイてる私が一等(ホテルのディナー券)を当てて差し上げましょうか。・・・どれどれ・・・
おかしい!引き当てたのはしょーもない紅茶パック!
そもそも「5千円以上お買い物すると抽選券一枚」だなんてケチくさいなぁ。「5千円につき一回」なら数百回は引けるから、少なくとも10本は当ててたね、ディナー券。

その後、帰宅して包みを開く瞬間は、心臓が喉から飛び出しそうなほどドキドキした。デパートで服を買うときによくある失敗・・・「店ではすごく素敵に見えたのに、家に帰るとそうでもなくて後悔に頭をかきむしる」現象が起こらないかと不安だったからだ。
でも、広げてみると
おおお!なんと美しい!この色、柄、全体の調和、じっと眺めているとそこには小宇宙すら感じられる。

私はムスリムでもないのにモスクが大好き。そしてペルシャ絨毯におけるこういう柄は「ゴンバディ模様」と呼ばれ、下から見たモスクの天井を模している。
そのせいもあってこの絨毯を眺めていると、トルコやエジプトの歴史あるモスクで、夢のように美しい天井を見上げた心安らぐ記憶が蘇る。

やっぱり決心してよかった。親の問題でくじけそうな心に添え木をするという意味合いもあって、えいやっ!と老後資金を取り崩したのだが、いい買い物だったな。精神安定剤にもなるしね。それにこのレベルのものって、今後そうそう手に入らないだろうしなぁ・・・・・・・・・
・・・って、まぁ失礼ね!むりやり己を納得なんかさせてませんって!(笑)←と言いつつも、今夜見る夢はきっと絨毯の夢。

10月5日(木)

毎晩2,3本立てでアホな夢ばかり見るもんだから、どうしても夢ネタが多くなっていかん。
だから今日は現実的にウェブの性格診断・「恋愛頭脳」http://hanihoh.com/love/の判定結果でも・・・

結論から言えば私の恋愛観レベルは「非常識」(14段階中11番目)というヒデェ結果であった。

人生における恋愛観・「変」、社会における恋愛観・「変」、財力・「変」、将来への意識・「極端」、自己犠牲の精神・「極端」、ルックス・「論外」(メンクイすぎるという意味で)、駆け引き・「論外」、許容と束縛・「論外」!
「ミキさんの恋愛観は、まず一般のそれではありません」
・・・って余計なお世話じゃ!(怒)

自己犠牲の精神については、「好きな人のためなら○○だってできる」ミキさんからこのような言葉を聞くことはできなさそうです。彼氏彼女をつくるときに契約書でも交わしてしまいそうなほどに自らの権利を主張するタイプのようです。「好きだから」を理由に何もかも捧げるような人を、どうか食い潰さないであげてください」・・・耳が痛い。

将来への意識「ミキさんの恋愛観は即効性を重視します。焼肉屋なのに生肉のうちに食べてしまうような短絡的行動が多いのではないでしょうか。醍醐味を知る前に「もう飽きた」と箸を置いてしまっては、大きな幸せに辿り着くことは難しそうです」・・・え?肉って生で食べるもんじゃぁないの?!!

印象はといえば、「敷居が高くてアプローチしづらそうなイメージがあります」とか「真剣には好きにはなってもらえなさそう、と思われがちです」ってのは、犬マニアのモノフェチだからある意味しゃーないかなとは思う。
だが、「どことなくギラついてて怖いイメージがあります」ってのは思い当たるフシはあるものの、「ギラついた女!?」と乙女心にちょっとショック。ふん、やはり隠せないものだな・・・ベトナム戦争でのあの血みどろの・・・(以下略)

ただ、私の恋愛観支持率は、全世代対象だと17.5%の支持しか得られないそうなのだが、これを私の属する年代を基準にするや否や、支持率34.4%に跳ね上がるのが生々しい女心(財力重視、駆け引き重視etc)を表していて爆笑である。
そうだよねぇ、やっぱり年食ってくると、誰しも多かれ少なかれリアリストになってくるもの。

まぁ34.4%に支持されているとはいっても、「ミキチサトさんの恋愛観は、ほぼ壊れています。」なーんて切って捨てられると、若干ムカつきはするが。

このサイトでは、私のこの判定結果とあるヒトの結果を照らし合わせ、二人の相性をチェックもできる。
だから一瞬「ミキチサトさんとの相性チェック」URLをここに貼ろうかと思ったものの、誰から見ても相性が軒並み最悪レベルだと二度と再び立ち上がれそうにないので、見たくない現実からは素直に目を背けることにした。

生年月日と血液型だけで占うサイトは多いけど、「恋愛頭脳」って比較的設問が多くて結構面白い。「あなたの恋愛観は、まず一般のそれではありません」とバッサリ切り捨てられたい方は、ぜひ一度やってみてね。

10月4日(水)

警備員の胸ぐらをつかんだ夢の翌日には、ロックスターのポートレイトで有名なフォトグラファー、ボブ・グルーエンと化し、チェーン居酒屋でアテのゼンマイ煮付けをつつつきながら、若い黒人ミュージシャンにくどくど説教を垂れる夢を見ていた。

「・・・違う!君の問題点はそこにあるんだよなぁ!」「ええ、確かに・・・」「・・・ロックの魂とはなぁ」「・・・ええ、同感です」
なんてはた迷惑な酔っぱらいオヤジ!まったく年は取りたくないもんである。

だが、オヤジのエンドレス説教を、青年は真面目に聞いているのかいないのかはなはだ疑問なのだ。
何故なら、まっすぐに私を捉えるべき彼の視線は、ピンクのブラジャー型サングラスに遮られていたから。ホンマに聞く気あるんかお前!!?・・・っていうか
、そもそもなんだよその夢は!

まぁいい。
説教をひととおり終えスカッと爽やか気分になった私/ボブ・グルーエンがお次に向かうのは、マドンナのコンサート会場。そう、マドンナ来日の写真集を作るため、コンサートの撮影を依頼されていたのだ。
・・・だがその数時間後、私は自ら命を絶つことをも考えつつ、ひとり居酒屋で頭を抱えていた。

やってしもた・・・・・・カメラにフィルムを入れ忘れちょった・・・

「写真、楽しみにしてるわよv」と手を振ったマドンナの笑顔が頭の中でぐるぐる回る。己のミスによって生じるであろう膨大な遺失利益に目の前がまっ暗になる。
せっかくきらびやかな世界の大御所になれたというのに、夢の中ですら空想の翼をハッピー方向に大きく広げられない私は、どこまで行っても貧乏性のようだ。

10月3日(火)

呆けの親と困ったちゃんな末の妹のせいで最高レベルにストレスが溜まっているせいか、最近ひどく寝付きが悪く、ベッドに入ってからも丸一時間は寝返りばかり打つ毎日。

枕元に設置した薬箱の中には、飲むや否やヒトを空気が抜けたダッチワイフと化さしめる各種睡眠薬が入っている。
けど、脳味噌にダイレクトに働きかける薬品に、この上ない不信感を抱いている自分としては、この手の薬に頼る手段は最後の最後まで取っておきたいのだ。

だからいつもベッドの上でヨガ呼吸をしてみたり、乙女が怒るような妹X兵(リバ)妄想したりして己をむりやり眠りに誘っている。
けど、昨夜なんかやっと寝付けたと思ったら・・・
重いーーっ!!(怒)布団の上に何か乗っている。
お約束の金縛りで体は動かないが、怖いというより、せっかく眠れたのに!と腹が立つ。

これって夢?それとも現実?リアリストな自分としては前者だと思いたいが、夢かどうかは分からない。
ただ、半覚醒の意識で捉えた足の上のそいつはどうやら大きなケダモノのようだ。

じゃあイリなのかな、イリはいつも私の足の上に乗って寝ていたからなぁ・・・
でもイリならこんな迷惑な出方はしないだろ・・・どっちにしても人間じゃなけりゃまっいっか・・・いや、人間じゃない方がタチが悪いのかな・・・それって○○さんに聞いたら分かるだろうけど、知らない方がいいかもな・・・などとぐるぐる考えているうちに、やがてまた眠りに落ちていった。

その後明け方に見た夢で、私は警備員の胸ぐらを掴んで思いっきり揺すっていた。

「ミキさん疲れすぎてますね、日記を読むと分かります。」
久々に電話した友人に指摘されたばかりだが、これってやっぱりそうなのだろうか。
だからといってストレスの原因(親兄弟)をどうするわけにもいかないので、年末は一週間だけヘボと二人してこの環境から遠ざかることにした。
行き先は今一番興味あるクレタ島(ギリシア)にする気マンマンだったのが、ハッと気付くとなぜかまたしてもエジプトに・・・

チケット代19万5千円プラスサーチャージ1万強のぼったくり正月料金はキツいけど、こたびはマニア行動を固く慎み、アレキサンドリアでまったりとリゾートする予定である。

10月1日(日)

振り返るとそこには犬が・・・すごく楽しそうに入っている。それにしても豊かなお尻ですこと!

私がしばしば出前を取る近所の寿司屋(特上にぎり1800円也)の玄関先で、常時スタンバッている猫ども。じっとガマンの子でいれば、いつかマグロの切れっぱしが天から降ってくるのだろう。

さっきまでハァハァ肩で息をしながら絨毯の敷き替えをしていた。なんでか弱い女が独りでこんなことせにゃならんねん!?(怒)と無性に腹立ってきたが、部屋じゅうに絨毯敷きまくる自分が悪いんですね、はい。

とにかくシルクならまだしも、ウールのでかい絨毯はハンターに撃たれたまま氷原に放置され、半分凍ったアザラシ並みに重いのだ。そんなものを「ドシャーッ!」と気合いを入れてかつぎ上げ、壁にぶつけてクロスをはがさないように気を付けつつ、ヨロヨロしながら運ぶのは相当しんどい。

それがまた、うっかり者の私は事前に部屋のサイズを計らず、目算だけで「サイズよーし」と見切り移動させたものだから、げげーーっ!絨毯の幅の方がパソ部屋の幅より広いーーっ!!

これをパソ部屋に敷き込むためには、配達時に家具屋からアンちゃんが6人も派遣されたという、超重いサイドボードを持ち上げなきゃなんない。そんなの、この細腕ではどう考えても無理無理!!

とは言いつつも、ぎっくり腰を警戒しながらちょっとだけトライしてみたところ、サイドボードの足がほんの少しだけ浮いたよ。こんな時に自分があと一人いれば、足が浮いた一瞬に絨毯を滑り込ませられるのになぁ!
しょーがないからここの敷き込みのためには、マッチョ姉妹の片割れであるヘボピーを召還、Wマッチョ効果で
のパワーを引き出さねば。

こうしてヒィヒィ言った甲斐あって、他の部屋でもミッション完了。
入れ替えの結果、我が家の特等席であるソファー前のフローリングは寒々しく剥きだしになって、何かに覆われるのを今か今かと待っている。

リスは冬眠する前には巣穴に柔らかい葉っぱをせっせと運び込み、OLはデスクの下に電気ヒーターを忍ばせて足の冷えから身を守る。
ならば私もこの冬を暖かく乗り切るため、リビングのこのスペースになにか敷いたって構わないだろう。
・・・というわけで、この週末はやっぱりあそこに行ってくるよ。左のポケットにはお財布、右のポケットにはスプーン一杯の自制心を忍ばせて。

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