2014年10月29日(水) ![]() ボートハウスの舳先に座り、酒を飲みながらオレンジ色から青紫、そして濃紺へと色を変える湖を眺めていた。 直前にカシミール地方を襲った大洪水により、街は壊滅的な打撃を受けて旅行は取りやめざるを得なかった。 家を破壊され家族や財産を失った彼らが、直面しているであろう現状を思って胸が痛む。 これまでも隣国やインド中央政府との軋轢で苦しんできた地域が、これ以上の苦難を抱えないことを心から祈っている。 ![]() 水面に夕暮れの空を映してこの世のものとも思えないほど美しい。 ![]() ナギーン湖を眺めながら涼しい風に吹かれていた時、私は「完璧な充足」というものがあるならこれがそうなのだろう、としみじみ感じていた。 でも、私の胸は再び死に接した悲しみで一杯になっている。あの時はまだ三人姉妹がそろっていた。でも、その内の一人が去った今、何かとてつもなく大きな欠損感があるのだ。 |
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2014年10月28日(火) 一昨日、阪神間の住民を恐れおののかせた雷、すごかったスね! 次に思い浮かんだのが「飛行機の墜落」。脳内に浮かび上がるのは、燃える機体が放つ炎で真っ赤に染まった空。でも、すぐに雷だと分かってホッとした。あんなものすごい雷鳴、生まれて初めて聞いたわ……。 その時マヤが示したのは、「なんだなんだ?」と部屋を走り回るという、地震の時と同じ反応。でも人間の様子を見て安心したのか、すぐに探索モードに入って、野次馬ドッグの面目躍如。
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2014年10月18日(土) ![]() カメラを向けられていることに気付くと、あわてておかあさんの足元に駆け寄ったよ。 ![]() ご無沙汰しております。みなさまお変わりありませんか?爽やかな季節を満喫していらっしゃいますか? 私は元気にやっています。もちろん、涼しい風がそよ吹くたびに、ああ、カナが生きていればなあ!と胸を締め付ける思いはそう易々とは消え去るものではありません。 妹が世を去ってから今日で73日目。この間にはそこそこイベントがありました。そりゃあ人間が一人、突然いなくなったんですから後片づけだって色々ありますよね。 でも、ちょうど四十九日を迎えた日に家の明け渡しは完了し、金銭問題は相続放棄によってあっさり解決。消費者金融とのバトルも覚悟していた私としては肩すかしなくらい。 そんなこんなでそろそろ平常運転に戻らなくてはなりません。このサイトの手入れも再開するつもりです。 それでも、悲しみの中で無理矢理決行したインド旅行のことや、カナの死の状況を知りたくて霊能者のもとを訪ねた話など、こちらを留守にしていた間のできごとを、ぼつぼつ書かせていただきたいと思います。 それにつけてもこの二ヶ間、ご心配をおかけしました。想っていただけることは本当に、何にもまさる宝です。どうもありがとうございました。 皆様には心よりの愛と感謝を捧げます。では、近いうちにまたお会いしましょう。
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