5月31日(水)

パソコンがクラッシュしました。

明日修理には持っていきますが、データが全て飛んでしまったため、色々と時間がかかりそうです。
メールアドレスも失われたため、サイト持ちではない方のアドレスが分かりません。メールの返事が届かないなぁという方、お手数ですが、簡単なメールいただければ折り返しお返事いたしますので、どうぞよろしくお願いします。


朝6時から夜11時まで絶賛監視中の管理人の目を盗むため、マヤっこの散歩は朝5時半、昼12時、夜11時半とは以前書いた通りだが、先日なんか朝5時50分から来てやんの・・・仕事熱心もいいかげんにせえ。

案の定、門の所できっちり捕獲された。なんとか言い逃れはしたものの、お小言のせいで一日ブルーになったので、今は5時前に家を出る毎日。
だが、10台の若者じゃあるまいし、毎日昇る朝日を拝む生活はさすがに無理がある・・・

でもって、この3日間、3,4時間睡眠が続いたところへパソクラッシュ。しぶとい私の心もさすがに折れた。これは幼い頃巣穴に水を流し込んで溺死させたアリの呪いかもしれないが、どう言っても壊れたものはしゃーないので、修復するまでネットは休業。
「萌え萌えウォーカー番外編」のデータも飛んだので、もう諦める。

必要の無くなったこの同人力、現在修羅場まっただなかのオンリー参加者のみなさまに送っときます。「お前の同人力をもらったら、こっちのマシンまでクラッシュするからいらん!」だなんておっしゃらずに・・・ホント、みなさん頑張ってください。こころざし半ばで倒れた私の分まで!

・・・それにしても。私のパソは、なんでこう修羅場にクラッシュするかなぁ。実のとこ自分は夢遊病で、夜な夜なパジャマで徘徊、高笑いしながらハードディスクにゴマ油たらしてんのかもしれない。

5月29日(月)

病人を抱えた家ではやはり犬まで強いストレスを感じるのだろう。最近激しく不良化しているマヤっこの心を癒すべく、本日は睡眠不足の体にムチ打って、犬のご機嫌取りに裏山にハイキングに行って来た。

久々の山登りでダルダルだったが、犬は大自然の中で(ちょっと言いすぎ)大はしゃぎ。
帰宅後はすぐに風呂に入れ、痛い腰を曲げながら一時間かけてドライヤーで乾かし、縫いぐるみみたいなフワフワわんちゃんにしてやったというのに・・・たった10秒目を離したスキに・・・

・・・やりやがった!

またしてもペルシャ絨毯の上に下痢便された!

もちろん「おなかが痛むよぉ」という犬の微弱な電波を受信しながらも、それを軽視した私が悪い。だが、よりによってペルシャ絨毯の命・メダリオン(絨毯の中心部の目ん玉みたいな柄の部分ね)にするこたぁないじゃん。それも狙ったように色の薄い部分に爆弾投下するんだもんなぁ!ほかの部分はウンコ色なんだから、そこにしてくれればまだ目立たなかっただろうに・・・

もう心底ガックシきた。とても愛していた絨毯だけど、傷物になってしまったお前をもう家に置くわけにはいかない・・・
ヘボピー(妹)には「ペルシャ絨毯が分からない人が見たらただの柄に見えるよ!」と言われて、一生懸命自分にそう言い聞かせたのだが、どうやったって納得できない。美を求めるマニアの愛は苛烈なのだ。

こうしてキーボードを叩きながらも、ふと足下に目をやると10X20センチのでかいシミが嫌でも視界に入ってくる。見ないようにしてもダメ。ド近眼だがかなり高性能な私の鼻は、ほのかな下痢便臭をしっかりキャッチしてしまうのだ。

このままでは心痛のあまり胃に穴が開きそうなので、今からタクシーに飛び乗って港に捨てに行きたくなってきた。運転手さん、海までお願い・・・

自分がとんでもないことをした事は分かっているので、目が泳いでいるマヤっこ。出物腫れ物ところ嫌わずだからしゃーないようなものの、お腹痛いならフローリングの上でせい!


・・・結局のところ、不法投棄は5年以下の懲役もしくは一千万円以下の罰金という数字にビビって思いとどまりました。こいつ(絨毯)の処遇は落ち着いて考えます。

5月27日(土)

遊戯王オンリーイベントだからと更新停滞宣言したくせして、いまだに日記いじってちゃダメだな。これから2週間、マジで原稿にかからなくては。
・・・とは言いつつも、ここのところパッションの対象が多方面に分散しすぎて、一つのジャンルに集中するのが辛い。妄想小説って萌えが溢れてないと書けないもんだよね。

せっかく高い宿泊費と新幹線代を使って上京するんだから、遊戯王かエジプトでせめて無料のコピー本くらいは作りたいのだが、それもすべては親の病状いかんである・・・なーんてすでに最強の逃げ口上を打ってるあたり、皆様に「100%出ない」方に賭けられてそうだ。

そういえば母。昨日の朝、ヒステリーを起こしたマヤに噛まれたヘボピー(妹)が、傷口を冷やそうと「氷持ってきて!」と叫んだところ、パニくった母は豚肉(冷凍)を持ってきたそうな。
たしかに凍った豚肉でも傷口は冷せないでもないが、氷と肉の区別もできないだなんて・・・「認知症」とは言い得て妙だな、と変に感心。まぁ、古代エジプトでは傷に生肉を貼って治療する方法があったというから、古い記憶が蘇っただけなのかもしれないが。(笑)

とにかく、明日からマヤ&両親の心を癒すため実家に帰ります。母に心を癒すマンダラ塗り絵(※)をさせながら、自分はノートパソコンとにらめっこしてきますよ。

※・・・癒しを求める大人のための塗り絵ブック。一冊2千円弱。けっこう売れてるらしく、巨大書店で平台になってるやつが残りわずかだった・・・みんなそんなに疲れてるのだろうか。

5月26日(金)

「出版社占い」http://maromaro.com/press/をやってみた。
結果はan・an、POPEYEの「マガジンハウス」。・・・うーむ、微妙だ。 ハヤカワか原書房か河出、もしくはいっそ幻冬社なら納得できたんだがなぁ。

マガジンハウスのヒトの性格はどうなんだといえば・・・
(・・・ここまではカッコいいことばっか書いてあるので略)
「筋が通らないことは納得がいかない頑固者で、また自分のしたいことしかしないという、ややわがままな面があり、「変人」というレッテルを貼られがちですが、むしろそれを嬉々として受け入れている感があります。
また、実際の内面より悪ぶったり、軽い人ぶったりしてしまう偽悪的な一面もあります。そんなあなたを理解してくれる人はごく少数であり、心の中は常に孤独です。
なお、非常に飽きっぽい一面もありますので、注意してください。」

「心の中は常に孤独です」なんて余計なお世話だと言いたいが、「変人」と呼ばれ偽悪ぶって喜んでるってあたり、思い当たるところがあってビクッとした。

で、他にどんな出版社があるのか知りたくて親族知人の誕生日も入れてみた結果、二人の妹は角川と岩波、両親はマガジンハウス(母!)と小学館、カレは講談社、という結果だった。

答えが何種類あるのか分からないが、他にどんな出版社があるのか知りたい。さすがに山と渓谷やバジリコはないんだろうが、主婦の友社あたりはあるのかもしれない。

この占いについては、他の方の結果にもたいそう興味あるので、「英知出版(「デラべっぴん」「聖水クラブ」)が出たぁ!」なんて結果、よろしければメールにてお知らせ下さい。


↑頂いたメールによれば、角川、岩波、講談社、小学館、マガジンハウスの他に、日経BP、文藝春秋、新潮、集英社があることが確認された。

「ひとつの物事にいったん興味を持ち出すと、それを学究的に極めないと気がすまない、ややオタク的な研究者タイプ」とある日経BPなんて何となく羨ましいなぁ。なら「すごくオタクな研究者タイプ」のみすず&国書刊行会はあるのか?文春・新潮のヒトもどう書かれてるのか興味津々。

5月25日(木)

先日(5月17日の日記)、新造コンテナ船の進水式を見に行った際の写真を少しご紹介。

「ヘリコ・クレーン・コンテナ船」は私の心をとらえて離さない鋼鉄の三大巨頭だが、特に船は自分の職種に少なからぬ関連があるせいで、思い入れもひとしおである。

幸いにも我が街は横浜と並ぶ古くからの港町。市内には造船所もあるので、新造船が処女航海に乗り出す時にはできるだけその場に立ち会い、網膜に勇姿を焼き付けることに決めている。

造船所内に掲示されていたスローガン。「船造りのロマンプライド」ってところに、重厚長大産業における現場の心意気をビンビン感じて、船を見る前からすでに胸に熱いものが・・・

以前はほとんど行われなかったここでの進水式も、今年に入ってすでに二度目。
一時は氷河期で凍死寸前だった造船業だが、近年の好景気で中国を中心としてコンテナ需要が逼迫しているため、船舶の受注も好調なようだ。

中国経済が発展すれば鋼材などの輸出入量が増え、それを運ぶための船がどんどん必要になって造船業がもうかって従業員のボーナスも増え、やがて造船所そばのカラオケスナックのママの財布もぶ厚くなる・・・
「風が吹けば桶屋がもうかる」じゃないが、ミクロからマクロまで、あらゆる所でリンクしているのが、け、経済のし、し仕組みなんだな。(by山下清)

正門前の受付で名簿との突き合わせを済ませると(見学は予約制なのだ)だだっ広い工場の敷地内を歩いていく。

すると突然視界に入る巨大な船・・・興奮のあまりチビりそう!映画「未知との遭遇」で、砂漠のド真ん中に突然船が出現するシーンを思い出したよ。

長さ300m、幅43m、深さ24mの大型コンテナー船、そして平日の朝っぱらからそれを見学に来たヒマで物好きな人々(自分含む)。船が巨大すぎて人間がミジンコに見えてくる。

手塩にかけた愛娘(愛息)の輝かしい船出を見送ろうと、はたらくおじさんたちがゾクゾクと集結し始めた。
ヘルメット&先に鉄板が入ったでかい安全クツにちょっと萌えた。

その時をいまかいまかと見守る現場のオジさんたち。
内装等細部にも手がかかる豪華客船は、起工から進水までに一年を要することもあるそうだが、荷物をたくさん積むために中はガラガラのコンテナ船の場合は、こんなにデカいのに起工から進水まで3〜6ヶ月ぽっちで済んじゃうそうである。

だが、それでも完成した時の達成感たるやすごいものがあるに違いない。宇宙戦艦ヤマトを造った人々も、イスカンダルへの船出の際にはこうして胸を熱くしながら見送ったのだろう・・・

この写真ではなにをやってるのかぜんぜん分からないが、これから荒海に漕ぎ出す船に、酒を飲ませて景気をつけてやっているところである。
古来からのならわしで、処女航海に出る前には船体にシャンパンのボトルを叩きつけるもの。けれどもここ日本では日本酒の一升瓶なのだ。

外国籍の船主による英語スピーチがあったりと、それまで漂っていた西洋風のムードは、一升瓶の割れる音で一気に鬼太鼓座的な和の世界へ・・・

紙吹雪舞い散る中、大海に漕ぎ出す船。何度見てもその場で卒倒して救急車を呼ばれそうなほど燃えるシーンである。

コンテナ船の寿命は約15年。この船もこれからたくさんの荷物を積んで世界の港を巡り、やがて役目を終えて解体されるのだ。
それにしても、船出の時に演奏される曲は、今でも「軍艦マーチ」(「錨をあげて」ともいう)ってのにびっくり。
(写真のハゲは本文には関係ありません)

作業所の壁にかかっていた部外者には意味不明な看板。
“まだ使える長い棒”ってなんなのか?・・・長い棒、長い棒、ながいボウ・・・と呟いてみると、頭の中には下ネタしかわき出して来ないのがちょっといや。

それにしてもこの字、なんかヘンだ。海外で時折目にする「ヌサジーあいます」(=「マッサージあります」)の看板に近いものがあるが、単にレタリングの下手なヒトが、下書きでマスの取り方を間違っただけなのかもしれない。

5月23日(火)

病人を抱えた家庭でストレスがたまり、イラッとしたはずみについ父を噛んじゃった・・・というガラスの10代なマヤっこ(ホントは3才半のオッサン)を、先週末からこちらで預かっている。

私のマンションはペット禁止。管理人(朝6時から夜11時まで絶賛監視中!)に見とがめられると小言をくらって終日憂鬱になるので、ホントはあまり出入りしたくない。
けれどマヤは外でしかトイレをしてくれないので、一日三回は必ず連れ出さなきゃならないんだよね。

会社の昼休みに戻ってきて一回、夜の11時に一回、朝5時半に一回・・・と非常階段を使って上り下り。14キロの犬をだっこしたまま、イラン大使館突入のSAS隊員のように素早く裏庭を移動して敷地外に出るのはなかなかにキツい。

他の入居者に見つかるんじゃないか、まだ管理人が監視中じゃないか・・・毎回心臓が躍り上がる。
なんで高いゼニ出して買ったマンションで、こんなにコソコソしなきゃならないんだ?
吠えるわけじゃなし、非常階段使って抱っこしてるんだし、誰にも迷惑かけてないじゃん!と時折逆ギレしそうになるが、犬が命の人間が、うっかりペット不可の物件なんぞ購入しちゃたのがそもそもの間違いだよね・・・

三度の散歩のなかでも一番キツいのは朝5時半のヤツである。今も寝不足で黄色い太陽をおがんできたところ。まったくなんでこんな早くから・・・ブツブツ。
だが、そんな朝っぱらから人はけっこう歩いてるもの。そしてそのほとんどがヨロヨロしながら愛犬に引きずられてる、ってのが泣かせてくれる。

「冬は夜が明けるのが遅いからもっと寝てられたんだけどねぇ、日が昇るとこいつが起こしにくるから仕方ない」と眠い目をこする愛犬家たち・・・
けれど昇る太陽の光は心身を浄化してくれると聞く。犬のお陰で朝日を浴びられると思って、せいぜい早朝のおつとめ、頑張って欲しい。(自分もな)

<一言メールお返事よん>

Hさま・・・私もスキンヘッドファンです。イラストサイトはほとんどないので寂しかったのですが、こちらで勇気をもらいました。(笑)もっと色々なスキンヘッドが見たいです。

Aヨシさま・・・ビバ!ハゲ!スキンヘッドが大好きです。

おお同志!!同好の方にお目にかかれて嬉しいです!SINDBADさんに登録した動機の一つは「ハゲ好き同士を捜す」だったのですが、第一の目的は早速達成されました。

これから色んなスキンヘッドを増やしていきたいものです。お二方はどんなタイプがお好きですか?サディストハゲ?筋肉ハゲ?それとも人造人間ハゲでしょうか。(「キャシャーン」のブライキングボスを想像中)。もしお好きなスキンヘッドなぞございましたら、ぜひともリクエストくださいませ。

次回はとりあえず「ハムナプトラ」の褐色マッチョ・イムホテップ様でも描きたいと思ってますので、またお暇な時にでものぞいてやって下さいませv

Aさま・・・遊戯王は子供向け漫画だと思っていましたが、こんな大人なカップルがいるなんてびっくりしました。

はじめましてAさま。嬉しいお言葉を有り難うございます!遊戯王は子供向けと思って読めば子供向けなのですが、マリワナ海溝顔負けの深読みを加えて軽くステアするとあーら不思議。あっという間に壮大な叙事詩にメタモルフォーゼ。いろんな楽しみ方ができる漫画です。

カリムとシャダが長年連れ添ったカップルであったというのは、3200年前の貴族の墓壁画を分析した結果にもとづく仮説なのですが、それが定説であるかのような錯覚を来訪者の皆様に抱かせること、それが当サイトの当初の運営目的でございます。

最近はジャンル的にちょっと迷走気味なのですが、Aさまのお言葉が嬉しくて、また遊戯王的テンションが上がりそうです。今後はより大人向けのものも増やしたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

Kイチさま・・・私も梅酒CMのヒツジの腹部の揺れが気になっていました。ファンシーなくせして腹だけリアルですよね。

こんにちはKイチさま。あの腹はみんな気になっているものなのですね。着ぐるみに何を入れればああいうゆらぎが出るのか、そこがぜひ知りたいです。少なくとも水ではないような気もします。
それにしてもあんな重いお腹で柵を飛び越えられるなんて・・・中に入ってるヒトの身体能力は、思いのほかスゴイのかもしれません。「ヒツジの皮をかぶったアスリート」だったりして。

Yさま・・・やおいと呼ぶには個性的。日記が好きです、頑張ってください!

はじめましてYさん。実はシンドバッドさんに登録する際にかなり迷ったのですよ。こんな代物をやおい・ジュネ・ショタ分類で登録してしまっていいのだろうかと・・・
とはいえ、他のカテゴリーに分けようもないし、同カテゴリーの他のサイトさまを拝見して、ギリギリ大丈夫かな・・・と勇気を出して登録いたしました。

好きだなんて言って頂けて光栄です。やおいともゲイ向けとも言い切れない微妙極まりないサイトですが、ここは開き直って、気軽にお楽しみ頂けるごった煮サイトとして精進する所存ですので、何とぞよろしくお願いいたします。

Kさま・・・トップ絵のシャダに「ついにきたか」と思っていたのですがハーネマン教官半裸も描くとよろしいでしょう。
なーに大丈夫です、きつくないです。私が保証します。萌を素直に押し出しましょう! 私も向こう岸で待っています(笑)

こんにちは、ブサイク愛の同志Kさん。ええ、ついにきたかというか涅槃に行きました。
古代人にミリタリーのコスをさせた瞬間、ここまで墜ちちまった・・・と暗い目になりましたが、絵を描くのが久々に楽しかったのもまた事実。萌えにまかせて描く絵が一番楽しいもんですよね。萌って素晴らしい。

でもいくら素晴らしいとはいっても、ハーネマン教官、それも半裸となるとさすがに躊躇するなぁ・・・お肌は白いし目はアレだし。トップからあまりドン引きされるのもイヤなので、最後の一線は守り通します!
・・・なーんて言いつつも、あと一ヶ月ほどしたらあっさり最後の一線を越えてそうです。私の「最後の一線」は自走式、時速60キロで移動中の一線が、あとまだ100本ほど残ってます。

Zさま・・・エジプト系の語りに圧倒されました。その辺りの本よりよほど面白いです!!日記も面白くて、数ヵ月、数年遡って読んでしまいました。

これはまた身にあまるお言葉を!
ひねくれ者の私はZさまのメールを開いた瞬間、「こんなに持ち上げてくれるなんてありえねえ!これは知り合いのイタズラだ!」なーんて勘ぐってしまいました。まったく失礼な話ですが、日記を遡ってまで読んで頂けるとは、ホントに嬉しいです。今までやってきた甲斐があるというものです。

当サイトのエジプトコンテンツのキーワードは、ズバリ「下世話」。
ツタンカーメンの死因よりも、SAKUJI先生のどでかヘルメットのサイズが気になり、クレオパトラとシーザーの睦言よりも、職人村のオヤジの欠勤の言い訳の方に耳を傾けたくなる性分ゆえ、真面目なエジプトファンから叱られそうなことばっか言っててすみません。

でも楽しんでいただけるのが一番。こんなお言葉を頂けるなんて管理人冥利に尽きるというものです。
しょーもないエジプトネタはまだまだございますので、もったい付けずにとっととご開帳するつもりです。ですので、Zさまもよろしければどうぞまたのぞいてやって下さいませね。

5月20日(土)

ジムのトレーニング前に、初めて「ヴァーム」ってやつを飲んでみた。
これ、「運動によって体脂肪が燃えるのをお手伝いしてくれる」という、なかなかに甲斐甲斐しいスポーツ飲料である。正しくは、グレープフルーツ味のパウダーを180mlの水に溶かしてから飲用するのだが、今日はあいにくとコップの持ち合わせがない。

しよーがないから、大きく開けた口にパウダーを一気に流し込み、そこへ間髪を入れず給水器で約180mlの水を補給した。こんなワイルドな飲み方、ワタナベのジュースの素でやろうものなら親にどつかれそうだが、モノはヴァームだし親も見てない。

だが、何はともあれ胃の中で混じり合いさえすればいいんだよね・・・と思いきや、そこは「一日に100キロも移動できるスズメバチの脂肪代謝方法に学んだ」というケミカル製品のこと、やはりおおざっぱな製造方法では問題があったと見える。

舌を刺すグレープフルーツの後味に、トレーニングの間中胸がムカムカ。せっかくの体脂肪燃焼の御利益も3割ほど目減りしたような気がする。せっかく高いゼニ払ったのに、すごい損したみたい!

やはりワタナベのジュースの素もヴァームもNASA御用達の宇宙食も、粉末飲料は水加減が肝心、と肝に銘じておこう。


ところで、Gジムに通い初めてもうすぐ3ヶ月。
トレーニングの進捗状況はといえば、「3ヶ月でひとまずの成果が出る」と言われる筋トレ。体重はびくともしないのに、タプタプだった腹回りが、やや見栄えよくなってきて喜んでいる。

ジムに入会した3月初めには、チョーヤの梅酒CMで柵を飛び越える着ぐるみヒツジたち(私は彼らの豊満な腹のリアルなゆらぎが気になってしょーがないのだ)もびっくりなサムソン系の腹だったのにさ、やっぱり努力は報われるもんだ。

このように、こと筋肉については努力の成果が目に見えるせいもあってか、このジムの筋肉男たちは驚くほどビルトアップに熱心である。

今まで2,3件のジムに行っていたから分かるのだが、普通のジムに男性が通う場合「トレーニングとガールウオッチングを兼ねられて、一石二鳥でウッシッシ」だなんて思っているけしからん輩が多いものである。
だが、ここGジムは違う!男も女も、みんなそろって畏怖を覚えるほど真面目なのだ。「ちょっとダイエットしたくて」見学に来た娘さんはそろってドン引きする排他的ムードが漂っている。

そして常連の肉体のマッチョぶりもシャレになっていない。GジムのGはGOLDのG、GIANTのG、GORGEOUSのG、そしてG−menのG・・・
トレーニングルームに一歩足を踏み入れると、林立するマシンの林に生息するのは、G−menの表紙から抜け出てきたような男ども。

「ボディビルに必死になる男女はマゾっけがある」とは何度も耳にした言葉だが、マゾヒスティックに超重いバーベルを持ち上げる彼らの目は、きっと女の尻なんか見ていない。見つめるのはただ、己の肉体。乗り越えるべきはライバルの筋肉量・・・

基本的に静かなトレーニングルームだが、「フシュウーッ!」「はがぁあっ!」「フンゴー!」「ウオッシ!」など、十人十色のかけ声に混じって、時折知り合い同士が歓談する声が聞こえてこないでもない。

しかし耳をすましてみると、「がんばってますね!」「ウスッ!」「背中がかなり良くなってきましたね!」「ウスッ!」・・・だとか、
「おっ!すごいええカンジになってきたなぁ!」「もう重さも200グラムのを上げてますよ・・・ってトリニクかいっ!!(←一人ボケツッコミ)」「わははは〜!200ポンドかぁ、すごいなぁ!」(爆笑)
・・・と、頭が痛くなるような筋肉ネタばかり。
女性はともかく、このジムの男性陣の間で筋肉絡みではない会話が交わされているのを、少なくとも私は聞いたことがない。

女性は女性で、初めは「ちょっとダイエットに」と思っていても、回りの人間が必死こいてやってるといつの間にか、トロトロしてちゃあどんどん太ってくるような錯覚に陥るのだろうか。日を追って目が真剣になってくるのが怖くもあり微笑ましくもあり。

かく言う私も、迷彩プラス海兵隊刈りで目の色かえて腹筋する姿は「怖っ!」と思われてそうだが、出会いを求めて来てるわけじゃないから別にいーのだ。

さしあたってのターゲットは夏コミ。スキンヘッドにしてハーネマンコスが出来る程度に体を絞るのが、当面の目標である・・・って、つまるところ動機はオタクかい!!

5月19日(金)

ゲイだと思ってた大好きな人が、実はノンケ(ロリコン入り)なんだと知った時の衝撃、ご想像いただけるだろうか・・・

一般的には逆パターン(惚れた男が実はゲイだった!)の方がだんぜん多いと思うが、私は今、数時間前に知ったばかりのこの驚愕の事実に、目まいがするほど動揺している。ええっ!?ノンケえっ?!・・・ノンケ・・・ノ・・・ンケ・・・ノン・・・ケ・・・・・・(バタッ)

おお!ホントは筋肉よりオッパイの方が好きなお方だなんて!想像もしなかった。頭からゲイと決めつけてた方が悪いが、まったく私の目も節穴じゃの。

一体何の話かさっぱり分からないとあちこちからクレームが聞こえてくるが、すんません、今は説明するだけの気力がないので、元気が出た時にまたということで・・・気力が萎えてへろへろなので今日はあきません。

布団の中で久々に「ワイズマン」(外園昌也)を読み直そうと思う。これと手塚の「火の鳥(復活編)」「鳥人体系」が私の好き漫画ベスト3。
さっきパラパラページを開いたら、動揺の極みにあった心が多少は落ち着いてきた。「アフタヌーン」に連載されていた頃から、この作品では感動のあまり何度涙を流したことだろう。

どういう話か限りなくはしょって説明すると、「一人の男の覚醒をきっかけに、目に見えるモノに支配された現代社会が転換点を迎える」というようなストーリー。キーワードはネイティブ・アメリカン、精霊、巨大な女、知恵あるコヨーテ、新世界などなど・・・
あとがきで、連載中に色々と妙な事件が起こり、作者がおびえるエピソードが紹介されていたあたりで、スピリチュアルワールド寄りの作品傾向は想像頂けるんじゃなかろうか。そういえば「デビルマン」執筆中にも色々あったと永井先生が何かのインタビューで仰ってたよなぁ。

それにしても外園氏ほど絵が変わった作家さんも少ないと思う。自分は「ワイズマン」〜「犬神」の連載はじめの頃のリアル色の強い絵が好きだったが、今はその味が失われてちょっと残念。「犬神」でヒトの言葉を覚えたばかりのシェパード犬が、少年と共に宮沢賢治の詩を朗じる美しいシーンは今も忘れがたいのだけど。

とにかくもう寝ます。明日はマヤっこをこっちの家に連れてきます。

5月17日(水)

朝は早よから造船所へ、新造コンテナ船の進水式を見に行ってきたよん。

現地受付が8時20分締め切りとえらく早かったので、目覚ましをいくつもかけていたのだが、ここしばらくの睡眠不足がたたったみたい。6時と6時半と7時に鳴った目覚ましを何の躊躇もなく止めちゃった私は、意志薄弱な天カスだ・・・

起きた時には、顔面蒼白になるほどのギリギリっぷり。どう考えても間に合いそうにない。
サーカスにあるような大砲があれば、砲身にもぐりこんで弾の代わりに目的地まで撃ち出してもらえようが、残念ながらうちに大砲はないので、頼れるのは己の足のみである。

またしてもETのハイライトシーンのように月に向かって飛びそうなほどチャリをぶっこいで、目指すは地下鉄の駅。
刑事に追われる犯人の勢いでエスカレーターを駆け下りて電車に飛び乗り、冬季オリンピックのリュージュ選手並みの加速で受付前に滑り込んだところ、ホッ・・・締め切り3分前で間に合った・・・

進水式が終了した後は、激しい雨の中実家に戻り、返す刀でマヤっこと母を連れて動物病院へ。
こちらも午前の受付締め切りに間に合いそうになくて、腕がちぎれそうなほど重いゲージ(体重14キロの太ったコッカー入り)を抱えてダッシュ勝平。そしてなんとか5分前にすべりこみセーフ。まったくギリギリにならないと行動できない自分の気質、何とかならないものなぁ。

で、病院の長い長い待ち時間の間に、ぬかミソと化した母の脳に刺激を与えるべくしりとりをしていたのだが、「イカ!」「カイ!」イ、イ・・・いい男!「・・・コジントウシカ」「カモ」「モリ」「リ、リ・・・淋病!ってのはとりあえず止めとけ、母。そこだけ聞くと「アルツハイマーになった母」というのが、壮大な“なんちゃって”に思えてくるぞ。

・・・あかん。睡魔のせいで倒れそう。つづきはTo be continued......

5月16日(火)

毎日毎晩、リッチな女性相手の夢のようなバイトを紹介してくれる逆援交メールがアホほど届くんだが、このところ読んでみたくなるようなひねりのきいたヤツが無いのぉ・・・
そう思っていたところへ、球を受けたミットがブスブスと煙を上げそうな剛速球メールが到着した。

内容は「妊娠契約希望女性のご紹介」なんて目が腐りそうなありきたりメールだったのだが、差出人がズバリ「美人」。ものすごいダイレクトさだ!
男に好かれそうな差出人の名前を考える努力を完全に放棄しているが、このミもフタもなさすぎるところが、浜の真砂よりも多いエロメの中にあってかえって新鮮かもしれない。


朝3時から結局朝の7時まで起きていたせいで、案の定、今日の仕事はひどくキツかった。書類を見ながら、時々フッと意識が遠のきそうに・・・
昼休みは昼休みでヤフオク商品の発送で走り回ってたから、ご飯を食べるヒマもありゃしない。昨日も今日も朝昼カロリーメイトだったせいか、ほっぺの肉がちょっと落ちたよ。(いいのか?!)

睡眠不足と疲れのせいか、1時間だけ仮眠した時、赤いタンクトップの金髪マッチョに自転車をパクられそうになる夢を見た。
ガードレールに巻いたチェーンを外そうとしてもままならなくて、素手でぶっちぎろうとする筋肉男。盗難現場に居合わせたものの、男の狂気じみた目が怖くて、物陰に隠れてこっそり様子を見ていた私。
その時、暗闇に泊まっていたパトカーが突然ライトを灯して、泥棒マッチョを現行犯逮捕してくれて一件落着。私はママチャリに乗って夜の街に漕ぎ出したのだった。

それにしてもあのマッチョ、目をあんなにギラつかせるほど欲しかったのだろうのか?たかが一万五千円のママチャリを。
それとも、カレシとのデートに寝坊してあせってたのかもしれないが、それなら赤いタンクトップは着替えて出直した方が吉だとアドバイスしておこう。

<一言メールお返事のつ・づ・き>

アシヱさま・・・TOP絵、待ってましたと云う感じです。銃器に愛を感じました、流石、教官萌えだけありますねv。

とうとうやっちまいました。(笑)
現代ヴァージョンサラリーマン編ならまだしも、古代人+現代銃器というのにはさすがにアカンだろと二の足踏んでたんですよ・・・でもミリタリの禁断の園に住んでいるクラナッハの蛇に誘われて、ホイホイついて行っちゃいました。

はじめはハーネマン教官でやろうとしてたんですが、お肌が白すぎわお堅すぎるわな教官のセミヌードは、さしもの私も描いてる途中で「キツうっ!」と投げ出しそうでしたので、脱衣慣れてしているシャダ子にお任せしたわけです。

絵を描くときにモノサシを使ったのは、高校生の頃にファイヤバード・トランザム(ボンネットにでかい火の鳥が描いてあるアメ車。悪趣味の極地。大人になったら欲しかった。)を描いた時以来ですが、描いててとても楽しかったです。モノサシ使っても銃身の直線がサナダ虫のように震えて手こずりましたが・・・
次はグレネードランチャー&カリムとか、スナイパーライフル&マハードに挑戦したいもんです。

yanaさま・・・なんといいましょうか、裸とミリタリ系武器はどうしてこうエロエロしいのでしょうか?そう思ってしまうのは私だけでしょうか??

yanaさま、はじめまして。初メール有り難うございます!いつも校舎の影からこっそり見ていてくださったんですね。嬉しいですvその上、yana様もミリタリ+ハダカがお好きだとは。「同志!」と叫んでジャンピング抱擁を食らわせていいでしょうか。

ハダカ+武器がエロいと思うのはyanaさまだけではありません。YOU ARE NOT ALONE. 今日も世界のあちこちに散らばった一億二千三二人の同族が、一斉蜂起の日のために竹ヤリを磨いているのです。
かく言う私もレジスタンスの一人。セミヌード戦闘服が好きで好きでもう〜〜〜(タメてる)たまりません。迷彩と手袋とブーツのハッピーセットさえあれば、一生独身でも大丈夫。(笑)

今後も遊戯王に限らずフェチ系セミヌードを色々取り揃えていきたいと思いますので、ぜひまた覗いてやってくださいね。

5月16日(火)

またまた妙な時間にパソコンと見つめ合っている。
現在朝の5時半。昨夜は病院帰りに父とヘボピーの三人で小料理屋に行ったんだが(三人とも同じ病院に行ってるのだ。哀しき腰痛家族。)、11時に帰宅後、コンタクトも外さずにうっかり寝てしまった。
でも、ヤフオクの落札者さまへの返信がまだだったので、自分にムチを当てて3時に起床、今に至る。まったく我ながらストイックというかマゾヒスティックだ・・・

約20通の返信を終えたので、これから風呂入って再度寝る!こんな出版社勤務のヒトみたいな不規則な睡眠では、いつかしわ寄せが来そうでちょっと怖い。

ヤフオクの事務処理は水曜日には終わるだろうから、いよいよ6月11日の遊戯王オンリーの原稿に着手しなきゃ。
同好の皆さんには、この度は忙しいから出ないよ〜んと言ってたものの、やっぱり遊戯王は飽きっぽい自分が3年以上続けたほど好きなジャンル。とりあえず世界の隅っこでカリシャダを叫んどかなきゃアカンような気がしてきて、またしても締め切り当日に申し込んだよ。

だから、ここの更新は一ヶ月ほど止まります。元々日記とらくがき以外は更新してないから、わざわざ宣言する必要もないんだけどね・・・

それにしても書けるんだろうか、原稿。
モチベーションを上げるために、古代編コンテンツが残ってるサイトさんを回ったところ、少なくとも萌えだけは復活したんだが・・・いざ書くとなると時間・気力的に微妙・・・でも、机の上に新刊が無いのは寂しいから、ギリギリまで頑張ります。

<一言メールお返事よん>

N美さま・・・アクナムカノンには息子と同じく『受け』であって欲しい私としましては、マハの元に夜這いに行った所、逆にヤラれちまう方向で妄想が展開しておりますが、
恐らく7晩とも、玉砕です。4日目あたりから、マハ鬼畜化。カノンが亡くなってからは、その息子に照準を合わせていきますね。オトコだ、マハよ。

こんにちは!「君に薔薇薔薇」ミステリーの解決、おめでとうございます。(超私信)
「ファラオとシセネ将軍」はまったく嬉しいお話ですよね!パパラッチに尾行されて、アイタタな場面を目撃されちゃうファラオ。窓の下から煉瓦をなげつけ足を踏みならすと、スルスル梯子が降りてきた・・・なーんてまるでドリフのネタ。

一番のポイントは「陛下はシセネを相手にしたがっておられたことをなさった」というくだりなんですが、「したがっておられたこと」って一体なんや!?なんやねん!(笑)
でも原文では受だか攻だか書いてくれてないので、すべては数千年後の人間の想像に任されております。
そしてもちろん私もマハ攻めだったと思います。物腰は慇懃なのに鬼畜なマハ。言葉攻めで地上に降りたホルスをいたぶるなんて・・・罰当たりな男よのぉ。(笑)

トップのシャダたん、カッコよく決めておりますがこんな格好で部隊にいたらどえらい目にあってしまうのではないかと心配です(笑)

犯られまくりもいいですが、受けに見えて油断すると実はド攻めだった・・・ってのもいい。
グリズリーのようなむくつけき男の毛むくじゃらな尻を、ジャングルブーツで蹴り上げるシャダ軍曹。YES,SIR,YES!と歪む顔を、冷酷な微笑を浮かべ見おろして欲しい。

H彦ヒコさま・・・トップのスキンヘッドがカッコいいですね!でも遊戯王ってこういう漫画だっけ......(笑)

おひさです!まったく同志遊戯王ファンに殺されそうですな・・・
もちろん現物のシャダは古代エジプトのお役人ですが、管理人の妄想にいけないバイアスがかかりすぎてああいう羽目になりました。でも描いててすんごく楽しかったのも確かです。

そのうちミリタリ風味のオカッパも描くので見てやってくださいね。マッチョプラス銃器では「ランボー・怒りのアフガン」サイトかと思われそうですけど・・・


・・・アカン、あきません!寝る寝る言うて未だ寝てないので、これから仮眠します。でなきゃ倒れる。原稿の修羅場でもないのにアカンだろ、これは。

5月15日(月)

ヘボピー(妹)が、居酒屋のメニューにあった「モンゴウイカのお造り」を読み間違えて「コウモンイカのお造りください!」なんて言っちゃったらしい。小さな居酒屋の空間が一瞬、零下40度で凍り付いたそうだが当たり前だ・・・

ゴールデンウィークのクセが抜けきれず、明日は会社だというのにこんな時間(2時半)にまだパソコンと見つめ合っている私。その割にここの更新もせずに一体なにやってんだぁ?と問われれば、ヤフオクの落札者さまへのメールに追われていたと答えよう。

かつて羽振りがよかった頃の残り香=ブランド物衣料が、我が家のワードローブにはまだまだ残っている。今でこそコンバットの鎧で身を固めているが、10台の頃からつい最近まで私はけっこうなお洒落さんだったのだ。

ド派手な色柄、カントリーマァムのような金属ボタン・バカでかい肩パッドでモビルスーツにしか見えないお水系ブランドのスーツは、現役キャバ嬢でももらってくれなさそうだからほとんど処分してしまった。だが、アバンギャルドな衣装(ゴルチェとかギャルソン)はまだまだワードローブに溢れている。

妹や友人に上げればいいようなものだが、自分以外にSF&ボンテージ風衣装を着る人間はいない。けれど、ゴルチェ系にはそれなりの愛着があるので、お水っぽいスーツのようには処分できないんだよねぇ。
そこでGWのヒマさを利用して、どっさりまとめてのヤフオク出品と相成ったわけなのだが・・・

「こんなもん売れんだろ」と思っていたのが、意外に高値で一枚残らず落札されたのはいいのだが、ゴルチェから時代劇のDVD、ジョン・レノンの素描集まで、欲張って一気に出品しすぎた。
落札するのは簡単だけど、出品の事務処理の煩雑さときたら・・・うるさい事言わない男性相手にハダカ本を出品してる人間が古着を出すのは、勝手が違ってものすごく気を遣う。

とにかくこの5、6時間というもの、送料チェックや落札者さまへの連絡でてんやわんや。送り間違いだけは絶対に許されないので、いつもの10倍は神経を使う。

愛着のあるものたちを、新しいご主人のもとへお嫁(おムコ)にやれるのは嬉しいが、こんなにバタバタするのはもうイヤ。「ヤフオクは五月雨式に出せ!」という一項を、心のファイロファックスに書き加えとかなきゃな。

・・・いかんっ!そうこうしてるうちにもう3時?!これ以上起きてると、さすがに仕事に響きそうだからさっさと寝ます。またしても一日の睡眠時間7時間というノルマを達成できなかった・・・いや、自分のせいだが。

一言メールお返事はまた明日ね〜んvvvv

5月13日(土)

朝から晩まで雨の一日。地元ではせっかくのお祭りだったってのに・・・雨の中パレードした人たちはお気の毒。みなさん風邪ひいてない事を祈る。

かく言う私は、この祭りが始まってから初めてのゲイパレードがあるよ〜ん、という事前連絡を受けてたにもかかわわず、見に行けなかったダメ人間。なぜなら、昨夜またまたひどく転んで腰痛勃発、雨の中歩くのがめんどくさかったから。

このお祭りの名物といえば、サンバと地元婦人会のパレードである。
お尻にダチョウの羽根をつけた女性が踊る華やかなサンバは、こっちの心も浮き立ってくるからいい。
だが、揃いのゆかたを着たオバちゃんたちーその数ゆうに数百名ーが、踊りもってカタツムリのように行進する婦人会のパレードは・・・この祭りに来た人々にとって、乗り越えるのが相当にキツい冬のチョモランマだ。

震災長後のパレードでは、数百名が頭に鎮魂の灯籠を乗っけて祭り会場をあの世と化さしめるという、うっかり涅槃に呼ばれそうな大ワザを見せてくれたものの、それ以外の年は基本的に毎年変わりばえしないフツーのゆかたスタイル。
私が幼い頃から、祭りの朝と夜にはゆかたオバちゃんが町中に溢れかえる光景は、フンドシ男が夜の街を闊歩する博多の山笠祭りと同じく我らがK市の風物詩だが、そんな風物詩、なくても別にいいな・・・

この数十年間続いたスタイルをガンコに守り通し、毎年毎年地平線の果てまで続くパレードを繰り広げてくれる婦人会。
サンバ娘の半ケツを見に来たっちゅーのに、延々とオバちゃん行列を見せられる人々はたまったもんじゃない。私も含め、心の中で
「もう堪忍してくれっ!」と叫んでいるヒトはきっと多かろう。

・・・なーんて思っていたのだが、今日は雨だし京都の学校だったので、現地でもサンテレビ(※)ででもパレードを見なかった。
するとどうしたことか。京都の学校から帰った今、何だかものすごく不完全燃焼感があるのだ!

「あんなもんいい加減やめとけ」と言ってはみたものの、やっぱ見ればよかった!
地の果てまで続くオバちゃん行列は、ツバメの巣立ちや満開のツツジの花のように、K市民の灰色の脳細胞が初夏を感じるための、一種のフェロモンになっちゃってるのかもしれない。

※・・・天皇陛下崩御の時にすら、釣り番組とゴルフ番組を流していたコテコテの地方局。深夜のK級娯楽作品にも味がある。言うまでもなくダントツに高視聴率なのは阪神タイガース関連番組。

と・こ・ろ・で。本日のエジプト語学校の教材は、あの「ネフェルカラ王とシセネ将軍の物語」。そう・・・知る人ぞ知る、将軍のもとに夜ばいするファラオの男色話。アクマハそれともセトファラ?もう、嬉しさのあまり吹き出しそうだったよ。

当然、授業後に以前から疑問に思っていた点について先生に質問を連発。こういうネタの時だけやたらと生き生きする。そして幾つかの疑問が氷解したので、近々「古代エジプトの同性愛」のページに修正を加えたい。

5月10日(水)

ここ一ヶ月というもの買うべきか買わざるべきか、ハムレットと若きウェルテルを足してマクベスで割ったくらい悩んでいるものがある。
それは電気屋の店頭でエラソーにふんぞりかえっているプラズマテレビ様。


もちろんそれで見るのはミリタリ映画。ぜひとも58インチの大画面で「バンド・オブ・ブラザーズ」と「ブラックホークダウン」と見たいのだ。部屋の四隅に置いたサラウンド音源から響くヘリコプターのローター音・・・くぉおっ!想像するだけで燃えてきた!

今日で一体何度電気屋の店頭に行っただろう。大画面のテレビの前で物欲しげに佇む姿は、家にテレビがないからお金持ちの子の家に「もらいテレビ」をしに来た1950年代のガキんちょみたいだが、けして安い買い物じゃないから、大の大人とて迷ったって当たり前。

大画面テレビも昔に比べると安くなったとは言っても、テレビ65万、スピーカー20万、テレビ台9万・・・吉牛の豚丼約3200食分の高すぎる買い物だ。
そんなの、コンビニでデラックス幕の内弁当を買うのと同じレベルじゃあ決断できない。一時の萌えのために老後資金を取り崩すだなんて、ホントにいいのか?自分。

なんたってテレビ本体はまだしも、たかが台になんで9万も出さなきゃならないのか、そこがどうにも納得できないんだよなぁ。かといってミカン箱の上に置くわけにもいかないというのが、消費者として足下を見られてる気がしてなんか悔しい。

そうは言いつつも迷い迷ってほぼ一ヶ月。気持ちが「購入」の方に傾いて、ついにMMFを解約した先日のこと。
「アルテメット・フォース」という映画を見た私の心のカリムの天秤は、またしてもグラグラと揺らぎ始めた。

これ、映画館で公開されないビデオ向けの映画(正式にはなんて言うのか知らない。「地獄のゾンビドーベルマン」とか「遊星からの毒々モンスター」みたいなZ級ホラー映画によくあるタイプのやつ)。みんなの憧れ、英国特殊部隊・SASの活躍を描いたシリーズものなのだが、これがまたもう、言葉を失ってさっき呑み込んだサバの塩焼きが胃から上がってくるくらいしょーもなかったのだ。

B級映画はまだいい。Z級もそこまで行くとギャグになってまたよし。けど、この作品はuzu級と呼ばせて頂きたい。
私が見たのはチェチェン・テロリストとの闘いを描いた巻だったのだが、空港?でヨコ一列に並んだSAS隊員がシルエットで歩いてくるオープニングに
「うおーっ!カッチョえーっ!」と叫んだのも束の間のこと。

とりあえずどっちを「ええもん」として描きたいのか本気で分からなくなってくるキャラ設定に加えて、高校生が文化祭に作ったおふざけビデオ映画の方が10倍ちゃんとしてるんじゃないか?と思えてくる意味不明すぎるストーリー展開・・・

びびった。けして安くないはずの制作費をかけて、こういう無茶苦茶な脚本の採用が許されるなんてびびった。
それに、SAS隊員が敵に対して「レッツスタートハンティング」なんて言っちゃうシーンには、さしもの特殊部隊ミーハーも萎え萎え・・・オイオイ・・・とりあえず「正義の特殊部隊」として描きたいならその発言はNGだろ・・・

振り返ってみると、ミリタリ映画は数あれど、「プライベート・ライアン」とか「ブラックホークダウン」みたいな、58インチで見るに足るS級作品は数少ないんじゃないか?ほとんどのミリタリ&アクション物は「アルティメット・フォース」みたいなK級作品なんじゃないか?と思えてきた。

それに加えて「ぶっちゃけ、ビデオ作品は大画面で見ると画像が荒れて見られたもんじゃないですよん」と電器屋にも言われたことも、心のカリムの天秤の安定を失わせている。
それじゃ意味ないじゃないか・・・ミリタリに限らず、DVD化されてない昔の映画にこそS級の作品がたくさんあるってのに・・・

・・・ということで、毎晩布団の中で若きウェルテルする毎日。
だが、タイムマシンで来月に行ったならば、「アルティメット・フォース」を見ながら、58インチ(テレビ台つき)の前で頭を抱えてる自分の後ろ姿が見えてくる気がしないでもない。

5月8日(月)

私の髪は質実剛健。その硬さたるや地獄の鬼の胸毛のごとし、曲がったことが嫌いなまっすぐぶりは、宇宙の果てまで直進する光のごとし・・・
長さ10センチに延びようとも、ホセ・メンドーサ戦の矢吹ジョーのように起きあがってくるため、朝起きるとべつだん怒ってもないのに、常時「怒髪天を衝く」状態である。

あまりにビンビンゆえ、EDに悩む殿方の羨望を一身に集めそうだが、私はちっとも嬉しくない。
なぜなら美容院でしょっちゅう高いゼニ(ヘアカラー込みで12,500円よ・・・)払ってスタイルを整えないと、すぐにトリの巣みたいにボーボーになってみっともないから。

寒い間は帽子ですっぽり覆って誤魔化しもできる。だが、暖かくなってくるとそうもいかない。寝ぐせ直し&ジェル&ワックス(全てスーパーハード)を併用して、細木のオバさまスタイルに押さえ込むのにも限界がある。
しょーがないから先日、行きつけの美容室へ駆け込んだ。

ロンドンで修行してきたオーナー(ハーレーマニア)に「今日はどうします?」と問われ、「今してるようなファッション(迷彩)に合えば何でもいいよーん」とオーダー丸投げ。
普通、雑誌の切り抜きを持っていったりして、己のイメージを伝えようと四苦八苦するのがレディーってもんだよね・・・このあたりからすでに女性であることを投げすぎている。

だが、美容院側は大喜び、この時とばかりに高度なテクニックを駆使してカットしてくれる。
なぜなら、普通は女性にとってリンチか罰ゲームでしかないスキンヘッドもオッケーな客だから、美容師としてアバンギャルドな冒険ができるからである。

そしてたっぷり三時間後・・・
テクを尽くしたカットの結果、美容室から出てきたのは ソフトモヒカンの頃のベッカム・・・いやむしろ悪の手下のキューピー人形。
おまけに後頭部の髪の毛までが軽くスジ状に立っている。そういえばいたなぁ、背中にこういう逆毛が立った犬。ライオン狩りに使うアフリカの猛犬・ローデシアンリッジバッグ。

リーマンゆえさすがにイナズマ形に刈り残すのだけはかんべんしてくれたが、「ミリタリに合う頭」にもほどというものが。
これじゃ「ミリタリっぽいファッションに合う」レベルを通り越して、単なる海兵隊の女ソルジャー。アタイ、除隊したら故郷のピッツバーグで花屋をやるのが夢なんだ・・・

帰宅してメールチェックしたら、出かける前に「これから海兵隊カットしてくるよ〜ん」とメールしたAさんから返事が入っていた。
「ミキさん、それは海兵隊
カットじゃなくてむしろ海兵隊刈りだと思います」。・・・言えてる、確かに。

来月の遊戯王オンリーイベント後には新宿二丁目に繰り出し、この360°どこから見てもオナベバーのママなスタイルが、どこまで自然にゲイタウンに溶け込めるか観察して来たい。

※下の日記で書いてどっかおかしいなと自分で思ってたが、今のライフルの銃口は金属面の塗装がなされてて、光るなんてことはないんだよね・・・銃口がキラッだなんて西部劇のイメージだ。こういう超初歩的レベルから分かってないもんなぁ・・・

5月7日(日)

夢の中で鼻歌まじりにシャワーを浴びていると、突然乱入していたメガネっ娘。
彼女は「このマンガを読め!」と「ルサンチマン」(by花沢健吾)を私の濡れた裸体にグイグイと押しつけてきた。そ、そんなご無体な・・・いきなり裸でマンガ読めって申されましても・・・

あわてて服をつかんで飛び出して、ヲタ娘をまいたことを確認してからゆっくりトイレでしゃがんだ時、視線の隅でなにかがキラッと光ったではないか!
驚いて目を上げると、反射光は向かいのビルの屋上からやってきたようだ。
・・・屋上・・・光る・・・銃口・・・
そ、狙撃?!
ミリタリを司る前頭葉(ビギナー向け)がとっさにはじき出した結論は「スナイパー」だったが、よーく見ると光ったものは望遠レンズ。

それじゃ盗撮ってこと?!ふてぇ野郎だ!!(怒)
こんな女のトイレシーンを盗撮しても一文の得にもならないことをすっかり忘れた私は、パンツも上げず騒音おばさんもまっつあおの90デシベルでがなり立てた。
「コラーッ!何やっとんじゃーっ!!」
その時、足下の便器の中を真っ赤な血の色の鯉が、激しい水流に逆らって悠々と泳いでいった・・・

自分では元気一杯だと思っちゃいるが、夢だけ見ると病んどるのぉ。特に「血を固めて作ったような鯉」ってところと、読め!と言われたマンガが「ルサンチマン」(仏語で恨み・怨恨)ってあたり。

結局たいしたことは出来なかったゴールデンウィーク。なんだかうつらうつらと無為に過ごしたような・・・
ここ3年、この時期は連続でエジプトに行ってたから、どこにも行かないで休みだけあるってのは調子狂うなぁ。

こんなことならボリボリ料金でも無理してドバイに行って、砂漠でタカ狩りすれば良かった。タカのかぎ爪が、腕じゃなく頭にガッチリ食い込んで流血したりしたら、それはそれでまた香ばしいネタ拾えただろうに。

・・・いかん。こんな体当たりの芸風・・・電撃ネットワークじゃあるまいし。
とにかく、特に何をやってるわけでもないくせして、毎日毎晩「明日も休みだから遅くまで起きてなきゃソン」とばかりに、大晦日のガキんちょ並みの思考回路で夜中の3時まで起きてた結果、今、私はモーレツに睡眠が不足している。

明日から職場復帰だというのに、この調子で企業戦士に戻れるのだろうか・・・胸を張って自信ない。三つもかけてる目覚ましのすべてを、夢うつつで消してしまいそうで怖いなぁ。

こうなったら枕元に置いた水でいっぱいの洗面器が、時間になると頭の上にひっくり返るように細工しようと思ったが、そんなことやってるともっと睡眠不足。
これから風呂に入ってソッコーで床につき、眠れるまで牧場の柵を飛び越える筋肉男の数でも数えよう。

5月6日(土)

調子に乗ってまたまた母を連れて外出してたんだが、親孝行も乱発するとよろしくないな。今日は一気に疲れが・・・

その日の体調、湿気と日照時間、ゴビ砂漠から飛来する黄砂の量や隣の奥さんの家に孫が遊びに来たか否かに至るまで・・・
母の日本語理解能力は、さまざまなファクターが複雑に絡み合った結果に左右されるのではないかと思い始めた今日このごろ。今日はきっとサウジの原油価格が最高値を更新した影響で調子悪かったんだろう。

それにしても、親子でありながらあれほど噛み合わない会話をしたのも久々だ。
電車の中で頭のおかしい人かと思われるのもシャクなので(ある意味当たってるけどね)、人が母と私の会話を耳にしたら、「あらぁ、日本人のおばあちゃんに見えるけど、外国のヒトなのね」と勘違いさせたろうと、途中からはカタコト英語で話しかけてやったよ。
ククク・・・これできっと私たち、台湾からの旅行者とモンゴル人留学生とでも思われていることだろう・・・(無理)

とにかく、張り切りすぎたせいで心がかなりキツい。心が疲れた時には肉体を疲労させるのが一番なので、ドジでのろまなカメは、これからジム&ウォートランで自分をシゴきまくってきます。

5月5日(金)

ヘボピー(妹)が韓国人のお友達から聞いたそうな。
ご存じのように韓国は徴兵制をしいており、健康な男性は一定期間兵役に就くことが義務とされてるんだが、これは辛い兵役に耐えて戻って来た男性が経験した戦闘訓練の話。

実弾を使った演習だったのかそこらへんはよく分からないが、ある日教官が新米兵士たちに言ったらしい。
「ドジでのろまなカメのお前ら!あいつらにタマをあてたら一週間の休暇をやるぞ!」

一週間の休暇?すごい!そんな夢みたいな話!ーシャバに出たくて辛抱たまらん若者の顔色は変わった。
・・・だけど、いくら必死こいて狙っても、的には一発も当たりませんでしたとさ。なぜなら教官が指さした的とは、韓国軍の超精鋭・特殊部隊隊員ズだったから。

「へぇえ〜!特殊部隊ってスゴイなぁ!」 ミーハー特殊部隊ファンであるヘボピー&私は、机のボタンをバンバン叩いて合計59へぇ位には達した。(表現が古いか)
ちなみに韓国だと兵役の期間はだいたい26ヶ月から30ヶ月だそうだ。エジプトは2年だったかな、トルコも2,3年。・・・とにかく、私はどこの国でも長くて3年の辛抱だと思っていた。

だが、これまたヘボピー提供のネタよると、北朝鮮の服務期間は陸軍5年〜8年、海軍5年〜10年・・・
長い、長すぎる!ピッチピチの紅顔の美少年が、シャバに出てくる時にはくたびれたオッサンにヘンシーン!じゃないか。

おまけに、そんな長い間軍隊にいると当然女性と会う機会もなくて、寂しい男どもが一山いくらのシジミのように売れ残ってしまう。
それを憂慮した軍が講じた策は「集団お見合い」。さすがマスゲームの国だ。

だが、これで俺も可愛い嫁さんと・・・と喜んじゃいけない。
半強制的に相手をあてがわれるため、相手が美人なら超絶ラッキー。アンラッキーな奴は、10年も軍隊生活やった挙げ句、あこがれのシャバに出てきたら、ヒゲの生えたオバちゃん(性格は虎よりキツい)との生活が待っとった・・・なんてこともざらにあるそうだ。ああ兵士哀史。

・・・すまん、最近ここだけ見ると一体何のサイトだか分からんようになってきてますね・・・
猛烈に反省の上、GW明けは初心に戻って古代エジプトハゲカッパ妄想でもかましてみたいと思います。たまにはiBookに電源入れてSSでも打たなきゃね。でないとあいつまでiMacの二の舞だ。(※)

(※)・・・衝動買いの多い管理人の家には、主パソG4「安藤兄弟」がクラッシュした時の押さえのために、iBookとiMacがあるのだが、iMacの方は長いこと電源入れずに放置プレイしたせいで、HDが錆びて固まってしまったのだ。安藤兄弟の代わりができるようにと、メモリもかなり増設していたのに・・・ああパソコン哀史・・・っていうか、いつまでもあると思うな親と金。

5月4日(木)

失われた時を求めて母と東のほうへ行ってきたのだが、今日は付き合った甲斐があった。

母をどこかへ連れて行くと、意志疎通があまりにもむつかしくなっていることに愕然とするあまり、帰宅後、毛穴から生気が逃げ出しそうにガックリくるのが常である。
けれど今日は一つ肩の荷を降ろせた。ーというのは、二年ぶりに母を古い友達に会わせてやれたからである。

母は認知症が悪化してきてからもずっと、その方たちに会いたいと言い続けており、私も母の運動能力が残っているうちに何とか連れて行ってやりたいと思っていた。けれど、住所も電話番号も分からないでは連絡の取りようがない。

そこで今日は、母がかつて住んでいた街並みを見せるついでに、もしもその方の家への道を覚えているようなら、失礼ながらアポ無し突撃訪問してみようと計画していたのだ。

もちろんGWだからお留守かもしれないし、自分の名前すら分からないヒトが、入り組んだ道を辿って目的地まで行き着けるなんててんで期待していなかった。近所まで行ってみて分からなければそれで納得するだろ、くらいに思っていた。

だが、アルツハイマー患者は過去の記憶については健常者に勝るものがあるかもしれない・・・駅を降りた母は、ためらうことなくスタスタ歩いて目的地のマンションに到達。

そこまでは良かったんだが、肝心の友達の名字が出てこないんだよね。部屋が何階だったかも覚えてない。一階から順に表札を読み上げたがそれでもダメ。アルツハイマーってそういうもの。

ここまで来て会わせてやれないなんて・・・と鼻からエクトプラズマが出そうになったが、ひょっとして・・・と父に電話すると、父が何とか思い出してくれてめでたく部屋を特定できた。つ、疲れる・・・まるで探偵ゲームだ・・・

そしてラッキーなことにその方はご在宅。おまけに近所に住む他のお友達も呼んでくださったので、母を皆さんと喫茶店でおしゃべりさせてやることができたよ。

私はしばらく席をはずして、母を待つ間ハードボイルドに独り河面でも眺めているつもりだったのだが、「お前がいないと不安だ」と言われ、しょーことなしに付き合ってきた。
お友達は皆さん、母の病気のことをご存じなので説明は不用なのだが、私は人見知りする性格だからこういう場は苦手なんだよね・・・(嘘)それに「ミキさんちの謎の長女さん」でいたかったのに、「長女」というより「長男」なことをバラして大丈夫だったのか?母よ・・・

母の隣に介護犬のように控えて、出にくい言葉のフォローというかむしろ通訳をしてたんが、女性トイレに入ると睨まれるような坊主頭の娘を友達に見せてよかったのかなぁ。フォンテーヌのカツラでもつけていった方が良かっただろうか?これをきっかけに、母の要介護度がマッハ5で上昇しないことを切に祈る。

まぁこれでお友達の連絡先とお宅の場所も分かったことだし、これから時々連れて行ってやれるな。
送り迎えが大変だが、寝たきりになって虚ろな目で天井を眺められるより、いつまでも自分の足で歩いてくれる方が嬉しい。

「いつまでもあると思うな親と金」と胸に刻んで、出来るうちにせいぜい親孝行したいもんだ。ええ、もちろん金の方も大切にしますよ!
なーんて言いつつ、プラズマテレビ(58インチ)を買おうかどうしようか、ぶっちゃけそっちの方が最大の悩みな今日この頃。

5月4日(木)

年末に大負けして自分に罰(正月三が日のバイト)を与えてから、パチンコとの縁はスッパリ切っていたのだが、先日ジムに行く前につい飲んでしまった酒がさめるまでの時間つぶしに・・・とふらふらホールに吸い込まれた。

私に固い誓いを破らせたのは、少年警官・こまわり君。そう、「アフリカ象が好きっ!」「八丈島のきょんっ!」のあのがきデカである。
いや、この漫画がパチンコ台になるのは二度目。幼い頃にがきデカギャグの洗礼を受けた者としては、なんぼ禁パチ中でも第二弾の前を素通りするわけにはいかなかったのだ。

で、結果から言うと、一度もフィーバー画面を見ることなくあっさり敗退。
第一、体がもうホールの環境に順応できなくなってたよ・・・音と煙草の煙にイライラして全然集中できず、五千円入れた段階で耐え切れず出てしまった。

それにしても、あれだけ入れれば普通はスーパーリーチの一つも見られてよさそうなものだが、私の座った台は呪われたように練馬変態クラブリーチ(※)ばかり・・・

そういえば初めて「海物語」を打った時にも、レアリーチのサム(緑の髪のマッチョ)がやたらと出てきてムキムキポージングを見せてくれたが、どこへ入っても筋肉男が見られるって、これはマッスル神のちょっとしたサービスなのだろうか・・・
それならいらん気はきかせんでいいから、さっさとフィバーさせてくれと言いたいが、そこまでの御利益はないのがマ神のご愛嬌。

さて、こんなことばっか考えとらんとこれから親孝行してきます!母がかつて住んでいた街へ(市内だが)、記憶を取り戻させる旅へ行ってくるよ。

※練馬変態クラブ・・・股間に象やカモシカをあしらったビキニを装着した、ムキムキマッチョな三人男。個性溢れるがきでかキャラの中でも、幼い私の一番のお気に入りだった。
三人で肩を組んで変なダンスを踊りながら登場し、決めポーズと共に叫ぶのだ。
練馬変態クラブに はいりま・せん・か!

5月2日(火)

BRIOという雑誌をご存じだろうか。プラチナかブラックカード入りの自分の財布に、万札なら何枚入ってるのか覚えてないようなゆとりある殿方向けの雑誌である。え?「歯医者で見たことある」って?そうそう、実費率の高い歯医者の待合室でよく目撃されますね。

ぺらっとページをめくると、「今月のおススメ時計」コーナーでは、カントリーマァムほどぶ厚いランゲ&ゾーネの腕時計(500万円也)がごく自然体で「日常用」として紹介されており、愛車(ポルシェとベンツとシャレでRX7)の傍らで、生まれてこのかたミジンコほども苦労したことなさそうな読者モデルが、パーフェクトな歯並びを見せて微笑んでたり・・・と、いわば男性版「家庭画報」ってところだろうか。

私なんかはこの雑誌を見るといつも、一億総中流と言われた(もう古すぎか、この発言)我が国に歴然と存在する格差に歯がみして、発作的にマルクスに弟子入りしそうになる。まったくお金というもの、仲間がたくさんいる所に寄って行くものなのね・・・

それはまぁ置いといて、ヘボピー(妹)との酒の席で、BRIOの表紙が話題に上がった。
この雑誌の表紙には毎月、リッチマンと若く美しく清楚な女性がツーショットで写っているのだ。

それは「父と娘」のイメージでも、もちろん「夫と妻」でもなく、「オヤジとその愛人」の像としか思えない。金とステータスを手に入れた殿方の次なる願望を、サブリミナル攻撃しようとでもいうのだろうか・・・

そして酒の席で問題になったのは、「BRIOの表紙の女性は、例外なく清楚なお嬢様タイプである」という点であった。
さらさらのロングヘア髪は黒かせいぜい暗めのブラウン。ファッションはもちろんコンサバのド真ん中。アフロや海兵隊刈りやボンテージやミリタリ女は、地球にハレー彗星が衝突する日までBRIOの表紙には採用されない。

「男はやっぱりああいうタイプが好きなんかなぁ」とヘボピー。
「もちろんやろ」と私。「楚々として女らしいヒトが好かれるに決まってるよ」
「じゃあ、
『○○でありますっ!』なんて言っとったらあかんなぁ」(ヘボピーは「ケロロ軍曹」にはまってるのだ)
「そうやな。
『Yes!Sir!Yes!』なんて言っとったら絶対あかんわなぁ・・・」

BRIOの表紙モデルがまちゃまちゃ嬢になる日まで、私たちに春が訪れることはなさそうだ。

5月1日(月)

本日はメーデー。
今の私が「メーデー」と聞くと、労働組合の方じゃなく、ミリタリ映画で
「メーデー!メーデー!」(緊急事態発生!)と尻に火がついたように叫ぶソルジャーの、必死こいた姿がまず目に浮かぶ。

どうして緊急事態をメーデーと言うんだろう、戦史における何かでかい5月の事件に関係あるのかな、なーんて勝手に思っていたのだが、この際にと調べてみると、フランス語のVenez m'aider(「助けて」)に由来する、無線電話の国際救難信号だと分かった。

フランス語かぁ・・・これで「メーデー」と聞くと、縞シャツ&ベレー帽のちょびひげムッシューが、セーヌ川でアップアップしてる姿しか浮かばんようになってしまった。
いずれにせよひとつ賢くなったかな。でもその代わりに古い記憶がまた一つ、反対側の耳から押し出されるのだ・・・

ミリタリーという底なし沼に足を踏み入れてから、二ヶ月が経過した。正直言って、未だに何がなにやら・・・
いや、底なし沼に足を踏み入れるどころか、今はまだ、前の雑木林でくつした脱いで丸めてる段階だろうか。それとも雑木林のそばの丸太小屋で、娘さんの作ったブロッコリーとホタテ入りクリームシチューを食べてる段階?
せめておざっぱな基礎知識だけでも仕入れたいと、日夜努力は重ねてるんだけどね・・・自分の記憶能力のお粗末さに頭をかきむしりたくなる。

ミリオタというもの「俺たちゃミリタリーマニアになるんじゃない!ミリタリーマニアとして生まれるのだ!」と気炎を吐くような、気合い入りすぎな恐怖の軍団。
そういう皆さんは、ランドセルしょってた頃からガンや戦車や兵隊さんが好きでしょーがなかったはず。趣味に捧げてきた年月が違う。そんな世界にポッと興味を持った人間が飛び込んだとて、二ヶ月や三ヶ月や二三年で分かるってもんじゃないとは重々承知している。

それに加えて、生まれる脳細胞より死ぬ脳細胞の方が段違いで多いお年頃ゆえ、本を読んだはしから知識がダダ漏れ。ゴビ砂漠にひしゃくで水をまくようなもの。
それがまた、ミリタリ関連書ってまず例外なく、ページを開くとムシみたいな文字がビッシリなんだよね・・・情報の多さに一冊読むだけでもヒィヒィ。データオタクじゃないとキツい世界だ。

そうは言いつつも、コツコツやってる効果もほんのちょっぴりだが出てきたみたい。
2ヶ月前には
「ぜんぜん意味が分からないよ!」とぼやきながら見ていたミリタリ映画も、背景や小物や登場人物の台詞の意味するところが、断片的ながらも理解できるようになってきた。

バラバラだった知識がある瞬間に繋がって、点が線になっていくのはとても楽しいもの。 ひょっとするとこれもミリタリの醍醐味なのかもしれないなぁ。

5月1日(月)

無敗伝説を誇っていた「アジエンス」を追い落とし、最近「ツバキ」が激戦ヘアケア市場のトップの座についたそうだ。
経済新聞でゲットした情報なのだが、このニュースを読む前にたまたまCMを目にしてたんだよね。

テレビ番組はほとんど見ないがCMだけは見る、という程度にはCF(コマーシャルフィルム)が好きだが、最近のCFは取りあえず人気俳優を出しときゃいいんでしょ、ってものが多いように感じられて、俳優の顔を知らない私にはちっとも面白くない。「広告批評」(雑誌)で新作CFチェックする気も起こらなかった。

「昔はよかった」とボヤく年寄りみたいだが、昔のCMは凝っていた。
特に、毎年正月だけに流れるコピーのMitaの世紀末的映像や、「花の都は二日酔い」って洒落たコピーが好きだった。
サントリーのガウディ&ランボーのシリーズも子供心に衝撃だったなぁ。たしかランボーCMのコピーは「こんな男 ちょっといない」。砂漠の中の大道芸人の映像は記憶にしっかり刻まれている。
このCMの影響でランボー詩集まで読んだものだが、これらのCMを知ってる方はいらっしゃるでしょうか。ならば貴方ももう、けして若いとは言えないお年ですね。(笑)

ただ、最近のCMはしょーもないと言いつつも、「ツバキ」のCMにはなぜだかジーンときちゃったなぁ。もう一度見たいって気になる。映像自体はべつに目新しくないし、「有名俳優起用しとけ」なCMなのに、なんだかこう胸がギュッと・・・(笑)

豪華女優6名とSMAPのイメージソング投入なんて、さすが資金潤沢な資生堂さん。えらいゴージャスなもん見せてもらいましたわ!って意味の感動もある。
でも何よりも、ツバキのCMを見た瞬間に、幼い頃から目にしたかつての資生堂CMが走馬燈のように浮かんできて、なんとも言えず懐かしい気持ちになったんだよね。
「ゆれるまなざし」のCMソングとか、ミステリアスなオカッパで東洋の美を諸外国に布教した山口小夜子さん。そしてTVCMじゃないけど、セルジュ・ルタンスの華麗な広告写真とかね・・・

こう思い出すと急に資生堂CMが見たくなってネットでブツ検索かけたのだが、別件にびっくりさせられた。
「資生堂広告史」って三冊セットの大きな本があるのだが、これがヤフオクで5千円スタートはいいが、落札価格8万2千円って・・・
この本、普通の古書店だと2万円〜3万円で入手できるのに、8万2千円も出すなんて!落札したヒトは探し方を知らなかったのかと気の毒だ。

ヤフオクってこういう事がよくあるから怖い。
皆様も入札する前に、仮想店舗や他のオークションサイトもチェックするのをお忘れなく。でないとあとから「よそなら半値で買えたのにぃ!」なんて地団駄踏む羽目になりかねませんぜ。(きっちり経験済み)

話がえらくズレてしまったが、CMビデオもついてる「資生堂広告史」、古書店で2万3千円出して買おうかどうしようか思案中。
これが「サントリー広告史」なら迷わず購入なんだけどね・・・いや、捜せばありそうだとは思う。けど捜さない、財布のために。

5月1日(月)

いよいよビールの美味しい季節になってきましたなぁ!
え?泥酔して水たまりで溺死したくないから、酒は金輪際飲まないと言ってなかったかって?・・・・・・いえ、それは多分貴方の記憶違いです。

・・・というのはウソです。「酒は金輪際飲まない」と言ったのは他ならぬこの口です。
アルコール度数96度の酒・スピリタスとの一騎打ちに敗れ、酔っぱらいすぎて顔面でパワフル受け身したせいで、大事な前歯が欠けたあの悪夢の夜。
足が立たないからほふく前進で(マジよ)玄関前に到達してからというもの、一週間くらいはさすがに酒断ちしてたんだけどね・・・

しばらくすると「飲まない」→「(家では)飲まない」(自宅では)飲まない(けど実家では飲む)と華麗な変化を遂げ、今では誰に遠慮することなく自然体で飲んじゃってる。やっぱダメだなぁ、欲望だけで生きてる人間は。

さらに悪いことに、自宅での晩酌断ちしていた間、酒の代わりに濃いコーヒーをガバガバ飲むクセがついてしまった。
飲酒癖が復活してもそっちはそっちで継続中なので、今ではアルコールとカフェインがタッグを組んで、私が成人病予備軍の仲間入りを果たせるよう、いっしょうけんめい後押ししてくれている。

タールは摂取しないのがせめてもの救いだが、ストレスにアルコールとカフェインと胃酸過多が合体すると、知らないうちに体内で悪魔の種子がはぐくまれてそうだ。そしてある日いきなり腹を食い破って幼生エイリアンが・・・(嫌)

悪魔の種子は怖いし、酒代だってバカにならないから、本当は酒の方だけでも止めた方がいいとは分かっちゃいるのだが・・・今日もまたギネス・ドラフト(アイルランドの黒ビール)をワンケース買ってしまった。

お値段一本250円と普通のビールの1.5倍なので、購入するたびに財布がシクシク痛むんだが、大好きなんだよね、ギネス。小銭にこだわるみみっちい倹約精神も、欲望の前には白旗を振ってあっさり降伏。

こういう時いつも呟くのは、「人間いつ死ぬか分からない」。
だからやりたい事は出来るうちにやっとこうね・・・と自分に言い訳しつつ、スーパーで買ってきたサバの塩焼きをつつきながら、ギネスを一気に三本も空けてしまった独身リーマンの寂しいGWは、やっと幕を開けたばかりである。