2010年10月31日(日)

街歩きの途中にパシャッ。阪神大震災後、地盤沈下しっぱなしのN区の町おこしのため、地元有志によって結成された「三国志なりきり隊」のメンバー(の写真)と。

貴人や武人の装束に身を包んではいるが、一人一人をよく見れば、みなさんとっても身近なかんじ。商店街でコロッケあげてるおっちゃんとか、角の薬局の薬剤師さんとかなのだろう。

おわりよければすべてよし。
ここまで死ぬほどバタバタしたけど、台風が来ているというのにたった一粒の雨も降らず(かわりに今日はじゃんじゃん降ってるよ)、いろんなことがうまく運んだことに感謝して神社に参拝を済ませた私は、半年ぶりに美しい姿をあらわしたマイルームを見ながら、この上ない安堵感にひたっている。

「交感神経がもつのか?」「終わったら廃人化しそう」などと友人に心配されつつ、一年越しの夢をかなえるために、髪をふり乱し目を血走らせて下準備に励んだこの一週間。

昨夜深夜にようやくコトが一段落した後、立ち寄ったいつものバーでオーナーに「ナチさん、気が抜けて死んじゃいそうだね。はははは」と笑われたけど、冗談抜きでこの年齢になると、「どこも悪くなかったはずなのに、夜中に死に神が迎えに来た」なーんてケースもなきにしもあらず。朝起きて生きてたからホッとした。

「三国志なりきり隊」の結成を告知するポスターより。女性は二人ともギャル系なのが微笑ましい。それにしても真ん中で吠えてるおっちゃん・・・・・・。ぜったい商店街ではお調子モノで有名だと思う。

昨日ははじめて我が家に足を踏み入れる客人を迎えるために、朝起きてすぐに放置プレイがすぎてクモがおうちを作った(マジです)台所の掃除にはげみ、それが終わると美容院へ。
掃除に時間がかかりすぎて、新幹線の駅にお迎えに行く時間的にはかなりギリギリだけど、簡単なセットだけだから間に合うだろう。

だが・・・・・・「ハロウィンパーティーで軍服を着るんで小さくまとめてください」とお願いしたら、やおらずらりと並んだホットカーラーを取り出す美容師さん。
「あのぉ、アップにするだけでいいんですけど・・・・・・」とおずおず言っても、お客様の髪はコシがありすぎるせいで、カーラーで勢いを殺さないとセットしにくいんですと言われると、素人は口を閉ざすしかない。

まぁカーラーは分かるとしてほどいた髪を巻きはじめ、そこへかもじ(髪を結ったり垂らしたりする場合に地毛の足りない部分を補うための添え髪)を突っ込み、ピンをふんだんに使用して、やたらと腕を振るわれてる感じなんスけど・・・・・・。

私は頭の後ろには目も口もついてないタイプなので、後頭部でいかなる光景が繰り広げられているかは分からないものの、チラッとのぞくカールした毛先なんかを見ると、もっ、ものすごくイヤな予感がする!

一時間後に(途中から顔を引きつらせて急かしてこれ)「アシンメトリーにしときました〜」と言われ完成したのは、あちこちに今風の「盛り」を取り入れ、クルクルした毛束を散らした「愛され系ゆるふわシニヨン」

おおおおおおお・・・・・・!「軍服に合うヘアスタイル」の解釈が人によってこうも違おうとは!

一ミクロンたりともミリタリ系じゃないであろうおばちゃんに、「軍服を着るんですけど」としか情報提供しかなった方が悪いとはいえ、ドイツ国防軍少佐の頭に愛されテイストを取り入れられて、ミキ、まっつあお。せめてシンメトリーじゃなくてシンメトリーにしてくれよ!
その上、時計を見ればすでに約束の時間?あまつさえ「ちょっと早く着いたのでお茶してます」ですってー?!

しかし人間やればできるもんだと知りました。このたび、S町ー新幹線駅間の自転車移動における最短時間記録更新。
美容院を飛び出して、映画でエイリアンを前のかごに乗せた少年のごとく、月をバックに飛翔する勢いでチャリを飛ばし、トロトロこいだら30分はかかるところを10分で到着。遠出は久々という友人をのっけからうんざりさせずに済み、わが町K市のイメージ低下をぎりぎり回避できてホッと一息。

顔を合わせて「K市っていいところですね〜」「関東ではSuicaだけどこっちではイコカなんですね〜」なんて新幹線の駅ではお約束であろう、あたりさわりのない会話を交わしたのもつかの間、その10分後には、「日本では受け入れられにくいと思われていたアイアンマンが、なぜ意外にもヒットしたのか?」なんて話題に切り替わっていたのは、さすがW変人、同じ穴のむじなもとい同じ穴のオタク。

そんな調子で下町探索&B級グルメ、ハロウィンパーティーを経てお別れするまで、脳味噌がただれるようなオタク話、変人行動に耽溺した一日は、まことに実り多いものでございました。ついでに地下道にある古本屋で、ジョジョ6部・ストーンオーシャンも一冊100円という破格値で全巻ゲットできてラッキーv

うーん、粉モノも古家もオタクもマニアももうお腹一杯で食べれません。幸福感のあまり、これであと2週間ほど霞を食べて生きて行けそうよ。

商店街にある「三国志コーナー」ではなりきり衣装も貸してくれる。

曹操や劉備っぽい鎧はいいとして、女性用は韓国スナックのママのドレスみたいだー!とバカにしてたけど、今こうして見直すと猛烈に「着ればよかった」と後悔している。人生やれることはやれる時に迷わずやっとくのがベター。

鉄人28号と乳母車を押すおばあちゃん。横山光輝先生の生地ってことで、N区は三国志と鉄人28号を町おこしキャラに採用しているが、ぶっちゃけこれ、思いっきりすべってます・・・・・・。
「ゼニの無駄」などと容赦なくプロジェクトの問題点をあげつらうヲタな我々の会話をもし聞いたなら、発起人は絶望のあまり糸こんにゃくで首をくくりそうだ。

ミニ鉄人には「僕をさわらないで。大怪我をしますよ」との札が。「怪我」じゃなくて「大怪我」なのが、いったいどんな激しい動きをすんねん?と恐怖をあおる。

だが、レバーをいじると予想に反して動きはゾウガメ並に緩慢。あれでは生後3日目のハムスターにすら大怪我させられないだろう。それにしゃべるのはいいけど「僕をさわるとお父さんにいいつけるぞ、ガオー」って鉄人ボイスが、モロ商店街のオッサンの棒読みってのはなんとかせい。

震度2でも崩壊しそうな建造物におそるべき興味を示す客人のために、「危ないから行っちゃいけません」と親に言われせいで、K市に生まれ育って40数年目にしてはじめて足を踏み入れる、かつては危険遭遇レベル・高だった場所もいくつか訪れたものの、香ばしい物件は地震でほぼ失われ、もれなく再開発されていることを思い知った。

日本の高度成長期にはブイブイ言わせた地元屈指の花街・福原ソープ街にも行ってみたけど、めぼしいブツはほぼ皆無。
この程度のボロさですら「いいですね〜、こういう佇まいが好きなんですよー」と目を輝かせて写真を撮る友人の背中に、すまん、次までにもっといい物件を見つけとくからね・・・・・・とあやまるのであった。

2010年10月28日(木)

ただいま夜中の二時三時。草木も眠る丑三つ時・・・・・・というのに、白・黒・黄色の人たちが目をランランと輝かせ、会社の土産にするナッツ入りチョコや、地べたに叩きつけたくなるほど可愛くないラクダのマグネットなんぞを、喜々として物色している。

そう、ここはドバイ・ナイトサファリ・・・じゃなくて、「24時間眠らない」ドバイ国際空港だ。この活力あふれる「中東のハブ空港」に接すると、母国のたそがれっぷりがひしひしと感じられて、一抹の寂しさを覚えてしまう。

深夜も深夜、夜中の3時に届いた友人からのメールにコーラをブー。
「クリス・エヴァンスが『キャプテンアメリカ』に出るそうです」って、S!そんなネタ、夜中にいきなり振ってくんな!

映画「ファンタスティック・フォー」や「セルラー」にて、思わずチェリーと生クリームなんかをトッピングしたくなるデリシャスな大胸筋を惜しげもなくさらし、その筋からはレーザー光線のような視線を浴びたマイアイドル、クリス・エヴァンス。

「サンシャイン2057」や「フェイク・シティー」を経て、最後に彼が出演したのは、あろうことか香港?を舞台に超能力者が火花を散らす、スーパーウルトラマックス駄作「プッシュ」。
ファンとしちゃあ言いたかないが、重しを付けてビクトリア・ハーバーに沈めた上で、なかったことにしたくなる作品だ。

その「プッシュ」以降はとんと新しい作品にお目にかかってなかったんだけど、最新作があの「キャプテンアメリカ」ですって?!うおおお・・・・・・私の心は期待が2割、残りは不安で塗りつぶされている。

「キャプテンアメリカ」といえば、アメコミの代表的作品。もちろんアメコミなだけあって、主人公は星条旗のブルーをベースとした、肉体美を強調するピチピチウェアをまとったナイスガイ。

ファンタスティックフォーのジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチがはまり役だったクリスタンが、ふたたびアメコミ実写版に出てくれるのはそりゃ嬉しいけど、キャプテンアメリカは、なんか、ねぇ・・・・・・。
ファンタフォーのシンプルな制服に比べると、なんせ星条旗がモチーフなだけあって、ウェアがごちゃごちゃしてカッコ悪いわ、せっかくのイケメンが台無しのマスクマンだわで、キャラ的に私あんまし好きじゃないんだよなあ。

そもそもクリスの加齢も気にかかる。
「プッシュ」ではより若い頃に比べると大胸筋のボリュームが減少し、無精ひげなんぞ生やしてやさぐれていたが、あの調子でつとまるのだろうか?ピチピチ感が重要なアメコミヒーロー役が。

まぁ見渡してみれば、X−メンのウルヴァリンもアイアンマンのトニー・スタークもやさぐれヒゲ系。昨今のアメコミヒーローには、世界を守ることに疲れてる感じが不可欠なのかもしれない。

しかしブランドン・ラウスの輝くばかりに美しいスーパーマンを、アメコミヒーロー実写版のチョモランマ(頂点と言いたい)とする私としては、やさぐれアンちゃんなんぞ見たくはない。マフィアやハッカー役ならやさぐれてても別にいいけど、SFヒーローくらいは元気いっぱいであって欲しい。

かくなる上はクリスタン。キャプテンアメリカに出演するならば、当面はプロティンと青汁とトリのささみを主食として、ミスターオリンピア(※)に優勝する勢いでボディの再構築にはげんで頂きたい。

※・・・・・・アメリカで毎年開催される由緒正しいボディビル大会。
己の肉体を理想的に作り上げることに生命力を費やすすべての男たちにとっての、人生の終着駅のようなイベントで、シュワちゃんも歴代チャンピオンの一人である。私も死ぬまでに一度でいいからミスターオリンピア、見に行きたいもんだ。

2010年10月26日(火)

ちょっとしたトラブルが解決しそうなもんで、今日はわりと明るい気分だ。
というのは去る5月に購読を申し込み、6月にクレジットカードで代金が引き落とされたまま、5ヶ月近く待てど暮らせどただのの一冊も届かず放置プレイを決めこまれた雑誌が、バタバタっと到着したから。

代金を払った商品が届くなんて当たり前のことじゃないの?と思われるかもしれないが、ことモノが海を越えてやってくる場合、それも本、さらに雑誌となると、未着なんて「また号数飛んでるよー!」としょっちゅう頭をかきむしるほどよくある話なのですよ。

その理由はいくつか考えられる。
まず「封筒の破損→宛先不明化」。海外の雑誌はペライビニール袋に入ってくることが多いせいで、輸送中の破損により、中身と封筒が分離する事故がかなり多いとみた。

これまでにも「この郵便物は輸送中に破損しましたので、補修いたしました」という、謝ってるのか開き直ってるのかよく分からない通知と共に、ガムテープで補修されてミイラ男みたいになった封筒が、いったい幾度届いたことか!

次に、「輸送途中での紛失・盗難」
我が国でも「年賀状の配達がめんどくさくなって、ドブに捨てちゃいましたあ」ってのは新年恒例のニュースだが、イタリアやフランスでは事態がもっと派手で、郵便物でパンパンになった郵袋まるごと蒸発、なんてトラブルもちょくちょくあるみたい。だから大事な荷物は泣く泣く、郵便料金の3倍ほど高い民間輸送会社(UPSやDHL)で発送せざるを得ないのよね。

そして最後の理由は「出版社担当者の健忘症」。今回私が悩まされたのは、これが原因だとにらんでいる。

特に相手がイタリアの雑誌とくると、英・米・豪の出版社みたいにスムーズにことが運んだためしなし。
中でも今回のトラブルのもとであるファッション誌、男性版ヴォーグ!この出版元には購読を更新するたびに、トロい・高い・届かないとあっぱれな3K、もとい3Tっぷりに泣かされる。

その結果、今では「ヴォーグはマトモに届いたらラッキー」、とほぼ解脱の境地。それにしてもカードから代金を引き落としてから届くまでには、普通でも3ヶ月かかるって、荷物をいったん土星にでも転送してるのか?

いつもそうだから今回もついこんなに放置しちゃったんだけど、5ヶ月近く届かないというのは、さすがの3T雑誌でもありえないよね。
5ヶ月あれば、生まれたばかりのハムスターなら成長して、さらに次の世代の子をモリモリ産んじゃうところ。なんでケージの中のハムスターが増殖するほど待たされなあかんねん!と(本に対しては)気の長い私もさすがに腹立ってきた。

そこで出版社に、あのー、お金だけ引き落とされて本、ぜんぜん届かないんスけど・・・・・・とまずは下手に出たところ、レスより先にソッコー届いた9月号。なんだこありえない速さは?やればできるんじゃないか、ヴォーグ!
本の到着後に届いたメールには「もう一度送りました」ってさりげない感じで書いてあったけど、キミ、完璧に私の名前、購読者リストに書き込み忘れてましたね。

一冊届いてホッとしてところで、次の問題は購読期間。
念のため「何月号から購読スタートになってます?先日届いた9月号からですよねー?」と念を押したら、「ちがう・・・・・・5月号から。とっくの昔に送ってるし・・・・・・」ってショッキングな返事。

それからはけっこうめんどくさかった・・・・・・。
「こっちに届いてるのは一冊だけなんだから」とかしつこく食い下がろうとも、相手の顔が見えないメールだと、先方が地獄の鬼であれ気楽に何でも言えるもので、「メンゴ。こっちはちゃんと送ってるから再送とか無理」としれっとしたもの。
出版社としてはたとえ発送ミスであっても「郵便事故のせい」で押し通したいんだろうなあ。いや、実際に郵便事故で行方不明になったのかもしれないし。

こんなことなら割高だけど、国内の仲介業者に頼んだ方が堅かったなあ、結局高くついちゃった・・・・・・とあきらめの心境に達した3日後、再度届いたイタリアからのメール。
なんなの?もうかき乱してくれるな・・・・・・と開いてみると、そこには「5月号から8月号まで、もう一度送ったから一ヶ月ほど待っててねv」と手のひらを返したように優しいメッセージが。

あれほど「再送は無理」って言ってたのに、どういう心境の変化なんだろう。遠くジャポンから購読申し込みしてきた私が、ちょっと可哀想になった?それともじっくり記憶をたどった結果、「あ、まずっ!やっぱ送ってねえわ」と思い出したか?

いずれにせよ、「あーあ、何をやっても上手くいかないなあ」とやるせないモード入ってたもんで、ものすごーくホッとした。
いや、本当にホッとするのは、本が郵便事故にあわずに無事到着してからなんだけど、ひとまず肩の荷がおりたんで、「ありがとー!うれしー!親切ねー!感謝するわー!」とイタリア語翻訳ツールを使ってメールしといた。

とにかく今回の一件で思い知ったわ。イタリアの雑誌はたとえ直接購読の6割高でも、ブックセンター青山か渋谷タワーレコードの店頭で、中身を確認してから買うべし!と。

本文には関係ないけど「エミレーツ・シリーズ」アゲイン。

普通はカーテンによって下々どもの席から仕切られているビジネスクラス。シートは横3列しかなくて広くてゆったり。リクライニングの角度もパラマウントの介護用ベッドなみ。きっと「パラマうんと楽よv」と孫に向かって微笑みたくなる快適さだろう。

ただビジネスクラスだと、ドバイまでの往復ぽっちですら「エコノミー料金プラス55万円」と胃液が逆流しそうなお値段。ファーストやビジネスに乗る人たちを見るたびに、10時間くらいなら辛抱して、もっと他のことにお金を使えばいいのに・・・・・・と思うのは私が貧乏なせいだろうか。

2010年10月24日(日)

テキストばかりで殺風景な画面にアクセントをつけるべく、なおも続く「エミレーツ・シリーズ」

金満エアラインでは、機内食についてくる塩とコショウの袋ですら、アラビア〜ン風味でゴージャスだ。割高なゴールドのインクと良質な紙を使用しており、食事のあとはサプリメントや歯間ブラシ入れとして再利用したくなる。

さっき台所に入ったら、目に飛び込んできた見慣れない白い壁。一瞬、おっと!知らない時空にタイムスリップしたか?!とびびったけれど、久々に客人が来るからというので、昼間せっせと掃除したことを思い出した。

うち、スペース的にはがんばれば8人家族でも住めそうな勢いだというのに、持ち主が救いがたく掃除ギライなせいで、ものが積み重なり広がり増殖して、床や壁がほぼ一年中おおい隠されちゃってるんだよなー。

兎にも角にもつべこべ言うとらんと週末までに、人様に見せても恥ずかしくない程度に片づけなくては・・・・・・。当面はベッドルームが、隠したいものを手当たり次第に放りこんだ「あかずの間」になりそうだ。


エンポリオ・アルマーニの新CMで、クリスティアーニ・ロナウドが、神の如く美しき肉体を惜しげもなくさらしていると聞き、指がつりそうな勢いでYou Tubeにアクセス。
10秒後には土石流のように押し寄せた感動のあまり、モニタに向かって思わず両手を合わせていた。
ありがたや、ええもん見せてもらいましたわ……。

この日記でもクドいほど何度も取り上げているとおり、フランスやオーストラリアでは、プロフットボールチームからえりすぐられたイケメン選手たちが、文字通りの意味においても「一肌脱いで」、人身御供……もといボランティアでモデルとなり、カレンダーや写真集、DVDを作成。それらの販売によって得た利益を、広く社会のために役立てている。
まったく、私が世界を滅ぼすべきか否か決定する天界円卓会議にのぞんでいる神ならば、「人間もまだ捨てたもんじゃないわよ!」と、人類を擁護したくなるほど素晴らしいプロジェクトだ。

また、同種の「見せたがり」(失敬!)の協力によって成り立つプロジェクトは、オリンピック選手バージョンの写真集をもいくつか生み出しており(モデルは男女半々だけど)、言うまでもなくそれらは我が家の本棚にも並んでいる。

だが一方サッカー。サッカーではこの手のプロジェクトを耳にしたことがないせいだろうか。(知ってたら教えてください)
マッチョな男体を被写体としたアート作品にはちょいとうるさくて、「メールヌード界の小姑」を自認している私であるが、これまで蹴球方面はほぼノーチェック。

考えてみれば、試合終了後に汗だくのシャツを交換する際、ナチュラルな「脱ぎ」がもれなくついてくるサッカーには、もっと注意をはらってもいいはずなのに、液晶画面に広がる眼福なシーンにも鼻クソほじりながら冷静でいられるのは、あの、どんな美形の下半身もブサイクに見せる、中途半端なパンツ丈のせいなのかもしれない。

前置きが長くなった。
そんなこんなで、これまで何度か試合終了後の半裸シーンを目撃したはずなのに、サッカー男子へのコメントはかろうじて「カカってカッコいいよねv」って程度。ロナウドは完璧ノーチェックだった自分に、イバラのムチで百叩きの罰を与えたい。

私はこれを契機として、自分が「興味ねーや」と一度認定したスポーツのジャンルにも、定期的に目配りすることを誓い、心の「2010年版・好きな男ランキング」にロナウド、いや、ロナウド様の名前を書き入れたいと思う。それもかなり上位のほうに。


ちなみに、現時点でマイ「2010・好きな男ランキング」に名前が挙がっているのは、永遠のアドニス、クリス・エヴァンスと、映画「レギオン」で、黒い翼を羽ばたかせ、逆光で下界に下り立つ姿に思わずひれ伏したミカエル役、ポール・ベタニーをはじめとして、ポール・ウォーカー、サム・ワーシントン、ブラピ、ベッカム、トム・フォード……とこっ恥ずかしくなるほどのミーハーっぷり。

このランキングについては先日、満員の通勤電車に揺られつつ、現実逃避しようと心のノートを開いた瞬間、ふとデジャヴにおそわれた。
あれっ?このメンツ、どっかで見たことあるような……。

そこで帰宅後、思い当たる本を手当たりしだいに開いたところ、おおおお……!

某海外ゲイ雑誌の「2010年・セクシーな男特集号」の見開きイラストページ、リチャード・ジェイムス氏(※)描く"CELEBRITY SAUNA"(または「妄想サウナ」)にて、私の「好きな男ランキング」の大半のメンツが、セクスィーに汗を流しているでないか!(無論そこにはロナウド様のお姿も・・・・・・。)

なんつーかなあ、雨に濡れてぶるぶる震えている子犬のような褐色少年(ラルフ・マッチオ/アウトサイダー)とか、ちょっと乱暴だけど根は優しい男なのねvな宇宙の運び屋さん(ハリソン・フォード/スターウォーズ)と脳内で結婚までしていたオンナノコが、すくすく育って数十年後、ここまで立派にゲイ化するとは……。思えば遠くへ来たもんだ。

(まぁ昔も「ゲイムーブメントに参加したいからアメリカの大学に行く!」と、すでに尋常でないシンパシーは示してたんですけどね……。)

※RICHARD JAMES・・・・・・今いちばん気になるアーティスト。パキッと太く簡潔な主線と、いい感じにデフォルメをきかせた男性像は、手塚絵(主線パッキリ、色はっきり)を愛する私にとって超ツボの絵。
ざっとネットで検索してみたけど、主にどういうところで描いてるのかその他もろもろの、細かい情報はすぐには分からなかったのが残念・・・・・・。いずれにせよ今度DNA編集部気付けでファンレターを送ってみようと思ってる。

2010年10月23日(土)

「ロイ・リキテンシュタインのパクリ?」と言うなかれ。ドバイ空港であまったディルハムを使いきるべく、しょーことなしに買った「エミレーツ航空スッチー絵はがき」5ディルハム(今のレートだと約120円)也。

遊戯王ファンならば「えっ?マハードの衣装?」と嬉しがりそうなエミレーツのスッチーもといキャビンアテンダント(CA)の制服は、ほんとこのまま。

「女性は人前で髪の毛をあらわにしない」というイスラムのきまりごとに敬意を表し、こういう白い布っきれを、頬のあたりに言い訳っぽい感じで垂れ下げている。でもトータル的にはすっごくカッコ可愛いんですよお!

ちなみにCAでも年収1千万以上はもらえるという、世界屈指の太っぱら航空会社エミレーツ。日航の派遣CAが聞いたら舌かんで死にたくなるであろう好待遇だが、日本での採用までの道のりは、陸上自衛隊の第一空挺団に入隊するよりキツそうだ・・・・・・。

こんにちは、ミキです。今日、「信号機にカウントダウン機能がついている(みんな待てなくて赤で渡ろうとするから)」イラチ天国・大阪在住のバーのオーナーから、「筋金入りのイラチ」とのお墨付きを頂いた、本来はおっとり人種であるはずのK市人です。

加えてエジプト業界における不朽の名作・「古代エジプトうんちく図鑑」における、口からブクブク泡を吹きそうな勢いで走りまくるアワテ旅行記が忘れがたい、芝崎みゆき師匠からも、「いつも浮き足だってる人だけど、最近は特に浮き足立ってる」のご指摘を頂きました・・・・・・。

そう、私はいくつになろうと落ち着きを身につけようとしない女。もちろん信号は赤でもしっかり渡ります(駄目)。

※イラチ・・・・・・エスカレーターや動く歩道では小走りがデフォルトな人たち。
標準語では「せっかち」に相当するらしいが、微妙にニュアンスが違う気も。「短気な人」とも訳されるが、私にいわせると、「タイムイズマネー=時は金なり」という格言を尊重しすぎるというか、時間に対する損得勘定が異常なまでにシビアな人かな。

ちなみに私はマクドナルドで「3分お待ちいただきますが」と言われると別のメニューを頼むか店を出る。そして私の作るカップ麺は常に堅い。


・・・・・・と、桜が咲こうと紅葉が散ろうと、春夏秋冬イラチな管理人だが、芝崎氏の指摘どおり、最近いつもにまして浮き足立っているうような。

それはきっとFXからすっぱり足抜けしてやることなくなった人生を、代わりの何かで穴埋めなしなきゃならん!とあせっているから。

いや、今回ばかりはやめたんですよ、FX。だってイラチには向かないバクチだと痛感したから。

このウソつきめ!「やめる」という台詞、これまで何回聞いたことか!なんてブーイングが聞こえないでもないが、たぶん空耳だろう。
いや、お言葉のとおり、これまで止めると言いつつ一週間後には再開してたりと、デロデロのヘロイン中毒者ばりに意志薄弱なところを見せていたけど、今回は本気よ・・・・・・っていうかある日突然、飽きました。

一時はけっこうなプラスが出ていたけど、結局のところアップダウンを繰り返し、神経を摩耗させつつたくわえは減って、おとといの時点でついにトータル損益はマイナス圏へ(マイナス3万8千円)。

あらあらまあまあ!ありえないほどの労力を使った結果がこれなの?とげんなりしたとたんに、憑き物が落ちるようにFXへの興味を失ったのだ

これまでエイリアンに脳みそ乗っ取られてた?って感じの豹変レベルには、なんにでもすぐに白黒つけたがる、筋金入りのイラチながらちょっとびっくり。

でもまあFXのバクチ性の高さは、競馬もパチンコも足元におよばないテリブルなレベルなので、足抜けするにこしたこたあない。
だって、土日をのぞけば24時間、いつでも売買できるうえに、レバレッジ10倍ぽっちのヌルい勝負ですら、たったの一時間でさらっと百万のプラマイが出ちゃう世界は、いわば「おうちdeカジノ」。こんな生活、精神衛生上いいはずない。

今ではすでに、FXという単語ですらもが遠い世界の呪文のような。FX?なんだっけ?フェミニン(F)なクセルクセス(X)?それともファンタスティック(F)なX線?

もはやチャートのチラ見すらしない私は飽きっぽい女。まあ仕事上、ドル円だけは毎日触れなきゃならんのだが・・・・・・。

そういうわけでヒマをもてあましている管理人、情熱を注ぎ、時間を忘れさせてくれる対象を、いっしょうけんめい捜している。

ともあれ、ドバクチからの卒業旅行として、ドバイにでも行きたいものだ。
というのはドバイの通貨ディルハムは、1ドル=3.6725ディルハムの固定レートなので、ドル円においては円高の今、ドル圏であるハワイやグアムにちっとも興味がない私にとって、イスラム圏のドバイは円高メリットを満喫できる魅力的な旅先なんだよねー。

ドバイに行ったらバブルの象徴としてニュースになった、アホみたいにゴージャスな宮殿ホテル(ビーチはヤシの木のかたち)に泊まって、砂漠の鷹狩り体験では、「鷹が腕じゃなくて頭にとまって流血!」という体当たりギャグにトライしたいものだ。

ただ、ドバイツアーは一名参加だと20万ほど余分に取られるので、いっしょに行ってくれる、明るくて頭に包帯を巻くのがうまい女性、募集中。参加者にはエミレーツ航空の機内で、ミッドライフクライシスな中年のエンドレス愚痴もおまけについてきます。

2010年10月20日(水)

イヤーな夢にうなされて目がさめた・・・・・・。

私には三十の峠を越えて間もない頃に、ものすごく、もう、起きている間はずっとその人のことを考えるほど片想いした男性がいたんだけど、夢の中でパラパラと繰ったある雑誌のバックナンバーで(某業界では有名人なのだ)、その人が「結婚しました」という喜びを隠しきれない記事を見つけるのだ。

それだけなら「もういい年だもんね、やっと結婚できてよかったね」と祝福するところだが、お相手が私も知っている、当時イマイチ気にくわなかった人とくると、女心は複雑なもので素直には喜べない。

おまけに写真の彼は、胸にドカーンと彼女の名前が入ったこっ恥ずかしいトレーナーなんぞ着て、あふれ出る喜びを隠そうともしていない。私は「そこまでやるかぁ?見損なった!」と心でののしりつつ、やるせなさのあまり地面に首までめり込みそう。

今では彼とは、誕生日や新年にあいさつメールのやりとりをする程度の関係。もう5年ほどリアルでは会ってないけれど、最後に飲みに行った時にふとした会話から、ああ、その子(夢の中の結婚相手)のこと気に入ってるんだな、と思ってすごく寂しくなったもんだ・・・・・・。

もう済んだはずの話が、こんなネガティブな形で今頃よみがえるとは。あなどりがたし、ミッドライフクライシス。
古代エジプト時代なら孫の2,3人をひざに乗っけかねないこの年になって、はかなく過ぎた恋の夢とは、お前は「ハイスクールミュージカル」のティーンエイジャーか!って感じだよね。

そもそも元気いっぱいな頃は「世界一『へ』が臭い犬の夢」なーんて童心あふれる夢しかみなかったというのに、気力と体力の低下は夢までも、高慢・嫉妬・憤怒たっぷりなコンテンツに変貌せしめるものだろうか・・・・・・。

そんな感じであらゆる角度から中年を悩ませている、ミッドライフクライシス・・・・・・とアスファルト上であぶられる瀕死のサワガニばりに弱ったようなこと言ってるけど、先日週刊誌で目にした記事にはげまされて、ちょっと前よりは気力回復したかも。

その「お部屋拝見」みたいな記事では、フランスの名女優、おん年82才になるジャンヌ・モローさんが、インタビューに答えてこんなことをおっしゃっていた。

孤独もまたプレゼント。私はここで一人で住むことを選び取りました。
人生は「手入れすべき庭」のようなもの。これからも自分の庭を美しく手入れしていきたい。

そうだ、そう言われて振り返ってみると、私もこれまでは人生という庭を、勤め人として許される範囲内ではあるが、自分の好みに合わせて美しく手入れしてきた。だというのに最愛の母が病に倒れてからというもの、もうすべてがどうでもよくなって、草ボーボーのまま放りだしている。

これじゃいけない。ミッドライフクライシスなんてイメージにとらわれるなんて、時間がもったいない。
そりゃあ年を取るにつれて、楽しいことより苦しくて大変なことの方が増えてくるものだけど、さらに年を取ってから、自分の選択が「なんとなくこうなっていた」ではなく「主体的に選び取ったもの」と思えるように、今からでも遅くない、ちょっくら気合いを入れ直そう・・・・・・。

見事に復活したあかつきには、「世界で一番『へ』が臭い犬」の夢をまた見られるだろうか。そうしたらオゾン脱臭機とファブリーズと強化備長炭を準備のうえ、ギネスブック登録にこぎつけたいもんだ。

2010年10月19日(火)

先日、なんて映画だったかははっきり覚えていないんだけど(スタートレック6だったかな)、登場人物が武器庫?ロケット格納庫?のドアに向かってさわやかにシャウトするシーンを見て、ドアのみならず目の前もぱあっと開けたような、爽快な気分を味わった。

へええ、そうなんだ!「開けゴマ」って英語でも「オープン・セサミ」って言うんだ・・・・・・とダイレクトそのものな翻訳にびっくり。
「開けゴマ」なんて誰でも知ってる台詞なのに、40数年間生きてきて英語バージョンを初めて聞いた気がする。ささいな新知識ながらちょっぴり感動。

そんな感動を共有したくて、800円飲み放題の居酒屋で安ワインをあおりながら、友人にその話をすると、彼女も「へええ、それは知らなかった!」とびっくりしつつ、「『セサミ』って聞くとまずハーベストを思い出すわー」

そう言われればたしかにな!私も「セサミ」といえば、セサミンもセサミストリートもさし置いて、まず思い描くのは東ハトのスナック菓子。
言っちゃなんだが、ココナッツサブレとかブルボンのルマンド&ホワイトロリータと並ぶチープな菓子のくせして、意外とやるな?ハーベスト。

みなさんは「セサミ」と聞くと何を思い出されるだろうか?
そして関西圏以外でもハーベストは、セールのゴンドラに並んでいるイメージが強いB級スナックなのだろうか?

それとも、関東では「クスッ、そんなのもうとっくに終わってるよ?」と笑われそうな店が、こっちではまだまだ大行列をなす現役だったり、逆に関西ではとっくの昔に「リーマンやお年寄りがとりあえず無難だから、と手みやげに選ぶイマイチスイーツ」という不名誉な烙印を押されたパティスリーが、銀座出店で東京モンには大人気だったりするのと同様に、ハーベストもよその地域では、比較的おしゃれな(とまでいうと言いすぎ)イメージがあったしして・・・・・・と、新たな疑問がわいてきた。

加えて今後はさらに友人間や会社でも「セサミって聞くと何を思い出す?」と質問を投げかけたい。そして日本人の心に静かに、だがしっかりと根をおろしたハーベストのポジションを確認するのだ。

ちなみに「開けゴマ」と叫んで扉を開く、あの「アリババと40人の盗賊」の原典はアラビア語。
じゃあアラビア語ではどう言うの?褐色男子もゴマを開くのかな?と調べてみたら、やっぱり「イフタフ・ヤー・シムシム」(「開け、おい!ゴマ!」)。

イフタフ・ヤー・シムシム、"Open Sesame", "Sesame,ouvre-toi" ,"Sesam, oeffne dich"・・・・・・ かくて耳クソ並にどうでもいい知識が、限られた脳内海馬スペースから、より重要な知識を押し出してゆく。

2010年10月16日(土)

整骨院から家に戻り、トイレに入って出てきたら日付が変わっていた。おそろしや・・・・・・すでに「通院」の範疇じゃねえ!(涙)
だというのに私のあとにもまだ3,4人患者が待ってるなんてすごいっス!先生、一日15時間労働っスね!

まったくあれだけ働いたら年収はいかほどに・・・・・・いやいや、そんなイヤらしいことを考えちゃダメっ!先生は腰痛や頸痛に苦しむわれわれ子羊を助け・・・・・・(以下略)

なによりも朝から晩まで働きどおしでは、なんぼ稼ごうともそれを使うヒマがなかろう。
私があれほどの腕の持ち主ならば、適当に診察人数を制限して、あとはポルシェスパイダー(初音ミク仕様)で六甲山をドライブしたり、琵琶湖でのんびりヘラブナを釣ったりして半隠居するとこだけどなあ・・・・・・なーんてまたしても後ろ向きのことばっか言ってる私は、人のために何事かをなす、崇高な職業には向かないタイプ。

とにもかくにも「めんどくさい」という気持ちを、一本背負いで投げとばし、カートのひっぱりすぎin新宿によって生じた体のねじれを取ってもらってひとまずホッ。

神の指を持つ整体師の力を拝借してもなお、ちょっと油断するとすぐさまねじれてしまう私の体。
我がねじれ歴は、生まれて数ヶ月後に「あら見てっ!この子、首が曲がってるわーっ!」と祖母をびびらせ、おくるみにくるまれて整形外科に連れて行かれた地点からスタートしたもんで、昨日や今日ねじれはじめた若造どもとは、気合いの入り方がちがうのだ。

そもそも首すらまだすわっていない、トウフみたいにふわふわな赤ん坊に、大人にやるような頸部マッサージをほどこすってのは、マヤ文明における人体改造に近いものがあるだろ?と今ならシロウトですら思うところだが、40数年前の整形外科的処置を恨んでも無駄というもの。

ともかくそんなワイルドすぎる処置の甲斐あって、成長するにつれて首はますます曲がるようになり、中学に上がるくらいまでに撮影したどの集合写真を見ても、「わたし、カワイイでしょ」とでも言いたげに首をかしげて写っている。
そのせいで「カワイコぶってる」「大人に媚びてる」なんて言われて辛い思いを・・・・・・というダークな話はまた別の機会に譲るとして。

成人してからも外的要因──主に顔面の右半分に加えられた衝撃で、肉体は静かに、だが着実にゆがみを増したようだ。
顔の右ばかりに怪我をするのは、元々ゆがんでるところに突然のショックが加わると、とっさに身を守るために体をねじる方向が決まってるせいなんだろう。

たとえば、小石に乗り上げて前のめりにひっくり返った自転車からH2ロケットのように飛翔、右の顔からガードレールに激突→救急病院。
自転車運動中、猫を見つけた愛犬2頭に引きずられて、右の顔から砂利道にダイビング→救急病院。

またある時は、裸の大将みたいな住所不定無職のオッサンが運転する車にぶつけられ、右の耳がブラブラになるほど顔を殴打→救急車搬送。
なお、オッサンは賠償こわさのあまり、付き添った病院からトンズラ、そのまま行方不明・・・・・・などなど、思いおこせば整骨院レベルで済んでることを、神に感謝しなきゃならないねじりん棒人生だ。

そんなこんなでトルネードする自分の体と長いこと付き合ってるうちに、「やばっ!あと一押しでバキッといきそう!」と己の限界レベルが何となく分かってきた。
だからたとえ夜の9時半からであれ、異常を感じたらすぐに医者に行っとかなきゃならんのだ。でないと無駄に有給を消費して、あとから泣くのは自分なのだから。

みなさんも・・・・・・グキッ!バキッ!──あちゃー、やばいかなあ?と本能で感じたら、事態を甘く見ずに早めに整骨院に行くにこしたことありませんぜ。でないと年取ってから後悔することになりかねない。自然から離れて生きるホモ・サピエンスでも、素直な体の声というのは、意外とあたってるものだ。

ただ、さして豊富とは言えない私の経験からしてすら、整骨院の中にはますます肉体をブチ壊しかねないヤブ医者も散見されるので、「やばいXデー」にそなえて、日頃から口コミでいい医者をあたっておくことを、老婆心ながらおすすめする。

2010年10月15日(金)

あと一時間したら出かけなきゃならない。いつものバーに飲みにいくの?ーNein, じゃあデート?ーNein.

たのしい花金(死語?)だというのに悲しいかな、目的地は入居ビルの一階までお灸の香りただよう整骨院。
いや、先日深夜バスに乗り遅れた際に、「エクスペンダブルズ」ばりに実年齢シカトでハッスルした影響がじわじわきてるんだろう。体のあちこちが痛くてさー、このまま放置したら前みたいに歩行不能になりそうでびびってるのだ。
いやはや、若い頃には翌日にきた筋肉痛も、この年になると2週間もタイムラグがあるとは情けない・・・・・・。

それにしても夜の9時半からの診察ってどうよ?
行きつけの整骨院は、外科手術を勧められている患者も指一本で治してしまう腕のよさゆえに、うんざりするほど予約が取りにくいから仕方ないんだけど・・・・・・。
まったくあの先生、いったい年収いくらなんだろう?一人5千円で一時間に5、6人はみるとして・・・・・・なーんて下世話なことまで考えたりして。

いったん家に帰ってごはんを食べた後、夜の9時くんだりからアップダウンの激しい道を、片道40分もチャリをこいで3駅先の病院に行くのは辛い。その間に、肉体はさらに疲労しそうだ。
さっきから「ちょっと体調が悪くなったので」とキャンセルしたいという激しい欲望に襲われているのだが、それは私がナマケモノなせいばかりじゃないと思うぜ。

・・・・・・おっと、そうこうするうちに出かける時間。テキストだけでは寂しいので、唐突ながらドバイ国際空港の写真でも貼っていくでちゅー。

ドバイ国際空港は、さまざまな路線が乗り入れる中東のハブ空港。疲れ果てたトランジットの乗客のために、ゆったりと体を伸ばして仮眠できるベンチも準備万端。

だが、台風の翌日に砂浜に打ち上げられるワカメよりも大量のトランジット客、そのすべてに供給できるだけのベンチを設置するのは、金満国家ドバイといえども、どだい無理な話。限られた空席をめぐって、日々弱肉強食の生存競争がくりひろげられている。

椅子取り合戦に敗北した者のなれのはて。通路に打ち上げられたトド・・・?カバ・・・?あ、ヒューマン?

体重170キロはありそうな巨漢が、無造作に地べたに転がった威圧感たるや、なかなかのもの。思わずフォークリフトで移動させたくなった。

2010年10月14日(木)

2009ねん12がつ
めがでたよ。

2010ねん10がつ
はながさいたよ。

人間さまの都合によって「雑草」認定され根っこからターミネートされた近所のオシロイバナ。

その株が根絶やしにされる直前に種を救出してまき、「めがでたー!」と幼稚園の年少組さんのように喜んでいたのを覚えていらっしゃるだろうか。

あれから10ヶ月、すくすく育った雑草は、先日ついに花をつけた。

それにしても、いいかげん植えかえてやれよって状態だよな・・・・・・。

残業中に疲れた心をいやさんとアクセスしたユーチューブの「かわいすぎる映像」。
「二匹の子ウサギがお話しているみたいです。かわいいですねv」みたいなコメントがついており、期待満点でクリックしたところ、画面に映し出されたのは、紙コップに入ったブラウンのかたまりx2。ぽわぽわでふわふわ、おめめはブドウの実みたいにまんまるでまっくろ。かわゆぃ〜ん!ナデナデしたいぃ〜ん!v

・・・・・・と身をよじったのはいいが、それから60秒間ものあいだ、2匹のウサ公が延々と鼻をひくひくさせるだけの映像をポカンと眺める羽目になるとは。おおお、ユーチューブ・・・・・・。

さて、あいもかわらずミッドライフクライシスに苦しむ私に、友人から「ミキさん大丈夫ですかー?エンタープライズ号の歴代艦長たちでさえ一時期ハマったあれですかー?」とのメールが。

いやー、イケイケで宇宙を駆け回ったあのカーク船長ですら「幾多の文明に出会った。心躍るような冒険も果たした。だが……その後に残ったものはなんだ? からっぽの家だけさ」なーんて苦悩のうめきをもらしていたとは知らなんだ。
「その後に残ったものはなんだ? からっぽの家だけさ」なんて、今の私の心境そのものじゃないの・・・・・・。私はマッコイ派だが、ジェイムス・T・カーク君、アンタのことけっこう好きになったよ。

SF世界のヒーローたちですら中年期に抱える悩みなら、一介のOLがクライシスにおちいっても仕方ない、いやむしろ当然だね・・・・・・と、神経内科医のカウンセリングより納得。
そうね、仕事はいつでもやめられるから、もうちょっと考えることにしよう。ありがとうSちゃん、スタトレ7は見てないから、早速借りてきて見ます。人生の黄昏期を前にしてブルーになった中年のオッサンに、共感を覚えるのが楽しみです。

あ、そうこうするうちにもう出社時間?オシロイバナに水をやってとっととお仕事いきます

2010年10月10日(日)

みなさんにはないだろうか?料理をあたためようとラップを皿にかぶせる時、ギリギリの消費量でおさえようとケチった結果、目測をあやまりラップが皿の面積より小さくて、もう一枚切らなきゃならない羽目になることが。

私にはある。
さっき「鶏炭火焼き」(賞味期限8月14日。ヤバい?)をあたためようとしたら、
ガッデム!ケチりすぎてラップ、ぜんぜん皿をカバーせんかった・・・・・・この敗北感、夜行バスに8分遅れで乗りそびれた時の気分だ。

さてさて、以前は「面白いとは思うけど、恋愛だの結婚だの、家族のつながりがどうこうって部分がベタベタしてなんかヤだ」と敬遠していた漫画「おいピータン!」を全巻読破した。

実家の本棚には、ヘボピーの自衛隊&旧日本陸軍の本がずらり。どれをとってもちっちゃなフォントで漢字びっしりで、気楽に読むにはちとヘヴィ。
そこで、あんま好かんがこれでも読むか、と部屋の隅に積み重ねられた「おいピータン!」を一冊手に取ったところ、あれれ?意外といける?

それからは昼寝もわすれて一気読み。読了後は誰か好きな人と、すんごく美味しいものを食べに行きたくなった。(おいピータン!は「食」を通して人々のくらしを描いてます)

うーむ、以前は苦手だった作品にキュンとしてしまう、弱気にバイアスがかかった我ながら気色悪い心境の変化も、ミッドライフクライシスのなせるわざなのだろうか?

だとすれば、ミッドライフクライシスは人を寂しんぼちゃんにさせて、バー・レストランやホテルでの消費をうながすお財布の敵だね。それにしてもこの空虚な心、なんとしようか。

・・・・・・とへこんでいる私のもとに、四柱推命に通じているゲイの作家M君からのメールが届けられた。
「霊合星人のミキさんは、今月は「乱気」だからいろいろあるでしょうけど、来月はきっといいことあるわよ、うふふふ・・・・・・」

ホンマやな?ホンマやなぁM君!!(涙)もしなーんもええことなかったら、ラウンドヒゲxスキンヘッド軍人で、腐女子が「こんなえげつないのイヤー!」と泣くようなやつ、一本書いてもらうでぇ!?・・・・・・とやおらナニワ金融道へと脱輪しつつも、ちょっぴり気分は上昇。いいことありそな予感がしてきた。

加えて私のお友だちの中では一番若くて、まだ夢あふれる10代半ばのYちゃん、ご自分のブログの「サイト管理人バトン」に、「頼りになる=ミキさん」「カッコいい=ミキさん」、と回答してくれていたのね・・・・・・。

ああ、こんないい年になって、うるさいオバちゃんなんぞ敬遠しがちの年齢の若人に、そう言ってもらえるとはなんと有り難いことか!
こいつはグジグジくさっとらんと、カッコよくて頼りがいがあるように心がけよう。まずは団地の子供たちを守るため、マトリックススタイルでセアカゴケグモの駆除ボランティアでも・・・・・・。

いや、真面目な話、自分は人をほめたり励ましたりする言葉って、白々しくなりそうでつい出し惜しみしがちだったけど、かけられる側になってみると、落ち込みがちな時には酒やユンケルより効くものだと痛感した。

うん、私もこれからもっと照れずに、ストレートにほめることにしよう。
そんなわけで突然不気味なこと言われても「ギャハハー!ミキもヤキが回ったぁ〜!」なーんて爆笑せずに、とりあえず「そ、そうかなぁ。ポッ(*^^*ゞ」と素直に受け取ってくだされ。そう、そこの「指が綺麗v」な人も「ポール・デルヴォーの絵画的v」な人もな!

2010年10月9日(土)

窓の外は雨、はげしい雨。ベランダに叩きつけられる雨粒の音が、100人の坊主がいっせいに節分の豆まきをしているのかと思うくらいうるさい。よりによってこんな日に関西レインボーパレードだとは。

昨夜いつものレディースバーで隣に座っていた三人組は、今日のパレードに参加するためはるばる東京から来たらしいけど、この雨量で雨天決行とは、まあなんとお気の毒に・・・・・・みんな風邪ひくなよ!

なーんて快適な室内でドライに気の毒がりつつ、鍛えあげた大胸筋に白いTシャツをべったりと貼り付かせ、したたり落ちる雨をこぶしでぬぐいながら、黙々と歩くマッチョの群れをふと思い描いたら・・・・・・。
うおぉぉ──っ!傘をひっつかみすぐさま電車に飛び乗って、まっしぐらに御堂筋に駆けつけたい衝動にかられた私は、恥ずかしながらウエット&メッシー。いい男はみんなスプリンクラーで水かけちゃるでぇー。うへへー。

さて、ウエットなこだわりはわきにおいといて、近頃私は猛烈にシリアスに、銀河の危機レベルで悩んでいる。
もうイヤッ!こんな生活っ!(by沖田そうじ@マカロニほうれん荘)

仕事も家族もうっちゃって、マンションは売っぱらい、バックパックひとつしょって2,3年ほど海外を回り、帰国後はマンション売却のゼニを元手に「喫茶ツタンカーメン」を経営、ギリギリ食べられるだけの収入で半隠居してえ!

ひょっとするとこれが映画「マイレージ・マイライフ」でジョージ・クルーニーがはまっていた「ミッドライフクライシス」ってやつなんだろうか?
そこで、「ミッドライフクライシス」でググってみたところ・・・・・・。

「中年になり精神的にも肉体的にも衰えを感じた時に起きる不安定な状態の事です」

「折り返しを過ぎて、先の人生が見えてしまうと、『俺の人生とはこんなものなのだろうか?』と問いかけたくなるのです」

「自分の人生がなぜだかつまらないものに思えてきて、『このままでいいのか?』と焦ったり、毎日憂鬱になったりします。人によってはそれまでの仕事や地位をかなぐり捨てて、まったく違う人生や世界に飛び込む場合もあるようです」

・・・・・・とおもわず「よけいなお世話じゃ!」と逆ギレしたくなる、そのものズバリのご回答。管理人、疑問の余地なくミッドライフクライシス認定。

私の収入はサラリーマンの平均年収(平成20年度国税庁調査)にも届かないし、勤め先は零細企業につき、いつぶっ潰れるか分からない不安はあるものの、少なくとも今のところは、毎日食べることには不安のない程度にかせがせてくれる。

ヨボヨボの両親とこころの病に苦しむ末妹については悩みは尽きないけど、少なくとも母はラッキーにも特別養護老人ホームに入れて、プロの方々が優しくめんどうを見てくれている。
世の中には家族の自宅介護で地獄を見ている人が数え切れないほどいることを思えば、まだ恵まれている方だろう。

マンションのローンは完済して、管理費と固定資産税さえ払えば住むところには困らないし、仕事は気楽で職場の人間関係は良好。通勤地獄とも無縁の生活。

子宮筋腫による大出血が引き起こす鉄欠乏性貧血症と、交通事故によるムチウチの後遺症のせいで、ミキ毎日元気いっぱいです、健康に感謝っ!とさわやかなスマイルを浮かべるのは無理ながらも、ベッドに縛り付けられて死に至る病に苦しんでいるわけでもない。

そう考えると、独身女性としてはかなり恵まれた生活だとは分かっちゃいる。クライシスだなんてぬかそうものなら、「なめとんかこのクソアマ!」とひんしゅくを買うだけなんだろうけど・・・・・・。

私は事務屋。クリエイティブ系の仕事に従事する友人たちの多くとは違って、形あるものを残せる職種ではない。毎日毎日デスクにうず高く積み上げられた書類と、エンドレスで格闘するばかり。
やり甲斐という意味では、ぶっちゃけ大昔に勤めた書店やバーの仕事にすらはるかに及ばない。この「毎日同じくりかえし」という点が、モヤモヤの主な原因なのだろう。

そして気楽なのはいいが、切れ目がない上にいつ忙しくなるか読みにくいせいで、3日以上の休みは取れないし、年間休日も少ないから、行きたい国にはまず行けない。

このままいくと、あと20年ほどルーチンワークを繰り返して、やっと退職して時間ができたと思ったら、今度は体がついてこなくなっているだろう。
そう考えると、かろうじて肉体的、精神的に無理がきくうちに、思うがままに海外に行って見たいものを見といた方が、死ぬときに後悔が少なめな気がしてたまらない。

子供も旦那もローンもない私を縛っているものは、考えてみればせいぜい老いた父くらい。
そんな「自分さえリスクを取る=安定した収入を捨てる覚悟ができれば、いつだって日常を変えられる」という自由度の高さゆえに、かえってズルズルここまで来てしまった私は、年を取るにつれて冒険が怖くなり、ますます所有するものに縛り付けられるのだろう。

それに、仕事を辞めてしばらく海外に行って、それからどうするの?と考えちゃうのだ。そう、生きていくにはお金が必要だよね。

たとえ「喫茶ツタンカーメン」経営が無理でも、べつにオフィス勤めでなくていい。コンビニのレジとかでいいんだけれど。
ただ、そんな低収入で長すぎる平均的余命を乗り切れるの?そもそも何年か先にはコンビニバイトですら、日本人の中高年には門戸を閉ざしてるんじゃないのぉ?なんてあれこれ考えると、おそろしくて一歩を踏み出せない。

その一方で、1999年7の月、天より降り来る恐怖の大王に世界が滅ぼされる、と心のどこかで信じていたノストラダムス・ジェネレーションの常として私も、ややもすればと世界経済は無茶苦茶になった上に水も食物も枯渇しかねない、とネガティブな未来予想をしがちである。

そう考えると日本がハイパーインフレに陥る前に、できる時にやりたいことやっといた方がいいのかな、なんてぐるぐる、ぐるぐる・・・・・・。

そんなミッドライフクライシスまっただ中で、同年輩の独身女性に「クライシスどうよ?」と尋ねたところ、彼女、とたんに顔をくもらせて、「ドルも円も紙切れになったら、いつでも日本を逃げ出せるように純金をコツコツ買いためているのよ」と、私のクライシスをデフコン4とするならば、キューバ危機(デフコン2)ばりの答えがかえってきた・・・・・・。
いやー、方向性は違えども、中高年の悩みは尽きないようですなあ!

そんな苦しむジジババを反面教師として、年若い皆さんはくよくよ悩んどらんと、体が元気でしがらみが少なくて、日本が平和な今のうちにやりたいことやっときましょうね。
若い頃に失うものは、年食ってから失うものに比べると、はるかに少なくて済むんだから・・・・・・って、クドいようだけどママ、心から忠告しとくわ。

デフコン(DEFCON)=Defense Readiness Condition。戦争への準備態勢を5段階に分けたアメリカ国防総省の規定。DEFCON5(平時の防衛準備状態)→1(最高度の状態)に向かってヤバい状況を意味するとのことです。

2010年10月4日(月)

友人の誕生日祝いと川崎工場地帯バスツアーをかねて東京さ行ってました。

羽田空港を起点として、南千住の素泊まり旅館、銀座のアバクロ、地獄の鬼より愛想の悪いオバちゃんがいる川崎のおでん屋に、余剰ガスがプロメテウスの火のごとくボーボー燃える石油精製工場、パラダイス気分を味わえるフレンチの名店などなど・・・・・・。
仕事をほっぽって来てくれた友人たちを振り回しつつ、久しくとどまることなく動き回った東京トリップのフィニッシュは、帰りの夜行バスに乗り遅れでキ・マ・リっ!

いやはや、銀座のレストランがあまりに楽園すぎたせいで、つい調子に乗ったのがいかんかった。
シャンパン〜ワイン〜シェリー〜モヒートと飲みすぎて、ハッと気付けば10時すぎ。でも一時間あれば銀座から新宿になんぞ、余裕でいけると思ってたんだけどね・・・・・・関西人の読みは甘かった。

東京メトロの新宿駅から、両手に馬鹿でかい荷物をさげて、般若の形相で走って走って走りまくったものの、新宿駅で逆流してくる人の波、いやむしろTSUNAMIのせいで思うように前に進めず、バス乗り場に着いたのは発車時刻から8分後て・・・・・・。

思わずへなへな〜とその場にへたり込みそうになったものの、新宿の漫画喫茶に泊まることを想像するだけで魂抜けそうになったので、わずかに残った気力をふりしぼり最終列車に飛び乗って、布団で眠れる南千住の宿にギリギリセーフでチェックイン。

満員の地下鉄の中では、酔いと、お調子者すぎる自分への怒りと、バス代を無駄にしたという後悔にさいなまされた上に、肉体的疲労も限界に達し、悪夢の中で溺死寸前だったぜ・・・・・・。

そういうわけでさしものタフガイ(女だが)も疲れ・最骨頂。これ以上パソコンの前に座っていると、尻子玉がずるっと抜け落ちそうなので、工場の写真とかいろいろは、もうちょっと体力回復してから上げたいと思います。

あ、私信だけどカゲ師匠、セグウェイ情報ありがとう!あとから紹介させて頂きますね。
いやー、ちょうど東京で「ビートグルーパーズにウォートランがあった頃には、カゲさんやオメガ君が調整してくれてたから照準バリバリだったんじゃよ」って昔語りしてたばかりなんですよ。デビルイヤー?(笑)

フレンチレストラン、アピシウスにて。頼んでもないのにちゃんと「ハッピーバースデー」と書いてくれる程度なら、この店としてはたぶん新兵レベルの心遣い。

はじめて行った一介のOLでもくつろぎを感じられる繊細なサービス、ミロ、シャガール、ビュッフェ、ユトリロ他のオリジナルが飾られた渋い店内など、想像をはるかに超えるいい店でびっくり。感動を覚えるほどだった。

人様のブログで「愛してるよ、アピv」なんて読んで「へっ、たかがスカしたレストランだろ?」なんて鼻を鳴らしていた私も、一度行っただけでアピシウスのとりこvvそのスカした店に、次はいつ行こうかなー、なんてもう考えてる。