2012年7月26日(木)

暑いですなー。管理人、冷え性のせいでエアコンの風が苦手なので、つい最近まではエアコンも扇風機も使わずに、部屋を通り抜ける自然の風だけで寝ていたのだが……あかん!これではやっていけん。

夜中3時頃になると蒸し暑さで目が覚めて、辛抱たまらずエアコンをON。入れて2分もすると下半身が痛いほど冷えてくるのでOFF。
するとまた暑くなって目が覚めてON……とねぼけまなこでスイッチを切ったり入れたり。「良質な睡眠」とはほど遠い眠り方に、翌朝の疲れがぜんぜん抜けないの。

まだ8月にもなってないってのにこの暑さ。8月9月はこれを上回るのかと思うとゾゾゾとする。加えて、熱中症で夜間に寝たまま亡くなる老人も多いと聞き、朝になって父が死んでいるのでは?という新たな不安も加わった。

暑さと疲れのため頭が動いていないせいか、昨夜はタクシー会社に配車を頼むのに、延々とプッシュしていた自分ちの電話番号。
さすが給料日の夜9時だけあってぜんぜんかからないなあ、と何の疑いも持たずにリダイアルし続けたけど、そりゃ100回近くかけても話し中なはずだよね。だって自分が今受話器取ってんだからさ……。

このままではせっかく復活途上にあった体調をまたしても崩しかねないので、しばらくエアコンなしでも眠れる実家(自宅よりも高度が高くて涼しいのだ)に避暑に行きます。
戻ったらぼつぼつ更新しますので、お暇な時にのぞいてやってくだちゃい。(頭が回らず文章グダグダですいません)

2012年7月23日(月)

薄暗い日記を一番上に置いたままでは恥ずかしいので、明るい話題にチェンジしたいんだけど、相変わらず憂鬱続行中。
ぼちぼち口から摂食できなくなってきた、すなわち自然死を待つ段階もそう遠くない母のことが常に心に引っかかっており、精神的にけっこうキツいんだわ。

さっきまで見た夢では、美容院でデーモン古暮閣下レベルのこってりメイクをほどこされそうになっていた。
それをしている美容師はといえば、現実世界で私に化粧品を勧めてくれるポーラのオバちゃん。
うぉおおおお……。

鏡に映る顔がうしろ指さされレベルへと変貌するに従ってだんだん怖くなり、ついに「ちょっとトイレに……」と逃げ出して、店の外から「もう結構です」と電話をかけようとした。小心者だ。

だが、電話に出たのは若い男の美容師で、「ちょっとお待ちください」はいいけれど、お兄さん、電話口の向こうの会話が筒抜けですよ。
「ミキって、勝手に担当者を変えた人だよな」「ああ、あの変人ね!」「いい迷惑だよね」「いい年してあの化粧はないやろ」
ちがう!こんな化粧、オイラが好きでやったんちゃう!

「誰かが自分の悪口を言っている」なんて、絵に描いたようなありがちな妄想だけど、これが日中にも起きるようにならないよう、ストレスと上手くつきあう方法を編み出さねば……。

……と、ワクワクすることを思い浮かべようとしたら、『キャプテンアメリカ』で敵を追いかけて、白シャツ一枚で疾走するクリス・エヴァンスの、ブルンブルンと揺れる雄っぱいを思い出した。うひょーっ!たのちくなってきたぁーっ!!

そうだった、落ち込んだ時には美形を見ると持ち直します、といつも一緒にメールヌード本を注文するゲイの友人も言ってたよね。
そこで、買ったはいいが開く元気もなく放置したままだったDNA──表紙でプリンっ!としたブロンドのお兄さんが、海パン一丁で微笑んでる雑誌を開いたら、たったの5分で癒された。

オーストラリアではミリタリーアカデミーを舞台にした、男x男版ロミオとジュリエットのドラマ「プライベート・ロメオ」が制作進行中らしいし、キャプテンアメリカの続編では、死んだと思われていた主人公の親友バッキーが、洗脳されて敵役ウインターソルジャーとして蘇ると聞く。

あと少しすれば、テレビからはアスリートたちのお宝映像が放っておいても流れてくるし、キャプテンアメリカが他のヒーローと絡んでくれる『アベンジャーズ』も公開間近。

そう考えるとだんだん憂鬱の雲が晴れてきた。お母さん、この世にマッチョある限り、娘はがんばることにします。

赤ちゃんの毛がまだ抜け替わっていなくて、犬生最高にふくふくしていた頃のマヤ(生後10ヶ月)。

2012年7月20日(金)

今日は鬱です。すみません……。

悲しい夢で目が覚めた。いや、幸福な夢だったから目覚めた時、現実とのギャップに悲しくなったと言うべきかな。

夢の中で私は新しい家を買ったばかり。ゆるやかな丘陵の上から町を見下ろす場所にある、広い庭のある家。
その庭は10年ほど前から繰り返し夢に見るようになったので、かつて週末になる度に家を探し歩いていた頃に、どこかで目にした庭だろうか?と記憶をまさぐるのだが、どうしても分からない。夢の中で作り上げられた庭かもしれない。

契約も終わり、いよいよ自分のものになった一戸建てだが、長い間空き家だったせいで庭は草ボーボー。あちこちから飛んできた紙くずや、忍び込んだ子供たちが捨てていったお菓子の空き袋が散らばっている。

それでもそこかしこに野生種や、近所から種を飛ばしてきた栽培種が色とりどりの花を咲かせる庭を、これからずっとここに住むんだと思いながらしみじみ眺めると、やっと腰を落ち着けられるという達成感に心底ホッとする。

ここには私一人ではなく、二人の妹と両親、犬たちも一緒に住むことになるので、まずは全員で入居前の掃除である。

もう疲れたから明日にしようよぉ、と文句を言う妹たちに掃除道具を持たせて、さっさと働け!と尻をたたく。
そうしていると、アルツハイマーが少し進行してまだらぼけだけど、まだまだしっかり話したり歩いたりできた頃の母もひょこひょこ出てきて、嬉しそうに掃除の手伝いを始めた。
そういえばお母さん、今のマンションは好きじゃない、昔住んでたみたいな庭のある家に引っ越したい、とずっとずっと言ってたよね。

傍らではマヤと新しく飼ったマヤの嫁さん、黒いコッカースパニエルが一心不乱に草むらをかぎ回って、新しいなわばりの点検に余念がない。
今の家からものを運んでくるのが大変だよねと心配するヘボピーに、ぜんぶ終われば楽になるんだから、いっちょ気合い入れて頑張ろうよと言いながら、全面に芝生を敷き詰めるために、植木屋の見積もり取らなきゃ。この広さだとけっこう高くつきそうだな……とゼニの算段するところで目が覚めた。


目が覚めるとあるのは変わらない現実。

別々の場所に住み、それぞれ問題を抱えている姉妹、いつ布団の上で息を引き取っていてもおかしくない老齢の父。
遠い老人ホームで寝たきりで、今では自分の意志では指一本動かせない、いや、意志があるのかどうかすら分からない母。

こんな状態であっても、自分はとんでもなく恵まれた人間だとは重々承知している。

更年期障害だとぼやきながらも、ひとまず健康で家も仕事もあり、何よりもこんな平和な時代の豊かな国(表面上だけとはいえ)に生まれただけでも、もうすごいラッキーだ!といつも思う。
世の中には砲弾の音におびえながら暮らしている人、水を手に入れるのに何キロも歩かなきゃならない人、明日の食事にすらこと欠く人が数え切れないほどいるのだから。

それでも今朝のような夢を見ると、パキスタンで新たに見いだした信条のようなもの──「今持っているものだけで満足する」「あるがままを受け入れる」がグラついてきて、またしても旅行前のどうしようもない精神状態に戻りそうで怖い。

イリと母が元気だった8年ほど前まで、私はびっくりするほど幸福だった。母と冗談ばかり言って大笑いする毎日だった。
一生のうちで「びっくりするほど幸福」な時期があったと振り返ることができる、満ち足りた記憶があるだけで感謝すべきだろう。

それでもふとしたきっかけで、あの頃と今とを比べては、ああ、母と話ができればどんなによかっただろう!と思い始めると、とたんに胃や頭が痛くなってくる。そして体調が悪いからますますネガティブ思考に……と負のスパイラルに陥るのだ。

ストレスのせいで、体の中を無数の虫がはい回ってるみたいで夜も眠れない、あの状態には二度と戻りたくない。とりあえず今は本や映画に触れることを通して、できるだけ自分と自分が置かれた状況を客観視するように努めている。

でも、夢に出てきた広さは無理としても、先々は庭のある小さな一戸建てに引っ越して、姉妹三人と犬たちが一緒に住むべきなのかな、とふと思ったりもした。

2012年7月17日(火)

おはようございマッスル。三連休が開けた本日は、陽光が燦々と降り注ぐ晴天也。今日の太陽をイラスト化するとしたら、中世の彩色写本にありそうなヒゲをはやした太陽、それも怒り顔だと思います。

一方、目覚めたばかりの管理人、太陽がハードに射かける矢からペルシャ絨毯を守るべく、ねぼけまなこでブラインドと窓枠の隙間を布でふさいでいた。
いや、カーテンがある部屋はちゃんと太陽光線をシャットアウトできてるけど、ブラインド仕様の台所の防御が手薄と判明したのだ。

スズメはとっくに活動を開始している朝6時。
清水の舞台から10回飛び降りて手に入れたものの、知らない人に言わせれば粗大ゴミの日に拾ってきたとしか思えないアンティーク絨毯を目指して、台所の窓わくとブラインドのタテのすき間から、リビングに向かってまっしぐらに差し込む一筋の光。
ウキャ──っ!!8時半起床だったからこれまで気づかんかったわ!

とりあえず100円ショップで買ってきたはぎれを切って、すき間に割り箸で突っ込み応急処置は完了。
これじゃあんましみっともないから、あとからレースでも買ってきてちゃんとしよう……と思ってはいるけど、きっとあと5年はこのままだろう。

とにかくこれで一安心!と汗をダラダラ流しながらパソコンを立ち上げたら、この部屋、暑い!暑すぎる!
それもそのはず。うち、晴れた日は全部屋カーテン閉めっぱなしだからね……。

カーテンを開ければ窓からそよそよと吹いてくる風に頬をなでられながら、爽やかモードで出社の準備ができるとは分かっている。だが太陽光線は絨毯の宿敵。テヘランの絨毯博物館だって、目が慣れるまでしばらくかかるほど薄暗かったもん。

絨毯を焼き、お肌を焼き、年寄りと部活の学生を熱中症で救急搬送させる、この季節の太陽には敵愾心しか抱かない。
高崎の気温40度とかありえんだろ、太陽ちょっとは遠慮しろ!と薄暗い部屋で汗だくになりながら、言っても無駄すぎるうめきを漏らすのだった。


そーそー!太陽のせいでもう一つでかいストレス抱えてるんだわ。
それはパキスタンの山で色白なミャンマー人くらい焼けたせいで、あわててエステ12回を契約しちゃったポーラの、想像を超えて激しい営業である!

いや、これまでお金がある時に行っていたジュリークは、一時間9千円近くした一方、ポーラは一時間5千円ちょっとだし、使っているクリームとかはハイクオリティーだと聞いて、なんかよさそーじゃんと思ったのだが……。
化粧品のセールスがハンパなくて、2回目にしてすでに心が折れそう。

化粧品といっても、2,3千円ならお愛想でひとつくらい買ってもいい。だが、エアコン代すらもったいなくて汗ダラダラな貧乏リーマンが、どうやったら一本2万円の化粧水や一本2万円の乳液を買えるというのだ?

プレッシャーのあまり「ポーラ 勧誘」や「ポーラ 強引」でググったら……うぉおおおおお!ちゃんと下調べしてから契約するべきだった!

後悔しながらたまたま開いた経済誌、「化粧品のポーラ・オルビスホールディングスが好調だ。営業利益率は7.7%で業界大手の中でトップとなり、売上高も3位に浮上した」のはいいけれど、記事を読み進めると「拡大中のエステ事業はエステだけでは採算が取れないが、ホームエステ用化粧品の販売によって利益を上げるモデル」とあって、ますますプレッシャー増大。

癒されに行ってるエステがストレスの元になってりゃ世話はない。心の平安のためには、残り11回を「もういいです」とぶっちぎるべきかもね……。

JRの改札口に貼られていた駅員さんの力作。料金不足や磁気エラーのせいで、しょっちゅう乗客に体当たりされるせいで、紙がやぶれかけ。次回は耐久性のあるものに書くことをお勧めしたい。

名は体を表すマンション。この物件、オーナーの趣味とはいえ、住む側には大きな迷惑なカラーリングなのだ。

風水に凝った結果なのか?外壁がグリーンだけならまだいいけど……。

内側までこれはないわー。湿気のせいでカビが生えてるようにしか見えないから!

ペットショップの店頭にて。トリマーのおねえさんが写真を切ったり貼ったり、いっしょうけんめい手作りしたポスター。キュートな仕上がりの中で「肛門しぼり」だけがハードに浮いている。

(肛門しぼりとはけして犬イジメではない。ワンちゃんお尻にある臭腺にはくさい液がたまって腫れたりするので、個体によっては時々しぼってやらなくてはならないのだ)

神戸からのステキメール
<件名>夜景に負けちゃった
<本文>さっきカレからプロポーズされました。
光の誘惑にわたし「うん」の一言(≧▽≦)
二人の思い出のビーナスブリッジ ヨーコにもみせたい神戸です。

おいこらっ!ライター呼んでこいや!!(怒)

おんぼろアパートの軒下に鎮座していた堂々たるアンカー。
誰がいつ、どこから、何のために?大海原をめぐる人間ドラマが脳内を駆けめぐる。

店頭ディスプレイ用の犬の置物では、コリー犬と人気を二分するポインター。こういう店のレジ横にはワンちゃん時計(850円)がしっくりくる。

2012年7月13日(金)

7月10日の日記で書いた放射能汚染がらみの証明書の件。

あれから農水省に問い合わせたところ、銀縁メガネをクイクイッ!と上げるイメージで、「中国でトラブルがあったから『注意するように』と通知しただけで、証明書をどうこうしろとはひとことも言ってませんが」とのクールな回答が寄せられた。
ホッ……。どうやら県の小役人のことなかれ主義が発動したことによる、単なる拡大解釈だったみたいね。

それを地元の出先機関に告げたところ、数時間後にはあっさり前言撤回。「証明書は元通り発行します」と相成った。なんだよぉ!まったくもうドキドキさせやがってぇ!
いずれにせよ、これであとしばらくは倒産しない!という安堵に酔いしれて、人騒がせな担当者に怒る社員はゼロだった。

それにしても思うんだけどさ、欧州やアジア諸国においては、福島周辺県の食物は汚染されているという前提でもって、該当地区で生産された食品の輸入は禁止されてるんだけど、国内ではそこまで厳しい禁止規則が聞こえてこないよね。そのあたり一体どうなってんの?

関東産の食品に触れる機会が少ない居住地だからのほほんとしていられるが、放射線が継続的に漏れ続けている国に住んでるうちに、警戒心がだんだん麻痺してきて、「知らぬは日本人ばかりなり」って事態になりつつあるのでは?と、ふと不安を覚えたりする。

店舗は一階だけなのに、物件全体が店舗の業種に支配されている。

タテ書きのみならずヨコ書きでも店舗の存在を強力にアピール!配達の人たちには「クリーニング荘」と呼ばれてそう。

ソープランド「アジト、V.I.P.」。
120分6万という利用料もさることながら、店名でも貧乏人と気の弱い人を威嚇している。

百恵ちゃんの「美・サイレント」が浮かびました。♪貴方の〜 ○○○○がほしいのです〜♪

○○○○の四拍にはどんな言葉が入るのか?若い頃いろいろ想像した。キンタマ?それともチンポコ?どっちかな?!

過去なんか振り返らずに前をだけ向いて生きようぜ!

古びて薄暗いマンション。でもドアーを開けば「紫のバラの人」がほほえみを浮かべて立ってます。

真っ昼間からワンカップ片手にフラフラしてるおっちゃんしかいない町でも、売り切れだなんてAKBの影響力すごーい!(棒読み)

しかしこのラインナップを見ると「売り切れ」じゃなくて、「めんどくさいから元々仕入れてない」疑惑が芽生えてきた。

ひぃいぃっ!あんなとこに人が寝てるぅ!とびっくりした。もっと干すとこ考えなさいよ!(怒)

あなたは850円出して買いますか?このワンちゃん時計を……。
「買う」と答えた人はきっと下のネコヅラバッグもいける人だろう。

2012年7月12日(木)

以前「さすがにこれは無いわあ」とダメ出ししちゃった脱力系ネコヅラバッグ、あの後、違う人が持ってるのを二度ほど見かけてびっくらこいた。

いやはや、自分に言わせれば可愛いとか可愛くないの次元を越えて、シュールの域に突入してると思うんだけど、これがアリorナシどころか「かわいいっ!これしかないーっ!」と飛びつく人って意外といるもんですな。

見かけたのが三回とも大丸デパート周辺ってことは、ひょっとして近所に本拠地があるのかもしれない……と脳内で市内ショップマップをめくったところ、ワンちゃんネコちゃん大好き店主が経営する、謎めいたバラエティーショップがいくつかヒットした。

いくらするのか知りたいし(予想は2900円)、店頭でこいつがブラブラしてるのを目にしたら、ちっちゃな悩みくらい吹き飛びそうなので、この三連休はネコヅラサーチに出かけるか。


今日ニュースを見た良識ある人々は、「なんじゃそりゃー!」と一斉に突っ込んだことだろう。
「国民の生活が第一」って
なんじゃそりゃー!

小沢さんに対しては好感も嫌悪感も持ってない。ぶっちゃけ興味の範疇外である。それでも次回の選挙では、絶対きっと必ずなにがあろうと民主党以外に投票したいので、選択肢が増えることは喜ばしい。

しかし「国民の生活が第一」ってちょっと国民をナメすぎじゃないかしら?
「みんなの党」「立ち上がれ日本」「新党きづな」もせいぜい愚民呼ばわりだなぁと思っていたけど、舐め切りレベルにおいては頭一つも二つも抜け出しましたね。
これでは投票用紙に○を付ける際、自分がアホに思えてきて、うっかりペン先をすべらせて民主に○を付けかねんわ。

ニュースによれば、およそ350 の候補の中から「結党の理念を党名にしよう」 と、小沢代表が発表当日に決めたそうだが、誰か止めなかったのだろうか、「そんな党名で大丈夫か?」って。

それでも将軍に「大丈夫だ、問題ない」と言い切られると返す言葉もないさねえ。
こんなオヨヨな人たちに自分の未来を託すのは不安でハゲそうよ……。あとは略称がどうなるのか、そこが気になる。

銀行前の花壇で発見。パステルカラーの無難な花々の間に、調和を乱すエグい色彩。

誰かが落としたコサージュ?とのぞき込んだら生きていた。
多肉植物の一種だろうが、「花がいきなり地面に突き刺さってる感」がキモいです。

2012年7月10日(火)

天王寺の中華料理店の「お持ち帰りできます」の貼り紙。店主が描いたのだろうか。たいそう愛らしい。


会社がヤバい。

円高・ユーロ危機・放射能汚染のトリプルパンチでこれまでも「ボーナスゼロ」「年収3割減」と足元フラフラだったけど、放射能漏れが食らわしたこのアッパーカットで、とうとうマットに沈むかもしれない。

放射能汚染された商品を通関させるため、相手国から求められる証明書について、国がきちんとした統一見解を出していないものだから(そうなんですよ!)、どういう様式で作られた証明書を、どこの機関が裏書きすれば公的書類と称してもいいのか、そこらの判断は都道府県によってバラバラだった。

震災からも1年4ヶ月にもなるのにひどい話だ。東北の復興がいつまでたっても進まないはずだよなー。

そんな中にあって貿易が重要産業である地元では、県のはからいで余所に比べると入手するのが比較的容易な形式の証明書(それでも発行まで2ヶ月近くかかるんですが)を公式書類として認めてもらっていた。

だからこそ「証明書の発行まで4ヶ月かかるから商売にならない」「そもそも証明書を出してくれない」なんて他県の同業者がバタバタと倒れていく中で、たとえボーナスは出なくなろうとも、ホセ・メンドーサ戦のジョーのように立っていられたのだが……。

昨日農水省の出先機関でぺらっと手渡された一枚の紙。
そこには「中国とのトラブルが一件発生したから、7月21日をもって証明書の発行は取りやめるよーん」

たった一件のトラブルがあったからと、全世界向けに使う証明書の発行を中止とは……。それもいきなり再来週って、ねえ、それってトラブル発生国が中国だから、これ以上話をややこしくしたくないってことなのかしら?!(怒)

中国と取引してしてないうちはとんだとばっちり。ソッコー社長がクレームに飛んでいったものの、「上がこう言っている」の一点張りで話にならないとのこと。
その「上が言ってる」ことをよく聞けば、ものすごい拡大解釈としか思えないものの、何を言ってもさわやかな役人根性を見せつけられるばかりだったようだ。

なにはともあれ「この商品は放射能で汚染された県で製造したものではありません」という証明書を発行してもらえないことには、貿易屋はおまんまの食い上げなので、これから商工会議所やジェトロを援軍に加えたはげしい戦いになりそうよ。

それでも内心正直なとこ、「他県はもともと発行してないんだからさあ、これまで対応してあげてたことを有り難く思ってくれなきゃ困るよねえ(苦笑)」と言われてグウの音も出なくなる予感がなきにしもあらずなのだが……。ダメっ!不吉なことは口に出したらホントのことになっちゃうよおっ!

パキスタンから帰ってきたからこちら、「今あるもので満足する」という方針に転換、あれほどやめたかった会社も、給料は安いけど仕事の自由度が高くて人間関係も良好、いい会社じゃん!と気持ちも新たにせっせと働いていたというのに……。

お役人の保身が勝つか、それとも地元産業を保護する気持ちが勝つか、証明書を拝受する側としては固唾をのんで成り行きを見守るしかねえ。

ああ、このままではストレスのあまり、イカウニイクラ明太子をのっけた海鮮丼をドカ食いしちゃいそう!


明石の漁港近くにぽつんとあった喫茶店。優美な宝石から名前をもらっといてこのホラー風味。ぶるぶる。

2012年7月7日(土)

憂鬱です。会社の健康診断の結果が悪かったせいで、大好物のタラコものどを通らないほど憂鬱です。

結果はといえば、ランクだけ見れば昨年と同じクラス。けれど内容的にはDEATHのかEMERGENCYの
というのはCを食らった理由が、昨年までの「貧血」に比べてよりシリアスに死に直結する「高脂血性」に変わったからだ!

そもそも私の貧血の原因は子宮筋腫。筋腫のせいで生理の度に大出血、排出量に対して血液の製造が追いつかないことによる鉄分やヘモグロビン不足だったので、閉経まで逃げ切れさえすればやがて解決する問題だった。

しかし今回の検査によれば貧血はおさまっており、代わりにLDLコレステロール値が高いと判明。
LDLコレステロールってなんだっけ?とググったら、「悪玉コレステロール」の文字が。わぁ!これ知ってる!血液がドロドロになって、動脈硬化で脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすやつだよねっ☆

まあ不幸中の幸いで、今のところは服薬レベルのギリギリ手前の数値。まずは食生活を改善して、次回の検査まで様子を見ることになったんだけどさ……。

LDLコレステロールを下げるために求められるのは「適度な運動」「喫煙しない」「過食を避ける」「規則正しい生活」「コレステロールを増やさない食生活」。

前の四つはとっくにやってるのに、なんで値が高いんだよっ!と逆ギレするわけにはいかない。だって悪玉コレステロールをガンガン増やそうとしてるとしか思えない食生活なんだもの!

高LDLコレステロール人が避けるべき食材は、チーズ、バター、たらこ、ウニ、イクラ、イカ、肉、アルコール。そろいもそろって大好物。
中でもタラコ・明太子は私にとって、ハクション大魔王のハンバーグ、ドラえもんのどら焼き、伊賀のカバ丸のやきそばに匹敵する存在で、週に3日は食べてるんだけど、これがいけなかったのだろうか?(多分そうです)

うぉぉうおおぉ!これからはホカホカのご飯に焼きタラコや明太子を乗せられないなんて、人生の楽しみが2割ほど減るやんけ……。

もちろんタラコを食べるや否や、ソッコー脳梗塞でグッド・バイってわけじゃない。
だけど自慢じゃないが私の短所は「考えすぎ」。想像力がたくましすぎるのが災いして、「辛抱できなくてイカの明太子あえやイクラどんぶりを食べて脳梗塞で突然死。出社しないことを不審に思った会社から実家に連絡が入り、ヘボピーが洗面所の床の上で死後硬直している姉を発見」というシーンが頭から振り払えない。

もう、検査前のような素直な気持ちではタラコもイクラも食べられない。
昨日一人で回転寿司食べに行った時も、どうしても食べたくて取ったはいいが、ウニの軍艦巻きを口に入れるや頭の中で「天国への階段」のリフが鳴り響いたもん。

あーあ、こんなにおびえなきゃならんのなら、検査なんかしてくれない方が良かったとまで思えてくる。
逆恨みもいいとこだけど、病気を未然に防ぐメリットよりも、体の内部で起こっているドラマを知ってしまうことによる、ストレスの害の方が大きい気がする。

とにかく家族がちゃんと後処理できるかウルトラ不安なので(特に保険と投資関係な)、ミキ家責任者として突然死だけは避けねばならん。
今、うちの冷蔵庫には、血液をサラサラにする食材──好きでもない納豆と豆腐とオクラが山積みである。

うちに来て間もない頃のマヤっこ。
前もって選んでいた白黒の女の子を引き取りに行ったのに、土壇場で母が売れ残りの茶色いやつを「こっちがいい」と指名したお陰で、ふくれっ面の子犬はミキ家の子になりました。

食べ物の入った袋を引っ張っています。遊びじゃないです、真剣に自分の物にするつもりです。

食べ物への執着はこの頃から不安を覚えるほど。
こんなにちっちゃい子犬がすき焼き用牛肉500グラムを盗んで完食したりと、すでにでかい悪事に手を染めていました。(もちろんその後おなかピーピーで動物病院行き)

ちっちゃいワンちゃん。今とちがって抱っこも楽でした……。

よりでかく、よりふてぶてしくなった頃。毛が伸びてタテゴトアザラシの赤ちゃんみたいにふくふくです。

げーじはすきじゃないです。

なんという不満げな顔!

もうちょっとおにいちゃんになった頃。ふくふくぶりは相変わらずですが、目のあたりがキュン!として凛々しいかんじ。

今のマヤちゃん。もう9才半のおじいちゃんですが、おとうさんもおねえちゃんたちも、いまだに赤ちゃん言葉で話しかけます。