8月31日(水)

これが自分の姑だったら・・・と想像するだけで脇の下に冷たい汗がにじんでくる、勝ち気全開なティイ(アメンホテップ三世王妃)の頭部彫像を含む「ベルリンの至宝展」が今地元の博物館に来ている。
でも私は会社の昼休みにでも行けるなぁと思いつつも、まだ一度も行っていないのだ。どうもいかんな、エジ萌え本を形にしてからというもの急激にエジテンションが下がってきている。開催前には一刻も早くティイと対決したくて、張り切ってチケット購入してお財布の中に入れたままにしてたんだけどね。

でも今日久しぶりにチケットを取り出して、長い金髪で股間を押さえて微笑んでいるヴィーナスを眺めてみると、なんじゃこりゃ〜〜!!8月頭で期限切れじゃないか!
あぁ!金券ショップで買ったのが間違いだった。普通の前売り券なら全会期中使えるのに、二百円をケチって結果的に千円をドブに捨ててしまった・・・

先週はスーパーで買い物すると押してもらえるスタンプをせこせこためて、やっともらった300円割引券を期限切れでゴミにしちゃうしさ。なんか最近こういうパターンがたいそう多い。
金銭&金券管理にはうるさいのは私の数少ない取り柄のひとつなのに「期限チェック漏れ」なんて初歩的ポカをやらかすとは・・・とはいえ期限切れになったからといって、高いゼニ出して買ったチケットを捨てることもできずまた財布に戻しちゅう貧乏性。

それもこれもみんな疲れのせいにしちゃっていいだろうか?とにかくダルくてダルくて、毎日夜9時に寝る駄目人間な生活から抜け出すきっかけを失ったままのこの数週間。原稿でエナジーを使い果たしたせいもあるんだろうが、健康診断の結果、再検診命令が下っているのもどうも気になる。
頼むからただの原稿疲れでありますように!でもマジで腎臓が悪いって言われたらどうしようかな・・・ここしばらく脚のむくみがひどいしな。なら昨日解約した保険もあのままにしといたら良かったかなぁ・・・とつい色々と非建設的モードに陥ってしまうが、とにかくまずは近日中に再検査に行って来ます。結果を知るのはちょっと怖いけど。

すいません。体がダルいとかどっか悪いのかとか、そんな不景気な話ばっか聞かせて。
しかしここで何か一発景気のいい話を・・・と思いめぐらしてみたものの、思いつくことと言えばさっき楽天で
「一千万円ロレックスのオークションが一円スタート!ってことと、「一円オークション!」のバナー横の、三木谷社長のいかにもリッチマン余裕丸出しな微笑み、そのくらい。

それにしても、同じ「ミキ」でも大違いもいいとこだ。「三木谷」と聞くたびに、なぜか私はラジオペンチで内股を意地悪くつままれるような心の痛みを感じてしまう。
どうだろう、私と同じチクチク勘を、毎月の小遣いが一万円の中年リーマン堀江さんとか、扇風機すらない四畳半の部屋でバイト情報誌をめくる孫さんも感じているのだろうか・・・まぁ堀江って名前は多いだろうから、「クッソー!同じ堀江でも大違いだぜ!自由経済が憎いっ!」と畳をかきむしってる人も中にはいるかもしれない。

8月30日(火)

ナンシー関とリリー・フランキーの対談で「女性は自分の声質で自己形成している面があり、無意識のうちに選択している『声の高さ』にはその人の性格の何かが垣間見える」というくだりがあって「それってあるある!」と深くうなずいたものだが、きっと殺されそうになっても私にはあの声は出せないだろうな・・・
そう思いながらベッドの中でじっと耳を澄ました本日午前三時。

うちのマンション周辺はべつに盆地ってわけでもないのに、ものすごく人の声が良く響く。
それは「周辺ビルに反射した音は上昇するから」だそうなんだが、今のマンションに移ってもう3年。時折聞こえてくる中国語の痴話喧嘩、「お疲れさまあしたあぁぁっっ!!」と組事務所の若いもんが威勢よく挨拶する声、下のお好み焼き屋のオバチャン達の大爆笑・・・といった物音くらいでは目が覚めない程度には、いささか不本意ながらもこの環境にはなじんでしまった。

とはいえ、さすがに真夜中三時に空気を震わせた女の悲鳴には、一体何事かと目も覚めるよね。
「キャアァアアア〜!キャアァアア〜〜!キャアァアアァアアアアアア〜〜〜〜!」
そういえばこのあたりでは一時連続ひったくり魔が出没したそうだから、バッグでもひったくられたのかもしれない。可哀相に・・・でも目の前でひったくりがあったなら追いかけもできようが、どこから聞こえてくるか分からない声ではいたしかたなし。

しばらくはじっと耳を澄ましていたものの、その内悲鳴は静まったのでうとうとし始めたところ、またしても「キャアァアアア〜!キャアァアアア〜!!キャアアァアアアアアア〜〜〜〜!!!とあらんかぎりの力を振り絞ったようなすんごい金切り声が空気を切り裂く。

・・・オイオイ〜!かんべんしてくれよ〜!!でもひょっとするとこれって命にかかわる状況じゃないの?
しつこすぎる金切り声に急に不安を感じて眠い目をこすりながらベランダに出てみると、神経がエベレスト登山用ザイルよりも図太い周辺住民もさすがに目を覚ましたようだ。あちらこちらの窓の明かりが灯っている。

いぶかしげな周辺住民にはお構いなしになおも聞こえてくる悲鳴。音源を探ろうとじっと耳をそばだてると、どうも2ブロックほど離れたマンションの一室から響いてくるらしい。悲鳴に混じって時折大きな物音も聞こえてくる。

もちろん私はマジ殺されそうな人の声なんて聞いたことあるはずないのだが、犬だって本気で怖がっている時の鳴き声は、普通の声とは違うのですぐに分かるもの。
その女性の悲鳴の音程はずっと甲高いまま、息継ぎの長さも同じでイマイチ切迫感に欠ける。
だいいち命がかかってたら「助けてぇ!人殺し!!」とか
「ギャアアァア」とか「グギャァアア!」程度には切迫感が増すだろうしな。
ドメスティックバイオレンス?とも思ったのだが、それなら悲鳴に混じって茶わんの割れる音や怒鳴り声が混じってもよさそうなもの。いずれにせよ、どこの家から聞こえてくるのかが分かれば警察に通報もしただろうが、こちらとしてはどうすることもできないよね。
まぁあんな時間にあれだけの悲鳴が続けば、同物件の住民が通報しているに違いない。いや、すでにドラマみたいに「民事不介入ですから」なんて言われてるのかもしれない。

それにしても私ならきっと「キャアア〜〜!」じゃなくて「グォオオオアェ〜〜っ!」とか叫んじゃうだろうな・・・
そういえば夜道で声を掛けられてびっくりした時、自分でも「なっ、なによこの声っ?!」とびっくりするようなエヴァンゲリオン弐号機的な叫びが漏れたもんだから、それにつられた近所の犬がいっせいに遠吠えをはじめたんだっけ・・・まぁこの女性の悲鳴の調子では、DVというより、ヒステリー起こした人が腹立ち紛れに叫んでる可能性もありうるなぁ・・・

悲鳴をBGMにうつらうつらそんなことを考えていたせいだろうか、夢の中でタフな男と化した私は、ハードゲイ(レイザーラモン住谷)とのスケジュール打ち合わせの帰りに、カルト宗教団体に追われた女子高生(ややブサイク)に出会い、そして彼女を守るためマトリックスのネオのように超カッコよく立ち回る・・・思わず「自分大好き!」と叫んでしまいそうな活躍を見せていたのだった。

8月29日(月)

声変わりが遅くて悩むシャダって愛らしくていいよね・・・(しばし妄想中)
カリムはとっくに子供の頃とは似ても似つかぬオヤジ声になってるのに、自分だけがまだ甲高いボーイソプラノでさ、「お前オカマじゃねーの」とか言われて悩んだシャダ子は、男らしい声をゲットするためにシモンの肩たたきをしてためた小遣いを握りしめ、デルエルメディーナの魔術師の元を尋ねるの。
いや、魔術マニアなら近くにマハードがいるな。なら、マハの調合した変なクスリが子供達に大パニックを巻き起こし・・・ってまたマハードお前のせいか!!(笑)

先日答えた「萌えバトン」だが、最重要萌えポイントを忘れていた。
「不能老人x若い美男子」「マッチョx優男」も重要な萌えファクターだが、私が最も心を揺さぶられるのはなんといっても
「醜男x美男」。ちょっとヘンタイ入ってますね。

かつてお友達に遊戯王パロ神官小説を書いて頂く際に、私があまりにも「攻は乱杭歯で!」「攻は超デブで!」「攻は脂っぽいカンジで!」と醜い男にこだわるもので「ミキさん、ホントにブ男好きですねぇ〜」としみじみ言われたものだが、それはちょっと違う。私はブ男が好きなのではなく、醜いものと美しいものが渾然一体となって愛し合うさまが好きなのだ。

攻め男は醜ければ醜いほど萌えるとはいえ、これが触手やウロコつきみたいな人外までいっちゃうと萌えゲージは一気に下がるのだが、ギリギリ人間の線でブ男なのは最高にいい。そして美しい受はイヤよイヤよと言いつつも、実はそんな醜男のことをけっこう愛しちゃってるのが理想だな。

人間xロボット(アンドロイド)以外の男女カップリングには萌えないものの、カップル形態としては「美女と野獣」がとても好きだ。ディ○ニーアニメの野獣はちょっと綺麗すぎて萌えポイント低かったが、少なくとも肉のぶ厚いタイプの暑苦しい王子さまに戻った姿よりも、野獣xベルの方が百倍よかったよねぇ。あの野獣がもうちょっと普通のブサイクならもっとよかったのに・・・ってそれじゃビデオ見た子供がむずがって泣くか。

ちなみにやおい系で一番心に残るカップリングは「ポルポxブチャラティ」であることを付け加えておきたい。
「ブフー、ピザの配達はまだかぁ〜ブフー!ピザがまだならお前を食うぞブチャラティ〜」みたいなポルポの上に「失礼します」とか言って全裸のブチャがまたがっちゃうあの同人誌、まだ手元にあったかなぁ。マリクの親父に攻められまくるリシドの18禁本と共に、今一番探し出したい同人誌である。

8月28日(日)

昨日のエジプト学校だが、人間って楽な方へ楽な方へと流れるもの。日記で「行かないかも」なんて宣言したらやっぱり行かなくていいみたいな気分になって予想通りきっちり寝坊してお休みしてしまった。やっぱ片道二時間はキツいよなぁ。
でも行かなかったら行かなかったで、ものすごくいいネタが出てたんじゃないかと胸をかきむしりたくなるのは私の悪いクセ。失ったものがよく見えるあきらめの悪さは、一寸度を過ぎているようだから困ったもんだ。

だらしない自分なりの贖罪として、ってわけでもないが、昨日と今日は親孝行デーと定めて、親の髪を染め爪を切ってマニキュアをして、ショッピングに連れて行きご飯を食べて、気晴らしのパチンコに付き添って、そしてきっちり負けてきた。
せめて一回でも当たれば楽しませてやれただろうが、パチはそんなに甘くはない。あのままでは二万も三万も突っ込まされかねない予感がしたから、早々に撤収。
でもね、母にはもう何がリーチなのかということすら理解できなくなっていて、それがすごく悲しかった。家族の顔はまだ分かるんだが、使える単語も日々ガンガン減っている。
母は、新薬によって知恵遅れの男が天才になってやがて元に戻ってしまうSF「アルジャーノンに花束を」が好きで、アルツハイマーを発症した直後には「私もチャーリー(主人公)みたいになるのかしら」と言っていたが、今はまさにその状態。私たち家族は、すこしずつ成長していく赤ん坊の成長を逆回しにして見せつけられているようだ。

まぁ本人は痛くも何ともないのがこの病気の唯一の救いなのだが、やっぱり日々駄目になってくるのが自分にも分かるみたいで、ふと正気に返った時にぽつりと漏らす「自分がどんどん馬鹿になってきて情けない」みたいな言葉に胸をえぐられて聞く方も辛い。あんなに聡明でユーモアのセンスがあって人に好かれていた楽しい人だったのに、今では焦点の合わない目をして、歯磨き粉のチューブの絞り方すら分からずぼんやり佇んでいる姿に愕然とする。

ただ、私の精神状態の方は一時よりマシかもしれない。アルツハイマーも含めた認知症の患者の家族は、まず最初に「驚き」、次に「よりによって何故自分の家族がこんな恐ろしい病気になったのか」という「怒り」、そして第三段階には「諦め」が来ると精神科の医師に聞いたんだが、今の私の状態はまさにこの第三段階なんだろう。

一時は「どうしてこんなに若いうちの母が」という怒りと「わらにでもすがって病気の進行を抑えたい」というあせりで母に辛くあたり、治療法や介護のためのマンションを探して駆け回って自分まで精神科にかかる寸前だったが、今はもうなるようにしかならないからしょーがないね、痛がる姿を見ずに済むだけマシだし、すぐ死んじゃうわけじゃないから親孝行するだけの時間的余裕があっていいかも、と考えるようになってきた。

まぁ人生色々あるもんだ。今は幸福でも明日にはどうなっているのか分からないのが人生だよね・・・○○年生きてきてつくづくそう思う。なんかこんなことばっか言ってると赤羽高架下のバーのママみたいだけどさ。フーーッ(タバコをくゆらせながら)

先日久々に会った苦労人の友人Tさんとも「誰にだってほんっといろいろあるもんだよね(しみじみ)」とぼやき合ったものだが、一見何事もなさそうでも一皮めくると誰にでも色々あるんだろう、いやそう思いたい、思わせてくれ。心配事は子供のお受験くらいですわねぇって人々も確実に存在するんだろうが、それは今は無視しておくしかない。

世の中には知らない男に突然刺し殺されたり、列車事故に巻き込まれて半身不随になったりテロで家族の命を断たれる人もいるんだから、自分の苦しさレベルなんかまだまだ甘ちゃんなんだと、北朝鮮の特殊工作員のように唇を噛んでみたりするのだ。

8月27日(土)

メニ○ンのコンタクト使用者に課せられた「一ヶ月一度のタンパク除去」という恒例の行事なんだが、使用説明書に書いてある「30分つけおき」の「30分」っていうのはけっこうむつかしいと思うんだが・・・メ○コン使用中の皆様はちゃんと守れているのだろうか?私が特別だらしないからむつかしいと感じるだけなのかな?その辺り他のユーザーはどうなのかすごく知りたい。

「5分」ならそばについていられるし、「一晩」ならそのままつけおいて朝装着すればいい。けれども「30分」ってのは何か他のことしている内につい忘れてしまう微妙な時間だと思うのだ。

自慢じゃないが私は半年ほど前に初めてメ○コンユーザーになってから、ただ一度の例外もなくつけおいたことを忘れてしまって、平均3,4時間、一度か二度は丸一晩も放置していた。

中でも私が使用中の最上位コンタクト・メニ○ンZは表面に繊細な皮膜処理をしているとのことで、タンパク除去は30分、洗浄液も純正じゃなきゃいけないとか色々気むずかしい。だからHO○AやSE○Dや東○のコンタクトを扱うときのぞんざいさと違って、自分のコンタクトにまるで知人から借りたハッセルブラッド(お高いカメラ)に対するような神経を使ってしまう。

それなのにさ、肝心のタンパク除去で「ちょっと30分」が「つい一晩」と単身赴任オヤジのはしご酒のような扱いを受けた私のZは、塩素でやわらかな皮膜を痛めつけられて、とっくの昔にZがZであることの意味をなさなくなってるんだろうなぁ・・・

趣味が目に頼るものばかりだからという理由で目に対してだけは異常に神経質な私は、物持ちのいい人ならば10年使うという酸素透過性のハードレンズを一年に一度交換する。
わずかな歪みや傷が入っていると想像するだけで気持ち悪いし、ガンガン視力が下がっているので度数を合わせるためにはしょーがないという不可抗力で、今のZもあと半年ほどで交換する予定なんだが・・・
つけおきが過ぎて皮膜がボロボロのレンズを角膜上にのっけていると想像すると、あんまり気持ちよくないからいっそ早めに交換しちゃおうかなぁ。でも三万円だしなぁ・・・

色々比較するとコンタクト選びもむつかしい。酸素透過率が全メーカーダントツでナンバーワンだったから、目への負担が軽いということでZにしたんだが、繊細なレンズってのもけっこう邪魔くさいもんだね。

いずれにせよ、あれもこれもすべては目がよければどうでもいい話。ああ目のいい人が羨ましい。朝まぶたをあけた時に、部屋がちゃんと見えるなんてどんなに素晴らしいことか!
コンタクトなしでは鏡に映る自分の姿すら見えないし、外に出ると伝い歩きでないと一歩も歩けないってのはやはり不自由なもの。阪神大震災の時に「パンツパンツ!メガネメガネ!」とパンツ(裸健康法実施中でノーパンだった)とメガネを手探りして死ぬ思いで這い回った記憶が蘇る。

あの時には目の悪い自分を心底恨んだが、冗談抜きで地震とか津波とかミサイル攻撃とか宇宙人の来襲とか・・・ありとあらゆるクライシスにおいて、メガネっ子が生き延びる可能性は目のいい人に比べて確実に25ポイントほど低いだろうなとは思う。

8月26日(金)

会社に行く前にバタバタ書いた下の日記を見直すと、誤字脱字&単語の重複のオンパレードだったもんで泡くって訂正。
疲れてくると単語を重複させて書いてしまうという自分のクセに最近やっと気がついたんだが、何十年生きてても日々新たな発見はあるもんだなぁ、と人生の神秘に微妙に感動。

朝の日記を書いた時点では、夜には疲れが取れて多少はやる気が出てくるような気になってたんだがあれは錯覚だった。
まだダメ、ぜんぜんダメ。このままではズルズル鬱ウェーブに呑み込まれそうな、とてつもなく嫌な予感に襲われるダメ人間モード。
自分にハッパかけるためにパアーッと三泊五日でルーブルに行こうかという思いが唐突に頭をよぎったものの、フランス人には英語で話しかけるとシカトされるという噂が脳裏に蘇った時点で、やる気もフニャフニャになりあっさり計画中止。

封切り直後にすぐさま見に行くつもりで前売り券まで買って(普通は千円の「レディースデー」にしか映画は見ない)財布に入れたままの「宇宙戦争」も、激しい爆発シーンに神経がすり減りそうでまだ見に行ってないしさ。この精神状態で破壊シーンがドカドカ連発のSFXとか見たら、わなにかかったイタチみたいにおびえてしまいそう・・・

まぁこれはあんまし面白くないって噂だから別にいーやって気持ちにもなってるんだが、幼い頃に感動の涙を流したあの「妖怪大戦争」のリメイク版と「ファンタスティック・フォー」の実写版だけは鬱入ろうが何だろうが映画館で見なくては。
「ファンタスティック・フォー」のゴム男さんには、ラバー好きとして幼い頃から燃えまくってたから、伸び〜るイケメンを見たらちょっとは元気出るかも。ほのかにゲイ臭いルックスのアンちゃんが演じているのもダブルで美味しそう。ふふっ。

本日会社から帰ってからは、ベッドサイドに重ねたまま数十冊たまっていた漫画雑誌を5,6冊読んだ時点で集中力がついえた。脇役の太っちょダメホスト(けなげ系)がお気にいりの、生き馬の目を抜くホスト漫画「Deep Love」とか、農大で細菌を研究している大学生の極楽学園生活漫画「もやしもん」とか、日本転覆を企てる元ヤンその他の戦いを描く「オメガトライブ」とか・・・好きな漫画はけっこうあるんだけどそのどれも「萌え」とはちょっと違うもんで、何を読んでもパワーの源にまではなってくれないんだよなあ。

このテンションでは明日のエジプト学校すら休んでしまいそう・・・私は一体いつからこんなにローテンションキャラになってしまったのだろう。「エリートヤンキー三郎」の凶悪な長兄・大河内一郎を目指してたのにさ、このままじゃ「デ・ジ・キャラット」のぷちこか「でろでろ」の留渦・・・

エジプト学校は前回のテーマの「サッカラ」ー私人時代のホル墓&ホモ兄弟墓の地区(または「ジョセル王の階段ピラミッドのある地区」)で、重箱のスミをつついて愉快なネタを見つけるのをすんごく楽しみにしてたのにさ、原稿にせっぱ詰まりすぎて往復四時間プラス二時間の講座、計六時間が捻出できなくてお休みしてしまったのだ。
そのせいでなんかこう
「ウォォォオ〜〜!ネタ拾うでぇ〜っ!」という緊張感がぷっつり途切れてしまった。

それに明日は「ギザ地区」だしね、エジプトファン失格だろうが、ぶっちゃけそんなに興味ないしな・・・ピラミッドには・・・でも次回はもっと興味ない「アレキサンドリア」なんだよね・・・なら来週休んで今週行っとくか。
実は私はアレキサンドリアにはまだ一度も行ったことない。そして行く予定も・・・当分ない。
なんでもエジプトの中ではヨーロッパっぽい雰囲気のリゾート地らしくて、行ったヒトからは「よかったよ〜」とは聞くものの、まったり過ごす術を身につけてない私にとってリゾートは無意味だしね、なんたって私の次回の訪埃の目的は、ホルエムヘブ様が南部のド田舎に作ったちっちゃな祠だから方角的に全く違うから仕方がない。

・・・とまぁローテンションキャラのまま、うつらうつら過ごした夏イベント後の一週間。明日はマヤっこをフライパンに乗せるために実家に帰ってきます。うまいこと乗ってくれたらそのままレンジでこんがり・・・ってのはウソですが、フライパンからあふれるふくよかなお尻を激写して、ぜひともここでご披露したいと思います。

8月26日(金)

母が朝起きるとマヤっこが地べたに置いたフライパンの上に乗っていたらしい。
なんで地べたにフライパンが?というのはおいといて、フライパンからはみでた栗まんじゅうのようなお尻がすんごく可愛かったそうだ。ヘボピーがいたら写メールしてくれただろうが、ヘボも目撃していないようでフライパンマヤは真夏の朝の夢で終わってしまった。今度フライパンを見せて誘ってみたいが、犬って「ここに入れ」と言うと入らないもんだよね・・・

夏のオタク祭りの疲れがドッと出て仕事から帰るとすぐに寝てしまう毎日。メールのお返事がたまりまくってるんですが、昨夜は8時から12時間寝てさすがに疲れもとれたような気がしますんで、今日あたり夜から通常モードに戻れると思います。メールの返事が来ないなぁって方はもうちっとお待ち下され。

ここ3,4ヶ月エジプト関係の本以外は全く読んでなかったもんで、一ヶ月以上前に図書館で予約してやっと回ってきた村上龍の「半島を出よ」を読み始めたよ。私は暴力描写が苦手なもので村上龍は食わず嫌いだったのだが、これは結構面白そう。最近集中力が続かなくて最初の20ページが面白くなかったらすぐに本を放りだしてしまうんだが、銀行の時間待ちに30ページほど読んでしまった。今週末はこのまま読書に充てたいと思う。

・・・というわけでへばった状態です。夏バテなさっている方々も多いでしょうがどうぞご自愛下さいませ。私はこれから会社行きます。

8月22日(月)

体の疲れがたまりんこ(ゆうこりん?!)。このままでは電池切れのアイボと化しそうなので、内蔵電池だけでなんとかしのいだ会社終了後はダッシュで夏コミ後初の整骨院へ行ってきた。

実は夏コミ前日にも、激しい原稿プレイによっておこる偏頭痛で死にそうだった私は、このままではビッグサイトで倒れる!という危険を感じてこの病院にギリギリの時間を押して行っていたのだ。
だが、5時に会社終わってから病院行って帰宅して荷造りして、9時前の最終新幹線に乗らなきゃすべての努力が水泡に帰するなんてそんな盛りだくさんのイベント・・・こなすのは難易度Aダッシュ。

最終新幹線まであと40分!疲れとあせりで完全にテンぱった私は、わざわざ仕事を早じまいして病院と駅への送り迎えに来てくれた仏様のようなカレに「荷造りのじゃま!そんなとこに立たんとって!」なんて西太后もびっくりなことを口走ったせいで、新幹線の駅がそのまま別れのステージになりかねなかった・・・というプチアクシデントに見まわれたものだ。
夏コミ当日はご機嫌取りメールしても無視されるしさ、「ひょっとするとマジでこのままジ・エンド?」と今ひとつ気分が冴えなかったんだよね。

まぁ里中真智子描く「アテンの娘」のアイそっくりなカレとは盆明けに復縁したので別にいいんだが、とにかく今日はミキさん疲れすぎ!体ゆがみすぎ!と整体の先生に叱られたものの、病院へ行ってかなり体調も気分もよくなった。
でも体が疲れすぎだと叱られつつも「事が終わったからといってあんまり気を抜いても危ないからほどほどに休むように」との指令を受けたのだが・・・じゃあどうしろっていうんだ?ひょっとすると・・・もっと原稿しろってことなの?

カリシャダ妄想も毎夜眠りにつく前に、お布団の中ではコンスタントに更新(現在連載第756回の「シャダ、お情けを頂戴する」の巻)しているのだが、サイトにあげるまでにまとめる集中力はまだない。
でも涼しくなってくるとぼちぼち体調も回復するだろうからコツコツやって行こう。だって先だってある古代編ファンの方に「生い立ちや家族構成まで考えてもらえるなんて、シャダはミキさんに愛されて幸せですね」とすんごく嬉しいことを言われたので(シャダ子にとっては勝手に「上には姉4人」なんて言われて迷惑妄想だろうけどね・・・)もっと話を膨らませる気だけはモリモリあるのだ。

夏コミ前のイベント(船の進水式、古代エジプトビールテイスティングなど)についてちょこっと書くことはあるのだが、今はいつも以上に書くことに努力を要する。だから今日はとりあえずリハビリを兼ね、あちこちのお知り合いサイト様で指名は無しに空高く放り投げられたままの「萌えバトン」を華麗にジャンプしてくわえてみたい。

■萌えバトン■
属性を正直に告白せよ(妹属性とかメガネ属性とか)
弟属性、褐色属性、黒髪属性、
二枚目半属性、ズッコケ属性、けなげ属性、猪突猛進属性

萌え衣装を答えよ(メイド服とか背広とか)
レザー
ラバー腰布一丁スタイルウロコ状になったよろい裸足毛皮のコート乳首&へそピアス70年代SF映画風プラスチック衣装!!はぁああ〜〜!想像しただけで心の暴れん棒将軍があっ!(前のめり)

「衣装」ではないが、女性の場合はスキンヘッド(タトゥー付きならなお良しっ!)と短いボブヘアー。もちろん色は漆黒か赤限定!!

萌え小道具を答えよ(包帯とか首輪とか眼帯とか銃とか)
とりあえずビール!もといとりあえずブーツ!
え〜っとそれからビョウ打ちのハーネス、チョーカー、レザー帽子(ハードゲイがよくかぶってるやつ)、でっかい腕輪と印章指輪、乗馬ムチ、ウェセク(エジプトの幅広首飾り)あと女性の眼帯。色は黒に限る。

萌え仕草を答えよ。(受けでも攻めでもどっちでも良い。ときめく仕草)
仁王立ち&突進&泣き笑い
その他、風に髪をなびかせ決然としたおももちで彼方を見つめる姿、二頭立て戦車をドドド、尻もち、額に冷や汗、砂漠でヨロヨロ、沼地でドロドロ、古書の山の奥からキラリと光る眼、瀕死で土砂降りの雨の中を這う姿。

萌え場所を答えよ(海とか山とかその二人がそこにいると最高にいいっての)
泥っぽいところ
ならばどこでも大歓迎です。あと砂漠岩山

・・・張り切って答えたはいいが、見返すと「腐女子」というよりまんま「その筋のヒト」(ウエット&メッシーなレザーフェチ)の回答だなこりゃ!

8月21日(日)

原稿疲れで尿に蛋白が降りる程度じゃまだまだ甘いと知った本日のイベント終了。
なんでもとある方のお友達は、血尿出しながらも原稿したらしい。ピョン吉もびっくりのすごいド根性!まるで労咳で「ガハァ!」とか吐血しながらも原稿用紙に向かう大正の文士のようだ!しかし書いてるブツはモエモエ原稿なのね・・・ふふっ・・・

さて、本日大阪インテでスペースまで来てくださった皆様、どうもありがとうございました。イベントでもないとお会できない方ともお話できてとっても楽しかったですv
でも自分はスペから離れる元気が無くて何人かのお知り合いに挨拶しそびれたもんだから、今になってなんであとひと頑張り出来なかったのかなと自己嫌悪に陥りそう。イベント会場では頭が全然回っていないせいで、いつも同じ過ちを繰り返してしまうんだよね・・・

とにかくサークル参加のくせに一般で入らされたのが痛かったなぁ。今日のイベントを乗り切るために残していた夏オタク最後のエナジーを入場前に使い果たしてしまったじゃないか。

いや、別にチケット忘れたワケじゃない。激しく遅刻したわけでもない。三枚綴りのチケットの間違った部分(住所が印刷されている一番大きなピース)を持ってきてしまっただけなのだ。
だって今まではサークル入場のチケット、あのサイズだったもんね。確かによく見ると「このチケットでは入場できません」と書いてあるが、そんなとこまで見てないよ!

それに気付いたのは電車の中で、もう取りに帰るには遅すぎる。
でも、手持ち搬入のカートもガラガラ引っ張ってるんだし、チケットの一部は目の前にあるわけだから、絶対にいれてくれるという確信があったのだが・・・どうも私は赤ブーをナメすぎていたようだ。コミケじゃないんだからもっと柔軟性があると思ってたが、それはとんでもない間違いだった。

どんなに頑張っても「一般の列に並んでください」の一点張り。しょーがないから並んだが、他のチケット忘れ&チケット間違いのサークルさんと共に10時から延々一時間半以上も並ばされて、スペースに到着したのは12時前。もう泣きそうだ・・・
サークルチケットを差し上げたお友達は、先に入って延々待っててくれたのだが申し訳ないことをした。それもこれも赤ブーの・・・(以下略)

まぁ逆恨みといえば逆恨み、チケットをよく見なかった方が悪いと言われればそれまでなのだが、参加費の高いイベントなんだからさ、そこら辺はもうちょっと柔軟に対応してくれてもいいんじゃないか?来年からの赤ブーのイベント参加を考え直すきっかけになりそうだ。

こうして何となく釈然としない気分のままに私の夏ヲタ活動は終わった。次は(受かったらだが)冬コミまで何も無いのがちょっと寂しい気分だが、あと一週間ほどのんびりしてから次の原稿に取りかかるつもり。

冬コミ、遊戯王で申し込むつもりだったのだが、29日の仕事納めの日だったのでさすがに休むわけにはいかず、自動的に30日の歴史で申し込み済ませたよ。
まぁ今年の冬は競争率が鬼のように高そうで、無敗伝説を誇る私も落ちる可能性が大きいんだが、受かってから原稿やってたら遅すぎるので、ぼちぼち写真の整理あたりから始めていかなきゃね。尿にタンパク降りるほど激しい原稿プレイはもうゴメンだ。

8月20日(土)

尿に蛋白が降りていた・・・

体は正直なもんだね。これ、7月に受けた健康診断の結果通知なのだが、かなり前に送られてきていたやつを、もしヤな結果だとテンション下がって原稿に差し支えかねない、という純粋にオタク的配慮から、ずーっと開かずに知らんぷりしていたのだ。

でも原稿も夏コミも終わって気分はすでに「夏よサバラ!byまことちゃんってモードなので、ぼちぼち見てみようかなと渋々封筒を開いてみたのだが・・・情け無用の再検査のお呼び出しを食らってしまった。

まぁあんなギリギリな毎日では、タンパクのひとつやふたつ降りるわな・・・降りた理由に心当たり(=原稿)がありすぎるゆえに、この結果はあんまし深刻に受け取っちゃいない。けど万一腎臓病とかだと怖いので、取りあえず再検査を受けなくては。

夏コミからはもう一週間が経ったというのに、ちっとも疲れが抜けてくれない。今も一寸気を抜くとパソの前でカックンカックンうたた寝を始めそうだ。
だからここの更新どころかメールのお返事すら滞るありさま。メールの返事が遅れている皆様、申し訳ありませんがもうちょっとお待ち下され。

今もついうとうとした数十秒の間に、なぜか赤羽のピンサロの面接を受けに行く夢を見ていたよ。私は風俗経験者じゃないのだがなぜピンサロ・・・せめてセクキャバでお願いします。
事務所の椅子に座ってマネージャーを待つ間、源氏名はなににしようかなぁとぐるぐる考えてたのだが、結局
「スワン」がいいな、と決めたところで夢からさめた。
それにしてもスワン・・・怪しすぎて永遠に誰にも指名してもらえなさそうな源氏名だ。

ぐうぅ・・・睡魔のせいで自分で何書いてるのか分からなくなってきたので今日はもう寝るっ!
明日はスパコミなので、体力温存しておかなきゃニュートラム「住之江公園駅」の行列に負けてしまう。明日大阪にいらっしゃる皆様、どうぞよろしくお願いいたしますv

では「体の柔らかいカリム」の妄想でもしながら夢の国へ旅立ちます。
当家では身も心も柔軟なシャダに対して、カリムはお堅いと考えていたのだが(私は彼らの「体の柔らかさレベル」まで設定の上、妄想のネタにしているのだ!)今日道を歩いていてふと、カリムの体が柔らかかったらなんとなくスケベ指数Upでグッとくることに気付いたのだ。

尿にタンパク降りてようと血中コレステロールが高かろうと、つまるところ考えることはこんなことばかりで、立派な大人として恥ずかしいような嬉しいような・・・そんなことしてる内に今年もオタクの夏は過ぎてゆく。

8月15日(月)

会社の盆休みは今日一日オンリーではやフィニッシュ!会社のケチ!ケチ!ドケチ!
うちの会社の休みが少ない理由はすんごくシンプル、「日本はお休みでも海外の取引先は動いてるから」だそうなんだが、なら海外取引先がお休みするクリスマス近辺にまで、なんで血眼で働かなきゃなんないのかな?!ミステリアスな会社だ。まぁそれだからこそミステリアスな人間を、適当にエジプトに行ける程度に放し飼いしてくれるのは有り難いんだけどね。

昨日は下の日記を書いてからダッシュで実家に帰り、今日は予防注射のためにマヤを病院へ連れて行った以外は一日中ぐーたらしていた。
夏コミ原稿中にホル萌え能力を高めるためにとわざわざアメリカに中古を注文したはいいが、届いたのは脱稿後だったミカ・ワルタリ原作の映画"The Egyptian"(エジプト人)のビデオを見たりもしたよ。

これ、50年代ハリウッド映画らしくなかなかにハデハデなシーン展開にジーン・シモンズ初めとするクラシカル・ビューティーもきらびやか、セットも思いのほか豪華なのはいいが、いかんせん原作の長さが・・・
邦訳だと角川クラシックスの余白恐怖症じみた文字びっしりの体裁ですら900ページに及ぶ長編を、たかだか2時間20分にまとめようというのがどだい無理なお話。
どのエピソードを取っても説明不足が過ぎて、正直なところ原作を知らなければ何がなんやら、開いた口にふさがるヒマを与えぬほど中途半端な作品だったなぁ。

「老医師シヌヘの回顧録」というスタイルなのは原作と同じだが、映画のラストで老いたシヌヘがコトリ・・・と筆を置き、きらきらまばゆい日の光のなかで静かにまぶたを閉じた瞬間には、「ま、まさかあしたのジョー?!」と息を呑んだがやっぱ予感的中。
“THE・END”の文字がこと切れたシヌヘにかぶった時には
「6400円かえせーっ!」と叫びそうになったが、その時ヴィクター・マチュア演ずるホルエムヘブの超ミニスカが脳裏に蘇り、ここはグッとこらえてやることにした。

マチュアのホルエムヘブったら、お世辞にも美脚とは言い難いものの、MATURE(成熟)という名前そのままにムッチリと肉感的な太股(男に使う表現か?)で私を幻惑してくれたのだ。

女も男も、主人公を翻弄する娼館の悪女ですらガッチリ着込みまSHOWなくせして、ムサいオヤジのホルホルだけは、なぜか最初からほぼ最後まで(王座につくシーンだけはさすがに長衣だったが)一人超ミニスカで気を吐いていたのには感動した!!最初は「ふーん、美脚じゃないねぇ!」と思っていたのが、だんだん「いい脚」に見えてくるのも不思議。

私にとっては「ホルエムヘブのおみ足映画」以外の何者でもなかった"The Egyptian"。将軍の太股鑑賞もまたよし、という方はぜひ当マンションのリビングで上映される太股上映会にお越し下さい。
ビデオ国内版未発売なせいで字幕ナシですがストーリーはあってなきがごとしなので、柿ピー食べながらオヤジの内股にねっとりした視線を走らせるだけでもきっと楽しいかと思います。

8月14日(日)

夏コミ終了!
ハァアア〜〜〜!今回の原稿ばかりはマジでキツかった。そんなに長くない原稿生活だが、その中でもダントツで辛い本づくりだったなぁ!それでも何とか出せたのは、ひとえにゲストの皆様のお力添えのお陰です。

13日はスペースにいらしてくださった皆様、本をお求め下さった皆様、本当にありがとうございました!
原稿疲れの影響が徐々に出始めているせいか(年だからすぐには来ないのね)当日はややテンパリ気味、ひょっとすると何かとんでもなくトンチンカンな受け答えをしたかもしれませんが、もしそういうことがあれば許してやって下さい。

ドキドキしながら参加した初めての歴史スペースでしたが、新刊のエジ萌え本は思ったより皆様に買っていただいてもう残り少なくなりましたのでホッと胸をなで下ろしております。
歴史スペにいらっしゃる方は男性と女性が半々くらいで、本を買っていってくださるのも男性が半分ってのもフレッシュな経験でしたな。ならばリベンジ版の「萌え萌えWALKER・コンプリート」ではもっとおっぱい比率を増やさねば。

遊戯王スペースに本を置かせてくださったJackieさんにもお礼申し上げますv股間のウジャトシールもありがとうございました!あの乳香と没薬でゆっくりファラオ妄想を膨らませてください。


当日はリアルエジプト系の方ともお話しさせていただいたのだが、皆さん実にマニアですなぁ!私の20倍ほどマニアなのがノーマルモードでびっくりした。ちっちゃなコピー本を一冊作るのにも英語文献を10冊ほど参考にするのは基本と知って、自分は一体・・・とちょっと絶望的な気分になってしまったが・・・

お話させていただいた方の中でも一番印象深かったのは、18王朝初期に活躍した王家の女性を中心に妹キャラ萌えリアルエジプト」でコミケ参加してらしたという男性。そんなんあったんか〜〜〜!(驚愕)お堅いお堅いと思っていた歴史スペで、まさか「アルシノエに妹萌え〜!」という話が出るとは思わなんだ。

今は北欧神話中心で活動なさっているとのことでイラストを見せていただいたのだが、すんごくお上手ないわゆる「萌え絵」だったのにどびっくり!椅子ごと後ろにひっくり帰りそうなサプライズがあったなぁ。今そのサークルさんがエジプトで活動なさってたら、本を買いまくってただろうに残念極まりない。

いずれにせよジャンルは違えど、どんなにお堅く見えようとも、同人の基本は「萌えの心」だということを再確認した貴重な一日だったな。まったく勇気を頂いた。私も好きなようにやっていいんだ!(でも文献は調べましょう)と力づけられた気持ち。

で、夜は「古代エジプトうんちく図鑑」(←筆者様は編集者お仕着せのこの題名の「うんちく」って部分が嫌いで、できるなら見たくないくらいだと仰っていたこと念のため記しておく)の芝崎さんと、私が「行きたい!」と強調したジビエ(シカとかイノシシとかウサギとかの野禽肉)料理店でクマ肉をつつきながら夜のランバダ。

クマは相当ケモノ臭くて、途中から気分はクマ肉を無理矢理食べさせられるクマ猟犬の「流れ星銀(子犬時代)」のそれと化し、もう二度と食べたいもんじゃないが、結局始発電車まで河岸を変えながら延々とお話ししてすんごく楽しかったよ。話題のウエイトはエジプトよりむしろ手塚治虫に置かれていたような気がするが・・・「火の鳥」ネタやベルリン博物館のアイの頭部彫像や某スヌーピーヘアの先生の話題で延々と盛り上がれるなんて幸せだ。

色々伺った面白い話で私の心のネタ袋はもうパンパン!中でも芝崎さんの「幼ない頃、妄想の中の小人をひんむいたりいじめたりして興奮していた」という青いエロネタには大爆笑。まったくエロベクトルとは人それぞれなもんですな!私の場合は、黒いゴム素材の潜水服を着たGIジョー(隣の家のミリオタ兄ちゃんからもらった)をウルトラマンのソフビ怪獣にいじめさせて興奮したものだが・・・

とにかくとっても充実した一日だった。こんな濃ゆい一日は久々だったので、人生得した気分。
さて、これからは早めに次の原稿に着手せねば!今回出したエジ萌え本では、作るつもりだったコーナー(「観光庁の許可を取り警官引き連れてまで決行した『アケトアトンで萌えプレイ』とかね・・・)の三分の一も出来なかったので、このままでは終われない。

次回こそちゃんと下エジプト〜上エジプトまでびっしり回って、かつ下ネタ満載(エロ系は赤表紙のおまけ別冊で)の「WALKER・コンプリート」を製作するつもりである。
あ、今回買って下さった方は、次回ちゃんとその分割引しますのでご安心を!・・・ってまだ手も付けてない内からそういう事にだけは気を回してちゃダメだな自分。11月頃
「もうアカン!今までで最凶のキツさだ!」なんて泣き言行ってる自分の姿が鏡を通して見えてきた。

8月5日(金)

舌の根も乾かぬ内にネット復帰(笑)

いや、復帰ではないのだが、せっかくの楽しい週末に下のような死にかけ日記を放置したままでは、ご覧になる皆様のご気分も悪かろうと、一番上に来る日記だけは追加しておくことにしたのだ。

あれから後、パソコン屋に「最後にした作業が原因かもしれないニャ」と指摘されたのだが、どれが最後かなんて、修正日で自動並べ替えしようとしてもフォルダの中でびくともしないし、調べている時間もないから一気に捨てた。

そうしたところパソは今のところはなんとか普通に動くようになったよ。ハアァア〜・・・有給まで取って作った原稿・・・私の有給は一体なんだったんだ?
でもバックアップを取ろうとすると「MOが壊れました。コピーできません」と出るから、涙をのんで捨てるしかしゃーなかったのだ。

それにしても昨夜は参った。アイコンにポインタをあててクリックしてもびくともしないくせに、反転しているアイコンが勝手にぴょこぴょこ移動するのだ。
で、やっとクリックに成功したと思ったら、数種類のソフトが一気に立ち上がって(それも同じソフトが二重表示されたりするのだ!)それらが
いっせいにフルフルと冬のチワワのように震えているのを見た時にゃあもう......
「絶望っってこんなカンジ?」と心底思ったよ。

そういや昨夜作ってた原稿は「古代エジプトの呪物コーナー」。
夜中の作業だったから、モニタがミステリアスな存在を映すだけで気色悪かったのにさ、画面がいっせいにフルフルではもう倒れそう!
結局、自分で書いておきながら、なんだか嫌なカンジがする比喩を使用している部分だけはばっさり切った。

まぁこれらはすべて偶然のできごとであって、古代エジプトの祟りだなんてもちろん思わないが、ただでさえブルっているところへこの現象ときては・・・気味が悪くないとは言えないな。

先々週のハードディスククラッシュの次の日には電話が壊れ、その数日後には冷蔵庫、三日前にはタイプライターが死に、昨夜は再びパソコン+トイレ(ウオッシュレット)、その上、今日は会社のオフコンにまでお抱えSEが悩むようなトラブル発生・・・

この立て続けの故障の意味を考えてみたものの、思い当たるのは「上京するな」というサインなの?ってくらいで、でもやっぱりそんなこと言ってたら何もできないから、取りあえず「暑さで壊れた」もしくは「電気製品が私の身代わりになって壊れてくれてる」と思うことにしておこう。夏コミ前って毎年色々あるからホント疲れる。

昨夜のフルフルで一気に気分が萎えたもんだから、この週末はあまり目の色変えず、無理しない程度にやりますよ。

8月4日(木)

この週末で最後の作業をするつもりだったんですが、またパソコンが壊れました。アイコンのクリックすら出来ませんので全ての作業が無理。ついに気力が途切れました。
中途半端なものは出したくありませんが、実際問題としてこれ以上の作業は無理ですので諦めます。ゲスト様に頂いたものだけはノート用の増設メモリを買ってきてグラフィックソフトを入れて何とか整形するつもりです。

そういう次第ですので、水曜日あたりまで完全にネットからは離れますのでご了承ください。

8月3日(水)

鎮痛剤がきかなくなってきた。のどと頭が痛い・・・

・・・って病状は脱したが、今度は左目にひどいものもらいができてしまった。オイオイ・・・大事な体に病気の波状攻撃はよしてくれ!
「ものもらいってなんでできるのかな?」と疑問に思ってネットで調べると、ズバッと一言
「疲労です」と切り捨てられちゃったよ。ものすごくよく分かるお答えありがとう。

これは下手すると夏コミまでに治りそうにない。そうなると眼帯買わなきゃなんない。
でも綾波レイ型白い眼帯をする勇気はないので、キル・ビルの極悪看護婦がやってたような黒いアイパッチを探している・・・・・・ってそっちの方が勇気いるだろっ!!

黒アイパッチならいっそまた頭を剃り上げて、公共交通機関等で意味なく周囲を威嚇してみたいが、夏のカツラはむれそうだからかなり迷ってしまう。前回のスキンヘッドは冬コミだったから、カツラが帽子代わりでぬくぬくだったんだけどね。

とにかく今はそんなこと考えてる場合じゃない。一ページでもゲンコーしなきゃ!
「ミキさん壊れかけみたいで心配です」とお見舞いメールを頂くが、実は自分でもかなりギリギリ、自分の体を騙し騙しやってるのがよく分かる。けど少なくともコミケ当日に気分悪くなって回りの方に迷惑かけないよう、最低限の自己管理はちゃんとして行くつもりだ。

話変わるがガンダムファンはとっくにご存じだろうが念のため。

今日郵便局へ行くと「アニメシリーズ第二弾」が出ていた。これ、第一弾はポケモンだったのだが、郵便局の人がなぜか「8月に出る第二弾はガンダムですよ!」(オタバレしてるのだろうか?)とわざわざ教えてくれたので前情報は持っていた。

で、ヘボピー(妹)と天ぷら食べながら話したところでは・・・
「ガンダム切手が出るらしいで!」「へぇーっ!郵便局もえらいバクチ打つなぁ!でもどのガンダムやろ?」「多分一番最初のやつちゃうか?」「WINGとSEEDやったりして!」「ギャハハハ〜〜!(爆笑)
さすがにそれはないやろ!」「そりゃまぁそうやな。さすがにそれはないよな!ギャハハハ〜!」

しかし「さすがなそれ」はあった。今日郵便局へ行くと、店頭にはヒイロとアスランが並んでいて、一瞬アニメイトに来たのかと思ったよ。
宿敵ヤ○トと闘わねばならぬギリギリな郵便局の内幕に思いをはせた、あるアホ暑い8月の昼下がりのお話。

それでは原稿に戻ります。やってもやってもフリーズと再起動との戦いで全然進まん。なんかも〜絶望に支配されかけてる。
誰か私にエナジー(=カリシャダorシャダカリ)を!!とにかく脱稿したら思いっきりカリシャダ書くんだっ!・・・というのが今の私の心の支えだわよ。