2012年1月29日(日)

ミルキークイーンの空き箱に入ってキュルンとしている。獣医さんからは「ひざの負担を減らすためにあと3キロやせてください」と言われているのだが、この瞳で「お肉がたべたいです」と見つめられたら、ものすごいプレッシャーを感じるのだが。

そもそも15キロから3キロダイエットって2割減だよね。自分に置き換えてみると、55キロ→44キロ・・・・・・っつ?無理・・・・・・だ!

それでも鬼となってやせさせなきゃならない。犬のひざのためのみならず、ミキ姉妹のひざのためにも!

2012年1月1日。テレビアナウンサーが一斉に「あけましておめでとうございます!」とシャウトしたその数分後、電子レンジとエアコンが次々に故障。新たな年の船出が涙色の大漁旗で飾られたのは、ツィッターで悲嘆の声を上げた通り。

そしてあれから約1ヶ月。ようやく電子レンジを買い換えた、(「暖房」で冷風がぶおーっと吹き出すエアコンは高くつくから放置プレイ)

「外国にはレンジなんかない家庭も多いんだから、この状態を不便がるのは豊かすぎる日本人の甘えだよ」と、この一ヶ月間、鍋とフライパンでしのいできたけど、ぼちぼち感じるようになった限界。
たった一合の酒、たった2個のからあげすら、IHヒーターであっためなきゃならない手間にはもううんざりだ!

かといって冷たいままのやつを独りぼっちでぼそぼそ食べていると、からあげのみならず心の芯まで冷え切るので、甘やかされた日本人は、とうとうジョーシンに駆け込んだわけ。


けれど、意外とでかくて自転車のかごには乗らないレンジをすぐさま持って帰るため、ジョジョラーに車まで出させたまではよかったが、売ってないのよ、レンジが。

ゼニさえ出せばレンジなんて思うがままに手に入ると思いきや、先のタイの洪水の影響で、展示品は一万円以下から13万円超えまでふんだんに並んでるくせして、3万円以下のリーズナブルな商品のほぼ全てが「予約受付中」。
予約品が届くまでには一週間ほどかかり、かつ展示品も売ってくれないらしい。
ええーっ!?

タイの洪水の影響って、経済誌や株式ニュースでは、サプライチェーンは復旧したって言ってなかったか?
そもそも多大な被害を受けたのは、自動車や半導体業界ばかりだと思ってたから、よもや己の身に微笑みの国の災害の影響がふりかかるとは想像だにしなかった。
私は今、日経CMに出てくる新入社員のようにグローバル経済を肌で感じて感動・・・・・・するわけねーだろ!(怒)

それでも約一時間後、駐車料金が無料で済むギリギリセーフで、"MADE IN THAILAND" と印刷されたレンジの箱を積んだ車は、ジョーシンの駐車場をあとにしていた。

いや、「まだしばらく鍋&フライパン生活が続く」という絶望で倒れそうな私に代わり、ジョジョラーが「こっそり展示品を持ち帰らせてくれまへんか」と、渋る店員を説き伏せてくれたのだ。さすがゼネコン業界の修羅の道を渡りきった爺さんだけある。

それからの店員の、展示品を抱えて梱包フィニッシュするまでの、忍者のごとき迅速なモーションときたら!
というのもその日は「世の中にはレンジを求める人がこんなにいるのか!」とおののくほど客がモリモリいて、「商品が即日手に入らない」という不満に火がつくと、エジプト・タハリール広場並みの騒乱がおこりそうだったんですもの。

そういう次第で、ようやく鍋とフライパンから開放された私。きょうびのレンジは皿がクルクル回らないことに北京原人のようにびっくりしつつ、昨夜の飲み残しのコーヒー牛乳とかモチのかけらとかをあっためて喜んでいる。

ボタンを見るとこのレンジではケーキも焼けるらしいので、いろんなお料理を作って内食生活をエンジョイしたいわぁ。
いや、お前、電気製品のトリセツぜんぜん見ないだろ?という突っ込みはナシの方向で!

2012年1月28日(土)

この1,2週間、マヤっこ問題で心にゆとりがないせいか、うまく文章を書けない。書いてもダラダラ長くなるばかりでさ。
おととい書きかけた日記も読み直したら、手持ちの吉野屋の株主優待券、有効期限を勘違いしていて期限切れで使えなかった。もったいない!私のバカバカ!という、女性セブンの4コマ漫画にすらならないネタで40行も愚痴ってたから、「それがどないしてん・・・・・・」ってうんざりしながら消去した。

こんな時には温泉にでもつかってリフレッシュしたいけど、今日はこれから父を連れて母の老人ホームにお見舞い。いそがしいんだ。
それでもこのままでは更新が先送りになっちゃうなので、車がお迎えにくるまでの時間で、軽く近況報告させて頂く。

さて、マヤが元気がない原因は、ひざの関節が痛いせいだと判明した。
「ひざが痛い」だなんて人間のジジババが挨拶がわりにかわすセリフだけど、マヤももう9才(1月25日がお誕生日でした。祝ってやって!)人間にすれば初老の男。もともと股関節形成不全なのもあって、あちこち痛んでも仕方ないのよね。

鎮痛剤投与の結果、散歩の前にはぬいぐるみをゾンビ犬のごとき荒々しさでぶん回したり、私が風呂から上がると体についた水滴をなめにきたり・・・・・・と、犬が自分で勝手に決めた、死ぬほどどうでもいい「マヤルール」をきっちり守るようになったところを見ると、痛みはかなりマシになったらしい。

それでもやっぱり溝はピョンと飛べないし、ちょっとした段差も上がれない。そういう犬を見ると「年とったな。一緒にいられるのはあと何年かな」と思って哀しくなる。

加えて、ひざ痛によって発生した一番の問題、それは散歩の時の出入り!マヤはトイレを室内でしてくれないので、私とヘボピーが抱っこしてマンションの階段を上り下りしている。
ちなみに実家はマンションの四階。エレベーターはない。そしてマヤはチワワではなく太ったイングリッシュコッカー、体重15キロ。

私もヘボピーもゴールドジムで鍛えてるから何とかなってるけど、体力のない人ならとっくに腰をいわして、犬と一緒に鍼灸院に通ってるところだろう。

「わたしたち、マッチョ姉妹でよかったよね!」と励まし合いながら、今日もコシヒカリの袋よりも重い犬を抱えて四階まで一気に駆け上がる。これもトレーニングの一環だ!と思い込もうとしてもけっこうキツい。
犬のひざが治るか、我々がひざを痛めるか、どっちが先かドキドキものだ。

2012年1月21日(土)

マヤっこはとっても新しもんずき。新しい布団があったらのっかるし、新しい箱があったら体のサイズは無視してとりあえず入ってみる。

今日はカニが配達されたトロ箱にぎゅーぎゅー詰まってみた。
「どうでしょう
(゚ω゚)」ってこっちを見ている。

すごく得意そうだ。そして豆みたいな目だ。

コッカー全般に言えることらしいが、マヤもお腹がへってへって何か食べたくてたまらない。
そのせいでいつも食器の前にいる。時にはそのままうとうとしている。(ピンクのはキティーちゃん人形)

「死ぬ時にもエサ箱の前で死んでたら可哀想だなあ!」とヘボピーと話したら、二人とも泣きそうになった。
手塚の『火の鳥 未来編』で「マンガ、マンガ」と言いながら泡になって消えた、バカなクローン少女のことを思いだした。

水曜日、会社を定時で終わってダッシュで帰って、マヤっこを病院へ連れて行った。重くて一人では抱えきれないので、ヘボピーと二人で。こういう時には姉妹の存在が有り難い。

ぱんだ動物病院はきれいで明朗会計で先生は丁寧なので、周辺のアニマル愛好家から絶大な支持を受けている。
そのせいで、我々がタクシーで乗り付けた際にも、すでに先客のイヌとネコとウサギ、計5匹。みんな大事にされてるんだねvvとほのぼのするけど、待ち時間はウエッとくるほど長そうだな!

「いぬのきもち」を読みながら時間をつぶした果てに、ようやく診察室に呼ばれて検査開始。

血液検査のデータが出るまでさらに待たされた結果といえば、「異常なし」。えええ──っ!と思うと同時にひとまずホッとした。

投薬するわけにもいかないので、一日様子を見ましょうということになった。

その日の晩と木曜日の朝までは尻尾も振れないくらい元気なかった。このまま死ぬのか?と思うほどだった。

で、木曜日の夜はどうしても外せない用事があって、ヘボピーの連絡待ちだったんだけど、届いたメールは「ハガガガいいながらふざけてるよ。あれは一体なんだったんだろう?」

獣医さんによれば「こういうことは時々ある」そうで、医学的には解明できないので、ヘボと私は冗談まじりで「悪霊のせい」にした。
いや、悪霊っていうより、何か問題があって家の気のバランスが崩れ、家内安全のガードマン役であるイヌに影響が出た?ってオカルト全開の解釈。そういえば、イリの死後、マヤがうちに来た時にも妙なことあったしね・・・・・・。

まあ理由付けはどうでもいい。早く100%元に戻ってほしい、それだけだ。

私は水曜日以降マヤに会ってないので、これから帰って観察するよ。
ヘボピーによれば「元気8割」だそうだから、まだぜんぜん安心はできない。人間ですら原因不明で突然死するのに、口がきけないイヌならその可能性はもっと高いよね。

マヤももうすぐ9才。あっという間にお別れするものなら、せいぜい可愛がってやらなきゃなんないと痛感した。

なお、この度「異常なし」の検査に払った対価は2万1千円。(血の色で表現してみました)可愛がるから病気せんといてくれ!!

あさぎさん提供の謎の貼り紙。「元気のない方」とかぜったい狙ってるだろ?と思うものの、ここまで職種が見えないと怖くなる。
座ってるだけの老女に時給千円以上支給、ってのも気味が悪い。

あっ・・・・・・まっ、まさか飛田新地の風・・・俗・・・系?

一方こちらは奈良の串カツ屋。「座ってるだけ」なんて投げやりなことは言わないぞ!

「パート募集」の余白が気になって、つい赤マジックをグイグイやっちゃったんだろう。
募集の熱意だけは伝わってくる。いや、人が来る来ないは別にして。

ウォートランしに奈良まで行ったらこんなお洒落な(でもないか)喫茶店を見つけたよ!

ウッディな外装とはうらはらに店名がヤンキー。いや、ヤンキーというよりも、奈良の山奥の限界集落に住まう頑固な「一族」ってとこか。

素で駅前にこういう物件が転がっている奈良は、意外なBAKA宝庫かもしれない。
ブリキを切って組み立てて色を塗って・・・ものすごく手間がかかっている。特にサッカーボールの?面体部分!

それでも用途は空き缶入れ。どうせなら目ん玉入れてやれ。

2012年1月21日(土)

わぁーい♪おもちゃのおうちだー♪ノン!ノン!市内にIKEAの巨大店舗ができた時、市営電車はこういう感じで気が狂ったディスプレイされていたのだ。

ストレスがたまりすぎて夢すら見る余裕がなかった昨年後半とはうってかわって、年が明けてからほぼ毎日夢を見る。正確に言えば、見た夢を覚えている。

それらはアルバトロスの配給映画くらいにはストーリー性があり、臭いや温度を感じるほどリアルで、細かい場面まで明確に覚えており、そして目覚めた時に自分に突っ込まざるを得ないMAX・BAKAな夢である・・・・・・。

たとえば昨夜は、海外から招かれた要人のために開催される、緊張レベルデフコン2(キューバ危機並み)のパーティーに出席するため、ぐいっとデコルテのあいたロングドレスを買わなくちゃ!とあわてふためいている。

その要人とは中国国家主席夫人。
中国国内で発見された松谷みよ子(モモちゃんとアカネちゃんシリーズで有名な童話作家)の未発表原稿を返還するため夫人が来日。返還式を兼ねて豪勢なパーティーが開かれるのだが、ツカミからして無理がある。

それでもとにかくパーティーは無事に終了。夫人とにこやかに談笑する出席者の写真は、なぜか週刊テレビガイドに掲載される。
そしてそのテレビガイドの表紙がたまたまマッチだったことでマッチと知り合いになり、いっしょに遊びに行かね?と向かった先は亀有公園前派出所「跡」。

今では更地と化した小さな空き地を埋め尽くすのは、色とりどりのパンジー。
咲き誇る小さな「いのち」を見つめながら、マッチとその友人と私は『ウエストサイドストーリー』の不良のように金網にもたれ、冷たい風に身震いしながら諸行無常を感じるのであった。

目がさめた時には「あのなあ・・・・・・」って言いたくなったわ。去年のうつ状態の時に見た夢(母と抱き合って号泣シリーズ)とは違って、確かに前向きっちゃ前向きではあるけれど、この空中分解ぶり、別の意味でヤバいんじゃねーか?精神崩壊へのプレリュード的に。

初夢(1月7日の日記参照)については夢の分析に詳しい方から、カラスと犬は妹さんたちとの関係性を暗示しているんじゃないかな?etcの貴重なご意見頂いたんだけど(Nちゃんありがとー!)、ファーストレディーとテレビガイドとマッチとパンジーも、深層心理についたひっかき傷を指し示しているのだろうか?

いや、ひょっとしてテレビガイドにコラムを書いてるような方とお近づきになれるとか?・・・・・・ってか、そもそもまだ発行されてるの?週刊テレビガイド。

<追記>テレビガイドもザ・テレビジョンもまだ生きてました。廃刊になったぴあと勘違いしてたわ。勝手に廃刊にしてすまんかった東京ニュース通信社さん。

2012年1月18日(水)

駅のそばに自転車を置いてちょっと離れたスキにこのありさま!どうせ入れるならアルミ缶入れてくれ。回収業者に一個2円で売ってくるからさあ。

未成年の頃から秘かに注目していたスナック「ボイーン」。大人になったら訪問して、店名の由来(多分明白)を尋ねたいものだ・・・と思い続けて30年。未だ行ったことはない。

ミキ家に新たな危機が訪れた!マヤっこの調子が悪いのだ。だからしばらく実家に帰ります。元気になるよう祈っててください。

食パンのおもちゃをくわえて荒々しい気分になっている。

野生ごっこに飽きたようです。

2012年1月14日(土)

今日は自宅マンションの消防点検だったこと忘れてた!

いつもなら事前に部屋を片づけておくのだが、点検のアンちゃんの襲来を予想していなかったせいで、パソ部屋の床はこのありさま。(ヤフオクの出品準備中)

床のみならず壁まで占領したペルシャ絨毯、そここに置かれたイスラム風食器。フセイン趣味かと思いきや、豊臣秀吉が好きそうなキンキラなキジの絵も。

リビングの隅には棺桶のような飾り棚(引き出しは開かない)がそそり立ち、本棚はジョジョと刀牙と遊戯王と世紀末リーダーたけしとコンバットマガジンで埋め尽くされ、床にはこのような脱ぎたがり男子のエッチな雑誌。

棚には『シンドラーのリスト』で見たことある制帽が無造作に置かれ、その隣には、吉村作治が「世界ふしぎ発見」で説明してたような黒犬(アヌビス)の像が・・・・・・。

点検のアンちゃんはこのカオスをどう解釈したのかちょっくら聞いてみたい。

年が明けてから快調に飛ばしていたこの日記、ぱったり更新が止まってハッと気付くと一週間のご無沙汰。いかん。

またしてもうち寄せるうつの波につま先を洗われているのか?というとそうではない。
それどころか管理人、年が明けて今までのところは、自分でも「去年のネガティブ思考は悪いタヌキにだまされてたせい?」といぶかしく思うほどの多幸感にあふれているのだ!(更新停滞の理由は単に「忙しかったから」)

だって考えてみると私には、住むところがちゃんとあって、父は性格的にむつかしい人とはいえ、ギャンブルはせずアル中でもなくきっちり年金もらってて、母が病気なのは悲しいけど、とてもいい特別養護老人ホームに入ってる。

世の中には骨肉の争いを繰り広げるきょうだいも多い中(ヘボピーの友達にドラマチックに仲悪い姉妹がいるんですよ!)似たような嗜好を持つ妹たちとはそこそこ仲が良く、親戚にもうるさい人間は皆無。

安月給でも人間関係だけはストレスフリーの勤め先があって、肉体的には老い始めたとはいえまあまあタフで、これまで死にそうなひどい怪我や大きな病気をしたこともなし。

恋愛には恵まれず独り身でも、自宅では所狭しと敷き詰められたペルシャ絨毯たちが、天上のメロディーを奏でており、実家に帰ればふくふくでモチモチでぬくぬくのワン公が、ちぎれるほどに尻尾をふって出迎えてくれる。

・・・・・・と考えると、世の中には若くして落命する人、難病に苦しむ人、「闇金ウシジマ君」に出てきそうな男のせいでソープに売り飛ばされる人・・・・・・と色々いる中では、あれ?自分けっこう幸せな方じゃなくね?と気づいたんですわ。
すいません、遅いわ!(怒)と言われると返す言葉がございません・・・・・・。

それに、去年のメランコリーの主な原因──自分の子供はもちろん、甥や姪すらただの一人もいないせいで、「若い世代に何も引き継げない」とか、「自分は社会のためになんの役にも立っていない」いう何とも表現しがたい空しさも、徐々に克服できそうな気がしてきたんだ。

血縁にこだわりさえしなければ、国内でも海外でも子供たちとの関わり方は色々あるし、さらには社会の役に立てる方法は、それこそ数え切れないものね。

そういう意味でも、これからの自分に最も必要なものは「健康」、これに尽きるな。
「精神は肉体を御する」がこれまでのモットーだったけど、更年期まっただ中のオバちゃんは今、気力だけではどうにもならんと痛感している。
自由のために地下活動を繰り広げるレジスタンスはいざ知らず、体がダルかったら一日中鼻クソほじりながらぼんやりしちゃうよね、フツー。

ジムで筋肉を付け、エステで体液の循環を整え、野菜中心の食生活に改め、塩分は少なく、体は冷やさない。そのあたりに気を付けながら、かつてのアグレッシブさを少しでも取り戻す。これが今年の目標かな。

いや、「精神的にトラブルを抱えた人は、年明けしばらくは元気だけど、徐々に気力がしぼんでくるのがパターン」と耳にもしたものの、そいつはひとまず忘れとこう。

ま、自分をだましだまし、ペース配分に注意しながら競歩のベクリンのような形相でひたひたと走りたいと思います。

2012年1月14日(土)

かわいいーっ!むぎゅむぎゅしたい!

私が今一番好きなキャラはイオングループの電子マネー「WAON」のハッピーワオン君。
こいつの絵が付いてるというだけで、使いもしないイオン銀行の口座とワオンカードを作ったほどだが、欲しくて欲しくて辛抱たまらんこのぬいぐるみは、残念ながら非売品。

WAONと提携している店舗に配布されるものらしく、千葉の旅館のフロントでちんまりお座りしているのを見た時には、思わず無言でリュックにねじり込みそうに・・・・・・。

同じ「白い犬」でもソフトバンクのお父さんを見てもへとも思わないのに、なぜこんなにもワオン君に惹かれるのだろう?

それはワンワンキャラとしては面長・長足で、亡きイリに似てると言えば似てないこともないから。
(写真は人の少ない時間帯に、大丸デパート前にて撮影。愛犬をカッコよく撮るためには何でもアリだ)

なお、ネットでゲットした豆知識によれば、ハッピーワオン君の誕生日はWAONのサービス開始と同日の4月27日、マイク真木とおんなじ。

2012年1月7日(土)

今さら初夢話でもないけどお許し頂きたい。

みなさんの初夢はいかがだっただろうか。夢の中でくらい宝くじが当たるとかモテモテになってもバチは当たらないと思うのに、これまで「ものすごくいい初夢みちゃったぜ!」という喜びの声はまず耳にしたことがない。

たとえば今年の初夢:ヘボピー(妹)の場合は「電車の中でヤクザの娘と肩がぶつかったとイチャモンを付けられ、切腹を迫られる」夢。正月早々縁起でもない。

ヘボの友人B氏の場合は、就寝前に見ていたドラマ『ザ・パシフィック』があだとなり、米兵と化して日本兵を容赦なくブッ殺す初夢を見たそうだ。ちなみに本人はサバゲーで九八式野戦服を着用するほどの旧日本軍愛好家である。

で、あたくしの今年の初夢はといえば、前夜のチ○コカウボーイの脳天気とはうって変わってダークな展開。諸星大二郎作品のような始源的な恐怖をたたえた、なんとも言いしれない後味の悪いものだったよ・・・・・・。


知らない部屋のベッドの上で目覚めた。

重たいまぶたを開けると網膜に映ったのは、ぱりっと糊のきいた真っ白なシーツ、がらんとした部屋。
そして、天井の二羽のカラス。
一羽は大きく、一羽はやや小ぶりで、背筋がぞっとするような不自然な角度で天井にくっついている。

止まり木からぶら下がっているわけではない、天井に打ち付けられているわけでもない。それでもカラスたちは重力を無視して真っ白い天井に、体を横向きにして張り付いたまま、黄色い目でじっとこちらを見つめている。

なんなのこの夢?正月からカラスだなんて!と思っていると、大きいほうが突然襲って・・・・・・いや、「落ちて」きた。
飛んだのではない。翼を閉じたまま鋭いくちばしを下にして、黒い鉄の塊のように私の上にまっすぐに、躊躇なく落下してきたのだ。

カラスが殺る気まんまんなのを見て取った私は、鋭いくちばしが腹に突き刺さる一瞬前に、ミッション・インポシブルのトムばりの素早さで飛び起きた!

ボシュッ!
落下してきたカラスは鈍い音を立ててベットに突き刺さり、そのまま微動だにしない……。その見事な突き刺さりっぷり、赤塚不二雄のギャグマンガ風。

それでも吹き出す余裕なんかありゃしない。一瞬あっけに取られていたものの、驚きはすぐにわき上がる怒りに取って変わり、私はわなわなと震えた。

縁起でもない!どうして初夢からカラスに襲われなきゃならないんだ?とっつかまえてギタギタにしてやる!とものすごい殺意を燃やして襲いかかると、恐れをなしたカラスどもは、しゅるるる──ん・・・・・・とメタモルフォーゼ、白い中型犬と茶色い小型犬となって逃げ出した。

それでもひるまず隅に追い詰めた!と思ったとたん、「ミキさぁーん」と呼ばわる能天気な声。知らないおばさんが、ガラガラ…と扉を開けてやってきたのだ。

その一瞬の隙をとらえて、犬たちは扉の隙間から弾丸のように逃げ出して、そのまま姿をくらませたのだった……。


これが初夢って、どう解釈すべきなのだろう。

カラスに命を狙われるとは、ストレスMAXな感じだけど、「ブッ殺してやる!」と怒り狂って不吉なシンボルを追いかけまわす点には、救いがある気もするし……まあ結局は逃げられちゃうんだけどさ。

この話を友人にすると「でも日本ではヤタガラスは神の使いでしょ?必ずしも不吉の象徴とは限らないんじゃないかなあ」とのこと。そう言われればそうだよね。

そこで本棚でほこりをかぶっていた『動物シンボル辞典』『世界シンボル大辞典』を取り出して、「カラス」のページを繰るとこうあった。

「数多くの民族の習慣や信仰の比較研究から、カラスの象徴的意味を否定的側面においてのみとらえるのは、最近になってからのことで、しかもそれはヨーロッパに限定されていることがほぼ判明している」。

カラスは周では勝利の予告、美徳の印。ギリシアではミトラ神の象徴で不運を遠ざける力があり、北欧神話ではオーディンの玉座にとまったカラス──フギン(考え)とムニン(記憶)が二羽(!)で<創造の原理>を表す。
ローマにおいては「孤独の、というよりもむしろ、高次元で生きようと意図した者の<意図的な孤立>のシンボルである」・・・・・・云々。

ふぅーん、私はカラスと聞くとまずエドガー・アラン・ポーの『大鴉』を連想するけど、不吉なばかりじゃないのね。
それは分かったけど、そいつらを血眼で撃退しようとしたってことは?

まあこれ以上詮索しても仕方がない。少なくともカラスども追い払って気分爽快だったから、そう悪い夢ではないとしておこうかな。


話がそれるがカラスといえば、『創世記』でノアがハトを放つ前に陸地を探しに行かせた鳥でもあるけど、あの鳥たちに名前があったなんて知ってました?

『動物シンボル辞典』によれば、大洪水が終わり、水が引き始めた時にまず陸地探索に派遣されたカラスは“ヘレブ”。その七日後に放たれオリーブの枝をくわえて戻ってきたハトは“イオナ”だそうです。きっと大洪水の間やることなかったノアの暇にまかせたネーミングにちがいない。

2012年1月5日(木)

出勤途中に前を歩いていたOLさんのバックについてたワンちゃん。かわゆぃーん!とすぐさまカメラを向けたけれども、歩きながら撮影したせいでこのピンぼけ。ロバート・キャパならもっとビシッと撮れるのだろうが、携帯カメラではこれが限界、残念だ・・・・・・。

それにしてもほんとにかわゆいよね!見つめているとほのぼのしてくる。これの持ち主(30代後半)も「かわいいっ!」と飛びついて買ったんだろうなあ・・・と想像するとますますほのぼの。


「初夢」っていつ見る夢のこと?大晦日から1日にかけて?それとも1日から2日?どっちなの?

少女の頃からそんな疑問を抱いたまま、調べる手間を惜しんでこの年齢に至った管理人。

これまでは「大晦日から1日にかけて見る夢が初夢」だと自分ルールで決めていたのだが、年末にたまたま目にした「和風総本家」でさらっと疑問が氷解した。

ふふっ、みなさん知ってました?「初夢」とは、1月1日から2日の夜に見る夢を指すんですってね。え?んなもん常識ですって?すいません……。

まあそれでも正月直前に正しい知識を注入されたおかげで、本番で泡を食わずに済んだのだ。
なぜって大晦日から1日にかけて見た夢は、これからの一年を占うためには先行き不安になりそうな微妙さだったからさ……。


夢の中で映画を見ている。

主人公はハルク。緑色でムキムキで、怒ったゴリラよりも猛々しい、アメコミヒーロー随一のブサメン・ハルク!!ツカミからして希望がない。

そんな野人が、夢の中ではなぜだか恋の仲介役。好き合っているのに素直になれない男女のために、橋渡し役を買って出る・・・・・・ってラブコメかよ(イラッ)
そう、どうでもいいけど夢の中で私は、ハルク主演のラブコメ映画を鑑賞中なのである。

シャイな恋人たちのため、自分のことは二の次で、涙ぐましい努力を続けるキューピッド・ハルク。
一方、そんなけなげな緑色のマッチョ男を、物影からを高鳴らせつつ見守る人影が・・・・・・。

やがて、ドタバタ劇の末に恋人たちはようやく固く手を取り合った。彼らを優しく見守るハルク、そしてハルクを優しく見守る人影……。

そして感動のラストシーン。ハルクをストーキングしていた人物がついに姿を現すのだ!
イカしたテンガロンハット、使い込まれた乗馬ブーツ……
カウボーイだ!あ、自分で書いててイヤんなってきた。

勇気を奮い立たせてカウボーイは言った。まっすぐに愛する人を見すえながら。

「よぉハルク、ずっと好きだったんだ。お前のことを考えただけでチンコがガチガチに勃って痛いんだ!」(台詞ママ)

その途端、ハルクの面にはぱあぁぁあっ!と花が咲くような微笑が浮かび、すうぅぅ─っと変身が解けてゆく……。
そして現れた姿は……トム・ハンクス。
ええええ――っ?

なんじゃこの夢!と自分に突っ込んで目が覚めた。

トム・ハンクスのハルクもワケわからんが、「チンコがガチガチに勃って痛いんだ!」はさすがにないと思うのよね、レディーとして。

まあそれでもこれが「初夢」には該当しないことを知っていたおかげで、「ひゃああ!変な夢見ちゃったなあ」で済んでよかった……。もしもこれが初夢だったら、自分どんどんアホになってんじゃないの?と深刻に悩むとこだったわ。

ありがとう和風総本家。たまには和にも目を向けろってことですね・・・・・・と胸をなで下ろしたのもつかの間、本番で見た夢はさらに分析に困る微妙な感じだったのである。(つづく)

ハルクに告るカウボーイは、うちにある写真集のこのアンちゃんだった。

2012年1月4日(水)

さっき届いたエロメのタイトルにのけぞった。
「人妻のプチ家出急増中!全国から8万人集まりました!」8万人?こっ・・・怖いっ!

けれどもクリックしたらなんのこたあない。
「今日泊めて欲しい人妻達の『一泊限り宿泊先募集』 夫の浮気の仕返し・家事育児ストレスの発散など様々な理由で全国8万人の人妻達が参加中!!」なんですって。ふぅーん。


8万人の不良人妻のことはおいといて、ツイッターで「年が明けてから380円しか使ってないよ!」と自慢げに報告したばかりの管理人、さきほどアレクサンダー・マックイーンのジャケットを買っちまったわ。

←おおおお!またしてもスタンドカラー&ベルト&ファスナー!!(涙)またしても、と分かっちゃいても、目に入ると同時に「買い物かご」に入れていた。

自分がどうしてこの手のデザインに異常なまでに弱いのだろう?と考えたところ、「SF好き」に尽きると判明。トホー・・・あくまで基本コスプレなのが情けない。

それによく考えれば年明け早々、真珠のネックレスも注文しちゃったのよねー。デパートのセール会場には近寄ってないせいで、「今年は買い物してない偉い私!」なーんて勘違いしてたけど、ネット経由ですでに諭吉何枚も使うとるやんけ・・・・・・。

カス!カス!天カス!今年は服飾品は買わないと決めたのにい!

問題のジャケットとネックレスの写真をここに貼っておくので、「また似たようなデザインを!」「真珠、買っただけでしてるの見たことないんですけど」「ミリタリ&SFデザインからはいい加減卒業したら?」「これ、前着てたやつと同じ?」等々、誘惑に弱いダメな女に思うさま罵倒の言葉を浴びせて頂きたい。

確かにこういうマルチカラーのネックレスは欲しかったんだ。でも、なーんも知らずに三重から家に戻る電車に揺られていた無垢な私に「萌える真珠が出てますよお!」とあおったドクターKには、私を誘惑した罪をあがなって頂きたい。

2012年1月2日(月)

銚子・犬吠岬にて。
この夜は海が時化ており、ホテルの送迎車を降りるとこれまで聞いたことがないような、空気を揺るがす恐ろしい波の音が響いてきてびっくり!チェックインも忘れて海辺に駆け寄った。

海のそばの土地に生まれ育ったとはいえ、いつでも微笑んでるような、まったりおだやかな瀬戸内海しか知らない人間にとって、太平洋の荒々しさには軽くショックを覚えるほどだったよ・・・・・・。

夜明けの海岸を散策中、片方だけのスニーカーが二つ打ち上げられているのを見つけた。どっちもまだ新しいのに?と思った時に頭をよぎったのはあの津波。
ひょっとすると捨てる気はなかったのかもしれない。被災地から遠く離れ、ニュースでしか触れることがなかった先の震災のもろもろが、突然ものすごいリアリティーをもって迫ってきた。

旅は人の心を自由にするもの。「地球の丸く見える丘展望台」にて、はっちゃけたポーズでカメラにおさまる、カップルのカレシのほう。

カレシに続いてカノジョもポーズ!周りにわんさか観光客がいるってのに・・・ナイスガッツ!

東京メトロの車内で採取。
「さあパパさんフレーフレー」に「いいお尻」。加えてアドレスはok2.or.jp ( オケツ )とは!いいからそっとしといてやれと言いたくなる。

田舎の石材店でよく見るタイプのオブジェ。墓所にこいつらを置かれたら、地面の下から怒って飛び出すことだろう。

くら寿司といえば、我が国の回転寿司市場において、三本の指に入る規模を誇る上場企業。ライバルに負けじと企画部は新製品の開発に余念がない・・・のは分かるけど、酢メシの上に揚げたそばを乗せるのは無理がないか?

・・・と思ってたところへ、来週から本格販売!の試作品がしずしずと回ってきた。
ここはネタのために試食を・・・と思ったものの、炭水化物x炭水化物のコラボを手に取る勇気はどうしても起こらなかったわ。

2012年1月2日(月)

友人からのあけおめメールで「ブログの日付が去年になってるよ!」と指摘を受けてあわてて修正。今年ものっけからうかつです。

さて、皆さまはもう初詣は済ませただろうか。
私は人混みを避けんがため、いつもは三が日が終わった頃にやおら宗教活動を始めるのだが、今年は2012年に変わったその10分後に、レンジとエアコンがダブルで壊れて気分が高ぶっていたせいで、元旦早々にいつもの神社へ参ってきた。

名前つながりで嵐ファンが頻繁に訪れ、「ニノがゲームブログを再開しますように」など、その手の願いはジャニーズ事務所にせえ!と言いたくなる絵馬をごっそり奉納されているN神社は、私の氏神さま。
折に触れてはお参りに行き、イベントがあれば屋根瓦や提灯を寄進する程度には、真面目に氏子している。

そのわりに、毎年正月にひくおみくじは、三年連続で凶・小吉・大凶・と手加減なし。

まあたとえば昨年の「大凶」には、「何事も勧めがたく苦労多いが 怠けず精力的に取り組め 自然に実力で良い方向に向かう 不可能より可能を数え 静かに心育てよ」と含蓄あふるるお言葉が綴られており、おごった私に反省をうながす材料にはなったのだが・・・・・・。やっぱり引いた瞬間は心臓に悪いよね、大凶って。

とは言うものの、長年バッドなヒキが強い人生を送っていると、急にいいこと言われても信じられないもの。だから「大吉が出てもかえって嬉しくないなぁ」なーんて思っていたんだけど・・・・・・。


さて元旦。
ジョジョラーの爺に「おみくじを引く時には願い事をしながら引かんならんねんで!」と教えてもらった通り、「みんなが幸せになれますように」と、シンプルかつ包括的に欲ばりな願いをこめ、えいやっ!と引いたおみくじにはこうあった。

大吉 良い人に出会い影響を受けることで さらに運開ける。
心やさしく周りをきづかえば また自分に還ってくるものあり。万事好調なり

うーむ、今年に限っては、どこの神社でも大凶や凶のおみくじは入れてないのかもね。だって我が国には今、心底傷ついた人が多すぎて、もしそんな人たちに大凶が出たら酷だものね。

それでも自分としては、「万事好調なり」「願望 叶う」「恋愛 発展する」「家庭 安泰」と言われてもなかなか素直に信じられない。
ま、「心やさしく周りをきづかえば また自分に還ってくるものあり」という言葉は心に響く。ならば今年の目標に「心やさしく周りをきづかう」をプラスしときますか。

なお、ドキドキものの「相場」はといえば・・・・・・。

去年のおみくじで「揺れうごく」との神託が出た通り、ユーロ危機と円高と震災と原発にシェイクされまくった市場だが、今年は「運を逃さぬよう」とこれまた解釈がむつかしい。
大吉のおみくじに書かれているところからすると、アグレッシブになってもいいよーん (´∀`)というゴーサイン・・・なのか?

それでも、投資にはウリとカイの両面があるよね。
世界経済は持ち直すから「運を逃さぬよう」買っとけなのか、それともユーロ〜米国〜中国がドッカンドッカン連鎖爆発を起こして、恐怖のブラックマンデーが再来するから、「運を逃さぬよう」空売りしとけという意味か・・・・・・。

どちらとも取れる神様のお言葉。どうせ大吉をくださるなら、もう一つヒントを!とつぶやいた声は、神域の清らかな風に運ばれて消えたのだった。

2012年1月1日(日)

新年明けましておめでとうございます。
リアルでお会いした方、ネットを通じてお付き合い頂いた方、旧年中、皆さまにはたいへんお世話になりどうも有り難うございました。

いや、私はメールのやりとりすらしたことのない純ロムラーだからね・・・という方も中にはいらっしゃるかもしれません。
しかしこのような僻地サイトに来てくださることによって、カウンターが回っているのを目にするだけでも管理人、なにかとてつもなく励まされる気持ちになれるのです。

今年もフィーリングが上がったり下がったりすることでしょうが、駄目な管理人を優しく見守って頂ければこれに勝る喜びはございません。
皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。


今年の目標は、まずは「己の分を知る」に設定した。
お調子者ゆえ、分不相応なことをしでかしてはこれまで痛い目に遭ってきたのだが、今年こそ己をいさめたい。いや、主に投資においてな・・・・・・。

そして今年に限らず、今後の人生で目標としたいところは、「粋に生きる」。

何年か前にある人に言われたのだ。「ミキさんは伊達男ですね」と。
それは自分が今まで人からもらった中で、ベスト3に入るほど嬉しい言葉だったんだけど、それを最近急に思い出してさ・・・・・・。
そうだ、自分は回りにまどわされず伊達や粋を大切にして、格好よくあることを目指そう!と思った時、なにか目の前の霧がぱーっと晴れた気分になったんだわ。

そんなわけで、これからは「我が道をゆく」という基本にたちかえり、伊達男を目指したい。いや、別にネカマでも鬼タチでもないんだけどね!本当よ!